JP2016135119A - 釣竿用竿先保護具及びこれを備える釣竿 - Google Patents

釣竿用竿先保護具及びこれを備える釣竿 Download PDF

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Abstract

【課題】収縮した振出式の釣竿用竿先保護具及びこれを備える釣竿を提供する。【解決手段】この釣竿用竿先保護具は、筒状体110と、筒状体110の内面に一体に形成されたリブと、リブの前方で筒状体110に開いているスリット130とを備える。釣竿は、その先端から筒状体110の後端の挿入口111Iを通じて筒状体110の内部に挿入される。リブは、釣竿200のガイドのうち一部の通過を許容するが、残りの一部が係止されるガイド通過溝を備える。ガイド通過溝は、筒状体110の長手方向に延長して筒状体110の前端側に小さくなる幅を有する。スリット130は、ガイド通過溝の前端での幅より大きい幅を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、釣竿用竿先保護具及びこれを備える釣竿に関するものである。
振出式釣竿(telescopic fishing rod)は、順次に嵌められる複数の竿管を備えてその長手方向において伸縮可能である。収縮した振出式釣竿の先端部分に位置する竿と釣り糸ガイドを保護するために、釣竿用竿先保護具が釣竿に取り付けられる。釣竿用竿先保護具は、収縮した振出式釣竿の先端部分に位置する竿と釣り糸ガイドを収容するように形成されている。
特許第2791632号(特許文献1)は、釣り糸ガイドが係止されるガイド係止部が内部に配置される釣竿用竿先保護具を提案する。図1は、上記特許文献1に開示される従来技術の釣竿用竿先保護具と振出式釣竿の一例を示す。図1を参照すると、釣竿用竿先保護具10の本体11の内部に釣竿20の釣り糸ガイドのうち一部が係止されるガイド係止部12が配置される。釣竿20をその先端から本体11に挿入すると、2番竿22の固定ガイド22aと遊動ガイド22bはガイド係止部12を通過してガイド係止部12の前方で本体11の内部に収容される。ガイド係止部12は、2番竿の遊動ガイド22Bが通過できる大きさになっている通路を有し、3番竿の固定ガイド23aはガイド係止部12を通過できずガイド係止部12に係止されることになる。ガイド係止部12の前方で本体11の幅がガイド係止部12の上記通路の幅より大きいため、釣竿用竿先保護具10に過度な負荷がかかる場合、3番竿の固定ガイド23aがガイド係止部12を過ぎて前方に移動してガイド係止部12の前方で本体11内に収容されるので、3番竿の固定ガイド23aが本体11の内部に挟まらない。
特許第2791632号
振出式の釣竿用竿先保護具は、収縮した振出式釣竿の先端部分を保護するだけでなく、釣り糸ガイドの挟まりを防止して釣竿から容易に分離されるように設計されなければならない。また、振出式の釣竿用竿先保護具は高い生産性と低い製造原価で製造され得るように簡単な構造を有するように設計されなければならない。しかし、図1に示す従来技術の釣竿用竿先保護具10は、本体11とは別個に設けられたガイド係止部12が本体11に接着または嵌合によって結合されている。このような従来技術の釣竿用竿先保護具10は、別個に設けられなければならないガイド係止部12によって製造原価の節減と高い生産性を達成できない。また、釣竿20または釣竿用竿先保護具10に過度な負荷がかかってガイド係止部12の幅よりも大きい釣り糸ガイドがガイド係止部12を乗り越えて前方へ移動してしまったり、ガイド係止部12に挟まって固着してしまった場合、ガイド係止部12の前方で釣竿20の穂先竿が湾曲するか湾曲した穂先竿によって釣り糸ガイド同士が接触するようになる。しかし、従来技術の釣竿用竿先保護具10は穂先竿の湾曲や釣り糸ガイド間の接触を解消できないように設計されているため、釣竿20の損傷を誘発し得る。このように、従来技術の釣竿用竿先保護具は、収縮した釣竿20の先端部分をある程度保護できるが、複雑な構造に設計されており、その内部で発生し得る穂先竿の湾曲または釣り糸ガイド間の接触には対処できないように設計されている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するために創案されたものであって、単純な構造で釣り糸ガイドの係止を達成し、釣り糸ガイドの挟まりを防止する釣竿用竿先保護具を提供する。
