JP2016134606A - 電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉、その熱風循環ユニット及びアタッチメント並びに基板加熱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱容量に大きな違いのある電子部品を搭載したプリント回路基板の半田付けのバラツキを改善する。【解決手段】熱風循環ユニット10は基板Wに搭載された電子部品160のうち熱容量の大きな電子部品160(La)に向けて延びる熱風ガイド筒14を有する。熱風ガイド筒14は、熱風を熱容量の大きな電子部品160(La)へ差し向ける。熱風循環ユニット10は熱風ガイド筒14の周囲に吸い込み筒20を更に有する。吸い込み筒20は熱風ガイド筒14から吐出された熱風を吸い込む機能を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉、その熱風循環ユニット及びアタッチメント並びに基板加熱方法に関する。
特許文献1は、プリント回路基板に搭載した部品を半田付けするのに熱風を使用するリフロー炉を開示している。本件明細書に添付の図5〜図8は、特許文献1の図面から抽出した図である。ここに添付の図5、図6は、特許文献1の図1、図2に対応している。また、図7、図8は、特許文献1の図4、図5に対応している。
図5を参照して、リフロー炉100は、真っ直ぐに伸びるトンネル102を有する。トンネル102は、仕切り壁104によって複数の部屋に仕切られている。図示の例では、リフロー炉100は、複数の加熱処理室を有する。具体的には、加熱処理室は、7つの予備加熱室106と、これに続く1つのリフロー半田付け室108とで構成されている。
電子部品を搭載したプリント回路基板Wは、コンベアチェーン110によって間欠的にトンネル102内を搬送される。すなわちコンベアチェーン110はワーク搬送路を形成する。複数の予備加熱室106はプリント回路基板Wを予備的に加熱する。リフロー半田付け室108は、予備加熱室106よりも高い温度に設定されている。プリント回路基板Wと電子部品との間に介装した半田はリフロー半田付け室108で溶融する。これにより、電子部品はプリント回路基板Wに半田付けされる。
リフロー炉100の冷却部112は、トンネル102から出たプリント回路基板Wを冷却するためにトンネル102の出口の近傍に配置されている。電子部品を搭載したプリント回路基板Wは冷却部112で冷却されることにより半田付けが完了する。
予備加熱室106及びリフロー半田付け室108の各々の部屋には、コンベアチェーン110で形成されるワーク搬送路を挟んで上下に熱風循環ユニット120U、120Dが配設されている。図中、参照符号122は電動モータであり、このモータ122によって熱風循環ユニット120に含まれる送風機124(図9)が駆動される。
図6の参照符号120Uは上方の熱風循環ユニットを示す。なお、予備加熱室106及びリフロー半田付け室108の各々の部屋には、上方熱風循環ユニット120Uに隣接して電気ヒータ126が配設されている。この電気ヒータ126は図5では図示を省略してある。
上方の熱風循環ユニット120Uと下方の熱風循環ユニット120Dの構成は実質的に同じであることから、これらを総称する参照符号120を使用して図6〜図8に基づいて熱風循環ユニット120を説明する。
熱風循環ユニット120は、第1ハーフユニット140と第2ハーフユニット142とで構成され、第2ハーフユニット142は第1ハーフユニット140に対して取り外し可能である。熱風循環ユニット120は、一対のアーチ状の導気部130を有している。
第1ハーフユニット140は、送風機124を内蔵した本体128を有し、この送風機124は前述したようにモータ122によって駆動される。送風機124は中心部分からエアを吸い込んで径方向外方にエアを吐出する。送風機124が吐出するエアは、本体128の両側面に夫々連結された一対の導気部130によってエア吹き出し部132に供給される。エア吹き出し部132は第2ハーフユニット142に形成されている。
図7は第2ハーフユニット142の斜視図である。図8は、第2ハーフユニット142を上下を反転して示す斜視図である。図7を参照して、第2ハーフユニット142は、上述した一対の導気部130の一部を構成する一対の下流ハーフ導気部144を有する。一対の下流ハーフ導気部144の下流端は、互いに平行に位置決めされた複数の吹き出し通路部146に連結されている。この複数の吹き出し通路部146には、一対の下流ハーフ導気部144を通じてエアが供給される。
