JP2016137657A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着用紙における画像の印刷品質を落とさずに印刷画像の転写を低減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】油性タイプのインクを用いて圧着用紙PPの面P12に画像Mを印刷する際に、印刷データ中のKのドロップデータ(K値)がしきい値を超えている画素について、各色の合計インク量が増えない範囲内で、K値を減らしCMYのドロップデータ(C値、M値、Y値)を増やすようにドロップデータを補正する。面P12の天然ゴム分子間に浸透したインクの溶剤が揮発せず、圧着処理時に面P12に滲み出たインクが圧着相手の面P11から天然ゴム分子間に染み込んで、面P11に画像Mの転写画像M′が付着しても、濃度を補正前よりも増やさずに転写画像M′の色味を補正前よりも明るくし(明度を上げて)、転写画像M′を目立たないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷対象の画像データに対して画像処理を行う画像処理装置に関する。
従来、圧着用紙への印刷が行われている(例えば、特許文献1参照)。圧着用紙は、感圧接着剤が塗工されることで面上に接着剤層が形成された用紙である。圧着用紙を折り曲げた状態で加圧処理することで、対向する面同士が圧着される。これにより、圧着面に印刷された情報は外部から視認不可能になる。接着剤層は、圧着後に剥離可能な感圧接着剤で形成されている。
上記のような圧着用紙は、例えば、圧着ハガキとして用いられる。圧着ハガキの圧着面に印刷された秘匿情報は、郵送段階では外部から視認不可能となる。圧着ハガキを受け取った受取人が、圧着面間を剥離することで、圧着面に印刷された秘匿情報を視認できる。
特開2012−25075号公報
ところで、圧着用紙では、互いに対向する2つの圧着面間で、印刷画像の転写が発生することがある。例えば、圧着用紙にインクで印刷した場合に、一方の圧着面のインクが他方の圧着面に移ることで、一方の圧着面の印刷画像が他方の圧着面に転写されることがある。このような転写は、印刷物の見栄えを低下させる。また、例えば、圧着用紙にバーコードが印刷されていた場合、一方の圧着面のバーコード上に他方の圧着面の文字等が転写されることで、バーコードの読み取り精度の低下を招くことがある。
このような問題は、特に粘度が低く流動性が高いインクを用いる例えばインクジェットプリンタにおいて圧着用紙に画像を印刷する場合に発生する可能性がある。即ち、インクジェットプリンタで圧着用紙に画像を印刷すると、圧着用紙に浸透したインクが後処理工程の加圧処理の際に圧着用紙から滲み出して対向する圧着面に転写する場合がある。
中でも、油性タイプのインクを用いると、圧着用紙に浸透したインクが水性タイプのインクのようには揮発せず長時間残留し続けるので、対向する圧着面が転写画像により汚れる度合いが水性タイプのインクを用いる場合よりも高くなる。
一方、油性タイプのインクは水性タイプのインクよりも揮発しにくいことから、インクジェットプリンタにおいて油性タイプのインクを用いることには、インクジェットヘッドのノズル詰まりを防止するヘッドメンテナンスを行う上で手間がかからないという利点がある。また、油性タイプのインクは水性タイプのインクよりも用紙内部への浸透性が低いので、水性タイプのインクを用いる場合よりも用紙をカールさせにくいという利点もある。
このような利点を有する油性タイプのインクを用いる代わりに、圧着用紙に印刷する際の対向する圧着面が転写画像で汚れるのを抑制するために、インク量を減らして画像を印刷することが考えられる。しかし、インク量を減らしてバーコードを印刷すると、バーコード画像の濃度が下がり黒バーとその周辺とのコントラスト差が下がるので、バーコードの読み取り精度の指標となるバーコードランクが下がってしまい、画像としての品質が落ちてしまう等の不都合が生じるおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、圧着用紙における画像の印刷品質を落とさずに印刷画像の転写を低減することができる画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様による画像形成装置は、
少なくともブラック及びシアンを含む複数色のインクを用いて、画素毎のインク量を色別に示す印刷データに対応する画像を用紙に印刷する画像形成装置において、
