JP2016131446A - フルブリッジ方式双方向絶縁dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】力行時と回生時とで各スイッチング素子の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には一次側電源から二次側電源に電力を伝達でき、回生時には二次側電源から一次側電源に電力を伝達できるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータを提供する。
【解決手段】フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、トランスT1の一次側にフルブリッジ接続されたスイッチング素子Q1〜Q4と、トランスT1の二次側にフルブリッジ接続されたスイッチング素子Q5〜Q8と、制御部2とを備え、制御部2は、所定の周期で活性状態及び非活性状態を繰り返すドライブ信号DR1に応じてスイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q7のオンオフ状態を制御し、ドライブ信号DR1の位相をシフトさせてなるドライブ信号DR2の活性状態に応じてスイッチング素子Q3,Q4,Q6,Q8のオンオフ状態を制御するよう構成される。
【選択図】図1

Description

本発明はフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータに関し、特に、力行動作と回生動作の切り替え制御を不要としたフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータに関する。
双方向絶縁DC/DCコンバータは、トランスと、トランスの一次側に接続された直流電源(一次側電源)と、トランスの二次側に接続された直流電源(二次側電源)とを備え、一次側電源と二次側電源の間で双方向に電力を伝達できるようにした回路である。
双方向絶縁DC/DCコンバータの具体的な用途としては、例えばバッテリの充放電試験装置が挙げられる。この場合、一次側電源として系統電源又はDCバスが、二次側電源として試験対象のバッテリがそれぞれ接続される。そして、バッテリの充電試験を行う際(力行時)には、系統電源から双方向絶縁DC/DCコンバータを経由してバッテリに電力が送られ、バッテリの放電試験を行う際(回生時)には、バッテリから双方向絶縁DC/DCコンバータを経由して系統電源に電力が送られる。このように、双方向絶縁DC/DCコンバータは、系統電源とバッテリの間で双方向に電力を伝達する役割を果たす。
特許文献1には、プッシュプル方式、ハーフブリッジ方式、フルブリッジ方式などによって構成された一次側回路と、半波整流回路又は全波整流回路によって構成された二次側回路とを有する双方向絶縁DC/DCコンバータが開示されている。この双方向絶縁DC/DCコンバータにおいては、例えば特許文献1の図2〜図5に示されるように、力行時と回生時とで各スイッチング素子の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には一次側電源から二次側電源に電力が伝達され、回生時には二次側電源から一次側電源に電力が伝達される。
特許文献2には、一次側回路及び二次側回路がともにフルブリッジ方式によって構成された双方向絶縁DC/DCコンバータが開示されている。この双方向絶縁DC/DCコンバータの一次側回路は、正接続(トランスの一次巻線の一端に一次側電源の正極が接続され、他端に一次側電源の負極が接続される状態)の状態と負接続の状態(トランスの一次巻線の一端に一次側電源の負極が接続され、他端に一次側電源の正極が接続される状態)とをデューティー比50%で繰り返すように構成される。二次側回路も同様に、正接続(トランス二次巻線の一端に二次側電源の正極が接続され、他端に二次側電源の負極が接続される状態)の状態と負接続の状態(トランスの二次巻線の一端に二次側電源の負極が接続され、他端に二次側電源の正極が接続される状態)とをデューティー比50%で繰り返すように構成される。そして、一次側回路及び二次側回路の間でこの繰り返し動作の位相をずらすことで、一次側電源と二次側電源の間における電力の伝達が実現される。力行動作と回生動作の切り替えは、位相シフト量を切り替えることによって実現される。
特開2012−210104 特開2013−176174
ところで近年、数kW以上の出力を出す大容量のスイッチング電源では、特許文献2に示されるような、1次側回路及び2次側回路をともにフルブリッジ回路で構成した双方向絶縁DC/DCコンバータ(以下、「フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ」と称する)が使われるようになってきている。他の種類の回路を用いる場合に比べてトランスの巻き数が少なくて済むため、小型化できるとともにトランスの銅損を減らすことができるからである。
しかしながら、これまでのフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータでは、特許文献2にも示されるように、力行時と回生時とで、各スイッチング素子の制御方法(具体的に位相シフト量)を切り替える必要があった。その結果、力行動作と回生動作を切り替えるために複雑な制御機構が必要となり、割高になってしまっていた。
したがって、本発明の目的のひとつは、力行時と回生時とで各スイッチング素子の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には一次側電源から二次側電源に電力を伝達でき、回生時には二次側電源から一次側電源に電力を伝達できるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータは、トランスと、一端が第2の電源の一端に接続される第1のコイルと、一端が第1の電源の一端に接続され、他端が前記トランスの一次側の一端に接続される第1のスイッチング素子と、一端が前記トランスの一次側の一端に接続され、他端が前記第1の電源の他端に接続される第2のスイッチング素子と、一端が前記第1の電源の一端に接続され、他端が前記トランスの一次側の他端に接続される第3のスイッチング素子と、一端が前記トランスの一次側の他端に接続され、他端が前記第1の電源の他端に接続される第4のスイッチング素子と、一端が前記第1のコイルの他端に接続され、他端が前記トランスの二次側の一端に接続される第5のスイッチング素子と、一端が前記トランスの二次側の一端に接続され、他端が前記第2の電源の他端に接続される第6のスイッチング素子と、一端が前記第1のコイルの他端に接続され、他端が前記トランスの二次側の他端に接続される第7のスイッチング素子と、一端が前記トランスの二次側の他端に接続され、他端が前記第2の電源の他端に接続される第8のスイッチング素子と、前記第1乃至第8のスイッチング素子のオンオフを制御する制御部とを備え、前記制御部は、所定の周期で活性状態及び非活性状態を繰り返す第1のドライブ信号に応じて前記第1、第2、第5、第7のスイッチング素子のオンオフ状態を制御し、前記第1のドライブ信号の位相をシフトさせてなる第2のドライブ信号の活性状態に応じて前記第3、第4、第6、第8のスイッチング素子のオンオフ状態を制御するよう構成されることを特徴とする。
