JP2016142389A - 循環こま及びこれを備えたボールねじ - Google Patents

循環こま及びこれを備えたボールねじ Download PDF

Info

Publication number
JP2016142389A
JP2016142389A JP2015020483A JP2015020483A JP2016142389A JP 2016142389 A JP2016142389 A JP 2016142389A JP 2015020483 A JP2015020483 A JP 2015020483A JP 2015020483 A JP2015020483 A JP 2015020483A JP 2016142389 A JP2016142389 A JP 2016142389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
circulation
ball screw
spiral
return path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015020483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6459574B2 (ja
Inventor
一成 宮崎
Kazunari Miyazaki
一成 宮崎
大輔 黒岩
Daisuke Kuroiwa
大輔 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2015020483A priority Critical patent/JP6459574B2/ja
Priority to CN201680005670.XA priority patent/CN107208762B/zh
Priority to EP16746286.0A priority patent/EP3255306B1/en
Priority to PCT/JP2016/000380 priority patent/WO2016125453A1/ja
Priority to TW105103157A priority patent/TWI620884B/zh
Publication of JP2016142389A publication Critical patent/JP2016142389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459574B2 publication Critical patent/JP6459574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】作業性が向上し、作動不良や異常発熱を抑制しうる循環こま及びこれを備えたボールねじを提供する。
【解決手段】ボールねじ1のナット20に装着される循環こま100は、戻し経路111を構成する循環こま本体110と、循環こま本体110の両側面からそれぞれ突出して設けられてナット20に係止する係合部120とを有して構成されている。ナット20は、循環こま100を装着する循環こま挿入穴23と、係合部120を露出する貫通孔24とが形成され、係合部120に接触して循環こま100を固定する固定部材200が貫通孔24に設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボールねじ用循環こま及びこれを備えたボールねじに関する。
従来より、ねじ軸とナットと転動体(例えばボール)とを有し、上記ねじ軸と上記ナットとの間に介在された複数の転動体を循環する循環こまを備えた内部循環方式のボールねじが知られている。
特許文献1に記載された技術は、この種のボールねじの例であり、循環こまの戻し経路をトンネル状とし、ねじ軸のランド部に転動体を接触させない形状を採用している。このような構造を有する循環こまによれば、ねじ軸のランド部上を隣の螺旋溝へ横断するように転動体を循環させる従来の内部循環構造に対して、循環こまを備えたボールねじとしての作動性を改善することができるとしている。
また、特許文献1に記載された技術は、循環こまの壁面から延びた円筒断面要素によってナットに当該循環こまを固定する機能を有している。このような構成をなすことによって、ナットの外径方向、軸方向、及び回転方向の拘束をして循環こまが固定されるとしている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、ボール循環経路をトンネル状とした場合、循環こまの両壁からボール溝に倣って延びた腕をナット内側からボール溝に沿わせただけでは、ボール循環時にボールから重力方向の分力が循環こまへ伝わり、ねじ軸に押付けられる可能性が高まるため、作動不良や異常発熱の可能性があった。
そこで、このような問題を解決しうる技術として、ボール転動路と共にボールの循環軌道を形成するこま部材が、内部にトンネル状の循環路が湾曲形成された金属製のパイプと、このパイプの外側を被覆してナットに設けられた取付孔に嵌合する樹脂製の被覆部とで構成されたボールねじが特許文献2に開示されている。
特公昭57−33464号公報 特開2003−329097号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術によっても、パイプを被覆する樹脂製の被覆部をナットの取付孔に嵌合して該パイプをナットに固定するため、部品点数が多くなることによる作業性低下、作動不良や異常発熱の抑制には改善の余地があった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的は、作業性が向上し、作動不良や異常発熱を抑制しうる循環こま及びこれを備えたボールねじを提供することにある。
上記目的を達成するための循環こまのある態様は、外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体とを備えたボールねじに用いられ、上記ナットに装着され、上記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を備え、
上記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、上記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなる循環こま本体と、上記分割体の両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
