JP2016130621A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】気流感がほしい人とほしくない人が同時にいる場合、両者の好みに対応することができなかった。【解決手段】室内機に設けられた人体検知手段で複数の領域の人の在否を検知するとともに、前記複数の領域毎に前記室内機からの吹出風をその領域に向ける風あて領域とその領域に向けない風よけ領域のいずれかに選択できる気流選択手段を設け、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が風あて領域に設定されていればその領域に風向を向けるようにし、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が風よけ領域に設定されていればその領域には風向を向けないようにする。【選択図】図8

Description

本発明は、室内機に設けた人体検知センサで人の居場所を検知し、室内機からの風の向きを制御する空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機は、複数の領域に人がいることが検知可能な人体検知センサを設けるとともに、使用者が気流感の有無を選択できるようにすることで、使用者の希望に沿う快適な空調ができるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−60208号公報
特許文献1に記載の空気調和機においては、例えば気流感がほしくないと設定した場合、複数の領域にいる人全てに気流感がなくなるように制御している。逆に気流感がほしいと設定した場合、複数の領域にいる人全てに気流感が感じられるように制御している。
しかしながら、気流感に関する好みは人それぞれであり、気流感がほしい人とほしくない人が同時にいる場合、従来の空気調和機では両者の好みに対応することができなかった。
本発明は、前記従来の空気調和機の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、気流感がほしい人とほしくない人が同時にいる場合でも、両者の希望に沿う快適な空調ができる空気調和機の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するため、本発明は、室内機に設けられた人体検知手段で複数の領域の人の在否を検知するとともに、前記複数の領域毎に前記室内機からの吹出風をその領域に向ける風あて領域とその領域に向けない風よけ領域のいずれかに選択できる気流選択手段を設け、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が風あて領域に設定されていればその領域に風向を向けるようにし、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が風よけ領域に設定されていればその領域には風向を向けないようにしたものである。
これにより基本的には人に向けて空調を行いながら、気流感がほしくない人がいる領域だけを風よけ領域に設定して風をよけることができるため、気流感がほしい人とほしくない人が同時にいる場合でも、両者の希望に沿う快適な空調ができる。
本発明によれば、気流感がほしくない人がいる領域だけを風よけ領域に設定して風をよけることができるようになり、気流感がほしい人とほしくない人が同時にいる場合でも、両者の希望に沿う快適な空調ができる。
本発明の実施の形態1における室内機の外観斜視図 同実施の形態における冷凍サイクルの構成概略図 同実施の形態における吹出し口付近の要部正面図 同実施の形態における区分された領域を示した図 同実施の形態における気流選択設定の詳細方法を示した図 同実施の形態における空調領域判定方法を示すフローチャート 同実施の形態2における空調領域判定結果の全パターンを示した図 同実施の形態2における左右羽根の風向判定方法を示すフローチャート 同実施の形態2における左右羽根の風向判定結果のパターン例を示した図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
