JP2016139954A - プロジェクター及び投写方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整をできるようにする。
【解決手段】映像処理装置300は、動画像の各フレームの画像データと、各フレームの画像サイズを示す制御情報を含む動画像ファイルをメモリーカード400に書き込む。プロジェクター100は、メモリーカード400に書き込まれている動画像ファイルを再生する。プロジェクター100は、動画像ファイルから制御情報を抽出し、動画像ファイルに含まれている各フレームの画像データの画像を投写する際、投写する画像のサイズを抽出した制御情報に応じて変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター及び投写方法に関する。
画像を投写しつつ、投写位置の制御を行う発明として、例えば特許文献1に開示されたシステムがある。このシステムにおいては、操作卓を操作すると、プロジェクターに対し、画像信号とは別系統でDMX信号を供給する。プロジェクターは、供給されたDMX信号に応じて画像のパンやチルトなどを行い、画像の投写位置を変更する。
特開平10−301202号公報
特許文献1の発明においては、映像とは別系統でDMX信号を送るため、配線が煩雑となる。また、画像のパンやチルトを行う場合には、画像に合わせて操作卓を操作する必要がある。画像に合わせて頻繁にパンやチルトを行う際には、頻繁に操作卓を操作する必要があり、難しい操作を要求されることとなる。
本発明は、外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整をできるようにすることを目的とする。
本発明は、動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した画像データが示す動画像を投写する投写部と、前記抽出部が抽出した制御情報に基づいて前記投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理部と、を有するプロジェクターを提供する。
このプロジェクターによれば、プロジェクターに対して外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
本発明においては、設置位置に取り付けるための取付部と、前記取付部に連結され、前記投写部を備える本体部とを有する構成としてもよい。
この構成によれば、部屋の壁面や天井にプロジェクターを取り付け、外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
また、本発明においては、前記情報処理部は、前記制御情報に基づいた調整が当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において行われるように、当該調整を当該時刻より早い時刻に開始する構成としてもよい。
この構成によれば、投写される画像について制御情報に基づいた調整を、当該制御情報に対応した時刻に行うことができる。
また、本発明においては、前記投写部は、レンズを備え、前記画像データに応じて変調されて前記動画像を示す光を投写する投写光学系を有し、前記情報処理部は、前記制御情報に基づいて前記レンズの位置を制御し、投写される動画像を調整する構成としてもよい。
この構成によれば、投写する画像のサイズや位置などを調整することができる。
また、本発明においては、前記ファイルにおいては、前記動画像の各フレームのデータのそれぞれに前記制御情報が対応付けられている構成としてもよい。
この構成によれば、画像の調整をフレーム単位で行うことができる。
また、本発明においては、前記制御情報は、照明となる照明用画像の投写を指示する指示情報を含み、前記抽出部が、当該指示情報を含む制御情報を抽出した場合、前記投写部は、当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において、前記照明用画像を投写する構成としてもよい。
この構成によれば、プロジェクターを照明として機能させることができる。
また、本発明は、動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された画像データが示す動画像を投写する投写ステップと、前記抽出ステップで抽出された制御情報に基づいて、前記動画像を投写する投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理ステップと、を有する投写方法。
この投写方法によれば、外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
本発明に係る装置を示した図。 映像処理装置300において実現する機能の構成を示した機能ブロック図。 映像処理装置300が表示するGUIの一例を示した図。 動画像ファイルのフォーマットの一例を示した図。 本発明に係るプロジェクター100の斜視図。 プロジェクター100の正面図及び側面図。 プロジェクター100のハードウェア構成を示した図。 プロジェクター100において実現する機能の構成を示した機能ブロック図。 制御部11が行う処理の流れを示したフローチャート。 制御情報に応じた画像のサイズの変化を示した図。 変形例の動作を説明するための図。
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明に係る装置を示した図である。メモリーカード400は、動画像や静止画像のファイルを記録する記録媒体である。映像処理装置300は、所謂パーソナルコンピューターである。映像処理装置300は、CPU(Central Processing Unit)、ブートローダやBIOS(Basic Input Output System)などを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、マウスやキーボードなどの入力装置、画像を表示するディスプレイ装置、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶するハードディスク装置などを備える。さらに映像処理装置300は、メモリーカード400が挿入されるスロットを備えている。映像処理装置300は、スロットに挿入されたメモリーカード400へアクセスし、ファイルの書込みや消去、ファイルの読み出しなどを行う。また、映像処理装置300は、動画像の編集を行うための編集プログラムを記憶している。映像処理装置300において、この編集プログラムが実行されると、プロジェクター100が投写する画像のサイズを制御するため情報を、制御情報として動画像ファイルに付加する機能が実現する。
