JP2016141035A - 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム - Google Patents

画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016141035A
JP2016141035A JP2015018199A JP2015018199A JP2016141035A JP 2016141035 A JP2016141035 A JP 2016141035A JP 2015018199 A JP2015018199 A JP 2015018199A JP 2015018199 A JP2015018199 A JP 2015018199A JP 2016141035 A JP2016141035 A JP 2016141035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
job
forming apparatus
power
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015018199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6459570B2 (ja
Inventor
裕樹 碇
Hiroki Ikari
裕樹 碇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015018199A priority Critical patent/JP6459570B2/ja
Publication of JP2016141035A publication Critical patent/JP2016141035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459570B2 publication Critical patent/JP6459570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】記憶手段が不揮発性メモリで構成され、不揮発性メモリに作業データ及びジョブの情報を保存する場合において、所望の状態で装置を起動することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ13とCPU12とを備え、不揮発性メモリを、少なくとも、CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する制御部11を備える画像形成装置10であって、制御部は、電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御部と、前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラムに関し、特に、記憶手段が不揮発性メモリで構成された画像形成装置及び当該画像形成装置における起動制御方法並びに当該画像形成装置における起動制御プログラムに関する。
デジタル複合機等の画像形成装置は、一般に、不揮発性デバイス(HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等)と揮発性デバイス(DRAM(Dynamic Random Access Memory)等)とを備えている。不揮発性デバイスは、低速であるが電源オフ時もデータを保持することができ、揮発性デバイスは、高速であるが電源オン時しかデータを保持することができない。そこで、不揮発性デバイスには、電源オフ時も保持しておくべきデータやプログラムを記憶し、揮発性デバイスは、作業領域(データ処理中一時領域)として使用し、CPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより生じるデータ(作業データ)を記憶するのが一般的である。
一方、近年、新しい不揮発性デバイスとして、既存の不揮発性デバイス(SSD、HDD等)よりも高速、低消費電力、高信頼性である不揮発性メモリ(NVDIMM(Non-Volatile Dual In-line Memory Module)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、ReRAM(Resistance Random Access Memory)等)が登場してきている。今後、低速で大容量のストレージ(HDD、SSDなど)と揮発性メモリの代替として、高速で大容量の不揮発性メモリを使用する画像形成装置が普及していくと考えられる。このような画像形成装置では、電源切断後もデータを記憶させることができるため、電源再投入時に前回の電源切断時の状態で起動することが可能となる。
このような電源投入時の起動制御に関して、例えば、下記特許文献1には、画像形成予定の画像データをジョブ毎に不揮発性記憶媒体に記憶し、揮発メモリに各画像データのジョブ毎の管理情報であるジョブ管理情報を更新記憶させて、ジョブ毎に画像形成動作を実行する画像形成装置において、各ジョブの終了時又は所定時間経過時ごとに、前記揮発メモリに記憶されたジョブ管理情報を複製し、前記不揮発性記憶媒体に更新保存する複製保存手段と、自装置の起動時に、前記不揮発性記憶媒体にジョブ管理情報が保存されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって保存されていると判定された場合に、ジョブ管理情報を前記不揮発性記憶媒体から前記揮発メモリに復元する復元手段と、前記復元手段によって復元されたジョブ管理情報に基づいて画像形成動作を再開させる再開手段と、を備える画像形成装置が開示されている。
特開2005−22099号公報