また、本発明は、穂先竿の湾曲と釣り糸ガイド間の接触の解消を可能にする釣竿用竿先保護具を提供する。
本発明の一側面によると、収縮した振出式の釣竿に用いられる釣竿用竿先保護具が提供される。一実施例において、釣竿用竿先保護具は、筒状体と、上記筒状体の内面に一体に形成されるリブと、上記リブの前方で上記筒状体に開いているスリットとを含む。上記筒状体は、前端と長手方向において上記前端の反対側に位置する後端と上記後端に上記釣竿が先端から挿入される挿入口とを有する。上記リブは、上記釣竿の釣り糸ガイドのうち一部が係止されるガイド通過溝を備える。上記ガイド通過溝は、上記筒状体の長手方向に延長して上記筒状体の前端側に小さくなる幅を有する。上記スリットは、少なくとも後端で上記ガイド通過溝の前端での幅より大きい幅を有する。上記ガイド通過溝の前端が位置する上記リブの前端面が上記スリットの後端に位置する。上記釣り糸ガイドは上記スリットの上方で上記筒状体の内側に収容される。
一実施例において、上記リブの前端面は、上記筒状体の内面に垂直であり得る。上記リブの前端面は、テーパー形状を有し、上記スリットの後端より上方に向かって上記筒状体の前端側に傾斜し得る。上記リブの上端面は、上記筒状体の後端側に狭くなり得る。
一実施例において、上記保護具は、上記スリットの一部または全部を覆うように上記筒状体に除去可能に取り付けられるスリットカバーをさらに含む。
本発明の他の側面は、前述した実施例の釣竿用竿先保護具を備える釣竿を提供する。
実施例による釣竿用竿先保護具によれば、釣竿のガイドが係止されるリブが筒状体の内面に一体となって、簡単な構造でガイドの係止を達成し、釣竿用竿先保護具の生産性を向上させてその製造原価を節減させる。また、筒状体でリブの前に設けられたスリットを通じて、過度な負荷がかかる時に発生する穂先竿の湾曲またはこのような湾曲による釣り糸ガイド間の接触を解消することができる。
従来技術の釣竿用竿先保護具を示す図である。 一実施例の釣竿とそれに取り付けられた釣竿用竿先保護具を示す図である。 一実施例の釣竿用竿先保護具を示す側面図である。 図3に示す釣竿用竿先保護具の下方斜視図である。 図3に示す釣竿用竿先保護具の底面図である。 図3のVI−VI線に沿った断面図である。 図3のVII−VII線に沿った断面図である。 図3のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図5のIX−IX線に沿った断面図である。 図3に示す釣竿用竿先保護具を示す斜視図であって、図5のIX−IX線に沿った断面を示す図である。 図10のA部分の拡大図である。 図11と類似の図であって、リブの前端面の他の例を示す図である。 一実施例の釣竿用竿先保護具にスリットが形成される一例を示す斜視図である。 図3に示す釣竿用竿先保護具が一実施例の釣竿に取り付けられたものを示す図である。 図14と類似の図であって、釣竿用竿先保護具に負荷がかかって収縮した釣竿の先端部分が撓む例を示す図である。 他の実施例の釣竿用竿先保護具を示す下方斜視図である。 図16に示す釣竿用竿先保護具を示す側面図であって、スリットカバーが分離されているものを示す図である。
以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
添付の図面を参照して、釣竿用竿先保護具とこれを備える釣竿の実施例を説明する。図面において同一の参照番号は、同一または対応する要素または部品を指す。本明細書で用いる「前方」、「前」等の方向指示語は、釣竿の先端に向かう方向(図2で符号TDで示した方向)を意味し、「後方」、「後」等の方向指示語は、釣竿の後端に向かう方向(図2で符号BDで示した方向)を意味する。
一実施例による釣竿が図2に示されている。図2に示す釣竿200は、複数の竿管を備え、1つの竿管がその次に位置してさらに大きい外径を有する竿管の内部に嵌められるテレスコピック(telescopic)方式で複数の竿管が結合されている振出式釣竿である。図2は、釣竿200が収縮していることを示す。