本発明によるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータは、力行時と回生時とで各スイッチの制御方法を特に切り替えなくとも、力行時(第1の電源から第2の電源に電力を伝達する場合)には第1の電源の電圧を降圧して第2の電源に供給する降圧チョッパとして機能し、回生時(第2の電源から第1の電源に電力を伝達する場合)には第2の電源の電圧を昇圧して第1の電源に供給する昇圧チョッパとして機能する。したがって、力行時と回生時とで各スイッチの制御方法を特に切り替えることなく、力行時には一次側電源から二次側電源に電力を伝達し、回生時には二次側電源から一次側電源に電力を伝達することが可能になる。なお、被伝達側の電源に伝達される電圧の具体的な値は、第1及び第2のドライブ信号の位相差やトランスの変圧比により調整すればよい。
上記フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいて、前記制御部は、前記第1のドライブ信号の活性化に応じて前記第1及び第5のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第2及び第7のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、前記第1のドライブ信号の非活性化に応じて前記第2及び第7のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第1及び第5のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、前記第2のドライブ信号の活性化に応じて前記第3及び第6のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第4及び第8のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、前記第2のドライブ信号の非活性化に応じて前記第4及び第8のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第3及び第6のスイッチング素子のそれぞれをオフにするよう構成されることとしてもよい。こうすれば、第1乃至第8のスイッチング素子のオンオフ状態を好適に制御することが可能になる。
上記フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいてさらに、前記制御部は、前記第2のスイッチング素子をオフにしてから第2の遅延時間の経過後に前記第1のスイッチング素子をオンにし、前記第1のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第2のスイッチング素子をオンにし、前記第4のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオンにし、前記第3のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオンにするよう構成されることとしてもよい。これによれば、1次側回路に、第2の遅延時間に等しいデッドタイムを設けることができる。
上記各フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいてさらに、前記制御部は、前記第5のスイッチング素子をオンにしてから第3の遅延時間の経過後に前記第7のスイッチング素子をオフにし、前記第7のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第5のスイッチング素子をオフにし、前記第6のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオフにし、前記第8のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオフにするよう構成されることとしてもよい。これによれば、2次側回路に、第3の遅延時間に等しいオーバーラップタイムを設けることができる。
上記各フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいてさらに、前記第2のドライブ信号は、前記第1のドライブ信号が活性化してから第1の遅延時間後に活性化するよう構成され、前記制御部は、前記第1のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオンにし、前記第2のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオンにし、前記第1のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオフにし、前記第2のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオフにし、前記第5のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間に第4の遅延時間を加算してなる時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオンにし、前記第7のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間に前記第4の遅延時間を加算してなる時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオンにし、前記第5のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間に前記第4の遅延時間を加算してなる時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオフにし、前記第7のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間に前記第4の遅延時間を加算してなる時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオフにするよう構成されることとしてもよい。これによれば、第4の遅延時間を調整することで、力行時と回生時とで電力の伝達量を異ならせることが可能になる。
上記各フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいてさらに、一端が前記第1のコイルの一端に接続される第2のコイルと、陽極が前記第1のコイルの他端に接続される第1のダイオードと、一端が前記第1のダイオードの陰極に接続され、他端が前記第2のコイルの他端に接続される第9のスイッチング素子と、陽極が前記第2の電源の他端に接続され、陰極が前記第9のスイッチング素子の他端に接続される第2のダイオードと、一端が前記第2の電源の他端に接続され、他端が前記第9のスイッチング素子の一端に接続されるコンデンサとをさらに備えることとしてもよい。これによれば、第2のコイル、第1のダイオード、第9のスイッチング素子、第2のダイオード、及びコンデンサによりスナバ回路が構成されるので、過渡的な高電圧から回路を保護することが可能になる。
このフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータにおいてさらに、前記制御部は、前記第5乃至第8のスイッチング素子を同時にオフにする場合、前記第9のスイッチング素子をオンにした後に、前記第5乃至第8のスイッチング素子をオフにするよう構成されることとしてもよい。これによれば、回生時に、第5乃至第8のスイッチング素子の破壊を招くことなく、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータを緊急停止することが可能になる。
本発明によれば、力行時と回生時とで各スイッチング素子の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には一次側電源から二次側電源に電力を伝達し、回生時には二次側電源から一次側電源に電力を伝達することが可能になる。
本発明の好ましい実施の形態によるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の構成を示す図である。 図1に示したフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の動作を示す信号図である。 図1に示したフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の理想的な動作を示す信号図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、図3に示した状態S1〜S4におけるスイッチング素子Q1〜Q8のオンオフ状態を示す図である。 (a)は、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1(スナバ回路Sを除く)のうちスイッチング素子Q1〜S8にかかる部分を等価回路に置き換えた図であり、(b)は、さらにトランスT1にかかる部分を等価回路に置き換えた図であり、(c)は、さらにトランスT1を理想的なトランスに置き換えた場合を示す図である。 図5(c)に示した等価回路図の動作を示す図であり、(a)は図3に示した状態S1,S3に、(b)は図3に示した状態S2,S4にそれぞれ対応している。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態によるフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、図1に示すように、トランスT1と、一次側インバータ回路IV1と、二次側インバータ回路IV2と、制御部2とを備えて構成される。一次側インバータ回路IV1は、電源P1(第1の電源)とトランスT1の一次側との間に接続され、二次側インバータ回路IV2は、電源P2(第2の電源)とトランスT1の二次側との間に接続される。フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は例えばバッテリの充放電試験装置であり、その場合の電源P1は系統電源又はDCバス、電源P2は試験対象のバッテリとなる。
一次側インバータ回路IV1は、2つのブリッジ回路B1,B2を有して構成される。ブリッジ回路B1は、一端が電源P1の一端に接続され、他端がトランスT1の一次側の一端に接続されるスイッチング素子Q1(第1のスイッチング素子)と、一端がトランスT1の一次側の一端に接続され、他端が電源P1の他端に接続されるスイッチング素子Q2(第2のスイッチング素子)とによって構成される。ブリッジ回路B2は、一端が電源P1の一端に接続され、他端がトランスT1の一次側の他端に接続されるスイッチング素子Q3(第3のスイッチング素子)と、一端がトランスT1の一次側の他端に接続され、他端が電源P1の他端に接続されるスイッチング素子Q4(第4のスイッチング素子)とによって構成される。
二次側インバータ回路IV2は、2つのブリッジ回路B3,B4と、コイルL1(第1のコイル)と、スナバ回路Sとを有して構成される。コイルL1の一端は、電源P2の一端に接続される。ブリッジ回路B3は、一端がコイルL1の他端に接続され、他端がトランスT1の二次側の一端に接続されるスイッチング素子Q5(第5のスイッチング素子)と、一端がコイルL1の他端に接続され、他端がトランスT1の二次側の他端に接続されるスイッチング素子Q7(第7のスイッチング素子)とによって構成される。ブリッジ回路B4は、一端がトランスT1の二次側の一端に接続され、他端が電源P2の他端に接続されるスイッチング素子Q6(第6のスイッチング素子)と、一端がトランスT1の二次側の他端に接続され、他端が電源P2の他端に接続されるスイッチング素子Q8(第8のスイッチング素子)とによって構成される。スナバ回路Sは、一端がコイルL1の一端に接続されるコイルL2(第2のコイル)と、陽極がコイルL1の他端に接続されるダイオードD1(第1のダイオード)と、一端がダイオードD1の陰極に接続され、他端がコイルL2の他端に接続されるスイッチング素子Q9(第9のスイッチング素子)と、陽極が電源P2の他端に接続され、陰極がスイッチング素子Q9の他端に接続されるダイオードD2(第2のダイオード)と、一端が電源P2の他端に接続され、他端がスイッチング素子Q9の一端に接続されるコンデンサC1とによって構成される。
スイッチング素子Q1〜Q9はそれぞれ、図1に示すように、寄生ダイオードを有するNチャンネル型のMOSトランジスタによって構成される。スイッチング素子Q1〜Q9それぞれの一端はMOSトランジスタのドレイン(寄生ダイオードの陰極)を構成し、他端はMOSトランジスタのソース(寄生ダイオードの陽極)を構成する。
スイッチング素子Q1〜Q9のゲート電極には、制御部2から、それぞれ制御信号UP,UN,VP,VN,XP,XN,YP,YN,SNが供給される。スイッチング素子Q1〜Q9それぞれのオンオフ状態は、制御部2がこれらの制御信号の電圧レベルを個別に制御することにより、個別に制御可能とされている。一例を挙げると、スイッチング素子Q1は、制御信号UPがハイレベルであるときにオンの状態となり、制御信号UPがローレベルであるときにオフの状態となる。他のスイッチング素子Q2〜Q9についても同様である。
制御部2には、外部からドライブ信号DR1(第1のドライブ信号)が供給される。制御部2は、このドライブ信号DR1に基づいてドライブ信号DR2(第2のドライブ信号)を生成し、さらに、ブリッジ回路B1,B3を構成するスイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q7のオンオフ状態(制御信号UP,UN,XP,YPの活性状態)をドライブ信号DR1に応じて制御するとともに、ブリッジ回路B2,B4を構成するスイッチング素子Q3,Q4,Q6,Q8のオンオフ状態(制御信号VP,VN,XN,YNの活性状態)をドライブ信号DR2に応じて制御するよう構成される。
