JP2016138831A - 真円度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる真円度測定装置を提供する。【解決手段】真円度測定装置1は、ベース10と、ベース10上に設けられ、ワークWを載置する載物台12と、ベース10上に立設されたコラム14と、コラム14に沿って移動可能に支持されたキャリッジ16と、径方向(左右方向)の旋回軸の周りに旋回可能にキャリッジ16に支持された旋回アーム18と、径方向に移動可能に支持された径方向移動アーム20と、径方向移動アーム20の先端に固定された検出器ホルダ22とを有し、検出器ホルダ22に検出器24が固持され、径方向移動アーム20の径方向への移動により検出器24の径方向の位置が調整される。【選択図】図1

Description

本発明は真円度測定装置に係り、特にテーブル上に回転可能に設置されたワークの表面に測定子先端を接触させ、回転角度に応じた測定子先端の変位を検出器により検出する真円度測定装置に関する。
従来の真円度測定装置は、特許文献1のように回転テーブルに載置された円筒面を有するワークに対して径方向に移動する径方向移動アームを有し、径方向移動アームの先端に検出器ホルダを介して検出器(測定プローブ)が取り付けられる。
ワークの円筒面の真円度、同心度、又は同軸度などの真円度に関する測定を行う際には、径方向移動アームを移動させて検出器の測定子を円筒面に接触させ、ワークを回転テーブルにより回転させながら測定子の変位を検出する。
特許第4173513号公報
ところで、特許文献1のような真円度測定装置では、径方向移動アームの先端よりも更に先端側に検出器ホルダを介して検出器が配置されている。そのため、検出器と径方向移動アームとの間にスペースがあり、その分、装置が大型化するという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、小型化を図ることができる真円度測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の態様に係る真円度測定装置は、ベースと、ベース上に設けられ、測定対象物を載置する載物台であって、上下方向に沿った回転軸の周りに回転可能な載物台と、ベース上に立設され、上下方向に延びるコラムと、コラムに沿って上下方向に移動可能にコラムに支持されたキャリッジと、載物台の回転軸に向う径方向に沿った旋回軸の周りに旋回可能にキャリッジに支持された旋回アームであって、径方向に垂直な方向に沿って延びる旋回アームと、検出器を固持する検出器ホルダと、旋回アームの先端部に支持された径方向アームであって径方向に延びる径方向アームを介して検出器ホルダを径方向に移動可能に支持する検出器ホルダ支持機構と、を備える。
本態様によれば、円筒状又は円柱状の測定対象物の外径が大きい程、検出器ホルダ(検出器)と旋回アームとの間隔を狭くして測定対象物の外周面の測定を行うことができるため、コラムと載物台との間隔を狭くすることができ、装置の小型化が図れる。
また、旋回アームをコラムに対して載物台側に配置することで、検出器を径方向に移動させる径方向アームをキャリッジに設ける場合と比べて、コラムに対して載物台の反対側に突出する径方向アームの突出量を少なくすることができる。したがって、測定に要する測定スペースを小さくすることができ、測定スペースも含めた装置の大きさを小さくすることができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定装置において、検出器ホルダ支持機構は、径方向アームの先端部に検出器ホルダが固定され、径方向アームが径方向に移動可能に旋回アームの先端部に支持された態様とすることができる。
本発明の更に他の態様に係る真円度測定装置において、径方向アームは、径方向に沿って形成されたラックギアを備え、旋回アームは、手動により回転するピニオンギアであって、ラックギアに係合するピニオンギアを備えた態様とすることができる。
本発明の更に他の態様に係る真円度測定装置において、検出器ホルダ支持機構は、径方向アームが旋回アームの先端部に固定され、径方向アームに沿って移動可能に検出器ホルダが支持された態様とすることができる。
本発明によれば、真円度測定装置の小型化を図ることができる。