なお、第1ハーフユニット140の上流ハーフ導気部148と、第2ハーフユニット142の下流ハーフ導気部144とを接続することにより、第1、第2のハーフユニット140、142が互いに連結される。
各吹き出し通路部146には、その長手方向に間隔を隔てて複数の吹き出し口150が形成されている(図8)。送風機124から各吹き出し通路部146に供給される熱風は、この複数の吹き出し口150からワーク搬送路に向けて吐出される。複数の吹き出し口150は同一の高さレベルに位置決めされている。
図7を参照して、隣接する2つの吹き出し通路部146の間には、複数の吸い込み口152が形成されている。各吸い込み口152は、ワーク搬送路が位置する加熱処理空間S1と、一対の導気部130で囲まれたエア回収空間S2とに開口している。すなわち、加熱処理空間S1とエア回収空間S2とは、同じ高さレベルに位置決めされた複数の吸い込み口152を通じて連通している。
図9は、図6に図示した熱風循環ユニット120の概略図である。図9を参照すると直ぐに理解できるように、予備加熱室106及びリフロー半田付け室108の各々に配設された電気ヒータ126(図6)によって加熱された雰囲気ガスは、熱風循環ユニット120の本体128の上下の面に形成された通気口154(図9)を通じて送風機124に吸い込まれる。そして、送風機124から吐出される熱風は、ワーク搬送路に向けて複数の吹き出し口150から吐出される。この熱風によって、プリント回路基板Wが加熱される。
その一方で、前述したように、熱風循環ユニット120の本体128の上下の面に形成された通気口154を通じて室内の熱いエアが送風機124によって吸い込まれ、そして送風機124から吹き出し口150に熱いエアが供給される。
本体128の下方の通気口154は、前述したように、一対の導気部130で囲まれたエア回収空間S2に開放している。複数の吹き出し通路部146の吹き出し口150から吐出された熱風は、プリント回路基板Wの加熱に使用される。また、熱い雰囲気ガスは、隣接する吹き出し通路部146間の吸い込み口152を通じてエア回収空間S2に吸い込まれる。
JP特開2002−134905公報
自動車産業ではハイブリッド自動車、電気自動車の普及が進んでいる。この種の自動車に搭載されるプリント回路基板は例えばコンデンサなど熱容量の大きな電子部品を含んでいる。
従来のリフロー炉では、熱風が同じ高さレベルから吐出されることからワーク搬送路の面を万遍なく加熱するのに適している。しかし、ワーク搬送路に位置決めされるプリント回路基板に搭載される複数の電子部品の中で熱容量が大きく違う電子部品が存在すると、熱容量の小さな部品は直ぐに加熱される一方で、熱容量の大きな電子部品は所定温度まで加熱するのに時間を要する。この時間差が各電子部品の半田付けのバラツキとなってしまう。
本発明の目的は、熱容量に大きな違いのある電子部品を搭載したプリント回路基板の半田付けのバラツキを改善することのできるリフロー炉、その熱風循環ユニット及びアタッチメント並びに基板加熱方法を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明の一つの観点によれば、
複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して前記電子部品を前記基板に半田付けするリフロー炉であって、
前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍まで延びる長さ寸法を有し、該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を吐出する熱風供給延長通路と、
該熱風供給延長通路の近傍に配置され、前記熱風供給延長通路から吐出された熱風を吸引する延長吸い込み通路とを有することを特徴とするリフロー炉を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明の第2の観点によれば、
複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉の加熱処理室のワーク搬送路の上方に設置される熱風循環ユニットであって、
前記ワーク搬送路に向けて熱風を吐出する複数の同じ高さレベルに位置決めされた第1の吹き出し口と、
前記加熱処理室の雰囲気ガスを吸い込む複数の同じ高さレベルに位置決めされた第1の吸い込み口と、
前記第1の吹き出し口よりも前記ワーク搬送路に接近した高さレベルであって且つ前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍の高さレベルに位置決めされて該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を吐出する第2の吹き出し口と、
