JP2016141961A - 吐水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水管等の寸法誤差に起因するセンサ部材の管径方向でのがたつきを抑えられる吐水装置を提供する。【解決手段】先端開口部より奥側に形成される窓部110を有する吐水管と、吐水管内に配置され、窓部110の外側における被検知物の有無を検知するためのセンサ部材と、吐水管内に弾性変形した状態で配置される給水チューブ14と、を備え、センサ部材は、給水チューブ14の復元力により窓部110の外側に向けて押圧された状態で保持される。【選択図】図8

Description

本発明は、吐水管を有する吐水装置に関する。
従来より、センサを用いて、吐水の有無を自動的に切り替え可能な自動水栓が広く知られている。自動水栓は、通常、水を吐き出すための吐水管の他に、被検知物の有無を検知するためのセンサ部材を備える。
この種の自動水栓では、吐水管からの吐水先とは異なる箇所にセンサ部材による検知エリアを設けるため、吐水管の先端開口部より奥側に窓部を設け、窓部を通してセンサ部材から検知光を投光するように構成する場合がある。この場合、ねじを用いて吐水管に対してセンサ部材を固定してしまうと、ねじの露出により吐水管の外観に段差や継ぎ目が生じてしまう。
そこで、特許文献1では、吐水管内に配置されるセンサホルダを用いてセンサ部材を固定する構造が開示されている。このセンサホルダは、吐水管の内周面との間でセンサ部材を挟むように吐水管内に配置され、吐水管の径方向(以下、単に管径方向という)や周方向でのセンサ部材の変位を拘束することで、吐水管にセンサ部材を固定している。
特許第5247392号公報
特許文献1の構造では、センサホルダによりセンサ部材の管径方向での位置が決まる。よって、吐水管やセンサホルダの寸法誤差が大きい場合、吐水管内でのセンサホルダの相対位置が変化することで、センサ部材に管径方向のがたつきが生じ易くなる。特許文献1の構造では、このようながたつきが生じてしまうと、吐水管の窓部内に嵌め込まれるセンサ部材の突出部が管径方向内側に変位し、センサ部材の突出部と窓部により凹みが形成されるとともに、吐水管の外周面とセンサ部材の露出面との間で段差が生じる。よって、吐水管の外周面と一緒にセンサ部材の露出面を拭きにくくなるうえ、意匠性の低下を招きかねない。また、センサ部材にがたつきがあると、振動に伴う他部品との接触により異音の原因ともなりかねず、その改善が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、吐水管等の寸法誤差に起因するセンサ部材の管径方向でのがたつきを抑えられる吐水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の吐水装置は、先端開口部より奥側に形成される窓部を有する吐水管と、吐水管内に配置され、窓部の外側における被検知物の有無を検知するためのセンサ部材と、吐水管内に弾性変形した状態で配置される弾性部材と、を備え、センサ部材は、弾性部材の復元力により窓部の外側に向けて押圧された状態で保持される。
この態様によれば、吐水管等の寸法誤差に起因してセンサ部材に管径方向でのがたつきが生じ得る場合でも、弾性部材により窓部の外側に向けてセンサ部材が押圧されることで、センサ部材の管径方向でのがたつきを抑えられる。
前述の態様において、弾性部材は、吐水管内に挿通される給水チューブであってもよい。
この態様によれば、センサ部材を押圧するための専用品を給水チューブとは別に吐水管内に配置する必要がなくなる。よって、専用品のためのスペースを吐水管内に確保せずともよくなり、吐水管の小型化に寄与する。
前述の態様において、給水チューブは、吐水管内にて曲がるように弾性変形した状態で挿通され、センサ部材は、給水チューブの曲げ部分に作用する復元力により窓部の外側に向けて押圧された状態で保持されてもよい。
給水チューブの復元力を用いてセンサ部材を押圧する場合、たとえば、給水チューブの断面形状を変化させるように潰し、潰れ部分に作用する復元力を用いることも考えられる。この態様によれば、給水チューブの曲げ部分に作用する復元力を用いてセンサ部材を押圧するため、給水チューブの断面形状の変化を抑えられ、給水チューブの通水性能への影響を抑えられる。