プロジェクター100は、スクリーンや壁面などに画像を投写する装置である。プロジェクター100は、メモリーカード400が挿入されるスロットを備えている。プロジェクター100は、スロットに挿入されたメモリーカード400からファイルを読み出し、ファイルが示す画像を投写する。また、プロジェクター100は、制御情報が付加された動画像ファイルを再生する機能を備えている。プロジェクター100は、制御情報が付加された動画像ファイルを再生する場合、投写する画像のサイズを付加されている制御情報に応じて変更する。
(映像処理装置300の構成)
図2は、映像処理装置300において、CPUが編集プログラムを実行することにより実現する機能を示した機能ブロック図である。読み出し部311は、メモリーカード400又は映像処理装置300が備えるハードディスク装置(図示略)に記憶された動画像ファイルを読み出す。
設定部314は、読み出した動画像ファイルが示す動画像において、画像のサイズを変更するタイミングを設定する。例えば、設定部314は、図3に例示したGUI(Graphical User Interface)を映像処理装置300のディスプレイ装置に表示する。図3において、画像表示領域A1は、読み出した動画像ファイルの画像が表示される領域である。シークバーC1は、読み出した動画像ファイルの再生位置を変更するためのGUIである。読み出した動画像ファイルが再生されると、再生が進むにつれてシークバーC1のスライダーSが左から右へ移動し、シークバーC1の横に表示された再生時刻が更新される。設定部314は、スライダーSをドラッグする操作が行われると、ドラッグされたスライダーSの移動方向及び移動量に応じて動画像の早戻し又は早送りを行う。
図3において、ボタンB1〜B5は、読み出した動画像ファイルの再生、早送り、頭出しなどを行うためのボタンである。ボタンB1とボタンB5は、読み出した動画像ファイルの頭出しを行うためのボタンである。設定部314は、ボタンB1をクリックする操作が行われると、読み出した動画像ファイルの先頭の画像を表示し、ボタンB5をクリックする操作が行われると、動画像ファイルの後尾の画像を表示する。また、設定部314は、ボタンB1又はボタンB5をクリックする操作が行われると、シーク―バーC1のスライダーの位置を変更し、表示している動画像の再生時刻を表示する。
ボタンB2は、読み出した動画像ファイルの早戻しを行うためのボタンである。設定部314は、ボタンB2をクリックする操作が行われると、動画像ファイルの早戻しを行う。また、設定部314は、ボタンB2をクリックする操作が行われると、シーク―バーC1のスライダーの位置を変更し、表示している動画像の再生時刻を表示する。ボタンB4は、動画像ファイルの早送りを行うためのボタンである。設定部314は、ボタンB4をクリックする操作が行われると、動画像ファイルの早送りを行う。また、設定部314は、ボタンB4をクリックする操作が行われると、シーク―バーC1のスライダーの位置を変更し、表示している画像の再生時刻を表示する。
ボタンB3は、読み出した動画像ファイルの再生と一時停止を行うためのボタンである。設定部314は、動画像ファイルの再生を停止している状態においてボタンB3をクリックする操作が行われると、動画像ファイルの再生を行う。また、設定部314は、動画像ファイルの再生中においては、シーク―バーC1のスライダーの位置を変更し、表示している画像の再生時刻を表示する。また、設定部314は、動画像ファイルを再生している状態においてボタンB3をクリックする操作が行われると、動画像ファイルの再生を停止する。
テキストボックスBX1は、プロジェクター100が投写する画像のサイズが入力されるGUIである。設定部314は、テキストボックスBX1に入力された数値に応じて、画像表示領域A1に表示される動画像Vのサイズを変更する。なお、本実施形態においては、テキストボックスBX1に入力可能な数値の範囲は、0から255の範囲であり、0は、プロジェクター100が投写可能な最大のサイズを示し、255は、プロジェクター100が投写可能な最少のサイズを示す。
テキストボックスBX2とテキストボックスBX3は、動画像を入力された画像サイズとする期間を設定するためのGUIである。テキストボックスBX2には、入力された画像サイズにされる再生期間の先頭の再生時刻が入力され、テキストボックスBX3には、入力された画像サイズにされる再生期間の後尾の再生時刻が入力される。
ボタンB7は、テキストボックスBX1に入力された数値と、動画像ファイルの再生時刻とを対応付けるためのボタンである。設定部314は、ボタンB7をクリックする操作が行われると、テキストボックスBX1に入力された数値を、テキストボックスBX2に入力された時刻からテキストボックスBX3に入力された時刻までの期間に対応付けて記憶する。
ボタンB6は、動画像の各フレームのデータと制御情報とを含む動画像ファイルを生成するためのボタンである。生成部313は、ボタンB6をクリックする操作が行われると、ボタンB7の操作により記憶した期間とサイズとの対応を基にして、動画像の各フレームのデータと制御情報とを含む動画像ファイルを生成する。
図4は、生成部313が生成する動画像ファイルのフォーマットの一例を示す図である。生成部313が生成する動画像ファイルは、大別すると、ファイルヘッダ部F1とデータ部F2で構成される。ファイルヘッダ部F1は、メタデータを含むブロックである。ファイルヘッダ部F1は、例えば、動画像ファイルのファイル名、データ形式、動画像の長さ(時間)などの各種情報を含む。
