JP2016139389A - 自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体 - Google Patents

自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして正確な周辺情報に基づく自律走行装置の走行制御を可能にした自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体を提供する。
【解決手段】自律走行装置(1)に用いられる自律走行制御システム(10)であって、情報処理部(11)、制御部(12)、周辺情報取得センサ(2)、傾斜センサ(21)を備え、情報処理部(11)は、自律走行装置(1)の傾斜状態に基づき周辺情報を補正する周辺情報補正部(114)、経路上の障害物を判定する障害物判定部(112)、自律走行装置(1)の移動経路を決定する移動経路決定部(113)を備え、制御部(12)は、決定された移動経路に沿って自律走行装置(1)の走行を制御することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体に関する。
近年、自律走行車両等の移動体の進行方向の周辺情報(測距情報など)を検出し、この周辺情報に基づいて移動体の周囲に存在する障害物を検出して自律走行を可能にする物体検出装置の技術が知られている。
従来技術として、例えば、衝突予防動作を行う衝突防止手段や車両の周辺物体を検出する物体検知手段等を備えて、車輌の通過領域内で非移動物体を検出した場合には、領域外で非移動物体を検出した場合に比べて衝突防止手段の作動タイミングを早めるようにして衝突を防止するようにした衝突防止装置が開示されている(特許文献1を参照)。
特許文献1の技術のように、周辺情報を用いた障害物検知方法の一例を以下に示す。
図16は従来の自律走行装置の全体の構成を示す説明図、図17は検出された周辺情報のデータを数値化した表、図18は前記自律走行装置による通常の周辺情報を検出する状態を示す説明図、図19は前記自律走行装置による障害物を検出する状態を示す説明図である。
例えば、図16に示すように、物体検出センサ502を搭載した自律走行装置501においては、判定対象領域502aに存在する障害物503を検出するようにされている。
物体検出センサ502により障害物503を検出する周辺情報の一例としては、図17に示すように、XY空間にマッピングされた座標のそれぞれにおける測距情報で構成される。この場合、X軸は、自律走行装置501の走行方向に垂直に交わる横方向の幅を意味する仮想軸を示し、Y軸は、走行方向に垂直に交わる高さ方向の仮想軸を示す。
測距情報は、離散的に数値化された走行方向を示す仮想軸Zにおける物体検出センサ502からの距離を測定限界距離で正規化した数値情報である。
図17では、限界検知距離を255で正規化した場合を示している。そして、例えば、距離閾値を100とした場合に、100よりも小さな値となった領域(図17の表中のハッチングした範囲)503aに対して障害物503があると判定される。
通常、自律走行装置501が水平面上を走行する場合は、図18に示すように、物体検出センサ502から得られる周辺情報には地面の情報を含まないようにするか、地面の情報が含まれているとしても、該当部分は判定対象領域502aとして扱わないことで障害物503がないという判定をする。
図19に示すように、自律走行装置501の進行方向の判定対象領域502aに障害物503が存在する場合は、測距情報によって障害物503を検出するようにしている。
特開2009−73282号公報
しかしながら、上述したような物体検出センサ502は、一般的に検知範囲内に物体が存在するか否かを検出するものであり、検出した物体が障害物であるか否かを検出するものではない。そのため、自律走行装置501が平坦でない走路を走行する場合は、走路自体を障害物として誤検出する場合がある。このような誤検出が発生すると、無用に停止するなどの誤動作につながるという問題が生じる。
ここで、物体検出センサ502の誤検出の一例として、自律走行装置501において、走行路面の限界傾斜角をθlim(例えば±10°)とした場合の例を示す。
図20は従来の自律走行装置による傾斜面を検出する状態を示す説明図、図21は前記自律走行装置による傾斜状態で傾斜面を検出する状態を示す説明図、図22は前記自律走行装置による傾斜状態で傾斜面を検出する状態を水平な路面において傾斜面を検出した場合に置き換えた状態を示す説明図である。
自律走行装置501が水平な路面c上を走行中に前方にθlim内の斜面dが存在する場合は、図20に示すように、物体検出センサ502で検出される斜面dは判定対象領域502aのうちの検知領域aの範囲となる。
しかしながら、同じ斜面dでも自律走行装置501が前方に傾いた状態の時は、図21に示すように、物体検出センサ502で検出される斜面dは判定対象領域502aのうちの検知領域bの範囲のようになる。
これは、仮に自律走行装置の傾きを考慮せずに検知領域bの範囲を許容するとした場合、図22に示すように、水平な路面c上を走行中に斜面d1が存在しているのと等価な検知結果となってしまうため、前述のθlimの制限を越えた斜面dを許容するということになり矛盾が発生する。
なお、許容限界斜面dの限界傾斜角θlimは、その傾斜角を越えた走路を走行した場合、転倒することを回避するために設定されるため、前述のような矛盾がない設計が求められる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づく自律走行装置の走行制御を可能にした自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る自律走行制御システムとこれを用いる自律走行装置及び自律走行制御方法と制御プログラムと記録媒体は、次の通りである。
本発明は、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御システムであって、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部と、を備え、前記検出手段として、前記自律走行装置の周辺情報を検出する周辺情報検出手段(周辺情報取得センサ)と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段(傾斜センサ)と、を備え、前記情報処理部には、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部と、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部と、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部と、を備え、前記制御部により、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記障害物判定部に、前記傾斜状態検出手段によって検出された傾斜状態に応じて判定に用いる前記周辺情報検出手段の周辺情報の検知領域を変更する機能(例えば、検知領域の一部をマスクする機能)を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記障害物判定部に、前記傾斜状態検出手段によって検出された傾斜状態に応じて判定に用いるパラメータ(例えば、検出距離、検出角度)を変更する機能を備えることを特徴とする。