前述の態様において、給水チューブの先端部に差し込まれる差込部を有し、給水チューブの先端部を吐水管に対して固定する固定部材を備え、給水チューブは、差込部より奥側にある部分のうちの先端側根元部が他部材との接触により曲がるように弾性変形してもよい。
給水チューブの復元力を他部材に付与するうえでは、他部材の給水チューブとの接触位置が固定部材の差込部から離れるほど、給水チューブが自重等により曲げ中心側に変位してしまい、他部材に向けて大きな復元力を付与しにくくなる。この態様によれば、他部材の給水チューブとの接触位置が固定部材の差込部に非常に近くなるため、給水チューブから他部材に大きな復元力を与え易くなり、センサ部材をしっかりと押圧できる。
ここでいう「他部材」とは、吐水管内に配置される給水チューブとは別の部材をいい、センサ部材や、センサ部材と給水チューブの間に配置されるセンサホルダ等をいう。
前述の態様において、センサ部材と弾性部材の間に配置され、センサ部材の窓部に臨む側とは反対側の内側面部に面接触し、弾性部材より硬質なセンサホルダを備えてもよい。
この態様によれば、センサ部材は、軟質な弾性部材により直接に押圧されず、弾性部材より硬質なセンサホルダの面接触により押圧される。よって、センサ部材が安定した状態でセンサホルダにより押圧されるため、管軸方向周りに揺れ動くようなセンサ部材のがたつきを抑えられる。
本発明によれば、吐水管等の寸法誤差に起因するセンサ部材の管径方向でのがたつきを抑えられる。
本実施形態に係る吐水装置が用いられるキッチンユニットの概略図である。 本実施形態に係る吐水装置の全体構成を概略的に示す構成図である。 本実施形態に係る管状体全体を周囲の構成とともに示す部分断面図である。 本実施形態に係る吐水管の先端部寄りの一部を周囲の構成とともに示す部分断面図である。 図4のA−A線断面図である。 図6(a)は図5の方向Fv1からセンサ部材を見た斜視図であり、図6(b)は図5の方向Fv2からセンサ部材を見た斜視図である。 図7(a)は図5の方向Fv1からセンサホルダを見た斜視図であり、図7(b)は図5の方向Fv2からセンサホルダを見た斜視図である。 本実施形態に係る給水チューブの変形前後の状態を示す側面図である。 本実施形態に係る給水チューブの形状保持部の近傍を示す側面図である。 本実施形態に係る給水チューブからセンサ部材に作用する復元力を説明するための側面図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略する。
図1は本実施形態に係る吐水装置10が用いられるキッチンユニット100の概略図である。キッチンユニット100はカウンターの一部に設けられるシンク102を備える。シンク102にはカウンターの天面に対して段差をつけた位置に着座部104が設けられる。着座部104には、正面から見て左側に温度調整機能がある自動水栓106が設置され、右側に浄水供給用の吐水装置10が設置される。
図2は吐水装置10の全体構成を概略的に示す構成図である。吐水装置10は、自動水栓として機能し、シンク102(本図では不図示)に取り付けられる管状体12と、管状体12内に挿通される給水チューブ14及び配線ケーブル16と、管状体12に取り付けられるセンサ部材18とを備える。管状体12及びセンサ部材18の詳細は後述する。
給水チューブ14は、管継手20を介してゴムホース等の送水管22に接続され、送水管22を通して上水道等の給水源に接続される。送水管22には浄水器24、電磁弁26、止水栓28が設置される。浄水器24は、上流側から送られる原水をフィルタを通して浄化のうえ、これを浄水として下流側に送り出す。電磁弁26は、センサ部材18から出力される制御信号に基づき閉弁又は開弁し、給水チューブ14に対する給水の有無を切り替える。
配線ケーブル16は電源ケーブル30と信号ケーブル32を束ねたものである。電源ケーブル30はセンサ部材18と電源アダプタ34を接続する。センサ部材18には、外部電源から電源アダプタ34や電源ケーブル30を通して電力が供給される。信号ケーブル32はセンサ部材18と電磁弁26を接続する。これらの間では信号ケーブル32を通して制御信号が送られる。
