JP2016131845A - 眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】固視異常の被検眼においても、自動撮影機能を維持することが可能な仕組みを提供する。【解決手段】システム制御部17において、被検眼Eに対して撮影光学系のアライメントを行い、当該アライメントの完了後に当該アライメントのアライメント状態を維持している維持時間を計測し、計測した維持時間に基づいて被検眼Eが固視異常であるか否かを判定し、撮影光学系を用いて被検眼Eの自動撮影を実行する際に、当該判定結果に応じて自動撮影を実行するための実行条件を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、被検眼を自動撮影する眼科装置及びその制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
従来から、集団健診によるスクリーニングや眼科疾患の診断を目的として、眼科装置の一種である眼底カメラにおいて眼底撮影を行うことが広く普及している。例えば、集団検診によるスクリーニングでは、決められた時間内に効率よくの撮影を行う必要があり、良好な眼底画像を得るためには、検者にある程度の熟練度が求められていた。
この問題を解決するために、近年では、操作者である検者の代わりに被検眼の位置合わせ(アライメント)や合焦(フォーカス)を自動的に行い、更には、自動アライメント及び自動フォーカスを行った後に自動撮影を行う自動(オート)機能を備えた眼科装置が普及してきている。
このようなオート機能を備えた眼科装置では、自動アライメント及び自動フォーカスの機構は、被検眼の視線が眼科装置の意図した固指標の方向に導かれていることが前提として設計されている。例えば、下記の特許文献1には、自動アライメントや自動フォーカスに加えて、被検眼の瞳孔状態や視線を検知することにより、自動撮影時の失敗を軽減させる技術が開示されている。
特開2005−160549号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のような固視検知を行った場合でも、固視がなかなか定まらない被検眼(以下、本願において「固視異常の被検眼」と称する)の場合には、自動アライメントや自動フォーカスがなかなか終了しないという課題があった。そのため、一般的に、このような固視異常の被検眼の場合には、自動撮影機能が有効に働かず、手動で撮影を行うことがほとんどであった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、固視異常の被検眼においても、自動撮影機能を維持することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼科装置は、被検眼に対する撮影光学系のアライメント状態を維持している維持時間を計測する計測手段と、前記維持時間に基づいて前記被検眼が固視異常であるか否かを判定する判定手段と、前記撮影光学系を用いて前記被検眼の自動撮影を実行する際に、前記判定手段による判定結果に応じて前記自動撮影を実行するための実行条件を変更する自動撮影手段と、を有する。
本発明の眼科装置における他の態様は、入力手段から被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたか否かを判断する判断手段と、撮影光学系を介して前記被検眼の眼底における眼底画像を撮像する撮像素子と、前記判断手段において、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたと判断された場合には、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されなかったと判断された場合よりも、前記撮像素子の感度を上げ、且つ、前記撮影光学系を介した撮影光の発光時間を短くする設定を行って、前記被検眼の自動撮影を実行する自動撮影手段と、を有する。
また、本発明は、上述した眼科装置の制御方法、及び、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、固視異常の被検眼においても、自動撮影機能を維持することが可能となる。
本発明の実施形態に係る眼科装置の外観の一例を示す図である。 図1に示す撮影部の内部構成の一例を示す図である。 図2に示す、前眼部観察光学系の2次元撮像素子における観察画像の一例を示す図である。 図2に示す、動画観察と静止画撮影を兼ねた撮像素子における観察画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る眼科装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5のステップS110における眼振オートショットモードの詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。なお、以下に説明する本発明の実施形態においては、本発明に係る眼科装置として眼底カメラを想定した例について説明を行うが、本発明においてはこの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る眼科装置100の外観の一例を示す図である。
