JP2016132255A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】ベゼルを芯金の変形に対応して容易に変形させて、ベゼルが乗員に向かって突出するのを防止する。【解決手段】乗員の衝突時に、ホイール13がスポーク12とともに変形して、芯金10の変位部15が変位する。ベゼル30は、芯金10の変位部15と非変位部16とに跨って取り付けられる。ベゼル30は、ボス11に取り付けられる第1取付部32と、スポーク12の変位部15に取り付けられる第2取付部34と、変位部15の変位時に破断する脆弱部35を有する。ステアリングパッド20の張出部23は、脆弱部35が破断した状態でベゼル30の破断した部分を遮蔽する。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のステアリングシャフトに取り付けられるステアリングホイールに関する。
車両の緊急時に、乗員が車両の前方に移動してステアリングホイールに衝突することがある。この場合には、ステアリングホイールの芯金が変形して、乗員の移動エネルギーが吸収される。その際、芯金のホイールとスポークが、ステアリングコラムに向かって変形して、芯金のボスに対して変位する。また、芯金の変形に伴い、乗員の衝撃が緩和されて、乗員が保護される。
芯金に加えて、ステアリングホイールは、一般に、芯金のボスに固定されるステアリングパッドと、芯金のボス及びスポークに取り付けられるベゼルを備えている。ベゼルは、装飾部材としても使用され、1つ又は複数のスポークを装飾し、或いは、スポーク及びボスを装飾する。このようなベゼルに関しては、破損又は芯金からの脱落を防止するため、芯金の変形に対応して変形することが求められる。これに対し、例えば、低温でも破損せずに変形する樹脂材料によりベゼルを成形することが考えらえる。しかしながら、そのような樹脂材料は高価であるため、ベゼルのコストが上昇する。
また、従来、芯金の変形に伴い、芯金に固定された複数の固定部の内の少なくとも1つがガーニッシュ(ベゼル)から分離するステアリングホイールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のステアリングホイールでは、芯金の変形時に、固定部の分離により、ガーニッシュの撓みが軽減されて、ガーニッシュの破損又は脱落が抑制される。ところが、このガーニッシュは芯金の変形に対応して変形せず、乗員の衝突時に、ステアリングホイールから乗員に向かってガーニッシュが突出する虞がある。従って、従来のステアリングホイールに関しては、乗員の安全性をより向上させる観点から、改良の余地がある。
特開2009−40325号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、ベゼルを芯金の変形に対応して容易に変形させて、ベゼルがステアリングホイールから乗員に向かって突出するのを防止することである。
本発明は、車両のステアリングシャフトに取り付けられるボスを有する芯金と、芯金に取り付けられるベゼルと、芯金のボスに固定されるステアリングパッドと、を備えたステアリングホイールである。芯金は、ボスから外方に延びるスポークと、スポークによりボスに連結されて乗員の衝突時にスポークとともに変形するホイールと、ホイールとスポークの変形により変位する変位部と、変位部の変位時に変位しないボスを含む非変位部と、を有する。ベゼルは、芯金の変位部と非変位部とに跨って取り付けられる。ステアリングパッドは、ボスを覆う位置に配置されるカバー部と、カバー部のボス側の面に設けられた周壁と、周壁の外方まで張り出す張出部と、を有する。ベゼルは、ステアリングパッドの周壁を囲む囲み部と、囲み部に設けられて芯金のボスに取り付けられる第1取付部と、スポークの変位部に取り付けられる第2取付部と、第1取付部と第2取付部の間の囲み部に設けられて変位部の変位時に破断する脆弱部と、を有する。ステアリングパッドの張出部は、脆弱部の乗員側の位置に配置されて、脆弱部が破断した状態でベゼルの破断した部分を遮蔽する。