データ部F2は、制御情報や動画像の各フレームのデータなどを含む。具体的には、データ部F2は、ヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を複数含む。ヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組は、動画像のフレーム毎に設けられる。フレームデータ部F22は、動画像の一のフレームの画像データを含む。ヘッダ部F21は、組となるフレームデータ部F22に関係する情報を含み、基本情報部F211と制御情報部F212とを含む。
生成部313は、ボタンB6をクリックする操作が行われると、動画像の先頭から後尾までの各フレームの画像データに連続した番号を付与する。生成部313は、動画像のフレーム毎にヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を生成し、各フレームデータ部F22に一のフレームの画像データを格納する。また、生成部313は、それぞれのヘッダ部F21の基本情報部F211において、組となるフレームデータ部F22に格納された画像データに付与されている番号を含める。また、生成部313は、それぞれのヘッダ部F21において、組となるフレームデータ部F22の画像データの再生時刻を基本情報部F211に含める。
また、生成部313は、制御情報部F212に画像のサイズを示す数値を含める。具体的には、生成部313は、ボタンB7の操作により記憶した期間とサイズとの対応を基にして、投写する画像のサイズを示す情報を、制御情報部F212に含める。例えば、映像処理装置300の操作者により、「0:00」の再生時刻から「1:30」の再生時刻までの期間に対して、「255」とのサイズが対応付けられた場合、この期間内の再生時刻を含む基本情報部F211と組の制御情報部F212に、255という数値を制御情報として含める。
書込み部312は、生成部313が生成した動画像ファイルをメモリーカード400に書き込む。
(プロジェクター100の構成)
図5は、本発明に係るプロジェクター100の斜視図、図6(a)は、プロジェクター100の正面図、図6(b)は、プロジェクター100の側面図である。なお、図5及び図6においては、プロジェクター100が取り付けられるダクトレール200も図示している。
ダクトレール200は、プロジェクター100へ電力を供給するレールであり、例えば、JIS C8366規格のライティングダクトに相当する。ダクトレール200は、天井面、壁面又は床面に設置される。図5には理解の便宜のため、ダクトレール200の断面を図示しているが、ダクトレール200は末端が開口していなくてもよい。ダクトレール200には、プロジェクター100や照明器具が取り付けられる。ダクトレール200は、商用電源に接続され、取り付けられた照明器具やプロジェクター100に電力を供給する。
中空のダクトレール200は、長手方向に沿って延びる開口201を有し、この開口201から差し込まれるコネクター等を支持する。ダクトレール200が天井面に固定された場合、開口201は下向きとなり、下方からプロジェクター100や照明器具等を取り付けて吊り下げることができる。ダクトレール200は壁面に固定してもよく、この場合、開口201の向きは水平方向となり、横からプロジェクター100や照明器具等を取り付けて固定できる。
ダクトレール200は、ダクトレール200の本体の長手方向に沿った一対の導体205A、205Bを内部に有する。導体205A、205Bは棒状又は帯状に成形された導電性を有する金属からなり、一方が商用電源の接地側に接続され、他方が商用電源の非接地側に接続される。また、ダクトレール200は、開口201より幅の広い部材が嵌められる溝206A、206Bを有する。溝206A、206Bは、ダクトレール200の内部において、開口201の両側にあり、この溝206A、206Bに嵌められた物がダクトレール200によって支持される。
プロジェクター100は、光源を有し、光源が発した光を変調して画像を投写する装置である。プロジェクター100は、電源収容部110と、本体部120と、電源収容部110と本体部120とを連結するための支持部材130とを備える。電源収容部110は、細長い略箱形の筐体を有し、この筐体内に電源回路を収容する。電源収容部110は、プロジェクター100をダクトレール200に取り付けるための取付部の一例である。本体部120は、略箱形の筐体を有し、この筐体内に、画像を投写するための各種回路や投写光学系を収容する。なお、本体部120の筐体の形状は、箱形に限定されるものではなく、例えば、円筒形状や多角柱の形状など、他の形状であってもよい。
支持部材130の上端は、電源収容部110の底面に連結されている。支持部材130は、中心軸周りで矢印A方向と矢印B方向へ回転する。支持部材130の下端には、支持部材130と本体部120とを連結する連結部131が取り付けられている。連結部131は、支柱131A、ボール131B及びフランジ131Cで構成されている。連結部131においては、支柱131Aの一端に球状のボール131Bが取り付けられ、他端にフランジ131Cが取り付けられている。つまり、連結部131は、自由雲台と同じ構成を有している。ボール131Bは、支持部材130の内部に挿入されており、フランジ131Cは、本体部120の上面に取り付けられる。支持部材130内にて支持されているボール131Bは、支持部材130内部にて自在に回転する構成となっているため、フランジ131Cに取り付けられる本体部120の鉛直方向の向きや本体部120の水平方向に対する傾きを変えて固定することができる。支持部材130及び連結部131は、本体部120を支持する支持部を構成する。
電源収容部110は、ダクトレール200に連結されるコネクター115を筐体の上面側に有しており、本体部120へ接続され、本体部120へ電力を供給するケーブル105を筐体の下面側に有している。電源収容部110においては、筐体の下面に支持部材130が配置されており、支持部材130の中心軸と、コネクター115の中心軸が一致している。コネクター115は、角柱の形状で電源収容部110の上面から上向きに突出している。コネクター115の側面には、一対の板状部116A、116B及び一対の導体117A、117Bが、水平方向に沿って設けられている。