本発明に係る真円度測定装置の全体構成を示した斜視図 径方向移動アーム及び旋回アームの上端部を示した斜視図 径方向移動アーム及び旋回アームの上端部の径方向に垂直な断面図 ワークの上側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークの上側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図 ワークの上側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークの上側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図 ワークの内周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークの内周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図 ワークの下側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークの下側外周面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図 ワークの外周面に測定子を接触させた様子を示した比較例とする周知の真円度測定装置の正面図 ワークの内周面に測定子を接触させた様子を示した比較例とする周知の真円度測定装置の正面図 ワークの外周面に測定子を接触させた様子を示した本実施の形態の真円度測定装置の正面図 図12のワークの内周面に測定子を接触させた様子を示した本実施の形態の真円度測定装置の正面図 図12の周知の真円度測定装置における測定スペースと、図14の本実施の形態の真円度測定装置における測定スペースとを比較した図 検出器ホルダ支持機構の他の実施の形態を示した簡易図 ワークのフランジ部分の上面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークのフランジ部分の上面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図 ワークのフランジ部分の下面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の正面図 ワークのフランジ部分の下面に測定子を接触させた様子を示した真円度測定装置の斜視図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る真円度測定装置の全体構成を示した斜視図である。
同図に示す真円度測定装置1は、下端部に装置全体を支持する台状のベース10を備え、ベース10の上面には、上下方向(Z軸方向)に沿った回転軸(θ軸)周り方向に回転可能な載物台12が設けられる。この載物台12の上面には、測定対象物となる円柱状又は円筒状のワークWが載置される。また、ワークWは、その中心軸が載物台12の回転軸と同軸上となるように載置される。なお、同図におけるワークWは、一定の外径と内径とを有する円筒部分waと、円筒部分waの外周面から径方向外側に円環状に突出するフランジ部分wbとを有するワークを例示している。
ベース10の内部には、載物台12に連結されるモータ等を備え、載物台12を回転駆動する不図示の回転駆動部が設けられる。
この回転駆動部により、載物台12に載置されたワークWは、載物台12と共にθ軸周り方向に回転する。
なお、載物台12は手動により回転するものであってもよい。また、載物台12は、θ軸に垂直な方向であって、互いに直交する左右方向及び前後方向に対してもつまみの回転操作等によって移動可能なものであってもよい。
ベース10の上面側には、コラム14、キャリッジ16、旋回アーム18、径方向移動アーム20、検出器ホルダ22を有する検出器支持機構13を介して検出器24(測定プローブ)が支持される。
検出器24は、例えば円筒状の検出器本体24Aの下端から棒状に延びる測定子24B(スタイラス)と、検出器本体24Aの内部に設けられ、測定子24Bの変位量を作動トランス等により検出して電気信号として出力する不図示の変位検出部と、を有する。測定子24Bは、一平面内において測定子24Bの軸線がその軸線に直交する方向(変位方向)に変位可能に検出器本体24Aに支持されると共に、その変位方向のうちの一方の向き(付勢方向)にバネなどにより付勢される。
検出器支持機構13について説明すると、ベース10の上面において載物台12の右側には、上下方向に沿って延在するコラム14が立設される。そして、コラム14には、コラム14に沿って上下方向に移動可能なキャリッジ16が支持される。キャリッジ16は、例えばモータの駆動により上下方向に移動するが、つまみの回転操作等によって手動で移動するものであってもよい。
このキャリッジ16の上下方向への移動機構により、検出器支持機構13は、検出器24を上下方向の位置を変更可能に支持する。
キャリッジ16には、コラム14よりも左側(載物台12側)において旋回アーム18の一端(基端)が左右方向に沿った旋回軸の周りに旋回可能に連結される。旋回アーム18は、四角柱状に形成されており、つまみ30の回転操作によりネジを緩めることで、旋回アーム18を旋回軸周りに旋回させて、旋回アーム18の向きを変更することができる。なお、左右方向は、載物台12の回転軸(θ軸)を中心とする径方向(R軸方向)、即ち、キャリッジ16における旋回軸の位置から載物台12の回転軸に向う方向(及びその反対方向)に相当し、径方向というものとする。
この旋回アーム18の旋回機構により、検出器支持機構13は、検出器24を径方向に沿った旋回軸周りの旋回角度を変更可能に支持する。