本実施形態に係る眼科装置100は、図1に示すように、基台110、撮影部120、及び、ジョイスティック130を有して構成されている。
基台110は、撮影部120及びジョイスティック130を支持するものである。
撮影部120は、被検者の被検眼を撮影するものである。この撮影部120は、ジョイスティック130の操作によって、基台110に対して、左右方向(X方向)、前後方向(作動距離,Z方向)、及び、上下方向(Y方向)に移動可能に構成されている。
ジョイスティック130は、基台110に対して撮影部120をXYZ方向に移動させる等、するためのものである。
次に、図1に示す撮影部120の内部構成について説明する。
図2は、図1に示す撮影部120の内部構成の一例を示す図である。ここで、図2に示す光学系は、被検眼Eを観察・撮影する撮影光学系に相当する。
図2において、光軸L1上には、ハロゲンランプ等の定常光を発する観察用光源1、コンデンサレンズ2、赤外光を透過して可視光を遮断するフィルタ3、撮影時の発光時間を調整可能なストロボやLED等の撮影用光源4、レンズ5、ミラー6が配置されている。
ミラー6の反射方向の光軸L2上には、リング状開口を有するリング絞り7、リレーレンズ8、中央部開口を有する穴あきミラー9が順次配置されている。
また、穴あきミラー9の反射方向の光軸L3上には、ダイクロイックミラー22と、被検眼Eに対向して対物レンズ10が配置されている。ダイクロイックミラー22は、光軸L3に対して挿脱可能となっている。また、穴あきミラー9の穴部には、撮影絞り11が配置され、更にその後方には、光軸L3上の位置を移動することによりピントを調整するフォーカスレンズ12、撮影レンズ13、ハーフミラー25が順次配置されている。また、光軸L3上のハーフミラー25の先には、ISO感度が任意の値に設定可能であり、動画観察と静止画撮影を兼ねた撮像素子14が配置されている。
また、ハーフミラー25の反射方向の光軸L4には、内部固視灯40が配置されている。
撮像素子14で生成された出力画像(本実施形態では、被検眼Eの眼底Erの眼底画像)は、画像処理部15を通じて、予め用意されたキャラクタ画像と合成されてモニタ16に表示される。
システム制御部17は、画像処理部15から送られた眼底画像を解析することにより、被検眼Eに対して撮影光学系の位置合わせ(以下、「アライメント」と称する)や、眼底Erの合焦(以下、「フォーカス」と称する)を行うことが可能となっている。
また、システム制御部17には、検者が操作可能な操作入力部31が接続されており、操作入力部31を介して検者から入力された入力情報に基づき次の動作を決定等する。この操作入力部31は、例えば、ジョイスティック130による入力手段や、撮影開始釦及び選択釦等により構成されている。また、システム制御部17には、フォーカスレンズ12を駆動させるためのフォーカス調整入力部32が接続されている。
ここで、アライメントとフォーカスにおける光学系の構成について説明する。
まず、アライメントのための前眼部観察光学系の構成について説明する。
ダイクロイックミラー22の反射方向の光軸L5上には、レンズ51、絞り52、プリズム53、レンズ54、赤外域の感度を持つ2次元撮像素子55が配置され、これらのよって、被検眼Eの前眼部の観察を行うための前眼部観察光学系が形成されている。ここで、プリズム53に入射した光は、当該プリズム53の上半分と下半分で相反する左右方向に屈折して分離される。このため、レンズ51による結像位置は、被検眼Eと撮影部120の距離が適正作動距離よりも長い場合には、プリズム53よりもレンズ51に近い側に結像し、観察画像は、上半分が右側に下半分が左側にずれて撮像される。これらの前眼部観察光学系によって、可視光を遮断するフィルタ3を透過する波長とは異なる赤外域の波長の光が前眼部観察用光源50により照明された被検眼Eの前眼部を観察し、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eの前眼部とのアライメント状態の検出が可能になっている。
次いで、アライメントのための眼底部観察光学系(アライメント指標投影光学系)の構成について説明する。
穴あきミラー9の前面には、LED光源23aからの光束を導くライトガイド24aの出射端が配置され、この出射端によりアライメント指標P1が構成される。このアライメント指標P1は、光軸L3から外れて構成される。また、光軸L3の周りのアライメント指標P1と対称位置に、LED光源23aと同様の波長を持つLED光源23b(不図示)からの光束を導くライトガイド24b(不図示)の出射端が配置されている。この出射端によりアライメント指標P2が構成される。そして、被検眼Eと撮影部120との作動距離が適正な場合には、ライトガイド24a及びライトガイド24bの出射端からの光は、被検眼Eの角膜面で反射され、その指標光束は平行光となり、照明光束の眼底反射光束と同じ光路を通って撮像素子14の撮像面上に結像する。以上説明したアライメント指標に係るアライメント指標投影光学系によって、アライメント指標の位置関係から、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eの眼底Erとのアライメント状態の検出が可能となっている。
次いで、フォーカス光学系の構成について説明する。