この実施例において、釣竿200は、その先端に位置する穂先竿211(穂先竿は、当該分野において1番竿として参照され得る)と、穂先竿211から後端側に順次に2番竿212、3番竿213、4番竿214、5番竿215及び元竿216を備える。元竿216は、使用者がつかめる部分として機能する。元竿216には、リールシート(図示せず)が取り付けられ、上記リールシートには、釣り糸(図示せず)が巻かれたリール(図示せず)が装着され得る。また、釣竿200は、上記リールから放出されるか上記リールに巻かれる釣り糸を案内するための複数の釣り糸ガイドを備える。上記釣り糸ガイドは、各竿に取り付けられて固定される固定ガイドと各竿に沿ってスライド可能なまたは回転可能な遊動ガイドを含む。この実施例において、前述した固定ガイドの例として、釣竿200は、穂先竿211の先端に取り付けられたトップガイド221と、2番竿212の先端に取り付けられた固定ガイド222と、3番竿213の先端に取り付けられた固定ガイド223と、4番竿214の先端に取り付けられた固定ガイド224と、5番竿215の先端に取り付けられた固定ガイド225とを備える。前述した遊動ガイドの例として、釣竿200は、穂先竿211の中間に配置される遊動ガイド231と、3番竿213の中間に配置された遊動ガイド233とを備える。また、釣竿200は、釣竿200の各竿、トップガイド221、固定ガイド222、223、224、225及び遊動ガイド231、233を保護する釣竿用竿先保護具100を備える。
図2乃至図15は、釣竿200に取り付けられる釣竿用竿先保護具(以下、簡単に保護具という)の一実施例を示す。一実施例の釣竿用竿先保護具100は、収縮状態の釣竿200に除去(着脱)可能に取り付けられて、少なくとも収縮状態の釣竿200の先端部分及びガイドを保護する。
釣竿用竿先保護具100は、収縮状態の釣竿200の一部(例えば、釣竿200の穂先竿211乃至5番竿215、釣竿200の各竿に位置するガイドなど)が挿入される筒状体110を備える。筒状体110が収縮状態の釣竿200の先端部分及びガイドを取り囲むように釣竿用竿先保護具100が釣竿200に取り付けられて釣竿200を保護する。一例として、筒状体110は、プラスチック材料を射出成形して製造される。
図2に示すように、収縮状態の釣竿200を側面から見ると、ガイドのサイズが釣竿200の先端に行くほど小さくなる。図9及び図10に示すように、筒状体110は、このようなガイドをその中に遊びを持って収容できるように形成される。筒状体110はその前端111F側に内部空間の横断面積が減少する略漏斗状に形成されている。即ち、筒状体110の縦断面において、筒状体110の内部空間の形状は後端から前端側に高さが減少する形状になり得る。筒状体110の前端111F側に横断面積が減少する筒状体110の内部空間が収縮状態の釣竿200の先端部分及びガイドを収容する収容部112を形成する。筒状体110の前端111Fは閉鎖されている。筒状体110の長手方向において前端111Fの反対側に位置する後端111Rは開放され、釣竿200がその先端から挿入される挿入口111Iを形成する。また、筒状体110は筒状体110の後端111Rから後方に延長する取付部113を備える。取付部113は、V字型、略半円形またはU字型などの横断面形状を有し、釣竿用竿先保護具100が釣竿200に取り付けられる時、例えば、釣竿200の元竿216と締め付けられる。また、この実施例において、筒状体110は、前端111Fの前面に取り付けられたクッション部材114を備える。
筒状体110の収容部112は、筒状体110の前方に位置する前方収容部112Fと、前方収容部112Fと挿入口111Iの間に位置する後方収容部112Rを含む。前方収容部112Fと後方収容部112Rは、後述するリブ120の前端面123Fを境界として区分され得る。前方収容部112Fと後方収容部112Rは、筒状体110の内部空間の横断面積が筒状体110の前端111F側に減少するように形成されている。
釣竿用竿先保護具100は、釣竿200の釣り糸ガイドのうち一部(例えば、釣竿200の固定ガイド213及びそれ以降の後端側に位置するガイド)が係止されるリブ120を備える。リブ120は、筒状体110の内側下方に後方収容部112Rの領域に位置して前方収容部112Fの後端に接している。また、リブ120は、筒状体110の内面111Sに一体に形成されている。従って、リブ120は、後方収容部112Rの領域で筒状体110の内面111Sから突出している。リブ120の下面123Bが後方収容部112Rでの筒状体110の下面の一部となる。リブ120の前端面123Fは、筒状体110の内面111Sに略垂直である。他の例として、図12に示すように、リブ120の前端面123Fは上側に狭くなるテーパー形状を有し、後述するスリット130の後端131より上方に向かって筒状体110の前端111F側に傾斜し得る。このようなリブ120の前端面123Fの形状により、筒状体110の内面において、前方収容部112Fとリブ120の間には、リブの前端面123Fにより段差面が形成される。