上記従来の手法を用いて、画像形成装置を前回の電源切断時の状態で起動させることができるが、例えば、印刷を止める目的でユーザが電源切断を行った場合、電源再投入後、印刷ジョブは破棄されることが期待される。一方、印刷ジョブの実行中に停電などにより電源切断が行われた場合、電源再投入後、電源切断時に実行中であった印刷ジョブは途中から再開されることが期待される。このように、不揮発性メモリを作業領域として使用する画像形成装置では、これら両方の期待に応えることができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、記憶手段が不揮発性メモリで構成され、不揮発性メモリに作業データ及びジョブの情報を保存する場合において、所望の状態で装置を起動することができる画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPUとを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する制御部を備える画像形成装置であって、前記制御部は、電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御部と、前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の一側面は、読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPUとを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する画像形成装置における起動制御方法であって、電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御処理と、前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPUとを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する制御部を備える画像形成装置で動作する起動制御プログラムであって、前記制御部に、電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御処理、前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラムによれば、記憶手段が不揮発性メモリで構成され、不揮発性メモリに作業データ及び画像形成に関するジョブの情報を保存する場合において、所望の状態で装置を起動することができる。
その理由は、制御部(起動制御プログラム)は、電源が投入された際に、前回の電源切断時の状態に復帰させるか否かをユーザに選択させ、前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合は、少なくとも不揮発性メモリの作業領域に保存されている作業データを消去してから装置を起動させる制御を行うからである。
これにより、ユーザの意図通りに装置を起動することができ、ユーザの意図に反して画像形成に関するジョブが再開されるといった不具合を未然に防止することができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置に搭載される不揮発性メモリのメモリマップを示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御部により実行される機能を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御部の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の操作表示部に表示される画面の一例である。
背景技術で示したように、新しい不揮発性デバイスとして、NVDIMMやMRAM、ReRAM等の不揮発性メモリが実用化され、画像形成装置などに搭載されるようになってきている。高速で大容量の不揮発性メモリに、プログラムを実行することにより生じる作業データやジョブ情報を保存する画像形成装置では、電源切断後も作業データやジョブ情報を記憶させることができるため、電源再投入時に、画像形成装置を電源切断時の状態で起動することが可能となる。
しかしながら、画像形成装置を電源切断時の状態で起動させることが必ずしも良いとは限らない。例えば、間違った印刷ジョブを送信してしまい、印刷を途中で止めるためにユーザが画像形成装置の電源を切断した場合は、電源再投入後に、同じ印刷ジョブが再開されるのは好ましくないため、印刷ジョブは破棄されることが望ましい。一方、印刷ジョブの実行中に停電などにより画像形成装置の電源が切断された場合や、ユーザが間違って画像形成装置の電源を切断してしまった場合は、電源再投入後に、電源切断時に実行中であった印刷ジョブは途中から再開されることが望ましい。このように、電源が切断された理由にかかわらず印刷ジョブを途中から再開するような制御では、ユーザが意図する状態で画像形成装置を起動することができないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、記憶手段が不揮発性メモリで構成され、不揮発性メモリを、少なくとも、作業データを記憶する作業領域と画像形成に関するジョブ情報を記憶するジョブ保存領域として使用する画像形成装置において、ユーザの意思で画像形成装置の起動方法を切り替えることができるように、電源投入時に、必要に応じて不揮発性メモリにジョブ情報が保存されているかを確認してジョブ情報の一覧をユーザに通知し、画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるか否かをユーザに選択させる。そして、画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合は、少なくとも不揮発性メモリの作業領域に保存された作業データを消去してから装置を起動する。具体的には、ジョブを破棄する起動方法が選択された場合は、不揮発性メモリの作業領域に保存されている作業データとジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の双方を消去してから装置を起動し、部の始めからジョブを開始する起動方法が選択された場合は、不揮発性メモリの作業領域に保存されている作業データのみを消去してから装置を起動し、途中からジョブを再開する起動方法が選択された場合は、作業データ及びジョブ情報の双方を消去しないで装置を起動する。これにより、ユーザが意図する状態で画像形成装置を起動することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラムについて、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図であり、図2は、画像形成装置の不揮発性メモリのメモリマップを示す模式図である。また、図3は、画像形成装置の制御部により実行される機能を示すブロック図であり、図4は、画像形成装置の制御部の動作を示すフローチャート図である。また、図5は、操作表示部に表示される画面の一例である。