本発明によれば、ベゼルを芯金の変形に対応して容易に変形させて、ベゼルがステアリングホイールから乗員に向かって突出するのを防止することができる。
本実施形態のステアリングホイールの斜視図である。 分解したステアリングホイールを示す斜視図である。 分解したステアリングホイールを示す斜視図である。 図1のX方向からみたステアリングホイールの側面図である。 図4のY−Y線で切断したステアリングホイールの断面図である。 エアバッグが膨張展開する前のステアリングホイールを示す斜視図である。 エアバッグが膨張展開した後のステアリングホイールを示す斜視図である。 乗員が衝突する前のステアリングホイールを示す側面図である。 乗員が衝突した後のステアリングホイールを示す側面図である。 ベゼルの他の形状の例を示す斜視図である。
本発明のステアリングホイールの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のステアリングホイールは、車両用の操縦部材であり、車両のステアリングシャフトに取り付けられる。また、ステアリングホイールは、運転席の前方に配置されて、乗員により車両の操縦に使用される。
図1は、本実施形態のステアリングホイール1の斜視図であり、乗員からみたステアリングホイール1を示している。図2、図3は、分解したステアリングホイール1を示す斜視図であり、図3は、図2の反対側からみたステアリングホイール1を示している。
図示のように、ステアリングホイール1は、芯金10と、ロアカバー2と、2つの装飾体3と、ステアリングパッド20と、ベゼル30と、エアバッグ装置40を備えている。
芯金10(図2参照)は、ステアリングホイール1の骨格部材であり、金属(例えば、マグネシウム合金、又は、アルミニウム合金)により成形される。また、芯金10は、ボス11と、ボス11から外方に延びる複数のスポーク12と、複数のスポーク12によりボス11に連結される環状のホイール13を有する。ホイール13は、リムともいわれ、ボス11の外方に位置する。ボス11は、ステアリングホイール1の中央部に位置する中央部材であり、車両のステアリングシャフトに取り付けられる。
スポーク12は、ボス11とホイール13の間に位置して、ボス11とホイール13とを連結する。ここでは、複数のスポーク12は、ボス11から車両の幅方向(図1の左右方向)に延びる第1、第2スポーク12A、12B、及び、ボス11から車両の下方(図1の下方)に延びる第3スポーク12Cからなり、放射状に配置される。ホイール13の全体とスポーク12の外端部は、被覆材(例えば、合成樹脂)により被覆される。被覆材により被覆されたホイール13は、ステアリングホイール1のホイール部4(リム部)である。ホイール部4が、ステアリングホイール1の操作時に乗員により握られて、車両の操縦に使用される。
ロアカバー2は、芯金10のステアリングコラム側(裏側)から、芯金10に取り付けられて、ボス11とスポーク12の一部を覆う。2つの装飾体3は、芯金10の乗員側(表側)から、それぞれ第1、第2スポーク12A、12Bに取り付けられて、第1、第2スポーク12A、12Bを覆う。ステアリングパッド20は、合成樹脂によりカップ状に成形され、芯金10のボス11を覆うように、ボス11に固定される。
ベゼル30は、芯金10に取り付けられる枠体であり、ガーニッシュともいう。また、ベゼル30は、芯金10の乗員側から、ボス11とスポーク12(ここでは、第3スポーク12C)に取り付けられて、ステアリングホイール1を装飾する装飾部材として使用される。ベゼル30により、第3スポーク12Cが覆われて装飾される。ボス11において、ステアリングパッド20は、ベゼル30と組み合わされて、ベゼル30とともにボス11を装飾する。
エアバッグ装置40は、芯金10のボス11に固定されて、ステアリングホイール1に搭載される。ここでは、ステアリングパッド20は、エアバッグ装置40を覆うエアバッグカバーであり、エアバッグ装置40に取り付けられる。エアバッグ装置40は、ステアリングパッド20内に配置される。芯金10は、ボス11から突出する複数の固定部14(図2参照)を有しており、エアバッグ装置40は、複数の固定部14に固定される。これにより、エアバッグ装置40とステアリングパッド20が、芯金10のボス11に固定される。