前記用紙が、印刷後の圧着により貼り合わせられる圧着面に画像が印刷される圧着用紙であるときに、前記印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素の前記印刷データを、全色のインク量の合計が増加しない範囲内で、ブラックのインク量が減りかつブラック以外の少なくともシアンのインク量が増えるように補正する補正手段を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による画像形成装置は、本発明の第1の態様による画像形成装置において、前記補正手段は、前記印刷データが示すブラック及びシアンを除く他の色のインク量の増減量がゼロとなるように、前記印刷データをさらに補正することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の態様による画像形成装置は、本発明の第1又は第2の態様による画像形成装置において、前記補正手段は、前記印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素が連続する領域の大きさに応じて、該領域内の画素に対する前記印刷データの補正量を決定することを特徴とする。
なお、第1の参考例の態様による画像形成装置として、本発明の第1、第2又第3の態様による画像形成装置において、前記補正手段は、前記印刷データが、後処理装置による圧着用紙の圧着処理を含んだ印刷ジョブの印刷データであるときに、前記補正を行うことを特徴とする構成としてもよい。
また、第2の参考例の態様による画像形成装置として、本発明の第1、第2又は第3の態様による画像形成装置、あるいは、上述した第1の参考例の態様による画像形成装置において、前記インクが、非水溶性溶剤に顔料を分散させた油性タイプの顔料インクであることを特徴とする構成としてもよい。
本発明によれば、圧着用紙における画像の印刷品質を落とさずに印刷画像の転写を低減することができる。
即ち、圧着用紙の表面は一般的に天然ゴムによりコーティングされており、圧着用紙の圧着面に画像が印刷されると、印刷に用いたインクが天然ゴム分子間の隙間に浸透する。この状態で圧着用紙が圧着処理において押圧されると、天然ゴム分子間の隙間が押し潰され、浸透していたインクが圧着面に滲み出して圧着相手の他方の圧着面の天然ゴム分子間の隙間に浸透し、転写画像となって他方の圧着面に残り、汚れとなる。
これに対し、本発明の第1の態様による画像形成装置によれば、印刷に使用される印刷媒体の種類が圧着用紙の場合、印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素の印刷データが、全色のインク量の合計が増加しない範囲内で、ブラックのインク量が減りかつブラック以外の少なくともシアンのインク量が増えるように補正される。
この補正により、ブラックのインク量が所定のしきい値以上である黒色又はそれに近い画素では、ブラックのインクが減らされる代わりに少なくともシアンのインク量が増やされる。これにより、その画素の色味は多少明るめに変更される。なお、補正後における全色のインク量の合計は補正前以下の量に抑制される。このため、その画素の濃度は補正前の濃度以下に維持される。
したがって、印刷後の圧着用紙の圧着面同士が圧着された際に、一方の圧着面の印刷画像が転写して他方の圧着面が汚れた場合に、他方の圧着面の汚れの色味が多少明るめになる。また、ブラックは他の色よりもインクの二次粒子径が大きいので、ブラックのインク量が減れば、シアン等のインク量を増やしても、ドットゲインが減る分、他方の圧着面の汚れの濃度が低くなる。
しかも、ブラックのインク量を減らす代わりに、マゼンタやイエローよりも明度がブラックに近いシアンのインク量を少なくとも増やすので、補正後の印刷画像の明度が補正前に近い低さに維持されて印刷画像の視認性が補正後にも確保される。
このため、一方の圧着面の印刷画像が転写して他方の圧着面が汚れる場合に、印刷画像の視認性を確保しつつ、他方の圧着面の汚れの色味を明るめにすると共に汚れを小さめにして、圧着用紙における画像の印刷品質を落とさずに印刷画像の転写を低減することができる。
特に、印刷画像がバーコードである場合、バーコードリーダーは一般に赤色の読取光をバーコード印刷面に照射してその反射光を検出することでバーコードを判別し読み取る。このため、圧着用紙にバーコードを印刷する際にブラックのインクを減らして赤色の補色であるシアンのインクを増やす補正を行うことで、バーコードの転写を低減しつつ、補正前の配分で印刷した場合に近いバーコード読み取り精度を確保することができる。
なお、印刷データは、画像形成装置がプリンタドライバから受け取った印刷ジョブに基づいて画像形成装置において生成するものであってもよく、プリンタドライバが生成し印刷ジョブに含めて画像形成装置に出力するものであってもよい。
また、本発明の第2の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1の態様による画像形成装置において、ブラックとの色味の差がシアンよりも大きいマゼンタやイエローのインク量は補正によって増減しないので、補正後の印刷画像の色味や明度を補正前の印刷画像に極力近付けることができる。
さらに、本発明の第3の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1又は第2の態様による画像形成装置において、印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素が連続する領域が大きいと、それだけ、画像中の濃度が高い領域が目立つ大きさで存在することになる。
