JP2007313666A - 液滴吐出装置及び記録システム - Google Patents

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学 沼田
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Abstract

【課題】画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】予備吐出が必要なノズルからカラーインク滴の予備吐出を行うときには、液滴吐出装置本体以外の装置によって形成された黒色画像領域、または液滴吐出装置本体以外の装置による黒色画像の形成対象領域に、カラーインクの予備吐出を行うことができるので、予備吐出によるインク吐出を目立たなくすることができ、予備吐出による画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な液滴吐出装置を提供することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、液滴吐出装置及び記録システムに係り、特に、液滴を吐出することによって画像データの各画素に応じたドットを記録する液滴吐出装置及び記録システムに関する。
従来、液滴吐出装置として、インク等の液滴をノズルから吐出させることによって画像データの各画素に応じたドットを記録するインクジェット記録装置等の液滴吐出装置が知られている。
このような液滴吐出装置においては、経時変化等によってノズル内の液滴が増粘したり、ノズル内に空気が混入したりすることで、ノズルから液滴の吐出が正常に行われなくなることを抑制するために、ノズルから増粘した液滴や空気の混入した液滴を除去する回復処理が行われている。
この回復処理の一例としては、非画像形成時に各ノズルをキャップ部材で被覆した状態でノズル内の液滴を吸引する技術が知られている。この技術によれば、液滴をノズル部から除去することにより、増粘または空気が混入した液滴を除去することができる。
しかしながら、このようなノズル内の液滴を吸引する方法では、液滴の吸引により多量の液滴が消費されるという問題がある。
回復処理のその他の例としては、非画像形成時に、ノズルを予め設けられた排液受け部に移動させて、画像データに基づいた液滴吐出とは無関係の予備吐出をこの排液受け部に行うことによって、ノズル内の増粘した液滴や空気等をノズル内から除去する技術が知られている。
しかし、近年、液滴吐出装置に設けられるノズルの数は、高画質化の要望に伴って増加傾向にある。このため、上述のような排液受け部に予備吐出を行う技術では、ノズル数の増加に伴ってより大きい排液受け部を装置に設ける必要があるため、液滴吐出装置の大型化が問題となる場合があった。
このような問題に対応可能な技術として、例えば、特許文献1では、用紙上に印字データ以外のインク噴射である予備吐出としてスピット処理を行うことによって、カラーインクを吐出するノズル内の増粘した液滴や空気等の除去を行っている。このように、特許文献1の技術では、排液受け部を装置に設ける必要がないため、液滴吐出装置の大型化を抑制することができる。
なお、この技術によれば、用紙等の記録媒体上の印字領域内に通常のインク噴射量よりも少ないインク噴射量で予備吐出を行うことにより、印字領域内におけるスピット処理によって吐出されたインクを肉眼で発見することが困難となるように調整している。
特開2004―167852号公報
しかしながら、上記従来技術では、用紙等の記録媒体上の印字領域内に、通常のインク噴射量よりも少ないインク噴射量で予備吐出を行ってはいるものの、記録媒体上の印字可能領域内に、画像データに基づいた液滴吐出とは無関係の予備吐出を行うことから、画質の向上が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の液滴吐出装置は、少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、記録する画像の画像データとは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、前記記録媒体上に予め形成された黒色画像領域を検出する検出手段と、前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検出手段によって検出された黒色画像領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の液滴吐出装置のカラー液滴吐出ヘッドは、少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録する。判別手段は、カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、記録する画像の画像データとは異なる、すなわち記録する画像の画像データに基づいた液滴吐出とは無関係の予備吐出が必要であるか否かを判断する。判別手段によって、予備吐出が必要であると判別されたときに、制御手段は、検出手段によって記録媒体上に予め形成された黒色画像領域に、予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように、カラー液滴吐出ヘッドを制御する。
このように、予備吐出が必要であると判別されたノズルから、液滴吐出装置本体で記録する画像の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは無関係の予備吐出を行うときには、記録媒体上の予め形成された黒色画像領域に予備吐出を行う。このため、予備吐出によって吐出されたカラー液滴による画質劣化を抑制することができると共に、従来技術のように、排液受け部までノズルを移動させて予備吐出を行う必要がないことから、効率良く予備吐出を行うことができる。
従って、画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な液滴吐出装置を提供することができる。
請求項2に記載の記録システムは、少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、記録する画像の画像データとは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、前記記録媒体上に予め形成された黒色画像領域を検出する検出手段と、前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検出手段によって検出された黒色画像領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、を備えた液滴吐出装置と、前記液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置と、を備え、前記記録媒体は、連続的に前記記録装置から前記液滴吐出装置へ搬送され、前記黒色画像領域は前記記録装置により形成される。
