JP2016133010A - 高圧ポンプ - Google Patents

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振一郎 越本
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Abstract

【課題】 燃料の吐出効率を向上する高圧ポンプを提供する。【解決手段】 高圧ポンプは、シリンダが有する加圧室に連通する吸入通路を形成する上ハウジング15、上ハウジング15の吸入通路に設けられ加圧室側と加圧室とは反対側とを連通する連通路431及びシート面432を有する弁座43、シート面432に当接すると連通路431と加圧室との間の燃料の流れを遮断しシート面432から離間すると連通路431と加圧室との間の燃料の流れを許容する吸入弁部材44、弁座43の加圧室側に設けられる有底筒状部材45、有底筒状部材45と吸入弁部材44との間に設けられ吸入弁部材44を弁座43側に付勢可能なスプリング49などを備える。有底筒状部材45は、弁座43とは別体に形成され吸入弁部材44の外縁部443と摺動可能な摺動部46を有し吸入弁部材44の移動を案内する。【選択図】 図4

Description

本発明は、高圧ポンプに関する。
従来、内燃機関に燃料を供給する燃料供給系統に設けられ、燃料を加圧する高圧ポンプが知られている。燃料タンクから汲み上げられ、高圧ポンプに供給された低圧燃料は、高圧ポンプが備えるプランジャの下降により加圧室に吸入され、プランジャの上昇により調量及び加圧される。高圧ポンプは、プランジャが上昇するとき、加圧室に吸入した燃料の一部を燃料供給側に戻す。これにより、高圧ポンプから内燃機関に加圧圧送される燃料の量が調節される。例えば、特許文献1には、プランジャが下降するとき開弁することで加圧室に燃料を供給し、プランジャが上昇を開始するときまたは上昇している途中に閉弁することで加圧室の燃料を加圧可能とする燃料供給部を備える高圧ポンプが記載されている。
特許5370792号明細書
高圧ポンプでは、加圧室に十分な量の燃料を供給するため弁座が複数のシート面を有するマルチシート型バルブを燃料供給部に用いる場合がある。マルチシート型バルブにおいて弁座の加圧室側と弁座の加圧室とは反対側とを遮断するとき、弁部材は弁座が有する複数のシート面のそれぞれに確実に当接する必要がある。しかしながら、燃料の漏れ経路が多いことから、燃料の圧力が高圧になると高圧下におけるシール性の低下による低速作動時の吐出効率の低下が問題となる。そこで、高圧下におけるシール性を向上するため、弁座の剛性を高くして弁座を変形しにくくする一方、弁部材の剛性を低くして弁部材が複数のシート面に沿って変形しやすいようにすることが有効である。
特許文献1に記載の高圧ポンプが備える燃料供給部では、弁座の加圧室側に弁部材の往復移動を案内するガイド部が弁座と一体となって設けられている。当該ガイド部は、高圧ポンプにおける体格上の制約から比較的薄く形成されるため、弁座の加圧室側の燃料が高圧になるとガイド部が変形するおそれがある。ガイド部が変形すると複数のシール面を有する弁座本体が変形するため、弁部材と弁座との当たりに不具合が発生し、シール性が低下する。このため、高圧ポンプにおける燃料の吐出効率が低下するおそれがある。
本発明の目的は、燃料の吐出効率を向上する高圧ポンプを提供することにある。
本発明は、高圧ポンプであって、往復移動可能なプランジャと、プランジャを往復移動可能に支持しプランジャが移動すると容積が変化する加圧室を有するシリンダと、加圧室に連通する連通路を形成する通路形成部材と、連通路に設けられ加圧室側と加圧室とは反対側とを連通し加圧室への燃料が流通する複数の燃料通路及び燃料通路の加圧室側の開口の周囲に形成される複数の弁座面を有する弁座と、弁座面に当接可能に設けられ弁座面に当接すると燃料通路と加圧室との間の燃料の流れを遮断し弁座面から離間すると燃料通路と加圧室との間の燃料の流れを許容する弁部材と、弁座の加圧室側に設けられ弁部材の外縁部と摺動可能な摺動部を有するガイド部材と、ガイド部材と弁部材との間に設けられ弁部材を弁座側に付勢可能な付勢部材と、加圧室で加圧された燃料を外部に吐出する燃料吐出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の高圧ポンプは、ガイド部材が弁座とは別体に形成されることを特徴とする。
本発明の高圧ポンプでは、ガイド部材は弁座とは別体に形成されている。これにより、燃料が高圧になった時に変形しやすい部位を弁座から除くことで弁座の剛性を高くし変形しにくくすることができる。したがって、本発明の高圧ポンプは、弁部材と弁座とが当接するときの弁部材と弁座とのシール性を向上し、燃料の吐出効率を向上することができる。