そもそも、ブラックのインクは他の色のインクよりも、二次粒子径が大きく目立ちやすい上に明度が低く濃度が高いので、一方の圧着面上の画像中にブラックのインクを所定のしきい値以上使用した画素が連続して存在すると、他方の圧着面の対応する領域部分における汚れは視認されやすく目立つ。
そこで、上記のような領域の画素について補正手段が行う補正内容を、例えば、同様の画素が連続する領域の大きさが大きいほど補正量を多くするようにすることで、他方の圧着面に転写した印刷画像の特に目立ちやすい部分の汚れを、その領域の大きさが大きいほど小さくしかつ視認されにくくして、印刷画像の転写を低減することができる。
なお、第1の参考例の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1、第2又第3の態様による画像形成装置において、一方の圧着面に他方の圧着面を圧着する圧着処理を後処理装置で行う圧着用紙の一方の圧着面に画像が印刷されると、その画像が他方の圧着面に転写されて汚れの原因となる。
そこで、印刷ジョブが後処理装置における圧着用紙の圧着処理を含んでいる場合に、一方の圧着面に圧着される他方の圧着面に画像が転写して汚れの原因となる可能性があるものとして、補正手段が印刷データの補正を行うようにする。これにより、印刷画像の転写の恐れがない用紙に対する印刷画像の印刷データに、補正手段による補正が無用に行われるのを防ぐことができる。
また、第2の参考例の態様による画像形成装置によれば、本発明の第1、第2又は第3の態様による画像形成装置、あるいは、上述した第1の参考例の態様による画像形成装置において、特に、非水溶性溶剤に顔料を分散させた油性タイプのインクを用いて圧着用紙の一方の圧着面に画像を印刷する場合に、印刷データにおけるブラックのインク量が所定のしきい値以上の画素について補正手段による補正が行われる。
油性タイプの顔料インクを用いて画像を印刷すると、ベースとする媒質に顔料を分散させた水性タイプの顔料インクの媒質のようには圧着用紙に浸透した溶剤が揮発せず、圧着用紙にコーティングされた天然ゴムの分子間の隙間に染み込んで残留する。このため、圧着処理において圧着用紙が押圧されると、天然ゴム分子間の隙間が押し潰された際に水性インクよりも多くの油性インクが一方の圧着面に滲み出し、他方の圧着面を汚すことになる。
このため、特に油性タイプのインクを用いて圧着用紙に画像を印刷する場合に、印刷データにおけるブラックのインク量が所定のしきい値以上の画素について補正手段による補正を行うことで圧着処理の際に、一方の圧着面から滲み出て他方の圧着面に浸透するブラックのインクを減らして、印刷画像の転写を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図1の印刷装置の給紙部、ベルト搬送部、およびインクジェットヘッドの概略構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は図1の後処理装置により圧着処理される圧着用紙の圧着前、圧着時、開封後の各状態を示す説明図である。 (a)は図3の圧着用紙の圧着処理後における圧着面の状態を示す要部拡大断面図、(b)は(a)の一部をさらに拡大した要部断面図である。 図1の印刷装置の制御部のCPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで行う印刷ジョブの処理手順を示すフローチャートである。 図5の補正内容決定処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 (a)は図6の補正内容決定処理により決定した補正パターンによる補正前の印刷データで圧着用紙に印刷した印刷画像を圧着面上から抜粋して示す説明図、(b)は(a)の圧着面に圧着された他の圧着面上の転写画像を抜粋して示す説明図である。 (a)は図6の補正内容決定処理により決定した補正パターンによる補正後の印刷データで圧着用紙に印刷した印刷画像の一例を圧着面上から抜粋して示す説明図、(b)は(a)の圧着面に圧着された他の圧着面上の転写画像を抜粋して示す説明図である。 (a)は図6の補正内容決定処理により決定した補正パターンによる補正後の印刷データで圧着用紙に印刷した印刷画像の他の例を圧着面上から抜粋して示す説明図、(b)は(a)の圧着面に圧着された他の圧着面上の転写画像を抜粋して示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図、図2は図1の画像形成装置の給紙部、ベルト搬送部、およびインクジェットヘッドの概略構成を示す説明図である。以下の説明において、図2の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、図2に示すように、前方から見て、上下左右を上下左右方向とする。
