JP2016135027A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電力変換装置による電力変換をより適切に実施できる制御装置を提供する。
【解決手段】直流電源とモータとの間に設けられ、第1スイッチング素子のスイッチング動作により電力変換を行う第1電力変換装置と、第2スイッチング素子のスイッチング動作により電力変換を行う第2電力変換装置とを備える電力変換システムに適用される制御装置は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子により電力変換をする際のオンオフの切替周波数が異なるか否かを判定し、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のオンオフの切替周波数が異なると判定した場合に、切替周波数の高いスイッチング素子のスイッチング速度を切替周波数が同じと判定した場合の基準速度よりも大きくし、切替周波数の低いスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度よりも小さくする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、半導体スイッチング素子のスイッチング動作により電力変換を行う電力変換装置に適用される制御装置に関する。
二次電池等からなる蓄電装置と交流モータとの間で電力変換を行う電力変換装置は、複数のスイッチング素子を有しており、その複数のスイッチング素子のオンオフを制御することで電力変換をする。このような、スイッチング素子のオンオフ制御は、PWM(Pulse Width Modulation)制御、矩形波制御などの制御方式で生成されたパルス状の指令信号に基づき生成した駆動信号を用いて行われる。PWM制御は、正弦波状の電圧信号と高周波のキャリア(搬送波)とを比較して、電圧信号がキャリアの絶対値以上となる領域でスイッチング素子をオンとするため、オン期間が一定周期で増減する指令信号が生成される。矩形波制御では、電圧信号の1周期につき1つのパルス状の指令信号が出力される。なお、PWM制御は、低回転域及び中回転域での制御に適しているとされ、矩形波制御は、PWM制御に比べて変調率が高いため、高出力・高回転域での制御に適しているとされる。
ところで、スイッチング素子がオンオフされる際にはスイッチング損失が発生する。スイッチング損失は、スイッチング素子のスイッチング速度を大きくすることで低減できることが知られている。しかし、スイッチング速度を大きくすると、スイッチング動作に伴う電流変化率が増加しサージ電圧の増大を招く。
そこで、特許文献1では、電力変換装置において、スイッチング動作で発生するサージ電圧が素子耐圧を超えないように、指令信号を生成する制御方式に応じてスイッチング速度を設定している。これにより、スイッチング素子をサージ電圧から保護しつつ、スイッチング損失の低減を図っている。
特開2012−95413号公報
直流電源と複数の交流モータとの間で電力変換を行う場合など、複数の電力変換装置を用いて電力変換を行う電力変換システムにおいては、電力変換装置のスイッチング動作で発生したサージ電圧が、他の電力変換装置に伝搬サージとして伝わる。この際、他の電力変換装置がスイッチング動作をしていると、自身のスイッチング動作で発生したサージ電圧に、伝搬サージが加えられることとなるため、素子耐圧を超えるおそれがある。しかし特許文献1においては、複数の電力変換装置による電力変換が行われる場合におけるこのような課題については示されていない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、複数の電力変換装置による電力変換をより適切に実施できる制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、直流電源(10)とモータ(11,12)との間に設けられ、第1スイッチング素子(Q1〜Q8)のスイッチング動作により電力変換を行う第1電力変換装置(20,30)と、第2スイッチング素子(Q1〜Q8)のスイッチング動作により電力変換を行う第2電力変換装置(20,40)を備える電力変換システムに適用され、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子により電力変換をする際のオンオフの切替周波数が異なるか否かを判定する判定手段(30)と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオンオフの切替周波数が異なると判定した場合に、切替周波数の高いスイッチング素子のスイッチング速度を前記切替周波数が同じと判定した場合の基準速度よりも大きくし、切替周波数の低いスイッチング素子のスイッチング速度を前記基準速度よりも小さくするスイッチング速度設定手段(30)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のオンオフの切替周波数が異なる場合に、切替周波数の高いスイッチング素子のスイッチング速度を、切替周波数が同じと判定した場合の基準速度よりも大きくし、切替周波数が低いスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度よりも小さくするようにした。