第1の発明は、室内機に設けられた人体検知手段により人の在否を検知して運転を制御する空気調和機であって、前記人体検知手段の検知領域を複数の領域に区分し、前記人体検知手段の検知結果に応じて、室内機の吹出し口に設けられた左右羽根の方向を制御する風向制御装置と、前記複数の領域毎に前記吹出し口からの吹出風をその領域に向けるか否かを選択できる気流選択手段を備え、前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域であれば、その領域に前記左右羽根を向けるようにし、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域であれば、その領域には前記左右羽根を向けないようにしたものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域と、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域との間にある、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域に最も近い前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域には、当該領域が前記人体検知手段で人がいないと検知された領域であっても前記左右羽根を向けるものである。
第3の発明は、第1の発明において、前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域が無い場合には、前記人体検知手段で人がいると検知された領域に最も近い領域には、当該領域が前記人体検知手段で人がいないと検知された領域であっても前記左右羽根を向けるものである。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における室内機の外観斜視図に、リモコン30と、人体検知手段の要部構成図を記載したものである。図2は本実施の形態における空気調和機が備える冷凍サイクルの構成概略図である。本実施の形態の空気調和機は、室内に設置される室内機1と、室外に設置される室外機2とを冷媒配管3で接続することによって構成されている。
室内機1には、室内空気と冷媒の熱交換を行う室内熱交換器5と、室内熱交換器5での熱交換を促進し室内へ送風するための室内ファン6を備える。また、室外機2には、室外空気と冷媒の熱交換を行う室外熱交換器9と、室外熱交換器9での熱交換を促進し送風する室外ファン10と、冷媒を圧縮し高温冷媒を吐出する圧縮機11と、冷媒の流路を切り換える四方弁12と、冷媒を減圧する減圧装置13を備えている。
そして、冷房運転時には、圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器9、減圧装置13、室内熱交換器5、四方弁12、圧縮機11の順に冷媒が流れるように冷凍サイクルが構成され、暖房運転時には、四方弁12を切り換えることによって冷媒の流れが逆となる。
また、室内機1の吹出し口21には、吹出気流(吹出風)の方向を上下方向に変更させる上下羽根22と、左右方向に変更させる左右羽根23が設けられている。図3は本実施の形態における吹出し口21付近の要部正面図である。なお、図3は、左右羽根23の構成を見やすくするため、上下羽根22を外した状態として図示している。
図3に示すように、吹出し口21には、室内機1に向かって左側の略半分に設けられた複数の左側左右羽根23aと、室内機1に向かって右側の略半分に設けられた複数の右側左右羽根23bとで構成された左右羽根23が設けられている。複数の左側左右羽根23aと複数の右側左右羽根23bとは、それぞれ左側連結桟24aと右側連結桟24bを介して個別の駆動モータ(図示せず)と連結されており、それぞれ独立して駆動が可能となっている。上下羽根22と左右羽根23とは、室内機1に設けられた風向制御装置(図示せず)によって、その方向を調整される。
また、室内機1の正面中央付近には人体検知手段4が配置されており、室内機1が設置された室内の人の存在を検知している。風向制御装置は、人体検知手段4の検知領域を複数の領域、例えば、図4に示す3つの領域(L領域、C領域、R領域)に区分している。本実施の形態では、人体検知手段4は三個の焦電型の赤外線センサ4a、4b、4cを配置することで、図4に示すL領域、C領域、R領域のそれぞれの領域の人の在否を検知可能にしている。
これらの赤外線センサ4a、4b、4cで人の在否が検知される領域は次のとおりである。
赤外線センサ4a:L領域(室内機に向かって左側の領域)
赤外線センサ4b:C領域(室内機に向かって中央の領域)
赤外線センサ4c:R領域(室内機に向かって右側の領域)
なお、前記人体検知手段は、一実施例を示すだけであり、この人体検知手段に本発明が限定されるものではない。本実施の形態では、焦電型の赤外線センサを三個使用して室内の人の検知を行っているが、部屋の大きさによっては赤外線センサの数を増減させたり、区分する領域の数を増減させたりしても良い。また、焦電型の赤外線センサ以外でも、例えばサーモパイル型の赤外線センサ等でも良い。
また、本実施の形態の空気調和機は、室内機1へ運転指示を行うリモコン30を備えている。リモコン30には、運転情報やその他情報を表示する表示部31と、設定の変更や指示を行う操作部32とが設けられている。また、リモコン30には、複数の領域毎に、吹出し口21からの吹出風を向ける領域(風あて領域)と吹出し口21からの吹出風を向けない領域(風よけ領域)のいずれかを設定できる気流選択手段33も備えられている。