図4は、図1のX方向からみたステアリングホイール1の側面図であり、図5は、図4のY−Y線で切断したステアリングホイール1の断面図である。
図示のように、エアバッグ装置40は、膨張展開可能なエアバッグ41と、インフレータ42と、板状の保持部材43を有する。折り畳まれたエアバッグ41とインフレータ42が、保持部材43に取り付けられて、保持部材43により保持される。ステアリングパッド20は、保持部材43に取り付けられて、折り畳まれたエアバッグ41を収容する。
ステアリングパッド20は、板状のカバー部21と、環状の周壁22と、周壁22から張り出した環状の張出部23を有する。カバー部21は、ボス11の全体又は一部を覆う位置に配置されて、エアバッグ装置40の乗員側で、エアバッグ41を覆う。周壁22は、カバー部21のボス11側(裏側)の面(裏面)に設けられて、エアバッグ41を囲む。張出部23は、カバー部21の周縁部から周壁22の外方まで張り出す。また、張出部23は、カバー部21の周縁部からボス11側に向かって形成されて、周壁22の一部を囲む。従って、張出部23は、周壁22の外側に位置する外壁であり、周壁22は、張出部23の内側に配置される。周壁22と張出部23の間には、隙間(空間)24が形成される。
車両の緊急時には、エアバッグ装置40が作動して、インフレータ42がガスを発生する。エアバッグ41は、インフレータ42から供給されるガスにより膨張して、ステアリングパッド20のカバー部21を押し開く。続いて、ステアリングパッド20の乗員側で、エアバッグ41は、ステアリングホイール1を覆うように膨張展開する。乗員は、車両の前方に移動して、エアバッグ41により受け止められる。
図6は、エアバッグ41が膨張展開する前のステアリングホイール1を示す斜視図であり、図7は、エアバッグ41が膨張展開した後のステアリングホイール1を示す斜視図である。図7では、エアバッグ41を省略している。
図示のように、ステアリングパッド20は、カバー部21に形成されたティアライン25(図6では点線で示す)と、エアバッグ41により押し開かれる展開部26(図7参照)を有する。
ティアライン25は、カバー部21の裏面に形成された溝であり、膨張するエアバッグ41により引き裂かれる。これにより、カバー部21が複数に分割されて、複数の展開部26がステアリングパッド20に形成される。展開部26は、ドアのように展開する展開ドアであり、ステアリングパッド20の外方に展開する。展開部26の展開により、ステアリングパッド20に開口27が形成される。エアバッグ41は、開口27からステアリングパッド20の外部に向かって展開する。
車両の緊急時には(図1、図2参照)、乗員が、車両の前方に移動して、ステアリングホイール1に衝突することがある。この場合には、ステアリングホイール1の芯金10が変形して、乗員の移動エネルギーが吸収される。また、芯金10の変形に伴い、乗員の衝撃が緩和されて、乗員が保護される。車両の前進中では、乗員がホイール13(ホイール部4)の乗員側の部分に衝突して、芯金10の乗員側の部分が変形する。ここでは、乗員は、主に、ホイール13の第3スポーク12Cに連結された部分(スポーク連結部13A)、又は、スポーク連結部13Aの周辺のホイール13に衝突する。
図8は、乗員が衝突する前のステアリングホイール1を示す側面図であり、図9は、乗員が衝突した後のステアリングホイール1を示す側面図である。図8、図9では、ステアリングホイール1内の芯金10を点線で示している。
図示のように、乗員のステアリングホイール1への衝突時に、乗員がホイール部4に衝突して、ホイール部4に衝突の力が加えられる。これにより、ホイール部4と芯金10のホイール13が、少なくとも1つのスポーク12(ここでは、第3スポーク12C)とともに部分的に変形する。その際、ホイール13とスポーク12の一部が、乗員により曲げられて、乗員の反対側(ステアリングコラム側)に向かって変形する(図9参照)。