図6及び図7に示すように、リブ120は、その中央にガイド通過溝121を備える。釣竿用竿先保護具100を収縮状態の釣竿200に取り付ける時、釣竿200のガイドのうち一部がガイド通過溝121を通過する。ガイド通過溝121は、筒状体110の長手方向に延長するようにリブ120の中央に形成されている。ガイド通過溝121の前端は、リブ120の前端面123Fに位置する。図6乃至図8に示すように、ガイド通過溝121は、釣り糸ガイドの下部形状に合わせた半円形またはU字型の横断面形状を有する。また、ガイド通過溝121は、リブ120の前端面123Fまたは筒状体110の前端111F側に狭くなる。即ち、ガイド通過溝121は、リブ120の前端面123Fまたは筒状体110の前端111F側に減少する幅WRを有し、ガイド通過溝121の幅WRはリブ120の前端面123Fで最小となる。ガイド通過溝121の幅WRは、筒状体110の長手方向と直交する方向でのリブ120の上端面123Tの縁間の距離として定義され得る。このように、ガイド通過溝121がリブ120の前端面123F側に狭くなるので、リブ120の上端面123Tはリブ120の前端面123Fから筒状体110の後端側に狭くなる。
釣竿用竿先保護具100を収縮状態の釣竿200に取り付ける時、釣竿200のガイドのうち釣竿200の先端から後端側に所定のガイド(例えば、前述した実施例の釣竿200においてはトップガイド221、遊動ガイド231、固定ガイド222)がガイド通過溝121を通過するようにガイド通過溝121の大きさ(またはガイド通過溝121の幅)が定められている。しかし、釣竿200のガイドのうち、上記所定のガイドを除いたガイド(例えば、前述した実施例の釣竿200においては固定ガイド223、遊動ガイド233、固定ガイド224、固定ガイド225)は、ガイド通過溝121を通過できないようにガイド通過溝121の大きさ(またはガイド通過溝121の幅)が定められている。ガイド通過溝121を通過できない釣竿200のガイドは、ガイド通過溝121の表面に係止される。即ち、リブ120は、釣竿200のガイドが係止されるガイド係止面122を備え、ガイド係止面122は、ガイド通過溝121の内周面によって形成される。
釣竿用竿先保護具100は、リブ120の前方で筒状体110に開いているスリット130を備える。スリット130を通じて筒状体110の前方収容部112Fへの接近が許容される。スリット130は、筒状体110の前方収容部112Fの領域において筒状体110の下側に位置する。この実施例において、スリット130は、筒状体110の取付部113と同一側に形成されている。スリット130は、筒状体110の前端111Fからリブ120の前端面123Fまで筒状体110の長手方向に延長する。この実施例において、ガイド通過溝121の前端が位置するリブ120の前端面123Fがスリット130の後端に位置して、前端面123Fの下側縁がスリット130の後端131となる。
図5及び図8に示すように、スリット130の幅WSは、スリット130の全長にわたって一定であり得る。スリット130の幅WSは、筒状体110の長手方向と直交する方向でのスリット130の縁間の距離として定義され得る。または、スリット130の幅WSは、リブ120のガイド通過溝121の前端付近で(スリット130の後端131で)最大となり、筒状体110の前端111F側に減少し得る。即ち、スリット130の後端に位置するリブ120の前端面123Fが段差面を形成するので、スリット130は、少なくとも後端131でガイド通過溝121の前端での幅WRより大きい幅を有する。また、図5及び図8に示すように、スリット130は、釣竿用竿先保護具100を底面から見れば、長方形の形状を有し得る。他の例として、スリット130の形状は前端が丸い形状または前端側にテーパーされる形状を有し得る。図7及び図8に示すように、スリット130の上方で筒状体110の対向する内面111Sは平らである。図14に示すように、釣竿用竿先保護具100が釣竿200に取り付けられると、穂先竿211のトップガイド221及び遊動ガイド231と2番竿212の固定ガイド222がスリット130の上方で前方収容部112Fに位置する。スリット130の幅WSがガイド通過溝121の前端での幅WRより大きいので、もし、ガイド通過溝121に係止されている釣竿200のガイドがガイド通過溝121を過ぎれば、このようなガイドは、スリット130の上方で前方収容部112Fに収容され得る。