該第2の吹き出し口に隣接して位置決めされ、前記熱容量の大きな電子部品の周囲の雰囲気ガスを吸い込む第2の吸い込み口とを有することを特徴とする熱風循環ユニットを提供することにより達成される。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記第2の吸い込み口は、前記熱容量の大きな電子部品の周囲の雰囲気ガスを強制的に吸い込む機能を有している。
上記の技術的課題は、本発明の他の観点によれば、
複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉の加熱処理室のワーク搬送路の上方に設置される熱風循環ユニットであって、該熱風循環ユニットは送風機を有し、該送風機が生成する熱風を前記基板に向けて吐出すると共に前記加熱処理室の雰囲気ガスを吸い込む熱風循環ユニットに脱着可能に装着されるアタッチメントであって、
前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍まで延び、該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を差し向ける熱風供給延長通路と、
該熱風供給延長通路の近傍に配置され、該熱風供給延長通路から吐出された熱風を吸引する延長吸い込み通路とを有するアタッチメントを提供することにより達成される。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記延長吸い込み通路は、前記熱容量の大きな電子部品の周囲の雰囲気ガスを強制的に吸引する機能を有している。
本発明の作用効果及び本発明の他の目的は、後の本発明の好ましい実施例の説明から明らかになろう。
第1実施例のリフロー炉の加熱処理室に設置される熱風循環ユニットの概念説明図である。 第2実施例のリフロー炉の加熱処理室に設置された熱風循環ユニットのアタッチメントの概念説明図である。 図2に図示のアタッチメントの分解図である。 図2に図示のアタッチメントの一部を拡大した部分拡大図である。 典型的なリフロー炉の全体構成図であり、特許文献1(JP特開2002−134905公報)の図1に対応する図である。 従来のリフロー炉の加熱処理室に設置された熱風循環ユニットを説明するための図であって、特許文献1の図2に対応する図である。 図6に図示の熱風循環ユニットに含まれる第2ハーフユニットの斜視図であって、特許文献1の図4に対応する図である。 図7に図示の第2ハーフユニットを上下反転させた図であって、特許文献1の図5に対応する図である。 特許文献1に記載のリフロー炉の説明図であって、図6に図示の熱風循環ユニットの概念説明図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、本発明の第1実施例のリフロー炉に含まれる熱風循環ユニット10の概略図である。実施例に含まれる熱風循環ユニット10の説明において、図5〜図9を参照した従来例と同じ要素には同じ参照符号を付すことによりその説明を省略する。
図1に図示の熱風循環ユニット10はワーク搬送路の上方に配置される。熱風循環ユニット10は、第1ハーフユニット140の上流ハーフ導気部148に、伸縮可能な例えば蛇腹12を有する。変形例として、蛇腹12の代わりにテレスコピック機構を備えた筒体であってもよい。第2ハーフユニット142は、従来と同様に、吹き出し通路部146に開口した吹き出し口150を備えている。また、第2ハーフユニット142は、隣接した吹き出し通路部146(図7)の間に形成された吸い込み口152(図7)を備えている。
第2ハーフユニット142は、プリント回路基板Wに搭載された電子部品160のうち熱容量の大きな電子部品160(La)に向けて延びる熱風ガイド筒14を有する。すなわち、熱風ガイド筒14は下方に向けて延びている。熱風ガイド筒14は、熱風を熱容量の大きな電子部品160(La)へ差し向ける「熱風供給延長通路」を形成する。
熱風ガイド筒14は、その下端部が、熱容量の大きな電子部品160(La)の上部を包囲することのできる長さL1を有しているのが好ましい。すなわち、熱風ガイド筒14の下端が、熱容量の大きな電子部品160(La)の上部と干渉する高さレベルとなるように、熱風ガイド筒14の長さL1を設定するのが好ましい。
勿論、熱風ガイド筒14は、その下端が、熱容量の大きな電子部品160(La)と干渉しない長さ寸法に設定してもよい。すなわち、熱風ガイド筒14の下端が、熱容量の大きな電子部品160(La)の上端と干渉しない且つ電子部品160(La)の上端の近傍の高さレベルとなるように、熱風ガイド筒14の長さL1を設定してもよい。