図1に示すように、印刷システム1は、画像処理装置2と、インクジェット方式の印刷装置3(請求項中の画像形成装置に相当)と、印刷装置3における印刷後の用紙に対する後処理を行う後処理装置4とを備える。
画像処理装置2は、印刷装置3における印刷に用いられる印刷データを生成し、これを、印刷装置3における印刷に用いる用紙の種類や印刷設定、印刷後の用紙に対して後処理装置4で行う後処理等の内容を示す設定データと共に、印刷ジョブとして印刷装置3へ出力する。画像処理装置2は、印刷データ生成部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、通信部15とを備える。
画像処理装置2は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置を有するパーソナルコンピュータ等を備えて構成される。CPUがプリンタドライバプログラムを実行することにより、印刷データ生成部11の機能が実現される。
印刷データ生成部11は、RGB形式の印刷対象の画像データに基づき、ドロップデータ形式の印刷データを生成する。印刷対象の画像データは、例えば、図示しないアプリケーションにより生成された画像データである。ドロップデータは、印刷装置3での印刷における各色の画素ごとのインクのドロップ数(インク量)を示すデータである。
また、記憶部12は、ハードディスク等の記憶装置により実現される。記憶部12には、上述したプリンタドライバプログラム等が格納される。入力部13は、キーボード、マウス等からなる。入力部13は、ユーザによる種々の指示や情報の入力操作を受け付ける。
表示部14は、例えば、液晶表示装置により実現される。表示部14は、印刷設定画面等の各種の画面を表示する。通信部15は、画像処理装置2をLAN等のネットワーク17に接続する通信制御装置により実現される。通信部15は、画像処理装置2をネットワーク17に接続する。これにより、画像処理装置2は、印刷装置3と通信可能になっている。
印刷装置3は、インクジェット方式の印刷装置であって、画像処理装置2からの印刷データに基づき、用紙Pにインクを吐出して画像を印刷する。印刷装置3は、給紙部21と、ベルト搬送部22と、インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yと、ヘッド駆動部24と、通信部25と、制御部26とを備える。
なお、図2において太線で示す経路が、印刷媒体である用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が給紙経路RS、破線で示す経路が印刷経路RCである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
給紙部21は、用紙Pの給紙を行う。図2に示すように、給紙部21は、外部給紙台31と、外部給紙ローラ32と、複数の内部給紙台33と、複数の内部給紙ローラ34と、複数の縦搬送ローラ35と、レジストローラ36とを備える。
外部給紙台31は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。外部給紙台31は、一部が印刷装置3の筐体(図示せず)の外部に露出して設置されている。
外部給紙ローラ32は、外部給紙台31から用紙Pを1枚ずつピックアップしてレジストローラ36へと送り出す。外部給紙ローラ32は、外部給紙台31の上側に配置されている。外部給紙ローラ32は、図示しないモータにより駆動される。
内部給紙台33は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。内部給紙台33は、印刷装置3の筐体の内部に配置されている。
内部給紙ローラ34は、内部給紙台33から用紙Pを1枚ずつピックアップして給紙経路RSへと送り出す。内部給紙ローラ34は、内部給紙台33の上側に設けられている。内部給紙ローラ34は、図示しないモータにより駆動される。
縦搬送ローラ35は、内部給紙台33から取り出された用紙Pをレジストローラ36へと搬送する。縦搬送ローラ35は、給紙経路RSに沿って配置されている。最も下流側の縦搬送ローラ35は、外部給紙ローラ32と同じモータにより駆動される。他の縦搬送ローラ35は、内部給紙ローラ34と同じモータにより駆動される。
レジストローラ36は、外部給紙台31または内部給紙台33から搬送されてきた用紙Pを一旦止めた後、ベルト搬送部22へと送り出す。レジストローラ36は、印刷経路RCの上流部に配置されている。レジストローラ36は、図示しないモータにより駆動される。
ベルト搬送部22は、給紙部21から搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持して搬送する。ベルト搬送部22のベルトが掛け渡されたローラが図示しないモータにより駆動されることにより、ベルトが回転し、ベルト上の用紙Pが搬送される。
インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yは、ベルト搬送部22により搬送される用紙Pにインクを吐出して画像を印刷する。インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yは、用紙Pの搬送方向と略直交する方向(前後方向)に複数のノズルが配列されたラインタイプのインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yは、それぞれK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色のインクをノズルから吐出する。
なお、インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yが吐出するインクは、例えば、ベースとする媒質に顔料を分散させた水性タイプのインクでもよく、非水溶性溶剤に顔料を分散させた油性タイプのインクでもよい。
図2に示すように、インクジェットヘッド23K,23C,23M,23Yは、ベルト搬送部22の上方において、左右方向に並列して配置されている。なお、本実施の形態において、色の区別が必要ない場合等に、符号における色を示すアルファベットの添え字(C,K,M,Y)を省略することがある。
インクジェットヘッド23は、1つのノズルから1つの画素に対して吐出するインクのドロップ数を変えることができ、ドロップ数により濃度を表現する印刷を行う。本実施の形態では、インクジェットヘッド23は、0〜7ドロップの8段階でドロップ数を制御可能になっている。
ヘッド駆動部24は、インクジェットヘッド23を駆動してノズルからインクを吐出させる。通信部25は、印刷装置3をネットワーク17に接続する。これにより、印刷装置3は、画像処理装置2と通信可能になっている。
制御部26は、印刷装置3全体の動作を制御する。また、制御部26は、画像処理装置2からの印刷ジョブ中の設定データが示す後処理の内容を、後処理4に通知する。また、制御部26は、設定データが示す印刷に用いる用紙が圧着用紙である場合に、必要に応じて、印刷ジョブ中の印刷データに対する補正処理を行う。これらの処理を行う制御部26は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
後処理装置4は、印刷装置3の制御部26から、圧着用紙に対する圧着処理を行うことが印刷ジョブ中の設定データに含まれていることの通知を受けると、内蔵する不図示の装置を動作させて圧着処理を行う。
圧着処理においては、後処理装置4は、例えば、印刷装置3によって図3(a)に示す画像Mが面P12に印刷された圧着用紙PPを、図3(b)に示すように、面P11〜P13の境界P14,15で例えば3つ折り(Z折り)状に折り畳み、折り畳んだ圧着用紙PPの全体を加圧ローラ等で加圧処理する。これにより、面P11(請求項中の他方の圧着面に相当)と面P12(請求項中の一方の圧着面に相当)とが圧着され、また、面P12と面P13との裏面同士が圧着される。
ここで、図4(a)に示すように、後処理装置4の圧着処理によって圧着される面P11,P12を含む圧着用紙PPの表面は、一般的に天然ゴムによりコーティングされている。したがって、印刷装置3で画像Mが印刷された圧着用紙PPの面P12には、図4(b)に示すように、天然ゴム分子g,g,…間の隙間に浸透したインクIが染み込んでいる。
特に、印刷装置3による画像Mの印刷に、非水溶性溶剤に顔料を分散させた油性タイプのインクが使用されると、面P12の天然ゴム分子g,g,…間にインクIが染み込んだまま残る度合いが大きい。油性タイプのインクは、後処理装置4で圧着用紙PPを圧着処理する時点でも、ベースとする媒質に顔料を分散させた水性タイプの顔料インクの媒質のように溶剤が揮発しないためである。
したがって、圧着用紙PPが圧着処理において押圧されると、押し潰された天然ゴム分子g,g,…間の隙間から面P12に滲み出すインクIも、油性タイプのインクを用いた方が水性タイプのインクよりも多くなる。
そして、圧着処理時に面P12にインクIが滲み出ると、圧着相手の面P11に浸透して天然ゴム分子g,g,…間の隙間にインクI′が染み込み、面P11に残って転写画像M′となり、面P11を汚してしまう。
そこで、本実施形態の印刷システム1では、印刷装置3の制御部26が、図5のフローチャートに示す手順の処理を周期的に行う。この処理は、画像処理装置2からの印刷ジョブに含まれた設定データにおいて、印刷に圧着用紙PPを用いると設定されている場合に、印刷ジョブ中の印刷データを必要に応じて補正して印刷するための処理である。この処理は、制御部26のCPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで行われる。
図5に示すように、制御部26は、まず、画像処理装置2からの印刷ジョブの入力があるか否かを確認する(ステップS1)。入力がない場合は(ステップS1でNO)、一連の処理を終了し、入力がある場合は(ステップS1でYES)、制御部26は、印刷ジョブの設定データが示す印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであるか否かを確認する(ステップS3)。
