JP2007261489A - 車両の内装品取付構造 - Google Patents

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泰広 勝田
Yoshio Mizuno
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Abstract

【課題】エアバッグの膨張時に内装品がルーフパネルやルーフヘッドライニングから脱落することを極力抑制する。
【解決手段】車両はそのルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間にエアバッグが設けられている。車室内において、ルームランプ31はインナーパネル15(ルーフパネル13)に取付部32を介して取り付けられるとともに、ルーフヘッドライニング14をルームランプ31の周囲において取付部32とは別の取付クリップ33によりインナーパネル15(ルーフパネル13)に固定される。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両のルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間でエアバッグを膨張させるエアバッグ装置を備えた車両の車室内に内装品を取り付ける車両の内装品取付構造に関する。
車両には、衝突時等における安全性を確保するために種々の乗員保護装置が搭載されている。例えば、こうした乗員保護装置の一例として特許文献1に記載されるようなエアバッグ装置を挙げることができる。すなわち、このエアバッグ装置は、ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に折り畳まれて収容されたエアバッグを備え、衝突時にこれを膨張展開させることにより、乗員、特にその頭部がルーフヘッドライニングを介してルーフパネルに接触する際の衝撃を緩和するようにしている。
ところで、車室内にはルームランプ、アシストグリップ、操作スイッチ等々、種々の内装品が車両のルーフに取り付けられるが、上述したようなルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間でエアバッグを膨張展開させるエアバッグ装置を搭載した車両にあっては内装品の取り付けについて以下のような問題が無視できないものとなる。すなわち、ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間でエアバッグが膨張展開する際に、車室内の内装品がルーフヘッドライニング或いはルーフパネルから脱落することがある。こうしたエアバッグ膨張展開時における内装品の脱落は、乗員の頭部を確実に保護する機能を低下させるものではないものの、極力これを抑制することが望ましい。
そこで従来、特許文献2に記載されるように、こうした内装品の脱落を抑制するための取付構造が提案されている。すなわち、同特許文献2に記載される構造においては、ルーフヘッドライニング及びインナーパネル(ルーフサイドレール)の双方に対して係合されるクリップを通じて内装品をそれらに固定するとともに、そのクリップに脱落防止用の爪が形成されている。そして、同構造によれば、エアバッグの膨張展開時にクリップがインナーパネルから外れた場合であっても、そのクリップの爪がルーフヘッドライニングに係合されることにより内装品の脱落が防止されるようになる。
特開2004−123082号公報 特開2001−58555号公報 特開平10−138859号公報
しかしながら、上記従来の構成にあって、エアバッグが膨張展開するときにはルーフヘッドライニング及びインナーパネルに対してこれらを互いに離間させようとする力が作用する。そして、このような力がルーフヘッドライニング及びインナーパネルからクリップに伝達されると、通常、クリップはインナーパネルから外れるが、これが仮に遅れた場合には、この力によってクリップが大きく変形してしまうこととなる。クリップにこのような変形が生じた場合には、その爪がルーフヘッドライニングに適切に係合されず、同クリップがルーフヘッドライニングから脱落してしまい、結果として内装品のルーフヘッドライニング及びインナーパネル双方への係合状態が解除されて同内装品が脱落するおそれがある。このように従来における内装品の取付構造にあっては、脱落防止機能を有しているとはいえ、これを確実に機能させるという点でなお改良の余地を残すものとなっていた。
なお、特許文献3に記載されるように、エアバッグ、ルーフヘッドライニング、及び内装品をともにルーフパネルに対してボルトにより固定するといった構成を採用すれば、同内装品の脱落を防止することができる。但しこの場合には、それらエアバッグ、ルーフヘッドライニング、及び内装品をともにルーフパネルに対し強固に取り付けているため、そもそもエアバッグの膨張展開時における内装品の脱落といった課題を有するものではない。