本発明の第一実施形態による高圧ポンプの断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV部拡大断面図である。 本発明の第一実施形態による高圧ポンプの吸入弁部が有する弁座の模式図である。 本発明の第一実施形態による高圧ポンプの吸入弁部が有する吸入弁部材の模式図である。 本発明の第一実施形態による高圧ポンプの吸入弁部が有する有底筒状部材の模式図である。 本発明の第二実施形態による高圧ポンプの吸入弁部の拡大断面図である。 本発明の第二実施形態による高圧ポンプの吸入弁部が有する吸入弁部材の模式図である。 本発明の第二実施形態による高圧ポンプの吸入弁部が有する有底筒状部材の模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による高圧ポンプを図1〜7に示す。高圧ポンプ1は、図示しない燃料タンクから供給される燃料を加圧し、この加圧した燃料を燃料レールに吐出する燃料ポンプである。高圧ポンプ1は、本体部10、燃料貯留部30、プランジャ部20、燃料吸入部38、及び、「燃料吐出部」としての燃料吐出リリーフ部60を備えている。以下の説明では、図1、2の上を「上」、図1、2の下を「下」として説明する。
本体部10は、下ハウジング11、シリンダ13、及び、「通路形成部材」としての上ハウジング15を有する。
下ハウジング11は、円筒状のシリンダ保持部111、シリンダ保持部111の下部から径外方向に突き出す環状のフランジ部112、フランジ部112から下方に突き出す円筒状のエンジン嵌合部113などを有する。
シリンダ保持部111は、圧入孔114を有する。圧入孔114には、後述するシリンダ13が圧入固定される。フランジ部112は、シリンダ保持部111とエンジン嵌合部113との間の位置に連通孔115を有する。連通孔115は、エンジン嵌合部113の内側の空間とフランジ部112の上側の空間とを連通する。
シリンダ13は、プランジャ21を摺動可能に支持する筒部131、筒部131の上端を塞ぐ底部132、シリンダ保持部111よりも下方で径外方向に突き出す環状の突起133などを有する。突起133は、フランジ部112に係合しシリンダ13の上方への移動を規制している。
シリンダ13は、筒部131の内壁と底部132の内壁とプランジャ21の上端面211とが区画形成する加圧室14を有する。加圧室14は、プランジャ21の往復移動により容積が変化する。筒部131は、加圧室14に連通する吸入孔141及び吐出孔142を有する。シリンダ13は、吸入孔141及び吐出孔142をプランジャ21の中心軸に対して対称の位置に有する。
上ハウジング15は、吸入孔141と吐出孔142とを結ぶ方向に長手状をなす直方体形状をなしている。上ハウジング15は、長手方向の中央に圧入孔151を有する。シリンダ13は、上ハウジング15の圧入孔151に圧入により固定されている。
上ハウジング15は、シリンダ13の吸入孔141に連通する「連通路」としての吸入通路152、吸入通路152と上ハウジング15の外側とを連通する複数の連通路153、シリンダ13の吐出孔142に連通する吐出通路154を有する。吸入通路152には、加圧室14が吸入する燃料が流通可能である。吐出通路154には、加圧室14が吐出する燃料が流通可能である。
プランジャ部20は、プランジャ21、オイルシールホルダ22、スプリングシート23及びプランジャスプリング24を有する。プランジャ部20は、往復移動によって容積が変化する加圧室14の燃料を加圧する。
プランジャ21は、大径部212及び小径部213を有する。大径部212は、シリンダ13内に筒部131の内壁と摺動可能に収容されている。小径部213は、大径部212から下方に延び、下端が図示しないタペットなどに当接可能である。タペットは、図示しないカムシャフトに取り付けられたカムに外面を当接させ、カムシャフトの回転によってカムプロファイルに応じて軸方向に往復移動する。
オイルシールホルダ22は、シリンダ13の下方に位置しプランジャ21の小径部213が挿通される筒状のシール保持部221、エンジン嵌合部113に固定されている固定部222などを有する。シール保持部221は、シール223を保持している。シール223は、径方向内側のテフロン(登録商標)リングと、径方向外側のOリングとからなり、小径部213の周囲の燃料油膜の厚さを調整する。また、シール保持部221の下方の端部には、オイルシール224が固定されている。オイルシール224は、小径部213周囲のオイル油膜の厚さを調整する。
スプリングシート23は、プランジャ21の下方の端部に固定されている。