用紙が圧着用紙PPでない場合は(ステップS3でNO)、後述するステップS11に処理を移行する。また、圧着用紙PPである場合は(ステップS3でYES)、制御部26は、印刷装置3の不図示のインクカートリッジの情報から、印刷に用いるインクが油性インクであるか否かを確認する(ステップS5)。
印刷に用いるインクが油性インクでない場合は(ステップS5でNO)、ステップS11に処理を移行する。また、油性インクである場合は(ステップS5でYES)、制御部26は、印刷ジョブ中の印刷データを補正する内容の決定処理を行う(ステップS7)。
ステップS7の補正内容決定処理では、制御部26は、図6のサブルーチンのフローチャートに示すように、まず、印刷データ中のK(ブラック)のドロップデータ(1つの画素に吐出するインクのドロップ数(インク量)を示すデータ)の値(K値)が補正対象の基準となるしきい値Tkを超えているか否かを、印刷データの各画素についてそれぞれ確認する(ステップS71)。
K値がしきい値Tkを超えていない画素については(ステップS71でNO)、制御部26は、印刷データ中のC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のドロップデータに対する補正パターンを「補正なし」と決定して(ステップS72)、補正内容決定処理を終了する。
一方、K値がしきい値Tkを超えている画素については(ステップS71でYES)、制御部26は、同じくK値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A1以上連続して存在するか否かを、印刷データの各画素についてそれぞれ確認するステップS73)。
K値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A1以上連続して存在していない画素については(ステップS73でNO)、制御部26は、印刷データ中のCMYKのドロップデータに対する補正パターンを「補正パターン1」と決定して(ステップS71)、補正内容決定処理を終了する。
一方、K値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A1以上連続して存在している画素については(ステップS73でYES)、制御部26は、同じくK値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A2(A2>A1)以上連続して存在するか否かを、印刷データの各画素についてそれぞれ確認するステップS75)。
K値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A2以上連続して存在していない画素については(ステップS75でNO)、制御部26は、印刷データ中のCMYKのドロップデータに対する補正パターンを「補正パターン2」と決定して(ステップS76)、補正内容決定処理を終了する。
一方、K値がしきい値Tkを超えている画素が周辺に面積A2以上連続して存在している画素については(ステップS75でYES)、制御部26は、印刷データ中のCMYKのドロップデータに対する補正パターンを「補正パターン3」と決定して(ステップS77)、補正内容決定処理を終了する。
ここで、補正パターン1〜補正パターン3の補正内容は、いずれも、CMYKの全色の合計インク量を増やさずに、K(ブラック)のインク量を減らし、他のC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインク量を増やすように、CMYKのドロップデータを補正するというものである。したがって、CMYKのインク量の補正係数をそれぞれα、β、γ、δとすると、各補正係数の値は、α、β、γ>1、δ<1となる。
そして、補正パターン1の各補正係数α1、β1、γ1、δ1と、補正パターン2の各補正係数α2、β2、γ2、δ2と、補正パターン3の各補正係数α3、β3、γ3、δ3との関係は、1<α1<α2<α3、1<β1<β2<β3、1<γ1<γ2<γ3、1>δ1>δ2>δ3>0である。
即ち、Kのインク量を減らし、他のCMYの各色のインク量を増やす度合いが、補正パターン1よりも補正パターン2の方が大きく、さらに、補正パターン2よりも補正パターン3の方が大きい。但し、補正前後のCMYKの合計インク量の関係は、補正パターン1〜補正パターン3のいずれについても、(C値+M値+Y値+K値)≧(α×C値+β×M値+γ×Y値+δ×K値)である。
以上のようにして補正内容決定処理を終了したならば、図5のフローチャートに戻り、補正内容決定処理で決定した補正パターン(補正なし、補正パターン1、補正パターン2、補正パターン3)を各画素に適用して印刷データの補正処理を行い(ステップS9)、ステップS11に処理を移行する。
ステップS11では、印刷データと設定データに基づいて、画像処理装置2から入力された印刷ジョブによる印刷処理を実行し、一連の処理を終了する。
