JP2016138477A - 斜板式圧縮機用スラストころ軸受 - Google Patents

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政人 樋口
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Abstract

【課題】スラストレースの撓み違いに起因するエッジロードによるスラストレース及びころの摩耗や破損を防止することができる斜板式圧縮機用スラストころ軸受を提供する。
【解決手段】第1レース21の当接部位又は第2レース22の当接部位には、円環溝25を形成して、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第1レース21における荷重支点位置Sa1までの距離La1と、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第2レース22における荷重支点位置Sbまでの距離Lbと、を略等しくする。
【選択図】図2

Description

本発明は、斜板式圧縮機用スラストころ軸受に関し、より詳細には、回転する斜板によってピストンをシリンダ内で往復駆動させる斜板式圧縮機の斜板とシリンダとの間に配設される斜板式圧縮機用スラストころ軸受に関する。
図6に示すように、斜板式圧縮機Pは、一対のシリンダブロック1,2の前後両端部に、バルブプレート3,4を介してフロントハウジング5及びリヤハウジング6が複数本のボルトBにより結合されている。フロント及びリヤハウジング5,6内には、吸入室5a,6a及び吐出室5b,6bがそれぞれ区画形成されている。シリンダブロック1,2の軸孔1b,2bには、駆動軸7が一対のラジアルベアリング8,8を介して回転可能に支持されている。
シリンダブロック1,2の間には斜板室9が形成され、駆動軸7には斜板室9内に位置するように斜板10がそのボス部10aにおいて嵌合固定されている。シリンダブロック1,2には、複数のシリンダボア1c,2cが駆動軸7と平行に形成され、各シリンダボア1c,2c内には、両頭ピストン11が往復運動可能に嵌入されている。ピストン11は、シューを介して斜板10に係留されている。斜板10のボス部10aの両端部とシリンダブロック1,2との間には、スラストベアリング12,13が介装されている。両吸入室5a,6aは斜板室9と吸入通路1a,2aを介してそれぞれ連通されている。そして、斜板10が駆動軸7と共に回転すると、両頭ピストン11がシリンダボア1c,2c内で往復運動して吸入及び圧縮動作を行う。両頭ピストン11の往復運動にともなう圧縮力は、斜板10のボス部10aとシリンダブロック1,2との間に配置したスラストベアリング12,13で受けられる。
例えば、図6の斜板圧縮機Pに適用されるスラストベアリング13は、図7に示すように、一対のスラストレース101,102と両レース101,102間に介在された複数のころ103と、各ころ103を回動自在に保持するリテーナ104と、を有する。斜板10のボス部10aの側壁面には、環状突条10bが形成されて、スラストレース101の外周寄りスラスト受面を支持している。また、シリンダブロック2の斜板10側壁面には、環状突条10bよりも小径の環状突条2dが形成されて、スラストレース102の内周寄りスラスト受面を支持している。
図7に示すように、スラストレース101,102のスラスト受面が平面の場合、スラストベアリング13のピッチ円直径(PCD)からスラストレース101の荷重支点位置(外周寄りスラスト受面)Saまでの距離をLa、スラストベアリング13のピッチ円直径(PCD)からスラストレース102の荷重支点位置(内周寄りスラスト受面)Sbまでの距離をLbとすると、La<Lbとなっている。このため、スラストベアリング13には、スラスト方向の荷重が作用すると、スラストレース102には、スラストレース101と比較して大きな撓みが発生する。このため、ころ103が傾き、ころ103のエッジロードによって、スラストレース101やころ103の摩耗が大きくなる問題がある。
このような問題に対して、特許文献1の斜板式圧縮機Pは、スラストベアリング12,13のスラストレースが接触する、斜板10のボス部10aのスラスト受面及びシリンダブロック2のスラスト受面を傾斜面又は円弧面とし、スラストベアリング12,13の弾性変形時に平面接触又は曲面接触によってスラスト受面の摺動摩擦を低減し、磨耗や齧りを抑制して振動及び異音の低減を図っている。