プランジャスプリング24は、一端がスプリングシート23に係止され、他端がオイルシールホルダ22の固定部222に係止されている。プランジャスプリング24は、プランジャ21がタペットに当接するようにプランジャ21を付勢する。プランジャ部20は、カムシャフトの回転に応じてプランジャ21を往復移動させ、加圧室14の容積を変化させる。
燃料貯留部30は、カバー31、パルセーションダンパ33及び燃料インレット35を有する。燃料貯留部30は、燃料吸入部38に供給される燃料を一旦貯留する。
カバー31は、有底筒状の部材であって、カバー底部311及びカバー筒部312を有する。
カバー底部311は、カバー筒部312の上側の開口を塞いでいる。カバー筒部312の下側の端部は、フランジ部112の上側の端面に当接している。カバー31は、上ハウジング15及びシリンダ13の上部を収容している。
カバー筒部312は、周方向で互いに離間するよう形成されている嵌合孔313、314、315を有する。嵌合孔313の位置は吸入通路152に対応し、嵌合孔314の位置は吐出通路154に対応する。嵌合孔313には、燃料吸入部38がカバー31の外側から挿入されている。嵌合孔314には、燃料吐出リリーフ部60がカバー31の外側から挿入されている。嵌合孔315には、燃料インレット35がカバー31の外側から挿入されている。
カバー31とフランジ部112とは溶接により接合されている。また、燃料吸入部38、燃料吐出リリーフ部60及び燃料インレット35は、カバー31に溶接により接合されている。これらの溶接によって、カバー31の下側の端部とフランジ部112との隙間、嵌合孔313を形成する部位と燃料吸入部38との隙間、嵌合孔314を形成する部位と燃料吐出リリーフ部60との隙間、及び、嵌合孔315を形成する部位と燃料インレット35との隙間は液密に封止されている。
カバー31は、カバー31とフランジ部112とによって区画される燃料ギャラリ32を有する。燃料インレット35から燃料ギャラリ32に供給された燃料は、連通路153を経由して燃料吸入部38の内部に供給される。
燃料ギャラリ32には、パルセーションダンパ33が設けられている。パルセーションダンパ33は、外縁部が接合された2枚の円形皿状のダイアフラム331、332からなり、所定圧の気体を内部に密封している。パルセーションダンパ33は、ダイアフラム331、332の外縁部が二つの支持体333、334に挟まれるようにしてカバー31の内壁に固定されている。パルセーションダンパ33は、燃料ギャラリ32内の燃料の圧力変化に応じて弾性変形し燃料ギャラリ32の燃料の圧力脈動を低減する。
燃料吸入部38は、ノーマリオープン型の電磁駆動弁であり、吸入弁部40及び電磁駆動部50を有する。燃料吸入部38は、プランジャ21がシリンダ13内で下降するとき開弁し加圧室14に燃料を供給する。また、プランジャ21がシリンダ13内で上昇を開始するときまたは上昇している途中に閉弁し加圧室14の燃料をプランジャ21の上昇によって加圧可能な状態とする。
吸入弁部40は、第一吸入弁ボディ41、第二吸入弁ボディ42、弁座43、「弁部材」としての吸入弁部材44、「ガイド部材」としての有底筒状部材45、「付勢部材」としてのスプリング49などを有する。
第一吸入弁ボディ41は、筒状に形成され、上ハウジング15の吸入通路152に固定されている。第一吸入弁ボディ41は、一方の端部に電磁駆動部50が設けられている。他方の端部には上ハウジング15の内側に収容される第二吸入弁ボディ42が設けられている。第二吸入弁ボディ42は、筒状に形成され、連通路153と加圧室14とを連通可能な吸入室400を有する。
吸入弁部40では、電磁駆動部50が出力する押圧力とスプリング49の付勢力とのバランスによって吸入弁部材44が軸方向に移動し、吸入弁部材44が弁座43と離間または離間する。これにより、吸入弁部40が開弁または閉弁し、吸入室400と加圧室14とを連通または遮断する。吸入弁部40の詳細な構成は後述する。
電磁駆動部50は、可動コア51、ニードル52、ニードルガイド53、固定コア54、コイル55などを有する。
可動コア51は、円筒状に形成されており、第一吸入弁ボディ41の一方の端部内で軸方向に移動可能に設けられている。可動コア51は、ニードル52の一方の端部に固定されている。
ニードル52は、第一吸入弁ボディ41及び第二吸入弁ボディ42内でニードルガイド53により軸方向に往復移動可能に支持されている。ニードル52は、可動コア51と一体に往復移動可能であり、ニードル52と弁座43とが当接することでニードル52の位置が決まり、その後、吸入弁部材44と当接する。ニードル52が弁座43と当接しているとき、吸入弁部材44は弁座43から離間している。
ニードル52は、ニードルガイド53に対し可動コア51とは反対側で径外方向に突き出す環状のストッパ部521を形成している。ニードル52は、ストッパ部521がニードルガイド53に当接するまで固定コア54の方向に移動可能である。