ドライブ信号DR1は、図2に示すように、所定の周期Tで活性状態及び非活性状態を繰り返す周期信号である。活性状態と非活性状態のデューティー比は50%である。制御部2は、このドライブ信号DR1の位相を時間t1(第1の遅延時間。0<t1≦T/2)分だけシフトさせることにより、ドライブ信号DR2を生成する。したがって、ドライブ信号DR2も周期Tで活性状態及び非活性状態を繰り返す周期信号であり、ドライブ信号DR2の活性化タイミングは、ドライブ信号DR1が活性化してから時間t1後に到来することになる。なお、図2ではドライブ信号DR1,DR2をハイアクティブな信号として図示しているが、これらはローアクティブな信号であっても構わない。
制御部2は、このようなドライブ信号DR1,DR2に応じて制御信号UP,UN,VP,VN,XP,XN,YP,YNの活性状態を制御することにより、スイッチング素子Q1〜Q8のオンオフ状態を制御する。具体的には、ドライブ信号DR1の活性化に応じてスイッチング素子Q1,Q5がオン、スイッチング素子Q2,Q7がオフとなり、ドライブ信号DR1の非活性化に応じてスイッチング素子Q2,Q7がオン、スイッチング素子Q1,Q5がオフとなり、ドライブ信号DR2の活性化に応じてスイッチング素子Q3,Q6がオン、スイッチング素子Q4,Q8がオフとなり、ドライブ信号DR2の非活性化に応じてスイッチング素子Q4,Q8がオン、スイッチング素子Q3,Q6がオフとなるよう、制御信号UP,UN,VP,VN,XP,XN,YP,YNの活性状態を制御する。以下、図2を参照しながら、制御部2によって制御された制御信号UP,UN,VP,VN,XP,XN,YP,YNの活性状態の変化について、より詳細に説明する。
まず、制御信号UPは、ドライブ信号DR1の活性化から遅延時間t2(第2の遅延時間)の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR1の非活性化とともに非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。一方、制御信号UNは、ドライブ信号DR1の非活性化から遅延時間t2の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR1の活性化とともに非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。これにより、スイッチング素子Q1は、スイッチング素子Q2がオフとなってから遅延時間t2の経過後にオンとなり、また、スイッチング素子Q2は、スイッチング素子Q1がオフとなってから遅延時間t2の経過後にオンとなる。
次に、制御信号VPは、ドライブ信号DR2の活性化から遅延時間t2の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR2の非活性化とともに非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。一方、制御信号VNは、ドライブ信号DR2の非活性化から遅延時間t2の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR2の活性化とともに非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。これにより、スイッチング素子Q3は、スイッチング素子Q4がオフとなってから遅延時間t2の経過後にオンとなり、また、スイッチング素子Q4は、スイッチング素子Q3がオフとなってから遅延時間t2の経過後にオンとなる。さらに、スイッチング素子Q3は、スイッチング素子Q1がオンとなってから遅延時間t1の経過後にオンとなるとともに、スイッチング素子Q1がオフとなってから遅延時間t1の経過後にオフとなり、スイッチング素子Q4は、スイッチング素子Q2がオンとなってから遅延時間t1の経過後にオンとなるとともに、スイッチング素子Q2がオフとなってから遅延時間t1の経過後にオフとなる。
次に、制御信号XPは、ドライブ信号DR1の活性化から遅延時間t5の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR1の非活性化から遅延時間t5に遅延時間t3(第3の遅延時間)を加算してなる時間t5+t3の経過後に非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。一方、制御信号YPは、ドライブ信号DR1の非活性化から遅延時間t5の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR1の活性化から時間t5+t3の経過後に非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。これにより、スイッチング素子Q7は、スイッチング素子Q5がオンとなってから遅延時間t3の経過後にオフとなり、また、スイッチング素子Q5は、スイッチング素子Q7がオンとなってから遅延時間t3の経過後にオフとなる。
次に、制御信号XNは、ドライブ信号DR2の活性化から遅延時間t5に遅延時間t4(第4の遅延時間)を加算してなる時間t5+t4の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR2の非活性化から時間t5+t4にさらに遅延時間t3を加算してなる時間t5+t4+t3の経過後に非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。一方、制御信号YNは、ドライブ信号DR2の非活性化から時間t5+t4の経過後に活性化し、かつ、ドライブ信号DR2の活性化から時間t5+t4+t3の経過後に非活性に戻るよう、制御部2によって制御される。これにより、スイッチング素子Q8は、スイッチング素子Q6がオンとなってから遅延時間t3の経過後にオフとなり、また、スイッチング素子Q6は、スイッチング素子Q8がオンとなってから遅延時間t3の経過後にオフとなる。さらに、スイッチング素子Q6は、スイッチング素子Q5がオンとなってから時間t1+t4の経過後にオンとなるとともに、スイッチング素子Q5がオフとなってから時間t1+t4の経過後にオフとなり、スイッチング素子Q8は、スイッチング素子Q7がオンとなってから時間t1+t4の経過後にオンとなるとともに、スイッチング素子Q7がオフとなってから時間t1+t4の経過後にオフとなる。
以上のようなスイッチング素子Q1〜Q8のオンオフ状態の変化により、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1では、力行時と回生時とでスイッチング素子Q1〜Q8の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には電源P1から電源P2に電力を伝達し、回生時には電源P2から電源P1に電力を伝達することが可能になる。
