JP2016132541A - ローラコンベア支持台車 - Google Patents
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Abstract
Description
当該ローラコンベア支持台車が支持するローラコンベアXについて説明する。ローラコンベアXは、略平行に配設される一対のフレーム(以下、コンベアフレームという)と、コンベアフレーム間に架け渡される複数のローラとを有する。
コンベアフレームは、ローラを架け渡すためのフレームであり、公知の物を用いることができる。コンベアフレームは、上壁、側壁、及び下壁の三面を有し、正面(ローラコンベアの搬送方向)から見て、ローラが架け渡される側とは逆方向に開いた略U字状である。コンベアフレームの材質としては、スチール、ステンレス、アルミニウム、樹脂等があるが、アルミニウムが好ましい。アルミニウム製のコンベアフレームは、軽量で持ち運びが容易であり、耐腐食性に優れることから、屋外で使用し移動を伴うローラコンベアに好適である。
複数のローラは、コンベアフレームに架け渡され、荷物を搬送する役割を担う。ローラの材質としては、コンベアフレームと同様のものが使われる。ローラの幅としては、コンベアフレームに合わせて決定される。また、ローラの径及び間隔としては、4本程度で荷物を支えることができ、ローラ1本の受ける荷重が許容荷重以下となるような径及び間隔がよいとされており、例えば径45mm、ピッチ100mm、ローラ長300mmとすることができる。
一対の被係止バーYは、略円柱状で、一対のコンベアフレームのそれぞれについて、ローラとは反対側の面に各々固定されている。被係止バーYの固定位置は、フックZの係止部と係合った時に、隣り合う2基のコンベアフレームにおいて互いの近接位置にくるそれぞれのローラの接地面を基準とした高さが略同一となるよう決められている。被係止バーYのコンベアフレームへの固定方法は、特に限定されないが、例えば溶接を用いることができる。被係止バーYの材質としては、特に限定されないが、ステンレスやメッキされた鉄が使える。
フックZは、平面視略長方形の板状で、その一部がコンベアフレームから突出して固定されている。フックZの固定位置としては、特に限定されないが、例えばフックZの下側が、コンベアフレームの側壁の下側と略一致する位置とすることができる。また、フックZの固定方法は、特に限定されないが、例えばボルトで留める方法とできる。フックZは、2カ所以上をボルトで留めることで、堅牢に固定されてもよい。フックZの材質としては、特に限定されないが、被係止バーYと同様のものが使える。
支持部1は、平行に配設される2本の縦梁1aと、縦梁1aの一端側及び他端側において縦梁1aに略直交するように架け渡される2本の横梁1bとから構成される。つまり支持部1は平面視略長方形状である。ローラコンベアXは、その搬送方向が縦梁1aと平行な方向(以下、支持部の縦方向ともいう)と略一致するように支持部1に載せられる。
一対の突設部3は、L字型アングルで構成され、その長手方向が支持部1の縦方向と略一致する。また、上記L字型アングルのA面(一方の面)が接地面に対して略垂直であり、ローラコンベアXの側面に当接する側壁を構成する。
支持部1の横梁1bの断面形状としては、特に限定されないが、L字状や方形状とできる。また、横梁1bの断面の大きさとしては、一対の縦梁1aを平行に支持できる強度を有するとよく、L字状であれば、肉厚2.5mm以上3.5mm以下、A面及びB面の幅が25mm以上35mm以下、方形状であれば、1辺の長さが25mm以上35mm以下とできる。
脚部2は、支持部1を支持する横フレーム5と、横フレーム5の両端の下部に連結される一対の支柱6と、一対の支柱6の下部を連結する共に、その両端に車輪8を有する車輪用フレーム7とを有する。
横フレーム5は支持部1の一対の縦梁1aと直交する。また、横フレーム5の中心は一対の横梁1bの中心を結ぶ直線上にあり、横フレーム5の長さは横梁1bの長さより大きい。横フレーム5が支持部1の縦梁1aを支持する位置としては、縦梁1aの長手方向の略中央がよい。このように横フレーム5が縦梁1aの長手方向の略中央を支持することで、横フレーム5を挟んだ支持部1の縦方向の重量バランスがよくなるため、当該ローラコンベア支持台車の使用時の安定性が向上する。
それぞれの支柱6は、横フレーム5の両端の下部に横フレーム5と直交するように連結される。支柱6の形状は特に限定されないが、例えば一対のL字型アングルで構成できる。具体的には、それぞれの支柱6は、一対のL字型アングルの一方の面が横フレーム5を支持部1の縦方向に挟持するように横フレーム5に固定されている。また、この2本のL字型アングルの他方の面は、支持部1の側に位置している。このL字型アングルの肉厚としては、4.5mm以上5.5mm以下、A面及びB面の幅としては、25mm以上35mm以下とできる。支柱6の材質としては、ローラコンベアXのコンベアフレームと同様のものを用いることができる。また、支柱6と横フレーム5との固定方法としては、特に限定されないが、例えばボルトによる締め付けを用いることができる。
車輪用フレーム7は、一対の支柱6の下部を連結すると共に、両端に車輪8を有する。車輪用フレーム7の形状は、特に限定されないが、例えば中央部が角棒状で、両端が車輪8を挟持するために二股に分岐し、それぞれの分岐の先端部に車輪8の回転軸を有する形状とできる。車輪用フレーム7の支柱6に平行な断面は例えば方形状とでき、その一辺の長さは横フレーム5と同様とできる。
