JP2016142006A - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付台の下方への漏水を抑制することができる水栓装置を提供する。【解決手段】吐水ヘッド10を引き出し自在な水栓装置1であって、取付台Mに配置されている台座部材40と、台座部材40の上方に配置されている通水部材50と、通水部材50と水密的に接続され吐水状態と止水状態とを切り換えるバルブユニット60と、通水部材50および台座部材40の外周を覆っている外郭部材70と、台座部材40を貫通して通水部材50と水密的に接続され、バルブユニット60の上流側に水又は湯を供給する供給管と、バルブユニット60の下流側に接続され、台座部材40を貫通し、台座部材40の側面に形成された側面開口部44を通って吐水ヘッド10に接続される接続ホース30と、台座部材40の側面開口部44よりも上方に配置され、台座部材40の外周面と外郭部材70の内壁面74との間を水密する外周シール部材80と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、水栓装置に係り、特に取付台に載置され水又は湯を吐水する吐水部材を引き出し自在な水栓装置に関する。
従来、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水を混合して湯水を吐止水する湯水混合水栓装置として、湯水を吐水する吐水口を形成するスパウトと、カウンターを上下方向に貫く取付穴を覆うように上記カウンター上に取り付けられる台座部材と、この台座部材とカウンターの取付穴との間に設けられたシール部材と、台座部材に取り付けられ且つ通湯路及び通水路をそれぞれ形成する樹脂製の通水路形成部材と、通水路形成部材の通湯路及び通水路の下流側に設けられて通水路形成部材の通湯路及び通水路のそれぞれから供給された湯と水を混合すると共に、通水状態又は止水状態を切り替える湯水混合バルブユニットとを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
通水路形成部材が樹脂製である場合、長年に亘って水栓装置が使用されると、通水路形成部材の内部に常時作用する給湯源から供給される湯や給水源から供給される水による圧力(一次圧力)により、通水路形成部材が破損してしまう可能性がある。
しかしながら、特許文献1に記載された水栓装置では、仮に通水路形成部材が水圧により破損して、この破損箇所から漏れ出た水が通水路形成部材の外周部を覆うカバー部材と通水路形成部材との間の隙間に伝わり、この隙間を重力に従って流下したとしても、台座部材とカウンターの取付穴との間がシール部材により密封されているので、隙間を流下した漏水がシール部材より流下することはない。
すなわち、カバー部材と通水路形成部材との間の隙間を流下する溜水はカウンター上に溢れ出ることになり、使用者が早期に漏水を発見し易い構造となっている。
特開2013−189748号公報
上述した湯水混合水栓装置のような水栓装置において、水又は湯を吐水する吐水口を有する吐水ヘッドを引き出し自在に構成した場合(所謂「プルアウト式水栓装置」とした場合)、吐水ヘッドと湯水混合バルブユニットとを繋ぐ接続ホースを通すための開口を台座部材の側方に設ける必要がある。
しかしながら、吐水ヘッドを引き出し自在にするために台座部材の側方に設けた接続ホースを通すための開口は、その中を接続ホースが移動するため、接続ホースと開口との間を水密に構成することが困難であった。
そのため、湯や水の供給による圧力により通水路形成部材が破損した場合に、通水路形成部材の破損箇所から漏れ出た水が、通水路形成部材と、これを覆うカバー部材との間の隙間を通って流下し、接続ホースを通す開口から台座部材内部に漏水が侵入してしまう。
その結果、取付台の下方に漏水が漏出してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、従来技術の問題や課題を解決するためになされたものであり、プルアウト式水栓装置において、取付台の下方への漏水を抑制する水栓装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、取付台に載置され水又は湯を吐水する吐水ヘッドを引き出し自在な水栓装置であって、取付台に配置されている台座部材と、この台座部材の上方に配置されている通水部材と、この通水部材と水密的に接続され吐水状態と止水状態とを切り換えるバルブユニットと、通水部材および台座部材の外周を覆っている外郭部材と、台座部材を貫通して通水部材と水密的に接続され、バルブユニットの上流側に水又は湯を供給する供給管と、バルブユニットの下流側に接続され、台座部材を貫通し、台座部材の側面に形成された側面開口部を通って吐水ヘッドに接続される接続ホースと、台座部材の側面開口部よりも上方に配置され、台座部材の外周面と外郭部材の内壁面との間を水密する外周シール部材と、を備えている。