また、本発明は、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置において、前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムとして、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部と、を備え、前記検出手段として、前記自律走行装置の周辺情報を検出する周辺情報検出手段(周辺情報取得センサ)と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段(傾斜センサ)と、を備え、前記情報処理部には、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段に検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部と、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部と、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部と、を備え、前記制御部により、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するようにした自律走行制御システムを用いることを特徴とするものである。
また、本発明は、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御方法であって、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する工程と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する工程と、前記自律走行装置の周辺情報を検出する工程と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する工程と、検出された前記自律走行装置の周辺情報を前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する工程と、前記周辺情報を補正する工程において補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の経路上の障害物を判定する工程と、前記障害物を判定する工程において判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する工程と、を備え、前記移動経路を決定する工程において決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御することを特徴とするものである。
また、本発明は、周辺情報を検出する検出手段と走行を制御する制御部とを備えた自律走行装置に用いられる自律走行制御システムを動作させる制御プログラムであって、前記検出手段を、前記自律走行装置の周辺情報を検出するように機能させるとともに、前記自律走行装置の傾斜状態を検出するように機能させ、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部を、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部として機能させ、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部として機能させるとともに、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部として機能させ、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の運転を制御する制御部を、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するように機能させることを特徴とするものである。
また、本発明は、周辺情報を検出する検出手段と走行を制御する制御部とを備えた自律走行装置に用いられる自律走行制御システムを動作させる制御プログラムが記録された記録媒体であって、前記検出手段を、前記自律走行装置の周辺情報を検出するように機能させるとともに、前記自律走行装置の傾斜状態を検出するように機能させ、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部を、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部として機能させ、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部として機能させるとともに、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部として機能させ、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部を、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するように機能させる制御プログラムが記録されて、コンピュータにより読み取り可能としたことを特徴とするものである。
本発明の自律走行制御システムによれば、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御システムであって、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部と、を備え、前記検出手段として、前記自律走行装置の周辺情報を検出する周辺情報検出手段と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段と、を備え、前記情報処理部には、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部と、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部と、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部と、を備え、前記制御部により、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するようにしたことで、前記自律走行装置が傾斜した状態で走行した場合でも、前記自律走行装置の傾斜状態に応じて補正された周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置の走行制御を可能にできる。
