JP2016128218A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法 Download PDF

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一輝 坂本
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一紘 平田
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Abstract

【課題】紙等のシートにエンボス成形を施して凹凸模様を形成するに当たり、凹凸模様の凹凸部が大きい場合であってもシートが破れず、そのシートに美麗な凹凸模様を形成する方法の提供。【解決手段】波形の凹凸部2を有するシート3を用意して、そのシート3を化粧板基材8の表面に載置し、シート3の凹凸部2に、成形面に畳表模様等の成形用凹凸部を有するエンボス成形型により化粧板基材8に至るエンボス成形を施し、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様が転写して形成されたシート3を表面に一体的に有する化粧板を得る方法。【選択図】図3

Description

本発明は、化粧板及びその製造方法に関する。
従来、畳の製造方法として、特許文献1に示されるように、木質繊維板の上に熱可塑性樹脂を介して紙を積層し、この紙を畳表模様の成形面を有するエンボス成形型で熱圧して、紙に畳表模様をエンボス成形して転写するとともに、熱可塑性樹脂を溶融させて紙及び木質繊維板に浸透させ両者を一体化する方法が知られている。
尚、この他、畳の製造方法ではないが、特許文献2には、平板に波板が一体的に接着された片面段ボールシートの波板のみに潰し部を形成することで、その片面段ボールシートを波板の方向と無関係に全ての方向に曲げ得るようにすることが示されている。
特許第4455238号公報 特開2000−296569号公報
ところが、上記特許文献1のものでは、平坦な紙にエンボス成形型によるエンボス成形によって畳表模様を転写するので、エンボス成形の際に紙が十分に伸びず、美麗な畳表模様を形成することが難しくなるだけでなく、畳表模様の凹凸部の大きさ(凹凸寸法)が大きくなると、変形の大きい部分で紙が破れるという問題があり、改良の余地があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、エンボス成形が施される紙等のシートに改良を加えることにより、エンボス成形される凹凸模様の凹凸部が大きい場合であってもシートが破れず、そのシートに美麗な凹凸模様を形成できるようにすることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、シートは凹凸部を有するものとし、その凹凸部にエンボス成形を施すことで、凹凸部を伸ばしながら凹凸模様を形成するようにした。
具体的には、第1の発明に係る化粧板の製造方法は、化粧板基材の表面に、凹凸部を有するシートを載置し、そのシートの凹凸部に、成形面に成形用凹凸部を有するエンボス成形型により化粧板基材に至るエンボス成形を施すことにより、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板を得ることを特徴とする。
この第1の発明では、凹凸部を有するシートが化粧板基材の表面に載置され、このシートの凹凸部にエンボス成形型により化粧板基材に至るエンボス成形が施され、このことで、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板が得られる。
そのとき、エンボス成形されるのはシートの凹凸部であり、そのエンボス成形の際にエンボス成形型の成形用凹凸部によってシートの凹凸部が伸びながら成形される。すなわち、シートが凹凸部を有することで、そのシートの表面積が平坦なシートに比べて増えて成形時に伸び代となる部分ができるとともに、シートがエンボス成形時の圧力により移動し易くなり、シートに対しエンボス成形型の成形用凹凸部を確実に転写して、成形用凹凸部による美麗な凹凸模様を形成することができ、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法が大きくなっても、変形の大きい部分でシートが破れることもない。
しかも、エンボス成形時にシートの凹凸部がエンボス成形型の成形用凹凸部により成形されることで、両凹凸部が組み合わされてそれらとは異なるランダムな凹凸模様が形成されることも生じ、その場合に自然な意匠性が得られる。これらによって美麗な凹凸模様を安定して形成することができる。
第2の発明は、第1の発明において、シートの凹凸部の凹凸寸法と、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法とを互いに同一又は実質的に同じとすることを特徴とする。
この第2の発明では、シートの凹凸部の凹凸寸法と、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法とが互いに同一又は実質的に同じであるので、エンボス成形の際にシートの凹凸部がエンボス成形型の成形用凹凸部によって確実に伸びながら成形される。このことで、美麗な凹凸模様をより一層安定して形成することができる。
