JP2016133113A - タービン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タービンのシール装置は、第1径方向隙間に面する動翼の径方向外面又は第2径方向隙間に面するロータの外周面に設けられるとともに流体の流れ方向にて上流を向き、動翼の径方向外面又はロータの外周面をロータの軸方向にて少なくとも2つの区画に区画する少なくとも1つの段差面と、囲繞部材又は静翼から少なくとも2つの区画に向かってそれぞれ突出するとともに少なくとも2つの区画とシール隙間を存してそれぞれ対向する少なくとも2つのシールフィンであって、ロータの軸方向にて少なくとも1つの段差面を跨いで延在する空洞を互いの間に形成する少なくとも2つのシールフィンと、流体の流れ方向にてシールフィンの下流面に設けられ、下流面に沿う流体の流れを剥離させるように構成された剥離促進部と、を有する。
【選択図】 図3
Description
例えば、特許文献1が開示する蒸気タービンのシール装置は、ブレードの先端部に設けられたステップ部と、構造体に設けられたシールフィンとを有している。ステップ部は、上流側に面する少なくとも1つの段差面を有して構造体側に突出し、シールフィンは、ステップ部に向かって延出し、ステップ部との間に微小隙間を形成する。
この蒸気タービンのシール装置では、シールフィンの上流側に剥離渦及び主渦が形成され、剥離渦の縮流効果によって、微小隙間を流れる蒸気漏洩が低減される。
一方、本発明者等は、現実には、空洞において周方向の速度変動(2次流れ)が発生して子午面内の流体の運動エネルギが低下し、主渦及び剥離渦が期待していたよりも弱くなることがあるとの知見を得た。そして、主渦や剥離渦の中心位置が周方向にうねり、渦構造が壊れてしまうことがあるとの知見を得た。更に、シールフィンがロータの径方向に対し傾斜している場合に、このような傾向が強くなるとの知見も得た。また、空洞に流入する流体の周方向速度の絶対速度が零に近い場合にも、このような傾向が強くなるとの知見も得た。
これらの知見に基づき、本発明者等は更に検討を重ね、シールフィン間の空洞の流れ場をロータの周方向に一様にすることが可能な構成を見出し、本発明を創作するに至った。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
ケーシングと、
前記ケーシングの内部を延びるロータと、
前記ロータに固定され且つ前記ロータの周方向に配列された複数の動翼と、
前記ケーシングに対し固定され、第1径方向隙間を存して前記複数の動翼を囲む囲繞部と、
前記ケーシングに対し固定されるとともに前記ロータの外周面との間に第2径方向隙間を存して前記ロータの周方向に配列された複数の静翼と
前記第1径方向隙間又は前記第2径方向隙間における流体の流れを制限可能なシール装置と、を備え、
前記シール装置は、
前記第1径方向隙間に面する前記動翼の径方向外面又は前記第2径方向隙間に面する前記ロータの外周面に設けられるとともに前記流体の流れ方向にて上流を向き、前記動翼の径方向外面又は前記ロータの外周面を前記ロータの軸方向にて少なくとも2つの区画に区画する少なくとも1つの段差面と、
前記囲繞部材又は前記静翼から前記少なくとも2つの区画に向かってそれぞれ突出するとともに前記少なくとも2つの区画とシール隙間を存してそれぞれ対向する少なくとも2つのシールフィンであって、前記ロータの軸方向にて前記少なくとも1つの段差面を跨いで延在する空洞を互いの間に形成する少なくとも2つのシールフィンと、
前記流体の流れ方向にて前記シールフィンの下流面に設けられ、前記下流面に沿う流体の流れを剥離させるように構成された剥離促進部と、
を有する。
前記ロータの軸方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記空洞の軸方向最遠方部までの距離をWとし、
前記ロータの径方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記空洞の径方向最遠方部までの距離をRとし、
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記ロータの軸方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記流体の流れの剥離を引き起こす前記剥離促進部の形状変化点までの距離をxとし、
前記ロータの径方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記剥離促進部の形状変化点までの距離をyとしたとき、次の2つの式:
0<x≦W/2
t≦y≦R/2
で示される関係がそれぞれ満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの突出方向を向いた後向き段差面によって構成されている。
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記後向き段差面の高さをhとしたとき、次式:
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に固定された線材よって構成されている。
上記構成(5)では、線材によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記線材の直径をφとしたとき、次式:
0.5≦φ/t≦10
で示される関係が満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面の根元側と先端側とが相互に異なる傾きで交わる折れ曲がり部によって構成されている。