また、本発明の自律走行装置によれば、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置において、前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムとして、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部と、を備え、前記検出手段として、前記自律走行装置の周辺情報を検出する周辺情報検出手段と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段と、を備え、前記情報処理部には、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部と、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部と、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部と、を備え、前記制御部により、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するようにした自律走行制御システムを用いることで、前記自律走行装置が傾斜した状態で走行した場合でも、前記自律走行装置の傾斜状態に応じて補正された周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置の走行制御を可能にできる。
また、本発明の自律走行制御方法によれば、周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御方法であって、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する工程と、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する工程と、前記自律走行装置の周辺情報を検出する工程と、前記自律走行装置の傾斜状態を検出する工程と、検出された前記自律走行装置の周辺情報を前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する工程と、前記周辺情報を補正する工程において補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の経路上の障害物を判定する工程と、前記障害物を判定する工程において判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する工程と、を備え、前記移動経路を決定する工程において決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するようにしたことで、前記自律走行装置が傾斜した状態で走行した場合でも、前記自律走行装置の傾斜状態に応じて補正された周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置の走行制御を可能にできる。
また、本発明の制御プログラムによれば、周辺情報を検出する検出手段と走行を制御する制御部とを備えた自律走行装置に用いられる自律走行制御システムを動作させる制御プログラムであって、前記検出手段を、前記自律走行装置の周辺情報を検出するように機能させるとともに、前記自律走行装置の傾斜状態を検出するように機能させ、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部を、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部として機能させ、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部として機能させるとともに、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部として機能させ、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部を、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するように機能させることで、前記自律走行装置が傾斜した状態で走行した場合でも、前記自律走行装置の傾斜状態に応じて補正された周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置の走行制御を可能にできる。
また、本発明の記録媒体によれば、周辺情報を検出する検出手段と走行を制御する制御部とを備えた自律走行装置に用いられる自律走行制御システムを動作させる制御プログラムが記録された記録媒体であって、前記検出手段を、前記自律走行装置の周辺情報を検出するように機能させるとともに、前記自律走行装置の傾斜状態を検出するように機能させ、前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部を、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部として機能させ、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部として機能させるとともに、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部として機能させ、前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部を、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するように機能させる制御プログラムが記録されて、コンピュータにより読み取り可能としたことで、前記制御プログラムをコンピュータにより簡単に実行することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置の走行制御を可能にできる。