光軸L2上のリング絞り7とリレーレンズ8との間には、フォーカス指標投影部21が配置されている。このフォーカス指標投影部21は、被検眼Eの眼底Erに、分割されたスプリット指標をフォーカス指標として投影するためのものである。そして、フォーカス指標投影部21とフォーカスレンズ12は、システム制御部17からの制御に基づいて、それぞれ、フォーカス指標投影部21の駆動及びフォーカスレンズ12の駆動により、光軸L2方向、光軸L3方向に連動して移動するようになっている。このとき、フォーカス指標投影部21と、撮像素子14が光学的に共役関係になっている。これらのフォーカス光学系によって、被検眼Eの眼底Erのフォーカス状態の検出が可能となっている。
以上、アライメントとフォーカスの光学系の構成について説明したが、次に、その動作について、図3と図4を用いてより詳細に説明する。
図3は、図2に示す、前眼部観察光学系の2次元撮像素子55における観察画像の一例を示す図である。
図2において、前眼部観察用光源50により照明された被検眼Eの前眼部は、プリズム53により上下に分割され、2次元撮像素子55上で図3(a)に示すように観察される。ここで、図3に表示されているPO,Oは、それぞれ、システム制御部17により合成されたキャラクタを表している。被検眼Eの瞳孔Ep以外の部分は、前眼部観察用光源50の反射光が多く反射して入ってくるために白く映り、一方で瞳孔Epは反射光が入らないので黒く映る。したがって、このコントラスト差から瞳孔Epの部分を抽出することが可能となり、瞳孔Epの位置を決定することができる。
図3(a)では、上下に分割された瞳孔Epの部分のうち、下部の瞳孔Epの部分から、瞳孔中心POを検出している。図3中の瞳孔中心POは、システム制御部17が算出した瞳孔中心であり、観察画像が表示された画面上にキャラクタとして表示される。検者は、図3(b)に示すように、瞳孔中心POが、観察画像の中心O内に入るように、基台110に設けられた駆動部(例えばジョイスティック130等)を動かす。これにより、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eの前眼部とのアライメントを行うことが可能となっている。
図4は、図2に示す、動画観察と静止画撮影を兼ねた撮像素子14における観察画像の一例を示す図である。具体的に、図4は、観察画像として、被検眼Eの眼底画像を示している。
図4において、アライメント指標P1及びP2は、それぞれ、アライメント指標投影光学系で説明したLED光源23a及び23bによる輝点である。また、図4において、ガイド枠A1及びA2は、それぞれ、アライメント指標P1及びP2の合わせ位置を示している。また、図4において、スプリット指標21a及び21bは、フォーカス光学系のフォーカス指標投影部21によって、被検眼Eの眼底Erに、分割されて投影されたフォーカス指標を示している。
検者の操作により、図3(b)の状態となるように、前眼部のアライメントを行うと、アライメント指標P1及びP2は、それぞれ、ガイド枠A1及びA2の近傍に現れ、図4(a)に示す観察画像のようになる。ここで、アライメント指標P1及びP2は、観察用光源1によって照明された被検眼Eの眼底Erからの反射光に比べて高輝度のため、撮像素子14上の観察画像を二値化する等の画像処理を行うことにより、容易に検出が可能となっている。検者は、アライメント指標P1及びP2が、それぞれ、図4(b)の状態のようにガイド枠A1及びA2に入るように基台110に設けられた駆動部(例えばジョイスティック130等)を動かす。これにより、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eの眼底Erとのアライメントを行うことが可能となっている。
以上のように、検者による駆動部の操作に基づき、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eとのアライメントを行うシステム制御部17は、アライメント手段を構成する。
また、フォーカス指標投影部21とフォーカスレンズ12は、システム制御部17からの制御に基づいて、それぞれ、光軸L2方向、光軸L3方向に連動して移動し、撮像素子14がフォーカス指標投影部21と光学的に共役関係となっている。そのため、フォーカス指標投影部21を光軸L2方向に移動させることにより、スプリット指標21a及び21bが撮像素子14上の観察画像で移動するとともに、フォーカスレンズ12が光軸L3方向に連動して移動する。つまり、このスプリット指標21a及び21bを、システム制御部17が、撮像素子14上で図4(a)の状態から図4(b)の状態(一直線)になるように制御することにより、被検眼Eの眼底Erのフォーカスを行うことが可能となっている。
このように、フォーカス指標であるスプリット指標21a及び21bに基づいて、被検眼Eの眼底Erに対する撮影光学系のフォーカス(合焦)を行うシステム制御部17は、フォーカス手段を構成する。
以上説明したように、本実施形態に係る眼科装置100では、検者によるアライメントとフォーカスの動作に基づいて、システム制御部17が、被検眼Eと撮影光学系とのアライメント及びフォーカスを自動で行うことが可能に構成されている。なお、本実施形態では、アライメント及びフォーカスの動作を検者による手動操作を前提として説明をしているが、例えばシステム制御部17が上述した検者の動作判断を行えば、アライメント及びフォーカスの一部或いは全ての制御を自動で行うことも可能である。