ここで、遅延時間t2は、一次側インバータ回路IV1において短絡が発生することを防止するために設けるデッドタイムであり、遅延時間t3は、二次側インバータ回路IV2においてコイルL1の遮断が発生することを防止するために設けるオーバーラップタイムである。また、遅延時間t5は寄生インダクタによる電流の発生を防止するために設けているものである。したがって、一次側インバータ回路IV1における短絡の発生、二次側インバータ回路IV2におけるコイルL1の遮断、寄生インダクタによる電流の発生が無視できる理想的な状態では、遅延時間t2,t3,t5はそれぞれ0に設定できる。また、遅延時間t4は、力行時の電力伝達時間に対して回生時の電力伝達時間を時間t4−t5分だけ長く(t4がマイナスの場合には短く)するために設けているものであり、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の基本的な動作は、t4=0の場合のものである。そこで以下では、遅延時間t2〜t5をいずれも0とした理想的な動作を参照しながら、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1が上記効果を奏することの原理について詳しく説明する。なお、以下では、図1に示したスナバ回路S及びその効果についても無視して説明を行う。
まず、力行時に着目して説明する。一次側インバータ回路IV1のスイッチング素子Q1〜Q4に関する制御部2の動作は、図3及び下記の表1に示すように、ブリッジ回路B1を構成する制御信号UP,UNをドライブ信号DR1に応じて相補的に変化させる一方、ブリッジ回路B2を構成する制御信号VP,VNをドライブ信号DR2に応じて相補的に変化させるというものとなる。この制御の結果、制御信号UPは、ドライブ信号DR1の活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR1の非活性期間に非活性状態となる。同様に、制御信号UNは、ドライブ信号DR1の非活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR1の活性期間に非活性状態となる。制御信号VPは、ドライブ信号DR2の活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR2の非活性期間に非活性状態となる。制御信号VNは、ドライブ信号DR2の非活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR2の活性期間に非活性状態となる。
Figure 2016131446
制御信号UP,UN,VP,VNが以上のように変化する結果として、一次側インバータ回路IV1は、表1及び図4に示すように、電源P1の両端をトランスT1の一次側の両端に正接続する期間S1、トランスT1の一次側の両端を短絡させる期間S2、電源P1の両端をトランスT1の一次側の両端に負接続する期間S3、及び、トランスT1の一次側の両端を短絡させる期間S4を順に繰り返すように動作することになる。なお、図4は、スイッチング素子Q1〜Q8のそれぞれを分かりやすいように単純な1回路1接点のスイッチとして図示したもので、太線が電流経路を示している。
次に、二次側インバータ回路IV2のスイッチング素子Q5〜Q8に関する制御部2の動作は、図3及び下記の表2に示すように、ブリッジ回路B3を構成する制御信号XP,YPをドライブ信号DR1に応じて相補的に変化させる一方、ブリッジ回路B4を構成する制御信号XN,YNをドライブ信号DR2に応じて相補的に変化させるというものとなる。この制御の結果、制御信号XPは、ドライブ信号DR1の活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR1の非活性期間に非活性状態となる。同様に、制御信号YPは、ドライブ信号DR1の非活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR1の活性期間に非活性状態となる。制御信号XNは、ドライブ信号DR2の活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR2の非活性期間に非活性状態となる。制御信号YNは、ドライブ信号DR2の非活性期間に活性状態となり、ドライブ信号DR2の活性期間に非活性状態となる。
Figure 2016131446
制御信号XP,YP,XN,YNが以上のように変化する結果として、二次側インバータ回路IV2は、表2及び図4に示すように、期間S1ではトランスT1の二次側の両端を電源P2の両端に正接続し、期間S2では電源P2の両端をコイルL1を介して短絡させ、期間S3ではトランスT1の二次側の両端を電源P2の両端に負接続し、及び、期間S4では電源P2の両端をコイルL1を介して短絡させるように動作することになる。
期間S1においては、一次側インバータ回路IV1が電源P1の両端をトランスT1の一次側の両端に正接続することから、トランスT1の一次側の両端間に印加される電圧V1は電源P1の両端間電圧に等しくなる。このとき、二次側インバータ回路IV2の動作により、トランスT1の二次側の両端が電源P2の両端に正接続されているので、電源P1の両端間電圧がトランスT1を介して電源P2に伝達されることになる。
また、期間S3においては、一次側インバータ回路IV1が電源P1の両端をトランスT1の一次側の両端に負接続することから、トランスT1の一次側の両端間に印加される電圧V1は電源P1の両端間電圧の符号を反転させてなる電圧に等しくなる。このとき、二次側インバータ回路IV2の動作により、トランスT1の二次側の両端が電源P2の両端に負接続されているので、期間S1と同様に、電源P1の両端間電圧がトランスT1を介して電源P2に伝達されることになる。
一方、期間S2,S4においては、一次側インバータ回路IV1がトランスT1の一次側の両端を短絡させていることから、直接的には、電源P1の両端間電圧が電源P2に伝達されることはない。一方で、期間S1,S3の間、コイルL1に電源P1からの電力が蓄積されており、期間S2,S4においては、このコイルL1に蓄積された電力が電源P2に供給される。
このように、力行時のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、期間S1,S3において電源P1の両端間電圧を電源P2に伝達するとともにコイルL1に電力を蓄積し、期間S2,S4においては、電源P1をトランスT1から切り離す一方でコイルL1から電源P2に電力を伝達するよう動作する。この動作は要するに、よく知られた降圧チョッパの動作である。以下、この点について、図5及び図6を参照しながら詳しく説明する。
ここまでで説明したフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の動作から理解されるように、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、図5(a)に示すように、電源P1と直列に接続されたスイッチング素子Q10によってスイッチング素子Q1〜Q4を置き換え、電源P2と並列に接続されたスイッチング素子Q20によってスイッチング素子Q5〜Q8を置き換えることによっても構成できる。ただし、図示したドライブ信号DR3は、図3に示すように、ドライブ信号DR1とドライブ信号DR2の排他的論理和信号である。また、スイッチング素子Q10のゲート電極にはドライブ信号DR3が供給され、スイッチング素子Q20のゲート電極にはドライブ信号DR3の反転信号が供給される。
