JP5752313B2 - 真円度測定装置 - Google Patents

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本発明は、真円度測定装置に関する。
被測定物(ワーク)の円筒状の外周面または内周面の真円度を測定する真円度測定装置が広く使用されている。
図1は、従来の真円度測定装置の外観図である。
真円度測定装置は、台状のベース1と、ベース1に設けられた回転可能な載物台2と、載物台2を回転駆動するためのモータ等を有する回転駆動部3と、ベース1に設けられたコラム4と、コラム4に沿って移動可能なキャリッジ5と、キャリッジ5に対して移動可能なアーム6と、アーム6の先端部に取り付けられた検出器ホルダ9と、検出器ホルダ9に取り付けられた検出器10と、を有する。検出器10は、測定子11と、差動トランス等の変位検出部と、を有し、測定子11の変位を示す電気信号を出力する。
ワーク12は、載物台2上に、ワーク12の円筒面の中心軸が載物台2の回転軸にほぼ一致するように載置され、回転される。コラム4は、載物台2の回転軸に平行に伸びる柱である。キャリッジ5は、コラム4に沿って移動可能であり、一般に移動はコラム4の案内面に沿ってマニュアルで移動されるが、モータ等を用いて自動で移動する場合もある。アーム6は、キャリッジ5の案内面にマニュアルで移動されるが、モータ等を用いて自動で移動する場合もある。検出器ホルダ9は、L字型の部材で、一方の端がアーム6の先端に取り付けられ、他方の端に検出器10が取り付けられる。ワーク12のつば部分の高さ位置の変化を検出するため、検出器ホルダ9は、アーム6の先端に取り付ける方向を90度ずつ異なる3方向にすることが可能である場合がある。さらに、検出器10は、測定する円筒面の方向を180度変えるために、検出器ホルダ9に対して方向を変えて取り付け可能な場合がある。
測定を行なう場合には、ワーク12は、載物台2上に、ワーク12の円筒面の中心軸が載物台2の回転軸にほぼ一致するように載置する。測定子11がワーク12の測定する位置に接触するように、キャリッジ5を移動して上下方向の位置を調整し、アーム6を移動して径方向の位置を調整する。この状態で、ワーク12の真円度を測定するが、高精度の測定を行なう場合には、ワーク12を回転して、ワーク12の円筒部の中心軸と載物台2の回転軸との偏心を測定し、載物台2に設けられたXY移動機構で、ワーク12の円筒部の中心軸が載物台2の回転軸により正確に一致するように調整する。この時、測定子11は、変位範囲の中心付近であることが望ましい。
図2は、図1の真円度測定装置の上面図である。
図2に示すように、コラム4は、載物台2の右側に設けられる。アーム6、検出器ホルダ9および検出器10は、一直線上に配置され、その延長上に、載物台2の回転中心軸が位置する。測定子11は、検出器10の先端に設けられ、この直線と載物台2の回転中心軸がなす平面内で変位する。したがって、ワーク12の測定する円筒面の直径が異なる場合には、測定子11が測定する円筒面に接触するように、アーム6を移動する。ここでは、測定子11が測定する円筒面に接触する測定点と載物台2の回転中心軸がなす平面を測定平面と称し、載物台2の回転中心軸と測定点をむすぶ方向を径方向と称する。言い換えれば、測定する円筒面の直径が異なる場合でも、アーム6、検出器ホルダ9および検出器10は、測定平面に沿って径方向に移動され、測定子11は、測定平面と円筒面の交差する線上で円筒面に接触し、測定平面上で変位する。
コラム4を載物台2の右側に設ける(左側でもよい)第1の理由は、アーム6を測定平面上で移動させるためであり、第2の理由は、異なる円筒面を測定する場合に、円筒面の半径(直径)の差を、アーム6の移動量を検出することにより検出できるためである。
以上のような理由で、従来の真円度測定装置においては、コラム4を載物台2の側方(右側または左側)に設けていた。そのため、コラム4が固定されるベース1は、上面図では、径方向に長い長方形である。さらに、アーム6は、測定する円筒面の半径に応じて径方向に移動されるため、アーム6が右方向に最大限移動した場合を考慮して、設置スペースを決定する必要がある。以上のような理由で、従来の真円度測定装置は、径方向に長い長方形の設置スペースを必要とし、設置に必要な空間が大きいという問題があった。