次に、本実施形態に係る眼科装置100で行う自動撮影(以後、「オートショット」と称する)について、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る眼科装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートは、オートショット機能について詳細に説明を行うため、上述した前眼部アライメント制御、及び、フォーカス制御が終了した状態から、処理の流れを開始している。
そこで、まず、図5のフローチャートには図示していないが、オートショット前までに検者が行う操作等について、簡単に説明する。
まず、始めに、検者は、操作入力部31として構成される各種の操作入力手段を用いて、被検者と眼科装置100との大まかな位置合わせを行う。
具体的に、検者は、眼科装置100の顎受け(不図示)に被検者の顎を載せさせ、被検眼EのY軸方向の位置が所定の高さになるように顎受け駆動機構(不図示)を調整する。そして、検者は、モニタ16に映されている被検眼Eと眼科装置100の光学系中心が一致するようにジョイスティック130を操作し、図3を用いて説明した方法によって撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eの前眼部とのアライメントを行う。より詳細に、検者は、プリズム53により分割された前眼部観察画像から、前後方向のアライメント状態を判断する。例えば、図3(a)に示すように観察画像の上半分と下半分がずれて結像している場合には、図3(b)に示すように、観察画像の上半分と下半分がずれない方向に撮影部120を動かす。また、上下方向・左右方向のアライメントについては、システム制御部17が算出する瞳孔中心P0が、観察画像の中心O内に位置するように、撮影部120を動かす。
そして、システム制御部17は、前眼部観察画像の上下が一致し、アライメントが完了したことを検知すると、モニタ16に表示する表示画像を2次元撮像素子55で撮像された画像から撮像素子14で撮像された画像に自動で切り替える。通常、アライメントのみを終了した状態ではフォーカスが最適ではないため、モニタ16には、図4(a)に示すようにスプリット指標21a及び21bが不一致状態の眼底画像が表示される。そこで、図4(b)に示すように、撮像素子14で撮像されるスプリット指標21a及び21bが、一直線になるように、例えば検者は、フォーカス調整入力部32を用いてフォーカスレンズ12を調整する。上述したが、以上の検者の動作判断をシステム制御部17により自動アライメントや自動フォーカスを行ってもよく、また、以降で説明するオートショット機能とあわせることにより、完全な自動撮影も可能である。
以上の操作が終了すると、システム制御部17は、図5に示すフローチャートの処理ステップに従ってオートショット制御を開始する。また、検者は、操作入力部31を用いて図4(a)の状態から図4(b)になるように撮影部120を動かしてオートショットが実行されるように操作をする。この際、システム制御部17は、当該操作を検知して、撮影部120(撮影光学系)と被検眼Eとのアライメントや、被検眼Eの眼底Erのフォーカスを行う。
まず、図5のステップS101において、システム制御部17は、検者により、操作入力部31から被検眼Eが固視異常であることを示す情報が入力されたか否かを判断する。この判断を行うシステム制御部17は、判断手段を構成する。ここで、検者は、どのタイミングにおいても、被検眼Eの固視異常の有無について眼科装置100に入力可能である。例えば、検者は、予め固視異常の被検眼であると認知している等の場合(例えば、子供の中には固視が定まり難い子供が多く、被検者がこの固視が定まり難い子供であることが分かっている場合)には、被検者のIDの入力時に被検眼が固視異常であることを示す情報の入力が可能である。また、例えば、検者は、検査を進めるうちに、例えば前眼部観察時等において固視異常が見られた場合には、前眼観察時において被検眼が固視異常であることを示す情報の入力を行うことができる。
ステップS101の判断の結果、検者により、操作入力部31から被検眼Eが固視異常であることを示す情報が入力された場合には(S101/YES)、ステップS110に移行し、眼振オートショットモードの処理を実行する。ここで、本発明の特徴である固視異常の被検眼Eに対するオートショット機能を、通常のオートショットと区別するため、「眼振オートショット」と称する。
一方、ステップS101の判断の結果、検者により、操作入力部31から被検眼Eが固視異常であることを示す情報が入力されなかった場合には(S101/NO)、ステップS102に進む。
ステップS102に進むと、システム制御部17は、内部的なタイマーをスタートさせる。
本実施形態で行うオートショットは、適正なアライメントが行われていることが前提となっている。そのため、システム制御部17は、図4に示すガイド枠Aとアライメント指標Pを監視することにより、対象となる被検眼Eが当該アライメント状態を維持しているか否かを判断し、オートショット可能か否かの判断を行う。