請求項2に記載の記録システムは、請求項1に記載の液滴吐出装置と、液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置と、から構成されている。液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置とは、例えば、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置等がある。このような画像形成装置としては、具体的には、感光体と、感光体表面を帯電する帯電手段と、帯電手段によって帯電された感光体に画像データの画像に応じた静電潜像を形成する潜像形成手段と、感光体上の静電潜像をトナーによって現像することでトナー像を形成する現像手段と、感光体上のトナー像を被転写体へ転写する転写手段と、被転写対へ転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着手段と、を備えることができる。
このような記録装置では、少なくとも記録媒体に黒色画像を記録することにより、記録媒体上に黒色画像領域を形成する。黒色画像領域が形成された記録媒体は、連続的に液滴吐出装置へ搬送される。液滴吐出装置では、検出手段によって記録媒体上に予め形成された黒色画像領域に、予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように、カラー液滴吐出ヘッドを制御する。
従って、画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な記録システムを提供することができる。
請求項3に記載の液滴吐出装置は、少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、前記カラー液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置本体において記録する画像の第1の画像データと、液滴吐出装置本体において記録する対象外の画像の第2の画像データと、を含む画像データを取得する取得手段と、前記カラー液滴吐出ヘッドの前記ノズルについて、前記第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、前記第2の画像データに基づいて前記記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知する検知手段と、前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検知手段によって検知された黒色画像の形成対象領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、を備えている。
請求項3に記載の液滴吐出装置の取得手段は、画像データとして、液滴吐出装置本体において記録する画像の第1の画像データと、液滴吐出本体において第1の画像データの画像を記録する対象となる記録媒体と同一の記録媒体に、液滴吐出装置本体外の装置によって記録する画像の第2の画像データと、を含んだ画像データを取得する。検知手段は、第2の画像データに基づいて記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知する。
判別手段によって、カラー液滴吐出ヘッドのノズルから第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは異なる、すなわち、該第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは無関係の予備吐出が必要であると判別されたときに、制御手段は、検知手段によって検知された黒色画像の形成対象領域に、予備吐出が必要なノズルからカラー液滴が吐出されるように、カラー液滴吐出ヘッドを制御する。
このように、請求項3に記載の液滴吐出装置は、第2の画像データに基づいて記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知して、検知した黒色画像の形成対象領域に、予備吐出が必要なノズルからカラー液滴を吐出するので、黒色画像が形成される対象となる領域に、予備吐出が必要なノズルからカラー液滴を吐出することができる。
従って、画質劣化を抑制し、且つ効率よく予備吐出を行うことができる。
請求項4の記録システムは、少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、前記カラー液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置本体において記録する画像の第1の画像データと、液滴吐出装置本体において記録する対象外の画像の第2の画像データと、を含む画像データを取得する取得手段と、前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、前記第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、前記第2の画像データに基づいて前記記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知する検知手段と、前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検知手段によって検知された黒色画像の形成対象領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、を備えた液滴吐出装置と、前記液滴吐出装置とは異なる記録方法により前記第2のデータの画像を形成する記録装置と、を備え、前記記録媒体は、連続的に前記記録装置と前記液滴吐出装置の間を搬送され、前記黒色画像は前記記録装置により形成される。
請求項4に記載の記録システムは、請求項3に記載の液滴吐出装置と、液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置と、から構成されている。液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置とは、例えば、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置等がある。このような画像形成装置としては、具体的には、少なくとも第2の画像データを入力する入力手段と、感光体と、感光体表面を帯電する帯電手段と、帯電手段によって帯電された感光体に前記入力手段で入力された第2の画像データの画像に応じた静電潜像を形成する潜像形成手段と、感光体上の静電潜像をトナーによって現像することでトナー像を形成する現像手段と、感光体上のトナー像を被転写体へ転写する転写手段と、被転写対へ転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着手段と、を備えることができる。
第2の画像データは、記録媒体に形成する黒色の黒色画像と、黒色画像の形成対象領域とを示すデータと、を少なくとも含んで構成されている。
このような記録装置では、少なくとも第2の画像データに基づいて、記録媒体に黒色画像を記録することにより、記録媒体上に黒色画像領域を形成する。黒色画像領域が形成された記録媒体は、連続的に液滴吐出装置へ搬送される。液滴吐出装置では、検知手段によって、第2の画像データに基づいて検知された黒色画像の形成対象領域に、予備吐出が必要なノズルからカラー液滴が吐出されるように、カラー液滴吐出ヘッドを制御する。
または、液滴吐出装置において、第2の画像データに基づいて検知された黒色画像の形成対象領域に予備吐出が必要なノズルからカラー液滴が吐出された記録媒体は、記録装置に搬送される。記録装置では、第2の画像データに基づいて、黒色画像領域を形成する。このため、液滴吐出装置によりカラー液滴の予備吐出された領域に、記録装置において黒色画像領域が形成される。