本発明の対象となる装置は、例えば、MFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置である。この画像形成装置10は、図1に示すように、制御部11、不揮発性メモリ14、ネットワークI/F部15、スキャナ部16、FAX制御部17、画像形成部18、操作表示部19などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12と不揮発性メモリ13とで構成され、これらはメモリバスを介して接続される。不揮発性メモリ13は、読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な記憶手段であり、NVDIMMやMRAM、ReRAM等で構成される。図2(a)は、不揮発性メモリ13のメモリマップであり、不揮発性メモリ13には作業領域などが用意されている。CPU12は、プログラム(本実施例の起動制御プログラムを含む。)及びプログラムを処理するために必要なデータを作業領域に展開して実行することにより、画像形成装置10の全体動作を制御する。
例えば、制御部11は、スキャナ部16が原稿から読み取った画像データや、FAX制御部17が送受信する画像データに対して、エッジ強調処理やスムージング処理、色変換処理等の画像処理を行う。また、外部のコンピュータ装置から取得したジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に対して、ジョブに含まれる各ページをラスタライズしてページ毎の画像データを生成し、生成した画像データに対して上記画像処理を行う。そして、画像処理後の画像データを画像形成部18にビデオ出力することにより印刷処理を実行させる。
不揮発性メモリ14は、不揮発性メモリ13と同様に、読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な記憶手段であり、NVDIMMやMRAM、ReRAM等で構成される。図2(b)は、不揮発性メモリ14のメモリマップであり、不揮発性メモリ14には、プログラム領域、データ領域、ジョブ保存領域、エラー履歴保存領域などが用意されている。プログラム領域は、不揮発性メモリ13に記憶されるプログラム以外のプログラムを格納する領域である。データ領域は、画像形成装置10の設定情報などのデータを格納する領域である。ジョブ保存領域は、ユーザが実行したいプリントジョブやコピージョブ、FAXジョブなどの画像形成に関するジョブの情報を管理するための領域である。ジョブを管理するための情報には、ジョブのデータ(例えば、処理の対象となる画像データ)、ジョブを識別するためのジョブID、ジョブが実行済みであるか実行中であるか未実行であるかなどの状態を示すステータス、処理済みの部数、未処理の部数など、ジョブを処理するために必要な全てのデータが含まれる。以下、これらを総称してジョブ情報と呼ぶ。エラー履歴保存領域は、画像形成装置10の動作中に発生したエラーの内容を示すエラー情報を管理するための領域である。このエラー情報には、エラーを識別するためのエラーIDなどが含まれる。
ネットワークI/F部15は、電話回線に接続するためのモデムや、LAN(Local Area Network)などの構内通信網に接続するためのNIC(Network Interface Card)などであり、電話回線を介して接続されるFAX装置とのFAX通信や、構内通信網を介して接続されるコンピュータ装置との通信を可能にする。
スキャナ部(画像読取部)16は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成され、原稿から読み取った画像データを制御部11に出力する。
FAX制御部17は、ネットワークI/F部15を制御し、外部のFAX装置に対してFAXデータを送信したり、外部のFAX装置からFAXデータを受信し、受信したFAXデータを制御部11に出力したりする。
画像形成部18(プリントエンジン)は、制御部11からビデオ出力される画像データに基づき、用紙への印刷処理を行う。具体的には、電子写真方式の場合は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに、露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、給紙部から給紙した用紙に2次転写し、定着装置で用紙上のトナー像を定着させ、排紙部に排紙する処理を行う。
操作表示部19は、図5(a)に示すように、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部上に格子状の透明電極からなるタッチセンサなどの操作部が配置されたパネル19a、ハードキー19bなどで構成され、画像形成装置10の操作画面や、図5(b)に示すような、ジョブ情報の一覧や起動方法の選択肢をユーザに提示する画面などを表示し、ユーザからの操作を受け付け、操作に応じた信号を制御部11に出力する。
なお、本実施例では、画像形成装置10にスキャナ部16とFAX制御部17と画像形成部18とを備える構成としたが、これらの構成要素は必須ではなく、スキャナ部16やFAX制御部17を持たない単機能プリンタや、スキャナ部16やFAX制御部17、画像形成部18を持たないプリンタコントローラやRIP(Raster Image Processor)コントローラなどとしてもよい。また、画像形成部18は、必ずしも画像形成装置10に内蔵されている必要はなく、画像形成部18が別の装置として分離した構成としてもよい。また、ジョブ情報や起動方法を音や光でユーザに通知するためのスピーカやランプなどを備える構成としてもよい。