芯金10は、ホイール13とスポーク12の変形により変位する変位部15と、変位部15の変位時に変位しない非変位部16を有する。変位部15は、ホイール13とスポーク12の一部であり、ホイール13と少なくとも1つのスポーク12に設けられる。乗員の衝突によるホイール13とスポーク12の変形に伴い、芯金10の変位部15は、芯金10の非変位部16に対して相対的に変位する。非変位部16は、ボス11を含む芯金10の所定部であり、変位部15の変位時に変形せずに元の形状に維持される。
ホイール13とスポーク12には、それぞれ変位部15と非変位部16とが設けられる。ホイール13の変位部15は、ホイール13の非変位部16よりも細く、非変位部16に比べて、変形し易くなっている。スポーク12の変位部15は、スポーク12のホイール13側の部分であり、スポーク12の非変位部16は、スポーク12のボス11側の部分である。スポーク12の変位部15と非変位部16の境界には、スポーク12の変形を補助する変形補助部(例えば、溝部、又は、薄肉部)が形成されている。ベゼル30は、芯金10の変位部15と非変位部16とに跨って取り付けられて、芯金10に固定される。
ベゼル30(図2、図3参照)は、ステアリングパッド20の周壁22を囲む囲み部31と、囲み部31に設けられた第1取付部32と、囲み部31から外方に突出する装飾部33と、装飾部33に設けられた第2取付部34と、囲み部31に形成された脆弱部35を有する。ここでは、囲み部31は、環状に形成された環状部であり、周壁22の全体を囲む。また、囲み部31は、半径方向の厚さよりもステアリングホイール1の軸方向の幅が広い環状壁でもある。複数の第1取付部32が、囲み部31に形成され、囲み部31から芯金10のボス11に向かって突出する。芯金10は、ボス11から突出する複数の突起17と、複数の突起17に形成された複数の係止孔18を有する。
第1取付部32と係止孔18は、いわゆるスナップフィット構造をなし、第1取付部32の先端は、係止孔18に係止されるフック形状に形成されている。複数の第1取付部32は、それぞれボス11の係止孔18に挿入されて、係止孔18に係止される。これにより、複数の第1取付部32が、芯金10のボス11に取り付けられる。また、複数の第1取付部32により、囲み部31が、ボス11に取り付けられる。
装飾部33は、スポーク12(ここでは、第3スポーク12C)の乗員側に配置されて、スポーク12を覆い、スポーク12を装飾する。複数の第2取付部34が、装飾部33に形成され、装飾部33から芯金10のスポーク12に向かって突出する。芯金10は、スポーク12に形成された複数の係止孔19を有する。
第2取付部34と係止孔19は、いわゆるスナップフィット構造をなし、第2取付部34の先端は、係止孔19に係止されるフック形状に形成されている。複数の第2取付部34は、それぞれスポーク12の係止孔19に挿入されて、係止孔19に係止される。これにより、複数の第2取付部34が、芯金10のスポーク12に取り付けられる。また、複数の第2取付部34により、ベゼル30の装飾部33が、スポーク12に取り付けられる。
ボス11の係止孔18は、第1取付部32を係止する芯金10の第1係止部であり、芯金10の非変位部16であるボス11に形成されている。スポーク12の係止孔19は、第2取付部34を係止する芯金10の第2係止部であり、芯金10の変位部15であるスポーク12に形成されている。そのため、第1取付部32は、非変位部16に取り付けられ、第2取付部34は、芯金10の変位部15の内のスポーク12の変位部15に取り付けられる。
ステアリングパッド20は、予め、エアバッグ装置40を収容して、エアバッグ装置40に取り付けられる。ベゼル30が芯金10に取り付けられた後、ステアリングパッド20が、ベゼル30の囲み部31に挿入されて、芯金10のボス11に固定される。その状態で、囲み部31は、周壁22の周囲に配置されて、ステアリングパッド20の周壁22を囲む。また、囲み部31が周壁22に隣接して、所定間隔の隙間が周壁22と囲み部31の間に形成される。ステアリングパッド20の張出部23のボス11側において、ベゼル30の囲み部31は、張出部23に近接して配置される。