図3は管状体12全体を周囲の構成とともに示す部分断面図である。管状体12は、シンク102に形成される取付孔102a内に基端部12aが挿通され、シンク102に対して起立した状態で取り付けられる。管状体12は、先端側に先端開口部37が設けられる吐水管36と、吐水管36の基端部36aに接続される支持部材38と、を有する。支持部材38は、シンク102に対して吐水管36を回動可能に支持する。支持部材38には取付孔102aに挿通される挿通部52に固定用ナット58が螺合される。支持部材38は、固定用ナット58との間で、シンク102とともにワッシャー60を挟み込むことによりシンク102に固定される。
吐水管36は、シンク102から鉛直上方に向けて直線状に延びるストレート部40と、ストレート部40の先端部に接続される曲げ部42と、を有する。曲げ部42は、先端側に向かうにつれて上方から下方に折り返すように逆U字状に湾曲した形状であり、吐水管36はいわゆるグースネック状に形成される。
図4は吐水管36の先端部寄りの一部を周囲の構成とともに示す部分断面図である。
吐水管36は、先端開口部37の他に、先端開口部37より奥側に形成される窓部110を有する。先端開口部37は吐水流となる水流が通過する。また、先端開口部37は、後述するセンサ部材18、センサホルダ44及び吐出部材46を吐水管36に対して出し入れするときに、これらが通る。窓部110は、管軸方向に長い矩形状に形成される。窓部110からは、後述するセンサ部材18の突出部120が露出する。
センサ部材18は、吐水管36の曲げ部42内に配置される。センサ部材18は、赤外線式光電センサであり、窓部110の外側における被検知物の有無を検知する。
図5は図4のA−A線断面図である。また、図6(a)は図5の方向Fv1からセンサ部材18を見た斜視図であり、図6(b)は図5の方向Fv2からセンサ部材18を見た斜視図である。
センサ部材18は、図4〜図6に示すように、管軸方向に長く扁平な長尺状であり、吐水管36の曲げ部42の湾曲に応じて湾曲する形状を有する。センサ部材18は、図5、図6に示すように、吐水管36の窓部110に臨む側に設けられる外側面部112と、外側面部112とは反対側に設けられる内側面部114とを有する。外側面部112は、吐水管36の管軸方向に直交する横断面(以下、単に吐水管36の横断面という)において、吐水管36の内周面に沿って周方向に湾曲する円弧状に形成される。内側面部114は、センサ部材18の幅方向の両側に設けられる平坦な側部114aと、各側部114a間にて僅かに窪んで設けられる中間部114bとを有する。
センサ部材18は吐水管36の窓部110から露出する突出部120を有する。突出部120は、センサ部材18の外側面部112から窓部110の外側に向けて突出する。突出部120は、窓部110と同様に管軸方向に長い矩形状であり、窓部110に嵌め込み可能である。センサ部材18は、窓部110への突出部120の嵌め込みにより、吐水管36の管軸方向とともに周方向に位置決めされる。突出部120には窓部110の外側に露出する露出面120aが設けられ、露出面120aは吐水管36の外周面と面一となるように設けられる。
センサ部材18は、外殻となるセンサケース122を有する。センサケース122は、吐水管36の窓部110に臨む側に設けられる外側ケース124と、外側ケース124とは反対側に設けられる内側ケース126とを組み付けて構成される。
センサ部材18内には、図4に示すように、発光素子128及び受光素子130等のセンサ素子や、マイコンを搭載した回路基板132等が収容される。発光素子128は、吐水管36の窓部110や突出部120の露出面120aを通して上方に検知光(赤外光)を投光する。被検知物から反射した検知光は吐水管36の窓部110や突出部120の露出面120aを通してセンサ部材18内に侵入し、受光素子130により受光される。マイコンを搭載した回路基板132は、受光素子130により受光した光量に基づき、窓部110の近傍での被検知物の有無を検知するための検知処理を行う制御部となる。制御部は、検知結果に応じた制御信号を配線ケーブル16を通して電磁弁26(図2参照)に出力する。
吐水装置10は、吐水管36内に配置され、センサ部材18を下側から支持することにより、吐水管36内でのセンサ部材18の位置を保持するセンサホルダ44を更に備える。