図5(b)は、図5(a)の回路において、トランスT1を等価回路で置き換えたものである。同図に示すように、トランスT1は、それぞれスイッチング素子Q10と直列に接続される一次側の漏れインダクタンスLa及び二次側の漏れインダクタンスLbと、スイッチング素子Q20と並列に接続される相互インダクタンスMとによって表される。
ここで、トランスT1が理想的なトランスであるとすると、漏れインダクタンスLa,Lbはともに0となり、相互インダクタンスMは無限大となる。したがって、図5(b)はさらに図5(c)のように書き換えられる。
図5(c)の回路においては、図6に示すように、スイッチング素子Q10がオン、スイッチング素子Q20がオフとなっている状態が期間S1,S3に対応し、スイッチング素子Q10がオフ、スイッチング素子Q20がオンとなっている状態が期間S2,S4に対応する。なお、図6では、図4と同様、スイッチング素子Q10,Q20のそれぞれを分かりやすいように単純な1回路1接点のスイッチとして図示している。また、太線が電流経路を示している。
図6(a)に示すように、期間S1,S3では、電源P1が電源P2と直列に接続されており、電源P1の両端間電圧が電源P2に伝達される。また、コイルL1に電力が蓄積される。一方、図6(b)に示すように、期間S2,S4では、電源P1が電源P2から切り離され、電源P2の両端がコイルL1を介して短絡される。そして、期間S1,S3でコイルL1に蓄積された電力が電源P2に供給される。この動作は、よく知られた降圧チョッパの動作に他ならない。
このように、力行時のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、降圧チョッパとして動作する。したがって、電源P1から電源P2に電力を伝達することが可能になる。
なお、電源P1から電源P2に伝達される電力の量は、期間S1,S3の時間長と、期間S2,S4の時間長の比に応じて変化する。図3から理解されるように、期間S1,S3の時間長は遅延時間t1に等しく、期間S2,S4の時間長はT−t1に等しいので、遅延時間t1を適宜調整することにより、電源P1から電源P2に伝達される電力の量を制御することができる。
次に、回生時に着目して説明する。回生時における制御部2の動作は、力行時と全く同じである。したがって、制御信号UP,UN,VP,VN,XP,YP,XN,YNそれぞれの活性状態の変化、及び、スイッチング素子Q1〜Q8それぞれのオンオフ状態の変化は、図3〜図6、表1、表2を参照して説明した力行時のものと全く同じである。
回生時の期間S2,S4においては、図4(b)(d)に示すように、二次側インバータ回路IV2が電源P2の両端をコイルL1を介して短絡させる。したがって、直接的には電源P2の両端間電圧が電源P1に伝達されることはないが、一方で、電源P2から供給される電力がコイルL1に蓄積される。このコイルL1に蓄積される電力は、期間S1,S3で電源P1に伝達される電圧を昇圧する役割を果たす。
回生時の期間S1においては、図4(a)に示すように、二次側インバータ回路IV2により、電源P2の両端がトランスT1の二次側の両端に正接続される。このとき、電源P2の一端とトランスT1の一端の間にコイルL1が接続された形となるので、トランスT1の二次側の両端間に印加される電圧V2は、電源P2の両端間電圧と、期間S4で蓄積された電力によって生ずるコイルL1の両端間電圧とを加算してなる電圧に等しくなる。そしてこのとき、一次側インバータ回路IV1の動作により、トランスT1の一次側の両端が電源P1の両端に正接続されているので、上記電圧がトランスT1を介して電源P1に伝達されることになる。
同様に、回生時の期間S3においては、図4(c)に示すように、二次側インバータ回路IV2により、電源P2の両端がトランスT1の二次側の両端に負接続される。このとき、電源P2の一端とトランスT1の他端の間にコイルL1が接続された形となるので、トランスT1の二次側の両端間に印加される電圧V2は、電源P2の両端間電圧と、期間S2で蓄積された電力によって生ずるコイルL1の両端間電圧とを加算してなる電圧の符号を反転してなる電圧に等しくなる。そしてこのとき、一次側インバータ回路IV1の動作により、トランスT1の一次側の両端が電源P1の両端に負接続されているので、上記電圧がトランスT1を介して電源P1に伝達されることになる。
このように、回生時のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、期間S2,S4においては、電源P1をトランスT1から切り離す一方で電源P2からコイルL1に電力を蓄積し、期間S1,S3においては、電源P2の両端間電圧と、期間S2で蓄積された電力によって生ずるコイルL1の両端間電圧とを加算してなる電圧を電源P1に電力を伝達するよう動作する。この動作は要するに、よく知られた昇圧チョッパの動作である。以下、この点について、図6を再度参照しながら詳しく説明する。
図6(b)に示すように、期間S2,S4では、電源P1が電源P2から切り離され、電源P2の両端がコイルL1を介して短絡される。その結果、電源P2から供給される電力がコイルL1に蓄積される。一方、図6(a)に示すように、期間S1,S3では、電源P1、コイルL1、及び電源P2が直列に接続される。したがって、電源P1には、電源P2の両端間電圧と、直前の期間S2又は期間S4で蓄積された電力によって生ずるコイルL1の両端間電圧とを加算してなる電圧が供給される。この動作は、よく知られた昇圧チョッパの動作に他ならない。
このように、回生時のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、昇圧チョッパとして動作する。したがって、電源P2から電源P1に電力を伝達することが可能になる。
なお、電源P2から電源P1に伝達される電力の量は、力行時と同様、期間S1,S3の時間長と、期間S2,S4の時間長の比に応じて変化する。したがって、遅延時間t1を適宜調整することにより、電源P2から電源P1に伝達される電力の量を制御することができる。
以上説明したように、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1は、力行時と回生時とでスイッチング素子Q1〜Q8の制御方法を特に切り替えなくとも、力行時には降圧チョッパとして動作し、回生時には昇圧チョッパとして動作する。したがって、力行時と回生時とで各スイッチング素子Q1〜Q8の制御方法を特に切り替えることなく、力行時には電源P1から電源P2に電力を伝達し、回生時には電源P2から電源P1に電力を伝達することが可能になる。
次に、図1及び図2に戻り、電流の流れについての補足的な説明及びスナバ回路Sの動作についての説明を行う。