続いて、ステップS103において、システム制御部17は、ステップS102の計時開始から一定時間が経過し、タイムアップとなったか否を判断する。
ステップS103の判断の結果、タイムアップとなっていない場合には(S103/NO)、ステップS104に進む。
ステップS104に進むと、システム制御部17は、アライメント指標Pが検出され且つ当該アライメント指標Pがガイド枠A内に1回以上入ったことを検出できたか否かを判断する。
ステップS104の判断の結果、アライメント指標Pが検出され且つ当該アライメント指標Pがガイド枠A内に1回以上入ったことを検出できなかった場合には(S104/NO)、ステップS103に戻る。
なお、ステップS103の判断の結果、タイムアップとなった場合(S103/YES)、即ち、一定時間の間に、アライメント指標Pが検知され且つ当該アライメント指標Pがガイド枠A内に1回も入らなかった場合には、システム制御部17は、被検眼Eの角膜輝点像に何らかの欠陥があるためにアライメントが不可であると判断し、オートショットモードを終了する処理を行う。
また、ステップS104の判断の結果、アライメント指標Pが検出され且つ当該アライメント指標Pがガイド枠A内に1回以上入ったことを検出できた場合には(S104/YES)、システム制御部17は、アライメントを行え、オートショット可能な被検眼Eであると判断する。そして、システム制御部17は、ステップS105に処理を進める。
システム制御部17は、ステップS105以降のフローチャートの処理において、通常のオートショットを実行するか、或いは、本実施形態の特徴的な制御である、眼振オートショットモードに移行するかを決定する。
ここで、眼振オートショットについて説明を行う前に、アライメント指標Pとガイド枠Aとの関係について説明する。
システム制御部17は、アライメント指標Pがガイド枠A内にあることにより、被検眼に対する撮影光学系のアライメント状態が維持されていることを検出している。しかしながら、本実施形態においては、アライメント指標Pが、ガイド枠A内にあるだけでなく、そのガイド枠A内での移動速度や、アライメント指標Pのエッジも合わせて判断基準としてもよい。これは、アライメント本来の目的である、被検眼Eに対する眼科装置100の追従安定性や被検眼Eと眼科装置100のZ軸方向とのアライメントズレを防ぐことを目的としている。
ステップS105に進むと、システム制御部17は、ステップS102におけるタイマーとは別の、内部的なタイマーをスタートさせる。具体的に、本ステップでは、システム制御部17は、アライメントの完了後(且つフォーカスの完了後)に、被検眼に対する撮影光学系の当該アライメントのアライメント状態を維持している維持時間の計測を開始するものである。この維持時間の計測を行うシステム制御部17は、計測手段を構成する。
即ち、この維持時間の計測は、完了した被検眼Eと撮影部120(撮影光学系)とのアライメントが「維持されている期間(時間)」を計測するものであり、この期間が長ければ被検眼Eに対して撮影光学系が安定的に追従していることを意味している。
続いて、ステップS106において、システム制御部17は、予め定めたアライメント維持閾値時間T1、被検眼Eがアライメント状態を維持しているか否かを判断する。ここでは、具体的に、或るアライメント維持閾値時間T1、図4に示す被検眼Eのアライメント指標Pがガイド枠A内に居続けているか否かに基づいて、被検眼Eがアライメント状態を維持しているか否かを判断する。
ここで、アライメント維持閾値時間T1を設けている理由について説明する。
図4に示すガイド枠Aとアライメント指標Pは相対的に移動している。そのため、被検眼Eによりアライメント動作を行っている最中においても、被検眼Eが動いてガイド枠A内にアライメント指標Pが入ってしまうことが十分に考えられる。そのため、アライメント維持閾値時間T1、被検眼Eのアライメン状態が維持されていない場合、被検眼Eも撮影部120(撮影光学系)も共に動いている状態で撮影が行われてしまうため、被写体ブレの発生した眼底画像となってしまう。そこで、被検眼Eや撮影部120(撮影光学系)の移動中の不本意な撮影を防ぐため、アライメント維持閾値時間T1を設けている。
ステップS106の判断の結果、予め定めたアライメント維持閾値時間T1、被検眼Eがアライメント状態を維持している場合には(S106/YES)、ステップS107に進む。即ち、アライメント状態を維持している維持時間が、アライメント維持閾値時間T1に達している場合(所定時間以上である場合)に、ステップS107に進む。
ステップS107に進むと、システム制御部17は、被検眼Eが固視異常でないと判定し、通常のオートショットを実行する制御を行う。この通常のオートショットを実行する制御を行うシステム制御部17は、自動撮影手段を構成する。これにより、本実施形態の場合、システム制御部17の制御により、撮影光学系を用いて当該被検眼Eの眼底撮影が行われる。そして、通常のオートショットが実行されると、図5に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS106の判断の結果、予め定めたアライメント維持閾値時間T1、被検眼Eがアライメント状態を維持していない場合には(S106/NO)、ステップS108に進む。即ち、アライメント状態を維持している維持時間が、アライメント維持閾値時間T1に達していない場合(所定時間未満である場合)に、ステップS108に進む。