また、不揮発性メモリに設ける領域は図2の構成に限定されない。また、本実施例では、制御部11の内部と外部の各々に不揮発性メモリを設けているが、制御部11の内部又は外部の一方に不揮発性メモリを設けてもよいし、不揮発性メモリ13と不揮発性メモリ14以外の他の不揮発性メモリを設けてもよい。また、少なくとも不揮発性メモリを作業領域及びジョブ保存領域として使用する限りにおいて、レジスタなどの他の記憶手段を備えていてもよい。
ここで、作業領域及びジョブ保存領域として不揮発性メモリ13、14を使用する構成では、電源切断後も作業領域のデータやジョブ保存領域のジョブ情報を保存することができるため、電源再投入時に、装置を電源切断時の状態で起動することが可能となる。しかしながら、上述したように、ユーザが印刷を中止させるために電源を切断した場合、電源再投入後に途中からジョブが再開されるのは合理的でない。従って、電源再投入時に一律に電源切断時の状態で起動する従来の方法では、ユーザが意図する状態で画像形成装置を起動させることができない。
そこで、本実施例では、図3に示すように、制御部11を、保存情報確認部11a、選択制御部11b、起動制御部11cなどとして機能させ、ユーザが意図する状態で画像形成装置を起動できるようにする。
具体的には、保存情報確認部11aは、不揮発性メモリ14にジョブ情報が保存されているかを確認する。本実施例の場合、不揮発性メモリ14にジョブ保存領域が設けられているため、ジョブ保存領域を参照することによりジョブ情報が保存されているかを確認することができる。また、保存情報確認部11aは、必要に応じて、不揮発性メモリ14にエラー情報が保存されているかを確認する。本実施例の場合、不揮発性メモリ14にエラー履歴保存領域が設けられているため、エラー履歴保存領域を参照することによりエラー情報が保存されているかを確認することができる。
選択制御部11bは、不揮発性メモリ14にジョブ情報が保存されている場合に、画像形成装置10を前回の電源切断時の状態に復帰させるか否かをユーザに選択させる。例えば、図5(a)に示すように、ハードキー19aの中に、電源切断時の状態に復帰させて起動させるための起動指示キー19cと、電源切断時の状態に復帰させないで起動させるための起動指示キー19dとを設けておき、起動指示キー19c又は起動指示キー19dを操作することにより、ユーザは電源切断時の状態に復帰させるか否かを選択することができる。
上記では、電源切断時の状態に復帰させるか否かをユーザに選択させたが、例えば、ジョブを破棄する(画像形成装置10を初期状態で起動する)か、ジョブを初めから処理する(最初の部からジョブを開始できる状態で画像形成装置10を起動する)か、ジョブを途中から処理する(画像形成装置10を前回の電源切断時の状態で起動する、すなわち前回の電源切断時の状態に復帰させる)かなど、3つ以上の起動方法の中から、ユーザに所望の起動方法を選択させるようにしてもよい。その場合は、例えば図5(b)に示すように、複数の起動方法をパネル19aに選択可能に表示させることにより、ユーザは所望の起動方法を選択することができる。
また、起動方法の選択に際し、ジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の一覧をユーザに通知することもできる。例えば、図5(b)に示すように、ジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の一覧(ここでは、ジョブIDとステータスと部数など)をパネル19aに表示させることにより、起動方法の選択を容易にすることができる。ここで、ユーザに通知するジョブは、実行中のジョブのみならず、未実行のジョブを含めることができる。未実行のジョブを含めることにより、例えば、そのジョブをまだ実行していない場合はジョブを破棄しない起動方法を選択し、そのジョブが他の画像形成装置で実行済みの場合や時間経過によりそのジョブを実行する必要がなくなった場合はジョブを破棄する起動方法を選択すればよく、よりユーザの意図に沿った起動方法を選択することが可能となる。なお、ジョブ情報や起動方法をユーザに通知する方法は、パネル19aに表示する方法に限らず、音や光などによって通知してもよい。
起動制御部11cは、ユーザに選択された起動方法に従って、画像形成装置10を起動する。例えば、ジョブを破棄して装置を初期状態で起動する起動方法が選択された場合は、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブの情報の双方を消去してから装置を起動する。この場合、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを初めから実行することになる。また、最初の部からジョブを開始できる状態で起動する起動方法が選択された場合は、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データのみを消去してから装置を起動する。この場合、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを再度実行するが、ジョブ情報がジョブ保存領域に保存されているため、そのジョブ情報を利用してジョブを開始することになる。また、ジョブを途中から再開できる状態で起動する起動方法が選択された場合は、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データ及び不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の双方を消去せずに装置を起動する。この場合、CPU12は不揮発性メモリ13に展開したプログラムを続きから実行し、ジョブ保存領域に保存されたジョブ情報を使用してジョブを続きから再開することになる。
ここで、電源切断後、一定時間が経過してから再度電源が投入された場合は、ユーザは電源切断時に実行中であったジョブを再開させる意思がないと考えられる。そこで、そのような場合は、起動制御部11cは、必要に応じて、前回電源切断後から電源再投入までの経過時間を計測し、経過時間が予め定めた閾値を超える場合は、ジョブ情報の一覧や起動方法の選択肢をユーザに提示せずに、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報を消去してから装置を起動させるようにしてもよい。また、エラー発生後に電源が切断され、再度電源が投入された場合は、エラーが復帰したかを確認する必要があるため、電源切断時に実行中であったジョブをそのまま再開させるのは好ましくないと考えられる。そこで、そのような場合は、起動制御部11cは、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報に加えて、エラー履歴保存領域に保存されたエラー情報を消去してから装置を起動させるようにしてもよい。