このように構成された本発明においては、台座部材の外周面と外郭部材の内壁面との間を水密する外周シール部材が、台座部材の側面開口部よりも上方に配置されているので、通水部材の破損等により漏水が発生した場合でも、側面開口部よりも上方に配置された外周シール部材により、漏水の側面開口部内への侵入が抑制されるため、取付台の下方への漏水が抑制される。
さらに、漏水が発生した場合には、漏水は取付台の上に流れるため、使用者は漏水の発生を直ちに認識することができる。
本発明において、好ましくは、台座部材が、供給管の通る貫通孔を有し、この貫通孔の内壁面と供給管との間が水密されている。
このように構成された本発明においては、台座部材の貫通孔の内壁面と供給管との間が水密されているので、通水部材と供給管との間の水密が損なわれた場合であっても、通水部材と供給管との間で生じた漏水は外周シール部材の上方に流れるため、側面開口部を通って取付台の下方に漏水することを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、通水部材の下面には、台座部材を貫通した供給管が挿入される接続孔が設けられ、更に、この接続孔の内壁面と供給管の外周面との間をシールする通水部材側シール部材と、貫通孔の内壁面と供給管の外周面との間をシールする台座部材側シール部材と、供給管を取り囲み通水部材側シール部材および台座部材側シール部材の間の間隔を保つ保持部材と、を備えている。
このように構成された本発明においては、供給管を取り囲み通水部材側シール部材および台座部材側シール部材の間の間隔を保つ保持部材を備えているので、通水部材側シール部材および台座部材側シール部材を所定の位置に配置することができるため、確実に水密することができる。
本発明において、好ましくは、貫通孔の周囲には貫通孔凹部が形成され、接続孔の周囲には接続孔凹部が形成され、保持部材が、通水部材側シール部材を接続孔凹部の頂面に押し付け、台座部材側シール部材を貫通孔凹部の底面に押し付けている。
このように構成された本発明においては、保持部材が、通水部材側シール部材を接続孔凹部の頂面に押し付けているので、通水部材側シール部材と供給管との間および通水部材側シール部材と通水部材の間の2箇所で水密されるため、より確実に台座部材の貫通孔からの漏水を抑制することができる。
さらに、保持部材が、台座部材側シール部材を貫通孔凹部の底面に押し付けているので、台座部材側シール部材と供給管との間および台座部材側シール部材と台座部材の間の2箇所で水密されるため、より確実に台座部材の貫通孔からの漏水を抑制することができる。
本発明の水栓装置によれば、プルアウト式の水栓装置においても取付台の下方への漏水を抑制することができる。
本発明の実施形態による水栓装置が取付台に設置されている状態を示す概略図である。 本発明の実施形態による水栓装置の右側面図である。 本発明の実施形態による水栓装置の斜視分解図である。 本発明の実施形態による水栓装置の台座部材の(a)斜視外観図および(b)上面図である。 本発明の実施形態による水栓装置の通水部材の(a)斜視外観図および(b)底面図である。 図2のVI−VI線に沿って見た水栓装置の正面断面図である。 図6のVII−VII線に沿って見た水栓装置の正面断面図である。 本発明の実施形態による水栓装置の台座部材と通水部材の境界部分の要部拡大図である。
まず、本発明の実施形態による水栓装置が取付台に設置されている状態を示す概略図である図1を用いて、本発明の実施形態による水栓装置の設置状態を説明する。
水栓装置1は取付台Mの上に載置され、この取付台Mから直立している。
水栓装置1の側方からは引き出し自在な吐水ヘッド10が突出しており、この吐水ヘッド10の先端には吐水口12が設けられ、この吐水口12から水又は湯が吐水される。
また、水栓装置1の上方には操作レバー2があり、この操作レバー2を左右に回動させることで吐水ヘッド10の吐水口12から吐水される吐水温度が調整され、操作レバー2を上下に動かすことで吐水ヘッド10の吐水口12から吐水される吐水流量が調整される。