第3の発明は、第1の発明において、シートの凹凸部の凹凸寸法を、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法よりも大きくして、エンボス成形によりシートの凹凸模様表面に皺(しわ)を形成することを特徴とする。
この第3の発明では、シートの凹凸部とエンボス成形型の成形用凹凸部との間の凹凸寸法の差により、シートの凹凸部に成形に伴い余った部分が皺となる。この皺があることで、化粧板の表面意匠がより自然なものとなって、その意匠性を高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、平坦なシート素材を凹凸加工することで、凹凸部を有するシートを形成することを特徴とする。
この第4の発明では、凹凸部を有するシートは、平坦なシート素材を凹凸加工することにより形成される。こうすると、凹凸部を有するシートが容易に得られる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つにおいて、シートが紙、樹脂含浸紙又はポリサンド紙であることを特徴とする。
この第5の発明では、シートとして望ましい材料が得られる。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つにおいて、シートの表面又は裏面にホットメルト系接着剤、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を塗布することを特徴とする。
この第6の発明では、熱圧エンボス成形を行う場合に、シートの表面又は裏面に塗布されたホットメルト系接着剤や熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂がエンボス成形の際にシートに含浸して又はエンボス成形後に硬化(固化)し、化粧板におけるシートの凹凸模様の保形性を高めることができる。
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれか1つにおいて、化粧板基材の表面に熱可塑性不織布又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シートを積層した後にシートを載置し、そのシートの表面からエンボス成形して化粧板基材、熱可塑性不織布又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シート及びシートを一体化することを特徴とする。
この第7の発明では、化粧板基材の表面とシートの裏面との間に積層された熱可塑性不織布又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シートがエンボス成形により化粧板基材及びシートに一体化されるので、シートと化粧板基材との接着を行うと同時に、化粧板におけるシートの凹凸模様の保形性を高めることができる。
第8の発明は、第1〜第7の発明のいずれか1つにおいて、化粧板基材は、少なくとも表面に樹脂が含浸されたものであることを特徴とする。
この第8の発明では、化粧板基材に樹脂が含浸されているため、凹凸加工の形状が維持されるだけでなく、耐汚染性能の品質向上が実現できる。
第9の発明は、第1〜第8の発明のいずれか1つにおいて、シートに印刷模様を施すことを特徴とする。
この第9の発明では、シートに印刷模様があることで、この印刷模様がシートの凹凸部やエンボス成形型の成形用凹凸部と組み合わさり、それらとの相乗効果により、より美麗な意匠を得ることができる。
第10の発明は、第1〜第9の発明のいずれか1つにおいて、エンボス成形型は、成形面に畳表模様の成形用凹凸部を有するものとして、そのエンボス成形型によるシートのエンボス成形により、畳表模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板を得ることを特徴とする。
この第10の発明では、エンボス成形型の成形面に畳表模様の成形用凹凸部が形成されているので、シートの凹凸部にエンボス成形型によりエンボス成形が施されたとき、化粧板表面のシートには、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様として畳表模様が形成される。このことによって、化粧板基材を畳基材とし、美麗な凹凸模様としての畳表模様が安定して形成された畳が得られる。
第11の発明に係る化粧板は、第1〜第10の発明のいずれか1つの化粧板の製造方法により製造されたことを特徴とする。
この第11の発明では、第1の発明と同様に、美麗な凹凸模様が安定して形成された化粧板が得られる。
以上説明のように、本発明によると、凹凸部を有するシートを化粧板基材の表面に載置し、そのシートの凹凸部に、成形面に成形用凹凸部を有するエンボス成形型により化粧板基材に至るエンボス成形を施して、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板を得ることにより、エンボス成形の際にシートの凹凸部を伸ばしながら成形し、シートに対しエンボス成形型の成形用凹凸部を確実に転写して美麗な凹凸模様を形成することができ、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法が大きくなってもシートが破れることもないとともに、エンボス成形時にシートの凹凸部とエンボス成形型の成形用凹凸部とが組み合わされてそれらとは異なるランダムな凹凸部が形成され、よって美麗な凹凸模様が安定して形成された化粧板が得られる。