なお、上記保存情報確認部11a、選択制御部11b、起動制御部11cはハードウェアとして構成してもよいし、制御部11を保存情報確認部11a、選択制御部11b、起動制御部11cとして機能させる起動制御プログラムとして構成し、当該起動制御プログラムをCPU12に実行させるようにしてもよい。
以下、上記構成の画像形成装置10の動作について説明する。CPU12は、不揮発性メモリ13に記憶された起動制御プログラムを実行することにより、図4のフローチャートに示す各ステップの処理を実現する。なお、図4は、画像形成装置に対して電源の再投入を行った場合の制御を示している。
画像形成装置の電源スイッチがオンにされて電源が投入されると、制御部11(保存情報確認部11a)は、必要に応じて、不揮発性メモリ14のエラー履歴保存領域をチェックする(S101)。エラー履歴保存領域にエラー情報が保存されている場合(S102のYes)は、電源切断時にジョブが実行中であっても、そのジョブを再開させるのは好ましくないため、制御部11(起動制御部11c)は、エラー履歴保存領域のエラー情報を消去し(S103)、続いて、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報を消去する(S111)。その後、制御部11(起動制御部11c)は、画像形成装置10を起動する。この場合、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを初めから実行することになる。
一方、エラー履歴保存領域にエラー情報が保存されていない場合(S102のNo)は、制御部11(保存情報確認部11a)は、必要に応じて、不揮発性メモリ14のジョブ保存領域をチェックする(S104)。ジョブ保存領域にジョブ情報が保存されていない場合は(S105のNo)は、ジョブの途中で電源が切断された状態ではないため、制御部11(起動制御部11c)は、画像形成装置10を通常通り起動する。
ジョブ保存領域にジョブ情報が保存されている場合は(S105のYes)、制御部11(起動制御部11c)は、必要に応じて、前回の電源切断後から電源再投入までの経過時間を計測する(S106)。経過時間が予め定めた閾値よりも大きい場合は(S107のYes)、途中からジョブを再開する必然性が乏しいため、制御部11(起動制御部11c)は、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報を消去した後(S111)、画像形成装置10を起動する。この場合も、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを初めから実行することになる。
経過時間が閾値以下の場合は(S107のNo)、制御部11(選択制御部11b)は、必要に応じて、不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の一覧及び起動方法の選択肢を操作表示部19に表示させてユーザに提示する(S108)。例えば、図5(b)に示すように、ジョブ情報として、ジョブID、ステータス、部数などを表示し、起動方法の選択肢として「ジョブを破棄する」、「最初の部数からジョブを開始する」、「途中からジョブを再開する」などを表示する。ここで、操作表示部19に表示させるジョブ情報は、ジョブ保存領域に保存されているジョブ情報の中の、ステータスが「実行中」または「未実行」となっているジョブである。
なお、ここでは、ジョブ情報の一覧や起動方法の選択肢を操作表示部19に表示させる場合を示したが、例えば、画像形成装置10を遠隔操作するための操作表示装置(リモート端末)を備えている場合は、制御部11(選択制御部11b)はリモート端末にジョブ情報や起動方法の選択肢を通知し、これらの情報をリモート端末の操作表示部に選択可能に表示させるようにしてもよい。
そして、制御部11(選択制御部11b)は、操作表示部19のパネル19aやハードキー19c、19dなどが操作されたかを確認し(S109)、操作されていない場合は、ジョブ情報の一覧や起動方法の選択肢を表示させた状態で待機する。操作表示部19のユーザ操作により、「ジョブを破棄する」が選択された場合(S110のYes)、制御部11(起動制御部11c)は、不揮発性メモリ13の作業領域に保存されている作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されているジョブ情報を消去した後(S111)、画像形成装置10を起動する。この場合も、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを初めから実行することになる。
一方、操作表示部19のユーザ操作により、「途中からジョブを再開する」が選択された場合は(S112のYes)、制御部11(起動制御部11c)は、画像形成装置10を電源切断前の状態で起動する。すなわち、CPU12は不揮発性メモリ13に展開したプログラムを続きから実行し、ジョブ保存領域に保存されたジョブ情報を使用してジョブを再開する。また、操作表示部19のユーザ操作により、「途中からジョブを再開する」が選択されなかった(「最初の部からジョブを開始する」が選択された)場合は(S112のNo)、制御部11(起動制御部11c)は、不揮発性メモリ13の作業領域の作業データのみ消去した後(S113)、画像形成装置10を起動する。この場合、CPU12は不揮発性メモリ13にプログラムを展開してプログラムを再度実行し、ジョブ保存領域に保存されているジョブ情報を利用して最初の部からジョブを開始する。
なお、上記フローにおける、不揮発性メモリ14のエラー情報保存領域にエラー情報が保存されているかの判断(S102及びS103)、不揮発性メモリ14のジョブ情報保存領域にジョブ情報が保存されているかの判断(S104及びS105)、電源切断から電源投入までの経過時間が閾値を超えるかの判断(S106及びS107)は必須ではなく、省略することができる。