具体的には、操作レバー2を左に回すと吐水温度が高くなり、操作レバー2を右に回すと吐水温度が低くなり、操作レバー2を上に動かすと吐水ヘッド10の吐水口12から吐水流量が増加し、操作レバー2を下に動かすと吐水ヘッド10の吐水口12からの吐水流量が減少する。
なお、止水状態では操作レバー2は取付台Mとおおよそ水平に向いている。
次に、図2乃至図7を用いて、本発明の実施形態による水栓装置の詳細構造について説明する。
図2は本発明の実施形態による水栓装置の右側面図であり、図3は本発明の実施形態による水栓装置の斜視断面図であり、図4の(a)は台座部材の斜視外観図であり、図4の(b)は台座部材の上面図であり、図5の(a)は通水部材の斜視外観図であり、図5の(b)は通水部材の底面図であり、図6は図2のVI−VI線に沿って見た水栓装置の正面断面図であり、図7は図6のVII−VII線に沿って見た水栓装置の正面断面図である。
図2に示すように、本発明の実施形態による水栓装置1は、取付金具3と共に取付台Mを挟持している。
この取付台Mには、取付台Mを貫通する円形の取付穴Hが形成されており、この取付穴Hには、水を供給する水供給管22と湯を供給する湯供給管24(図3参照)からなる供給管20および後述する接続ホース30が挿通されている。
そして、図3に示すように、本発明の実施形態による水栓装置1は、取付台Mの上方に配置されている台座部材40と、この台座部材40の上方に配置されている通水部材50と、この通水部材50と水密的に接続され吐水状態と止水状態とを切り換えるバルブユニット60と、通水部材50および台座部材40の外周を覆っている外郭部材70と、台座部材40および外郭部材70の間を水密する外周シール部材80とを備えており、以下それぞれの部材について順次説明する。
図3および図4に示すように、台座部材40の外観はおおよそ円筒状であり、上面には円形の貫通孔42が三つ設けられている。
また、台座部材40の側面には上部が半円状に形成された概ね長方形の側面開口部44が形成されている。
さらに、台座部材40の底面には一つの円形の開口が設けられており、この開口は三つの貫通孔42および側面開口部44に連通されている。
三つの貫通孔42は、その中心が三角形の頂点となるように配置されている。
また、台座部材40にはホースガイド45が挿入されており、このホースガイド45は、上部が側面開口部44に向けて湾曲した筒状の部材である。
すなわち、ホースガイド45は、その下端の開口が台座部材40の底面と略平行であると共に、上方に伸びるにつれて台座部材40の側面開口部44に向けて傾斜しており、上端が台座部材40の側面開口部44に向けて開口している。
そして、台座部材40は、環状のシートパッキン46を介して取付台Mに載置されており、台座部材40と取付台Mとの間が水密されている(図6参照)。
図3、図5および図6に示すように、通水部材50の外観はおおよそ円筒状であり、台座部材40に載置されている。
通水部材50の上面には一つの円形の開口が設けられており、底面には円形の接続孔56が三つ設けられている。
通水部材50の三つの接続孔56のそれぞれは、台座部材40の三つの貫通孔42のそれぞれと中心が一致しており、換言すれば通水部材50の三つの接続孔56は台座部材40の三つの貫通孔42とそれぞれ対向している。
通水部材50と台座部材40とは、3本の締結ボルト52によって締結されている。
更に、通水部材50と台座部材40とは、切り欠きを有する環状の止め輪54によっておおわれており、通水部材50と台座部材40との間の抜け防止が図られている。
図3、図6および図7に示すように、通水部材50の上面にはバルブユニット収納空間53(図5参照)内が設けられており、このバルブユニット収納空間53内に円柱状のバルブユニット60がパッキン62を介して載置されている。
バルブユニット60は、固定弁体64と、レバーヘッド66と、可動弁体68とを備えている。
固定弁体64は、バルブユニット60の底部に配置された円盤状の部材であり、通水部材50の三つの接続孔56とそれぞれ連通する三つの流路を有している。
レバーヘッド66は、操作レバー2と連結された棒状の部材である。
可動弁体68は、レバーヘッド66と連動して固定弁体64上を摺動するように配置され、固定弁体64に設けられた流路を開閉する。