従って、画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出の可能な記録システムを提供することができる。
本発明の液滴吐出装置及び記録システムによれば、画質劣化を抑制し且つ効率良く予備吐出を行うことができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1(A)には、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置が適用される記録システムの一例を示した。
記録システム10は、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置12と、本発明の記録システムの記録装置としての、電子写真方式の画像形成装置(以下、画像形成装置と称する)70と、記録媒体として、インクジェット記録装置12及び画像形成装置70に長尺帯状のシート状の連続紙Pを供給する供給ロール78と、インクジェット記録装置12及び画像形成装置70によって画像が形成された連続紙Pを供給する巻き取りロール79と、を含んで構成されている。
また、記録システム10は、インクジェット記録装置12と画像形成装置70との装置各部を制御するためのシステム制御装置72を含んで構成されている。システム制御装置72は、パーソナルコンピュータ等の外部装置と無線通信網や有線通信網を介して画像データを取得するための通信部を含んで構成されており、外部装置からインクジェット記録装置12及び画像形成装置70で記録するための画像データを取得する。
なお、本実施の形態では、システム制御装置72は、外部装置から画像データを取得するものとして説明するが、図示を省略するメモリに記憶された画像データを読み取ることによって画像データを取得するようにしてもよい。
システム制御装置72は、インクジェット記録装置12を制御するための制御装置74と、画像形成装置70を制御するための制御装置76と、を含んで構成されている。
制御装置74は、インクジェット記録装置12に含まれる各種デバイスに信号授受可能に接続されており、これらの各種デバイスを制御可能に設けられている。また、制御装置76は、画像形成装置70に含まれる各種デバイスに信号授受可能に接続されており、これらの各種デバイスを制御可能に設けられている。
画像形成装置70は、連続紙Pに電子写真方式により画像を形成するための画像記録部71を含んで構成されている。画像記録部71は、供給ロール78から供給された連続紙Pが、インクジェット記録装置12を介して巻き取りロール79に到るまでの搬送経路上に設けられており、この搬送経路に沿って設けられた、所定方向に回転する感光体71Aを含んで構成されている。感光体71Aの近傍には、感光体71Aの回転方向に添って、帯電部材71B、露光装置71C、現像装置71D、転写装置71E、及びクリーニング装置71Fが配設されている。
帯電部材71Bは、感光体71A表面を一様に帯電する。帯電部材71Bによって帯電された感光体71Aは、制御装置76によって制御される露光装置71Cによって画像データに応じた光ビームを感光体71A上に走査露光することにより感光体71A上に静電潜像を形成する。感光体71A上に形成された静電潜像は、現像装置71Dから供給されたトナーによって現像されることで、感光体71A上にトナー像が形成される。供給ロール78から供給された連続紙Pは、感光体71Aと転写装置71Eとの間で挟持搬送される領域において、感光体71A上に形成されたトナー像が転写される。転写装置71Eによって連続紙P上に転写されたトナー像は、図示を省略する定着装置によって連続紙P上に定着される。
感光体71A上の転写に関与しなかった残留トナーは、クリーニング装置71Fによって感光体71Aから除去される。
なお、本実施の形態では、画像形成装置70の画像記録部71では、少なくとも黒色の色相の黒色画像を形成するものとして説明するが、黒色画像を形成可能に構成されていればよく、黒色画像に加えて更に黒色の色相以外のカラー画像について形成可能に構成されていてもよい。
画像形成装置70においてカラー画像を形成する場合には、黒色以外の色相として、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の各色画像を形成するための画像記録部71を、色毎に設けるようにし、これら複数の画像記録部71を、連続紙Pの搬送経路に沿って設けるようにすればよい。
画像形成装置70で黒色画像が形成された連続紙Pは、インクジェット記録装置12に供給され、インクジェット記録装置12において、黒色以外のカラー画像が形成された後に、連続紙巻き取りロール79によって巻き取られる。
図2に示すように、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置12には、複数の搬送ローラ対20が設けられており、供給ロール78から画像形成装置70を介して供給された連続紙Pは、所定の搬送経路を構成するこれら複数の搬送ローラ対20により搬送される。
インクジェット記録装置12には、駆動ロール24及び従動ロール26によって張架された無端状の搬送ベルト28が設けられている。搬送ベルト28の上方には、インク滴や後述する凝集液等を連続紙Pに吐出するための記録ヘッド30が配置されている。記録ヘッド30のインク滴や凝集液等の吐出口は、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向して設けられている。この対向した領域が、記録ヘッド30から、本発明の液滴吐出装置で用いられる液滴としてのインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。
搬送経路を搬送された連続紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッド30に対向した状態で、記録ヘッド30から画像データに応じたインク滴が吐出されることによって画像データの各画素に対応するドットが記録される。
なお、搬送ベルト28は、一例として、半導電性ポリイミド材(例えば、表面抵抗値1010〜1013Ω/m2、及び体積抵抗値109〜1012Ω・cm)を、厚さ75μm、幅380mm、及び周長1000mmに成形したものを使用できる。また、駆動ロール24及び従動ロール26としては、一例として、直径50mmのSUSロールを使用できる。
また、連続紙Pを周回させる手段としては、搬送ベルト28に限られない。たとえば円筒状あるいは円柱状に形成された搬送ローラの外周に、記録媒体(連続紙P)を吸着保持して回転させる構成でもよい。ただし、本実施形態のように搬送ベルト28を使用すると、平坦部分28Fが構成されるのでこの平坦部分28Fに対応させて記録ヘッド30を配置でき好ましい。
記録ヘッド30は、連続紙Pの幅方向(搬送方向と直交する方向)にインク滴を増粘またはインク滴に含まれる色材を凝集させる性質を有する凝集液(H)を吐出するための複数のノズルが配列された長尺状のインクジェット記録ヘッド32Hと、連続紙Pの幅方向(搬送方向と直交する方向)にインク滴を吐出するための複数のノズルが複数配列され、各ノズルからインク滴が連続紙Pへ吐出されることによって、画像データの各画素に対応するドットを連続紙P上に記録するための長尺状の、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のインクに対応した4つのインクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32Kと、の合計5個のインクジェット記録ヘッドが搬送方向に沿って配置されており、カラー画像を記録可能に構成されている。