ここで、気流選択手段33の詳細について説明する。図5は本実施の形態における気流選択設定の詳細方法を示した図である。操作部32には、吹出し口21からの吹出風を向けるか否かを、人体検知手段4の検知領域を区分した複数の領域ごとに選択する操作(気流設定)を開始する「気流ボタン」(図示せず)、リモコン30の操作を進める「すすむボタン」や、現状の操作から前の状態に戻す「もどるボタン」(図示せず)、操作を確定させる「決定ボタン」(図示せず)などが設けられている。
使用者が操作部32の「気流ボタン」を押すと、表示部31に現在、または、最初の設定領域(図5ではL領域)の気流設定内容が表示される。ここで、「すすむボタン」または「もどるボタン」を操作すると、設定領域(図5ではL領域)が、風あて領域に設定されている状態を示す表示から、風よけ領域に設定されている状態を示す表示に変わる。い
ずれか好みの設定の状態が表示された状態で、「決定ボタン」を押すと、現在、または、最初の設定領域の気流設定が完了する。この際、リモコン30から室内機1に設けられた風向制御装置に、その設定内容が伝達される。
その後、表示部31には次の設定領域(図5ではC領域)の気流設定が表示される。これを繰り返すことで、L領域、C領域、R領域の領域毎に順次、気流設定が可能となる。なお、全領域に風よけ領域を設定すると、風を逃がす領域が無くなるため、全領域に風よけ領域に設定することはできないようになっている。また、以上に説明した気流選択設定方法は、一実施例を示すだけであり、この方法に本発明が限定されるものではない。
次に、上下羽根22の風向制御について説明する。暖房時の上下羽根22の風向は、温風が直接人に当たらないように、人の手前の床を狙って下向き(例えば水平から下向きに50度)に設定する。一方冷房時は、部屋手前から奥まで冷風が届くように水平から下向き(例えば水平から下向きに40度)の間でスイング動作する。
左右羽根23の風向制御について説明する。まず、以上のように構成された空気調和機において、空調領域を決定する方法について説明する。図6は本実施の形態における空調領域判定方法を示すフローチャートである。なお、ここで空調領域とは、左右羽根23を固定またはスイング動作させ、吹出し口21からの吹出風を向ける領域のことである。
図7は本実施の形態における空調領域判定結果の全パターンを示す図である。図7では、横軸に左列からL領域、C領域、R領域のいずれに領域であるかを示し、縦軸に上段から、風よけ領域、人位置、空調領域のいずれの区分であるかを示している。そして、風よけ領域の段では、気流選択手段33によって、風あて領域に設定された領域を黒塗りで示し、風よけ領域に設定された領域を白塗りで示している。また、人位置の段では、人体検知手段4によって、人が居ると検知された領域を黒塗りで示し、人が居ないと検知された領域を白塗りで示している。さらに、空調領域の段では、風向制御装置が、左右羽根23を固定またはスイング動作させ、吹出し口21からの吹出風を向ける領域として決定した領域を黒塗りで示している。
図6のステップS1で、区分された複数の領域に、人体検知手段4によって人が居ると検知され、気流選択手段33によって吹出し口21からの吹出風を向けると設定された領域(人がいる風あて領域)が有るかを判定し、有る場合はステップS2でそれらの領域が密集しているか分散しているかを判定する。ここで、密集しているというのは、全領域が連なっていることをさす(1領域だけも密集に含むものとする)。ステップS2で、人がいる風あて領域が密集していると判定された場合には、ステップS3で密集領域から2領域以上離れたところに、条件1を満たす領域があるかを判定する。ここで、条件1は、人体検知手段4によって人が居ると検知され、気流選択手段33によって吹出し口21からの吹出風を向けないと設定された領域(人がいる風よけ領域)である、という条件である。
ステップS3がYES、つまり、密集領域から2領域以上離れたところに、人がいる風よけ領域が有れば、ステップS4で密集領域と条件2を満たす領域の両方を空調領域とする。ここで、条件2は、密集領域と人がいる風よけ領域の間の領域のうち、人がいる風よけ領域に対し最も近い風あて領域である、という条件である。
この条件2の具体例について、図7のパターン(12)の場合を例にとり説明する。パターン(12)において、L領域は人がいる風よけ領域であり、C領域は人体検知手段4によって人が居ないと検知され、気流選択手段33によって吹出し口21からの吹出風を向けると設定された領域(人がいない風あて領域)であり、R領域は人がいる風あて領域
である。このため、密集領域はR領域となる。したがって、条件2を満たす領域とは、密集領域(R領域)と人がいる風よけ領域(L領域)の間の領域で、人がいる風よけ領域(L領域)に最も近い風あて領域、つまりC領域である、という意味である。このため、パターン(12)の場合には、空調領域を、密集領域(R領域)と条件2を満たす領域(C領域)の2つの領域とする。