上記ナットに形成された上記係合部を露出する貫通孔に設けられた固定部材が嵌合又は螺合する固定孔が上記係合部に設けられている。
ここで、上記循環こまにおいては、上記循環こま本体が、上記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、上記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなり、上記係合部が、上記分割体の両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられてもよい。
また、上記目的を達成するためのボールねじのある態様は、外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、上記ナットに装着されて上記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
上記循環こまは、上記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
上記ナットは、上記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、上記係合部を露出する貫通孔とが形成され、上記係合部に付勢することによって上記循環こまを固定する固定部材が上記貫通孔に設けられている。
また、上記目的を達成するためのボールねじの他の態様は、外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、上記ナットに装着されて上記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
上記循環こまは、上記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
上記ナットは、上記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、上記係合部を露出する貫通孔とが形成され、
上記貫通孔に設けられた固定部材が上記係合部に嵌め込まれるか又はねじ込まれる。
また、上記目的を達成するためのボールねじの他の態様は、外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、上記ナットに装着されて上記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
上記循環こまは、上記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
上記ナットは、上記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、上記係合部を露出する貫通孔とが形成され、
上記貫通孔に設けられた固定部材が嵌合又は螺合する固定孔が上記係合部に設けられている。
ここで、上記ボールねじにおいては、上記固定部材が、上記固定孔に係止される係止部を有してもよい。
また、上記ボールねじにおいては、上記循環こま本体が、上記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、上記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなり、上記係合部が、上記分割体の両側面からそれぞれ上記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して上記循環こま本体の移動を制限するように設けられてもよい。
本発明によれば、作業性が向上し、作動不良や異常発熱を抑制しうる循環こま及びこれを備えたボールねじを提供することができる。
ボールねじの一実施形態における構成を示す斜視図である。 ボールねじの一実施形態におけるナットの断面図である。 循環こまの一実施形態における構成を示す図であり、(a)は循環こまを構成する分割体の構成を示す斜視図、(b)は分割体の構成を示す平面図である。 循環こまの一実施形態においてナットへ装着する態様を示す図であり、(a)は側面図、(b)は軸方向からの正面図である。 (a)〜(c)は、循環こまの他の実施形態におけるナットへ装着する態様を示す軸方向からの正面図である。
以下、循環こま及びこれを備えたボールねじの一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の内部循環方式のボールねじの構成を示す斜視図であり、同図では、ナット20をその軸線を含む面で切断した状態で示している。また、図2は、本実施形態のボールねじにおけるナットの断面図である。なお、図2では、ナットの断面図において、循環こまの設置位置も併せて示している。また、図3は、本実施形態の循環こまの構成を示す図であり、(a)は循環こまを構成する分割体の構成を示す斜視図、(b)は分割体の構成を示す平面図である。なお、図3(a)は2つの分割体のうちの1つ(第1分割体)のみ示している。また、図4は、循環こまの一実施形態においてナットへ装着する態様を示す図であり、(a)は側面図、(b)は軸方向からの正面図である。なお、図4(a)では、説明の理解のためにナットの断面図も付記している。
(ボールねじ)
図1に示すように、ボールねじ1は、ねじ軸10と、ナット20と、転動体(例えばボール)30とを備えて構成されている。
ねじ軸10は、その外周面10aに、所定のリードを有する螺旋状の螺旋溝11が形成されている。ナット20は、略円筒状をなし、その内径はねじ軸10の外径よりも大きく形成されており、ねじ軸10に所定の隙間をもって外嵌している。
ナット20は、その一端部に案内対象と結合するためのフランジ22を有する。ナット20の内周面20aには、ねじ軸10のリードと等しいリードを有する螺旋状の螺旋溝21が形成されている。そして、ねじ軸10とナット20との対向する螺旋溝11と螺旋溝21とによって断面略円状の軌道が形成されている。そして、この軌道内に複数の転動体30が充填配置されている。