旋回アーム18の先端部には径方向に延びる径方向移動アーム20が径方向に移動可能に支持される。径方向移動アーム20は、つまみ32を回転操作することにより、その回転方向に応じた方向に移動する。
この径方向移動アーム20の径方向への移動機構により、検出器支持機構13は、検出器24の径方向の位置を変更可能に支持する。
径方向移動アーム20の先端には検出器ホルダ22が固設され、検出器ホルダ22にはつまみ34の回転操作により着脱可能に検出器24が装着される。検出器ホルダ22は、検出器24の先端側(測定子24Bが設けられる側)が旋回アーム18の旋回軸の軸線上に向う方向となるように、かつ、検出器本体24Aの軸線が旋回アーム18の軸線と平行となるように検出器24の基端側を固持する。また、検出器ホルダ22は、検出器24の取付角度、即ち、検出器本体24Aの軸線周りの回転角度を変えて固持することができる。この検出器ホルダ22における検出器24の取付角度の調整機構により、測定子24Bの変位方向及び付勢方向を調整することができる。
続いて、径方向移動アーム20の径方向への移動機構の構成について説明する。
図2は、径方向移動アーム20及び旋回アーム18の上端部を示した斜視図であり、図3は、旋回アーム18の軸線を含む断面であって径方向に垂直な断面を示した断面図である。
これらの図に示すように径方向移動アーム20は、径方向に沿って延びる四角柱状のアーム本体40を有する。
アーム本体40の径方向に沿った側面であって、旋回アーム18の旋回軸側の側面には、径方向に沿って延びる四角柱状のラック部材42が固設される。
ラック部材42の径方向に沿った側面であって、旋回アーム18の旋回軸側の側面には、後述のピニオンギア60と歯合するラックギア44が形成される。
ラック部材42の径方向に沿った互いに反対向きとなる2つの側面であって、旋回アーム18の旋回軸周り方向を向く側面の各々には、径方向に沿って延びる四角柱状のレール部材46A、46Bが固設される。
それらのレール部材46A、46Bは各々、旋回アーム18の先端部に係合されて径方向に移動可能に支持される。
旋回アーム18の先端部は、径方向に沿って形成された溝18Aにより二股状に突出する突出部18B、18Cを有し、それらの突出部18B、18Cに直進ガイド50、52が埋設される。直進ガイド50、52の各々には径方向に沿ったガイド溝50A、52Aが形成される。
そして、突出部18B、18Cの間の溝18Aに径方向移動アーム20のラック部材42が径方向に移動可能に嵌入されると共に、直進ガイド50、52のガイド溝50A、52Aの各々にラック部材42のレール部材46A、46Bの各々が径方向に移動可能に嵌入される。
これによって、径方向移動アーム20が旋回アーム18の先端部に径方向に移動可能に支持される。
また、旋回アーム18の先端部の溝18Aには、旋回アーム18の軸線方向及び径方向に垂直な方向に沿って延びる回転部材54が配置される。突出部18B、18Cの各々には回転部材54が挿入される孔56A、56Bが形成されると共に、それらの孔56A、56Bにベアリング58A、58Bが設けられ、ベアリング58A、58Bにより回転部材54が回動自在に支持される。
回転部材54には、径方向移動アーム20のラック部材42に形成されたラックギア44に対向する部分において、ピニオンギア60が形成されており、そのピニオンギア60がラックギア44に歯合される。
また、回転部材54の一方の端部は、突出部18Bの孔56Aを挿通して孔56Aから突出され、その突出部分につまみ32が固定される。
これにより、つまみ32を回転させることで、回転部材54を介してピニオンギア60が回転する。そして、ピニオンギア60が回転することで、ピニオンギア60とラックギア44との係合を介して、径方向移動アーム20が径方向に移動する。
なお、本実施の形態における径方向移動アーム20の径方向への移動機構の構成は一例であって任意の構成としてよく、また、径方向移動アーム20はモータの駆動により径方向に移動するようにしてもよい。旋回アーム18についても同様にモータの駆動により旋回するようにしてもよい。
以上のように構成された真円度測定装置1の検出器支持機構13によれば、キャリッジ16の上下方向への移動機構によりキャリッジ16を上下方向に移動させることで、キャリッジ16の上下方向の位置を調整して検出器24における測定子24Bの先端の上下方向(Z軸方向)の位置を調整することができる。
また、径方向移動アーム20の径方向への移動機構により径方向移動アーム20を径方向に移動させることで、径方向移動アーム20の径方向の位置を調整して測定子24Bの先端の径方向(R軸方向)の位置を調整することができる。
さらに、旋回アーム18の旋回機構により旋回アーム18を旋回軸周り方向に旋回させることで、旋回アーム18の旋回角度を調整して測定子24Bの軸線の旋回軸周り方向の角度を調整することができる。