ステップS108に進むと、システム制御部17は、一度アライメントが完了した後、当該アライメントのアライメント状態をアライメント維持閾値時間T1、維持できずに、当該アライメント状態が外れた回数をカウントする。経験的に、固視異常の無い被検眼E(即ち健常眼)では、固視が安定しているため、一度アライメントが完了すると、アライメント指標Pがガイド枠Aから大きく外れることは少なく、ある程度の時間をもって終息することが分かっている。逆に言えば、一度アライメントが完了したにも関わらず、いつまで経っても、アライメント維持閾値時間T1、当該アライメントのアライメント状態を維持できない場合には、固視異常の被検眼Eであると言える。
続いて、ステップS109において、システム制御部17は、ステップS108でカウントしているカウント値が、経験上健常眼から得られたカウントMAX値を超えるか否かを判断する。この判断の結果、ステップS108でカウントしているカウント値がカウントMAX値を超えていない場合には(S109/NO)、ステップS105に戻り、ステップS105以降の処理を行う。
一方、ステップS109の判断の結果、ステップS108でカウントしているカウント値がカウントMAX値を超えている場合には(S109/YES)、被検眼Eが固視異常であると判定し、ステップS110に進む。
ステップS110に進むと、システム制御部17は、眼振オートショットモードの処理を実行する。このステップS110における眼振オートショットモードの詳細な処理手順については、図6を用いて説明する。
図5のステップS105〜S109の処理を行うシステム制御部17は、被検眼Eが固視異常であるか否かを判定する判定手段を構成する。
図6は、図5のステップS110における眼振オートショットモードの詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
眼振オートショットモードに移行すると、まず、図6のステップS201において、システム制御部17は、撮像素子14の眼底撮影時のISO感度を設定する。具体的に、当該眼振オートショットモードでは、システム制御部17は、通常のオートショットモード(被検眼Eが固視異常でないと判定された場合の撮影モード)よりも、撮像素子14のISO感度を上げて、十分高い値に設定する。さらに、システム制御部17は、当該眼振オートショットモードでは、通常のオートショットモードよりも、撮影光源であるLEDやストロボの発光時間を短く設定する。例えば、システム制御部17は、通常のオートショットモードよりも、撮像素子14のISO感度を2倍に設定した場合、撮影光源の発光時間を半分に設定する。この設定変更により、撮影により得られる眼底画像の輝度は、通常のオートショットで得られる眼底画像と同等に保つことが可能である。
続いて、ステップS202において、システム制御部17は、アライメント維持閾値時間を、ステップS106における時間T1から、当該時間T1よりも短い時間T2へ変更する。これにより、眼振オートショットモードにおけるアライメント維持閾値時間T2が設定される。
続いて、ステップS203において、ステップS102等におけるタイマーとは別の、内部的なタイマーをスタートさせる。具体的に、本ステップでは、システム制御部17は、アライメントの完了後(且つフォーカスの完了後)に、被検眼に対する撮影光学系の当該アライメントのアライメント状態を維持している維持時間の計測を開始するものである。この維持時間の計測を行うシステム制御部17は、計測手段を構成する。また、この維持時間の計測内容については、上述した通常のオートショットモードの場合(即ち図5のステップS105)と同様である。
続いて、ステップS204において、システム制御部17は、アライメント維持閾値時間T2、被検眼Eがアライメント状態を維持しているか否かを判断する。ここで、被検眼Eのアライメント状態の維持内容については、上述した通常のオートショットモードの場合(即ち図5のステップS106)と同様である。
ステップS204の判断の結果、アライメント維持閾値時間T2、被検眼Eがアライメント状態を維持している場合には(S204/YES)、ステップS205に進む。即ち、アライメント状態を維持している維持時間が、アライメント維持閾値時間T2に達している場合(所定時間以上である場合)に、ステップS205に進む。
ステップS205に進むと、システム制御部17は、オートショット可能であると判断し、ステップS201で設定した撮影条件に基づく眼振オートショットを実行する制御を行う。この眼振オートショットを実行する制御を行うシステム制御部17は、自動撮影手段を構成する。これにより、本実施形態の場合、システム制御部17の制御により、撮影光学系を用いて当該被検眼Eの眼底撮影が行われる。そして、眼振オートショットが実行されると、図6に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS204の判断の結果、アライメント維持閾値時間T2、被検眼Eがアライメント状態を維持していない場合には(S204/NO)、ステップS206に進む。即ち、アライメント状態を維持している維持時間が、アライメント維持閾値時間T2に達していない場合(所定時間未満である場合)に、ステップS206に進む。