特許第3094720号公報
ところで、特許文献1に記載のスラストベアリング12、13では、斜板10のボス部10aやシリンダブロック2のスラスト受面を傾斜面や円弧面によって形成しており、形状が複雑な機械加工を部品に施さなければならず、製作費が嵩む問題があった。また、特許文献1には、両スラストレースの撓み量の違いによる摩耗防止について記載されておらず、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スラストレースの撓み違いに起因するエッジロードによるスラストレース及びころの摩耗や破損を防止することができる斜板式圧縮機用スラストころ軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 回転軸の軸心に対して傾斜した斜板の回転によりピストンをシリンダ内で往復駆動させる斜板式圧縮機の前記斜板と前記シリンダとの間に配設される斜板式圧縮機用スラストころ軸受であって、
側面の外径側又は内径側のいずれか一方が前記斜板のボス部に形成された環状突条に当接する当接部位をなす第1レースと、
側面の内径側又は外径側のいずれか一方が前記シリンダに形成された環状突条に当接する当接部位をなす第2レースと、
前記第1レース及び前記第2レース間に転動自在に配置された複数のころと、
を備え、
前記第1レースの前記当接部位又は前記第2レースの前記当接部位には、円環溝が形成され、
前記円環溝の内径側縁部の直径は、該円環部が形成された前記第1または第2レースが当接する前記環状突条のピッチ円直径寄り縁部の直径よりも小径であり、前記円環溝の外径側縁部の直径は、前記ピッチ円直径寄り縁部の直径よりも大径であり、
前記スラストころ軸受のピッチ円直径から前記第1レースにおける荷重支点位置までの距離と、前記スラストころ軸受の前記ピッチ円直径から前記第2レースにおける荷重支点位置までの距離と、が略等しいことを特徴とする斜板式圧縮機用スラストころ軸受。
(2) 回転軸の軸心に対して傾斜した斜板の回転によりピストンをシリンダ内で往復駆動させる斜板式圧縮機の前記斜板と前記シリンダとの間に配設される斜板式圧縮機用スラストころ軸受であって、
側面の外径側又は内径側のいずれか一方が前記斜板のボス部に当接する当接部位をなす第1レースと、
側面の内径側又は外径側のいずれか一方が前記シリンダに当接する当接部位をなす第2レースと、
前記第1レース及び前記第2レース間に転動自在に配置された複数のころと、
を備え、
前記第1レースの前記当接部位又は前記第2レースの前記当接部位には、環状凸部が形成され、
前記スラストころ軸受のピッチ円直径から前記第1レースにおける荷重支点位置までの距離と、前記スラストころ軸受の前記ピッチ円直径から前記第2レースにおける荷重支点位置までの距離と、が略等しいことを特徴とする斜板式圧縮機用スラストころ軸受。
本発明の斜板式圧縮機用スラストころ軸受によれば、第1レースの当接部位又は第2レースの当接部位に、円環溝又は環状凸部を形成し、スラストころ軸受のピッチ円直径から第1レースにおける荷重支点位置までの距離と、スラストころ軸受のピッチ円直径から第2レースにおける荷重支点位置までの距離を略等しくしたので、第1レース及び第2レースの撓み量を略同じ撓み量とすることができる。これにより、第1レース及び第2レースの撓み量の違いに起因するころのエッジロードを防止して、レースやころの摩耗を抑制することができる。
(a)は、本発明に係る第1実施形態のスラストころ軸受の要部断面図、(b)は、図1(a)の円Iで囲まれた部分の拡大図である。 図1に示すスラストころ軸受の作用を説明するための断面図である。 (a)は第1実施形態の第1変形例の要部拡大断面図、(b)は第2変形例の要部拡大断面図、(c)は第3変形例の要部拡大断面図、(d)は第4変形例の要部拡大断面図である。 (a)は本発明に係る第2実施形態のスラストころ軸受の要部断面図、(b)は、図4(a)の円IVで囲まれた部分の拡大図である。 第2実施形態の第1変形例のスラストころ軸受の要部拡大断面図である。 従来の斜板式圧縮機の断面図である。 従来のスラストころ軸受の要部断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る斜板式圧縮機用スラストころ軸受は、斜板式圧縮機における斜板のボス部とシリンダとの間に配置されて斜板式圧縮機のスラスト荷重を支持する。斜板式圧縮機は、図6で説明した従来の斜板式圧縮機Pと同様の構成を有するので、詳細な説明を省略し、以後、斜板式圧縮機用スラストころ軸受(以後、単にスラストころ軸受と言う)について主に説明する。