少なくとも釣竿用竿先保護具100の筒状体110は、プラスチック材料を用いて射出成形によって製造され、この射出成形時にスリット130が筒状体110に形成される。スリット130を筒状体110に形成するために、上記射出成形にはスリット130の形状に対応するスライドコア(slide core)が用いられる。例えば、図13に示すように、スライドコア132を用いてスリット130が筒状体110に形成され得、スライドコア132は、筒状体110を製造するための金型にスライド可能に装着される。
また、釣竿用竿先保護具100は、釣竿200の元竿216との締付けのための締付け手段140を備える。この実施例において、締付け手段140は、複数の孔141Hが形成された締付けバンド141と、締付けバンド141の孔141Hに嵌められる係止固定用ピン142を含む。係止固定用ピン142は、筒状体110の取付部113の下面から突出しており、締付けバンド141の基端部は係止固定用ピン142に隣接して筒状体110の取付部113に固定されている。締付けバンド141は、ゴムなどの弾性材料からなり得る。締付け手段140の他の例として、面ファスナのようなフックアンドループ(hook and loop)締付け手段が用いられる。
図14は、収縮した釣竿200をその先端から筒状体110の挿入口111Iを通じて筒状体110の内部空間に挿入して釣竿用竿先保護具100が釣竿200に取り付けられている一例を示す。収縮した釣竿200は、そのトップガイド221から筒状体110の挿入口111Iを通じて筒状体110の内部の収容部112に挿入される。収縮した釣竿200を筒状体110に挿入すれば、穂先竿211のトップガイド221及び遊動ガイド231と2番竿212の固定ガイド222はリブ120のガイド通過溝121を通過して筒状体110の前方収容部112F内に進入する。従って、トップガイド221、遊動ガイド231及び固定ガイド222はスリット130の上方で筒状体110の内側に収容される。しかし、3番竿213の先端に位置する固定ガイド223は、リブ120のガイド通過溝121より大きいサイズを有するので、リブ120のガイド通過溝121を通過できずガイド係止面122に係止されることになる。また、3番竿213の遊動ガイド233以降のガイドは、3番竿213の固定ガイド223がガイド係止面122に係止されているので、筒状体110の前方収容部112Fに進入できず後方収容部112Rに位置するようになる。
釣竿用竿先保護具100が取り付けられた釣竿200が筒状体110の前端から地面に落下するか、または釣竿用竿先保護具100が取り付けられた釣竿200の後端から釣竿用竿先保護具100側に衝撃が加えられる時に、筒状体110の前方収容部112Fに収容されている釣竿200の先端部分(例えば、穂先竿211と2番竿212)が前方収容部112F内で撓むこともあり、このような撓みによって穂先竿211と2番竿212のガイドが接触し得る。また、ガイド通過溝121のガイド係止面122に係止されていたガイド(例えば、3番竿213の固定ガイド223)が上記の落下または衝撃によりガイド通過溝121を過ぎて前方収容部112Fに入り得る。前述した落下または衝撃による負荷が釣竿200または釣竿用竿先保護具100に掛かって、釣竿200の先端部分が撓むか、またはガイドが接触したり係止されていたガイドが移動した例が図15に示されている。スリット130の幅WSがガイド通過溝121の前端での幅WRより大きいので、ガイド通過溝121を過ぎた3番竿213の固定ガイド223は前方収容部112Fに収容され得る。従って、前述した落下または衝撃によって釣竿200のガイドが筒状体110が内部に挟まることが防止され得る。また、図15に例示する状況が発生する時、使用者は筒状体110のスリット130を通じて指又はツールなどを用いて湾曲した釣竿200の先端部分を直してガイド間の接触を解除することができる。即ち、筒状体110のスリット130は、釣竿200の湾曲やガイド接触を解消するために、使用者が指又はツールなどを挿入できる空間として機能することができる。また、前述した落下または衝撃によって、ガイド通過溝121よりも大きい径を有する釣り糸ガイド(例えば、前述した実施例における3番竿213の固定ガイド223)がガイド係止面122に詰まってしまい固着してしまうこともある。この場合にも、使用者はスリット130を通じて指又はツールなどを筒状体110の内部に挿入して上記釣り糸ガイドの固着を解除することができる。