ここで、本発明の実施形態による水栓装置1内における供給管20(水供給管22および湯供給管24)および接続ホース30の経路を説明する。
図6および図7に示すように、水供給管22および湯供給管24は、取付台Mの取付穴Hを通り、台座部材40の底面の開口から台座部材40内を通って台座部材40の上面に形成された貫通孔42を抜け、通水部材50の接続孔56に接続される。
接続ホース30は、一端が通水部材50の接続孔56に接続され、台座部材40の上面に形成された貫通孔42から台座部材40内を通って台座部材40の底面の開口を抜けて折り返した後に台座部材40の側面開口部44を通り、吐水ヘッド10に他端が水密的に接続される。
なお接続ホース30は、バルブユニット60の下流側である通水部材50の接続孔56に接続しやすいように、硬質材料からなる管材と取り回しが容易な可撓性を有するフレキシブルホースとを備えるなど、2つ以上の部材で構成されたものであっても良い。
また、本実施形態においては、接続ホース30は台座部材40を貫通して、通水部材50に、直接、水密的に接続されているが、変形例として、台座部材と通水部材との間の水密性を確保しておくと共に、接続ホースを台座部材に水密的に接続することもできる。
また、本発明の実施形態による水栓装置1は、台座部材40および通水部材50の外周を覆う円筒状の外郭部材70を備えている。
この円筒状の外郭部材70は側方に円筒状の突出部72を有しており、この突出部72と吐水ヘッド10とが嵌合される。
そして、この外郭部材70の内壁面74と台座部材40の外周面48とを水密する環状の外周シール部材80が設けられており、この外周シール部材80は台座部材40の側面開口部44よりも上方に配置されている。
なお、外周シール部材80は、Oリング等で構成することができ、ゴムのように弾性を有しているものであれば、如何なるものであってもよい。
次に、図4、図5、図8を用いて、供給管20と台座部材40および通水部材50との間の水密構造について更に詳述する。
図8は本発明の実施形態による水栓装置の台座部材と通水部材の境界部分の要部拡大図である。
図8に示すように、台座部材40と通水部材50との間には保持部材90が配置されている。
この保持部材90は概ね円筒形の部材であり、その鉛直方向の中央付近の外周には鍔92が形成されている。
保持部材90の内側には、供給管20の先端部が挿通されている。
そして、前述したように供給管20(水供給管22および湯供給管24)は、台座部材40の貫通孔42を貫通している。
さらに、台座部材40の貫通孔42の周囲には円柱状の貫通孔凹部48が設けられており、この貫通孔凹部48内を貫通孔42が貫通している(図4、図8等参照)。
また、前述したように供給管20(水供給管22および湯供給管24)は、通水部材50の接続孔56に挿入されている。
この通水部材50の接続孔56の周囲には接続孔凹部57が設けられており、この接続孔凹部57内を接続孔56が貫通している(図5、図8等参照)。
そして、前述したように台座部材40の貫通孔42の中心軸と通水部材50の接続孔56の中心軸とはほぼ一致している。
台座部材40の貫通孔凹部48内には、環状の台座部材側シール部材49および保持部材90の一端が挿入されており、保持部材90と貫通孔凹部48との間の空間に台座部材側シール部材49が配置されている(図8参照)。
この台座部材側シール部材49はゴムのように弾性を有しているものであれば、如何なるものであってもよく、この台座部材側シール部材49によって、貫通孔42の内壁面42aと供給管20の外周面(水供給管外周面22a、湯供給管外周面24a)との間が水密される。
なお、保持部材90の鍔92が台座部材40と通水部材50とに挟持されることにより鉛直方向に位置決めされる。
また、通水部材50の接続孔凹部57内には通水部材側シール部材58および保持部材90の他端が挿入されており、保持部材90と接続孔凹部57との間の空間に環状の通水部材側シール部材58が配置されている(図8参照)。
この通水部材側シール部材58はゴムのように弾性を有しているものであれば、如何なるものであってもよく、この通水部材側シール部材58によって、接続孔56の内壁面56aと供給管20の外周面(水供給管外周面22a、湯供給管外周面24a)との間が水密され、供給管20と通水部材50とが水密的に接続される。
そして、台座部材40と通水部材50とが締結ボルト52(図7等参照)により締結されており、この締結ボルト52の締結力により、保持部材90が、台座部材側シール部材49を貫通孔凹部48の底面48aに押し付け、通水部材側シール部材58を接続孔凹部57の頂面57aに押し付けている。