このように、電源が再投入された際に、電源切断時の状態に復帰させるか否かをユーザに選択させ、ユーザの選択に従って、不揮発性メモリ13の作業領域に保存された作業データと不揮発性メモリ14のジョブ保存領域に保存されたジョブ情報の双方を消去してから起動する(ジョブを破棄して起動する)か、不揮発性メモリ13の作業領域に保存された作業データのみを消去してから起動する(最初の部からジョブを開始する)か、作業データとジョブ情報の双方を消去することなく起動する(途中からジョブを再開する)かのいずれかの方法で装置を起動させるため、ユーザの意図通りに画像形成装置を起動することができる。
ここで、プログラムカウンタも不揮発性メモリ102に保持されると、電源をオンにした後、直ちに(本実施例の動作制御プログラムを実行する前に)、中断したプログラムが再開されてしまう。そこで、電源オンの際に、中断したプログラムを再開させずに、優先度の高い割り込みを発生させ、本実施例の動作制御プログラムを実行させるようにする。この動作制御プログラムを実行させる方法として、電源オン時の割り込み以外に、起動専用CPU(サブCPUなど)を用いる構成も考えられる。この場合、電源オン後に起動専用CPUにて動作制御プログラムを動作させ、動作制御プログラムの終了後、メインCPUにて中断したプログラムを再開させるようにすればよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、制御対象として画像形成装置を例示したが、制御対象は画像形成装置に限らず、不揮発性メモリを作業領域とジョブ保存領域として利用する任意の装置に対しても本発明の動作制御方法を同様に適用することができる。
本発明は、記憶手段が不揮発性メモリで構成される装置及び当該装置の起動を制御する起動制御方法並びに起動制御プログラム並びに当該起動制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像形成装置
11 制御部
11a 保存情報確認部
11b 選択制御部
11c 起動制御部
12 CPU
13 不揮発性メモリ
14 不揮発性メモリ
15 ネットワークI/F部
16 スキャナ部
17 FAX制御部
18 画像形成部
19 操作表示部
19a パネル
19b ハードキー
19c、19d 起動指示キー

Claims (17)

  1. 読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPU(Central Processing Unit)とを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する制御部を備える画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御部と、
    前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、更に、
    前記電源投入時に、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に前記ジョブの情報が保存されているかを確認する保存情報確認部を有し、
    前記選択制御部は、前記ジョブ保存領域に前記ジョブの情報が保存されている場合に、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記選択制御部は、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの一覧を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択制御部は、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの内の、前記電源切断時に実行中のジョブ及び未実行のジョブの一覧を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、操作表示部を備え、
    前記選択制御部は、前記ジョブの一覧を前記操作表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記選択制御部は、前記ジョブを破棄するか、前記ジョブを初めから処理するか、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させて前記ジョブを途中から処理するか、のいずれかを前記ユーザに選択させ、
    前記起動制御部は、前記ジョブを破棄することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動し、前記ジョブを初めから処理することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データを消去してから前記画像形成装置を起動し、前記ジョブを途中から処理することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去せずに前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置。
  7. 前記起動制御部は、電源が切断された後、再度電源が投入されるまでの経過時間を計測し、前記経過時間が予め定めた閾値を超える場合は、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させることなく、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記起動制御部は、エラーの発生により電源が切断され、再度電源が投入された場合は、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させることなく、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPUとを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する画像形成装置における起動制御方法であって、