なお、旋回アーム18の旋回軸を、キャリッジ16に対して、上下方向(Z軸方向)及び径方向(R軸方向)に垂直な前後方向に移動可能とすることで、測定子24Bの先端の前後方向の位置を調整可能にする形態も採用し得るが、本実施の形態では旋回軸はキャリッジ16に対して固定されているものとする。
次に、上記真円度測定装置1において、図1に示した円筒部分waとフランジ部分wbとを有するワークWの各面の真円度等の測定を行う際に検出器支持機構13により検出器24の測定子24Bの先端を各面に接触させる方法について説明する。
ワークWは、ワークWの中心軸が載物台12の回転軸(θ軸)と同軸上となるように載物台12上に載置される。
そして、検出器支持機構13におけるキャリッジ16の上下方向の位置、径方向移動アーム20の径方向の位置、旋回アーム18の旋回角度、及び、検出器ホルダ22における検出器24の取付角度は、測定子24Bの先端が測定対象面に接触するように設定されると共に、測定子24Bの変位方向が測定対象面に垂直な方向で、測定子24Bの付勢方向が測定対象面に向かう方向となるように設定される。
このとき、ワークWの円筒部分waにおける外周面であってフランジ部分wbよりも上側の外周面(上側外周面)を測定対象面とする場合、図4及び図5に示すように旋回アーム18は、上下方向(Z軸方向)の上向きとなる旋回角度(0度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が径方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとは反対向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるワークWの上側外周面に接触する位置に設定される。
これにより、載物台12の回転によりワークWを回転させながら検出器24により検出される測定子24Bの変位量を取得すること等により、ワークWの上側外周面の真円度等の測定を行うことができる。
また、ワークWの上側外周面を測定対象面とする場合に測定子24Bの先端を上側外周面に接触させる他の方法として、図6及び図7に示すように旋回アーム18を、前後方向の後向きとなる旋回角度(90度)に設定し、検出器本体24Aの軸線方向が前後方向となるように検出器24を支持することによっても測定子24Bの先端を上側外周面に接触させることができる。
なお、検出器24は、測定子24Bの変位方向が径方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとは反対向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持され、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるワークWの上側外周面に接触する位置に設定される。
ワークWの円筒部分waの内周面を測定対象面とする場合、図8及び図9に示すように旋回アーム18は、上下方向(Z軸方向)の上向きとなる旋回角度(0度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が径方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるワークWの内周面に接触する位置に設定される。
これにより、載物台12の回転によりワークWを回転させながら検出器24により検出される測定子24Bの変位量を取得すること等により、ワークWの内周面の真円度等の測定を行うことができる。
ワークWの円筒部分waにおける外周面であってフランジ部分wbよりも下側の外周面(下側外周面)を測定対象面とする場合、図10及び図11に示すように旋回アーム18は、前後方向の後向きとなる旋回角度(90度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が径方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとは反対向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるワークWの下側外周面に接触する位置に設定される。
これにより、載物台12の回転によりワークWを回転させながら検出器24により検出される測定子24Bの変位量を取得すること等により、ワークWの下側外周面の真円度等の測定を行うことができる。
以上のように、本実施の形態の検出器支持機構13によれば、円筒状又は円柱状のワークWの任意の円筒面に検出器24の測定子24Bの先端を接触させることができる。特に、上側からでは測定子24Bを接触させることができない円筒面(上記下側外周面)であっても旋回アーム18の旋回角度を調整することにより測定子24Bの先端を接触させることができる。
なお、真円度測定装置1は、真円度に限らずワーク表面の形状精度に関する他の測定も行うことができ、例えば図1のワークWのフランジ部分wbの上面及び下面の各々の平面度等も測定することができる。