この場合、切替周波数の低いスイッチング素子から切替周波数の高いスイッチング素子への伝搬サージを抑えることができ、その分、キャリア周波数が高いためにスイッチング損失の抑制の効果の高いスイッチング素子において、スイッチング速度をより一層高めることができる、その結果、電力変換システム全体におけるスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
電力変換装置の概略構成図。 ドライブICの説明図。 電力変換装置の配置図。 スイッチング速度設定の説明図。 スイッチング速度とサージ電圧との関係を示す図。 スイッチング速度設定の処理手順を示す図。 スイッチング速度設定をした場合の作用効果を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお本実施形態の制御装置は、交流のモータジェネレータ(以下、モータと称する)を備える電力変換システムに適用される。
図1において、電力変換システム100は、モータ11,12、直流電源10、電力変換装置としてのコンバータ20及びインバータ30,40、制御装置50、ドライブIC60を備えて構成されている。
モータ11,12は、3相同期型又は3相誘導型の交流のモータジェネレータである。モータ11は、エンジン(図示略)によって駆動される発電機や、エンジンを始動することが可能な回転電機として用いられる。モータ11の発電で得られる電力はモータ12の駆動や直流電源10の充電に用いることができる。また、モータ11の発電で得られる電力は車両に接続される外部機器へ供給できる。
モータ12は、車両の駆動輪(図示略)を駆動するためのトルクを発生する駆動用電動機として用いられる。モータ12は、回生時には電力を出力する発電機として機能する。
直流電源10は、高電圧電源であり、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの充放電可能な二次電池、キャパシタなどが用いられる。
コンバータ20は、モータ11,12の力行時には、直流電源10からの電圧を昇圧して、インバータ30,40へ供給する。モータ11,12の回生時には、モータ11,12の発電により発生した電圧(直流電圧に変換後の電圧)を降圧して、直流電源10を充電する。詳しくは、コンバータ20は、リアクトル21、スイッチング素子Q1,Q2、ダイオードD1,D2を備えている。スイッチング素子Q1,Q2は直列接続されている。ダイオードD1,D2は、各スイッチング素子Q1,Q2に対して、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すようにそれぞれ逆並列に接続されている。リアクトル21は、スイッチング素子Q1,Q2の間と、直流電源10に接続されている。
インバータ30は、コンバータ20とモータ11とに接続されている。インバータ40は、コンバータ20とモータ12とに接続されている。各インバータ30,40は、U相アーム、V相アーム、W相アームを備えている。各相アームは、2つずつ直列接続されたスイッチング素子Q3〜Q8と、各スイッチング素子に対してそれぞれ逆並列に接続されたダイオードD3〜D8を備えて構成されている。
詳しくは、U相アームは、スイッチング素子Q3,Q4及びダイオードD3,D4を備えている。V相アームは、スイッチング素子Q5,Q6及びダイオードD5,D6を備えている。W相アームは、スイッチング素子Q7,Q8及びダイオードD7,D8を備えている。以上の構成において、インバータ30の各相アームの中間点は、それぞれモータ11に接続されている。インバータ40の各相アームの中間点は、それぞれモータ12に接続されている。
電力変換装置を構成する各スイッチング素子Q1〜Q8には、IGBT素子が用いられる。これ以外にも各スイッチング素子Q1〜Q8には、MOS−FET、バイポーラトランジスタ等を用いてもよい。また各スイッチング素子Q1〜Q8には、各スイッチング素子Q1〜Q8の温度を検出する感温ダイオード(図示略)が設けられている。これらのコンバータ20、インバータ30,40の各電力変換装置は、図3に示すように同一の基板13上に実装されている。なお図3では、基板13上において、インバータ30を挟んで両側に、コンバータ20,インバータ40が実装されている。
制御装置50は、低電圧バッテリ(図示略)を電源とし、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御装置50は、モータ11,12の制御量をその指令値に制御すべく、コンバータ20、インバータ30,40の各スイッチング素子Q1〜Q8をオンオフ制御するためのパルス状の指令信号を生成する。