上記構成(7)では、折れ曲がり部によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記折れ曲がり部にて前記シールフィンの下流面の根元側と先端側が相互に交わる角度は、7°以上45°以下である。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面から突出する突起によって構成されている。
上記構成(9)では、突起によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記シールフィンの下流面に沿った前記突起の長さをwとし、
前記シールフィンの下流面からの前記突起の突出高さをhとしたとき、以下の2つの式:
0.5≦w/t
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に開口する溝によって構成されている。
上記構成(11)では、溝によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記シールフィンの下流面に沿った前記溝の開口の幅をwとし、
前記溝の深さをhとしたとき、以下の2つの式:
h≦w
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に形成された凹部によって構成されている。
上記構成(13)では、凹部によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記凹部の壁面と前記シールフィンの先端側とが相互に交わる角度は7°以上である。
一方、シールフィンの下流面に沿ってシールフィンの先端に向かって流れる流体の流路幅が徐々に拡大している場合、下流面に沿って流れる流体の速度が徐々に低下する。流体の速度が低下すると、剥離点が定まらず、空洞内の周方向に圧力分布が生じやすくなる。そしてこの結果、周方向の2次流れが生じるという問題がある。
この点、上記構成(14)では、シールフィンの下流面に凹部を設けることによって、下流面に沿ってシールフィンの先端に向かって流れる流体の流路幅の拡大率を低下させることができ、流速の減少を抑制することができる。これにより、空洞内で周方向の不均一な圧力分布の発生が抑制されるので周方向の2次流れの発生が抑制され、空洞における主渦及び剥離渦の強さが低下することを防止することができる。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの突出方向とは反対側を向いた前向き段差面によって構成されている。
上記構成(15)では、前向き段差面によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記前向き段差面の高さをhとしたとき、次式:
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている。
前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの先端側が根元側よりも薄くなるように傾斜した傾斜面によって構成されている。
上記構成(17)では、傾斜面によって、シールフィンの下流面に沿う流体の流れを剥離させることができる。
前記傾斜面の傾斜角度は7°以上45°以下である。
前記シールフィンは、前記ロータの径方向に対し傾斜して延びている。
一方、シールフィンがロータの径方向に対して傾斜している場合、シールフィンの下流面に沿ってシールフィンの先端に向かって流れる流体の流路幅が徐々に拡大し、流体の速度が低下する。流体の速度が低下すると、剥離点が定まらず、空洞内の周方向に圧力分布が生じやすくなる。そしてこの結果、周方向の2次流れが生じるという問題がある。
更に、シールフィンがロータの径方向に対して傾斜していることで、空洞内のアスペクト比が大きくなり、空洞内の主渦が径方向に長い縦長形状になる。縦長形状の主渦は、真円形状に近づこうとする性質があるため、主渦の中心が変動しやすく、渦構造が不安定になりやすい。
この点、上記構成(19)では、剥離促進部によって剥離点を決定することで、子午面内における渦構造が安定するので、周方向の不均一な圧力分布の発生が抑制され、周方向の2次流れの発生が防止される。このため、シールフィンがロータの径方向に対して傾斜していることによる縮流効果増大のメリットを十分に享受することができ、漏れ流れを低減することができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、ロータ5と動翼22をまとめてロータアセンブリとも称する。
なお、複数の符号を括弧で括っている場合、図面には、括弧内の符号のみを付し、括弧の前の符号を付していない。括弧の前の符号は、括弧内の符号のうち1つ以上を指す場合に明細書中で用いるものとする。
つまり、区画108は、段差面102を介して連なっており、流体の流れ方向にて下流の区画108B,108Cは、上流の区画108A,108Bよりも、径方向にて外側に位置している。区画108B,108Cは、段差面102を有して区画108A,108Bから径方向に突出したステップ部109(109A,109B)によって構成されている。
つまり、区画208は、段差面202を介して連なっており、流体の流れ方向にて下流の区画208Aは、上流の区画208Bよりも、径方向にて外側に位置している。区画208Bは、段差面202を有して区画208Aから径方向に突出したステップ部209によって構成されている。
そして、上記構成では、シールフィン104,204の下流面114,214に設けられた剥離促進部106,206によって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れが剥離する剥離点SPが決定される。子午面内での剥離点SPの位置が決定されることで、剥離点SPの位置が周方向にばらつくことが防止され、シールフィン104,204間の空洞112,212における周方向の速度変動(2次流れ)が抑制される。この結果、空洞112,212の流れ場が周方向に一様になり、空洞112,212における主渦MV及び剥離渦CVの強化を図ることができ、縮流効果が向上し、シール隙間110,210を通じた漏れ流れを低減させることができる。