ワークWのフランジ部分wbの上面を測定対象面として平面度を測定する場合、図18及び図19に示すように旋回アーム18は、前後方向の後向きとなる旋回角度(90度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が上下方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が下向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるフランジ部分wbの上面に接触する位置に設定される。
これにより、載物台12の回転によりワークWを回転させながら検出器24により検出される測定子24Bの変位量を取得すること等により、フランジ部分wbの上面の平面度を測定することができる。
ワークWのフランジ部分wbの下面を測定対象面として平面度を測定する場合、図20及び図21に示すように旋回アーム18は、前後方向の後向きとなる旋回角度(90度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が上下方向となるように、かつ、測定子24Bの付勢方向が上向きとなる取付角度で検出器ホルダ22に固持される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム20の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるフランジ部分wbの下面に接触する位置に設定される。
これにより、載物台12の回転によりワークWを回転させながら検出器24により検出される測定子24Bの変位量を取得すること等により、フランジ部分wbの下面の平面度を測定することができる。
続いて、本実施の形態の真円度測定装置1における検出器支持機構13の効果について説明する。
図12及び図13は、周知の真円度測定装置100における検出器支持機構102を示した正面図である。なお、これらの図の真円度測定装置100において本実施の形態の真円度測定装置1と同一又は類似の作用の構成要素には同一符号を付して説明を省略し、相違する構成要素についてのみ説明する。
これらの図の真円度測定装置100における検出器支持機構102では、径方向に沿って延びる径方向移動アーム104が径方向に移動可能にキャリッジ16に支持される。
旋回アーム18は、径方向移動アーム104の先端に径方向に沿った旋回軸の周りに旋回可能に連結される。
また、旋回アーム18の先端部には、本実施の形態の径方向移動アーム20の代わりに、径方向に沿って延びる径方向固定アーム106の基端部が固定される。検出器ホルダ22は、径方向固定アーム106の先端部に固定される。
このような検出器支持機構102において、図12及び図13のように断面図で示した円筒状のワークWの外周面又は内周面を測定対象面として真円度等の測定を行う場合、本実施の形態の検出器支持機構13と同様に、旋回アーム18は、上下方向(Z軸方向)の上向きとなる旋回角度(0度)に設定される。
また、検出器24は、測定子24Bの変位方向が径方向となるように検出器ホルダ22に固持され、かつ、外周面を測定対象面とする場合には、図12のように測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとは反対向きとなるように設定され、内周面を測定対象面とする場合には、図13のように測定子24Bの付勢方向が旋回アーム18への向きとは反対向きとなるように設定される。
そして、キャリッジ16の上下方向の位置と、径方向移動アーム104の径方向の位置は、測定子24Bの先端が測定対象面であるワークWの外周面又は内周面に接触する位置に設定される。
ここで、図12及び図13に示すワークWは、真円度測定装置100により測定可能な最大外径と最小内径のワークを示しており、ワークWの外周面に測定子24Bの先端を接触させる際には、図12のように径方向移動アーム104が径方向に移動可能な範囲のうちの載物台12の回転軸(θ軸)から最も離れた位置に設定される。
ワークWの内周面に測定子24Bの先端を接触させる際には、図13のように径方向移動アーム104が径方向に移動可能な範囲のうちの載物台12の回転軸(θ軸)に最も近い位置に設定される。
これに対して、図14及び図15は、本実施の形態の真円度測定装置1において、図12及び図13と同一の外径及び内径のワークWを測定可能な最大外径及び最小内径のワークとして設計した場合の検出器支持機構13を示す。即ち、ワークWの外周面に測定子24Bの先端を接触させる際には、図14のように径方向移動アーム20が径方向に移動可能な範囲のうちの載物台12の回転軸(θ軸)から最も離れた位置に設定される。
ワークWの内周面に測定子24Bの先端を接触させる際には、図15のように径方向移動アーム20が径方向に移動可能な範囲のうちの載物台12の回転軸(θ軸)に最も近い位置に設定される。