ニードルガイド53の可動コア51側の端部は、径内方向に突出する鍔部531を有している。ニードル52は、ニードルガイド53の可動コア51とは反対側の端部に対応する位置で径外方向に突出する鍔部522を形成している。
鍔部531と鍔部522との間には、スプリング56が設けられている。スプリング56は、スプリング49が吸入弁部材44を閉弁方向に付勢する付勢力よりも強い付勢力でニードル52を加圧室14の方向に付勢している。
固定コア54は、磁性材料からなり、可動コア51に対し吸入弁部40とは反対側に設けられている。
コイル55は、固定コア54の径方向外側に設けられている。
電磁駆動部50では、コイル55に電力を供給すると固定コア54がスプリング56の付勢力に抗して可動コア51を吸引する。ニードル52は、固定コア54に吸引される可動コア51と一体となって固定コア54の方向に移動する。また、コイル55への電力の供給を停止すると固定コア54と可動コア51との間の磁気吸引力が失われる。当該磁気吸引力が無くなると、ニードル52は、スプリング56の付勢力により固定コア54とは反対の方向に移動する。
このように、電磁駆動部50は、ニードル52の駆動を制御することによって弁座43に対する吸入弁部材44の位置を制御する。
燃料吐出リリーフ部60は、第一吐出弁ボディ61、第二吐出弁ボディ62、吐出弁部材64、リリーフ弁部材66を有する。
第一吐出弁ボディ61は、筒状に形成されており、上ハウジング15の吐出通路154に固定されている。
第二吐出弁ボディ62は、第一吐出弁ボディ61の内側に設けられている。第二吐出弁ボディ62は、有底筒状であり、加圧室14側に有底筒状の空間を有するよう第一吐出弁ボディ61と上ハウジング15とに挟持されている。
第二吐出弁ボディ62は、吐出通路621と、吐出通路621に非連通のリリーフ通路622とを有する。吐出通路621は、第二吐出弁ボディ62の加圧室14側の壁面の径方向外側に開口するとともに、第二吐出弁ボディ62の加圧室14とは反対側の壁面の中央に開口している。リリーフ通路622は、第二吐出弁ボディ62の加圧室14側の壁面の中央に開口するとともに、第二吐出弁ボディ62の加圧室14とは反対側の壁面のうち径方向外側に開口している。
吐出弁部材64は、第二吐出弁ボディ62に対し加圧室14とは反対側に位置している。吐出弁部材64は、第二吐出弁ボディ62に当接または離間し、吐出通路621を開閉可能である。吐出弁部材64は、吐出弁スプリングホルダ641に保持された吐出弁スプリング65により閉弁方向に付勢されている。
リリーフ弁部材66は、第二吐出弁ボディ62の加圧室14側の有底筒状の空間に収容されており、リリーフ通路622を開閉可能である。リリーフ弁部材66は、リリーフ弁スプリングホルダ661に保持されたリリーフ弁スプリング67により閉弁方向に付勢されている。
第一実施形態による高圧ポンプ1は、燃料吸入部38が有する吸入弁部40の構成に特徴がある。ここで、図4〜7に基づいて吸入弁部40の詳細な構成を説明する。図4は、閉弁時の吸入弁部40の断面図である。以下、図4の右側を「加圧室側」、図4の左側を「吸入室側」として説明する。
弁座43は、円柱状の部材である。弁座43は、第二吸入弁ボディ42の加圧室14側の端部に第二吸入弁ボディ42及び上ハウジング15に対して相対移動不能に設けられている。弁座43は、上ハウジング15の吸入通路152を吸入室400と加圧室14側の空間とに区画している。
弁座43は、中心に連通路430を有している。連通路430には、図4に示すように、ニードル52が挿通されるとともに燃料が流れる。また、弁座43は、連通路430の径方向外側に複数の「燃料通路」としての連通路431を有している。複数の連通路431は、周方向で等間隔に位置している。連通路431は、弁座43の吸入室400側と加圧室14側とを連通している。弁座43は、加圧室14側に複数の連通路431の開口に対応する複数の「弁座面」としてのシート面432を有する。
吸入弁部材44は、円板状の部材であって、弁座43の加圧室14側に往復移動可能に設けられる。吸入弁部材44は、周方向で等間隔に位置する複数の「弁部材流路」としての連通路441を有する。連通路441は、吸入弁部材44の吸入室400側と加圧室14側とを連通している。吸入弁部材44の吸入室400側の端面442は複数のシート面432に当接可能に形成されているとともに、ニードル52の一方の端部が当接している。吸入弁部材44の加圧室14側の外縁部443は、加圧室14からの燃料の流れを径方向外側に逃がすようテーパ状に形成されている。