    電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御処理と、
    前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御処理と、を実行する、
    ことを特徴とする起動制御方法。
  10. 前記電源投入時に、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に前記ジョブの情報が保存されているかを確認する保存情報確認処理を更に実行し、
    前記選択制御処理では、前記ジョブ保存領域に前記ジョブの情報が保存されている場合に、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の起動制御方法。
  11. 前記選択制御処理では、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの一覧を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の起動制御方法。
  12. 前記選択制御処理では、前記不揮発性メモリの前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの内の、前記電源切断時に実行中のジョブ及び未実行のジョブの一覧を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の起動制御方法。
  13. 前記画像形成装置は、操作表示部を備え、
    前記選択制御処理では、前記ジョブの一覧を前記操作表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の起動制御方法。
  14. 前記選択制御処理では、前記ジョブを破棄するか、前記ジョブを初めから処理するか、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させて前記ジョブを途中から処理するか、のいずれかを前記ユーザに選択させ、
    前記起動制御処理では、前記ジョブを破棄することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動し、前記ジョブを初めから処理することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データを消去してから前記画像形成装置を起動し、前記ジョブを途中から処理することが選択された場合は、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去せずに前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一に記載の起動制御方法。
  15. 前記起動制御処理では、電源が切断された後、再度電源が投入されるまでの経過時間を計測し、前記経過時間が予め定めた閾値を超える場合は、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させることなく、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の起動制御方法。
  16. 前記起動制御処理では、エラーの発生により電源が切断され、再度電源が投入された場合は、前記画像形成装置を前記前回の電源切断時の状態に復帰させるかを前記ユーザに選択させることなく、前記作業領域に保存されている前記作業データ及び前記ジョブ保存領域に保存されている前記ジョブの情報を消去してから前記画像形成装置を起動する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の起動制御方法。
  17. 読み書き可能であって、電源を供給しなくてもデータを保存可能な不揮発性メモリとCPUとを備え、前記不揮発性メモリを、少なくとも、前記CPUがプログラムを実行することにより生じる作業データを保存する作業領域と前記プログラムが処理する画像形成に関するジョブの情報を保存するジョブ保存領域として使用する制御部を備える画像形成装置で動作する起動制御プログラムであって、
    前記制御部に、
    電源投入時に、前記画像形成装置を前回の電源切断時の状態に復帰させるかをユーザに選択させる選択制御処理、
    前記前回の電源切断時の状態に復帰させないことが選択された場合、前記不揮発性メモリの少なくとも前記作業領域に保存している前記作業データを消去した後、前記画像形成装置を起動する起動制御処理、を実行させる、
    ことを特徴とする起動制御プログラム。
JP2015018199A 2015-02-02 2015-02-02 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム Active JP6459570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015018199A JP6459570B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015018199A JP6459570B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016141035A true JP2016141035A (ja) 2016-08-08
JP6459570B2 JP6459570B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=56568213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015018199A Active JP6459570B2 (ja) 2015-02-02 2015-02-02 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459570B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146630A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH1026911A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2008158194A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US20090201529A1 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Kyocera Mita Corporation Image forming system, apparatus, method and control program