本発明の第1実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図である。 前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図である。 前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を示す説明図である。 前記自律走行制御システムを構成する情報処理部の構成を示すブロック図である。 前記自律走行制御システムよる障害物検知処理を行う手順を示すフローチャートである。 前記自律走行装置が傾斜した状態を示す説明図である。 前記自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図である。 前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図である。 前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を変更した状態を示す説明図である。 前記自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図である。 前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図である。 前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を変更した状態を示す説明図である。 前記自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。 従来の自律走行装置の全体の構成を示す説明図である。 従来の検出された周辺情報のデータを数値化した表である。 従来の自律走行装置による通常の周辺情報を検出する状態を示す説明図である。 従来の自律走行装置による障害物を検出する状態を示す説明図である。 従来の前記自律走行装置による傾斜面を検出する状態を示す説明図である。 従来の自律走行装置による傾斜状態で傾斜面を検出する状態を示す説明図である。 前記自律走行装置による傾斜状態で傾斜面を検出する状態を水平な路面において傾斜面を検出した場合に置き換えた状態を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の自律走行制御システムを用いる自律走行装置を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図、図3は前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を示す説明図、図4は前記自律走行制御システムを構成する情報処理部の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る自律走行装置1は、図1に示すように、検出手段として周辺情報を検出する周辺情報取得センサ(周辺情報検出手段)2を備え、自律走行装置1の走行を制御する自律走行制御システム10として、本発明に係る自律走行制御システムが採用されたものである。
ここで、自律走行装置とは、人間の判断を介することなく、機械またはプログラムにより自律的に走行する装置であり、例えば、工場内で対象物を運ぶ自律型産業用運搬車両などが知られている。
第1実施形態の自律走行装置1は、周辺情報取得センサ2と、車体(装置本体)3と、荷物を搭載可能な運搬台4と、走行するためのタイヤ5と、を備えて構成されている。
自律走行装置1に採用される自律走行制御システム10は、自律走行装置1の周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置1の走行を制御する自律走行制御システムであって、図2に示すように、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を処理する情報処理部11と、前記周辺情報に基づき自律走行装置1の走行を制御する制御部12と、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を記憶する記憶部13と、を備えている。
さらに、第1実施形態では、検出手段として周辺情報取得センサ2に加えて自律走行装置1の姿勢を検出する傾斜センサ(傾斜状態検出手段)21が設けられている。
周辺情報取得センサ2には、レーザ式センサが用いられている。
レーザ式センサは、発光部よりレーザを照射し、対象物の表面において反射された反射光を受光部にて検出することで、発光から受光までの時間に基づき対象物までの距離を測距する。
周辺情報取得センサ2として機能する他のセンサの例としては、超音波を発信し、対象物の表面において反射された音波を受信部にて検出することで対象物までの距離を測距する超音波センサや、複数のカメラ(CCDやCMOSなど)で取得した画像情報からそれぞれに含まれる対象物の視差を計算することで、対象物までの距離を測距する3Dカメラなどがある。
なお、本発明における周辺情報検出手段としては、上述したように自律走行装置1の周辺に存在する対象物までの距離を周辺情報として検出することができる周辺情報取得センサであれば適用可能である。
傾斜センサ21は、自律走行装置1の姿勢の状態、例えば、上向き、下向き、右側へ傾斜、左側へ傾斜などの傾斜情報を検出する。これにより、自律走行装置1に対する周辺情報をより正確に認識することができる。
傾斜センサ21の一例として、センサにかかる加速度を検出して電気信号とする「加速度センサ」と呼ばれるものがある。このようなセンサは、地球の重力加速度についても同様に検出することができるため、水平面に対してどれだけ傾いているかを知るための傾斜センサとしても用いることができる。
傾斜センサ21として機能する他のセンサの例としては、コリオリの力を検出することで電気信号に変換するジャイロセンサや、センサ内に閉じ込められた球の動きを検出することで重力を検出するようなものもある。
なお、本発明における傾斜状態検出手段としては、上述したような重力または重力加速度を検出することで、水平面に対する傾斜角を検出することができる傾斜センサであれば適用可能である。
周辺情報取得センサ2および傾斜センサ21により取得した情報は、情報処理部11において処理される。
情報処理部11は、図4に示すように、認識処理部111と、障害物判定部112と、移動経路決定部113とを備えている。
認識処理部111は、周辺情報の位置を認識する。
障害物判定部112は、周辺情報を認識して自律走行装置1の前方に障害物があるか否かを判定する。
移動経路決定部113は、認識処理部111による周辺情報の認識と障害物判定部112による障害物の有無を判定により自律走行装置1の移動する経路を決定する。
さらに、第1実施形態では、情報処理部11は、周辺情報補正部114を備えている。
周辺情報補正部114は、周辺情報取得センサ2により取得した周辺情報を傾斜センサ21により取得した自律走行装置1の傾斜状態に基づいて補正する。
また、第1実施形態では、障害物判定部112は、さらに、周辺情報補正部114において補正された周辺情報に基づいて自律走行装置1の前方に障害物があるか否かを判定する機能を備えている。
(障害物検知処理)
ここで、自律走行制御システム10における障害物検知処理の一例をフローチャートに沿って説明する。
図5は第1実施形態の自律走行制御システムよる障害物検知処理を行う手順を示すフローチャートである。
自律走行制御システム10において、障害物検知処理は、図5に示すように、電源投入または別途入力される処理開始信号などにより開始される。まず、初期化処理として、障害物対象画素数を0にリセットする(ステップS101)。障害物対象画素数は、XY平面内に存在する障害物と判定された画素の数を意味する。
初期化処理後、周辺情報取得センサ2の検知領域2aとなるXY平面空間の1フレームを単位としたループ処理を行う(ステップS102)。一連の処理は、以降、繰り返し実行され、電源遮断または別途入力される処理終了信号などにより終了する。