熱風ガイド筒14の下端部には、第2吹き出し口16が形成されている。熱風ガイド筒14には、吹き出し通路部146から吐出される熱風が供給され、この熱風は第2吹き出し口16から、熱容量の大きな電子部品160(La)に向けて吐出される。
第2ハーフユニット142は、熱風ガイド筒14の周囲に吸い込み筒20を更に有する。吸い込み筒20は、熱風ガイド筒14の周囲に「延長吸い込み通路」を形成する。
吸い込み筒20は、その下端を、上記第2吹き出し口16よりも更に基板Wに接近して位置決めできる長さL2を有しているのがよい。吸い込み筒20はその下端に第2吸い込み口22を有している。第2吸い込み口22は吸い込み筒20を通じてエア回収空間S2に連通している。好ましい態様として、吸い込み筒20は、図外の伸縮可能な導気部材によって本体128の通気口154に連結するのがよい。これにより、吸い込み筒20は、熱容量の大きな電子部品160(La)の周囲の熱風、つまり熱風ガイド筒14から吐出された熱風を吸い込む機能を備えることができる。
プリント回路基板Wが所定の位置に位置決めされると、これに同期して図外の昇降機構が駆動して、熱風循環ユニット10の第2ハーフユニット142が下方に変位する。そして、第2ハーフユニット142は図1に図示の高さレベルに位置決めされる。そして、図1に図示の状態でプリント回路基板Wの加熱処理が実行される。加熱処理が終わると、昇降機構が再び動作して、第2ハーフユニット142が待機位置まで上昇する。待機位置では、熱風ガイド筒14および吸い込み筒20が基板Wの電子部品160と干渉しない高さレベルに位置決めされる。第2ハーフユニット142が待機位置まで上昇すると、コンベアチェーン110が動作を開始する。
昇降機構による熱風循環ユニット10の下降位置の設定を自在にしてもよい。すなわち、熱風循環ユニット10は昇降機構によって下降するが、その停止位置を自在に設定できるようにしてもよい。これによれば、熱風循環ユニット10を下降停止させたときに、熱風ガイド筒14が熱容量の大きな電子部品160(La)と干渉する第1状態を作ることができる。また、熱風循環ユニット10を下降停止させたときに、熱風ガイド筒14が熱容量の大きな電子部品160(La)と干渉しない第2状態つまり熱風ガイド筒14が熱容量の大きな電子部品160(La)の上端近傍に位置する状態を作ることができる。
プリント回路基板Wに搭載された熱容量の大きな電子部品160(La)は、熱風ガイド筒14を通じて第2吹き出し口16から吐出される熱風で加熱される。そして、第2吹き出し口16から吐出された熱風は、熱容量の大きな電子部品160(La)の近傍に位置する第2吸い込み口22から吸い込み筒20を介してエア回収空間S2に吸引される。すなわち、熱容量の大きな電子部品160(La)の周囲の熱い雰囲気ガスが吸い込み筒20を介してエア回収空間S2に吸引される。これにより、熱容量の大きな電子部品160(La)の近傍に位置する比較的熱容量の小さな部品160に過度に熱風が当たるのを抑制することができる。
プリント回路基板Wに搭載された他の比較的熱容量の小さな部品160は、従来と同様に、同じ高さレベルに設定された吹き出し口150つまり吹き出し通路部146に開口した吹き出し口150から吐出される熱風で加熱される。また、従来と同様に、隣接する吹き出し通路部146間の吸い込み口152を通じて、熱い雰囲気ガスがエア回収空間S2に回収される。
図2は、第2実施例のリフロー炉に含まれる熱風吹き出し及び吸引アタッチメント30の概略図である。この第2実施例は、熱風循環ユニット120(図2では図示を省略してある)にアタッチメント30を付加した例を示す。アタッチメント30は、熱風循環ユニット120(図6)の下面つまりワーク搬送路と対抗する面に脱着可能に装着される。アタッチメント30は、熱容量の大きな電子部品160(La)の近傍で熱風を吐出する機能と、これを吸引する機能とを有している(図4)。
図3は、熱風吹き出し及び吸引アタッチメント30を分解して、その構成要素を説明するための図である。図3を参照して、熱風吹き出し及び吸引アタッチメント30は、熱風吹き出しノズルプレート32と、吸い込みダクト34と、吸い込みプレート36とで概略構成されている。
熱風吹き出しノズルプレート32は、ワーク搬送路に向けて延びる熱風ガイド筒40を有している。図4を参照して、この熱風ガイド筒40は、基板Wに搭載された電子部品160の熱容量の違いを考慮して、熱容量の大きな電子部品160(La)に対して長い熱風ガイド筒40(Long)が用意される。長い熱風ガイド筒40(Long)は、熱容量の大きな電子部品160(La)へ差し向ける「熱風供給延長通路」を形成する。
