JP2016139954A - プロジェクター及び投写方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像処理装置300は、動画像の各フレームの画像データと、各フレームの画像サイズを示す制御情報を含む動画像ファイルをメモリーカード400に書き込む。プロジェクター100は、メモリーカード400に書き込まれている動画像ファイルを再生する。プロジェクター100は、動画像ファイルから制御情報を抽出し、動画像ファイルに含まれている各フレームの画像データの画像を投写する際、投写する画像のサイズを抽出した制御情報に応じて変更する。
【選択図】図1
Description
このプロジェクターによれば、プロジェクターに対して外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
この構成によれば、部屋の壁面や天井にプロジェクターを取り付け、外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
この構成によれば、投写される画像について制御情報に基づいた調整を、当該制御情報に対応した時刻に行うことができる。
この構成によれば、投写する画像のサイズや位置などを調整することができる。
この構成によれば、画像の調整をフレーム単位で行うことができる。
この構成によれば、プロジェクターを照明として機能させることができる。
この投写方法によれば、外部装置から制御を行うことなく、投写する画像の調整を行うことができる。
(全体構成)
図1は、本発明に係る装置を示した図である。メモリーカード400は、動画像や静止画像のファイルを記録する記録媒体である。映像処理装置300は、所謂パーソナルコンピューターである。映像処理装置300は、CPU(Central Processing Unit)、ブートローダやBIOS(Basic Input Output System)などを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、マウスやキーボードなどの入力装置、画像を表示するディスプレイ装置、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶するハードディスク装置などを備える。さらに映像処理装置300は、メモリーカード400が挿入されるスロットを備えている。映像処理装置300は、スロットに挿入されたメモリーカード400へアクセスし、ファイルの書込みや消去、ファイルの読み出しなどを行う。また、映像処理装置300は、動画像の編集を行うための編集プログラムを記憶している。映像処理装置300において、この編集プログラムが実行されると、プロジェクター100が投写する画像のサイズを制御するため情報を、制御情報として動画像ファイルに付加する機能が実現する。
図2は、映像処理装置300において、CPUが編集プログラムを実行することにより実現する機能を示した機能ブロック図である。読み出し部311は、メモリーカード400又は映像処理装置300が備えるハードディスク装置(図示略)に記憶された動画像ファイルを読み出す。
また、生成部313は、制御情報部F212に画像のサイズを示す数値を含める。具体的には、生成部313は、ボタンB7の操作により記憶した期間とサイズとの対応を基にして、投写する画像のサイズを示す情報を、制御情報部F212に含める。例えば、映像処理装置300の操作者により、「0:00」の再生時刻から「1:30」の再生時刻までの期間に対して、「255」とのサイズが対応付けられた場合、この期間内の再生時刻を含む基本情報部F211と組の制御情報部F212に、255という数値を制御情報として含める。
書込み部312は、生成部313が生成した動画像ファイルをメモリーカード400に書き込む。
図5は、本発明に係るプロジェクター100の斜視図、図6(a)は、プロジェクター100の正面図、図6(b)は、プロジェクター100の側面図である。なお、図5及び図6においては、プロジェクター100が取り付けられるダクトレール200も図示している。
取得部1001は、インターフェース部16に挿入されたメモリーカード400にアクセスし、メモリーカード400から動画像ファイルを取得する。
抽出部1002は、取得部1001が取得した動画像ファイルからヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出し、抽出したヘッダ部F21から制御情報を抽出する。また、抽出部1002は、フレームデータ部F22から一フレーム分の画像データを抽出する。
情報処理部1003は、抽出部1002が抽出した制御情報を投写部14が備える駆動部145へ供給することにより駆動部145を制御する、また、情報処理部1003は、抽出部1002が抽出した画像データを投写部14が備えるライトバルブ制御部144へ供給することによりライトバルブ制御部144を制御する。
図9は、制御部11が動画像ファイルに基づいて各部を制御するときの処理の流れを示したフローチャートである。メモリーカード400が挿入されているプロジェクター100において、ユーザーが動画像ファイルの再生を指示する操作を行うと、制御部11は、インターフェース部16を制御し、メモリーカード400から動画像ファイルを取得する(ステップSA1)。制御部11は、動画像ファイルを取得すると、取得した動画像ファイルから動画像の最初のフレームに係るヘッダ部F21とフレームデータ部F22の組を抽出する(ステップSA2)。次に制御部11は、抽出した組のヘッダ部F21から制御情報を抽出する(ステップSA3)。また、制御部11は、抽出した組のフレームデータ部F22から一フレーム分の画像データを抽出する(ステップSA4)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した各実施形態及び以下の変形例は、一つ又は複数を適宜組み合わせて実施してもよい。