ただし、ステップS4において、条件2を満たす領域が無い場合は密集領域のみを空調領域とする。この具体例は、例えば図7のパターン(26)のような場合である。パターン(26)において、L領域は人がいる風よけ領域であり、C領域は人体検知手段4によって人が居ないと検知され、気流選択手段33によって吹出し口21からの吹出風を向けないと設定された領域(人がいない風よけ領域)であり、R領域は人がいる風あて領域である。このため、密集領域はR領域となる。したがって、密集領域(R領域)と人がいる風よけ領域(L領域)の間の領域に、風あて領域は存在しない。つまり、条件2を満たす領域はない。このため、空調領域を、密集領域(R領域)のみとする。
このようにステップS3で判定を行っている目的について説明する。例えば図7のパターン(12)のように、人が居ると検知された領域(人位置)がL領域とR領域に離れている場合、R領域だけを空調すると離れたL領域付近には温風や冷風が行かず、L領域にいる人の快適性が損なわれてしまう。そこで、その離れた領域(L領域)の近くに風あて領域があれば、その領域が人は居ないと検知された領域であっても、その領域(C領域)にも風向を向けるというものである。これにより、離れた領域に人がいても、両者の希望に沿う快適な空調ができる。
一方、ステップS3でNO、つまり、密集領域から2領域以上離れたところに、人がいる風よけ領域が無ければ、ステップS5で、ステップS1に該当する全領域、つまり、すべての人がいる風あて領域を空調領域とする。この具体例は、例えば図7のパターン(20)のような場合である。パターン(20)において、L領域は人がいない風あて領域であり、C領域は人がいる風よけ領域であり、R領域は人がいる風あて領域である。このため、密集領域はR領域となる。密集領域(R領域)から2領域以上離れたところに人がいる風よけ領域は存在しない。したがって、空調領域を、人がいる風あて領域(R領域)とする。
また、ステップS2で、人がいる風あて領域が分散していると判定された場合にも、ステップS5で、ステップS1に該当する全領域、つまり、すべての人がいる風あて領域を空調領域とする。この具体例は、例えば図7のパターン(19)のような場合である。パターン(19)において、L領域とR領域とが人がいる風あて領域であり、C領域は人がいない風よけ領域である。L領域とR領域は連なった領域ではないため、人がいる風あて領域は密集しておらず、分散している。したがって、空調領域を、すべての人がいる風あて領域(L領域とR領域)とする。
また、ステップS1で人がいる風あて領域が無いと判定された場合には、ステップS6で、人がいる領域に対し最も近い風あて領域を空調領域とする。この具体例は、例えば図7のパターン(16)のような場合である。パターン(16)において、L領域とR領域とが人がいない風あて領域であり、C領域は人がいる風よけ領域である。このため、人がいる風あて領域は存在せず、空調領域を、人がいる領域(C領域)に対して最も近い風あて領域(L領域とR領域)とする。
以上のように空調領域を決定した後、風向制御装置が、この空調領域をもとに左右羽根23の風向を決定する方法について説明する。図8は本実施の形態における左右羽根の風向判定方法を示すフローチャートであり、図9は本実施の形態における左右羽根の風向判
定結果のパターン例を示した図である。なお、図9中のパターンは、図7中のパターンに対応している。
図8のステップS7で、全空調領域が密集しているかを判定する。ここで、図6のステップS2と同様に、密集しているというのは、全空調領域が連なっていることをさす(1領域だけも密集に含むものとする)。ステップS7で全空調領域が密集していると判定された場合には、ステップS8で全空調領域が1領域か否かを判定する。ステップS8で全空調領域が1領域であれば、ステップS12で左側左右羽根23aと右側左右羽根23bは両方とも同じ空調領域に吹出風が向くように設定される。
この具体例を以下に示す。例えば図9のパターン(9)の場合には、空調領域はC領域の1領域である。このためC領域にのみ吹出風が向くように、左側左右羽根23aと右側左右羽根23bはともに正面を向けて固定する。また図9のパターン(29)の場合には、空調領域はL領域の1領域である。このため、L領域にのみ吹出風が向くように、左側左右羽根23aはL領域方向(例えば正面から左側に30度)に固定し、右側左右羽根23bはC領域方向に風が漏れないよう左方向に更に傾けて(例えば正面から左側に40度)固定する。図9のパターン(22)はパターン(29)の左右を反転させた状態のため、説明は省略する。
一方、ステップS8でNO、つまり、全空調領域が1領域でないと判定された場合には、ステップS9で全空調領域が2領域か否かを判定する。ステップS9で全空調領域が2領域であれば、ステップS11で左側左右羽根23aは左側の空調領域に、右側左右羽根23bは右側の空調領域に向ける。