この発明はこうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアバッグの膨張時に内装品がルーフパネルやルーフヘッドライニングから脱落することを極力抑制することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両のルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間でエアバッグを膨張させるエアバッグ装置を備えた車両の車室内に内装品を取り付ける取付構造であって、前記内装品は前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのうちいずれか一方に取付部を介して固定され、前記ルーフヘッドライニングは前記内装品の周囲において前記取付部とは別の部材により前記ルーフパネルに固定されることを要旨とする。
同構成では、ルーフヘッドライニングをルーフパネルに対して内装品の周囲にて固定するようにしているため、エアバッグの膨張によりルーフヘッドライニングに対してこれをルーフパネルから離間させようとする力が作用する場合であっても、内装品の取付部周辺においてルーフヘッドライニングがルーフパネルから大きく離間してしまうことがない。また、ルーフヘッドライニングを内装品の取付部とは別の部材によってルーフパネルに固定するようにしているため、エアバッグの膨張時にルーフヘッドライニングがルーフパネルから離間しようとする際の力が内装品の取付部に直接作用することがない。従って、上記構成によれば、エアバッグの膨張時に内装品がルーフパネルやルーフヘッドライニングから脱落することを極力抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の内装品取付構造において、前記エアバッグは前記ルーフパネルと前記ルーフヘッドライニングとの間に折り畳まれた状態で収容されてそれらルーフパネル及びルーフヘッドライニングの間から車両後方に膨張展開するものであり、前記内装品は前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのいずれか一方の後端部に取り付けられることを要旨とする。
エアバッグをルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間から車両後方に膨張展開させるエアバッグ装置を搭載した車両においては、エアバッグの膨張展開によりルーフヘッドライニングの後端部が下方に大きく変位するおそれがある。そして、このようにルーフヘッドライニングが変位した場合、エアバッグが下方に変位したルーフヘッドライニングに沿って膨張展開されるため、その膨張展開位置が車両後方のリアドアから離間することとなる。
この点、請求項2に記載の構成によれば、ルーフヘッドライニングが内装品の周囲、すなわち車両の後端部においてルーフパネルに固定されることになるため、これによりエアバッグの膨張展開時においてルーフヘッドライニングの後端部が下方に大きく落ち込むことを抑制することができ、エアバッグを好適に膨張展開させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の車両の内装品取付構造において、前記内装品は車幅方向において前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのいずれか一方において車幅方向の中央部に取り付けられることを要旨とする。
同構成によれば、エアバッグの膨張展開時においてルーフヘッドライニングが車幅方向の左右のいずれかに偏って下方に大きく落ち込むことを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両の内装品取付構造において、前記エアバッグはその膨張展開時に前記内装品の取付部との干渉を避けるための凹部が形成された形状を有してなることを要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の内装品取付構造において、前記エアバッグは車両幅方向において前記内装品の取付部の配設位置で分割された複数のセルにて構成されることを要旨とする。
請求項4又は請求項5に記載の構成によれば、エアバッグの膨張展開時において、ルーフヘッドライニングとルーフパネルとの離間が規制されている部分と膨張したエアバッグとの干渉を抑制することができ、同エアバッグを適切に膨張展開させて搭乗者を好適に保護することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両の内装品取付構造において、前記内装品としてルームランプ及びアシストグリップの少なくとも一方を含むことを要旨とする。
尚、上記「内装品」としては、例えば請求項6に記載の発明によるように、ルームランプやアシストグリップをその例として挙げることができる。
本発明の内装品の取付構造を採用すれば、エアバッグの膨張時に内装品がルーフパネルやルーフヘッドライニングから脱落することを極力抑制することができる。
本発明をワンボックスタイプの車両においてその車室内にルームランプを取り付ける際の取付構造に適用した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、車両上下方向を上下方向として説明する。また、車両横方向における左右方向は、前方及び上下方向を基準に規定する。また、図1は車両後部の左側面図であり、図2は車両後部の背面図である。