0<x≦W/2
t≦y≦R/2
で示される関係がそれぞれ満たされている。
なおシールフィン104,204の先端の厚さtは、シールフィン104,204の下流面114,214の先端での下流面114,214の接線と、当該接線と平行であって、シールフィン104,204の上流面の先端を通る平行線との間隔である。
また、形状変化点は、剥離促進部106,206において流体の流れの剥離を引き起こすような形状の変化点であり、多くの場合において剥離点SPと一致する。よって以下では、形状変化点を剥離点SPとも称する。
上記構成では、後向き段差面120,220によって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている。
上記構成では、線材122によって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
0.5≦φ/t≦10
で示される関係が満たされている。
上記構成では、折れ曲がり部124によって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
上記構成では、突起126Bによって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
0.5≦w/t
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている。
上記構成では、溝128Bによって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
h≦w
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている。
上記構成では、凹部130Bによって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
上記構成では、前向き段差面132Bによって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている。
上記構成では、シールフィン104,204がロータ5の径方向に対して傾斜していることで、縮流効果が大きくなり、シール隙間110,210を流れる流体の漏れ流れをより一層低減することができる。
上記構成では、傾斜面134によって、シールフィン104,204の下流面114,214に沿う流体の流れを剥離させることができる。
上記構成では、傾斜角度θが7°以上であることによって、流体の流れが傾斜面134の存在を感じることができ、傾斜面134にて流体の流れを確実に剥離させることができる。一方、角度が45°以下であることによって、剥離による圧力損失を抑制することができ、主渦MV及び剥離渦CVの強さが低下することを防止することができる。
例えば、シュラウド35はインテグラルシュラウドに限定されることはなく、ダイヤフラムを構成する内輪であってもよい。つまり、タービン1は、反動タービンに限定されることはなく、衝動タービンであってもよい。
また例えば、タービン1は、中圧蒸気タービンに限定されることはなく、高圧や低圧の蒸気タービンであってもよい。また、タービン1は、単流式であってもよい。更に、タービン1は、ガスタービンであってもよく、作動流体は蒸気に限定されることはない。
3 ケーシング(車室)
3a 蒸気入口
3b 蒸気出口
5 ロータ
7 ラジアル軸受
9 動翼列
13 翼環
14 翼環
16 静翼列
18 内部流路
20 静翼
22 動翼
23 発電機
24 翼溝
26 翼根部
27 翼本体(翼プロフィル部)
28 シュラウド(チップシュラウド部)
29 シール部材
30 径方向隙間(第1径方向隙間)
32 翼溝
33 翼根部
34 翼本体(翼プロフィル部)
35 シュラウド(ハブシュラウド部)
37 シール部材
40 径方向隙間(第2径方向隙間)
100 シール装置
102(102A,102B) 段差面
104(104A,104B,104C) シールフィン
106(106A,106B) 剥離促進部
108(108A,108B) 区画
109(109A,109B) ステップ部
110(110A,110B) シール隙間
112(112A,112B) 空洞
114(114A,114B) 下流面
120(120A,120B) 後向き段差面
122(122A,122B) 線材
124(124A,124B) 折れ曲がり部
126B 突起
128B 溝
130B 凹部
132B 前向き段差面
134(134A,134B) 傾斜面
200 シール装置
202 段差面
204(204A,204B) シールフィン
206 剥離促進部
208(208A,208B) 区画
209 ステップ部
210(210A,210B) シール隙間
212 空洞
214 下流面
MV 主渦
CV 剥離渦
SP 剥離点(形状変化点)
TP チップシールの下流面の先端
Claims (19)
- ケーシングと、
前記ケーシングの内部を延びるロータと、
前記ロータに固定され且つ前記ロータの周方向に配列された複数の動翼と、
前記ケーシングに対し固定され、第1径方向隙間を存して前記複数の動翼を囲む囲繞部と、
前記ケーシングに対し固定されるとともに前記ロータの外周面との間に第2径方向隙間を存して前記ロータの周方向に配列された複数の静翼と
前記第1径方向隙間又は前記第2径方向隙間における流体の流れを制限可能なシール装置と、を備え、
前記シール装置は、
前記第1径方向隙間に面する前記動翼の径方向外面又は前記第2径方向隙間に面する前記ロータの外周面に設けられるとともに前記流体の流れ方向にて上流を向き、前記動翼の径方向外面又は前記ロータの外周面を前記ロータの軸方向にて少なくとも2つの区画に区画する少なくとも1つの段差面と、