図16及び図17は、他の実施例の保護具を示す。図16及び図17に示す釣竿用竿先保護具100Aは、スリット130の一部または全体を覆うように構成されたスリットカバー150を備える。
スリットカバー150は、ゴムまたはプラスチック材料で形成され得る。この実施例において、スリットカバー150は、筒状体110の前端111Fとスリット130にわたって位置するように形成されており、スリットカバー150を側面から見ると、L字型を有する。スリットカバー150は、筒状体110のスリット130を覆うように筒状体110に除去可能に取り付けられる。一例として、スリットカバー150は、筒状体110に係止固定によって取り付けられ得る。この実施例において、筒状体110は、その前端111Fに係止固定用突起115とその下面に(例えば、リブ120の下面123Bに)固定用ピン116を有する。スリットカバー150は、その前端に係止固定用突起115が係止されるか嵌合される部分(図示せず)を有し、その後端に固定用ピン116が挿入される孔151を有する。また、スリットカバー150は、筒状体110に前述した係止固定用突起115と固定用ピン116を用いる方式とは異なる方式でも取り付けられ得る。
以上、本発明の実施例について説明したが、今回開示された実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100,100A 釣竿用竿先保護具、110 筒状体、111F 筒状体の前端、111R 筒状体の後端、111I 挿入口、112 収容部、112F 前方収容部、112R 後方収容部、113 取付部、114 クッション部材、115 係止固定用突起、116 固定用ピン、120 リブ、121 ガイド通過溝、122 ガイド係止面、123F 前端面、123T 上端面、123B 下端面、130 スリット、131 スリットの後端、132 スライドコア、140 締付け手段、141 締付けバンド、142 係止固定用ピン、150 スリットカバー、151 係止固定用孔、200 釣竿、211 穂先竿、212 2番竿、213 3番竿、214 4番竿、215 5番竿、216 元竿、221 トップガイド、222,223,224,225 固定ガイド、231,233 遊動ガイド、WR ガイド通過溝の幅、WS スリットの幅。

Claims (6)

  1. 収縮した振出式の釣竿に用いられる釣竿用竿先保護具であって、
    前端と、長手方向において前記前端の反対側に位置する後端と、前記後端に前記釣竿が先端から挿入される挿入口と、を有する筒状体と、
    前記筒状体の長手方向に延長して前記筒状体の前記前端側に小さくなる幅を有し前記釣竿の釣り糸ガイドのうち一部が係止されるガイド通過溝を備えて前記筒状体の内面に一体に形成されるリブと、
    前記リブの前方で前記筒状体に開いており、少なくとも前記後端で前記ガイド通過溝の前記前端での幅より大きい幅を有するスリットと、を含み、
    前記ガイド通過溝の前記前端が位置する前記リブの前記前端面が前記スリットの前記後端に位置し、
    前記釣り糸ガイドは前記スリットの上方で前記筒状体の内側に収容される、
    釣竿用竿先保護具。
  2. 前記リブの前記前端面は前記筒状体の内面に垂直である、請求項1に記載の釣竿用竿先保護具。
  3. 前記リブの前記前端面はテーパー形状を有し、前記スリットの前記後端より上方に向かって前記筒状体の前記前端側に傾斜する、請求項1に記載の釣竿用竿先保護具。
  4. 前記リブの上端面は前記筒状体の前記後端側に狭くなる、請求項1に記載の釣竿用竿先保護具。
  5. 前記スリットの一部または全部を覆うように前記筒状体に除去可能に取り付けられるスリットカバーをさらに含む、請求項1に記載の釣竿用竿先保護具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の釣竿用竿先保護具を備える釣竿。
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