本実施形態では、各モータ11,12の制御量としてトルク指令値(以下、トルク指令値TRと称する)を使用し、トルク指令値TRから各電力変換装置のスイッチング素子Q1〜Q8のオンオフを制御するパルス状の指令信号を生成する。なお、トルク指令値TRは、車両の制御を統括する上位の制御装置(ECU)(図示略)から入力される。例えば上位ECUは、トルク指令値TRとして、正弦波状の電圧信号を出力する。
制御装置50は、コンバータ20の昇圧動作時には、スイッチング素子Q1のオン期間とスイッチング素子Q2のオン期間とを交互に切り替えるように指令信号を生成する。コンバータ20の降圧動作時には、スイッチング素子Q1のみをオンにする期間と、スイッチング素子Q1,Q2の両方をオフにする期間とを交互に繰り返すように指令信号を生成する。
また制御装置50は、各モータ11,12のトルク指令値TRが正となる力行時には、直流電圧を交流電圧に変換するように、インバータ30,40の各スイッチング素子Q3〜Q8のオンオフを制御する指令信号を生成する。また、モータ11,12のトルク指令値TRが負(<0)となる回生時には、モータ11,12が発電した交流電圧を直流電圧に変換するように、インバータ30,40の各スイッチング素子Q3〜Q8のオンオフを制御する指令信号を生成する。
また制御装置50は、モータ11,12の回転速度NMに応じて、コンバータ20,インバータ30,40における電力利用率を設定すべく、PWM制御及び矩形波制御のいずれかの制御方式を用いて、パルス状の指令信号を生成する。
PWM制御では、制御装置50は高周波のキャリア(搬送波)として、例えば三角波、鋸波、矩形波を出力する。そしてトルク指令値TRとしての正弦波状の電圧信号とキャリアとの電圧比較をすることでパルス状の指令信号を生成する。PWM制御は、主にモータ11,12の回転速度NMが低回転域及び中回転域の際に適用される。
矩形波制御では、制御装置50は、トルク指令値TRとしての正弦波状の電圧信号から、1制御周期内でオンオフ期間の比率が1対1となる矩形波1パルスを指令信号として生成する。矩形波制御は、PWM制御よりも電圧利用率が高いため、主にモータ11,12の回転速度NMが高出力・高回転域の際に適用される。
コンバータ20、インバータ30,40の各スイッチング素子Q1〜Q8には、ドライブIC60が接続されている。ドライブIC60は、1チップ化された半導体集積回路や低電圧電源を備えて構成されており、制御装置50から入力されたパルス状の指令信号から、各スイッチング素子Q1〜Q8のゲートを駆動するゲート駆動信号を生成したり、スイッチング素子Q1〜Q8の駆動状態を監視したりする。
各ドライブIC60と制御装置50との間の信号伝送は、インターフェース18を介して行われる。インターフェース18は、高電圧の直流電源10を備える高電圧システムと低電圧バッテリ(図示略)を備える低電圧システムとの間を電気的に絶縁することで、コンバータ20及びインバータ30,40に供給される高い駆動電圧(例えば数100V)から、制御装置50を保護するためのものであり、例えば、光絶縁素子(フォトカプラ)などが使用される。
ここでドライブIC60の構成について詳しく説明する。図2にスイッチング素子Q1に接続されるドライブIC60の例を示す。なお、他のスイッチング素子Q2〜Q8に接続されるドライブIC60の構成は、図2に示すスイッチング素子Q1のドライブIC60と同じであるため、ここでの図示は省略する。
各スイッチング素子Q1〜Q8に接続された個々のドライブIC60は、駆動信号生成部61、電圧検出部62、電流検出部63、温度検出部64、スイッチング速度設定部65を備えている。
各駆動信号生成部61は、制御装置50から入力されたパルス状の指令信号から各スイッチング素子Q1〜Q8のオンオフを制御するゲート駆動信号を出力する。すなわち各駆動信号生成部61は、パルス状の指令信号のオン期間では、スイッチング素子Q1〜Q8の駆動電圧(ゲート電圧Vg)を上昇させ、指令信号のオフ期間では、スイッチング素子Q1〜Q8の駆動電圧を低下させるようにゲート駆動信号を出力する。
各電圧検出部62は、各スイッチング素子Q1〜Q8の駆動電圧を検出する。例えば駆動電圧としてゲート電圧Vgを検出する。これ以外にもエミッタ‐コレクタ間の電圧Vce、図示を略す電流センス用の回路で検出されるセンス電圧Vsなどを駆動電圧として検出してもよい。各電流検出部63は、各スイッチング素子Q1〜Q8のエミッタ‐コレクタ間を流れるコレクタ電流Iceを検出する。各温度検出部64は、各スイッチング素子Q1〜Q8が備える感温ダイオードの検出温度を取得する。