板状部116A、116Bは平板状に成形され、導体117A、117Bは、導電性を有する金属を平板状に成形して構成されている。図6(a)及び図6(b)に示すように、板状部116A、116Bは、コネクター115から互いに反対方向に突出し、導体117A、117Bは、コネクター115から互いに反対方向に突出している。すなわち、板状部116A、116B及び導体117A、117Bは、電源収容部110の前後方向(短手方向)に突出していて、電源収容部110の筐体の左右方向(長手方向)に対し直交している。
プロジェクター100をダクトレール200に取り付ける場合、コネクター115が開口201に差し込まれる。コネクター115を開口201に差し込むとき、コネクター115は、板状部116A、116B及び導体117A、117Bがダクトレール200の長手方向に沿った向きで、開口201に差し入れられる。板状部116A、116B及び導体117A、117Bがダクトレール200の内部に入ってから、電源収容部110を、コネクター115の中心軸を中心にして90度回転させると、コネクター115がダクトレール200に接続される。
電源収容部110を回転させることにより、導体117A、117Bがダクトレール200の導体205A、205Bに接触する。導体117A、117Bは、コネクター115の内部に埋設された導体(図示略)を介して、電源収容部110に収容された電源回路に接続されている。このため、コネクター115がダクトレール200に接続されると、導体205A、205Bから導体117A、117Bを介して電源収容部110に電力が供給され、プロジェクター100が動作可能となる。
また、電源収容部110を回転させることにより、板状部116A、116Bが溝206A、206Bに填まり込み、板状部116A、116Bを介してコネクター115がダクトレール200に固定される。プロジェクター100を天井に設けられたダクトレール200に取り付けた状態では、プロジェクター100の全体がコネクター115を介してダクトレール200により支持される。
このように、コネクター115を設けたことで、電源収容部110を容易にダクトレール200に取り付けることができる。電源収容部110をダクトレール200に取り付けた状態では、電源収容部110の筐体の長手方向と、ダクトレール200の長手方向とが一致して平行になる。このため、電源収容部110がダクトレール200と一体に見え、目立たないという利点がある。
本体部120の正面には、投写口128が設けられている。投写口128は、画像を投写するための変調された光が通過する開口であり、レンズ等が取り付けられている。プロジェクター100を、天井面に取り付けられたダクトレール200に固定すると、支持部材130を回転させることで、投写口128が向いている方向、即ち、画像の投写方向を水平方向で変更できる。また、連結部131で本体部120の鉛直方向の向きを変えることにより、画像の投写方向を鉛直方向で変更でき、連結部131で本体部120の水平方向に対する傾きを変えることにより、画像の傾きを変更できる。
次に、本体部120の構成について、図7を用いて説明する。図7は、プロジェクター100のハードウェア構成を示したブロック図である。電源収容部110は、電源回路21を備えている。電源回路21は、コネクター115に設けられた導体117A、117Bから、電力の供給を受ける。電源回路21は、電力を供給するため、交流−直流変換回路やトランス、スイッチング回路などを備えている。電源回路21は、プロジェクター100の各部へケーブル105を介して電力を供給する。
本体部120は、制御部11、記憶部12、操作部13、投写部14を備える。また、本体部120は、画像処理部15、インターフェース部16及び通信部18を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコンピューターである。ROMに記憶されているプログラムをCPUが実行すると、制御部11が各部を制御し、画像を投写する機能や、動画像ファイルに含まれている制御情報に応じて投写する画像のサイズを変更する機能などの各種機能が実現する。記憶部12は、不揮発性メモリを備えており、投写する画像のファイルや、投写する画像の画質に係る設定値、各種機能の設定に係る情報などを記憶する。
通信部18は、無線通信のインターフェースを有する。通信部18は、外部装置と無線通信を行い、投写する画像のファイルを取得する。通信部18が取得したファイルは、記憶部12に記憶される。操作部13は、プロジェクター100を操作するための複数のボタンを備えている。操作されたボタンに応じて制御部11が各部を制御することにより、投写する画像の調整や、動画像ファイルの再生などが行われる。
インターフェース部16は、メモリーカード400が挿入されるスロットを有している。インターフェース部16は、メモリーカード400に記憶されているファイルを読み出し、読み出したファイルを制御部11へ供給する。
画像処理部15は、制御部11から供給される動画像の各フレームの画像データを取得する。また、画像処理部15は、プロジェクター100を操作するためのGUI(Graphical User Interface)やプロジェクター100の状態などを表示するオンスクリーン画像の画像データを制御部11から取得する。画像処理部15は、画質調整などの複数の画像処理機能を備えており、制御部11から供給された動画像の各フレームの画像データに画像処理を施し、投写する画像の映像信号を投写部14へ供給する。また、画像処理部15は、制御部11からオンスクリーン画像の画像データが供給された場合には、オンスクリーン画像を重畳した映像信号を投写部14へ供給する。