また、図2に示すように、ナット20には、循環こま100を取り付けるための循環こま挿入穴23が形成されている。この循環こま挿入穴23は、ナット20の外周から内周に向かって貫通した長孔からなっている。この長孔は、例えばエンドミルで加工され、エンドミルをナット20の中心線に直交する線に対して所定の角度だけ傾けて形成される。この所定の角度は、螺旋溝11を転がる転動体30が循環こま100に形成された筒状をなす戻し経路(ボール戻し経路ともいう)111によって、急激に方向転換をしない角度に設定されている。なお、循環こま挿入穴23は、ナット20の周方向に均等間隔を空けて、循環こま100の個数に合わせて複数個(例えば3個等)加工される。
<貫通孔>
さらに、図4に示すように、ナット20の循環こま挿入穴23の周囲には、循環こま挿入穴23に循環こま100を装着した際に後述する係合部120を露出する貫通孔24が複数形成されている。この貫通孔24は、循環こま挿入穴23に対して対角をなすように2つ以上設けられる。これらの貫通孔24には、循環こま挿入穴23に装着された循環こま100の係合部120に付勢し、結果として循環こま100を固定する固定部材200が設けられる。なお、固定部材200は、循環こま100を固定すべく貫通孔24に設けられれば、その設置態様は限定されない。
(循環こま)
次に、上述の循環こま100についてより詳しく説明する。
循環こま100は、例えば、焼結合金等から成形される。図2に示すように、循環こま100は、戻し経路111が形成された循環こま本体110と、循環こま本体110の長手方向の両側面から互いに相対する向きに突出して設けられた2つの係合部120,120とを有する。
なお、循環こま100は、ボールねじ1に充填配置されるボール列の一巻きに対して一つ設けられる。すなわち、転動体30の巻き数はボールねじ1に加わる荷重等から決定されるので、循環こま100の個数はボールねじ1に加わる荷重等に応じて適宜(例えば3個等)決定される。
<循環こま本体>
図2に示すように、循環こま本体110は、ナット20の各循環こま挿入穴23に装着される。すなわち、循環こま本体110の外形形状は、上述したナット20の循環こま挿入穴23に整合して形成されている。循環こま本体110は、ナット20の内周面20aから装着した際に、外周面側に抜け落ちてしまわないように循環こま本体110の周囲に段部(図示せず)が設けられている。
循環こま本体110の内部には、上記軌道の一端と一巻き手前の軌道の他端とを連結する筒状の戻し経路111が形成されている。この戻し経路111は、循環こま本体110の長手方向に略S字形状をなして延び、ナット20の内周側に向けて開口して形成されている。この略S字形状は、転動体30を戻すための機能から決定される形状である。つまり、戻し経路111は、上記軌道を転動する転動体30を、1巻き分手前の軌道に戻すように転動体30の進路を変え、且つ、軌道に整合することが必要である。そのため、その平面形状をカム曲線としたときに、その揚程に対して加速度の急激な変動を抑えるように、例えば、変形正弦曲線に相当するカム曲線を組み合わせた結果として、略S字形状に形成されている。
また、循環こま100の戻し経路111の少なくとも一方の開口部近傍には、転動体30を戻し経路111内に案内するためのタング部(図示せず)が設けられている。
この戻し経路111は、循環こま100の長手方向の両端に設けられたタング部から循環こま本体110の長手方向の中央部に向かって、循環こま本体110の短手方向の断面が、転動体30の外径と整合した内径を備えた連続したU字形状をなし、これが前述の略S字形状と一体をなして円筒(トンネル)形状を形成している。
<係合部>
係合部120は、循環こま100をナット20の循環こま挿入穴23に装着した際、それぞれの係合部120,120が螺旋溝11に沿うように突出して設けられる。
さらに、図4(a),(b)に示すように、ナット20の複数の貫通孔24にそれぞれ設けられた固定部材200によって係合部120が付勢されるので、係合部120は、固定部材200と螺旋溝11,11とによって挟まれて固定される。なお、固定部材200による循環こま100の固定(係合部120への付勢)は、ねじ軸10の回転を妨げない程度の付勢力で固定される。
係合部120,120が、隣接する螺旋溝11,11にそれぞれ反対の向きに延びて係合し、かつ固定部材200によっても付勢されているので、循環こま10が適正に固定されるという効果を奏する。
このように、循環こま100に戻し経路111(及びタング部)が設けられることにより、循環こま100に向かって軌道内を転動してくる転動体30をねじ軸10の径方向に効率よく掬い上げ、そのねじ山を乗り越えさせ、一巻き手前(一リード手前)の軌道に戻すことで転動体30を循環することが可能になっている。そして、この戻し経路111及び軌道によって形成される通路によってねじ軸10の外側に略円環状の無限循環路が形成される。これにより、ナット20に対するねじ軸10の相対的な回転に伴って、転動体30が螺旋溝11と螺旋溝21との間を転がり運動することによって、ナット20がねじ軸10に対してねじ軸10の軸方向に直線運動することを可能にしている。
[分割体]
ここで、循環こま本体110は、図3(a),(b)に示すように、当該循環こま100に形成された戻し経路111に直交するように接合面101A,101Bが形成された2つの分割体110A,110Bからなる態様としてもよい。具体的には、上述の2つの係合部120,120は、分割体110A,110Bの両側面から互いに相対する向きに突出して設けられた2つの係合部120A,120Bとして設けられてよい。
そして、上述した戻し経路111は、それぞれの分割体111A,111Bの接合面側に形成されたそれぞれの戻し溝(一方の戻し溝111Aのみ,図4(a)参照)が分割体111A,111Bの重ね合わせによって形成される。
(他の実施形態)
図5(a)〜(c)は、循環こまの他の実施形態におけるナットへ装着する態様を示す軸方向からの正面図である。なお、図5(b),(c)では、ナット及びねじ軸の螺旋溝を省略している。
循環こま100及びこれを備えたボールねじの他の実施形態として、図5(a),(b)に示すように、循環こま100の係合部120,120のそれぞれに、貫通孔24に設けられた固定部材202(200)が嵌め込まれたり、ねじ込まれたりして循環こま100がナット20に固定されてもよい。例えば、固定部材202として釘状をなすものを採用する場合には、軟材からなる係合部120,120に、係合部120よりも硬度が高い硬材からなる固定部材202を嵌め込んで循環こま100をナット20に固定する。一方、固定部材202として雄ねじ(木ねじ)を採用する場合には、軟材からなる係合部120,120に、係合部120よりも硬度が高い硬材からなる固定部材202をねじ込んで循環こま100をナット20に固定する。