図1に示すように、本実施形態のスラストころ軸受20は、内側面が第1軌道面21aをなす第1レース21と、内側面が第2軌道面22aをなす第2レース22と、互いに対向する第1レース21の第1軌道面21a及び第2レース22の第2軌道面22a間に転動自在に配置された複数のころ23と、複数のころ23をポケット24a内に回動自在に保持する保持器24と、を有する。
なお、本実施形態では、第1レース21及び第2レース22は、内径及び外径が略等しい円環板状に形成され、軸方向両側面(内側面及び外側面)を平面状としている。
第1レース21は、斜板式圧縮機Pの斜板10のボス部10aに形成された環状突条10bと、外側面の外径側で当接している。第2レース22は、斜板式圧縮機Pのシリンダブロック2に形成された環状突条2dと、外側面の内径側で当接している。また、第1レース21の外側面には、環状突条10bに対応して断面略くの字形の円環溝25が形成されている。円環溝25は、環状突条10bの内径側縁部10cを含む径方向位置に形成されている。即ち、円環溝25の内径側縁部25iの直径は、環状突条10bの内径側縁部10cの直径よりも小径となり、円環溝25の外径側縁部25oの直径は、環状突条10bの内径側縁部10cの直径よりも大径となる。この円環溝25の外径側縁部25oは、後述する第1レース21の荷重支点位置Sa1となり、スラストころ軸受20のピッチ円直径(PCD)から第1レース21の荷重支点位置Sa1までの距離La1と、スラストころ軸受20のピッチ円直径(PCD)から第2レース22の荷重支点位置Sbまでの距離Lbが略等しくなるように設計している。
なお、環状突条10bの側面10dは、平面となっている。また、第2レース22の外側面、及び環状突条2dの側面2eは、いずれも平面となっている。
図2に示すように、予圧によるスラスト荷重、或いは圧縮作用に伴うスラスト荷重が斜板式圧縮機Pに作用すると、スラストころ軸受20の第1レース21は、外側面の外径側が環状突条10bにより図中右方向に押圧される。また、第2レース22は、外側面の内径側が環状突条2dにより図中左方向に押圧される。これにより、第1及び第2レース21,22が撓んで角度θだけ傾斜する。
第1及び第2レース21,22の傾斜により、第1レース21は、円環溝25の外径側縁部25oが、環状突条10bに当接し、この当接部位が第1レース21の荷重支点位置Sa1となる。また、平面である第2レース22の外側面は、環状突条2dの側面2eの外径側縁部に当接し、この当接部位が第2レース22の荷重支点位置Sbとなる。
なお、円環溝25は、第1レース21が傾斜した際、環状突条10bの内径側縁部10cが円環溝25と接触しないような深さに設計されている。
第1レース21が円環溝25を有しないと仮定した場合、第1レース21の外側面は、環状突条10bの内径側縁部10cと当接し、この当接部位が第1レース21の荷重支点位置Saとなる(図7参照)。しかし、外側面に円環溝25を設けることにより、内径側縁部10cが円環溝25内に入り込むことで第1レース21が傾斜する。これにより、第1レース21と環状突条10bとの荷重支点位置Sa1は、円環溝25がない場合の荷重支点位置Saより径方向外方に移動する。
したがって、スラストころ軸受20のピッチ円直径(PCD)から第1レース21の荷重支点位置Sa1までの距離La1と、スラストころ軸受20のピッチ円直径(PCD)から第2レース22の荷重支点位置Sbまでの距離Lbを略同じにすることができ、第1及び第2レース21,22の撓みによる傾斜角θが同じ角度になる。これにより、第1レース21と第2レース22とが平行になり、ころ23のエッジロード発生を防止することができ、これにより、第1レース21やころ23の摩耗を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の斜板式圧縮機用スラストころ軸受20によれば、第1レース21の当接部位に、断面略くの字形の円環溝25を形成し、円環溝25の内径側縁部25iの直径を、環状突条10bの内径側縁部10cの直径よりも小径とし、円環溝25の外径側縁部25oの直径を、環状突条10bの内径側縁部10cの直径よりも大径としている。