これらのインクジェット記録ヘッド32H、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々は、ノズルの配列方向の長さが連続紙Pの搬送方向と直交する方向、所謂紙幅より長くなるように設けられている。
なお、本実施の形態では、凝集液を吐出するための複数のノズルが配列された構成の長尺状のインクジェット記録ヘッド32Hと、インク滴を吐出するための複数のノズルが配列された構成の長尺状のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のインクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32Kと、が連続紙Pの搬送方向に沿って配列された構成となっており、フルカラーの画像を記録可能になっているが、インクジェット記録ヘッド32の配列数は、5個に限定されるものではない。
また、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置12は、黒色以外の色相のカラー画像を形成可能であればよく、上記凝集液を吐出するインクジェット記録ヘッド32H及びブラックのインクを吐出するインクジェット記録ヘッド32Kの何れか一方または双方を含まない構成としてもよい。
また、記録ヘッド30は、連続紙Pの搬送方向と直交する方向(以下、適宜、紙幅方向と称する)に不動とされていてもよいが、必要に応じて紙幅方向に移動可能となるように構成してもよい。この場合には、上記各インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々を、連続紙Pの紙幅方向に移動させるための駆動部(図示省略)をインクジェット記録装置12に設けるようにし、この駆動部を上記制御装置74に信号授受可能に接続するようにすればよい。
このように構成することにより、制御装置74の制御によって、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々を、連続紙Pの紙幅方向に移動させることが可能となり、マルチパスによる画像記録でより解像度の高い画像を記録することが可能となる。
なお、このように記録ヘッド30を、連続紙Pの紙幅方向に移動可能に設ける場合には、各インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々に設けられるノズルは、各々1個以上であればよい。
図3(B)の、ノズル周辺の拡大図33に示すように、記録ヘッド30を構成する複数のインクジェット記録ヘッド32H、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々は、凝集液またはインク滴を吐出するためのノズル33Bが、各々連続紙Pの紙幅方向に複数配列されて構成されている。ノズル33B各々には、インク圧力室33Cが連通され、インク圧力室33Cには、ピエゾ等の圧電素子33Dがこのインク圧力室33Cに接して設けられている。圧電素子33Dは、周知のように、電圧を印加することにより形状が変化する性質を有しており、この形状変化を利用して、インク圧力室33C内に圧力をかけることにより、ノズル33Bから凝集液またはインク滴を吐出して、連続紙P上にドットを記録する。
このとき、図3(A)及び図3(C)に示すように、圧電素子33Dに印加する電圧すなわち駆動波形や駆動電圧等を制御することによって、ノズル33Bから大滴のインク滴(図3(B)参照)、ノズル33Bから小滴のインク滴(図3(D)参照)、ドット形成の禁止、または中滴のインク滴の吐出等を制御することによって、吐出するインク滴の量及び凝集液の量各々を制御することができるようになっている。
なお、本実施の形態では、圧電素子33Dを用いてインク滴を吐出する場合を説明するが、このような形態に限られるものではなく、例えば、インク圧力室33C内のインクに熱を加えることによって、インク滴の吐出によって記録されるドットの大きさ、すなわち吐出されるインク滴の量を制御する、いわゆるサーマル方式等の公知の方式を適用してもよい。
図4に示すように、記録ヘッド30の、連続紙Pの搬送方向上流側には、帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び連続紙Pを挟みつつ従動し、連続紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能に設けられている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、連続紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
帯電ロール36としては、例えば、シリコーンゴムの表面に導電性カーボンを被覆し、体積抵抗値106〜107Ω・cm程度に調整した直径14mmのロールを使用することができる。
なお、帯電ロール36よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、連続紙Pが搬送ベルト28と帯電ロール36との間に至る前に、画像形成装置70で形成された画像に対する、インクジェット記録装置12で記録する画像の位置が所定位置となるように、位置合わせが行われる。この位置合わせは、連続紙Pの搬送スピード、インク滴吐出タイミング、及び記録ヘッド30の位置などにより調整される。
記録ヘッド30の、連続紙Pの搬送方向下流側には、剥離プレート40が配置されており、連続紙Pを搬送ベルト28から剥離することができる。剥離プレート40としては、例えば、厚さ0.5mm、幅330mm、及び長さ100mmのアルミプレートを使用することができる。
剥離された連続紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、巻き取りロール79によって巻き取られる。
剥離プレート40の下方には、駆動ロール24との間で搬送ベルト28を挟持可能なクリーニングロール48が配置されており、搬送ベルト28の表面をクリーニングするようになっている。
搬送ベルト28の近傍には、インクタンクとして、凝集液を貯留するためのタンク54H、及び4色の各インクそれぞれを貯留するインクタンク54Y、インクタンク54M、インクタンク54C、及びインクタンク54K各々が設けられている。タンク54Hに貯留された凝集液は、図示を省略したインク供給配管によってインクジェット記録ヘッド32Hに供給される、同様に、インクタンク54Y、インクタンク54M、インクタンク54C、及びインクタンク54K各々に貯留されたインクは、図示を省略したインク供給配管によってインクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32Kに供給される。
インクタンク54Y、インクタンク54M、インクタンク54C、及びインクタンク54K各々に貯留されるインクは、少なくとも染料や顔料等の色材を含有するものであり、その他、水、水溶性有機溶媒、及び界面活性剤などを含有し、必要に応じて他の成分を含有してもよい。