有底筒状部材45は、吸入弁部材44の径方向外側及び加圧室14側に設けられる。有底筒状部材45は、吸入弁部材44の径方向外側に位置する摺動部46、摺動部46の加圧室14側に位置する接続部47、接続部47の加圧室14側に位置する「閉塞部」としての底部48、当接部482、規制部483などを有する。摺動部46、接続部47、底部48、当接部482及び規制部483は、一体に形成されている。
摺動部46は、吸入弁部材44の径方向外側に設けられる筒状の部位である。摺動部46は、吸入弁部材44の外縁部443と摺動可能に形成されている。摺動部46の径方向内側に吸入弁部材44が収容されるとき、弁座43と吸入弁部材44とが高圧下におけるシール可能な位置関係となる。摺動部46の径方向外側の外壁461は、上ハウジング15の内壁155に当接している。
摺動部46は、径方向内側に周方向で等間隔に形成されている窪み462を有する。第一実施形態では、窪み462は、図7(a)に示すように、90度間隔で四個形成されている。有底筒状部材45の内側に吸入弁部材44が収容されると、吸入弁部材44の径方向外側の外壁444は有底筒状部材45の窪み462が設けられていない内壁463に摺動する。一方、窪み462の内壁と吸入弁部材44の外壁444との間は、有底筒状部材45の吸入室400側と有底筒状部材45の内側とを連通し、燃料が流通可能な特許請求の範囲に記載の「隙間」となる。
接続部47は、摺動部46の加圧室14側の端部に設けられている環状の部位である。接続部47の加圧室14側の端面471は、上ハウジング15の内壁156に当接している。これにより、有底筒状部材45の加圧室14の方向への移動を規制する。
底部48は、略円板状の部位である。底部48は、摺動部46及び接続部47の加圧室14側の開口を塞ぐよう設けられている。底部48は、複数の「ガイド流路」としての連通路481を有する。連通路481は、有底筒状部材45の内側と有底筒状部材45の加圧室14側とを連通している。連通路481は、吸入弁部材44の連通路441の径方向内側を結ぶ仮想円C441(図7(a)参照)を有底筒状部材45の中心軸C45の方向に平行移動したときに形成される仮想延長面VP441と、吸入弁部材44の外壁444を有底筒状部材45の中心軸C45の方向に延ばした外壁延長面VP444との間に形成されている(図7(b)参照)。
当接部482は、底部48の略中央であって吸入弁部材44側に設けられる。当接部482は、スプリング49の一端が当接する。
規制部483は、当接部482の吸入弁部材44側に設けられる。規制部483は、当接部482に比べて吸入弁部材44の方向に突出するよう形成されている。規制部483は、スプリング49の径方向への移動を規制しつつ、吸入弁部材44の加圧室14の方向への移動を規制する。
スプリング49は、吸入弁部材44と底部48との間に設けられている。スプリング49の他端は、吸入弁部材44の加圧室14側の端面445に当接している。スプリング49は、吸入弁部材44と弁座43とが当接するよう吸入弁部材44を吸入室400の方向に付勢する。
次に、高圧ポンプ1の作動を説明する。
(I)吸入行程
カムシャフトの回転によりプランジャ21が上死点から下死点に向かって下降するとき、加圧室14の容積が増加するとともに加圧室14内の燃料の圧力が減少する。このとき、吐出通路621は吐出弁部材64により遮断されている。また、コイル55への電力の供給が停止していると、ニードル52は、スプリング56の付勢力により固定コア54と反対の方向に移動する。これにより、ニードル52が吸入弁部材44を押圧し、吸入弁部材44が弁座43から離間する。弁座43と吸入弁部材44とが離間すると、吸入室400の燃料は、連通路431、430、441、481を通って加圧室14に吸入される。また、吸入室400の燃料は、連通路431、吸入弁部材44の径方向外側、連通路481を通っても加圧室14に吸入される。
(II)調量行程
カムシャフトの回転によりプランジャ21が下死点から上死点に向かって上昇するとき、加圧室14の容積が減少する。このとき、所定の時期まではコイル55への電力の供給が停止しているため、吸入弁部40は開弁したままとなる。このため、吸入行程で加圧室14に吸入された燃料の一部が吸入弁部40を経由して燃料貯留部30に戻る。
プランジャ21が上昇する途中の所定の時期にコイル55に電力を供給することによって、固定コア54と可動コア51との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力がスプリング56の付勢力からスプリング49の付勢力を引いた合力より大きくなると、可動コア51及びニードル52が固定コア54の方向に移動する。これにより、ニードル52の吸入弁部材44への押圧力が解除される。燃料の流れによって発生する動圧とスプリング49とによって吸入弁部材44が弁座43に当接し、吸入弁部40は閉弁する。