図7(a)は図5の方向Fv1からセンサホルダ44を見た斜視図であり、図7(b)は図5の方向Fv2からセンサホルダ44を見た斜視図である。
センサホルダ44は、図5、図7に示すように、管軸方向に長い長尺状である。センサホルダ44は、センサ部材18と給水チューブ14の間に配置される。センサホルダ44は、センサ部材18に対して窓部110とは反対側(図中下側)に配置される当接面部134と、当接面部134からセンサ部材18とは反対側(図中下側)に向けて延びる脚部136とを有する。当接面部134及び脚部136は、吐水管36の曲げ部42の湾曲に応じて湾曲するとともに、管軸方向に延びるように設けられる。
当接面部134は、吐水管36の横断面において、センサ部材18の幅方向に沿って横断するように延びる板状に形成される。当接面部134は、センサ部材18の幅方向両側の側部114aに面接触することにより、センサ部材18を下側から支持する。脚部136の先端部136aは、吐水管36の横断面において、吐水管36の内周面に面接触するように周方向に延びる。
センサホルダ44は、当接面部134や脚部136と吐水管36との接触や、当接面部134とセンサ部材18との接触により、吐水管36内で周方向及び径方向に位置決めされる。
また、センサホルダ44は、図4、図7に示すように、当接面部134の先端部に接続される段部138を有する。段部138は、当接面部134の先端部から径方向外側に延びて形成される。センサ部材18は、センサホルダ44の段部138との係合により、管軸方向に位置決めされる。
センサホルダ44は、図5に示すように、吐水管36内に配置されると、当接面部134や脚部136によって、吐水管36内をセンサ用空間140とチューブ用空間142とに仕切る。センサ用空間140は当接面部134に対して窓部110に臨む側に設けられ、その内側にはセンサ部材18が収められる。チューブ用空間142はセンサ用空間140とは当接面部134を挟んで反対側に設けられ、その内側には給水チューブ14が挿通される。
吐水装置10は、図4に示すように、給水チューブ14の先端部に接続される吐出部材46を更に備える。吐出部材46は、全体として筒状に形成され、その内側には給水チューブ14の内部通路と連通する通水路が形成される。吐出部材46の先端側には吐水口46aが設けられ、給水チューブ14から通水路を通して送水されると吐水口46aから水が吐き出される。吐出部材46は、内部を通る水を整流するための整流部材150が内蔵される。整流部材150は散水板、整流網等である。吐出部材46は、給水チューブ14内に差し込まれる筒状の差込部46bを有する。吐出部材46は、バンド状の締付部材152により、給水チューブ14とともに差込部46bを締め付けることにより、給水チューブ14に接続される。吐出部材46は、ねじ等の固定具48を用いて、固定具48を吐出部材46に螺合することで、吐水管36に固定される。
前述の給水チューブ14は弾性をもつ素材により構成される。この素材は塩化ビニル樹脂等である。給水チューブ14は吐水管36内に弾性変形した状態で配置される。
図8は給水チューブ14の変形前後の状態を示す側面図であり、図9は給水チューブ14の先端部を示す側面図である。各図では弾性変形した状態にある給水チューブ14は実線で示し、未変形状態にある給水チューブ14は二点鎖線とともに符号Sを付して示す。また、図8では窓部110の位置も二点鎖線で示す。
給水チューブ14の先端部は、吐出部材46に接続されることにより、吐水管36に対して固定される。給水チューブ14の基端部(不図示)は吐水管36に対して固定されない自由端となる。給水チューブ14の先端部は、吐出部材46の差込部46bにより形状が保持され、給水チューブ14は、差込部46bより吐水管36の奥側にある部分が差込部46bに対して変位可能な自由変形部分14aとなる。
給水チューブ14は、吐水管36内にてセンサホルダ44の当接面部134との接触により、自由変形部分14aの一部が曲がるように弾性変形した状態で挿通される。給水チューブ14は、自由変形部分14aのうちの吐水管36の先端側に設けられる先端側根元部14bを含む範囲でセンサホルダ44と接触する。本図では、センサホルダ44の給水チューブ14との接触部分162にハッチングを付して示す。