上記インクに使用される色材は、染料、顔料どちらでも構わないが、特に1種以上の顔料が好ましい。これは、染料に比べて顔料の方が、凝集液との混合時に凝集が生じやすいためであると考えている。また特に、近年オフィスで文字に多用されるブラック画像の要求が高いため、ブラック(黒色)インクには、画像の耐水性、耐光性に優れた黒色顔料であるカーボンブラックを使用することが好ましい。また、顔料の中でも、顔料が高分子分散剤により分散されている顔料、自己分散可能な顔料、樹脂により被覆された顔料が好ましい。
本発明において使用される顔料としては、有機顔料、無機顔料のいずれも使用でき、黒色顔料では、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック顔料等が挙げられる。黒色とシアン、マゼンタ、イエローの3原色顔料のほか、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料や、金、銀色等の金属光沢顔料、無色または淡色の体質顔料、プラスチックピグメント等を使用しても良い。また、シリカ、アルミナ、又は、ポリマービード等をコアとして、その表面に染料又は顔料を固着させた粒子、染料の不溶レーキ化物、着色エマルション、着色ラテックス等も顔料として使用することも可能である。更には、本発明のために、新規に合成した顔料でも構わない。
インクの液体粘度は、1〜15mPa・sの範囲であることが好ましい。粘度が1moa・sより粘度が小さいと、記録媒体上での増粘が十分でなく良好な画質が得られない場合があり、また、吐出安定性等も損なわれる場合が発生する場合がある。また15mPa・sを超えると、吐出安定性が十分でなく、画像抜け・カスレが発生する場合がある。
さらに、インクには、画像濃度、にじみ、色間にじみ、画像均一性の向上効果を増幅させ、目詰まり、吐出応答性・吐出安定性、保存安定性を調整するために、水溶性樹脂を加えることもできる。特に、インクに水溶性樹脂を含有させると、画質向上効果が大きくなる。これは、水溶性樹脂を添加することにより、色材同士のネットワーク化を補助し、インク中にて色材が3次元構造をとりやすくするため、処理液と混合した際の増粘が促進・増幅されるためであると推測される。また、水溶性樹脂を添加することにより画像が形成された後も記録媒体上でネットワーク構造を保持できるため、定着性、耐擦性に優れた画像を提供することができる。
本発明に用いられ、タンク54Hに貯留される凝集液は、黒色インク及びカラーインクの何れか一方または双方を増粘、または黒色インク及びカラーインクの何れか一方または双方に含まれる色材を凝集させる成分を含むものであり、前述の水、水溶性有機溶媒、界面活性剤、を基本成分として含有し、さらにインクを凝集または増粘させる成分(以下、インク凝集剤という)としては、インク中に含まれる色材の種類に応じて選択することができる。
このような全体構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置12では、上記したように、インクジェット記録装置12に供給された連続紙Pが搬送されて、搬送ベルト28に至る。搬送ベルト28によって搬送される位置に到った連続紙Pは、帯電ロール36によって搬送ベルト28に押し付けられると共に、帯電ロール36からの印加電圧によって搬送ベルト28に吸着した状態で保持される。この保持された状態で、搬送ベルト28の循環によって連続紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッド30から凝集液が吐出されると共にインク滴が吐出されることによって、連続紙P上に画像が記録される。
画像が記録された連続紙Pは、剥離プレート40で搬送ベルト28から剥離され、排出ローラ対42で搬送されて巻き取りロール79によって巻き取られる。
なお、本実施の形態では、連続紙Pは、連続紙であるものとして説明するが、所定長さ毎に予めカットされたカット紙(所謂、A4用紙やB4用紙等)であってもよい。
また、本実施の形態では、記録システム10として、画像形成装置70とインクジェット記録装置12とが連続して一体的に設けられている場合を説明するが、別体として設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、画像形成装置70によって連続紙Pに画像が形成された後に、インクジェット記録装置12によって、この連続紙Pに画像が形成される場合を説明するが、反対に、図1(B)に示すように、記録システム11を、インクジェット記録装置12によって画像を形成した後に、画像形成装置70によって画像を形成するように構成してもよい。
記録システム10に入力される画像データは、画像形成装置70で記録する画像データと、インクジェット記録装置12で記録する画像データを、を含んで構成されている。
画像形成装置70の制御装置76は、記録システム10に入力された画像データに含まれる、画像形成装置70で記録する画像データに基づいて、連続紙Pに画像を形成するように制御する。また、インクジェット記録装置12の制御装置74は、記録システム10に入力された画像データに含まれる、インクジェット記録装置12で記録する画像データに基づいて、連続紙Pに画像を形成するように制御する。
このため、連続紙P上には、図5に示すように、画像形成装置70によって画像92Aが形成され、インクジェット記録装置12によって、同一の連続紙P上に、画像92Aが形成される。
図6には、インクジェット記録装置12に含まれる制御装置74の概略ブロック図を示した。
図6に示すように、インクジェット記録装置12は、記録システム10(インクジェット記録装置12及び画像形成装置70)で画像記録するための画像データを取得する画像データ取得部61、制御部60、色・濃度変換部62、画像処理部64、記録データ作成部66、及び画像記録部68を含んで構成されている。なお、画像データ取得部61、色・濃度変換部62、画像処理部64、及び記録データ作成部66は、画像データをインクジェット記録装置12へ出力するパーソナルコンピュータ等の外部装置側に設けられていても良い。
制御部60は、画像データ取得部61、色・濃度変換部62、画像処理部64、記録データ作成部66、及び画像記録部68に信号授受可能に接続されると共に、これらを統括制御する。なお、画像記録部68は、図1(A)を参照して説明したインクジェット記録装置12のうち画像の記録に関する構成要素を含むものである。
画像データ取得部61は、システム制御装置72によって取得された画像データを記憶する記憶部61Aと、この画像データに含まれるインクジェット記録装置12によって記録する対象となる画像の画像データと、画像形成装置70によって記録する画像の画像データと、を抽出するための抽出部61Bと、を含んで構成されている。
色・濃度変換部62は、画像データ取得部61の抽出部61Bによって抽出された、インクジェット記録装置12で記録する対象となる画像データ(本発明の第1の画像データに相当する。)について、例えば連続紙Pやインクの特性に応じた色補正や濃度補正を行うと共に、この抽出された画像データがRGBデータの場合は、CMYKデータに変換する。なお、色補正処理は、一般にLUT(Look Up Table)と呼ばれる補正テーブルを用いて行う。このLUTは、予め色・濃度変換部62に記憶するようにすればよい。