(III)加圧行程
吸入弁部40の閉弁後、プランジャ21の上昇によって加圧室14の容積が減少し、加圧室14の燃料の圧力が増加する。加圧室14の燃圧によって吐出弁部材64に作用する力が燃料吐出口69側の燃圧によって吐出弁部材64に作用する力と吐出弁スプリング65の付勢力との合計よりも大きくなると、吐出弁部材64は開弁する。これにより、加圧室14で加圧された燃料が吐出孔142などを経由して燃料吐出口69から吐出する。
高圧ポンプ1は、吸入行程、調量行程及び加圧行程を繰り返し、吸入した燃料を調量し加圧して燃料吐出口69から吐出する。
(a)第一実施形態による高圧ポンプ1では、燃料吸入部38における吸入弁部材44の往復移動を案内する摺動部46が弁座43とは別部材で設けられている。これにより、高圧ポンプの体格上の制約から比較的肉厚が薄くなるガイド部を弁座に設ける場合に比べ、弁座の剛性が高くなるように弁座を簡素な形状とすることができる。これにより、燃料の動圧などの外力による弁座43の変形を防止し、高圧下における吸入弁部材44と弁座43とのシール性を向上することができる。したがって、高圧ポンプ1は、燃料吸入部38における高圧燃料の漏れがなくなり、燃料の吐出効率を向上することができる。
(b)また、吸入弁部材44の加圧室14側には底部48が設けられている。底部48には、調量工程において加圧室14から燃料吸入部38に燃料が逆流するとき、逆流する燃料の流れが底部48に衝突する。これにより、加圧室14から逆流する燃料の動圧が吸入弁部材44に作用することを防止できる。
(c)また、有底筒状部材45が有する連通路481は、吸入弁部材44の連通路441の径方向内側を結ぶ仮想円C441を有底筒状部材45の中心軸C45の方向に平行移動したときに形成される仮想延長面VP441と、吸入弁部材44の外壁444を有底筒状部材45の中心軸C45の方向に延ばした外壁延長面VP444との間に形成されている。これにより、吸入室400から加圧室14に燃料が吸入されるとき、連通路441を加圧室14に向かって流れる燃料は、底部48に衝突することなくスムーズに流れることができる。また、加圧室14から吸入室400に燃料が戻るとき、連通路481を吸入室400に向かって流れる燃料は、弁座43に衝突しないため、燃料の動圧による弁座43の変形を防止することができる。
(d)底部48は、スプリング49の一端が当接する当接部482を有する。これにより、別異にスプリング49に当接する部材が不要となり、燃料吸入部38を構成する部品の点数を低減することができる。
(e)また、底部48は、吸入弁部材44の加圧室14の方向への移動を規制する規制部483を有する。これにより、別異に吸入弁部材44の加圧室14の方向への移動を規制する部材が不要となり、燃料吸入部38を構成する部品の点数を低減することができる。
(f)底部48は、吸入室400から加圧室14または加圧室14から吸入室400に流れる燃料が通る連通路481を有する。これにより、吸入弁部材44の外壁444に摺動する有底筒状部材45の径方向外側に燃料が流れるための燃料通路を形成する必要がないため、吸入弁部40の形状を簡素にすることができる。
(g)また、底部48は、複数の連通路481を有するため、吸入行程における加圧室14が吸入する燃料の量や調量行程における加圧室14から吸入室400に戻される燃料の量を十分な量とすることができる。これにより、燃料流量の不足による高圧ポンプ1の吐出効率の低下を防止することができる。
(h)また、有底筒状部材45は、内壁463が吸入弁部材44の外壁444と摺動しつつ、窪み462によって吸入弁部材44の吸入室400側と加圧室14側とを連通する。これにより、吸入弁部材44の往復移動を案内しつつ、吸入行程における加圧室14が吸入する燃料の量や調量行程における加圧室14から吸入室400に戻される燃料の量を十分な量とすることができる。これにより、燃料流量の不足による高圧ポンプ1の吐出効率の低下を防止することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による高圧ポンプを図8〜10に基づいて説明する。第二実施形態は、吸入弁部材及び有底筒状部材の形状が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第二実施形態による高圧ポンプが有する吸入弁部70の断面図を図8に示す。図8は、閉弁時の吸入弁部70の断面図である。吸入弁部70は、第一吸入弁ボディ41、第二吸入弁ボディ42、弁座43、「弁部材」としての吸入弁部材74、「ガイド部材」としての有底筒状部材75、スプリング49などを有する。以下、図8の右側を「加圧室側」、図8の左側を「吸入室側」として説明する。