このような構成とすることにより、循環こま100のナット20への固定作業を簡易かつ確実に行うことができる。
また、循環こま100及びこれを備えたボールねじの他の実施形態として、図5(c)に示すように、循環こま100の係合部120,120のそれぞれに、貫通孔24に設けられた固定部材201が嵌合する固定孔121,121が設けられ、固定部材203(200)が、固定孔121に係止される「抜け防止」の係止部203aを有してもよい。この固定部材203は例えばピンであり、係止部203aはいわゆる「かえし」である。ピンの頭部は一体型でもよいし、別体としてピンの頭部に三角ねじなどの締結構造を設けて合体してもよい。
このような構成とすることによっても、循環こま100のナット20への簡易かつ確実な固定が可能となる。
以上説明したように、本実施形態の循環こま及びこれを備えたボールねじによれば、循環こまの係合部に固定部材を接触させて循環こまをナットに固定するための貫通孔をナットに設けたので、部品点数が少なく、作動不良や異常発熱を抑制しうる循環こま及びこれを備えたボールねじを提供することができる。
なお、本発明に係る循環こま及びボールねじは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
1 ボールねじ
10 ねじ軸
11 螺旋溝
20 ナット
21 螺旋溝
23 循環こま挿入穴
24 貫通孔
30 転動体(ボール)
100 循環こま
100A 第1分割体
100B 第2分割体
110 循環こま本体
111 戻し経路
120 係合部
121 固定孔
200 固定部材

Claims (7)

  1. 外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体とを備えたボールねじに用いられ、前記ナットに装着され、前記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を備え、
    前記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、前記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなる循環こま本体と、前記分割体の両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
    前記ナットに形成された前記係合部を露出する貫通孔に設けられた固定部材が嵌合又は螺合する固定孔が前記係合部に設けられたことを特徴とする循環こま。
  2. 前記循環こま本体は、前記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、前記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなり、前記係合部は、前記分割体の両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた請求項1に記載の循環こま。
  3. 外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、前記ナットに装着されて前記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
    前記循環こまは、前記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
    前記ナットは、前記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、前記係合部を露出する貫通孔とが形成され、前記係合部に付勢することによって前記循環こまを固定する固定部材が前記貫通孔に設けられることを特徴とするボールねじ。
  4. 外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、前記ナットに装着されて前記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
    前記循環こまは、前記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
    前記ナットは、前記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、前記係合部を露出する貫通孔とが形成され、
    前記貫通孔に設けられた固定部材が前記係合部に嵌め込まれるか又はねじ込まれることを特徴とするボールねじ。
  5. 外周面に螺旋状の螺旋溝を有するねじ軸と、該ねじ軸に外嵌して内周面に螺旋状の螺旋溝を有するナットと、これらの螺旋溝で形成される軌道内に配置される複数の転動体と、前記ナットに装着されて前記転動体を手前の軌道に戻すための筒状の戻し経路を有する循環こまとを備え、
    前記循環こまは、前記戻し経路が形成された循環こま本体と、該循環こまの両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた係合部とを有し、
    前記ナットは、前記循環こまを装着する循環こま挿入穴と、前記係合部を露出する貫通孔とが形成され、
    前記貫通孔に設けられた固定部材が嵌合又は螺合する固定孔が前記係合部に設けられることを特徴とするボールねじ。
  6. 前記固定部材が、前記固定孔に係止される係止部を有する請求項5に記載のボールねじ。
  7. 前記循環こま本体は、前記戻し経路を形成する戻し溝がそれぞれ形成され、前記戻し経路に直交するように接合面が形成された2つの分割体からなり、前記係合部は、前記分割体の両側面からそれぞれ前記ボールねじの螺旋溝に沿って突出して前記循環こま本体の移動を制限するように設けられた請求項3〜6の何れか一項に記載のボールねじ。
JP2015020483A 2015-02-02 2015-02-04 循環こま及びこれを備えたボールねじ Active JP6459574B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015020483A JP6459574B2 (ja) 2015-02-04 2015-02-04 循環こま及びこれを備えたボールねじ