これにより通水部材側シール部材58と供給管20との間および通水部材側シール部材58と通水部材50の間が水密され、また台座部材側シール部材49と供給管20との間および台座部材側シール部材49と台座部材40の間も水密される。
なお、接続ホース30と台座部材40および通水部材50とにおいても、同様の水密構造を有している。
次に、図1乃至図7を用いて本発明の実施形態による水栓装置の吐水動作を説明する。
止水状態においては操作レバー2が取付台Mとおおよそ水平となっており、この操作レバー2を上に動かすことによって吐水状態となる。
操作レバー2を上に動かすと、操作レバー2の動きに連動してバルブユニット60の可動弁体68がバルブユニット60の固定弁体64上を摺動し、この固定弁体64に設けられた流路が開閉される。
具体的には、操作レバー2が取付台Mとほぼ水平の状態では、固定弁体64の流路が閉塞され、操作レバー2を上にあげることに連動して固定弁体64の流路が開く。
すなわち、操作レバー2を上下に動かすことで、バルブユニット60内の流路面積が変化し、吐水ヘッド10の吐水口12から吐水される吐水流量が調整される。
また、操作レバー2を左右に回動させると、操作レバー2の動きに連動してバルブユニット60の可動弁体68がバルブユニット60の固定弁体64上で回動し、この固定弁体64に設けられた湯側と水側の流路面積が変更される。
具体的には、操作レバー2を左に回すと、水の流路面積が狭く湯の流路面積が広くなるため、吐水温度が高くなり、操作レバー2を右に回すと、水の流路面積が広く湯の流路面積が狭くなるため、吐水温度が低くなる。
すなわち、操作レバー2を左右に回動させることにより湯の流路と水の流路の面積比が変化し、吐水ヘッド10の吐水口12から吐水される吐水温度が調整される。
そして、操作レバー2を上に動かしたとき、供給管20から供給される水又は湯は、通水部材50を通り、バルブユニット60内に流入する。
この際、操作レバー2を動かしているので、固定弁体64の流入側の流路と流出側の流路とが連通され、バルブユニット60内に流入した水又は湯は、固定弁体64の流出側の流路を通り、通水部材50の接続孔56を介して、接続ホース30へと流入する。
そして、水又は湯は、接続ホース30内を通り、吐水ヘッド10の吐水口12から吐水される。
次に、図2乃至図8を用いて本発明の実施形態による水栓装置の漏水抑制構造を説明する。
樹脂製の通水部材50やバルブユニット60には、供給管20から供給される水又は湯による圧力(一次圧力)が常時作用しており、これらの水圧によって経年劣化した通水部材50やバルブユニット60に亀裂が生じる可能性がある。
仮に通水部材50やバルブユニット60に亀裂が生じた場合には、通水部材50から直接、又は台座部材40と通水部材50との隙間等から、外郭部材70の内壁面74に向かって水が漏れてしまい、この漏水が外郭部材70の内壁面74を下方に伝わり、最終的に取付台Mの下に漏出してしまうことが懸念される。
しかしながら、本発明の実施形態による水栓装置1においては、台座部材40の外周面47と外郭部材70の内壁面74との間に外周シール部材80が配置されているので、外郭部材70の内壁面74を下方に伝わった漏水が外周シール部材80よりも下方に伝わることが抑制される。
さらに、外周シール部材80が台座部材40の側面開口部44よりも上方に配置されているので、外郭部材70の内壁面74を下方に伝わった漏水が台座部材40の側面開口部44を通ってから台座部材40の中に侵入することが抑制される。
よって、仮に通水部材50やバルブユニット60が破損したとしても、漏水が外周シール部材80より下方に伝わることがなく、通水部材50と外郭部材70の内壁面74との間に溜まるようになる。
この通水部材50と外郭部材70の内壁面74との間に溜まった溜水は、やがて外郭部材70と操作レバー2との間から溢れ出て、水栓装置1の外部に排出される。
つまり、通水部材50やバルブユニット60が破損した場合、漏水は、外郭部材70と操作レバー2との間、すなわち水栓装置1の上部から外部に排出されることになり、使用者は水栓装置1の異常を発見し易くなる。