吸入弁部材74は、円板状の部材であって、弁座43の加圧室14側に軸方向に往復移動可能に設けられる。吸入弁部材74は、周方向で等間隔に位置する複数の「弁部材流路」としての連通路741を有する。連通路741は、吸入弁部材74の吸入室400側と加圧室14側とを連通している。吸入弁部材74の吸入室400側の端面742は、複数のシート面432に当接可能に形成されているとともに、ニードル52の一方の端部が当接している。
吸入弁部材74の径方向外側の端部は、複数の突起743を有する。第二実施形態では、突起743は、周方向で等間隔に三個設けられている。突起743の外壁744は、有底筒状部材75が有する摺動部76の内壁762に摺動している。隣り合う突起743の間は、吸入弁部材74の吸入室400側と加圧室14側とを連通し、燃料が流通可能な隙間745となる。突起743が設けられていない吸入弁部材74の加圧室14側の外縁部746は、加圧室14からの燃料の流れを径方向外側に逃がすようテーパ状に形成されている。吸入弁部材74の加圧室14側の端面747には、スプリング49の他端が当接している。
有底筒状部材75は、吸入弁部材74の径方向外側及び加圧室14側に設けられる。有底筒状部材75は、吸入弁部材74の径方向外側に位置する摺動部76、摺動部76の加圧室14側に位置する接続部47、接続部47の加圧室14側に位置する底部48を有する。摺動部76、接続部47及び底部48は、一体に形成されている。
摺動部76は、吸入弁部材44の径方向外側に設けられる筒状の部位である。摺動部76は、吸入弁部材74の外縁部746と摺動可能に形成されている。摺動部76の径方向外側の外壁761は、上ハウジング15の内壁155に当接している。摺動部76の内壁762は、円形状に形成されている。
有底筒状部材75の底部48は、摺動部76及び接続部47の加圧室14側の開口を塞ぐよう設けられている。有底筒状部材75の底部48は、複数の「ガイド流路」としての連通路781を有する。連通路781は、吸入弁部材74の連通路741の径方向内側を結ぶ仮想円C741(図10(a)参照)を有底筒状部材75の中心軸C75の方向に平行移動したときに形成される仮想延長面VP741と、吸入弁部材74の外壁744を有底筒状部材75の中心軸C75の方向に延ばした外壁延長面VP744との間に形成されている(図10(b)参照)。
第二実施形態による高圧ポンプでは、吸入弁部70における吸入弁部材74の往復移動を案内する摺動部76が弁座43とは別部材で設けられている。これにより、第二実施形態は、第一実施形態の効果(a)を奏する。
有底筒状部材75は、当接部482及び規制部483を有する。これにより、第二実施形態は、第一実施形態の効果(b)、(d)、(e)を奏する。また、底部48は、連通路781を有する。これにより、第二実施形態は、第一実施形態の効果(c)、(f)、(g)を奏する。
また、吸入弁部材74が有する隣り合う突起743の隙間745は、燃料が流通可能な燃料通路となる。これにより、第二実施形態は、第一実施形態の効果(h)を奏する。
(他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、高圧ポンプが有する吸入弁部は、マルチシート型バルブであるとした。しかしながら、高圧ポンプが有する吸入弁部は、シングルシート型バルブでもよい。
(イ)上述の実施形態では、有底筒状部材は、ガイド部の加圧室側の開口を塞ぐよう設けられる底部を有するとした。しかしながら、底部はなくてもよい。
(ウ)上述の実施形態では、ガイド部と底部とは一体に形成されるとした。しかしながら、ガイド部と底部とは一体に形成されなくてもよい。別部材で設けられてもよい。
(エ)上述の実施形態では、有底筒状部材は、吸入弁部材の加圧室の方向への移動を規制する規制部を有するとした。しかしながら、ガイド部の加圧室側の端部の内壁から径方向内側に突出する突部が規制部となってもよい。
(オ)第一実施形態では、有底筒状部材が有する窪みの数は四個であるとした。また、窪みは、90度間隔で等間隔に形成されるとした。しかしながら、窪みの数及び形成される位置はこれに限定されない。
(カ)第二実施形態では、吸入弁部材が有する突起の数は三個であるとした。また、突起は、周方向で等間隔に形成されるとした。しかしながら、突起の数及び形成される位置はこれに限定されない。
(キ)上述の実施形態では、有底筒状部材は、「ガイド流路」としての連通路、スプリングの一端が当接する当接部、吸入弁部材の加圧室の方向への移動を規制する規制部を有するとした。しかしながら、有底筒状部材は、これらの部位を有していなくてもよい。これらは、別部材として設けられてもよい。