各スイッチング速度設定部65は、各スイッチング素子Q1〜Q8のスイッチング速度を設定する。本実施形態のスイッチング速度設定部65は、2つの電力変換装置の制御方式が異なるか否かに応じて、各スイッチング素子Q1〜Q8のスイッチング速度を設定する。すなわちスイッチング速度設定部65は、2つの電力変換装置の制御方式が同じ場合には、それらの電力変換装置が備えるスイッチング素子のスイッチング速度を基準のスイッチング速度(以下、基準速度と称する)に設定する。一方、2つの電力変換装置の制御方式が異なる場合には、切替周波数が高い制御方式を使用する電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度よりも高める。一方、切替周波数が低い制御方式を使用する電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度よりも低くする。
すなわち、電力変換装置がスイッチング動作する際には、スイッチング損失が発生するが、スイッチング損失は、電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチング速度を大きくすることで低減できる。しかしスイッチング速度を大きくすると、スイッチング動作に伴う電流変化率が増加するためサージ電圧が増大する。
また、複数の電力変換装置が互いに電気的に接続されている構成では、一方の電力変換装置のスイッチング動作で発生したサージ電圧が、他の電力変換装置に伝搬サージとして伝達する。特に本実施形態のように、複数の電力変換装置が同一の基板上に実装されている場合にはその伝搬サージの影響が大きくなる懸念がある。
一方の電力変換装置で発生した伝搬サージが他の電力変換装置に伝搬した際、他の電力変換装置のスイッチング動作が行われていると、当該電力変換装置に、自身のスイッチング動作で発生した自己サージと、伝搬サージとが加えられることとなる。
例えば、インバータ30の電力変換で発生したサージ電圧が、伝搬サージとしてインバータ40に伝達する際、インバータ40がスイッチング動作していると、インバータ40には、自身のスイッチング動作で発生したサージ電圧(自己サージ)と、インバータ30の伝搬サージとが加えられることとなる。この場合、インバータ40において素子耐圧を超えないようにスイッチング速度を制限することが必要となるため、このことがスイッチング損失を低減する際の制約となる。なお、各電力変換装置の素子耐圧を高めることも想定されるが、この場合には装置が大型化する不都合が生じてしまう。
ところで、スイッチング速度を大きくすることによるスイッチング損失低減の効果は、スイッチング素子のオンオフの切替周波数が大きいほど高められる。そこで本実施形態のスイッチング速度設定部65は、2つの電力変換装置の切替周波数が異なること、すなわち制御方式が異なることを条件として、切替周波数が高いPWM制御を行う電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチング速度を大きくし、切替周波数が低い矩形制御を行う電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチング速度を抑える。
例えば図4に示すように、スイッチング速度設定部65は、2つの電力変換装置の制御方式が同じ場合には、それらの電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度V0に設定する。なお、図4において、基準速度V0は制御方式に関わらず一定値としている。一方、2つの電力変換装置の制御方式が異なっている場合には、PWM制御を行う電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度V0よりも大きいスイッチング速度V1に設定する。矩形波制御を行う電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度V0よりも小さいスイッチング速度V2に設定する。
このように、2つの電力変換装置の制御方式が異なる場合において、切替周波数の高い制御を行う電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を高め、切替周波数の低い制御を行う電力変換装置のスイッチング素子のスイッチング速度を抑えることで、切替周波数の低い電力変換装置から切替周波数の高い電力変換装置への伝搬サージを抑えることができる。そして伝搬サージの抑制分、切替周波数が高いためにスイッチング損失の抑制の効果の高い電力変換装置において、スイッチング速度をより一層高めることができる、その結果、電力変換システム全体におけるスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
ここで、スイッチング速度制御に伴うサージ電圧の変化について、図5を用いて説明する。図5において切替周波数の低い制御方式(矩形制御)で電力変換を行う電力変換装置をA、切替周波数の高い制御方式(PWM制御)で電力変換を行う電力変換装置をBとしている。また電力変換装置Aのスイッチング動作で発生する自己サージをA0、伝搬サージをA1、電力変換装置Bのスイッチング動作で発生する自己サージをB0、伝搬サージをB1として示している。