次に、上述した補正内容決定処理で決定される補正内容で印刷データのドロップデータを補正した場合に、圧着用紙PP上で画像Mから転写される転写画像M′がどのように変化するかについて説明する。
まず、2ドロップのK(ブラック)を含むインクを各画素に吐出して、図7(a)の説明図に示すように圧着用紙PPの面P12に画像Mを印刷したところ、面P12に圧着された面P11には、図7(b)の説明図に示すような濃度で、画像Mを反転させた転写画像M′が付着した。
なお、図7(a),(b)の画像M及び転写画像M′について、K(ブラック)とC(シアン)の各色の光学濃度(OD_K値、OD_C値)を測定したところ、画像MのKの光学濃度はOD_K値=0.56、Cの光学濃度はOD_C値=0.54、転写画像M′のKの光学濃度はOD_K値=0.17、Cの光学濃度はOD_C値=0.15であった。
そこで、印刷データのドロップデータに対して、各画素に吐出するKのインクを1ドロップずつ減らしCのインクを1ドロップずつ増やす補正を行って、図8(a)の説明図に示すように圧着用紙PPの面P12に画像Mを印刷したところ、面P12に圧着された面P11には、図8(b)の説明図に示すような濃度で転写画像M′が付着した。
KのインクはCのインクよりも二次粒子径が大きいので、ドロップデータを補正する前の印刷データで印刷した図7(a)の画像Mよりも、ドロップデータを補正しKのインクを減らした補正後の印刷データで印刷した図8(a)の画像Mの方が、ドットゲインが減って濃度が低くなる。
なお、図8(a),(b)の画像M及び転写画像M′について、K(ブラック)とC(シアン)の各色の光学濃度(OD_K値、OD_C値)を測定したところ、画像MのKの光学濃度はOD_K値=0.47、Cの光学濃度はOD_C値=0.50、転写画像M′のKの光学濃度はOD_K値=0.15、Cの光学濃度はOD_C値=0.14であった。
このように、Kのインクを減らしCのインクを増やす補正を行った場合、画像Mの濃度低下は、視認性に影響が及ばない程度に抑えられる。その一方、転写画像M′については、明度を上げて圧着用紙PPの面P12の地色に近付けつつ、面P12上で認識しにくくなる程度に濃度を下げることができる。なお、補正後のドロップデータを用いて印刷したバーコードの画像Mでも、バーコードスキャナによる読み取りには支障が生じなかった。
また、バーコードスキャナは一般的に、赤色系の可視光半導体レーザを光源として用いており、K(ブラック)と同様にC(シアン)の読み取り性能も優れている。そこで、印刷する画像Mが、バーコード等の光学読み取りを行うものである場合は、Kのインクを2ドロップともCのインクに置き換える補正を印刷データのドロップデータに対して行うことも考えられる。
このような補正を行った印刷データを用いて、図9(a)の説明図に示すように圧着用紙PPの面P12に画像Mを印刷したところ、面P12に圧着された面P11には、図9(b)の説明図に示すような濃度で転写画像M′が付着した。
なお、図9(a),(b)の画像M及び転写画像M′について、K(ブラック)とC(シアン)の各色の光学濃度(OD_K値、OD_C値)を測定したところ、画像MのKの光学濃度はOD_K値=0.36、Cの光学濃度はOD_C値=0.54であった。これに対して、転写画像M′のKの光学濃度はOD_K値=0.13、Cの光学濃度はOD_C値=0.14であった。
このように、KのインクをCのインクに置き換える補正を行った場合にも、画像Mの濃度低下は、視認性に影響が及ばない程度に抑えられた。その一方で、転写画像M′については、明度を上げて圧着用紙PPの面P12の地色に近付けつつ、面P12上で認識しにくくなる程度に濃度を下げることができる。なお、Kのインクを2ドロップともCのインクに置き換える補正後のドロップデータを用いて印刷したバーコードの画像Mでも、バーコードスキャナによる読み取りには支障が生じなかった。
以上に説明したように、本実施形態の印刷システムによれば、油性タイプのインクを用いて圧着用紙PPの面P12に画像Mを印刷する際に、印刷データ中のKのドロップデータ(K値)がしきい値Tkを超えている画素について、各色の合計インク量が増えない範囲内で、K値を減らしCMYのドロップデータ(C値、M値、Y値)を増やすように、ドロップデータを補正するようにした。
このため、面P12の天然ゴム分子g,g,…間に浸透したインクIの溶剤が揮発せず、圧着処理時に面P12に滲み出たインクIが圧着相手の面P11から天然ゴム分子g,g,…間に染み込んで、面P11に画像Mの転写画像M′が付着しても、濃度を補正前よりも増やさずに転写画像M′の色味を補正前よりも明るくし(明度を上げて)、転写画像M′を目立たないようにすることができる。
このとき、Kのインク量を減らす代わりに、MのインクやYのインクよりも明度がKのインクに近いCのインク量を増やすので、ドロップデータの補正前の印刷データで印刷するのに比べて画像Mの濃度が大きく低下し、画像Mの印刷品質が落ちるのを防止することができる。