例えば、映像処理装置300において、上下方向及び左右方向の投写位置を示す値を制御情報に含めるようにする。制御部11は、この投写位置を示す値を制御情報部F212から抽出し、駆動部145へ供給する。駆動部145は、制御部11から供給された値に応じて投写光学系143のレンズの位置を移動させ、投写位置の上下左右へのシフトを行う。この構成によれば、画像のサイズだけでなく、画像の投写位置も画像に合わせて変更することができる。
また、別の変形例としては、例えば、プロジェクター100を水平方向及び鉛直方向へ電動で回転させる構成とする。この構成において、映像処理装置300において、プロジェクター100の水平方向への回転(パン)の角度及び鉛直方向への回転(チルト)の角度を、制御情報に含めるようにする。制御部11は、これらの回転角度を示す値を制御情報部F212から抽出し、抽出した値に基づいて、プロジェクター100の水平方向への回転の角度及び鉛直方向への回転の角度を制御する。この構成によれば、画像の投写位置を画像に合わせて変更することができる。
また、別の変形例としては、例えば、投写する画像の明るさやコントラスト、色合いなど、画質に係る設定値を、映像処理装置300にて、制御情報に含めるようにする。制御部11は、これらの設定値を制御情報部F212から抽出し、画像処理部15へ供給し、画像処理部15は、供給された設定値に応じて画質を調整する。この構成によれば、任意のタイミングで動画像の画質を変更させることができる。
例えば、複数のヘッダ部F21をまとめたブロックと、複数のフレームデータ部F22をまとめたブロックとを生成し、ヘッダ部F21のブロックと、フレームデータ部F22のブロックとをデータ部F2に含めるようにしてもよい。この構成においては、プロジェクター100は、ヘッダ部F21のブロックから再生時刻と制御情報とを抽出し、抽出した再生時刻において、抽出した制御情報が示すサイズとなるように、投写する画像のサイズを制御する。
また、映像処理装置300において、複数のヘッダ部F21をまとめたファイルと、周知の動画像のファイルとを生成し、ヘッダ部F21をまとめたファイルと動画像のファイルとをメモリーカード400に書き込むようにしてもよい。この構成においては、プロジェクター100は、ヘッダ部F21をまとめたファイルから再生時刻と制御情報とを抽出し、抽出した再生時刻において、抽出した制御情報が示すサイズとなるように、投写する画像のサイズを制御する。
プロジェクター100が、照明装置として機能する場合、照明装置の機能のオン又はオフを指示する指示情報を制御情報部F212に含める。プロジェクター100は、基本情報部F211に含まれている再生時刻において、制御情報部F212にある指示情報に応じて照明装置の機能をオン又はオフにする。
例えば、制御部11が制御情報を供給してから制御情報に応じて投写光学系143が動作するまでの時間が、制御部11が画像データを供給してから当該画像データに応じた画像が投写されるまでの時間より長い場合、制御部11は、制御情報を先に供給した後、駆動部145が投写光学系143の制御を行うタイミングと、画像データに応じた画像が投写されるタイミングとが合うように、時間をおいて画像データをライトバルブ制御部144へ供給する。
また、制御部11が制御情報を供給してから制御情報に応じて投写光学系143が動作するまでの時間が、制御部11が画像データを供給してから当該画像データに応じた画像が投写されるまでの時間より短い場合、制御部11は、画像データを先に供給した後、駆動部145が投写光学系143の制御を行うタイミングと、画像データに応じた画像が投写されるタイミングとが合うように、時間をおいて制御情報を駆動部145へ供給する。
例えば、映像処理装置300において、再生時刻とサイズを入力する構成とする。映像処理装置300は、複数の再生時刻で異なるサイズが設定された場合、サイズが指定された再生時刻の間の期間については、投写する動画像のサイズを、指定されたサイズに応じて変化させるようにしてもよい。
具体的には、映像処理装置300は、例えば、「1:30:00」の再生時刻に対してサイズを「0」と設定し、「1:30:30」の再生時刻に対してサイズを「125」と設定された場合、「1:30:00」の再生時刻から「1:30:30」の再生時刻の間については、投写する画像のサイズを「0」から「125」の範囲で線形補間したサイズとし、線形補間で得られたサイズを、制御情報部F212へ格納する。
この構成によれば、「1:30:00」の再生時刻においては、投写する画像のサイズが「0」となり、再生時刻が進むにつれて投写する動画像のサイズが変化し、「1:30:30」の再生時刻においては、動画像のサイズが「125」となる。
図11は、この変形例の動作を説明するための図である。映像処理装置300においては、設定部314が表示するGUIにおいて、再生時刻を入力するテキストボックスと、切り出す領域のサイズを入力するテキストボックスを設ける。ユーザーは、このGUIにおいて、動画像内のオブジェクト(図11の例では、星の模様)がすべて含まれるように切り出す領域のサイズを設定する。