また、従来の真円度測定装置は、長いアーム6を有するため、測定中の短時間にでも少量の温度変化があると、アーム6および検出器ホルダ9の先端に取り付けられる検出器10の変位が大きく、しかもその変位が直接測定値に影響するため、温度変化による誤差が大きいという問題があった。
特開平8−313247号公報 特許第2606787号公報 特開平1−259211号公報 実開平2−99301号公報 登録実用新案第3141561号公報
本発明は、設置に必要な空間が小さく、温度変換による測定誤差が小さい真円度測定装置の実現を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の真円度測定装置は、ベースの裏面側にコラムを垂直に立て、移動機構によりコラムを測定平面に平行に移動し、コラムに沿って移動可能な検出器ホルダに検出器を取り付け、測定子が測定平面で変位可能にする。
すなわち、本発明の真円度測定装置は、ベースと、ベースに固定され、載置されたワークを回転する回転台と、ベースの裏面側に垂直に立つコラムと、回転台の回転軸とワークの測定点を含む測定平面に平行に、ベースに対してコラムをスライド移動する移動機構と、コラムに沿って移動可能な検出器ホルダと、測定子が測定平面で変位可能なように、検出器ホルダに取り付けられた検出器と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、移動機構により平行移動されるコラムをベースの背面に設けるので、設置スペースを正方形に近い形状にでき、設置スペース(設置に必要な空間)を小さくできる。
さらに、図1の従来の真円度測定装置では、検出器は、コラムから測定平面に沿って伸びるアームおよび検出器ホルダに取り付けられる。そのため、温度変化によりアームが伸縮すると、伸縮量が直接測定値に影響する。アームが長い場合には、測定中の短時間での温度変化でもアームの伸縮量は無視できない大きさになり、測定誤差となる。
これに対して、本発明によれば、長いアームを使用しない上、測定器ホルダは、移動機構から測定平面に垂直な方向に伸びるため、温度変化により測定器ホルダが伸縮しても、伸縮量は直接測定値に影響しないため、温度変化の測定誤差への影響を低減できる。
コラムに沿って上下に移動可能で、測定平面に垂直な軸を有するキャリッジを設けることが望ましい。検出器ホルダは、キャリッジの軸を中心として回転した異なる方向で取り付け可能であるようにする。これにより、キャリッジをコラムに沿って移動することにより、測定子の円筒面との接触点の上下方向の位置、すなわち高さを調整し、ワークの測定面に応じて検出器ホルダの方向を変えられるようにする。
移動機構は、コラムを測定平面に平行に保持するガイド機構と、コラムを移動する送り機構と、を備える。
また、2本の独立に移動可能なコラムを2本設けて、ワークの2箇所で同時に真円度を測定可能にしてもよく、これにより直径が測定可能になり、細長いワークでも撓みを極小にして測定が行なえるようになる。
2本のコラムの移動機構は、2本のコラムを回転台の回転軸に対して平行に保持するガイド機構を共用し、送り機構は独立して設けることが望ましい。
さらに、回転台の回転軸に対して平行に伸びるコラムと、コラムに沿って移動可能に支持された移動部と、移動部に取り付けられ、ホルダ固定部を測定平面に平行に移動する固定部移動機構と、を含むようにしてもよい。これであれば、コラムは固定であるから、固定部移動機構を小型にできる。
本発明によれば、設置に必要な空間が小さい真円度測定装置が実現される。
図1は、従来の真円度測定装置の外観図である。 図2は、図1の真円度測定装置の上面図である。 図3は、本発明の第1実施形態の真円度測定装置の正面側から見た外観図である。 図4は、本発明の第1実施形態の真円度測定装置の背面側から見た外観図である。 図5は、本発明の第1実施形態の真円度測定装置の上面図である。 図6は、第1実施形態の真円度測定装置で、測定子を載物台の回転軸に対して左側の外筒面に接触させて真円度を測定する状態を示す図である。 図7は、第1実施形態と図1に示した従来例における温度変化による測定子の変位の影響の違いを説明する図である。 図8は、本発明の第2実施形態の真円度測定装置の正面側から見た外観図である。 図9は、本発明の第2実施形態の真円度測定装置の背面側から見た外観図である。 図10は、本発明の第3実施形態の真円度測定装置の外観図である。