センサホルダ44の給水チューブ14との接触部分162は、図8に示すように、窓部110の裏側に設けられる。給水チューブ14は、未変形状態にあるときより、吐水管36の曲げ部42の曲げ中心側に曲がるように弾性変形する。給水チューブ14には、未変形状態にあるときの形状に戻ろうとする復元力が作用する。この復元力は、センサホルダ44の給水チューブ14との接触部分162に作用する。この復元力は、センサホルダ44との接触により曲げられる給水チューブ14の曲げ中心とは反対側に向かう方向F1に作用する。この方向F1は窓部110の外側に向かう方向となる。
図10は給水チューブ14からセンサ部材18に作用する復元力を説明するための側面図である。
センサホルダ44は、給水チューブ14の復元力によりセンサ部材18の内側面部114を方向F1に押圧する。この結果、センサ部材18は、給水チューブ14の復元力により、センサホルダ44を介して方向F1に押圧された状態で保持される。このとき、センサ部材18の外側面部112は、図5に示すように、管径方向に対向する吐水管36の内周面に当接した状態で保持される。
これにより、吐水管36やセンサホルダ44の寸法誤差に起因してセンサ部材18に管径方向でのがたつきが生じ得る場合でも、給水チューブ14により方向F1に押圧されることで、センサ部材18の管径方向でのがたつきを抑えられる。
また、センサ部材18に管径方向でのがたつきが生じると、センサ部材18の突出部120が窓部110内で管径方向内側に変位し、センサ部材18の突出部120と窓部110により凹みが形成されるとともに、吐水管36の外周面とセンサ部材18の露出面120aとの間で段差が生じる。この点、センサ部材18の管径方向でのがたつきを抑えられるため、そのような段差や凹みが生じるのを防止でき、良好な意匠性を得られるうえ、吐水管36の外周面をセンサ部材18の露出面120aと一緒に拭きやすくなるので良好な清掃性が得られる。また、管径方向でのセンサ部材18のがたつきを抑えられるため、振動により吐水管36の内周面等と繰り返し接触することにより生じる異音の発生も防止できる。
また、吐水管36内に挿通される給水チューブ14を用いてセンサ部材18を押圧しているため、センサ部材18を押圧するための専用品を給水チューブ14とは別に吐水管36内に配置する必要がなくなる。よって、専用品のためのスペースを吐水管36内に確保せずともよくなり、吐水管36の小型化に寄与するうえ、部品数の削減により装置コストの削減にもつながる。
また、給水チューブ14の復元力を用いてセンサ部材18を押圧する場合、たとえば、給水チューブ14の断面形状を変化させるように潰し、潰れ部分に作用する復元力を用いることも考えられる。この場合、給水チューブ14内に形成される内部通路の形状が変化してしまい、通水抵抗等の通水性能に影響を与えてしまう。この点、給水チューブ14の曲げ部分に作用する復元力を用いてセンサ部材18を押圧するため、給水チューブ14の断面形状の変化を抑えられ、給水チューブ14の通水性能への影響を抑えられる。
また、給水チューブ14は根元部14bがセンサホルダ44と接触するため、以下の利点がある。給水チューブ14の復元力を他部材としてのセンサホルダ44に付与するうえでは、センサホルダ44の給水チューブ14との接触位置が差込部46bから離れるほど、給水チューブ14が自重等により曲げ中心側に変位してしまい、センサホルダ44に向けて大きな復元力を付与しにくくなる。この点、本実施形態によれば、給水チューブ14の根元部14bがセンサホルダ44と接触するため、センサホルダ44の給水チューブ14との接触位置が差込部46bに非常に近くなる。よって、給水チューブ14からセンサホルダ44に大きな復元力を与え易くなり、センサ部材18をしっかりと押圧できるようになる。
また、かりに、軟質な給水チューブ14により直接にセンサ部材18を押圧する場合、給水チューブ14の形状が安定しないうえ、給水チューブ14が筒状であるためセンサ部材18との接触範囲も安定せず、この結果、管軸方向周りに揺れ動くようにセンサ部材18ががたつく恐れがある。この点、センサ部材18は給水チューブ14により直接に押圧されず、給水チューブ14より硬質なセンサホルダ44の面接触により押圧される。よって、センサ部材18が安定した状態でセンサホルダ44により押圧されるため、管軸方向周りに揺れ動くようなセンサ部材18のがたつきを抑えられる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