画像を投写する投写部14は、光源141、ライトバルブ142、投写光学系143、ライトバルブ制御部144及び駆動部145を備えている。光源141は、光を発するランプである。光源141が発した光は、図示省略した複数のダイクロイックミラーやミラーによって赤、緑、青の光に分光され、分光された赤、緑、青のそれぞれの光はライトバルブ142に導かれる。なお、光源141は、ランプではなく、発光ダイオード又はレーザー光を発する半導体レーザー装置であってもよい。
ライトバルブ制御部144は、画像処理部15から供給される映像信号を取得する。ライトバルブ制御部144に供給される映像信号は、投写する画像における赤の成分の階調を表す階調データ、投写する画像における緑の成分の階調を表す階調データ及び投写する画像における青の成分の階調を表す階調データを有する。ライトバルブ制御部144は、赤、緑、青の各色の階調データを抽出し、抽出した各色の階調データに基づいてライトバルブ142を駆動する。
ライトバルブ142は、前述の赤の光が入射する液晶ライトバルブ、前述の緑の光が入射する液晶ライトバルブ、及び前述の青の光が入射する液晶ライトバルブを有している。液晶ライトバルブは、透過型の液晶パネルであり、複数行複数列でマトリクス状に配置された画素を備えている。赤の光が入射する液晶ライトバルブは赤の階調データに基づいて駆動され、緑の光が入射する液晶ライトバルブは緑の階調データに基づいて駆動され、青の光が入射する液晶ライトバルブは青の階調データに基づいて駆動される。各液晶ライトバルブは、ライトバルブ制御部144によって各画素が制御されて画素の透過率が変化する。画素の透過率が制御されることにより、液晶ライトバルブを透過した各色の光は、各階調データに対応した画像となる。液晶ライトバルブを透過した赤、緑、青の光による画像は、図示省略したダイクロイックプリズムにより合成されて投写光学系143に入射する。投写光学系143は、入射した画像を拡大又は縮小する光学系であり、入射した画像をレンズやミラーによって拡大又は縮小して投写する。
駆動部145は、モーター(図示略)やモーターの回転を投写光学系143のレンズの位置を移動させる駆動力に変換する変換機構(図示略)などを備えている。駆動部145がレンズの位置を移動させることにより、投写する画像の拡大や縮小、ピントの調整、投写位置の上下左右へのシフトなどが行われる。
図8は、プログラムを実行した制御部11において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。
取得部1001は、インターフェース部16に挿入されたメモリーカード400にアクセスし、メモリーカード400から動画像ファイルを取得する。
抽出部1002は、取得部1001が取得した動画像ファイルからヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出し、抽出したヘッダ部F21から制御情報を抽出する。また、抽出部1002は、フレームデータ部F22から一フレーム分の画像データを抽出する。
情報処理部1003は、抽出部1002が抽出した制御情報を投写部14が備える駆動部145へ供給することにより駆動部145を制御する、また、情報処理部1003は、抽出部1002が抽出した画像データを投写部14が備えるライトバルブ制御部144へ供給することによりライトバルブ制御部144を制御する。
(実施形態の動作例)
図9は、制御部11が動画像ファイルに基づいて各部を制御するときの処理の流れを示したフローチャートである。メモリーカード400が挿入されているプロジェクター100において、ユーザーが動画像ファイルの再生を指示する操作を行うと、制御部11は、インターフェース部16を制御し、メモリーカード400から動画像ファイルを取得する(ステップSA1)。制御部11は、動画像ファイルを取得すると、取得した動画像ファイルから動画像の最初のフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出する(ステップSA2)。次に制御部11は、抽出した組のヘッダ部F21から制御情報を抽出する(ステップSA3)。また、制御部11は、抽出した組のフレームデータ部F22から一フレーム分の画像データを抽出する(ステップSA4)。
次に制御部11は、抽出した制御情報を駆動部145へ供給し(ステップSA5)、抽出した画像データを画像処理部15へ供給する(ステップSA6)。駆動部145は、制御情報が供給されると、供給された制御情報が表す値に応じて投写光学系143のレンズを移動させ、投写する画像のサイズを変更する。また、画像処理部15は、画像データが供給されると、供給された画像データに対応した映像信号を生成し、生成した映像信号をライトバルブ制御部144へ供給する。ライトバルブ制御部144が、供給された映像信号に応じてライトバルブ142を制御すると、フレームデータ部F22から抽出された画像データに対応した画像が投写される。
制御部11は、ステップSA6の処理が終了すると、取得した動画像ファイルから動画像の最後のフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出済みであるか判断する(ステップSA7)。制御部11は、取得した動画像ファイルから動画像の最後のフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出していない場合(ステップSA7でNO)、抽出していないヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組のうち、再生時刻が最も早いフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出し(ステップSA8)、処理の流れをステップSA3へ戻す。一方、制御部11は、取得した動画像ファイルから動画像の最後のフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出済みである場合(ステップSA7でYES)、動画像ファイルの再生を終了する。