図3および図4は、本発明の第1実施形態の真円度測定装置の正面側および背面側から見た外観図である。
第1実施形態の真円度測定装置は、台状のベース21と、ベース21に設けられた回転可能な載物台22と、載物台22を回転駆動するためのモータ等を有する回転駆動部(図示せず)と、ベース21の背面に設けられたコラム24と、コラム24に沿って移動可能なキャリッジ25と、キャリッジ25に取り付けられた検出器ホルダ29と、検出器ホルダ29に取り付けられた検出器30と、を有する。検出器30は、測定子31と、差動トランス等の変位検出部と、を有し、測定子31の変位を示す電気信号を出力する。キャリッジ25は、検出器ホルダ29が取り付けられるので、ホルダ固定部とも称する。
コラム24は、上下方向ガイド51および52と、上下方向送りねじ53が設けられている。キャリッジ25は、上下方向送りねじ53に上下方向送りナットにより係合されており、上下方向送りつまみ55を回転することにより上下方向送りねじ53が回転して、上下方向に移動する。なお、上下方向送りつまみ55の代わりに、上下方向送りねじ53を回転駆動するモータ等を設けて、キャリッジ25を上下方向に移動することも可能である。キャリッジ25は、高精度の上下方向ガイド51および52により案内されるので、移動しても姿勢が変化することはない。したがって、キャリッジ25に取り付けられた検出器ホルダ29および検出器30は、上下方向に移動しても、姿勢は変化せず、上下方向の位置(高さ)のみが変化する。
さらに、ベース21の背面には、径方向ガイド71および72と、径方向送りねじ73が設けられている。コラム24は、径方向送りねじ73に径方向送りナット74により係合されており、径方向送りつまみ75を回転することにより径方向送りねじ73が回転して、径方向と平行に移動する。コラム24は、載物台22の右側および左側に移動可能である。なお、径方向送りつまみ75の代わりに、径方向送りねじ73を回転駆動するモータ等を設けて、コラム24を径方向と平行に移動することも可能である。コラム24は、高精度の径方向ガイド71および72により案内されるので、移動しても姿勢が変化することはない。したがって、コラム24(キャリッジ25)に取り付けられた検出器ホルダ29および検出器30は、径方向と平行に移動しても、姿勢は変化せず、径方向の位置のみが変化する。言い換えれば、異なる半径の円筒面の真円度を測定するため、コラム24を径方向と平行に移動しても、検出器30の測定子31は、測定平面でワーク32に接触する。
検出器ホルダ29および検出器30は、図1に示した従来例のものと同じである。前述のように、ワーク32のつば部分の高さ位置の変化を検出するため、検出器ホルダ29は、キャリッジ25に取り付ける方向を90度ずつ異なる3方向にすることが可能であることが望ましい。さらに、検出器30は、測定する円筒面の方向を180度変えるために、検出器ホルダ29に対して方向を変えて取り付け可能であることが望ましい。
測定を行なう場合には、ワーク32は、載物台22上に、ワーク32の円筒面の中心軸が載物台22の回転軸にほぼ一致するように載置する。測定子31がワーク32の測定する位置に接触するように、キャリッジ25を移動して上下方向の位置を調整し、コラム24を移動して径方向の位置を調整する。この状態で、ワーク32の真円度を測定するが、高精度の測定を行なう場合には、ワーク32を回転して、ワーク32の円筒部の中心軸と載物台22の回転軸との偏心を測定し、載物台22に設けられたXY移動機構で、ワーク32の円筒部の中心軸が載物台22の回転軸により正確に一致するように調整した後測定を行う。この時、測定子31は、変位範囲の中心付近であることが望ましい。
図5は、第1実施形態の真円度測定装置の上面図である。
図5に示すように、コラム24は、載物台22の背面に、測定平面と平行に移動可能に設けられる。検出器ホルダ29は、キャリッジ25から測定平面に垂直な方向に伸び、検出器30は、測定子31が測定平面上で変位するように取り付けられる。ワーク32の測定する円筒面の直径が異なる場合には、コラム24を測定平面と平行に移動するので、検出器ホルダ29および検出器30は、測定平面に沿って径方向に移動され、測定子31は、測定平面と円筒面の交差する線上で円筒面に接触し、測定平面上で変位する。
