JP2016142334A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構成において、ブレーキペダル等の操作手段によりブレーキアームを回動すると、カムプレートが回転されて、ボールが斜面に乗り上げカムプレートとハウジングとの間隔を広げることで摩擦板とブレーキプレートを圧接させて制動する構成としていた。
そこで、カムプレートによる押付力の偏りを是正して、摩擦板とブレーキプレートが均一に圧接するようにして、ブレーキ鳴きを防止し、偏摩耗を防止して部品の寿命を長くしようとする。
即ち、請求項1においては、ブレーキ軸上に配置される摩擦板とブレーキプレートと、一側面に複数のボールを係入する係入溝を設けるリング状のカムプレートと、カムプレートを回転させるブレーキ作動体とを備えるボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記複数のボールはブレーキ軸を中心に同一円周上に配置され、ボールが配置される間隔はブレーキ作動体側に配置されるほど広く、反対側ほど狭く配設されるものである。
請求項4においては、ボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記カムプレートの厚さは、ブレーキ作動体側に配置されるほど薄く、反対側に配置されるほど厚く形成されるものである。
即ち、ブレーキアームを回動させて、制動させたときに、摩擦板とブレーキプレートが均等に圧接されて、ブレーキ鳴きの発生を防止し、摩擦板とブレーキプレートの偏摩耗も防止することができ、摩擦板とブレーキプレートの寿命を長くすることができる。
ボンネット2内にエンジン3が内設され、該ボンネット2の後部にステアリングハンドル4が設けられ、該ステアリングハンドル4の後方には運転席5が配設されている。
減速装置30は、遊星歯車式としており、変速後の動力がデフ装置に入力され、デフ装置からは差動機構を介して左右のデフ出力軸31(以下ブレーキ軸31とする)が左右に突出される。デフ出力軸31上およびその外周にブレーキ装置20が配設される。該ブレーキ軸31の先端にはサンギヤ31aが形成され、該サンギヤ31aはリアアクスルケース8内に挿入され、サンギヤ31aの外周がプラネタリギヤ32・32・32にそれぞれ歯合される。3つのプラネタリギヤ32・32・32は外周側がリアアクスルケース8の内面に固定されたリングギヤ33の内歯と歯合される。また、前記プラネタリギヤ32・32・32はキャリヤ34に設けた軸に回転自在に支持され、該キャリヤ34は機体外側方に延設されて、キャリヤ34の延設部の中心部が車軸13の一端に固定される。該車軸13はリアアクスルケース8に回転自在に支持されて、他端に後輪10が固定される。こうして、デフ装置に伝えられた動力が遊星歯車式の減速装置30により減速されて車軸13に伝えられる。但し、減速装置30は遊星歯車式に限定するものではなく、図13に示すように、小径ギヤ(サンギヤ)31aと大径ギヤ35からなる平歯車式の減速装置30で構成することも可能である。また、ディスクブレーキ装置20や減速装置30はミッションケース6やデフケース内等に配置される構成であっても構わない。
前記ブレーキ軸31上に円板状の摩擦板21・21が配置され、摩擦板21・21の外周側にリング状のブレーキプレート22・22が配置されリアアクスルケース8に支持される。前記摩擦板21はブレーキ軸31上に軸心方向に摺動自在で相対回転不能にスプライン(またはセレーション)嵌合されている。ブレーキプレート22は摩擦板21の外周側で摩擦板21・21と交互に配置され、ハウジングとなるリアアクスルケース8に軸心方向に摺動自在で相対回転不能に係合されている。前記摩擦板21またはブレーキプレート22の一方(図2では右側)にはカムプレート24が配置され、カムプレート24の他面(図2では右面)には複数のボール23・23・・・を介して前記リングギヤ33に対向して配置される。該リングギヤ33の一面(図2では左面)には前記ボール23を係入する係入溝33aが形成されている。但し、前記カムプレート24は摩擦板21とブレーキプレート22とを圧接させるためのものであるため、対向配置される部材はリングギヤ33に限定するものではなくリアアクスルケース8やミッションケース6等のハウジングやハウジングに固定される部材であってもよい。
また、制動時の面圧を略均等にするために、前記ボール23・23・・・の硬さやカムプレート24の硬さをブレーキ作動体25側ほど軟らかく、反対側ほど硬く構成することも可能である。
また、ボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記カムプレート24の厚さは、ブレーキ作動体25側に配置されるほど薄く、反対側に配置されるほど厚く形成されるので、摩擦板21とブレーキプレート22とを圧接させたときに、偏りを減少して略均等の面圧で圧接させることができてブレーキ鳴きを防止し、摩擦板21とブレーキプレート22の偏摩耗を防止することができる。
つまり、固有周波数を変更する手段の第一実施例として、図9に示すように、ブレーキプレート22をリアアクスルケース8に係止させるために、ブレーキプレート22の外周の一部に突起22aが形成され、リアアクスルケース8の内面には突起22aを係合する凹部8aが形成されている。この突起22aと凹部8aを係合させた状態で、該突起22aと凹部8aとの間に弾性体40を介装する構成としている。この弾性体40によりブレーキ鳴きにかかわる固有周波数が変更されるのである。
また、固有周波数を変更する手段の第二実施例として、ブレーキプレート22とリアアクスルケース8が当たる他の位置に弾性体40を配置する構成とすることもできる。例えば、突起22aと180度位相がずれた位置に弾性体40を配置するのである。前記弾性体40としては、例えば、バネやゴム等が採用される。
上記構成とすることで、摩擦板21とブレーキプレート22とを圧接したときに、ブレーキプレート22の固有周波数が変更されて振動することがなくなり、ブレーキ鳴きを防止することができるのである。
21 摩擦板
22 ブレーキプレート
23 ボール
24 ムプレート
24a 係入溝
25 ブレーキ作動体
31 ブレーキ軸
Claims (4)
- ブレーキ軸上に配置される摩擦板とブレーキプレートと、一側面に複数のボールを係入する係入溝を設けるリング状のカムプレートと、カムプレートを回転させるブレーキ作動体とを備えるボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記複数のボールはブレーキ軸を中心に同一円周上に配置され、ボールが配置される間隔はブレーキ作動体側に配置されるほど広く、反対側ほど狭く配設されることを特徴とするディスクブレーキ装置。
- ブレーキ軸上に配置される摩擦板とブレーキプレートと、一側面に複数のボールを係入する係入溝を設けるリング状のカムプレートと、カムプレートを回転させるブレーキ作動体とを備えるボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記ボールを係入する係入溝は、ブレーキ作動体側に配置されるほど係入溝が深く、反対側に配置されるほど浅く形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ装置。
- ブレーキ軸上に配置される摩擦板とブレーキプレートと、一側面に複数のボールを係入する係入溝を設けるリング状のカムプレートと、カムプレートを回転させるブレーキ作動体とを備えるボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記ボールの大きさは、ブレーキ作動体側に配置されるほど小さく、反対側に配置されるほど大きく形成されることを特徴とするディスクブレーキ装置。
- ブレーキ軸上に配置される摩擦板とブレーキプレートと、一側面に複数のボールを係入する係入溝を設けるリング状のカムプレートと、カムプレートを回転させるブレーキ作動体とを備えるボールカム式ディスクブレーキ装置において、前記カムプレートの厚さは、ブレーキ作動体側に配置されるほど薄く、反対側に配置されるほど厚く形成されることを特徴とするディスクブレーキ装置。
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2015
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