電力変換装置Aにおいて、スイッチング速度が、基準速度V0からスイッチング速度V1に低下すると自己サージA0が減少し、電力変換装置Aから電力変換装置Bへの伝搬サージA1が減少する。一方、電力変換装置Bにおいては、電力変換装置Bからの伝搬サージA1の減少により、素子耐圧VHに対する自己サージB0の許容分(図4のα)が増加する。そのため、電力変換装置Bにおいては、その自己サージB0の増加分に対応して、基準速度V0からスイッチング速度V1にスイッチング速度を高めることができ、その分、切替周波数の高い電力変換装置Bのスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
なお、電力変換装置Aのスイッチング速度V1を小さくすると、電力変換装置Aのスイッチング損失が増加することとなる。しかし切替周波数の低い電力変換装置Aによるスイッチング損失の増加分に比べて、切替周波数の高い電力変換装置Bのスイッチング損失の低減分の方が大きい。そのため、以上のように制御方式(切替周波数)に応じてスイッチング速度を設定することで、電力変換システム100全体のスイッチング損失を抑えることができる。
なお電力変換装置(スイッチング素子)が低温の場合には、スイッチング速度を高めたとしてもその損失抑制の効果は小さくなる傾向がある。そこで本実施形態では、電力変換装置(スイッチング素子)の温度が所定値未満(例えば0℃未満)に低い場合には、電力変換装置の制御方式が異なっていても、スイッチング速度設定部65による切替周波数に応じたスイッチング速度設定の処理を行わないようにする。この場合、スイッチング速度設定部65によるスイッチング速度設定の効果が高い場合に限定して処理を実施できる。
次に図6を用いて本実施形態におけるスイッチング速度制御の手順を説明する。なお図6では、インバータ30,40間のスイッチング速度制御の例を示している。また図6の処理は、制御装置50が所定周期で繰り返し実施する。
まず、インバータ30及びインバータ40の検出温度が所定値(例えば0℃)以上であるか否か、すなわち低温状態ではないか否かを判定する(S11)。本処理はインバータ30,40の各スイッチング素子Q3〜Q8に対応する温度検出部64の検出結果に基づき判定する。S11低温状態ではないと判定した場合には、インバータ30,40の制御方式が異なるか否かを判定する(S12)。本処理は、インバータ30,40の制御方式がPWM制御であるか、矩形波制御であるかに基づき判定する。S12で異なる制御方式であると判定した場合には、切替周波数の高いPWM制御を行うインバータのスイッチング速度V1に設定し、切替周波数の低い矩形波制御を行うインバータのスイッチング速度V2に設定する(S13)。S12で同じ制御方式であると判定した場合には、インバータ30,40の両方のスイッチング速度を基準速度V0に設定する。
なお図6では、インバータ30,40間におけるスイッチング速度制御を例示しているが、図6の処理は、コンバータ20とインバータ30間、またはコンバータ20とインバータ40間においても適用される。
次に上記処理の実行例について説明する。ここで図7(a)はスイッチング速度設定部65による処理を実施しない場合における電力変換システム全体のスイッチング損失Sの例である。図7(b)は、本実施形態のスイッチング速度設定部65による処理を実施する場合の電力変換システム100全体のスイッチング損失Sの例である。なお図7において、インバータ30のスイッチング損失S1,インバータ40のスイッチング損失S2としている。また、インバータ30の電力変換がPWM制御にて行われ、インバータ40の電力変換が矩形波制御で行われるとする。この場合、インバータ30のスイッチング速度V1,インバータ40のスイッチング速度V2に設定される。
この場合、インバータ40においては、スイッチング速度V1でスイッチング動作が行われることにより、基準速度V0でスイッチング動作が行われる場合と比べて、スイッチング損失S2がΔS2増加する。一方、インバータ30においては、スイッチング速度V2でスイッチング動作が行われることにより、基準速度V0でスイッチング動作が行われる場合と比べて、スイッチング損失S1がΔS1低減されることとなる。この場合、ΔS1>ΔS2であるため、電力変換システム100全体におけるスイッチング損失が低減される。
上記によれば以下の優れた効果を奏することができる。