(ク)上述の実施形態では、ガイド部は、径方向外側の外壁が「通路形成部材」としての上ハウジングの内壁に当接しているとした。しかしながら、ガイド部の外壁は、「通路形成部材」の内壁に当接していなくてもよい。
(ケ)上述の実施形態では、吸入弁部材とガイド部との間には燃料が流れる隙間が形成されるとした。しかしながら、隙間はなくてもよい。
このように本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
1 ・・・高圧ポンプ、
13 ・・・シリンダ、
14 ・・・加圧室、
15 ・・・上ハウジング(通路形成部材)、
152 ・・・吸入通路(連通路)、
21 ・・・プランジャ、
43 ・・・弁座、
431 ・・・連通路(燃料通路)、
432 ・・・シート面(弁座面)、
44、74・・・吸入弁部材(弁部材)、
443、746・・・外縁部、
45、75・・・ガイド部材、
46、76・・・摺動部、
49 ・・・スプリング(付勢部材)、
60 ・・・燃料吐出リリーフ部(燃料吐出部)。

Claims (9)

  1. 往復移動可能なプランジャ(21)と、
    前記プランジャを往復移動可能に支持し、前記プランジャが移動すると容積が変化する加圧室(14)を有するシリンダ(13)と、
    前記加圧室に連通する連通路(152)を形成する通路形成部材(15)と、
    前記連通路に設けられ、前記加圧室側と前記加圧室とは反対側とを連通し前記加圧室への燃料が流通する複数の燃料通路(431)、及び、前記燃料通路の前記加圧室側の開口の周囲に形成される複数の弁座面(432)を有する弁座(43)と、
    前記弁座面に当接可能に設けられ、前記弁座面に当接すると前記燃料通路と前記加圧室との間の燃料の流れを遮断し、前記弁座面から離間すると前記燃料通路と前記加圧室との間の燃料の流れを許容する弁部材(44、74)と、
    前記弁座とは別体に形成され、前記弁座の前記加圧室側に設けられ、前記弁部材の外縁部(443、746)と摺動可能な摺動部(46、76)を有し前記弁部材の移動を案内可能なガイド部材(45、75)と、
    前記ガイド部材と前記弁部材との間に設けられ、前記弁部材を前記弁座側に付勢可能な付勢部材(49)と、
    前記加圧室で加圧された燃料を外部に吐出する燃料吐出部(60)と、
    を備えることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 前記ガイド部材は、前記弁部材の前記加圧室側に当接可能に形成され、前記弁部材の前記加圧室側への移動を規制可能な規制部(483)を有することを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
  3. 前記規制部は、前記弁部材の中央に当接可能であることを特徴とする請求項2に記載の高圧ポンプ。
  4. 前記ガイド部材は、前記弁部材の径方向外側の外壁(444、744)を前記ガイド部材の中心軸(C45、C75)方向に延ばした外壁延長面(VP444、VP744)の内側に形成されるガイド流路(481、781)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  5. 前記ガイド流路は、前記ガイド部材の中心軸上に中心を有し前記弁部材の前記弁座側と前記加圧室側とを連通する弁部材流路(441、741)の径方向内側を結ぶ仮想円(C441、C741)を前記ガイド部材の中心軸方向に平行移動したときに形成される仮想延長面(VP441、VP741)と前記外壁延長面との間に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の高圧ポンプ。
  6. 前記ガイド部材は、前記弁部材の前記加圧室側に設けられ前記ガイド部材の前記加圧室側の開口を閉塞する閉塞部(48)を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  7. 前記ガイド部材は、前記付勢部材の前記加圧室側の一端が当接する当接部(482)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  8. 前記ガイド部材の径方向外側の外壁(461、761)と前記通路形成部材の内壁(155)とは当接していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  9. 前記弁部材と前記ガイド部材との間には、前記弁部材の前記加圧室側と、前記弁部材の前記加圧室とは反対側とを連通する隙間(462、745)が形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
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