JP2016134232A - 組電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】組電池の排気室を封止する構造において、電池から高温高圧のガスが排出されたときの封止状態を確保する。【解決手段】電池ホルダ14と排気室カバー26の間を封止する封止部材を、ベース48と封止リップ50および封止スポンジ32から構成する。ベース48と封止リップ50は一体に形成される。ベース48は、電池ホルダ14の下面に密着し、封止リップ50は、ベースから排気室カバー26に向けて延び、排気室カバー26に当接している。封止スポンジ32は、封止リップ50の外側に位置する。封止スポンジ32は、封止リップ50により排出ガスから保護される。排気室カバー26が変形したときには、封止スポンジ32がこれに追従し、封止状態が維持される。【選択図】図6
Description
本発明は、組電池に関し、特に電池を収めるケースの封止構造に関する。
複数の電池をケースに収めた組電池が知られている。下記特許文献1には、筐体(50)に電池を収め、蓋体(20)により蓋をした電池モジュール(100)が示されている。筐体と蓋体の間には配線基板(30)が配置され、蓋体と配線基板の間に、電池から排出されたガスを受けて所定の方向に導く排気室(24)が形成されている。配線基板は、蓋体と筐体に挟まれて保持されている。電池からガスが噴出した場合、ガスは排気室を介して外部と連通する開口部(26)から排出される。なお、( )内の符号は、特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態で用いられる符号とは関連しない。
電池から排出されたガスにより排気室内の圧力が高くなると、圧力によってケースが変形して封止が十分できなくなり排気室からガスが漏れる場合がある。また、排出されたガスは高温であるため、排気室の封止部分の耐熱性が低いと封止が十分できない場合がある。
本発明は、電池からガスが排出された場合の排気室の封止性を向上することを目的とする。
本発明に係る組電池は、複数の電池と、電池の一方の極が排気室に露出されるように各電池を収容する収容孔を有する電池ホルダと、電池ホルダとの間に排気室を画定する排気室カバーと、排気室を取り囲み、電池ホルダと排気室カバーの間を封止する封止部材とを有する。封止部材は、各電池の排気室に露出した極に接続されるバスバーと一体に成形される。さらに、封止部材は、電池ホルダに当接し、排気室を取り囲むベースと、ベースと一体であり、ベースから延びて排気室カバーに当接し、排気室を取り囲む封止リップと、ベースと排気室カバーに挟まれ、封止リップの外周側に封止リップを取り囲むよう配置される封止スポンジとを有する。
封止リップが、高温の排出ガスが封止スポンジに直接接触することを防ぎ、封止スポンジの損傷が抑制される。また、高圧の排出ガスによって排気室カバーが変形しても、この変形にスポンジが追従することで封止状態が確保される。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は本実施形態の組電池10の外観を示す概略斜視図であり、図2は要部構成の分解斜視図であり、図3は図1中のA−A線の位置で矢印Aの方向に見たときの断面図である。以下の説明において、上下左右、側方、手前、奥などの方向を表す語句は、特段の断りがない限り、説明に用いている図における方向を示し、組電池10が実際に設置される方向とは関連しない。
組電池10は複数の電池12を含む。電池12は略円柱形状であり、円柱の一端に正極が、また他端に負極が設けられている。この組電池10においては、電池12は、正極のある端を上にして配置されている。各電池12は、その下端部が電池ホルダ14に設けられた収容孔16に収容されて、電池ホルダ14に保持される。電池ホルダ14は略板形状であり、板平面に収容孔16が二次元的に配置されている。この実施形態では、収容孔16は、右手前から左奥に向けて延びる列が4列配置され、隣の列の収容孔16同士は、半ピッチずれて配置されている。各収容孔16は、電池12の円柱形状と嵌まり合う円筒形状であり、この円筒内に電池12が挿入され、電池ホルダ14に保持される。収容孔16の円筒中心軸線方向の長さは、保持した電池12がぐらつかないよう十分な長さとなっている。収容孔16は、電池ホルダ14を、その板厚方向において貫通しており、電池12の下端は下方に露出している。