そして、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第1レース21における荷重支点位置Sa1までの距離La1と、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第2レース22における荷重支点位置Sbまでの距離Lbを略等しくして、第1レース21及び第2レース22の撓み量を略同じ撓み量とすることができる。これにより、第1レース21及び第2レース22の撓み量の違いに起因するころのエッジロードを防止して、第1レース21やころ23の摩耗を抑制することができる。
図3は、第1レースの外側面に形成される円環溝の変形例であり、図3(a)に示す第1変形例の断面略くの字形の円環溝25aは、円環溝25aの内径側縁部25iが、第1実施形態の内径側縁部より径方向内側に設定されている。即ち、円環溝25aの径方向幅Wが、第1実施形態の第1レース21より広くなっている。円環溝25aは、第1実施形態の第1レース21と同様に、環状突条10bの内径側縁部10cを含む径方向位置に形成されている。
円環溝は、上述した距離La1とLbが略等しくになるように、環状突条10bの内径側縁部10cを含む径方向位置に形成され、且つ、傾斜した際に内径側縁部10cと干渉しないような深さを有するものであればよく、任意の断面形状に設定することができる。図3(b)に示す第2変形例の円環溝25bは、断面円弧状に形成されている。図3(c)に示す第3変形例の円環溝25cは、径方向幅Wが長い断面円弧状に形成されている。さらに、円環溝の断面形状としては、矩形形状や台形形状であってもよい。
また、図3(d)に示すように、第1レース21の当接部位となる、断面円弧状の円環溝25dと外側面21aとの外径側縁部25oには、断面円弧状の面取りが施されている。これにより、環状突条10bとの当接部位の摩耗を更に抑制することができる。なお、外径側縁部25oに施された断面円弧状の面取りは、図1(b)や図3(a)〜(c)の円環溝25、25a〜25cにも適用できる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る斜板式圧縮機用スラストころ軸受について説明する。第2実施形態のスラストころ軸受は、第1レースの外側面に、断面半円状の環状凸部が形成されている以外は、第1実施形態と同様であるので、同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
第2実施形態の第1レース31では、第1軌道面31aが形成される内側面と軸方向反対側の外側面に、斜板10のボス部10aに設けられた環状突条10bに対応して断面半円状の環状凸部32が形成されている。そして、第1レース31の環状凸部32は、斜板10の環状突条10bと当接し、この当接部位が荷重支点位置Sa2となる。従って、斜板10の環状突条10bの形状に影響されることなく、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第1レース31における荷重支点位置Sa2までの距離La2を、環状凸部32によって設定することができ、容易にスラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第2レース22における荷重支点位置Sbまでの距離Lbと略等しくすることができる。
以上説明したように、本実施形態の斜板式圧縮機用スラストころ軸受20によれば、第1レース31の当接部位に、断面半円状の環状凸部32を形成し、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第1レース31における荷重支点位置Sa2までの距離La2と、スラストころ軸受20のピッチ円直径PCDから第2レース22における荷重支点位置Sbまでの距離Lbを略等しくしたので、第1レース31及び第2レース22の撓み量を略同じ撓み量とすることができる。これにより、第1レース31及び第2レース22の撓み量の違いに起因するころのエッジロードを防止して、第1レース31及び第2レース22の摩耗を抑制することができる。