JP2009251275A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2011104879A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2013169788A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Canon Inc 印刷制御装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2013182577A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146630A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH1026911A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2008158194A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US20090201529A1 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Kyocera Mita Corporation Image forming system, apparatus, method and control program
JP2009251275A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2011104879A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2013169788A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Canon Inc 印刷制御装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2013182577A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6459570B2 (ja) 2019-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041522B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
US10447878B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and storage medium
US10255008B2 (en) Printing apparatus and method for controlling the execution of print jobs
JP4333717B2 (ja) 画像形成装置
JP6703790B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5103307B2 (ja) 画像形成装置
JP6108710B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2017130071A (ja) 画像処理装置及びメモリ制御プログラム並びにメモリ制御方法
JP6226243B2 (ja) 画像形成装置及び動作制御方法並びに動作制御プログラム
JP2010038998A (ja) 画像形成装置,立ち上げ制御方法,プログラム,および記録媒体
JP2018078485A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の起動方法
JP2008265135A (ja) 印刷システム及び印刷装置
JP2012168374A (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
JP5967945B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP6459570B2 (ja) 画像形成装置及び起動制御方法並びに起動制御プログラム
JP6459543B2 (ja) 画像形成装置及びジョブ処理制御方法並びにジョブ処理制御プログラム
KR20140005773A (ko) 덮어쓰기 기능을 가진 정보 처리 장치, 그 제어 방법 및 기억 매체
US10956090B2 (en) Memory system and electronic apparatus
JP2011010211A (ja) 画像形成装置
JP2007136824A (ja) 印刷装置及び印刷方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP4678226B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP2012162041A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP4534843B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP2009100103A (ja) 印刷装置
JP2023160058A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6459570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150