長い熱風ガイド筒40(Long)の長さ寸法は、これに対応した電子部品160の熱容量の違いに応じて調整してもよい。長い熱風ガイド筒40(Long)の開口の面積は、これに対応する電子部品160の平面視したときの大きさに対応して決定される。長い熱風ガイド筒40(Long)の下端はワーク搬送路に向けて開放している。そして、基板Wを加熱処理するときには、長い熱風ガイド筒40(Long)は、熱容量の大きな電子部品160(La)と干渉する位置又は熱容量の大きな電子部品160(La)の上端近傍に位置決めされる。
図3を参照して、吸い込みダクト34はダクト通路34aを有し、また、吸い込みダクト34の上下の壁面を貫通する貫通穴38を有する。図3において、参照符号38Uは、吸い込みダクト34の上方壁34bの貫通穴を示す。参照符号38Lは、吸い込みダクト34の下方壁34cの貫通穴を示す。吸い込みダクト34を熱風吹き出しノズルプレート32に組み付けたときには、熱風吹き出しノズルプレート32の熱風ガイド筒40が上下の貫通穴38に受け入れられる。
吸い込みダクト34は、伸縮可能な導気筒42を介して、熱風循環ユニット本体128の通気口154(図1)に連通している。したがって、吸い込みダクト34は、実質的に送風機124によって吸引される。
吸い込みプレート36は、長い熱風ガイド筒40(Long)を受け入れる吸い込み筒44と、それ以外の比較的に短い熱風ガイド筒40を受け入れる貫通穴50とを有している。吸い込み筒44は下方に開放している。吸い込み筒44の断面積は、長い熱風ガイド筒40(Long)の断面積よりも大きい。吸い込み筒44と長い熱風ガイド筒40(Long)との間の空間で延長吸い込み通路46が形成される(図4)。
吸い込みプレート36は吸い込みダクト34に例えばボルト・ナットを用いて取り付けられる。吸い込みプレート36を組み付けた状態において、吸い込み筒44の下端は、長い熱風ガイド筒40(Long)の下端と同じ高さレベルであってもよい。好ましくは、吸い込み筒44の下端は、長い熱風ガイド筒40(Long)の下端よりもワーク搬送路に向けて突出しているのが良い(図4)。
図4を参照して、吸い込み筒44と長い熱風ガイド筒40(Long)との間の延長吸い込み通路46は、長い熱風ガイド筒40(Long)の全周に亘って且つ長い熱風ガイド筒40(Long)の長さ方向に延びている。延長吸い込み通路46は吸い込みダクト34のダクト通路34aに連通している。また、相対的に短い熱風ガイド筒40と貫通穴50との間には隙間48を有する。この隙間48を通じて熱い雰囲気ガスが吸い込みダクト34の中に吸い込まれる。
プリント回路基板Wに搭載された比較的熱容量の小さな部品160は、比較的短い熱風ガイド筒40から吐出される熱風で加熱される。また、熱い雰囲気ガスは、上記隙間48を通じて吸い込みダクト34に吸引される。
熱容量の大きな電子部品160(La)は、長い熱風ガイド筒40(Long)から吐出される熱風で加熱される。そして、熱容量の大きな電子部品160(La)の近傍の熱い雰囲気ガス、つまり長い熱風ガイド筒40(Long)から吐出される熱風は、長い熱風ガイド筒40(Long)の周囲に位置決めされた吸い込み筒44で形成される延長吸い込み通路46を通じて吸い込みダクト34に強制的に吸引される。
すなわち、熱容量の大きな電子部品160(La)の周囲の熱い雰囲気ガスは、延長吸い込み通路46を通じて強制的に吸引される。これにより、熱容量の大きな電子部品160(La)の近傍に位置する比較的熱容量の小さな部品160に過度に熱風が当たるのを抑制することができる。
前述したように、図5の予備加熱室106と、一つのリフロー半田付け室108を備えていると説明している。予備加熱室106とリフロー半田付け室108との違いは熱風の温度の設定の違いに過ぎない。したがって、特許文献1に開示のリフロー炉の使用形態として、複数のリフロー半田付け室108を設定することは可能である。また、特許文献1のリフロー炉は、トンネル102とは別に冷却部112を設置してあるが、これに代えて、トンネル102の下流部分に冷却室を設けても良いのは勿論である。
100 リフロー炉
106 予備加熱室(加熱処理室)
108 リフロー半田付け室(加熱処理室)
110 コンベアチェーン(ワーク搬送路)
124 送風機
126 電気ヒータ
140 第1ハーフユニット
142 第2ハーフユニット
10 第1実施例の熱風循環ユニット
12 蛇腹
14 熱風ガイド筒(熱風供給延長通路)
20 吸い込み筒(延長吸い込み通路)
30 熱風吹き出し及び吸引アタッチメント
34 吸い込みダクト
40(Long) 長い熱風ガイド筒(熱風供給延長通路)
44 吸い込み筒
46 延長吸い込み通路
160(La) 熱容量の大きな電子部品
W プリント回路基板

Claims (13)