まず、フレーム内の全ての画素についてデータ処理が完了したか否かが判断される(ステップS103)。
ステップS103において、フレーム内の全ての画素についてデータ処理が完了していないと判断された場合は、XY平面空間の画素単位でデータを取得する(ステップS104)。データは、距離値またはこれに類する情報を含むものとする。
そして、データに対応する座標値を算出する(ステップS105)。座標値は、データ内に含まれていてもよく、また、フレーム開始位置からのデータ順から算出されてもよい。
そして、予め定義された閾値テーブルから座標に対応する閾値を取得する(ステップS106)。この閾値は、該当座標における障害物として判定するための距離閾値を意味する。
そして、距離値があらかじめ定義された閾値以内であるか否かが判定される(ステップS107)。すなわち、前記データ内の距離値を前記距離閾値と比較することで、該当画素が障害物対象画素であるか否かが判定される。
ステップS107において、障害物対象画素であると判定された場合は、障害物対象画素数としてカウントする(ステップS108)。一方、障害物対象画素ではないと判定された場合はカウントしない。
このようにして、フレーム単位のループ処理が終了する(ステップS109)。
そして、次フレームの処理へと移る
また、ステップS103において、フレーム内の全ての画素についてデータ処理が完了したと判断された場合は、障害物対象画素数があらかじめ定められた画素数(閾値)以上であるか否かが判定される(ステップS110)。ステップS110における障害物対象画素数による障害物の有無の判定は、障害物判定部112おいて行われる。
ステップS110において、障害物対象画素数が閾値以上であると判定された場合は、障害物有りと判定し(ステップS111)、障害物検知信号を出力する(ステップS112)。
そして、障害物対象画素数を0にリセットして(ステップS113)、フレーム単位の処理が終了する(ステップS109)。
一方、ステップS110において、障害物対象画素数が閾値以上ではないと判定された場合は、障害物無と判定する(ステップS113)。
そして、障害物対象画素数を0にリセットして(ステップS114)、フレーム単位の処理が終了する(ステップS109)。そして、次フレームの処理へと移る。
このようにして、自律走行制御システム10における障害物検知処理は実行される。
次に、第1実施形態の自律走行制御システム10において、自律走行装置1が傾斜状態の場合に、自律走行装置1が許容する傾斜角度に応じて周辺情報取得センサ2により取得した周辺情報を補正する処理について説明する。
図6は第1実施形態に係る自律走行装置が傾斜した状態を示す説明図である。
周辺情報を補正する方法の一例として、水平面をXZ平面とするXYZ3次元座標系とみなして、自律走行装置1の傾斜時に得られる周辺情報データを、前記3次元座標系に変換する方法がある。
例えば、図6に示すように、自律走行装置1がX軸(水平面上で進行方向に垂直に交わる方向)を中心として傾斜している場合、傾斜角に−1をかけた角をθとすると、周辺情報データにおける(X,Y,Z)座標は、以下に示す式(1)でXYZ座標系に変換することができる。
Figure 2016139389
なお、周辺情報データを2次元マップとすると(図17を参照)、2次元マップ上の(X,Y)座標における距離情報(数値)がZ軸の座標値となる。
次に、第1実施形態の自律走行制御システム10により自律走行装置1の走行を制御する処理工程の概略をフローチャートに沿って説明する。
図7は第1実施形態の自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。
図7に示すように、自律走行装置1の走行が開始されると、周辺情報取得センサ2より周辺情報が取得され(ステップS11)、傾斜センサ21により自律走行装置1の傾斜角度が取得される(ステップS12)。
周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報や傾斜センサ21により取得された自律走行装置1の傾斜角度の情報は、情報処理部11に送られて自律走行に必要な情報処理が行われ(ステップS13)、記憶部13に記憶される(ステップS14)。
そして、情報処理部11において自律走行装置1が傾斜状態か否かが判定される(ステップS15)。
ステップS15において、自律走行装置1が傾斜していないと判定された場合は、制御部12において、取得された周辺情報に基づき自律走行装置1の走行が制御される(ステップS16)。そして、ステップS11に戻り、周辺情報の取得が続行される。
一方、ステップS15において、自律走行装置1が傾斜していると判定された場合は、制御部12において取得された周辺情報が自律走行装置1の傾斜角度に応じて補正される(ステップS17)。
そして、補正された周辺情報を記憶部13に記憶し(ステップS18)、補正された周辺情報に基づいて自律走行装置1の走行制御を行う(ステップS19)。そして、ステップS11に戻り、周辺情報の取得が続行される。
制御部12においては、補正された周辺情報に基づき、自律走行装置1の走行する経路上の障害物の有無を判定し、その判定結果に基づき、自律走行装置1の移動経路を決定して、決定した移動経路に沿って自律走行装置1の走行制御を行う。
このようにして、自律走行装置1が走行中に傾斜した場合でも、車体3の傾斜状態に応じて取得した周辺情報を補正して正確な周辺情報(位置情報)を得ることができる。これにより、走路の勾配や路面状態によって生じる周辺情報の誤検出をなくして、補正された周辺情報に基づき自律走行装置1の走行を制御することができる。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、周辺情報を取得する検出手段を備えて周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置1に用いられる自律走行制御システム10において、検出手段として周辺情報取得センサ2と傾斜センサ21とを備えるとともに、情報処理部11と制御部12とを備え、情報処理部11には、周辺情報補正部114と障害物判定部112と移動経路決定部113とを備え、周辺情報補正部114により補正された周辺情報に基づき、障害物判定部112で障害物の有無を検知し、その結果に基づき、移動経路決定部113により決定された移動経路に沿って自律走行装置1の走行を制御するようにしたことで、自律走行装置1が傾斜した状態で走行した場合でも、自律走行装置1の傾斜状態に応じて補正された周辺情報(位置情報)に基づき自律走行装置1の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置1の走行制御を可能にできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図8は本発明の第2実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図、図9は前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図、図10は前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を変更した状態を示す説明図である。