ワークWの外周面を測定対象面として測定する場合の図12と図14とを比較すると、図12における真円度測定装置100の検出器支持機構102では、径方向移動アーム104がコラム14よりも右側に大きく突出するのに対して、図14における本実施の形態の真円度測定装置1の検出器支持機構13では、径方向移動アーム20がコラム14の右側にほとんど突出しない。
したがって、図12の状態を上面側から示した図16(A)と図14の状態を上面側から示した図16(B)との比較からもわかるように、図12における周知の真円度測定装置100が測定に要するスペース(測定スペース100A)、即ち、真円度測定装置100の全ての構成要素を含む領域と比べて、本実施の形態の真円度測定装置1の測定スペース1Aは左右方向に縮小されている。したがって、本実施の形態の真円度測定装置1は小型化が図られる。
また、図12における真円度測定装置100の検出器支持機構102では、検出器24(ワークWの外周面)とコラム14との間に径方向固定アーム106を介在させる空間を設ける必要があるのに対して、図14における本実施の形態の真円度測定装置1の検出器支持機構13では、検出器24と旋回アーム18との間隔を狭めて検出器24をコラム14の近くまで移動させることができる。そのため、図14における本実施の形態の真円度測定装置1では、径方向固定アーム106を介在させる空間を設ける必要がなく、ベース10の左右方向の大きさも小型化される。
一方、図13と図15との比較からわかるように、このように小型化された図15における本実施の形態の真円度測定装置1においても、図13における真円度測定装置100により測定可能な最小内径の内周面を測定することができる。従って、本実施の形態の真円度測定装置1が、図12及び13における真円度測定装置100に対して測定可能な内径の大きさに制限が加わることも生じない。
以上、上記実施の形態では、旋回アーム18の先端部に支持された径方向に延びるアーム(径方向アーム)を介して検出器ホルダ22を支持する検出器ホルダ支持機構の構成として、径方向アームの一形態である径方向移動アーム20の径方向の移動により検出器24(検出器ホルダ22)を径方向に移動させる構成とすることで、測定スペース及びベース10の小型化を図り、真円度測定装置1の小型化を図るものである。これに対して、上記実施の形態の構成に限らず、検出器ホルダ22を旋回アーム18に対して径方向に移動可能にした構成であれば上記実施の形態と同様の効果が得られる。
たとえば、径方向アームの一形態として径方向移動アーム20の代わりに、図17に示すように径方向に沿って延びる径方向固定アーム120の基端部を旋回アーム18の先端部に固定し、径方向固定アーム120に対して検出器ホルダ22を径方向に移動可能に設けた構成であってもよい。検出器ホルダ22を径方向に移動させる機構についてはどのような構成でもよく、手動により移動するものであってもよいし、モータの駆動により移動するものであってもよい。
W…ワーク、1,100…真円度測定装置、10…ベース、12…載物台、13,102…検出器支持機構、14…コラム、16…キャリッジ、18…旋回アーム、20,104…径方向移動アーム、22…検出器ホルダ、24…検出器、24A…検出器本体、24B…測定子、106…径方向固定アーム
特許第2701141号

Claims (4)

  1. ベースと、
    前記ベース上に設けられ、測定対象物を載置する載物台であって、上下方向に沿った回転軸の周りに回転可能な載物台と、
    前記ベース上に立設され、上下方向に延びるコラムと、
    前記コラムに沿って上下方向に移動可能に前記コラムに支持されたキャリッジと、
    前記載物台の前記回転軸に向う径方向に沿った旋回軸の周りに旋回可能に前記キャリッジに支持された旋回アームであって、前記径方向に垂直な方向に沿って延びる旋回アームと、
    検出器を固持する検出器ホルダと、
    前記旋回アームの先端部に支持された径方向アームであって前記径方向に延びる径方向アームを介して前記検出器ホルダを前記径方向に移動可能に支持する検出器ホルダ支持機構と、
    を備えた真円度測定装置。
  2. 前記検出器ホルダ支持機構は、前記径方向アームの先端部に前記検出器ホルダが固定され、前記径方向アームが前記径方向に移動可能に前記旋回アームの先端部に支持された請求項1に記載の真円度測定装置。
  3. 前記径方向アームは、前記径方向に沿って形成されたラックギアを備え、前記旋回アームは、手動により回転するピニオンギアであって、前記ラックギアに係合するピニオンギアを備えた請求項1又は2に記載の真円度測定装置。
  4. 前記検出器ホルダ支持機構は、前記径方向アームが前記旋回アームの先端部に固定され、前記径方向アームに沿って移動可能に前記検出器ホルダが支持された請求項1に記載の真円度測定装置。
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