電池ホルダ14に保持されて二次元的に配列された電池12全体の側方を囲うように側方カバー18が設けられている。側方カバー18は、その下端が電池ホルダ14の上面に当接した状態で、電池ホルダ14に固定されている。側方カバー18は、その上端近傍に天井板20を有する。天井板20には、配列された各電池12にそれぞれ対応する保持開口22が設けられている。保持開口22は、図3に示すように周縁に段が形成されており、段の部分が各電池12の上端の周縁に係合して、各電池12をその上端にて保持する。図では省略されているが、天井板20の上方には、電池12の正極同士を接続し、さらに外部回路と接続される正極バスバーが配置される。正極バスバーの接続片が、保持開口22を介して電池12の上端の正極に接触する。側方カバー18の上端は、上方カバー24で覆われている。正極バスバー(不図示)は、上方カバー24と、側方カバー18の天井板20との間に形成された空間内に配置されている。
電池ホルダ14の下方には排気室カバー26が配置され、電池ホルダ14と排気室カバー26の間に排気室28が形成される。電池ホルダ14と排気室カバー26は、負極バスバーモジュール30および封止スポンジ32を挟持している。負極バスバーモジュール30および封止スポンジ32によって、電池ホルダ14と排気室カバー26の間が封止される。負極バスバーモジュール30は、導体板により形成された負極バスバー34と、モールド成形されて負極バスバー34と一体となった樹脂部分36を含む。負極バスバーモジュール30には、配列された各電池12に対応する貫通開口38が設けられている。貫通開口38は個々の電池12に対して1個ずつが設けられ、対応する電池12の下端の面が排気室28に対して露出するようにしている。貫通開口38内には、負極バスバー34の一部である接続片40が位置し、対応する電池12の下端の負極に接触している。負極バスバーモジュール30には、更に排気開口42が設けられている。排気開口42は、電池12から排気室28内に排出されたガスを電池ホルダ14に設けられた排気通路44に送るための開口である。排気通路44は、その一端が電池ホルダ14の下面に開口し、他端が側面に開口している。電池12から排出されたガスは、排気室28から排気開口42および排気通路44を通って組電池10の外部に排出される。排気通路44から排出されたガスは、更に排気管またはダクト(不図示)によって適切な位置に導くようにすることができる。
上方カバー24、側方カバー18、電池ホルダ14、および排気室カバー26により複数の電池12を収容するケースが構成され、負極バスバーモジュール30および封止スポンジ32が排気室28を封止している。
図4および図5は、負極バスバーモジュール30の詳細構造を説明するための図である。図4は、負極バスバー34を示す平面図である。この実施形態では、負極バスバー34は3枚のバスバーセグメント34A,34B,34Cから構成され、電池12を3つの群に分けて各セグメントを直列することが可能である。負極バスバー34には、配列された電池12に対応して開口(バスバー開口46)が設けられている。バスバー開口46は、負極バスバーモジュール30が形成されたとき前述の貫通開口38になる。バスバー開口46内には、その縁から接続片40が延びている。図5は、負極バスバーモジュール30を示す図である。図4に示す負極バスバー34が樹脂モールドされて、導体の負極バスバー34と樹脂部分36が一体となった負極バスバーモジュール30が形成される。樹脂部分36は、図5において灰色で示された部分であり、負極バスバー34の少なくとも一方の面に積層されている。
負極バスバーモジュール30の周縁部分は、排気室28を取り囲み、同様に排気室28を取り囲む封止スポンジ32と共に、電池ホルダ14と排気室カバー26の間を封止する封止部材として機能する。