映像処理装置300は、例えば、動画像ファイルについて「1:10」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「180」が設定された場合、「1:10」の再生時刻に対応する制御情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「180」を格納する。切り出す領域のサイズとして「180」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A11内となる。
また、映像処理装置300は、動画像ファイルについて「1:25」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「200」が設定された場合、「1:25」の再生時刻に対応する制御部情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「200」を格納する。切り出す領域のサイズとして「200」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A12内となる。
また、映像処理装置300は、動画像ファイルについて「1:40」の再生時刻において切り出す領域のサイズとして「220」が設定された場合、「1:40」の再生時刻に対応する制御部情報部F212に対して、設定された切り出しサイズ「220」を格納する。切り出す領域のサイズとして「220」が設定された場合、プロジェクター10において投写される領域は、図11において破線で示した領域A13内となる。
また、プロジェクター10は、動画像ファイルを再生する際、「1:25」の再生時刻においては、制御情報部F212に格納されているサイズに応じて、領域A12内の画像を切り出し、図11に示したV12のように、切り出した画像を投写し得る最大のサイズに拡大した映像信号を生成し、この映像信号の画像が領域A12のサイズ(本来のサイズ)で投写されるように、投写光学系143の拡大率を制御する。
また、プロジェクター10は、動画像ファイルを再生する際、「1:40」の再生時刻においては、制御情報部F212に格納されているサイズに応じて、領域A13内の画像を切り出し、図11に示したV13のように、切り出した画像を投写し得る最大のサイズに拡大した映像信号を生成し、この映像信号の画像が領域A13のサイズ(本来のサイズ)で投写されるように、投写光学系143の拡大率を制御する。
この変形例によれば、投写される画像のサイズは、本来のサイズのままで固定であるが、切り出す領域が小さい場合には、投写する画像の拡大率が小さくなるため、投写する画像を明るくすることができる。
なお、映像処理装置300は、切り出す領域のサイズを自動で設定する構成としてもよい。この構成の場合、自動で切り出しサイズを設定する際には、ユーザーが動画像の背景色を設定し、映像処理装置300は、設定された背景色と異なる像を含む矩形領域をフレーム毎に抽出し、抽出した矩形領域のサイズを、切り出し領域として設定する。
Claims (7)
- 動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した画像データが示す動画像を投写する投写部と、
前記抽出部が抽出した制御情報に基づいて前記投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理部と、
を有するプロジェクター。 - 設置位置に取り付けるための取付部と、前記取付部に連結され、前記投写部を備える本体部とを有する請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記情報処理部は、前記制御情報に基づいた調整が当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において行われるように、当該調整を当該時刻より早い時刻に開始する
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。 - 前記投写部は、レンズを備え、前記画像データに応じて変調されて前記動画像を示す光を投写する投写光学系を有し、
前記情報処理部は、前記制御情報に基づいて前記レンズの位置を制御し、投写される動画像を調整する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクター。 - 前記ファイルにおいては、前記動画像の各フレームのデータのそれぞれに前記制御情報が対応付けられている
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクター。 - 前記制御情報は、照明となる照明用画像の投写を指示する指示情報を含み、
前記抽出部が、当該指示情報を含む制御情報を抽出した場合、前記投写部は、当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において、前記照明用画像を投写する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクター。 - 動画像の画像データと、当該動画像の時間軸上の時刻に対応付けられ、投写する画像を調整するための制御情報とを含むファイルから、前記画像データと前記制御情報とを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された画像データが示す動画像を投写する投写ステップと、
前記抽出ステップで抽出された制御情報に基づいて、前記動画像を投写する投写部を制御し、前記投写部が投写する動画像を当該制御情報に対応した前記時間軸上の時刻において調整する情報処理ステップと、
を有する投写方法。
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