ステップS206に進むと、システム制御部17は、一度アライメントが完了した後、当該アライメントのアライメント状態をアライメント維持閾値時間T2、維持できずに、当該アライメント状態が外れた回数をカウントする。
続いて、ステップS207において、システム制御部17は、ステップS206でカウントしているカウント値が、経験上健常眼から得られたカウントMAX値以上であるか否かを判断する。この判断の結果、ステップS206でカウントしているカウント値がカウントMAX値未満である場合には(S207/NO)、ステップS203に戻り、ステップS203以降の処理を行う。
一方、ステップS207の判断の結果、ステップS206でカウントしているカウント値がカウントMAX値以上である場合には(S207/YES)、オートショット不可であると判断し、オートショットモードを終了する処理を行う。
以上のように、システム制御部17は、アライメントの完了後で且つフォーカスの完了後であって、当該アライメントのアライメント状態を維持している維持時間が所定時間(アライメント維持閾値時間T1またはT2)以上であることを自動撮影の実行条件としている。そして、システム制御部17は、被検眼Eが固視異常であるか否かの判定結果に応じて、自動撮影の実行条件であるアライメント維持閾値時間を変更するようにしている。具体的に、システム制御部17は、被検眼Eが固視異常であると判定した場合には、被検眼Eが固視異常でないと判定した場合よりも、アライメント維持閾値時間を短く設定している。
被検眼Eが固視異常であると判定されたことに基づく眼振オートショットモードでは、アライメント維持閾値時間を、通常のオートショットモードにおけるアライメント維持閾値時間T1よりも短い時間T2に変更しているため、通常のオートショットモードと同じ撮影条件では、被写体がブレた撮影画像になってしまう。このため、本実施形態では、ステップS201において撮影条件を変更して、被写体のブレに対応する設定を行っている。
本実施形態における眼振オートショットモードを具備しない従来の眼科装置では、アライメントの終息条件がそのままオートショットの実行条件となることが多い。そのため、固視異常の被検眼の場合には、オートショットが実行できない点が一番の問題となっていた。
これに対して、本実施形態では図5及び図6の眼科装置100の制御方法を実行することにより、固視異常の被検眼においても、アライメントの終息を延々と待ち続けることがなく、最適なオートショット機能(自動撮影機能)を維持することが可能である。これにより、写損の少ない被検眼画像を提供することが可能である。さらに、何らかの原因でオートショット自体が難しい被検眼についても、オートショットの可否が素早く判断されるため、検者及び被検者の負担が少ない眼科装置を提供することが可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 観察用光源、2 コンデンサレンズ、3 フィルタ、4 撮影用光源、5 レンズ、6 ミラー、7 リング絞り、8 リレーレンズ、9 穴あきミラー、10 対物レンズ、11 撮影絞り、12 フォーカスレンズ、13 撮影レンズ、14 撮像素子、15 画像処理部、16 モニタ、17 システム制御部、21 フォーカス指標投影部、22 ダイクロイックミラー、23a LED光源、24a ライトガイド、31 操作入力部、32 フォーカス調整入力部、40 内部固視灯、50 前眼部観察用光源、51 レンズ、52 絞り、53 プリズム、54 レンズ、55 2次元撮像素子、100 眼科装置、110 基台、120 撮影部、130 ジョイスティック、E 被検眼、Ep 瞳孔、Er 眼底、L1〜L5 光軸

Claims (15)

  1. 被検眼に対する撮影光学系のアライメント状態を維持している維持時間を計測する計測手段と、
    前記維持時間に基づいて前記被検眼が固視異常であるか否かを判定する判定手段と、
    前記撮影光学系を用いて前記被検眼の自動撮影を実行する際に、前記判定手段による判定結果に応じて前記自動撮影を実行するための実行条件を変更する自動撮影手段と、
    を有することを特徴とする眼科装置。
  2. 前記被検眼に対して前記撮影光学系のアライメントを行うアライメント手段と、
    前記被検眼の眼底に投影されたフォーカス指標に基づいて前記眼底のフォーカスを行うフォーカス手段と、
    を更に有し、
    前記計測手段は、前記アライメントの完了後で且つ前記フォーカスの完了後に、前記維持時間を計測し、
    前記自動撮影手段は、前記被検眼の前記眼底における前記自動撮影を実行することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記判定手段は、前記維持時間が所定時間未満である場合に、前記被検眼が固視異常であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。
  4. 前記自動撮影手段は、前記アライメントの完了後で且つ前記フォーカスの完了後であって、前記維持時間が所定時間以上であることを前記実行条件とし、前記判定手段による判定結果に応じて当該所定時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  5. 前記自動撮影手段は、前記判定手段により前記被検眼が固視異常と判定された場合には、前記判定手段により前記被検眼が固視異常でないと判定された場合よりも、前記所定時間を短く設定することを特徴とする請求項4に記載の眼科装置。