ベゼル30の脆弱部35は、所定の力で破断可能なベゼル30の破断予定部であり、第1取付部32と第2取付部34の間の囲み部31に設けられている。ここでは、脆弱部35は、囲み部31に形成された切欠き部であり、囲み部31の他の部分よりも脆弱になっている。1つの脆弱部35が、張出部23のボス11側の位置に配置されて、ステアリングパッド20の張出部23により乗員から隠される。
乗員のステアリングホイール1への衝突時には、芯金10の変位部15の変位に伴い、ベゼル30が変位部15とともに変位する。その際、ベゼル30の囲み部31は、第1取付部32により非変位部16のボス11に保持される。また、囲み部31は、変位部15の変位に伴い、ステアリングパッド20の張出部23に向かって変位して、張出部23に接触する。囲み部31は、張出部23のボス11側の部分に接触して、張出部23により押さえられる。その結果、第1取付部32がボス11から外れるのが防止されて、囲み部31がボス11に確実に保持される。なお、変位部15の変位時には、囲み部31の変位を抑えられればよく、囲み部31を張出部23と接触させずに、囲み部31の変位を抑えるようにしてもよい。
囲み部31の変形及び変位が抑えられた状態で、ベゼル30の第2取付部34側の部分(ここでは、装飾部33)が、変位部15の変位に対応して変位する。これにより、ベゼル30の囲み部31に曲げ応力が生じて、囲み部31の脆弱部35が所定の曲げ応力により破断する。このように、変位部15の変位時に、囲み部31に加えられる力で、脆弱部35が破断する。脆弱部35の破断により、囲み部31が1箇所で破断して、囲み部31に破断部が形成される。囲み部31が破断することで、囲み部31が変形し易くなるとともに、装飾部33が変位部15の変位に対応して変位し易くなる。その結果、ベゼル30が芯金10の変形に対応して容易に変形する。
ステアリングパッド20の張出部23は、脆弱部35の乗員側の位置に配置されており、脆弱部35が破断した状態で、ベゼル30(囲み部31)の破断した部分(破断部)を乗員側において遮蔽する(図5参照)。具体的には、ベゼル30の破断部は、周壁22と張出部23の間の隙間24に入り、張出部23により覆われる。従って、脆弱部35の破断時に、張出部23により、ベゼル30の破断部が乗員から遮蔽されて、ベゼル30の破断部がステアリングパッド20から乗員側に突出するのが防止される。その結果、ベゼル30の破断部により、乗員及びエアバッグ41が傷付くのが防止される。
以上説明したように、本実施形態のステアリングホイール1では、ベゼル30を芯金10の変形に対応して容易に変形させて、ベゼル30がステアリングホイール1から乗員に向かって突出するのを防止することができる。また、ベゼル30に高価な樹脂材料を用いることなく、かつ、簡単な構造のステアリングホイール1により、ベゼル30の破断部を乗員から遮蔽して、乗員を保護することができる。
ベゼル30を破断することで、ベゼル30の第1取付部32と第2取付部34の破損を抑制でき、ベゼル30が芯金10から脱落するのを防止することができる。仮に、脆弱部35の破断後に、ベゼル30の第2取付部34がスポーク12の変位部15から外れたとしても、ベゼル30の装飾部33は、囲み部31及び第1取付部32により芯金10に保持される。そのため、ベゼル30が芯金10から脱落することはない。
なお、ステアリングパッド20の展開部26がエアバッグ41により押し開かれたときに(図7参照)、脆弱部35は、展開部26により隠れる位置に配置される。脆弱部35の破断時には、展開部26により、ベゼル30の破断部が覆われて、ベゼル30の破断部によりエアバッグ41が傷付くことが確実に防止される。また、ベゼル30の囲み部31(図2、図3参照)は、半径方向の厚さよりもステアリングホイール1の軸方向の幅が広い環状壁である。そのため、変位部15の変位時に、囲み部31の変形に対する剛性が高くなり、囲み部31が脆弱部35で確実に破断する。