図2と図5を比較して明らかなように、第1実施形態の真円度測定装置は、従来の真円度測定装置に比べて、ベースの横方向(径方向)の長さが大幅に短縮され、アームが側方に突き出すことも無いので、設置スペースが大幅に小さくなっていることが分かる。
前述のように、従来の真円度測定装置では、円筒面の半径(直径)の差を、アーム6の移動量を検出することにより検出できたが、第1実施形態の真円度測定装置でも同様に、コラム24の移動量を検出することにより検出できる。
第1実施形態の真円度測定装置でワーク32の内筒面の真円度を測定する場合には、載物台22の回転軸に対して図3の測定点と反対側の内筒面に測定子31を接触させて測定する。
図6は、第1実施形態の真円度測定装置で、測定子31を載物台22の回転軸に対して左側の外筒面に接触させて真円度を測定する状態を示す図である。この場合、図3の場合と比べて、検出器30を180度回転して検出器ホルダ29の取り付け部33に取り付ける。
図7は、第1実施形態と図1に示した従来例における温度変化による測定子の変位の影響の違いを説明する図である。
温度変化が発生すると、各部が伸縮するが、ベースやコラムは熱容量が大きく、1回の測定時間というような短時間であれば比較的温度変化は小さく、それに起因する伸縮量も小さい。これに対して、アームや検出器ホルダは熱容量が小さく、短時間であっても温度変化により伸縮する。例えば、鉄製の100mmのアームであれば、0.1℃の温度変化でも伸縮量は1μmになる。
図1に示した従来例では、図7の(A)に示すように、アーム6および検出器ホルダ9が温度変化により伸縮した場合、測定子の先端の変位dは、測定平面内で発生し、正しい位置33から33aで示す位置に変位する。そのため、この変位dは、そのままワークの表面位置のずれ、すなわち測定誤差となる。真円度測定装置では、1μmの測定誤差は無視できないレベルである。
一方、第1実施形態では、長いアームを使用しないため、そもそも測定子の変位が小さい。さらに、第1実施形態では、図7の(A)に示すように、検出器ホルダ9が温度変化により伸縮した場合、測定子の先端の変位dは、測定平面に垂直な面内で発生し、正しい位置33から33bで示す位置に変位する。この変位により、測定子は測定平面からずれるが、ワークに対して接触する圧力が印加されており、図7の(B)に示すように、円筒状のワークの表面に接触する。この時の測定方向のずれΔは、変位dが小さく、θが小さい範囲では、非常に小さい。具体的には、ワークの半径をRとすると、θ=sin(d/R)、Δ=R(1−cosθ)である。以上のように、第1実施形態では、温度変化があっても測定誤差への影響は小さい。
図8および図9は、本発明の第2実施形態の真円度測定装置の正面側および背面側から見た外観図である。
第2実施形態の真円度測定装置は、コラム、キャリッジ、検出器ホルダ、検出器を2組有することが、第1実施形態の真円度測定装置と異なる。
図示のように、第2実施形態の真円度測定装置は、台状のベース21と、載物台22と、回転駆動部(図示せず)と、2個のコラム24Aおよび24Bと、2個のキャリッジ25Aおよび25Bと、2個の検出器ホルダ29Aおよび29Bと、2個の検出器30Aおよび30Bと、を有する。
コラム24Aは、上下方向ガイド51Aおよび52Aと、上下方向送りねじ53Aが設けられている。キャリッジ25Aは、上下方向送りねじ53Aに上下方向送りナットにより係合されており、上下方向送りつまみ55Aを回転することにより上下方向送りねじ53Aが回転して、上下方向に移動する。同様に、コラム24Bは、上下方向ガイド51Bおよび52Bと、上下方向送りねじ53Bが設けられている。キャリッジ25Bは、上下方向送りねじ53Bに上下方向送りナットにより係合されており、上下方向送りつまみ55Bを回転することにより上下方向送りねじ53Bが回転して、上下方向に移動する。