これら図1、図2に示されるように、この車両にはその最後部にベンチタイプのリアシート1が設けられている。また、車両は、その上部がルーフ11によって覆われるとともに、その後部にはリアドア12が車両後部を開閉可能に設けられている。このリアドア12は、閉められた状態においてリアシート1の後方近傍に位置している。
次に、図3に基づいて上記車両のルーフ11についてその構造をより具体的に説明する。図3は、車両後部におけるルーフ11の断面構造を示す断面図である。
同図3に示されるように、車両のルーフ11は、ルーフパネル13と、ルーフヘッドライニング14と、これらルーフパネル13およびルーフヘッドライニング14の間において同ルーフパネル13から延設されたインナーパネル15とによって構成されている。ルーフパネル13は、その大部分が車両上部において最も車外側に位置して車外に露出しており、通常、鋼板により形成されている。また、ルーフヘッドライニング14は、合成樹脂等の可撓性を有する材料からなり、ルーフパネル13の車室側の面全体を覆っている。更に、ルーフパネル13は、その後端部13aが折曲形成されるとともに、その後端部13aはインナーパネル15の後端部15aと連結されており、ルーフパネル13及びインナーパネル15は一体的に形成されている。また、上述したリアドア12は、ヒンジ機構16を介してルーフパネル13の後端部に装着されている。
また、インナーパネル15の後端部15aにはシール用のウェザーストリップ17が取り付けられるとともに、ルーフヘッドライニング14の後端部14aがこのウェザーストリップ17から突出する係止片17aに係合されている。この係止片17aによる上記ルーフヘッドライニング14の係合強度は、後述するエアバッグ22が膨張した際に同ルーフヘッドライニング14に加えられる押圧力によって同係合状態が速やかに解除される程度に設定されている。
また、ルーフパネル13とルーフヘッドライニング14との間には、後突用エアバッグ装置21のエアバッグ22及びインフレータ23等が設けられている。この後突用エアバッグ装置21は、車両後方からの衝突時にインフレータ23から供給されるガスによりエアバッグ22を膨張展開させることによりリアシート1(図1参照)に着座した搭乗者Pを保護するものである。このインフレータ23は、インナーパネル15の前端部15bに固定されている。一方、エアバッグ22は、上記ルーフヘッドライニング14とインナーパネル15の前端部15bの間に折り畳まれた状態で収容されている。このエアバッグ22は、車幅方向中央において左右1対のセル22a,22b(図2参照)に分割されて構成されている。
図3に示されるように、インナーパネル15の後端部15aには、内装品、具体的にはルームランプ31が取付けられている。このルームランプ31の取付構造について図4および図5を併せ参照して説明する。図4は、ルームランプ31の取付構造を示す図3のA−A線に沿った断面図である。また、図5は、図4のルームランプ31を下方から見た場合を示す底面図である。
同図4に示されるように、ルームランプ31はインナーパネル15の後端部15aに対し取付部32を介して直接取り付けられている。また、ルームランプ31は車幅方向の中央部に取付けられている(図2参照)。ルーフヘッドライニング14には、このルームランプ31の取り付け位置において同ルームランプ31に対応する形状を有した矩形状の開口部14bが形成されている。ルームランプ31はこの開口部14bから車室内に露出するように配設されている。また、取付部32は、ルームランプ31の上面31aにおいて4箇所設けられており、同上面31aから延設されるベース部32aと、このベース部32aの上端において形成された係合部32bとから構成されている。そして、インナーパネル15の4箇所に形成された取付孔15cのそれぞれに、対応する取付部32が差し込まれこの係合部32bが同インナーパネル15と係合することによって、ルームランプ31はインナーパネル15に固定されている。
また、図4、図5に示されるように、ルーフヘッドライニング14はルームランプ31の周囲の4箇所において取付クリップ33によってインナーパネル15に固定されている。取付クリップ33は、円柱状のベース部33aと、このベース部33aの上端において形成された係合部33bとから構成されている。そして、ルーフヘッドライニング14は、インナーパネル15の4箇所に形成された取付孔15dのそれぞれに、対応する取付クリップ33が差し込まれてこの係合部33bが同インナーパネル15と係合することによって、インナーパネル15に固定されている。このように、ルームランプ31およびルーフヘッドライニング14は、それぞれ別の部材によってインナーパネル15(ルーフパネル13)に固定されていることとなる。