画像処理部64は、所謂ハーフトーン処理を実行する。すなわち、色・濃度変換部62によって変換された画像データを、256階調等の比較的高階調のデータから、画像記録部68で記録可能な階調数の画像データに変換する。この処理は、YMCKの各色について行われる。
インクジェット記録装置12で記録可能な階調数は一般的に2〜8階調である。例えば、YMCKの色毎に、4階調の画像データに変換する場合には、YMCKの色毎に、吐出するインク滴の量が4種類(例えば、大滴、中滴、小滴、滴なし)となる。
記録データ作成部66は、各種データを記憶するためのメモリ67を含んで構成されている。記録データ作成部66は、制御部60の制御によって、画像記録部68で記録可能な階調数の画像データとなるように画像処理部64で変換された画像データを、画像記録部68が解読可能なデータ構造に変換した後に、画像記録部68への記録順序(転送順序)にデータを並び替えてメモリ67に記憶する。この画像データは、インクジェット記録ヘッド32やノズルの配列にマッピングさせた吐出タイミングやデータ配列も考慮して作成される。
また、詳細は後述するが、本実施の形態に係るインクジェット記録装置12では、画像データに応じた色のインクを各画素に応じて吐出するのみではなく、画像データに応じた画像の記録時に、予備吐出も併せて行う構成である。このため、記録データ作成部66では、制御部60の制御によって、予備吐出を行うことを示す情報を含む予備吐出用ドットデータを作成する。
この予備吐出とは、インクジェット記録装置12で記録する対象となる画像の画像データに基づいたインク滴の吐出とは無関係の吐出である。
また、本実施形態に係るインクジェット記録装置12では、YMCKの4色のインクを吐出するだけでなく、凝集液も吐出可能な構成であるため、記録データ作成部66では、凝集液の吐出を行うことを示す情報を含む凝集液ドットデータを作成する。
画像記録部68は、記録データ作成部66で作成された画像データと、予備吐出用ドットデータと、凝集液ドットデータとに従って、インクジェット記録ヘッド32H、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32Kのノズルから、制御部60による制御により、インク及び凝集液を吐出させる。これにより、連続紙P上に画像が記録される。
制御部60は、各種データを記憶するためのメモリ60Aを含んで構成されており、上記色・濃度変換部62、画像処理部64、記録データ作成部66、及び画像記録部68を制御する。
次に、本実施形態の作用として、インクジェット記録装置12の制御部60で実行される処理について、図7を参照し説明する。
図示を省略する電源スイッチがユーザによって操作されることにより、インクジェット記録装置12の装置各部に電力が供給されると、制御部60では、図7に示す処理ルーチンが実行されて、ステップ100に進む。
ステップ100では、インクジェット記録装置12で記録するための画像の画像データと、画像形成装置70で記録するための画像の画像データと、を含む画像データを取得したか否かを判別し、否定されると本ルーチンを終了し、肯定されるとステップ102へ進む。
ステップ100の判断は、システム制御装置72において、インクジェット記録装置12で記録するための画像の画像データと、画像形成装置70で記録するための画像の画像データと、を含む画像データを取得したか否かを判別することによって判断可能である。
ステップ102では、上記ステップ100で取得した画像データに含まれる、インクジェット記録装置12で記録するための画像の画像データを抽出するように、画像データ取得部61の抽出部61Bを制御する。
抽出部61Bでは、上記ステップ100で取得した画像データに含まれるインクジェット記録装置12で記録するための画像の画像データを抽出する。
この抽出方法として、例えば、システム制御装置72によって取得される画像データを、予めインクジェット記録装置12によって記録する対象となる画像データ(第1の画像データに相当する。)と、画像形成装置70によって記録する対象となる画像データ(第2の画像データに相当する。)と、を識別するための識別情報を含んで構成するようにし、この識別情報を読み取ることによって、対応する画像データを抽出するようにすればよい。
また、システム制御装置72によって取得される画像データに含まれる黒色画素に応じた黒色画像を形成するための画像データを、画像形成装置70によって記録する画像の画像データ(第2の画像データ)とし、システム制御装置72によって取得される画像データに含まれる黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラー画像を形成するための画像データ(第1の画像データ(例えば、図5に示す画像領域90の画像データ))を、インクジェット記録装置12によって記録する画像の画像データとして抽出するようにしてもよい。
次のステップ104では、上記ステップ102で抽出された、インクジェット記録装置12で記録する対象となる画像の画像データについて、色補正、濃度補正、及びCMYKデータへの変換処理を行うように色・濃度変換部62を制御した後に、色・濃度変換部62によって処理された画像データについてハーフトーン処理を行うように画像処理部64を制御する。さらに、画像処理部64で変換された画像データを、画像記録部68で記録可能な階調数の画像データに変換するとともに、変換した画像データを、インクジェット記録ヘッド32やノズルの配列にマッピングさせた吐出タイミングやデータ配列も考慮した画像データを作成するように記録データ作成部66を制御する。
次のステップ106では、上記ステップ104において記録データ作成部66で作成された画像データを、記録データ作成部66のメモリ67に記憶するように記録データ作成部66を制御する。
次のステップ108では、上記インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、及びインクジェット記録ヘッド32C、各々に含まれる複数のノズルの内、予備吐出を必要とするノズルが有るか否かを判別する。
上記ステップ108の判断は、制御部60内に設けられたメモリ60Aに記憶されている、前回インクの吐出を行った日時からの経過時間が、所定時間以上であるノズルを検索することによって判別可能である。
このメモリ60Aには、予め、上記インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、及びインクジェット記録ヘッド32C、各々に含まれる複数のノズルを識別するとともに、各ノズルの配設位置を示す位置情報に対応して、前回インクの吐出を行った日時を示す吐出日時情報を記憶するようにすればよい。
また、この吐出日時情報は、各ノズルからインク滴の吐出が行われる度に更新されるようにすればよい。
次のステップ110では、上記ステップ108で判別した予備吐出を要するノズルを示す位置情報を、予備吐出を要するノズルを示す情報としてメモリ60Aに記憶する。
次のステップ112では、上記ステップ110でメモリ60Aに記憶した予備吐出を要するノズルによって記録可能な連続紙P上の領域が、画像形成装置70によって黒色画像が形成された黒色画像領域、または画像形成装置70による黒色画像の形成対象領域であるか否かを判別する。