  6. 前記撮影光学系を介して前記被検眼の眼底における眼底画像を撮像する撮像素子を更に有し、
    前記自動撮影手段は、前記判定手段により前記被検眼が固視異常と判定された場合には、前記判定手段により前記被検眼が固視異常でないと判定された場合よりも、前記撮像素子の感度を上げ、且つ、前記撮影光学系を介した撮影光の発光時間を短くする設定を更に行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科装置。
  7. 入力手段から被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたか否かを判断する判断手段と、
    撮影光学系を介して前記被検眼の眼底における眼底画像を撮像する撮像素子と、
    前記判断手段において、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたと判断された場合には、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されなかったと判断された場合よりも、前記撮像素子の感度を上げ、且つ、前記撮影光学系を介した撮影光の発光時間を短くする設定を行って、前記被検眼の自動撮影を実行する自動撮影手段と、
    を有することを特徴とする眼科装置。
  8. 被検眼を自動撮影する眼科装置の制御方法であって、
    前記被検眼に対する撮影光学系のアライメント状態を維持している維持時間を計測する計測ステップと、
    前記維持時間に基づいて前記被検眼が固視異常であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記撮影光学系を用いて前記被検眼の前記自動撮影を実行する際に、前記判定ステップによる判定結果に応じて前記自動撮影を実行するための実行条件を変更する自動撮影ステップと、
    を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  9. 前記被検眼に対して前記撮影光学系のアライメントを行うアライメントステップと、
    前記被検眼の眼底に投影されたフォーカス指標に基づいて前記眼底のフォーカスを行うフォーカスステップと、
    を更に有し、
    前記計測ステップでは、前記アライメントの完了後で且つ前記フォーカスの完了後に、前記維持時間を計測し、
    前記自動撮影ステップでは、前記被検眼の前記眼底における前記自動撮影を実行することを特徴とする請求項8に記載の眼科装置の制御方法。
  10. 前記判定ステップでは、前記維持時間が所定時間未満である場合に、前記被検眼が固視異常であると判定することを特徴とする請求項8または9に記載の眼科装置の制御方法。
  11. 前記自動撮影ステップでは、前記アライメントの完了後で且つ前記フォーカスの完了後であって、前記維持時間が所定時間以上であることを前記実行条件とし、前記判定ステップによる判定結果に応じて当該所定時間を変更することを特徴とする請求項9に記載の眼科装置の制御方法。
  12. 前記自動撮影ステップでは、前記判定ステップにより前記被検眼が固視異常と判定された場合には、前記判定ステップにより前記被検眼が固視異常でないと判定された場合よりも、前記所定時間を短く設定することを特徴とする請求項11に記載の眼科装置の制御方法。
  13. 前記眼科装置は、前記撮影光学系を介して前記被検眼の眼底における眼底画像を撮像する撮像素子を有し、
    前記自動撮影ステップでは、前記判定ステップにより前記被検眼が固視異常と判定された場合には、前記判定ステップにより前記被検眼が固視異常でないと判定された場合よりも、前記撮像素子の感度を上げ、且つ、前記撮影光学系を介した撮影光の発光時間を短くする設定を更に行うことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の眼科装置の制御方法。
  14. 撮影光学系を介して被検眼の眼底における眼底画像を撮像する撮像素子を備え、前記被検眼を自動撮影する眼科装置の制御方法であって、
    入力手段から前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されたと判断された場合には、前記被検眼が固視異常であることを示す情報が入力されなかったと判断された場合よりも、前記撮像素子の感度を上げ、且つ、前記撮影光学系を介した撮影光の発光時間を短くする設定を行って、前記被検眼の自動撮影を実行する自動撮影ステップと、
    を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  15. 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の眼科装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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