上述した本発明の実施形態による水栓装置1によれば、台座部材40の外周面47と外郭部材70の内壁面74との間を水密する外周シール部材80が、台座部材40の側面開口部44よりも上方に配置されているので、通水部材50の破損等により漏水が発生した場合でも、側面開口部44よりも上方に配置された外周シール部材80により、漏水の側面開口部44内への侵入が抑制されるため、取付台Mの下方への漏水が抑制される
また、本実施形態による水栓装置1によれば、台座部材40の貫通孔42の内壁面42aと供給管20との間が水密されているので、通水部材50と供給管20との間の水密が損なわれた場合であっても、通水部材50と供給管20との間で生じた漏水は外周シール部材80の上方に流れるため、側面開口部44を通って取付台Mの下方に漏水することを抑制することができる。
さらに、本実施形態による水栓装置1によれば、供給管20を取り囲み通水部材側シール部材58および台座部材側シール部材49の間の間隔を保つ保持部材90を備えているので、通水部材側シール部材58および台座部材側シール部材49を所定の位置に配置することができるため、確実に水密することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、保持部材90が、通水部材側シール部材58を接続孔凹部57の頂面57aに押し付けているので、通水部材側シール部材58と供給管20との間および通水部材側シール部材58と通水部材50の間の2箇所で水密されるため、より確実に台座部材40の貫通孔42からの漏水を抑制することができる。
さらに、保持部材90が、台座部材側シール部材49を貫通孔凹部48の底面48aに押し付けているので、台座部材側シール部材49と供給管20との間および台座部材側シール部材49と台座部材40の間の2箇所で水密されるため、より確実に台座部材40の貫通孔42からの漏水を抑制することができる。
1 水栓装置
10 吐水ヘッド
20 供給管
30 接続ホース
40 台座部材
42 貫通孔
42a 内壁面
44 側面開口部
47 外周面
48 貫通孔凹部
48a 底面
49 台座部材側シール部材
50 通水部材
56 接続孔
56a 内壁面
57 接続孔凹部
57a 頂面
58 通水部材側シール部材
60 バルブユニット
70 外郭部材
74 内壁面
80 外周シール部材
90 保持部材
M 取付台

Claims (4)

  1. 取付台に載置され水又は湯を吐水する吐水ヘッドを引き出し自在な水栓装置であって、
    上記取付台に配置されている台座部材と、
    この台座部材の上方に配置されている通水部材と、
    この通水部材と水密的に接続され吐水状態と止水状態とを切り換えるバルブユニットと、
    上記通水部材および上記台座部材の外周を覆っている外郭部材と、
    上記台座部材を貫通して上記通水部材と水密的に接続され、上記バルブユニットの上流側に水又は湯を供給する供給管と、
    上記バルブユニットの下流側に接続され、上記台座部材を貫通し、上記台座部材の側面に形成された側面開口部を通って上記吐水ヘッドに接続される接続ホースと、
    上記台座部材の側面開口部よりも上方に配置され、上記台座部材の外周面と上記外郭部材の内壁面との間を水密する外周シール部材と、を備えていることを特徴とする水栓装置。
  2. 上記台座部材が、上記供給管の通る貫通孔を有し、
    この貫通孔の内壁面と上記供給管との間が水密されていることを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 上記通水部材の下面には、上記台座部材を貫通した上記供給管が挿入される接続孔が設けられ、
    更に、この接続孔の内壁面と上記供給管の外周面との間をシールする通水部材側シール部材と、
    上記貫通孔の内壁面と上記供給管の外周面との間をシールする台座部材側シール部材と、
    上記供給管を取り囲み上記通水部材側シール部材および上記台座部材側シール部材の間の間隔を保つ保持部材と、を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水栓装置。
  4. 上記貫通孔の周囲には貫通孔凹部が形成され、
    上記接続孔の周囲には接続孔凹部が形成され、
    上記保持部材が、上記通水部材側シール部材を上記接続孔凹部の頂面に押し付け、上記台座部材側シール部材を上記貫通孔凹部の底面に押し付けていることを特徴とする請求項3に記載の水栓装置。
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