まず力行時の電流の流れについて説明する。力行時には、図2に示した時点Aでスイッチング素子Q1がオンすると電源P1からトランスT1の一次側への電圧の印加が開始され、図2に示すように、電圧V1が上昇する。このとき、図2に示すようにトランスT1の一次側に流れる電流I1にサージ成分が現れるが、これは、スナバ回路S内のコンデンサC1に一時的に電流が流れ込むためである。
次に、図2に示した時点Bでスイッチング素子Q4がオフになると、電源P1がトランスT1の一次側から切り離されるが、スイッチング素子Q4の寄生容量を通じて、少しの間(図2に示した期間δt1の間)電流I1が流れ続ける。この流れ続ける電流I1によってスイッチング素子Q4のドレイン−ソース間電圧が上昇し、さらにスイッチング素子Q3のボディダイオードがオンとなることにより、トランスT1の一次側の両端が短絡され、トランスT1の一次側への電圧の印加が停止する。その後、トランスT1の漏れインダクタンスの起電力が消失する時点Cで、電流I1が0となる。
時点Aから時点Cにかけ、二次側インバータ回路IV2ではスイッチング素子Q5,Q8がオンとなっているので、電圧V1によって誘起された電圧V2により、コイルL1が充電される。時点Cで電流I1が0となった後、コイルL1の起電力により、スイッチング素子Q7のボディダイオードがオンとなる。これにより、コイルL1、スイッチング素子Q7,Q8、及び電源P2を結ぶ電流経路が形成され、電源P2に電流が還流する。
次に回生時の電流の流れについて説明する。回生時には、図2に示した時点Fでスイッチング素子Q7がオフになると電源P2からトランスT1の二次側への電圧の印加が開始され、図2に示すように、電圧V2が上昇する。
次に、図2に示した時点Dでスイッチング素子Q6がオンすると、二次側インバータ回路IV2が短絡され、電源P2からトランスT1の二次側への電圧の印加が停止する。しかし、トランスT1の漏れインダクタンスの持つ起電力により、一次側インバータ回路IV1に電流が供給され続ける。
ここで、トランスT1の漏れインダクタンスの持つ起電力が消失した後には、電源P1に回生された電力により漏れインダクタンスに逆向きに電圧がかかり、一次側から二次側への電流が生ずる。この無効な電流が流れることを防止するため、制御部2は、トランスT1の漏れインダクタンスの持つ起電力が消失するタイミングで、速やかにスイッチング素子Q3をオンする。スイッチング素子Q3がオンになると、トランスT1の一次側が短絡されるため、上記のような逆向きの電圧の印加は停止される。
次に、スナバ回路Sは、二次側インバータ回路IV2にサージ電圧が発生することを防止する役割を担う回路である。すなわち、二次側インバータ回路IV2では、スイッチング素子Q1がオンとなる時点、スイッチング素子Q2がオンとなる時点、スイッチング素子Q5がオフとなる時点、及びスイッチング素子Q7がオフとなる時点のそれぞれにおいて、サージ電圧が発生する。スナバ回路Sは、発生した高電圧をダイオードD1を介してコンデンサC1に蓄積することにより、このサージ電圧の発生を防止する。
ここで、サージ電圧の発生を適切に防止するためには、コンデンサC1の極板間電圧を一定レベル、具体的には、トランスT1の二次側の両端間に印加される電圧V2の正常なピーク電圧(サージ電圧が発生しない場合のピーク電圧)に保つことが必要である。コンデンサC1の極板間電圧が大きすぎると、電圧を蓄積できなくなってサージ電圧の発生を抑えることが不可能になり、一方でコンデンサC1の極板間電圧が小さすぎると、サージ電圧ではない電圧までコンデンサC1に吸収されてしまい、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1の効率を下げてしまうからである。そこで制御部2は、図2に示すように、スイッチング素子Q9が所定周期でオンオフを繰り返すように、制御信号SNの制御を行う。スイッチング素子Q9がオンである場合にはコンデンサC1に蓄積された電荷が電源P2に吸収され、スイッチング素子Q9がオフである場合にはコンデンサC1に電荷が蓄積されるので、制御部2が上記のような制御信号SNの制御を行うことで、コンデンサC1の極板間電圧を上記一定レベルに保つことが可能になる。なお、図2の例では、制御部2はスイッチング素子Q6,Q8がオンとなるタイミングで制御信号SNを活性化しているが、これ以外のタイミングで制御信号SNを活性化することとしてもよい。また、スイッチング素子Q9がオンオフを繰り返す周期は、サージ電圧の発生周期がT/2の周期で繰り返されることから、図2に示すようにT/2とすることが好ましい。
なお、スイッチング素子Q9は、上記のような役割の他に、回生時のブレーキとしての役割も担っている。すなわち、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1を緊急停止する必要がある場合、力行時であれば、一次側インバータ回路IV1内のスイッチング素子Q1〜Q4をすべてオフにすることで、フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1を停止させることができる。一方、回生時には、仮に二次側インバータ回路IV2内のスイッチング素子Q5〜Q8をすべてオフにしたとすれば、力行時同様にフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1を停止させることができるものの、実際にそのような制御を行うと、コイルL1で発生する電流のためにスイッチング素子Q5〜Q8が破壊されてしまう。そこで、回生時に緊急停止が必要となった場合、制御部2は、制御信号SNの活性化によりスイッチング素子Q9をオンにしてコイルL1で発生する電流の放出経路を確保してから、スイッチング素子Q5〜Q8をオフにする。こうすることで、スイッチング素子Q5〜Q8の破壊を招くことなく、回生時にもフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ1を緊急停止することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
1 フルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ
2 制御部
B1〜B4 ブリッジ回路
C1 コンデンサ
D1,D2 ダイオード
DR1〜DR3 ドライブ信号
IV1 一次側インバータ回路
IV2 二次側インバータ回路
L1,L2 コイル
La,Lb トランスT1の漏れインダクタンス
M トランスT1の相互インダクタンス
P1,P2 電源
Q1〜Q9,Q10,Q20 スイッチング素子
S スナバ回路
T1 トランス
UP,UN,VP,VN,XP,XN,YP,YN,SN 制御信号

Claims (7)

  1. トランスと、
    一端が第2の電源の一端に接続される第1のコイルと、
    一端が第1の電源の一端に接続され、他端が前記トランスの一次側の一端に接続される第1のスイッチング素子と、
    一端が前記トランスの一次側の一端に接続され、他端が前記第1の電源の他端に接続される第2のスイッチング素子と、
    一端が前記第1の電源の一端に接続され、他端が前記トランスの一次側の他端に接続される第3のスイッチング素子と、