・第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のオンオフの切替周波数が異なる場合に、切替周波数の高いスイッチング素子のスイッチング速度を、切替周波数が同じと判定した場合の基準速度よりも大きくし、切替周波数が低いスイッチング素子のスイッチング速度を基準速度よりも小さくするようにした。この場合、切替周波数の低いスイッチング素子から切替周波数の高いスイッチング素子への伝搬サージを抑えることができ、その分、キャリア周波数が高いためにスイッチング損失の抑制の効果の高いスイッチング素子において、スイッチング速度をより一層高めることができる。その結果、電力変換システム全体におけるスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
・第1電力変換装置と第2電力変換装置における電力変換の制御方式が、切替周波数が比較的に高いPWM制御と、切替周波数が比較的に低い矩形波制御のいずれかに設定される場合において、各電力変換装置における制御方式が異なる際に、制御方式がPWM制御の電力変換装置のスイッチング速度を基準速度よりも大きくし、制御方式が矩形波制御の電力変換装置のスイッチング速度を基準速度よりも小さくするようにした。この場合、矩形波制御が行われる電力変換装置からPWM制御が行われる電力変換装置への伝搬サージを抑えることができ、その分、スイッチング損失の抑制の効果の高いPWM制御が行われる電力変換装置におけるスイッチング速度をより一層高めることができる。その結果、電力変換システム全体におけるスイッチング損失の低減を図る効果を高めることができる。
・電力変換装置の温度が所定値未満の場合には、第1電力変換装置及び第2電力変換装置の切替周波数が異なるか否かに関わらず、切替周波数に応じたスイッチング速度の設定を実施しないこととした。そのため、電力変換装置の温度が所定値以上であり、電力変換システムにおけるスイッチング損失の低減効果の高い状況下に限定して、電力変換システム全体におけるスイッチング損失の低減を図ることができる。
・上記において、伝搬サージを考慮して、各コンバータ20、インバータ30,40に係る電圧が耐圧を超えないように制御することができる。その為、従来技術において、30,40間に設けられていた伝搬サージ抑制用のコンデンサの構成を省略することができ、電力変換システムにおける構成を簡略化できる。
本発明は、上記に限定されず以下のように実施することもできる。なお以下の説明において上記構成と同様の構成には同じ図番号を付し詳述は省略する。
・インバータ30,40における熱保護等のために、PWM制御におけるキャリア周波数が可変設定される場合がある。この場合、2つのインバータ30,40の制御方式がPWM制御で同じであったとしても、2つのインバータ30,40のキャリア周波数の差が大きくなることがある。そこで2つのインバータ30,40が同じPWM制御の場合において、キャリア周波数の差が所定以上に大きい場合に、キャリア周波数に応じてスイッチング速度が設定されるようにしてもよい。このように、2つの電力変換装置の制御方式が同じ場合においても、切替周波数の差が大きい場合に、切替周波数に応じてスイッチング速度が設定される場合、電力変換システム100全体のスイッチング損失を低減する効果をより高めることができる。
・上記において、同一の基板13上に実装されたコンバータ20,インバータ30,40の物理的な距離が近くなるほど、電力変換装置間の伝搬サージの伝わりやすさ(伝搬率)が大きくなる傾向がある。例えば図3において、コンバータ20とインバータ40の距離よりも、コンバータ20とインバータ30の距離が小さい場合、コンバータ20とインバータ40間の伝搬サージの伝搬率よりも、コンバータ20とインバータ30間の伝搬サージの伝搬率が高くなる。そこでこのような各電力変換装置間の伝搬サージの伝搬率を予め求め、当該伝搬率に応じて、電力変換装置ごとにスイッチング速度を設定してもよい。この場合、各スイッチング素子間における伝搬率を考慮して、スイッチング制御を行うことができ、よりスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
・上記の図4では、2つの電力変換装置の制御方式が異なる際、基準速度V0に対して、制御方式毎にスイッチング速度V1,V2を所定量(段階的に)増減する例を示した。これ以外にも、図4に示すように、切替周波数に応じてスイッチング速度Vaを連続的に変更することで、基準速度V0との差が切替周波数に応じて徐々に変更されるようにしてもよい。
・上記の図4では、制御方式及び切替周波数に関わらず基準速度V0が一定である例を示した。これ以外にも、基準速度V0が制御方式及び切替周波数に応じて変わる場合も想定される。この場合にも、2つの電力変換装置で制御方式や切替周波数が異なる際に、基準速度V0に対して、スイッチング速度が増加または減少されるようにすることで、上記と同じく電力変換システム100におけるスイッチング損失の低減を図ることができる。
・上記では、PWM制御と、矩形波制御の2つの制御方式でスイッチング速度を切り替える例を示したが、3つ以上の制御方式でスイッチング速度を切り替える場合にも適用可能である。例えばPWM制御と矩形波制御モードの中間の電力利用率を実現できる過変調PWM制御と、PWM制御及び矩形波制御で制御方式を切り替える場合にも上記処理を適用可能である。