  1. 複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して前記電子部品を前記基板に半田付けするリフロー炉であって、
    前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍まで延びる長さ寸法を有し、該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を吐出する熱風供給延長通路と、
    該熱風供給延長通路の近傍に配置され、前記熱風供給延長通路から吐出された熱風を吸引する延長吸い込み通路とを有することを特徴とするリフロー炉。
  2. 複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉の加熱処理室のワーク搬送路の上方に設置される熱風循環ユニットであって、
    前記ワーク搬送路に向けて熱風を吐出する複数の同じ高さレベルに位置決めされた第1の吹き出し口と、
    前記加熱処理室の雰囲気ガスを吸い込む複数の同じ高さレベルに位置決めされた第1の吸い込み口と、
    前記第1の吹き出し口よりも前記ワーク搬送路に接近した高さレベルであって且つ前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍の高さレベルに位置決めされて該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を吐出する第2の吹き出し口と、
    該第2の吹き出し口に隣接して位置決めされ、前記熱容量の大きな電子部品の周囲の雰囲気ガスを吸い込む第2の吸い込み口とを有することを特徴とする熱風循環ユニット。
  3. 前記第2の吸い込み口が、前記熱容量の大きな電子部品の周囲の雰囲気ガスを吸い込む機能を有する、請求項2に記載の熱風循環ユニット。
  4. 前記熱風循環ユニットが、
    送風機を内蔵した第1ハーフユニットと、
    前記第1、第2の吹き出し口及び前記第1、第2の吸い込み口を有する第2ハーフユニットとで構成され、
    前記第2ハーフユニットが前記第1ハーフユニットに対して脱着可能である、請求項2又は3に記載の熱風循環ユニット。
  5. 前記熱風循環ユニットが、前記第2ハーフユニットの高さレベルを上げ下げする昇降機構を更に有する、請求項4に記載に熱風循環ユニット。
  6. 前記第2ハーフユニットが、前記熱容量の大きな電子部品に向けて延び且つ前記第2の吹き出し口に熱風を供給する熱風供給延長通路と、該熱風供給延長通路に隣接して位置決めされ且つ前記第2の吸い込み口に通じる延長吸い込み通路とを有する請求項4又は5に記載の熱風循環ユニット。
  7. 前記熱風供給延長通路を形成する熱風ガイド筒と、
    前記延長吸い込み通路を形成する吸い込み筒とを有する、請求項6に記載の熱風循環ユニット。
  8. 複数の電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉の加熱処理室のワーク搬送路の上方に設置される熱風循環ユニットであって、該熱風循環ユニットは送風機を有し、該送風機が生成する熱風を前記基板に向けて吐出すると共に前記加熱処理室の雰囲気ガスを吸い込む熱風循環ユニットに脱着可能に装着されるアタッチメントであって、
    前記複数の電子部品のうち熱容量の大きな電子部品の少なくとも上端近傍まで延び、該熱容量の大きな電子部品に向けて熱風を差し向ける熱風供給延長通路と、
    該熱風供給延長通路の近傍に配置され、該熱風供給延長通路から吐出された熱風を吸引する延長吸い込み通路とを有するアタッチメント。
  9. 前記熱風供給延長通路を形成する熱風ガイド筒と、
    該熱風ガイド筒の周囲に配置され、前記延長吸い込み通路を形成する吸い込み筒とを有する、請求項8に記載のアタッチメント。
  10. 前記熱風ガイド筒が前記吸い込み筒によって包囲され、
    該吸い込み筒と前記熱風ガイド筒との間の空間で前記延長吸い込み通路が形成されている、請求項9に記載のアタッチメント。
  11. 前記熱風ガイド筒の下端が、前記基板を加熱処理するときに、前記熱容量の大きな電子部品と干渉する高さレベルに位置決めされる、請求項10に記載のアタッチメント。
  12. 前記吸い込み筒の下端が前記熱風ガイド筒の下端よりも低い高さレベルに位置決めされる、請求項11に記載のアタッチメント。
  13. 前記送風機によって吸引される吸い込みダクトを更に有し、
    該吸い込みダクトに前記延長吸い込み通路が連通している、請求項8に記載のアタッチメント。
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