    一端が前記トランスの一次側の他端に接続され、他端が前記第1の電源の他端に接続される第4のスイッチング素子と、
    一端が前記第1のコイルの他端に接続され、他端が前記トランスの二次側の一端に接続される第5のスイッチング素子と、
    一端が前記トランスの二次側の一端に接続され、他端が前記第2の電源の他端に接続される第6のスイッチング素子と、
    一端が前記第1のコイルの他端に接続され、他端が前記トランスの二次側の他端に接続される第7のスイッチング素子と、
    一端が前記トランスの二次側の他端に接続され、他端が前記第2の電源の他端に接続される第8のスイッチング素子と、
    前記第1乃至第8のスイッチング素子のオンオフを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、所定の周期で活性状態及び非活性状態を繰り返す第1のドライブ信号に応じて前記第1、第2、第5、第7のスイッチング素子のオンオフ状態を制御し、前記第1のドライブ信号の位相をシフトさせてなる第2のドライブ信号の活性状態に応じて前記第3、第4、第6、第8のスイッチング素子のオンオフ状態を制御するよう構成される
    ことを特徴とするフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  2. 前記制御部は、
    前記第1のドライブ信号の活性化に応じて前記第1及び第5のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第2及び第7のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、
    前記第1のドライブ信号の非活性化に応じて前記第2及び第7のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第1及び第5のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、
    前記第2のドライブ信号の活性化に応じて前記第3及び第6のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第4及び第8のスイッチング素子のそれぞれをオフにし、
    前記第2のドライブ信号の非活性化に応じて前記第4及び第8のスイッチング素子のそれぞれをオンにするとともに前記第3及び第6のスイッチング素子のそれぞれをオフにするよう構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  3. 前記制御部は、
    前記第2のスイッチング素子をオフにしてから第2の遅延時間の経過後に前記第1のスイッチング素子をオンにし、
    前記第1のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第2のスイッチング素子をオンにし、
    前記第4のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオンにし、
    前記第3のスイッチング素子をオフにしてから前記第2の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオンにするよう構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  4. 前記制御部は、
    前記第5のスイッチング素子をオンにしてから第3の遅延時間の経過後に前記第7のスイッチング素子をオフにし、
    前記第7のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第5のスイッチング素子をオフにし、
    前記第6のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオフにし、
    前記第8のスイッチング素子をオンにしてから前記第3の遅延時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオフにするよう構成される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  5. 前記第2のドライブ信号は、前記第1のドライブ信号が活性化してから第1の遅延時間後に活性化するよう構成され、
    前記制御部は、
    前記第1のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオンにし、
    前記第2のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオンにし、
    前記第1のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第3のスイッチング素子をオフにし、
    前記第2のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第4のスイッチング素子をオフにし、
    前記第5のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオンにし、
    前記第7のスイッチング素子をオンにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオンにし、
    前記第5のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第6のスイッチング素子をオフにし、
    前記第7のスイッチング素子をオフにしてから前記第1の遅延時間の経過後に前記第8のスイッチング素子をオフにするよう構成される
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  6. 一端が前記第1のコイルの一端に接続される第2のコイルと、
    陽極が前記第1のコイルの他端に接続される第1のダイオードと、
    一端が前記第1のダイオードの陰極に接続され、他端が前記第2のコイルの他端に接続される第9のスイッチング素子と、
    陽極が前記第2の電源の他端に接続され、陰極が前記第9のスイッチング素子の他端に接続される第2のダイオードと、
    一端が前記第2の電源の他端に接続され、他端が前記第9のスイッチング素子の一端に接続されるコンデンサと
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
  7. 前記制御部は、前記第5乃至第8のスイッチング素子を同時にオフにする場合、前記第9のスイッチング素子をオンにした後に、前記第5乃至第8のスイッチング素子をオフにするよう構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載のフルブリッジ方式双方向絶縁DC/DCコンバータ。
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