この具体例を以下に示す。例えば図9のパターン(14)の場合には、空調領域はC領域とR領域の2領域である。このため、左側左右羽根23aはC領域の方向を向け固定し、右側左右羽根23bはR領域の方向を向けて固定する。図9のパターン(33)はパターン(14)の左右を反転させた状態のため、説明は省略する。
また、ステップS9でNO、つまり、全空調領域が2領域でないと判定された場合には、ステップS10で、左側左右羽根23aと右側左右羽根23bは同じ方向を向けながら、全領域に風が行くように左右両端の空調領域間をスイング動作させる。
この具体例は、例えば図9のパターン(7)の場合である。パターン(7)では、空調領域はL領域、C領域、R領域の3領域である。このため、左側左右羽根23aと右側左右羽根23bを同じ方向を向けながら、L領域とR領域の間をスイング動作するように、左側に30度と右側に30度の間をスイング動作させる。
また、ステップS7でNO、つまり、全空調領域が密集していないと判定された場合には、ステップS13で、左側左右羽根23aは左側の密集領域の中央に向け、右側左右羽根23bは右側の密集領域の中央に向ける。
この具体例は、例えば図9のパターン(16)の場合である。パターン(16)では、空調領域はL領域とR領域の2領域であり、分散している。このため、左側左右羽根23aは左側の密集領域であるL領域の方向に固定し、右側左右羽根23bは右側の密集領域であるR領域の方向に固定され、L領域とR領域のみに風が向くようにしている。
以上のように、本実施の形態の空気調和機は、基本的には人のいる領域に風向を向けながら、気流感がほしくない人がいる領域だけを風よけに設定することで、気流感がほしい人とほしくない人の両者の希望に沿う快適な空調ができる。
なお、本実施の形態では人位置と領域毎の気流設定状態に応じて風向を向けるか否かを判断したが、例えば個人を認識できる顔認識手段等を用いて、個人毎に設定された気流感の有無に応じてその人に風向を向けるか否かを判断しても同様の効果が得られる。
以上のように本発明は、1台の室外機に1台の室内機が接続される空気調和機だけではなく、1台の室外機に複数台の室内機が接続されるマルチ型の空気調和機であっても適用することができる。
1 室内機
2 室外機
3 冷媒配管
4 人体検知手段
5 室内熱交換器
6 室内ファン
9 室外熱交換器
10 室外ファン
11 圧縮機
12 四方弁
13 減圧装置
21 吹出し口
22 上下羽根
23 左右羽根
23a 左側左右羽根
23b 右側左右羽根
24a 左側連結桟
24b 右側連結桟
30 リモコン

Claims (3)

  1. 室内機に設けられた人体検知手段により人の在否を検知して運転を制御する空気調和機であって、前記人体検知手段の検知領域を複数の領域に区分し、前記人体検知手段の検知結果に応じて、室内機の吹出し口に設けられた左右羽根の方向を制御する風向制御装置と、前記複数の領域毎に前記吹出し口からの吹出風をその領域に向けるか否かを選択できる気流選択手段を備え、前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域であれば、その領域に前記左右羽根を向けるようにし、前記人体検知手段で人がいると検知された領域が前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域であれば、その領域には前記左右羽根を向けないようにしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域と、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域との間にある、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けないと選択された領域に最も近い前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域には、当該領域が前記人体検知手段で人がいないと検知された領域であっても前記左右羽根を向けることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記風向制御装置は、前記人体検知手段で人がいると検知され前記気流選択手段で吹出風を向けると選択された領域が無い場合には、前記人体検知手段で人がいると検知された領域に最も近い領域には、当該領域が前記人体検知手段で人がいないと検知された領域であっても前記左右羽根を向けることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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