例えば、動画像ファイルにおいて、「0:00」の再生時刻から「1:30」の再生時刻までの期間について、画像のサイズを示す制御情報として「255」が設定され、「1:31」の再生時刻から「2:30」の再生時刻までの期間について、画像のサイズを示す制御情報として「0」が設定され、「2:31」の再生時刻から「4:30」の再生時刻までの期間について、画像のサイズを示す制御情報として「128」が設定された場合、プロジェクター100は、「0:00」から「1:30」の期間においては、図10の(a)に示したように、投写し得る画像の最大のサイズ(点線で示した領域)より小さい最少サイズで動画像を投写する。また、プロジェクター100は、「1:31」から「2:30」の期間においては、図10の(b)に示したように、投写し得る最大のサイズで動画像を投写し、「2:31」から「4:30」の期間においては、図10の(c)に示したように、投写し得る画像の最大のサイズと最少のサイズの中間のサイズで画像を投写する。
以上説明したように本実施形態によれば、動画像を投写しながら操作卓でプロジェクター100を操作することなく、動画像のサイズをヘッダ部F21に含められたタイミングで変更することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した各実施形態及び以下の変形例は、一つ又は複数を適宜組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態においては、制御情報には、画像のサイズを示す値が含まれる構成となっているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、映像処理装置300において、上下方向及び左右方向の投写位置を示す値を制御情報に含めるようにする。制御部11は、この投写位置を示す値を制御情報部F212から抽出し、駆動部145へ供給する。駆動部145は、制御部11から供給された値に応じて投写光学系143のレンズの位置を移動させ、投写位置の上下左右へのシフトを行う。この構成によれば、画像のサイズだけでなく、画像の投写位置も画像に合わせて変更することができる。
また、別の変形例としては、例えば、プロジェクター100を水平方向及び鉛直方向へ電動で回転させる構成とする。この構成において、映像処理装置300において、プロジェクター100の水平方向への回転(パン)の角度及び鉛直方向への回転(チルト)の角度を、制御情報に含めるようにする。制御部11は、これらの回転角度を示す値を制御情報部F212から抽出し、抽出した値に基づいて、プロジェクター100の水平方向への回転の角度及び鉛直方向への回転の角度を制御する。この構成によれば、画像の投写位置を画像に合わせて変更することができる。
また、別の変形例としては、例えば、投写する画像の明るさやコントラスト、色合いなど、画質に係る設定値を、映像処理装置300にて、制御情報に含めるようにする。制御部11は、これらの設定値を制御情報部F212から抽出し、画像処理部15へ供給し、画像処理部15は、供給された設定値に応じて画質を調整する。この構成によれば、任意のタイミングで動画像の画質を変更させることができる。
上述した実施形態においては、データ部F2において、動画像の一のフレーム毎にヘッダ部F21とフレームデータ部F22とを組にしてデータ部F2に含めているが、制御情報を有する動画像ファイルのフォーマットは、上述の構成に限定されるものではない。
例えば、複数のヘッダ部F21をまとめたブロックと、複数のフレームデータ部F22をまとめたブロックとを生成し、ヘッダ部F21のブロックと、フレームデータ部F22のブロックとをデータ部F2に含めるようにしてもよい。この構成においては、プロジェクター100は、ヘッダ部F21のブロックから再生時刻と制御情報とを抽出し、抽出した再生時刻において、抽出した制御情報が示すサイズとなるように、投写する画像のサイズを制御する。
また、映像処理装置300において、複数のヘッダ部F21をまとめたファイルと、周知の動画像のファイルとを生成し、ヘッダ部F21をまとめたファイルと動画像のファイルとをメモリーカード400に書き込むようにしてもよい。この構成においては、プロジェクター100は、ヘッダ部F21をまとめたファイルから再生時刻と制御情報とを抽出し、抽出した再生時刻において、抽出した制御情報が示すサイズとなるように、投写する画像のサイズを制御する。
上述した実施形態においては、投写光学系を制御して画像のサイズを制御しているが、画像のサイズを制御する構成は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、制御部11が、制御情報に基づいて画像処理部15を制御し、投写する画像を画像処理することにより投写する画像のサイズを変更するようにしてもよい。
本発明においては、プロジェクター100は、照明装置として機能する構成であってもよい。具体的には、プロジェクター100は、照明装置として機能する場合、照明用の画像を投写する。照明用の画像としては、画像全体が同じ色の画像を採用することができるが、照明用の画像は、この画像に限定されるものではなく、画像の中央部から周辺部に向かって階調が低くなる画像であってもよい。また、照明用の画像は、矩形の画像ではなく、円形の画像など、種々の形状であってもよい。また、投写光学系143に光拡散装置を設け、プロジェクター100を照明装置として機能させる際には、ライトバルブ142から投写光学系143に入射した光を光拡散装置で拡散させて投写するようにしてもよい。この構成によれば、静止画像や動画像を投写するための光を拡散し、照明用の画像として使用することができる。なお、光拡散装置は、例えば、特開2014−21429号公報に開示された光拡散装置を用いることができる。また、プロジェクター100を照明装置として機能させる際には、駆動部145で投写光学系143を制御することにより投写する画像のフォーカスをずらし、焦点がずれた画像を照明用の画像として投写するようにしてもよい。
プロジェクター100が、照明装置として機能する場合、照明装置の機能のオン又はオフを指示する指示情報を制御情報部F212に含める。プロジェクター100は、基本情報部F211に含まれている再生時刻において、制御情報部F212にある指示情報に応じて照明装置の機能をオン又はオフにする。