なお、第2実施形態における自律走行装置および自律走行制御システムについて、第1実施形態の自律走行装置および自律走行制御システムの構成と同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第2実施形態に係る自律走行装置201は、図8,図9に示すように、検出手段として周辺情報を取得する周辺情報取得センサ2を備え、自律走行装置201の走行を制御する自律走行制御システム210として、本発明に係る自律走行制御システムが採用されたものである。
第2実施形態の自律走行装置201は、周辺情報取得センサ2と、車体(装置本体)3と、荷物を搭載可能な運搬台4と、走行するためのタイヤ5と、を備えて構成されている。
自律走行装置201に採用される自律走行制御システム210は、自律走行装置201の周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置201の走行を制御する自律走行制御システムであって、図9に示すように、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を処理する情報処理部211と、前記周辺情報に基づき自律走行装置201の走行を制御する制御部212と、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を記憶する記憶部13と、を備えている。
さらに、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、検出手段として周辺情報取得センサ2に加えて自律走行装置1の姿勢を検出する傾斜センサ21が設けられている。
周辺情報取得センサ2および傾斜センサ21により取得した情報は、情報処理部211において処理される。
第2実施形態では、情報処理部211は、図9に示すように、認識処理部111と、障害物判定部122と、移動経路決定部113、周辺情報補正部124を備えている。
障害物判定部122は、周辺情報を認識して自律走行装置201の前方に障害物があるか否かを判定する機能と、周辺情報補正部124において補正された周辺情報に基づいて自律走行装置201の前方に傾斜面があるか否かを判定する機能を備えるとともに、さらに、傾斜センサ21によって検出された傾斜状態に応じて、判定に用いる周辺情報取得センサ2の周辺情報の検知領域2aを変更する機能を備える。
具体的には、障害物判定部122は、図8,図10に示すように、傾斜センサ21によって検出された車体3の傾斜状態(傾斜角度θ1)に応じて、誤検知となる領域2a1の情報にマスクをかけるようにして周辺情報取得センサ2の検知領域2aを検知領域2a2に変更する。
周辺情報補正部124は、周辺情報取得センサ2により取得した周辺情報を傾斜センサ21により取得した自律走行装置201の傾斜状態に基づいて補正する。第2実施形態では、取得した周辺情報を、自律走行装置201の傾斜角度に応じて変更された周辺情報取得センサ2の検知領域2a2における周辺情報(位置情報)として補正し、この周辺情報を正常な周辺情報としている。
次に、第2実施形態の自律走行制御システム210により自律走行装置201の走行を制御する処理工程の概略をフローチャートに沿って説明する。
図11は第2実施形態の自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。
図11に示すように、自律走行装置201の走行が開始されると、周辺情報取得センサ2より周辺情報が取得され(ステップS211)、傾斜センサ21により自律走行装置201の傾斜角度が取得される(ステップS212)。
周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報や傾斜センサ21により取得された自律走行装置201の傾斜角度の情報は、情報処理部211に送られて自律走行に必要な情報処理が行われ(ステップS213)、記憶部13に記憶される(ステップS214)。
そして、情報処理部211において自律走行装置201が傾斜状態か否かが判定される(ステップS215)。
ステップS215において、自律走行装置201が傾斜していないと判定された場合は、制御部212において、取得された周辺情報に基づき自律走行装置201の走行が制御される(ステップS216)。そして、ステップS211に戻り、周辺情報を取得が続行される。
一方、ステップS215において、自律走行装置201が傾斜していると判定された場合は、自律走行装置201の傾斜状態に応じて、誤検知となる領域2a1の情報にマスクをかけて検知領域2aの領域を検知領域2a2に変更する(ステップS217)。そして、制御部212において、取得された周辺情報が自律走行装置201の傾斜角度に応じて補正される(ステップS218)。
そして、補正された周辺情報を記憶部13に記憶し(ステップS219)、補正された周辺情報に基づいて自律走行装置201の走行制御を行う(ステップS220)。
そして、ステップS211に戻り、周辺情報を取得が続行される。
制御部212においては、補正された周辺情報に基づき、自律走行装置201の走行する経路上の障害物の有無を判定し、その判定結果に基づき、自律走行装置201の移動経路を決定して、決定した移動経路に沿って自律走行装置201の走行制御を行う。
このようにして、自律走行装置201が走行中に傾斜した場合でも、車体3の傾斜状態に応じて誤検知となる領域2a1の情報にマスクをかけるようにして周辺情報取得センサ2の検知領域2aを変更して、取得した周辺情報を補正して正確な周辺情報(位置情報)を得ることができる。これにより、走路の勾配や路面状態によって生じる周辺情報の誤検出をなくして、補正された周辺情報に基づき自律走行装置201の走行を制御することができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、周辺情報を取得する検出手段を備えて周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置201に用いられる自律走行制御システム210において、検出手段として周辺情報取得センサ2と傾斜センサ21とを備えるとともに、情報処理部211と制御部212とを備え、情報処理部211には、周辺情報補正部124と障害物判定部122と移動経路決定部113とを備え、周辺情報補正部124により補正された周辺情報に基づき、障害物判定部122で障害物の有無を検知し、その結果に基づき、移動経路決定部113により決定された移動経路に沿って自律走行装置201の走行を制御するようにしたことで、自律走行装置201が傾斜した状態で走行した場合でも、自律走行装置201の傾斜状態に応じて補正された周辺情報(位置情報)に基づき自律走行装置201の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置201の走行制御を可能にできる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