図6には、電池ホルダ14と排気室カバー26の間を封止構造の詳細が示されている。負極バスバーモジュール30の樹脂部分36は、電池ホルダ14側に位置するベース48と、ベース48から下方、つまり排気室カバー26に向けて延びる封止リップ50を有する。ベース48は、排気室28を側方から取り囲んでおり、また電池ホルダ14の下面に密着している。封止リップ50も、排気室28を側方から取り囲んでおり、排気室28の周囲を囲む壁となっている。また、封止リップ50の下端は排気室カバー26に当接しており、全周にわたって密着している。樹脂部分36は、電池ホルダ14および排気室カバー26との密着性を良好とするために軟質樹脂製とすることができる。
排気室カバー26の周縁は、上方に向けて曲げられており、これにより、樹脂部分36のベース48および封止リップ50と排気室カバー26により囲まれた空間が形成される。この空間内に封止スポンジ32が配置されている。封止スポンジ32は、封止リップ50を取り囲むように配置される。封止スポンジ32は、負極バスバーモジュール30と排気室カバー26に、圧縮された状態で挟持される。排気室カバー26は、板金等の薄板材で形成されており、たわみやすい。封止スポンジ32は、負極バスバーモジュール30の樹脂部分36よりも変形しやすく、排気室カバー26のたわみに追従して、これと密着し封止を行う。封止スポンジ32は多孔質材料であるが、個々の孔は独立しており、封止スポンジ32自身をガスが透過することは阻止する。
電池12から排気室28に噴出した排出ガスは、その一部が電池ホルダ14と排気室カバー26の間を封止する封止部材に向かう。封止リップ50は、この排出ガスが封止スポンジ32に直接吹きかかることを防ぐ。排出ガスは高温であり、封止スポンジ32に直接吹きかかると、封止スポンジ32が溶け、封止機能を果たせなくなることが考えられる。封止スポンジ32は、シリコーン発泡体などの耐熱性を有する材質とすることが好ましいが、これであっても、排出ガスに対して十分な耐熱性とは言えない場合がある。負極バスバーモジュール30の樹脂部分36の材質を封止スポンジ32より高い耐熱性を有するものとし、排出ガスをまず封止リップ50で受けることにより、封止スポンジ32の溶損を防止する。
また、排出ガスが排気室28内に噴出することにより、排気室28内が高圧になる場合がある。この圧力のため、排気室カバー26が下方に膨張して変形する。このとき、周縁部分でも、電池ホルダ14と排気室カバー26の間隔が広がるが、圧縮されていた封止スポンジ32が間隔の拡大に追従することにより封止状態が維持される。
排気室28に排出されたガスの圧力により排気室カバー26が変形しても、封止スポンジ32が変形に追従し、封止状態が確保される。また、封止リップ50が高温の排出ガスが直接封止スポンジ32に接触することを防ぎ、封止スポンジ32の溶損を防止する。これにより、電池12からガスが排出されたときに排気室28の封止状態を確保し、ガスが想定外のところに噴出することを防止する。
10 組電池、12 電池、14 電池ホルダ、16 収容孔、18 側方カバー、26 排気室カバー、28 排気室、30 負極バスバーモジュール(封止部材)、32 封止スポンジ(封止部材)、34 負極バスバー、36 樹脂部分、38 貫通開口、40 接続片、48 ベース、50 封止リップ。
Claims (1)
- 複数の電池と、
電池の一方の極が排気室に露出されるように各電池を収容する収容孔を有する電池ホルダと、
電池ホルダとの間に排気室を画定する排気室カバーと、
各電池の排気室に露出した極に接続されるバスバーと一体に成形され、排気室を取り囲み、電池ホルダと排気室カバーの間を封止する封止部材と、
を含む組電池であって、
封止部材は、
電池ホルダに当接し、排気室を取り囲むベースと、
ベースと一体であり、ベースから延びて排気室カバーに当接し、排気室を取り囲む封止リップと、
ベースと排気室カバーに挟まれ、封止リップの外周側に封止リップを取り囲むよう配置される封止スポンジと、
を有する、
組電池。
Priority Applications (1)
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2015
- 2015-01-16 JP JP2015006739A patent/JP2016134232A/ja active Pending
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