なお、本実施形態では、印刷に用いるインクが油性インクでない場合に、図6に示す印刷データ(CMYKのドロップデータ)の補正内容決定処理を行わないものとした。しかし、油性インクでないインクを用いて印刷する場合にも補正内容決定処理を行うようにしても良い。その場合は、図5のステップS5の手順を省略すれば良い。
また、本実施形態では、K値がしきい値Tkを超えていない画素を印刷データ(CMYKのドロップデータ)の補正対象としなかった(図6のステップS71でNO)が、K値がしきい値Tkを超えていない画素も印刷データ(CMYKのドロップデータ)の補正対象としてもよい。
例えば、K値がしきい値Tkを超えていない画素については、印刷データ中のCMYKのドロップデータを一律に補正係数x倍(但し、x<1)し、K値がしきい値Tkを超えている画素については、x倍後のCMYKのドロップデータに対して、さらに、上述した「補正なし」、「補正パターン1」、「補正パターン2」、「補正パターン3」の各パターンの補正を行うようにしても良い。
さらに、本実施形態では、Kのインク量を減らす代わりにCのインク量だけでなくMのインク量やYのインク量を増やすものとしたが、インク量を増やすのをCのインクのみとし、Mのインク量やYのインク量は印刷データ(ドロップデータ)の補正の前後で変わらないようにしても良い。そのようにすれば、Kとの色味の差がCよりも大きいMやYのインク量が補正によって増減しないので、補正後の画像Mの色味や明度を補正前の画像Mに極力近付けることができる。
また、本実施形態では、印刷データのドロップデータに対する補正を、印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであることを確認した場合(図5のステップS3でYES)に限って行うものとした。しかし、例えば、後処理装置4で圧着処理を行うことが設定データ中に定義されている等、印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであることが推定できる場合は、印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであるかどうか不明であっても、印刷データのドロップデータに対する補正を行うようにしても良い。
さらに、本実施形態では、印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであるか否かを、印刷ジョブの設定データが示す用紙の情報から確認するものとしたが、設定データ中に後処理装置4で圧着処理を行うことが定義されているか否かによって、印刷に用いる用紙が圧着用紙PPであるか否かを確認するようにしても良い。
また、本発明は、ドロップデータを画像処理装置2で生成する場合にも印刷装置3で生成する場合にも、どちらの場合にも適用可能である。
さらに、本実施形態では、印刷装置3がインクジェット方式の印刷装置である場合について説明したが、粘度が低く流動性が高いインク(油性、水性、エマルジョン)を用いるものであれば、孔版印刷方式等の他の方式の印刷装置で印刷を行う場合にも本発明は適用可能である。
そして、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 印刷システム
2 画像処理装置
3 印刷装置
11 印刷データ生成部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 通信部
16 最大ドロップ数テーブル
21 給紙部
22 ベルト搬送部
23K,23C,23M,23Y インクジェットヘッド
24 ヘッド駆動部
25 通信部
26 制御部
40,50 通知画面
PP 圧着用紙

Claims (3)

  1. 少なくともブラック及びシアンを含む複数色のインクを用いて、画素毎のインク量を色別に示す印刷データに対応する画像を用紙に印刷する画像形成装置において、
    前記用紙が、印刷後の圧着により貼り合わせられる圧着面に画像が印刷される圧着用紙であるときに、前記印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素の前記印刷データを、全色のインク量の合計が増加しない範囲内で、ブラックのインク量が減りかつブラック以外の少なくともシアンのインク量が増えるように補正する補正手段を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、前記印刷データが示すブラック及びシアンを除く他の色のインク量の増減量がゼロとなるように、前記印刷データをさらに補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記印刷データが示すブラックのインク量が所定のしきい値以上である画素が連続する領域の大きさに応じて、該領域内の画素に対する前記印刷データの補正量を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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