前記囲繞部材又は前記静翼から前記少なくとも2つの区画に向かってそれぞれ突出するとともに前記少なくとも2つの区画とシール隙間を存してそれぞれ対向する少なくとも2つのシールフィンであって、前記ロータの軸方向にて前記少なくとも1つの段差面を跨いで延在する空洞を互いの間に形成する少なくとも2つのシールフィンと、
前記流体の流れ方向にて前記シールフィンの下流面に設けられ、前記下流面に沿う流体の流れを剥離させるように構成された剥離促進部と、
を有する
ことを特徴とするタービン。 - 前記ロータの軸方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記空洞の軸方向最遠方部までの距離をWとし、
前記ロータの径方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記空洞の径方向最遠方部までの距離をRとし、
前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記ロータの軸方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記流体の流れの剥離を引き起こす前記剥離促進部の形状変化点までの距離をxとし、
前記ロータの径方向に沿った前記シールフィンの下流面の先端から前記剥離促進部の形状変化点までの距離をyとしたとき、次の2つの式:
0<x≦W/2
t≦y≦R/2
で示される関係がそれぞれ満たされている
ことを特徴とする請求項1に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの突出方向を向いた後向き段差面によって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記後向き段差面の高さをhとしたとき、次式:
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている
ことを特徴とする請求項3に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に固定された線材よって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記線材の直径をφとしたとき、次式:
0.5≦φ/t≦10
で示される関係が満たされている
ことを特徴とする請求項5に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面の根元側と先端側とが相互に異なる傾きで交わる折れ曲がり部によって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記折れ曲がり部にて前記シールフィンの下流面の根元側と先端側が相互に交わる角度は、7°以上45°以下である
ことを特徴とする請求項7に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面から突出する突起によって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記シールフィンの下流面に沿った前記突起の長さをwとし、
前記シールフィンの下流面からの前記突起の突出高さをhとしたとき、以下の2つの式:
0.5≦w/t
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている
ことを特徴とする請求項9に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に開口する溝によって構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のタービン。 - 前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記シールフィンの下流面に沿った前記溝の開口の幅をwとし、
前記溝の深さをhとしたとき、以下の2つの式:
h≦w
0.5≦h/t≦10
で示される関係がそれぞれ満たされている
ことを特徴とする請求項11に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に形成された凹部によって構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のタービン。 - 前記凹部の壁面と前記シールフィンの先端側とが相互に交わる角度は7°以上である
ことを特徴とする請求項13に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの突出方向とは反対側を向いた前向き段差面によって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記シールフィンの先端における厚さをtとし、
前記前向き段差面の高さをhとしたとき、次式:
0.5≦h/t≦10
で示される関係が満たされている
ことを特徴とする請求項15に記載のタービン。 - 前記剥離促進部は、前記シールフィンの下流面に設けられるとともに、前記シールフィンの先端側が根元側よりも薄くなるように傾斜した傾斜面によって構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。 - 前記傾斜面の傾斜角度は7°以上45°以下である
ことを特徴とする請求項17に記載のタービン。 - 前記シールフィンは、前記ロータの径方向に対し傾斜して延びている
ことを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項に記載のタービン。
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