図12は本発明の第3実施形態に係る自律走行装置の全体の構成を示す説明図、図13は前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムの電気的構成を示すブロック図、図14は前記自律走行装置に搭載される周辺情報取得センサの検知領域を変更した状態を示す説明図である。
である。
なお、第3実施形態における自律走行装置および自律走行制御システムについて、第1実施形態の自律走行装置および自律走行制御システムの構成と同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第3実施形態に係る自律走行装置301は、図12,図13に示すように、検出手段として周辺情報を取得する周辺情報取得センサ2を備え、自律走行装置301の走行を制御する自律走行制御システム310として、本発明に係る自律走行制御システムが採用されたものである。
第3実施形態の自律走行装置301は、周辺情報取得センサ2と、車体(装置本体)3と、荷物を搭載可能な運搬台4と、走行するためのタイヤ5と、を備えて構成されている。
自律走行装置301に採用される自律走行制御システム310は、自律走行装置301の周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置301の走行を制御する自律走行制御システムであって、図13に示すように、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を処理する情報処理部311と、前記周辺情報に基づき自律走行装置301の走行を制御する制御部312と、周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報を記憶する記憶部13と、を備えている。
さらに、第3実施形態では、第1実施形態と同様に、検出手段として周辺情報取得センサ2に加えて自律走行装置1の姿勢を検出する傾斜センサ21が設けられている。
周辺情報取得センサ2および傾斜センサ21により取得した情報は、情報処理部311において処理される。
第3実施形態では、情報処理部311は、図13に示すように、認識処理部111と、障害物判定部132と、移動経路決定部113、周辺情報補正部134を備えている。
障害物判定部132は、周辺情報を認識して自律走行装置301の前方に障害物があるか否かを判定する機能と、周辺情報補正部134において補正された周辺情報に基づいて自律走行装置301の前方に傾斜面があるか否かを判定する機能を備えるとともに、さらに、傾斜センサ21によって検出された傾斜状態に応じて、判定に用いる検知角度(パラメータ)を変更する機能を備える。
具体的には、障害物判定部132は、図12,図14に示すように、傾斜センサ21によって検出された車体3の傾斜状態(傾斜角度θ2)に応じて、周辺情報取得センサ2の検知領域2aが誤検知となる領域2a3を除く検知領域2a4となるように検知角度θ3を変更する。
周辺情報補正部134は、周辺情報取得センサ2により取得した周辺情報を傾斜センサ21により取得した自律走行装置301の傾斜状態に基づいて補正する。第3実施形態では、取得した周辺情報を、自律走行装置301の傾斜角度θ2に応じて変更された周辺情報取得センサ2の検知角度θ3による検知領域2a4における周辺情報(位置情報)として補正し、この周辺情報を正常な周辺情報としている。
なお、検知角度θ3の設定は、例えば、周辺情報取得センサ2の検知距離に応じて、自律走行装置301の傾斜角度θ2に対応して有効な検知領域2a4となる検知角度を予めテーブル等により設定するようにしてもよい。
次に、第3実施形態の自律走行制御システム310により自律走行装置301の走行を制御する処理工程の概略をフローチャートに沿って説明する。
図15は第3実施形態の自律走行制御システムにより自律走行装置の走行制御を行う処理工程を示すフローチャートである。
図15に示すように、自律走行装置301の走行が開始されると、周辺情報取得センサ2より周辺情報が取得され(ステップS311)、傾斜センサ21により自律走行装置301の傾斜角度が取得される(ステップS312)。
周辺情報取得センサ2により取得された周辺情報や傾斜センサ21により取得された自律走行装置301の傾斜角度の情報は、情報処理部311に送られて自律走行に必要な情報処理が行われ(ステップS313)、記憶部13に記憶される(ステップS314)。
そして、情報処理部311において自律走行装置301が傾斜状態か否かが判定される(ステップS315)。
ステップS315において、自律走行装置301が傾斜していないと判定された場合は、制御部312において、取得された周辺情報に基づき自律走行装置301の走行が制御される(ステップS316)。そして、ステップS311に戻り、周辺情報を取得が続行される。
一方、ステップS315において、自律走行装置301が傾斜していると判定された場合は、自律走行装置301の傾斜状態に応じて、誤検知となる領域2a1を含まない有効な検知領域2a4となるように周辺情報取得センサ2の検知角度を変更する(ステップS317)。そして、制御部312において、取得された周辺情報が自律走行装置301の傾斜角度に応じて補正される(ステップS318)。
そして、補正された周辺情報を記憶部13に記憶し(ステップS319)、補正された周辺情報に基づいて自律走行装置301の走行制御を行う(ステップS320)。
そして、ステップS311に戻り、周辺情報を取得が続行される。
制御部312においては、補正された周辺情報に基づき、自律走行装置301の走行する経路上の障害物の有無を判定し、その判定結果に基づき、自律走行装置301の移動経路を決定して、決定した移動経路に沿って自律走行装置301の走行制御を行う。
このようにして、自律走行装置301が走行中に傾斜した場合でも、車体3の傾斜状態に応じて周辺情報取得センサ2の検知角度θ3を変更することで検知領域2aを変更して、取得した周辺情報を変更した検知領域2a4における周辺情報として補正することで正確な周辺情報(位置情報)を得ることができる。これにより、走路の勾配や路面状態によって生じる周辺情報の誤検出をなくして、補正された周辺情報に基づき自律走行装置301の走行を制御することができる。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、周辺情報を取得する検出手段を備えて周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置301に用いられる自律走行制御システム310において、検出手段として周辺情報取得センサ2と傾斜センサ21とを備えるとともに、情報処理部311と制御部312とを備え、情報処理部311には、周辺情報補正部134と障害物判定部132と移動経路決定部113とを備え、周辺情報補正部134により補正された周辺情報に基づき、障害物判定部112で障害物の有無を検知し、その結果に基づき、移動経路決定部113により決定された移動経路に沿って自律走行装置301の走行を制御するようにしたことで、自律走行装置301が傾斜した状態で走行した場合でも、自律走行装置301の傾斜状態に応じて補正された周辺情報(位置情報)に基づき自律走行装置301の走行を制御することができる。これにより、簡単な構成で勾配のある走路での周辺情報の誤検出をなくして、正確な周辺情報に基づき自律走行装置301の走行制御を可能にできる。