吐水装置10は、建物、船舶等に設置される設備に用いられてよく、キッチンの他に、洗面台、手洗器、浴室等に用いられてもよい。また、管状体12が取り付けられる基体としてシンク102を例示した。この基体は、キッチンや洗面台ではカウンターが例示されるが、この他にも、キッチン等の設備の外内を区画する壁部材等が含まれる。吐水管36の形状はグースネック状に形成される例を説明したが、直線状に形成されてもよいし、曲げ部42が直角等に折れ曲がった形状でもよい。
センサ部材18は光電センサを例に説明したが、窓部110の外側における被検知物の有無を検知できればよく、光電センサ以外の非接触式センサが用いられてもよい。たとえば、センサ部材18は、静電容量型近接センサ等でもよい。また、センサ部材18の外側面部112には突出部120が設けられていなくともよい。
給水チューブ14は、吐水管36内にて曲げた状態で挿通されず、断面形状を変形させるように潰れた状態で挿通され、潰れ部分に作用する復元力によりセンサ部材18を押圧してもよい。
また、給水チューブ14は、吐水管36内に弾性変形した状態で配置され、自らの復元力によりセンサ部材18を押圧する弾性部材の一例として説明した。弾性部材は給水チューブ14以外でもよく、たとえば、センサホルダ44の当接面部134とセンサ部材18の間に挟み込まれるゴム等でもよい。
また、センサ部材18は、給水チューブ14の復元力によりセンサホルダ44を介して押圧される例を説明した。この他にも、センサ部材18は、吐水管36内にセンサホルダ44を配置せず、給水チューブ14の復元力により直接に押圧されてもよい。
吐出部材46は給水チューブ14の先端部を吐水管36に対して固定する固定部材の一例として説明した。固定部材は、給水チューブ14の先端部を吐水管36に対して固定できればよく、吐出部材46でなくともよい。
センサ部材18の外側面部112は、給水チューブ14の復元力により押圧されることにより、管径方向に対向する吐水管36の内周面に直接に当接する例を説明した。この他にも、センサ部材18の外側面部112は、吐水管36の内周面との間に配置されるシール部材を介して、吐水管36の内周面に当接してもよい。
10…吐水装置、14…給水チューブ(弾性部材)、18…センサ部材、36…吐水管、37…先端開口部、44…センサホルダ、46…吐出部材(固定部材)、110…窓部、114…内側面部。

Claims (5)

  1. 先端開口部より奥側に形成される窓部を有する吐水管と、
    前記吐水管内に配置され、前記窓部の外側における被検知物の有無を検知するためのセンサ部材と、
    前記吐水管内に弾性変形した状態で配置される弾性部材と、を備え、
    前記センサ部材は、前記弾性部材の復元力により前記窓部の外側に向けて押圧された状態で保持されることを特徴とする吐水装置。
  2. 前記弾性部材は、前記吐水管内に挿通される給水チューブであることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  3. 前記給水チューブは、前記吐水管内にて曲がるように弾性変形した状態で挿通され、
    前記センサ部材は、前記給水チューブの曲げ部分に作用する復元力により前記窓部の外側に向けて押圧された状態で保持されることを特徴とする請求項2に記載の吐水装置。
  4. 前記給水チューブの先端部に差し込まれる差込部を有し、該給水チューブの先端部を前記吐水管に対して固定する固定部材を備え、
    前記給水チューブは、前記差込部より前記吐水管の奥側にある部分のうちの先端側根元部が他部材との接触により曲がるように弾性変形することを特徴とする請求項3に記載の吐水装置。
  5. 前記センサ部材と前記弾性部材の間に配置され、前記センサ部材の前記窓部に臨む側とは反対側の内側面部に面接触し、前記弾性部材より硬質なセンサホルダを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の吐水装置。
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