上述した実施形態においては、制御部11が動画像ファイルから一フレーム毎に制御情報を抽出し、抽出した制御情報を駆動部145へ供給する構成となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、10フレーム毎や20フレーム毎などのように、制御情報を抽出する間隔をプロジェクター100において設定し、設定された間隔で制御情報を抽出し、抽出した制御情報を駆動部145へ供給する構成としてもよい。
上述した実施形態においては、ステップSA5で制御情報を駆動部145へ供給し、ステップSA6で画像データを画像処理部15へ供給しているが、制御部11が制御情報を供給してから投写光学系143が制御されるまでの時間と、制御部11が画像データを供給してから当該画像データの画像が投写されるまでの時間には差があるため、制御情報に応じて駆動部145が投写光学系143の制御を行うタイミングと、画像データに応じた画像が投写されるタイミングとが合うように、制御部11が制御情報を供給するタイミングと画像データを供給するタイミングを調整するようにしてもよい。
例えば、制御部11が制御情報を供給してから制御情報に応じて投写光学系143が動作するまでの時間が、制御部11が画像データを供給してから当該画像データに応じた画像が投写されるまでの時間より長い場合、制御部11は、制御情報を先に供給した後、駆動部145が投写光学系143の制御を行うタイミングと、画像データに応じた画像が投写されるタイミングとが合うように、時間をおいて画像データをライトバルブ制御部144へ供給する。
また、制御部11が制御情報を供給してから制御情報に応じて投写光学系143が動作するまでの時間が、制御部11が画像データを供給してから当該画像データに応じた画像が投写されるまでの時間より短い場合、制御部11は、画像データを先に供給した後、駆動部145が投写光学系143の制御を行うタイミングと、画像データに応じた画像が投写されるタイミングとが合うように、時間をおいて制御情報を駆動部145へ供給する。
本発明においては、複数のプロジェクター100をダクトレール200に取り付け、複数のプロジェクター100で画像を投写するようにしてもよい。複数のプロジェクター100で画像を投写する場合、各プロジェクター100が互いに通信を行い、動画像の再生を開始するタイミングを同期させるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、プロジェクター100は、ダクトレール200に取り付ける構成となっているが、据置型のプロジェクターであってもよい。
上述した実施形態においては、指定された期間について指定されたサイズで動画像を投写する構成となっているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、映像処理装置300において、再生時刻とサイズを入力する構成とする。映像処理装置300は、複数の再生時刻で異なるサイズが設定された場合、サイズが指定された再生時刻の間の期間については、投写する動画像のサイズを、指定されたサイズに応じて変化させるようにしてもよい。
具体的には、映像処理装置300は、例えば、「1:30:00」の再生時刻に対してサイズを「0」と設定し、「1:30:30」の再生時刻に対してサイズを「125」と設定された場合、「1:30:00」の再生時刻から「1:30:30」の再生時刻の間については、投写する画像のサイズを「0」から「125」の範囲で線形補間したサイズとし、線形補間で得られたサイズを、制御情報部F212へ格納する。
この構成によれば、「1:30:00」の再生時刻においては、投写する画像のサイズが「0」となり、再生時刻が進むにつれて投写する動画像のサイズが変化し、「1:30:30」の再生時刻においては、動画像のサイズが「125」となる。
上述した実施形態においては、投写する画像のサイズがヘッダ部F21に格納されている情報に応じて変更されるが、投写する画像のサイズは固定とし、動画像において切り出す領域の範囲を再生時刻に応じて指定する構成としてもよい。
図11は、この変形例の動作を説明するための図である。映像処理装置300においては、設定部314が表示するGUIにおいて、再生時刻を入力するテキストボックスと、切り出す領域のサイズを入力するテキストボックスを設ける。ユーザーは、このGUIにおいて、動画像内のオブジェクト(図11の例では、星の模様)がすべて含まれるように切り出す領域のサイズを設定する。
映像処理装置300は、例えば、動画像ファイルについて「1:10」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「180」が設定された場合、「1:10」の再生時刻に対応する制御情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「180」を格納する。切り出す領域のサイズとして「180」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A11内となる。
また、映像処理装置300は、動画像ファイルについて「1:25」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「200」が設定された場合、「1:25」の再生時刻に対応する制御部情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「200」を格納する。切り出す領域のサイズとして「200」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A12内となる。
また、映像処理装置300は、動画像ファイルについて「1:40」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「220」が設定された場合、「1:40」の再生時刻に対応する制御部情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「220」を格納する。切り出す領域のサイズとして「220」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A13内となる。