なお、第3実施形態では、自律走行装置301の傾斜角度に応じて周辺情報取得センサ2の検知領域2aを変更するパラメータとして周辺情報取得センサ2の検知角度を用いているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、周辺情報取得センサ2の検知距離をパラメータとして、自律走行装置301の傾斜角度に応じて周辺情報取得センサ2の検知領域2aにおいて部分的に検知可能な距離の閾値を変更するようにしてもよい。
具体的には、図14に示す検知領域2aにおいて、例えば、自律走行装置301の傾斜角度が大きい場合は、誤検知となる領域2a3の範囲を大きくして検知距離の閾値を小さくし、自律走行装置301の傾斜角度が小さい場合は、誤検知となる領域2a3の範囲を小さくして検知距離の閾値を大きくするようにしたものであってもよい。
以上のように、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,201,301 自律走行装置
2 周辺情報取得センサ(周辺情報検出手段)
2a1,2a3 誤検知となる領域
2a2,2a4 検知領域
10,210,310 自律走行制御システム
11,211,311 情報処理部
12,212,312 制御部
13 記憶部
21 傾斜センサ(傾斜状態検出手段)
111 認識処理部
112,122,132 障害物判定部
113 移動経路決定部
114,124,134 周辺情報補正部

Claims (7)

  1. 周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御システムであって、
    前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部と、
    前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部と、
    を備え、
    前記検出手段として、
    前記自律走行装置の周辺情報を検出する周辺情報検出手段と、
    前記自律走行装置の傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段と、
    を備え、
    前記情報処理部は、
    前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部と、
    前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部と、
    前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御することを特徴とする自律走行制御システム。
  2. 前記障害物判定部は、前記傾斜状態検出手段によって検出された傾斜状態に応じて判定に用いる前記周辺情報検出手段の周辺情報の検知領域を変更する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の自律走行制御システム。
  3. 前記障害物判定部は、前記傾斜状態検出手段によって検出された傾斜状態に応じて判定に用いるパラメータを変更する機能を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の自律走行制御システム。
  4. 周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置において、
    前記自律走行装置の走行を制御する自律走行制御システムとして、請求項1から3のうちの何れか一項に記載の自律走行制御システムを用いることを特徴とする自律走行装置。
  5. 周辺情報を検出する検出手段を備えて前記周辺情報に基づき自律走行を行う自律走行装置に用いられる自律走行制御方法であって、
    前記検出手段により検出された周辺情報を処理する工程と、
    前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する工程と、
    前記自律走行装置の周辺情報を検出する工程と、
    前記自律走行装置の傾斜状態を検出する工程と、
    検出された前記自律走行装置の周辺情報を前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する工程と、
    前記周辺情報を補正する工程において補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の経路上の障害物を判定する工程と、
    前記障害物を判定する工程において判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する工程と、
    を備え、
    前記移動経路を決定する工程において決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御することを特徴とする自律走行制御方法。
  6. 周辺情報を検出する検出手段と走行を制御する制御部とを備えた自律走行装置に用いられる自律走行制御システムを動作させる制御プログラムであって、
    前記検出手段を、前記自律走行装置の周辺情報を検出するように機能させるとともに、前記自律走行装置の傾斜状態を検出するように機能させ、
    前記検出手段により検出された周辺情報を処理する情報処理部を、前記周辺情報検出手段により検出された周辺情報を前記傾斜状態検出手段により検出された前記自律走行装置の傾斜状態に基づいて補正する周辺情報補正部として機能させ、前記周辺情報補正部によって補正された補正情報に基づき、前記自律走行装置の走行する経路上の障害物を判定する障害物判定部として機能させるとともに、前記障害物判定部によって判定された判定結果に基づき、前記自律走行装置の移動経路を決定する移動経路決定部として機能させ、
    前記周辺情報に基づき前記自律走行装置の走行を制御する制御部を、前記移動経路決定部により決定された移動経路に沿って前記自律走行装置の走行を制御するように機能させることを特徴とする制御プログラム。
  7. 請求項6に記載の制御プログラムが記録されて、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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