次に、後突用エアバッグ装置21の作動態様について以下に説明する。車両の後方に他の車両が衝突する等、車両の後方から所定値以上の衝撃が加わると、これが衝突検知センサ(図示略)によって検出され、制御回路から駆動電流がインフレータ23(図3参照)に出力されるとその点火装置(図示略)による点火が行われる。その結果、インフレータ23のガス発生剤からガスが発生して、ガスがエアバッグ22(図3参照)内に流入し、エアバッグ22はインナーパネル15(ルーフパネル13)とルーフヘッドライニング14の間を車両後方に向けて膨張展開する。ここで、図3に示されるように、車幅方向の中央部におけるインナーパネル15(ルーフパネル13)の後端部15aとルーフヘッドライニング14とは取付クリップ33によって互いに固定されてそれぞれの離間が規制されている。また、車幅方向において左右のセル22a,22b(図2参照)に分割されたエアバッグ22は、左側のセル22aがこのルームランプ31より左側の空間34aを、また右側のセル22bがルームランプ31より右側の空間34bを通りながら車両後方に向けて膨張展開する。そして、この膨張展開の際に、ルーフヘッドライニング14に対してエアバッグ22の膨張によって生じる押圧力が作用して、同ルーフヘッドライニング14は下方に変位するが、後端部14aにおいては、インナーパネル15とルーフヘッドライニング14とが取付クリップ33によって固定されているためこの変位が抑制される。また、このようにエアバッグ22の膨張によってルーフヘッドライニング14に対し下方に変位させる力が作用した場合であっても、ルームランプ31はルーフヘッドライニング14の取付クリップ33とは別の取付部32によってインナーパネル15に固定されているため、同取付部32にこの力が直接作用することはないようになっている。そして、車両後方まで膨張展開したエアバッグ22は、図2に示されるように、係止片17a(図3参照)によるルーフヘッドライニング14の係合状態を解除させて、左右2つのセル22a,22bに分かれた態様で車両後方を覆うように車室内に膨張展開される。
以上に示した本実施形態の内装品取付構造が奏する効果を以下に示す。
(1)ルームランプ31をインナーパネル15(ルーフパネル13)に取付部32を介して固定するとともに、ルーフヘッドライニング14をルームランプ31の周囲において取付部32とは別の取付クリップ33によりインナーパネル15(ルーフパネル13)に固定する取付構造を採用した。従って、エアバッグ22の膨張によりルーフヘッドライニング14に対してこれをインナーパネル15(ルーフパネル13)から離間させようとする力が作用する場合であっても、ルームランプ31の取付部32周辺においてルーフヘッドライニング14がインナーパネル15(ルーフパネル13)から大きく離間してしまうことがない。また、ルーフヘッドライニング14はルームランプ31の取付部32とは別の取付クリップ33によってインナーパネル15(ルーフパネル13)に固定されている。そのため、エアバッグ22の膨張時にルーフヘッドライニング14がインナーパネル15(ルーフパネル13)から離間しようとする際の力がルームランプ31の取付部32に直接作用することがない。従って、上記構成によれば、エアバッグ22の膨張時にルームランプ31がルーフヘッドライニング14から脱落することを極力抑制することができるようになる。
(2)ルームランプ31はインナーパネル15(ルーフパネル13)においてその後端部15aに取り付けられている。本実施形態のようにエアバッグ22をインナーパネル15(ルーフパネル13)とルーフヘッドライニング14との間から車両後方に膨張展開させる後突用エアバッグ装置21を搭載した車両においては、エアバッグ22の膨張展開によりルーフヘッドライニング14の後端部14aが下方に大きく変位してしまうおそれがある。そして、このようにルーフヘッドライニング14が変位した場合、エアバッグ22が下方に変位したルーフヘッドライニング14に沿って膨張展開されるため、その膨張展開位置が車両後方のリアドア12から離間することとなる。この点、本実施形態によれば、ルーフヘッドライニング14がルームランプ31の周囲、すなわちインナーパネル15の後端部15aに固定されることになる。そのため、これによりエアバッグ22の膨張展開時においてルーフヘッドライニング14の後端部14aが下方に大きく落ち込むことを抑制することができ、エアバッグ22を好適に膨張展開させることができる。
(3)ルームランプ31は車幅方向においてインナーパネル15(ルーフパネル13)において車幅方向の中央部に取り付けられるため、エアバッグ22の膨張展開時においてルーフヘッドライニング14が車幅方向の左右のいずれかに偏って下方に大きく落ち込むことを抑制することができる。
(4)エアバッグ22は車両幅方向においてルームランプ31の取付部32の配設位置で分割された複数のセル22a,22bにて構成される。従って、エアバッグ22の膨張展開時において、ルーフヘッドライニング14とインナーパネル15(ルーフパネル13)との離間が規制されている部分と膨張したエアバッグ22との干渉を抑制することができ、同エアバッグ22を適切に膨張展開させて搭乗者を好適に保護することができるようになる。
なお、本実施形態はこれを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・本実施形態では、内装品としてルームランプ31を例示したが、車両側部において膨張展開するカーテンエアバッグを備えた車両におけるアシストグリップや操作スイッチ等、他の内装品についても同様の取り付け構造を採用することができる。
・エアバッグ22を左右1対のセル22a,22bに分割する構成に代えて、膨張展開時にルームランプ31の取付部32との干渉を避けるための凹部が形成された形状のエアバッグを採用してもよい。この場合であっても、上記(1)〜(4)に準ずる効果を奏することができる。