CN201680005670.XA CN107208762B (zh) 2015-02-02 2016-01-26 循环盖板及具备该循环盖板的滚珠丝杠
EP16746286.0A EP3255306B1 (en) 2015-02-02 2016-01-26 Circulation piece
PCT/JP2016/000380 WO2016125453A1 (ja) 2015-02-02 2016-01-26 循環こま及びこれを備えたボールねじ
TW105103157A TWI620884B (zh) 2015-02-02 2016-02-01 Circulating block and ball screw having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015020483A JP6459574B2 (ja) 2015-02-04 2015-02-04 循環こま及びこれを備えたボールねじ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016142389A true JP2016142389A (ja) 2016-08-08
JP6459574B2 JP6459574B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=56568457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015020483A Active JP6459574B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-04 循環こま及びこれを備えたボールねじ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459574B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289301A (ja) * 2000-04-03 2001-10-19 Ntn Corp ボールねじおよびそれを具備する電動パワーステアリング装置
JP2006002812A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Nsk Ltd ボールねじ
JP2006220215A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Ntn Corp こま式ボールねじ
EP2514997A1 (en) * 2011-04-19 2012-10-24 Aktiebolaget SKF Ball screw assembly

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289301A (ja) * 2000-04-03 2001-10-19 Ntn Corp ボールねじおよびそれを具備する電動パワーステアリング装置
JP2006002812A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Nsk Ltd ボールねじ
JP2006220215A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Ntn Corp こま式ボールねじ
EP2514997A1 (en) * 2011-04-19 2012-10-24 Aktiebolaget SKF Ball screw assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP6459574B2 (ja) 2019-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016125453A1 (ja) 循環こま及びこれを備えたボールねじ
US9927010B2 (en) Ball screw device
JP4712894B2 (ja) ローラねじ
JP6459574B2 (ja) 循環こま及びこれを備えたボールねじ
US20080110284A1 (en) Sectional Circulating Assembly for a Ball Screw
JP5821926B2 (ja) ボールねじ装置用シール
US10527096B2 (en) Rolling bearing
WO2016204023A1 (ja) ボールねじ用ボール循環チューブ及びボールねじ並びにボールねじの製造方法
US9933008B2 (en) Ball joint and steering device including the same
JP2016142341A (ja) 循環こま及びこれを備えたボールねじ
KR102510139B1 (ko) 디플렉터식 볼 나사
WO2019087794A1 (ja) ねじナット又はスプラインナット
JP2005214330A (ja) 四点接触玉軸受およびその製造方法
TW201925651A (zh) 滾珠螺桿花鍵
JP2009287701A (ja) 駒式ボールねじ
JP2007211898A (ja) ボールねじ用循環こま及びボールねじ
JP7085430B2 (ja) 玉軸受の組立方法
JP6892027B2 (ja) ボールねじ装置
JPH11223258A (ja) ボールねじ
JP6083146B2 (ja) ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ
JP2012225485A (ja) 転動体ねじ装置
JPWO2006100997A1 (ja) ローラねじ
US20110314941A1 (en) Sectional circulating assembly for a ball screw
JP2005214363A (ja) ボールねじ装置
JP2023022878A (ja) ボールねじ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6459574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150