映像処理装置300は、「1:10」の再生時刻から「1:25」の再生時刻の間については、切り出す領域のサイズを「180」から「200」の範囲で線形補間したサイズとし、線形補間で得られたサイズを、制御情報部F212へ格納する。また、映像処理装置300は、「1:25」の再生時刻から「1:40」の再生時刻の間については、切り出す領域のサイズを「200」から「220」の範囲で線形補間したサイズとし、線形補間で得られたサイズを、制御情報部F212へ格納する。
プロジェクター10は、動画像ファイルを再生する際、「1:10」の再生時刻においては、制御情報部F212に格納されているサイズに応じて、領域A11内の画像を切り出し、図11に示したV11のように、切り出した画像を投写し得る最大のサイズに拡大した映像信号を生成し、この映像信号の画像が領域A11のサイズ(本来のサイズ、即ち、拡大する前のサイズ)で投写されるように、投写光学系143の拡大率を制御する。
また、プロジェクター10は、動画像ファイルを再生する際、「1:25」の再生時刻においては、制御情報部F212に格納されているサイズに応じて、領域A12内の画像を切り出し、図11に示したV12のように、切り出した画像を投写し得る最大のサイズに拡大した映像信号を生成し、この映像信号の画像が領域A12のサイズ(本来のサイズ)で投写されるように、投写光学系143の拡大率を制御する。
また、プロジェクター10は、動画像ファイルを再生する際、「1:40」の再生時刻においては、制御情報部F212に格納されているサイズに応じて、領域A13内の画像を切り出し、図11に示したV13のように、切り出した画像を投写し得る最大のサイズに拡大した映像信号を生成し、この映像信号の画像が領域A13のサイズ(本来のサイズ)で投写されるように、投写光学系143の拡大率を制御する。
この変形例によれば、投写される画像のサイズは、本来のサイズのままで固定であるが、切り出す領域が小さい場合には、投写する画像の拡大率が小さくなるため、投写する画像を明るくすることができる。
なお、映像処理装置300は、切り出す領域のサイズを自動で設定する構成としてもよい。この構成の場合、自動で切り出しサイズを設定する際には、ユーザーが動画像の背景色を設定し、映像処理装置300は、設定された背景色と異なる像を含む矩形領域をフレーム毎に抽出し、抽出した矩形領域のサイズを、切り出し領域として設定する。
11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…投写部、15…画像処理部、16…インターフェース部、18…通信部、21…電源回路、100…プロジェクター、105…ケーブル、110…電源収容部、115…コネクター、116A、116B…板状部、117A、117B…導体、118…開口部、120…本体部、128…投写口、130…支持部材、131…連結部、131A…支柱、131B…ボール、131C…フランジ、141…光源、142…ライトバルブ、143…投写光学系、144…ライトバルブ制御部、145…駆動部、200…ダクトレール、201…開口、205A、205B…導体、206A、206B…溝、300…映像処理装置、311…読み出し部、312…書込み部、313…生成部、314…設定部、400…メモリーカード、1001…取得部、1002…抽出部、1003…情報処理部

Claims (7)

  1. 動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した画像データが示す動画像を投写する投写部と、
    前記抽出部が抽出した制御情報に基づいて前記投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理部と、
    を有するプロジェクター。
  2. 設置位置に取り付けるための取付部と、前記取付部に連結され、前記投写部を備える本体部とを有する請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記情報処理部は、前記制御情報に基づいた調整が当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において行われるように、当該調整を当該時刻より早い時刻に開始する
    請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
  4. 前記投写部は、レンズを備え、前記画像データに応じて変調されて前記動画像を示す光を投写する投写光学系を有し、
    前記情報処理部は、前記制御情報に基づいて前記レンズの位置を制御し、投写される動画像を調整する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記ファイルにおいては、前記動画像の各フレームのデータのそれぞれに前記制御情報が対応付けられている
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記制御情報は、照明となる照明用画像の投写を指示する指示情報を含み、
    前記抽出部が、当該指示情報を含む制御情報を抽出した場合、前記投写部は、当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において、前記照明用画像を投写する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  7. 動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出された画像データが示す動画像を投写する投写ステップと、
    前記抽出ステップで抽出された制御情報に基づいて、前記動画像を投写する投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理ステップと、
    を有する投写方法。
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