なお、この黒色画像領域及び黒色画像の形成対象領域は、上記ステップ100で取得した画像データに含まれる、画像形成装置70で記録するための画像の画像データに基づいて画像形成装置70で形成された黒色画像領域、または黒色画像の形成対象領域が、1または複数の黒色ドットによる領域であることが必須であるが、複数の黒色ドットによる領域であることが画質劣化抑制の観点から好ましい。
この黒色画像領域及び黒色画像の形成対象領域の判別は、上記ステップ100で取得した画像データに含まれる、画像形成装置70で記録するための画像の画像データ(第2の画像データ)の各画素の内、上記ステップ110でメモリ60Aに記憶した予備吐出を要するノズルで記録可能な画素が黒色画素である画素を検索することによって特定することができる。
なお、上記ステップ112の判断において、上記ステップ110でメモリ60Aに記憶した予備吐出を要するノズルによって記録可能な連続紙P上の領域が、上記ステップ100で取得した画像データに含まれる、画像形成装置70で記録するための画像の画像データに基づいて画像形成装置70で形成された黒色画像領域であるか否かを判別する場合には、連続紙P上の画像濃度を測定するための濃度センサ31(図2参照)による入力信号に基づいて判別するようにしてもよい。
この場合には、上記濃度センサ31を、記録ヘッド30より連続紙Pの搬送方向上流側に設けると共に、且つ複数の濃度センサ31を連続紙Pの紙幅方向に配列させて、各インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、及びインクジェット記録ヘッド32C各々に含まれる複数のノズル各々に対応する位置に設けるようにすればよい。そして、濃度センサ31を制御装置74に信号授受可能に接続すればよい。
このようにすれば、上記ステップ112では、この複数の濃度センサ31の内の、予備吐出を要するノズルに対応する位置の濃度センサ31から入力される濃度を示す信号が黒色を示す濃度値以上であるか否かを判別するようにすればよい。
上記ステップ112で否定及び上記ステップ108で否定されると、ステップ120へ進み、記録データ作成部66のメモリ67に記憶された画像データを画像記録部68へ転送した後に、後述するステップ114へ進む。
なお、このときに、画像データの各画素に応じて、凝集液を吐出するように、インクジェット記録ヘッド32Hに凝集液ドットデータを画像記録部68へ転送するようにしてもよい。
画像記録部68では、制御部60から、記録データ作成部66のメモリ67に記憶された画像データが転送されると、この画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々のノズルから、各ノズルの位置に応じてインク滴を吐出することによって、画像データの各画素に応じたドットを記録する。
また、制御部60から凝集液ドットデータが転送された場合には、インクジェット記録ヘッド32Hの各ノズルから、凝集液ドットデータに基づいて凝集液を吐出する。凝集液の吐出により、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々のノズルから吐出されるインク滴を凝集または増粘させることができ、画質劣化を抑制することができる。
一方、ステップ112で肯定されると、上記ステップ110でメモリ60Aに記憶した予備吐出を要するノズルによって記録可能な連続紙P上の領域が、画像形成装置70によって黒色画像が形成された黒色画像領域、または画像形成装置70による黒色画像の形成対象領域であるような、予備吐出を要するノズルから予備吐出が行われるように、予備吐出用ドットデータを作成する。
この予備吐出用ドットデータは、例えば、画像形成装置70によって黒色画像が形成された黒色画像領域、または画像形成装置70による黒色画像の形成対象領域にインク滴を吐出可能で、且つ予備吐出を要するノズルの位置を示す位置情報に対応付けて、この黒色画像領域または黒色画像の形成対象領域を示す情報と、インクの吐出量を示す吐出量情報と、を含んで構成するようにすればよい。
次のステップ116では、記録データ作成部66のメモリ67に記憶された画像データと、上記ステップ114で作成した予備吐出用ドットデータと、を画像記録部68へ転送する。なお、このときに、画像データの各画素に応じて、凝集液を吐出するように、インクジェット記録ヘッド32Hに凝集液ドットデータを画像記録部68へ転送するようにしてもよい。
画像記録部68では、制御部60から、記録データ作成部66のメモリ67に記憶された画像データと、上記ステップ114で作成した予備吐出用ドットデータと、が転送されると、これらのデータに基づいて、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々のノズルから、各ノズルの位置に応じてインク滴を吐出することによって、画像データの各画素に応じたドットを記録すると共に、上記黒色画像領域または黒色画像の形成対象領域に、予備吐出を要するノズルから予備吐出を行う。
また、制御部60から凝集液ドットデータが転送された場合には、インクジェット記録ヘッド32Hの各ノズルから、凝集液ドットデータに基づいて凝集液を吐出する。凝集液の吐出により、インクジェット記録ヘッド32Y、インクジェット記録ヘッド32M、インクジェット記録ヘッド32C、及びインクジェット記録ヘッド32K各々のノズルから吐出されるインク滴を凝集または増粘させることができ、画質劣化を抑制することができる。
このため、連続紙Pには、記録データ作成部66のメモリ67に記憶された画像データの各画素に対応する色相及び滴量のインク滴が吐出されると共に、連続紙Pの画像形成装置70によって記録された黒色画像領域、または黒色画像の形成対象領域に、予備吐出を要するノズルからカラーインク滴が吐出される。
次のステップ118では、上記ステップ116または上記ステップ120の画像記録処理において、インク滴の吐出を行ったノズルについて、メモリ60Aに記憶されている各ノズルの位置情報に対応する吐出日時情報を、上記ステップ116または上記ステップ120でインク滴を吐出した日時を示す日時情報に更新した後に、本ルーチンを終了する。
実施試験例1として、上記記録システム10の画像形成装置70において、連続紙Pの所定領域に黒色画像を形成すると共に、本発明の液滴吐出装置としての上記インクジェット記録装置12において、M色のインクを吐出するインクジェット記録ヘッド32Mの内の、該黒色画像が形成された領域に対応するノズルから予備吐出を行い、予備吐出が行われる前の連続紙P上の黒色画像と、この黒色画像上にインクジェット記録装置12において予備吐出を行った後の黒色画像と、の画質を比較したところ、画質劣化は見られなかった。
一方、比較試験例1として、従来の特開2004―167852に示されるインクジェットプリンタを用いて、該同一の黒色画像を記録媒体上に形成すると共に、インクジェット記録ヘッド32Mの内の、上記実施試験例1と同一のノズルから予備吐出を行ったところ、記録媒体上の黒色画像の形成位置を除く領域にM色の予備吐出によるドットが観察され、画質劣化が見られた。
以上のことから、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置12では、予備吐出による画質劣化を抑制すると共に、効率よく予備吐出を行うことが観察された。
以上説明したように、本発明の液滴吐出装置、及び記録システムによれば、予備吐出が必要なノズルからカラーインク滴の予備吐出を行うときには、液滴吐出装置本体以外の装置によって形成された黒色画像領域、または液滴吐出装置本体以外の装置による黒色画像の形成対象領域に、カラーインクの予備吐出を行うことができるので、予備吐出によるインク吐出を目立たなくすることができ、予備吐出による画質劣化を抑制することの可能な液滴吐出装置を提供することができる。