一対の車輪8の回転軸は、上記支持部1の縦方向と略平行である。すなわち、上記一対の突設部3の対向方向のみに当該ローラコンベア支持台車が移動可能となるように上記一対の車輪8が配設されている。このように一対の車輪8を配設することで、畝溝に沿った移動が容易に行える。また、移動方向がローラコンベアXの短手方向となるため、ローラコンベアXを短手方向に挟持する一対の突設部3により、ローラコンベアXの位置ずれがさらに発生し難くなる。
当該ローラコンベア支持台車は、図3に示すように複数の連結されたローラコンベアXの下部を複数の当該ローラコンベア支持台車で支持する方法で使用する。当該ローラコンベア支持台車が1のローラコンベアXを支持する場所や数は特に限定されないが、例えばそれぞれのローラコンベアXの長手方向の一端側に1基ずつ当該ローラコンベア支持台車を配置し、それぞれのローラコンベアXの下部を突設部3により支持するとよい。側壁及び底壁を有する突設部3は、ローラコンベアXを下方から支持すると共に、短手方向に挟持する。このように当該ローラコンベア支持台車は、ローラコンベアXを固定しないので、圃場の畝溝の位置に応じて主にローラコンベアXの長手方向に沿って当該ローラコンベア支持台車の位置の調整が容易に行える。また、当該ローラコンベア支持台車は、ローラコンベアXと支持部1との解体及び組立を容易かつ迅速に行うことができる。
当該ローラコンベア支持台車は、支持部1がローラコンベアXを短手方向に挟持する少なくとも一対の突設部3を有するので、ローラコンベアXを支持部1に載せることで上記突設部3によりローラコンベアXの短手方向の位置ずれを効果的に防止できる。また、当該ローラコンベア支持台車はローラコンベアXの長手方向の移動を抑止する必要がないので、ローラコンベアXの長手方向の位置調整を容易かつ迅速に行うことができる。また、当該ローラコンベア支持台車はローラコンベアXを固定する固定部材等を必要としない。このため、当該ローラコンベア支持台車は、固定部材等の紛失のおそれがなく、かつ固定部材等による重量増加がない。また、当該ローラコンベア支持台車は、ローラコンベアXと支持部1との解体及び組立を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
1a 縦梁
1b 横梁
2 脚部
3 突設部
5 横フレーム
6 支柱
7 車輪用フレーム
8 車輪
X ローラコンベア
Y 被係止バー
Z フック
Claims (4)
- 圃場内で利用されるローラコンベアを支持する支持台車であって、
ローラコンベアを支持する平面視略長方形の支持部と、この支持部の下部に連結される脚部とを備え、
上記支持部が、ローラコンベアを短手方向に挟持する少なくとも一対の突設部を有することを特徴とするローラコンベア支持台車。 - 上記脚部が一対の車輪を有している請求項1に記載のローラコンベア支持台車。
- 上記一対の突設部の対向方向のみに移動可能となるように上記一対の車輪が配設されている請求項2に記載のローラコンベア支持台車。
- 上記突設部が、ローラコンベアの側面に当接する側壁と、この側壁の下端から上記一対の突設部の対向方向に延びる底壁とを有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のローラコンベア支持台車。
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---|---|---|---|
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JP2015009123A JP2016132541A (ja) | 2015-01-21 | 2015-01-21 | ローラコンベア支持台車 |
Related Child Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
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CN107161640A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-09-15 | 江苏凯威药用包装有限公司 | 一种方辊输送机的活动支架 |
JP2020184913A (ja) * | 2019-05-13 | 2020-11-19 | 株式会社カムサー | 収穫箱載置装置 |
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JP2012158439A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Hiroshi Ueno | 圃場内利用コンベアー搬送装置 |
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-
2015
- 2015-01-21 JP JP2015009123A patent/JP2016132541A/ja active Pending
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