ベゼル30の囲み部31は、ステアリングパッド20の張出部23に近接して配置される(図5参照)。脆弱部35の破断時には、ベゼル30の破断部は、張出部23に当たって、張出部23により押さえられる。これにより、ベゼル30の破断部の突出を、より確実に防止することができる。囲み部31と張出部23の距離を短くすると、ベゼル30の破断部を、より早期に押さえることができる。
図10は、ベゼル30の他の形状の例を示す斜視図であり、ベゼル30を図2と同じ方向からみて示している。
ここでは、図示のように、ベゼル30の囲み部31は、装飾部33の反対側で、かつ、2つの第1取付部32の間で分断され、C字状に形成されている。2つの第1取付部32は、それぞれ囲み部31の端部に設けられ、脆弱部35は、一方の第1取付部32と第2取付部34の間の囲み部31に設けられる。ステアリングホイール1において、囲み部31は、ステアリングパッド20の周壁22の一部を囲む。このように、ベゼル30の囲み部31は、環状以外の形状に形成してもよく、周壁22の全体又は一部を囲む種々の形状に形成される。
以上、1つのベゼル30により1つのスポーク12を覆う例を説明したが、1つのベゼル30により複数のスポーク12を覆うようにしてもよい。この場合には、ベゼル30は、ボス11と複数のスポーク12の変位部15に取り付けられる。乗員のステアリングホイール1への衝突時には、複数のスポーク12の内のいずれか1つのスポーク12が変位して、上記と同様に脆弱部35が破断する。また、2つ以上のスポーク12が変位したときにも、脆弱部35の破断により、上記した効果を得ることができる。
1・・・ステアリングホイール、2・・・ロアカバー、3・・・装飾体、4・・・ホイール部、10・・・芯金、11・・・ボス、12・・・スポーク、13・・・ホイール、14・・・固定部、15・・・変位部、16・・・非変位部、17・・・突起、18・・・係止孔、19・・・係止孔、20・・・ステアリングパッド、21・・・カバー部、22・・・周壁、23・・・張出部、24・・・隙間、25・・・ティアライン、26・・・展開部、27・・・開口、30・・・ベゼル、31・・・囲み部、32・・・第1取付部、33・・・装飾部、34・・・第2取付部、35・・・脆弱部、40・・・エアバッグ装置、41・・・エアバッグ、42・・・インフレータ、43・・・保持部材。

Claims (2)

  1. 車両のステアリングシャフトに取り付けられるボスを有する芯金と、芯金に取り付けられるベゼルと、芯金のボスに固定されるステアリングパッドと、を備えたステアリングホイールであって、
    芯金は、ボスから外方に延びるスポークと、スポークによりボスに連結されて乗員の衝突時にスポークとともに変形するホイールと、ホイールとスポークの変形により変位する変位部と、変位部の変位時に変位しないボスを含む非変位部と、を有し、
    ベゼルは、芯金の変位部と非変位部とに跨って取り付けられ、
    ステアリングパッドは、ボスを覆う位置に配置されるカバー部と、カバー部のボス側の面に設けられた周壁と、周壁の外方まで張り出す張出部と、を有し、
    ベゼルは、ステアリングパッドの周壁を囲む囲み部と、囲み部に設けられて芯金のボスに取り付けられる第1取付部と、スポークの変位部に取り付けられる第2取付部と、第1取付部と第2取付部の間の囲み部に設けられて変位部の変位時に破断する脆弱部と、を有し、
    ステアリングパッドの張出部は、脆弱部の乗員側の位置に配置されて、脆弱部が破断した状態でベゼルの破断した部分を遮蔽するステアリングホイール。
  2. 請求項1に記載されたステアリングホイールにおいて、
    ベゼルの囲み部は、ステアリングパッドの張出部に近接して配置されて、変位部の変位に伴い張出部に接触するステアリングホイール。
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