さらに、ベース21の背面には、径方向ガイド71および72と、2個の径方向送りねじ73Aおよび73Bが設けられている。コラム24Aは、径方向送りねじ73Aに径方向送りナットにより係合されており、径方向送りつまみ75Aを回転することにより径方向送りねじ73Aが回転して、径方向と平行に移動する。同様に、コラム24Bは、径方向送りねじ73Bに径方向送りナット74Bにより係合されており、径方向送りつまみ75Bを回転することにより径方向送りねじ73Bが回転して、径方向と平行に移動する。コラム24Aおよび24Bは、高精度の径方向ガイド71および72により案内されるので、移動しても姿勢が変化することはない。検出器ホルダ29Aおよび29B、および検出器30Aおよび30Bは、第1実施形態のものと同じであり、検出器30Bの検出器ホルダ29Bの取り付け方向は、検出器30Aの検出器ホルダ29Aの取り付け方向と180度異なる。
図8は、外筒面の載物台22の回転軸に対して対称な2点、すなわち外筒面の直径に対応する2点に、検出器30Aおよび30Bの測定子31Aおよび31Bを接触させた状態を示す。この状態での検出器30Aおよび30Bの検出信号の和の変化を算出することにより、外筒面の直径の変化を測定することができる。
図10は、本発明の第3実施形態の真円度測定装置の外観図である。
第3実施形態の真円度測定装置は、コラム24が固定であること、およびキャリッジ25に検出器ホルダ29を測定平面に平行に移動する検出器ホルダ移動機構81が設けられていることが、第1実施形態の真円度測定装置と異なる。
図10では、コラム24に設けたキャリッジ25の移動機構は図示を省略しているが、第1実施形態に類似した移動機構が設けられている。
検出器ホルダ移動機構81は、キャリッジ25に固定され、1組のガイドと、送りねじと、送りナットと、を有する第1実施形態に類似した移動機構により実現されるが、図示は省略している。検出器ホルダ移動機構81は、検出器ホルダ29が取り付けられるホルダ固定部を、測定平面に平行に且つ載物第22の回転軸に垂直な方向に移動する。
第3実施形態の真円度測定装置では、第1実施形態の真円度測定装置と同様に、ワーク32の測定する円筒面の直径が異なる場合には、検出器ホルダ29および検出器30は、測定平面に沿って径方向に移動され、測定子31は、測定平面と円筒面の交差する線上で円筒面に接触し、測定平面上で変位する。また、第3実施形態の真円度測定装置は、第1実施形態の真円度測定装置と同様に、設置スペースが大幅に小さくなる。
以上、第1から第3実施形態を説明したが、いずれの実施形態でも、コラムは回転台の背面側に設けられ、検出器ホルダ29および検出器30は、測定平面に沿って径方向に移動される。言い換えれば、検出器ホルダ29が取り付けられるホルダ固定部(キャリッジ等)を、測定平面に平行に2次元で移動する2次元移動機構が、ベースの背面側に設けられている。これにより、真円度測定の必須事項を満たした上で、設置スペースを小さくできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、各種の変形例が可能であるのはいうまでもない。
本発明は、真円度測定装置および類似の機能を有する測定装置に適用可能である。
21 ベース
22 載物台
24 コラム
25 キャリッジ
29 検出器ホルダ
30 検出器
31 測定子
32 ワーク

Claims (2)

  1. ベースと、
    前記ベースに固定され、載置されたワークを回転する回転台と、
    前記ベースの裏面側に垂直に立つコラムと、
    前記回転台の回転軸と前記ワークの測定点を含む測定平面に平行に、前記ベースに対して、前記コラムをスライド移動する移動機構と、
    前記コラムに沿って移動可能な検出器ホルダと、
    測定子が前記測定平面で変位可能なように、前記検出器ホルダに取り付けられた検出器と、を備えることを特徴とする真円度測定装置。
  2. 前記コラムに沿って上下に移動可能で、前記測定平面に垂直な軸を有するキャリッジを有し、
    前記検出器ホルダは、前記キャリッジの前記軸を中心として回転した異なる方向で取り付け可能であり、
    前記移動機構は、
    前記コラムを前記測定平面に平行に保持するガイド機構と、
    前記コラムを移動する送り機構と、を備える請求項記載の真円度測定装置。
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