・ルームランプ31等の内装品が取付けられる位置は、車両後方や車幅方向の中央部に限定されず適宜変更してもよい。
・本実施形態ではルーフヘッドライニング14を取付クリップ33によってインナーパネル15に固定する取付構造を示したが、これに代えて、図6、図7に示されるように、ルームランプ31の周囲を囲むようにインナーパネル15に取付られた取付枠35によってルーフヘッドライニング14を固定する取付構造を採用してもよい。この場合であっても、ルーフヘッドライニング14とルームランプ31はそれぞれ別の部材によってインナーパネル15に対し固定されているため、エアバッグ22の膨張展開時にルーフヘッドライニング14を介してルームランプ31の取付部32に上記力が作用することがなく、上述した(1)〜(4)に準ずる効果を奏することができる。
・ルームランプ31はルーフヘッドライニング14にのみ取付けられる取付構造を採用してもよい。この場合、エアバッグ22が膨張展開してルーフヘッドライニング14に対し下方に変位させる力が作用した場合であっても、ルームランプ31はルーフヘッドライニング14の変位に伴って変位するため、ルームランプ31の取付部にはこの力は作用せず、上述した(1)に準ずる効果を奏することができる。
車両後部の左側側面図。 車両後部の背面図。 車両後部におけるルーフの断面構造を示す断面図。 ルームランプの取付構造を示す図3のA−A線に沿った断面図。 ルームランプの取付構造の底面図。 ルームランプの取付構造の変形例の断面図。 ルームランプの取付構造の変形例の底面図。
符号の説明
13…ルーフパネル、14…ルーフヘッドライニング、15…インナーパネル、21…後突用エアバッグ装置、22…エアバッグ、22a,22b…セル、31…ルームランプ、32…取付部、33…取付クリップ、35…取付枠、P…搭乗者。

Claims (6)

  1. 車両のルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間でエアバッグを膨張させるエアバッグ装置を備えた車両の車室内に内装品を取り付ける取付構造であって、
    前記内装品は前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのうちいずれか一方に取付部を介して固定され、前記ルーフヘッドライニングは前記内装品の周囲において前記取付部とは別の部材により前記ルーフパネルに固定される
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両の内装品取付構造において、
    前記エアバッグは前記ルーフパネルと前記ルーフヘッドライニングとの間に折り畳まれた状態で収容されてそれらルーフパネル及びルーフヘッドライニングの間から車両後方に膨張展開するものであり、
    前記内装品は前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのいずれか一方の後端部に取り付けられる
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両の内装品取付構造において、
    前記内装品は車幅方向において前記ルーフパネル及び前記ルーフヘッドライニングのいずれか一方において車幅方向の中央部に取り付けられる
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両の内装品取付構造において、
    前記エアバッグはその膨張展開時に前記内装品の取付部との干渉を避けるための凹部が形成された形状を有してなる
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の内装品取付構造において、
    前記エアバッグは車両幅方向において前記内装品の取付部の配設位置で分割された複数のセルにて構成される
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両の内装品取付構造において、
    前記内装品としてルームランプ及びアシストグリップの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする車両の内装品取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2948330A1 (fr) * 2009-07-22 2011-01-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif permettant de retenir au pavillon d'un vehicule au moins une lampe laterale interieure du vehicule lors du deploiement d'un rideau gonflable de protection laterale
JP2014104854A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Toyota Boshoku Corp 車両天井構造及びこれに用いられるプレート

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