また、第1レース31の当接部位となる環状凸部32は、断面円弧状に形成されるので、環状突条10bとの当接部位の摩耗を更に抑制することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、第1レース31の外側面に形成する環状突条の形状は任意であり、図5に示す変形例のように、断面3角形の環状凸部32aとすることもできる。
尚、本発明は、前述した各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、円環溝又は環状凸部を第1レースの外側面の外径側に設けた場合について説明したが、本発明は、スラストころ軸受のピッチ円直径PCDから第1レースにおける荷重支点位置までの距離La1、La2と、スラストころ軸受のピッチ円直径PCDから第2レースにおける荷重支点位置までの距離Lbを略等しく設計すればよく、円環溝又は環状凸部を第2レースの外側面の内径側に設けてもよい。
なお、第2レースの外側面の内径側に円環溝が形成される場合には、円環溝の内径側縁部の直径は、第2レースが当接する環状突条の外径側縁部(ピッチ円直径寄り縁部)の直径よりも小径であり、円環溝の外径側縁部の直径は、環状突条の外径側縁部(ピッチ円直径寄り縁部)の直径よりも大径となる。
1c,2c シリンダボア(シリンダ)
7 駆動軸(回転軸)
10 斜板
10a ボス部
10b 環状突条
10c 環状突条の内径側縁部(ピッチ円直径寄り縁部)
11 両頭ピストン(ピストン)
20 スラストころ軸受(斜板式圧縮機用スラストころ軸受)
21,31 第1レース
25,25a,25b,25c,25d 円環溝
25i 円環溝の内径側縁部
25o 円環部の外径側縁部
22 第2レース
23 ころ
32,32a 環状凸部
La1,La2 ピッチ円直径から第1レースにおける荷重支点位置までの距離
Lb ピッチ円直径から第2レースにおける荷重支点位置までの距離
P 斜板式圧縮機
Sa1,Sa2,Sb 荷重支点位置
PCD ピッチ円直径

Claims (2)

  1. 回転軸の軸心に対して傾斜した斜板の回転によりピストンをシリンダ内で往復駆動させる斜板式圧縮機の前記斜板と前記シリンダとの間に配設される斜板式圧縮機用スラストころ軸受であって、
    側面の外径側又は内径側のいずれか一方が前記斜板のボス部に形成された環状突条に当接する当接部位をなす第1レースと、
    側面の内径側又は外径側のいずれか一方が前記シリンダに形成された環状突条に当接する当接部位をなす第2レースと、
    前記第1レース及び前記第2レース間に転動自在に配置された複数のころと、
    を備え、
    前記第1レースの前記当接部位又は前記第2レースの前記当接部位には、円環溝が形成され、
    前記円環溝の内径側縁部の直径は、該円環部が形成された前記第1または第2レースが当接する前記環状突条のピッチ円直径寄り縁部の直径よりも小径であり、前記円環溝の外径側縁部の直径は、前記ピッチ円直径寄り縁部の直径よりも大径であり、
    前記スラストころ軸受のピッチ円直径から前記第1レースにおける荷重支点位置までの距離と、前記スラストころ軸受の前記ピッチ円直径から前記第2レースにおける荷重支点位置までの距離と、が略等しいことを特徴とする斜板式圧縮機用スラストころ軸受。
  2. 回転軸の軸心に対して傾斜した斜板の回転によりピストンをシリンダ内で往復駆動させる斜板式圧縮機の前記斜板と前記シリンダとの間に配設される斜板式圧縮機用スラストころ軸受であって、
    側面の外径側又は内径側のいずれか一方が前記斜板のボス部に当接する当接部位をなす第1レースと、
    側面の内径側又は外径側のいずれか一方が前記シリンダに当接する当接部位をなす第2レースと、
    前記第1レース及び前記第2レース間に転動自在に配置された複数のころと、
    を備え、
    前記第1レースの前記当接部位又は前記第2レースの前記当接部位には、環状凸部が形成され、
    前記スラストころ軸受のピッチ円直径から前記第1レースにおける荷重支点位置までの距離と、前記スラストころ軸受の前記ピッチ円直径から前記第2レースにおける荷重支点位置までの距離と、が略等しいことを特徴とする斜板式圧縮機用スラストころ軸受。
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