また、予備吐出を、本発明の液滴吐出装置以外の装置で形成された黒色画像領域に行うので、黒色画像が定着された状態の記録媒体の黒色画像領域に予備吐出を行うことができ、黒色画像を形成するインクまたはトナー等と予備吐出によるインク滴とが混ざりあうことによる画質劣化を抑制することができる。
同様に、予備吐出を、本発明の液滴吐出装置以外の装置において黒色画像の形成対象となる領域に行うので、予備吐出によって吐出されたインクが乾いた状態となった後に、本発明の液滴吐出装置以外の装置において黒色画像の形成が行われるので、黒色画像を形成するインクまたはトナー等と予備吐出によるインク滴とが混ざりあうことによる画質劣化を抑制することができる。
また、本発明の液滴吐出装置では、液滴吐出装置本体で記録する画像の形成時に、同時に予備吐出を行うので、従来技術のように予備吐出を行うための排液受け部を別途設ける必要がなく、液滴吐出装置の大型化を抑制することができる。また、ノズルを排液受け部まで移動させて予備吐出を行う必要がないことから、効率良く画像記録処理を行うことができる。
(A)及び(B)は、記録システムを示す概略構成図である 本発明に係るインクジェット記録装置の概略構成図である。 (A)は、ノズルから大滴を吐出するときに印加する電圧を示す波形であり、(B)は、本発明に係るインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドのノズル周辺示す模式図であり、(C)は、ノズルから小滴を吐出するときに印加する電圧を示す波形であり、(D)は、本発明に係るインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドのノズル周辺示す模式図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の搬送ベルト及びその近傍を示す概略構成図である。 連続紙上に形成された画像を示す模式図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の制御ブロック図である。 本発明のインクジェット記録装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10、11 記録システム
12 インクジェット記録装置
32Y、32M、32C インクジェット記録ヘッド
60 制御部
61 画像データ取得部

Claims (4)

  1. 少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、
    前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、記録する画像の画像データとは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、
    前記記録媒体上に予め形成された黒色画像領域を検出する検出手段と、
    前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検出手段によって検出された黒色画像領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、
    を備えた液滴吐出装置。
  2. 少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、
    前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、記録する画像の画像データとは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、
    前記記録媒体上に予め形成された黒色画像領域を検出する検出手段と、
    前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検出手段によって検出された黒色画像領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、
    を備えた液滴吐出装置と、
    前記液滴吐出装置とは異なる記録方法により画像を形成する記録装置と、
    を備え、
    前記記録媒体は、連続的に前記記録装置から前記液滴吐出装置へ搬送され、前記黒色画像領域は前記記録装置により形成される記録システム。
  3. 少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、
    前記カラー液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置本体において記録する画像の第1の画像データと、液滴吐出装置本体において記録する対象外の画像の第2の画像データと、を含む画像データを取得する取得手段と、
    前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、前記第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、
    前記第2の画像データに基づいて前記記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知する検知手段と、
    前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検知手段によって検知された黒色画像の形成対象領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、
    を備えた液滴吐出装置。
  4. 少なくとも黒色以外の色相の色材を含有するカラー液滴をノズルから吐出することによって、画像データの黒色以外の色相のカラー画素に応じたカラードットを記録媒体に記録するカラー液滴吐出ヘッドと、
    前記カラー液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置本体において記録する画像の第1の画像データと、液滴吐出装置本体において記録する対象外の画像の第2の画像データと、を含む画像データを取得する取得手段と、
    前記カラー液滴吐出ヘッドのノズルについて、前記第1の画像データに基づいたカラー液滴吐出とは異なる予備吐出が必要であるか否かを判別する判別手段と、
    前記第2の画像データに基づいて前記記録媒体に形成される黒色画像の形成対象領域を検知する検知手段と、
    前記判別手段によって予備吐出が必要であると判別されたときに、前記検知手段によって検知された黒色画像の形成対象領域に、前記予備吐出が必要であると判別されたノズルからカラー液滴が吐出されるように前記カラー液滴吐出ヘッドを制御する制御手段と、
    を備えた液滴吐出装置と、
    前記液滴吐出装置とは異なる記録方法により、前記第2の画像データの画像を形成する記録装置と、
    を備え、
    前記記録媒体は、連続的に前記記録装置と前記液滴吐出装置の間を搬送され、前記黒色画像は前記記録装置により形成される記録システム。
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