・上記では、2つのモータが搭載された例を示したが、3つ以上のモータが搭載される電力変換システムにおいても本実施形態の構成を適用することで、上記と同様の効果を奏することができる。
・上記では、2つの電力変換装置間において、制御方式(切替周波数)が異なるか否かに基づいて、スイッチング速度を設定している。これ以外にも、個々のスイッチング素子ごとに制御方式(切替周波数)が異なるか否かを判定することにより、2つのスイッチング素子間でスイッチング速度を設定してもよい。この場合、同一の電力変換装置を構成するスイッチング素子同士が異なる制御方式(切替周波数)に基づき生成された指令信号で動作される場合において、2つのスイッチング素子間のスイッチング速度を調整することができ、電力変換システム100全体としてのスイッチング損失を低減する効果を高めることができる。
・上記の制御装置は、ハイブリッド自動車や、電気自動車等に搭載される電力変換システム等に適用される。
10…直流電源、11…モータ、12…モータ、20…コンバータ、30…インバータ、40…インバータ、50…制御装置、60…ドライブIC。

Claims (7)

  1. 直流電源(10)とモータ(11,12)との間に設けられ、第1スイッチング素子(Q1〜Q8)のスイッチング動作により電力変換を行う第1電力変換装置(20,30)と、第2スイッチング素子(Q1〜Q8)のスイッチング動作により電力変換を行う第2電力変換装置(20,40)を備える電力変換システムに適用され、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子により電力変換をする際のオンオフの切替周波数が異なるか否かを判定する判定手段(30)と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオンオフの切替周波数が異なると判定した場合に、切替周波数の高いスイッチング素子のスイッチング速度を前記切替周波数が同じと判定した場合の基準速度よりも大きくし、切替周波数の低いスイッチング素子のスイッチング速度を前記基準速度よりも小さくするスイッチング速度設定手段(30)と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記第1電力変換装置と前記第2電力変換装置における電力変換の制御方式が、前記切替周波数が比較的に高いPWM制御と、前記切替周波数が比較的に低い矩形波制御とで異なるか否かに基づいて、前記切替周波数が異なるか否かを判定するものであって、
    前記スイッチング速度設定手段は、前記第1電力変換装置及び前記第2電力変換装置の制御方式が異なる場合に、制御方式がPWM制御の電力変換装置のスイッチング速度を前記基準速度よりも大きくし、制御方式が矩形波制御の電力変換装置のスイッチング速度を前記基準速度よりも小さくする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1電力変換装置及び前記第2電力変換装置の温度が所定値未満であるか否かを判定する温度判定手段を備え、
    前記スイッチング速度設定手段は、前記第1電力変換装置及び前記第2電力変換装置の温度が所定値未満の際には、前記第1電力変換装置及び前記第2電力変換装置における電力変換の際の切替周波数が異なるか否かに関わらず、切替周波数に応じたスイッチング速度の設定を実施しない請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記スイッチング速度設定手段は、前記第1電力変換装置と前記第2電力変換装置との物理的な距離に基づき定められた伝搬サージの伝搬率に基づいてスイッチング速度を設定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記スイッチング速度設定手段は、前記切替周波数に応じて前記基準速度に対して前記スイッチング速度を連続的に又は段階的に変更する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記第1電力変換装置及び前記第2電力変換装置は、コンバータ(20)及びインバータ(30,40)のいずれかである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記モータは、発電用の第1モータ(11)と、走行用の第2モータ(12)とを備えており、
    前記スイッチング速度設定手段は、前記第2モータにおいて矩形波制御が実施されている際に、前記切替周波数に基づくスイッチング速度の設定を実施する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
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