図1は、本発明の実施形態に係る化粧板の製造方法において、凹凸加工(波形加工)される前のシート素材の断面図である。 図2は、シート素材を凹凸加工して形成されたシートの断面図である。 図3は、貼り合わせ工程を示す図である。 図4は、エンボス加工工程を示す図である。 図5は、畳表模様の成形用凹凸部によりエンボス成形された化粧板(畳)の平面図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1〜図6は、本発明の実施形態に係る化粧板の製造方法を概略的に示し、この方法は、凹凸加工工程、貼り合わせ工程及びエンボス加工工程を備えている。
(凹凸加工工程)
上記凹凸加工工程では、まず、図1に示すような平坦なシート素材1を用意する。次いで、図2に示すように、その平坦なシート素材1を凹凸加工として例えば波形加工(コルゲート加工)することで、全体が波形に凹凸成形された、凹凸部2を有するシート3を形成する。この波形の凹凸部2は、互いに平行に延びる複数の波形凹部2a及び波形凸部2bが交互に形成されたものであり、シート3は全体が波板形状になる。
上記波形加工は、図示しないが、例えば外周表面に軸方向に延びる複数の凹凸条を有する1対の加工ローラを各々の凹凸条が互いに噛み合うように配置し、それら両加工ローラの凹凸条間に上記平坦なシート素材1を通過させることで、そのシート素材1を波板状に成形することができる。
上記シート素材1としては、例えば和紙、洋紙、板紙、ポリサンド紙、強化紙、樹脂含浸紙、樹脂シート等が好適に用いられる。
このように、平坦なシート素材1を凹凸加工することで、凹凸部2を有するシート3が容易に得られる。
また、シート3(又はシート素材1)に例えばストライプ柄等の印刷模様を施してもよい。こうすれば、シート3に施された印刷模様が同じシート3の凹凸部2や後述するエンボス成形型6の成形用凹凸部5による凹凸模様11と組み合わさり、それらとの相乗効果により、化粧板12のより美麗な意匠を得ることができる。
尚、シート3は、波形の凹凸部2を有する表面材の裏面にライナーが貼り合わされた複層構造のもの(例えば片面段ボール紙等)とすることもできる。また、シート素材1にAステージ状態の熱硬化性樹脂を含浸させることもできる。
(貼り合わせ工程)
貼り合わせ工程では、図3に示すように、化粧板12の基材となる化粧板基材8を用意して、その表面に、上記波形加工された凹凸部2を有するシート3を載置し、両者を一体的に貼り合わせることにより、凹凸部2を有する表側のシート3と、裏側の平坦な化粧板基材8とが積層一体化された複層構造体9を作製する。
シート3を化粧板基材8に貼り合わせるときには、ホットメルト系等の接着剤13(図6参照)を使用し、その接着剤13を化粧板基材8の表面又は波形加工されたシート3の波形凹部2a裏面に塗布して、その塗布部分でシート3を化粧板基材8に接着する。
上記化粧板基材8は平坦なボード状のものであり、例えばインシュレーションボード(IB)や中密度繊維板(MDF)等の木質繊維板が用いられる。
(エンボス加工工程)
エンボス加工工程では、図4に示すように、上記凹凸部2を有するシート3の該凹凸部2に、成形面に成形用凹凸部5を有する例えば平板プレスタイプのエンボス成形型6によりエンボス成形を施し、このことにより、エンボス成形型6の成形用凹凸部5による凹凸模様11が形成されたシート3を表面に一体的に有する化粧板12を得る。
上記エンボス成形型6の成形面に形成される成形用凹凸部5を例えば畳表模様にしておくと、図5及び図6に示すように、シート3のエンボス成形により表面にエンボス成形型6の成形用凹凸部5による畳表模様の凹凸模様11が転写されて形成された化粧板12が得られ、この化粧板12は化粧板基材8を畳基材とする畳となる。
その際、例えば、成形用凹凸部5の畳表模様におけるイグサの繊維長さ方向(横糸方向)がシート3の凹凸部2における波形凹部2a及び波形凸部2bと一致又は略一致するように配置してエンボス成形するのが好ましい。
エンボス成形は熱圧で行うことが好ましいが、冷圧であってもよい。また、エンボス成形型6は平板プレスタイプの他にローラプレスタイプのものを用いてもよい。
このように、シート3の凹凸部2に対しエンボス成形型6によりエンボス成形が施されると、そのエンボス成形の際にシート3の凹凸部2がエンボス成形型6の成形用凹凸部5によって伸びながら成形される。すなわち、シート3が凹凸部2を有することで、そのシート3の表面積が平坦なシートに比べ増えて、シート3に成形時に伸び代となる部分ができるとともに、シート3がエンボス成形時の圧力により移動し易くになり、このことでシート3に対しエンボス成形型6の成形用凹凸部5を確実に転写して、その成形用凹凸部5による美麗な凹凸模様11を形成することができる。また、エンボス成形型6の成形用凹凸部5の凹凸寸法が大きくなっても、変形の大きい部分でシート3が破れることはない。
しかも、エンボス成形時にシート3の凹凸部2がエンボス成形型6の成形用凹凸部5により成形されることで、両凹凸部2,5が組み合わされてそれらとは異なるランダムな凹凸模様11が形成されることも生じ、その場合に自然な意匠性が得られる。これらによって美麗な凹凸模様11を安定して形成することができる。
上記シート3の凹凸部2の凹凸寸法D1(図2参照)、すなわち波形凹部2aの深さ又は波形凸部2bの高さと、エンボス成形型6の成形面における成形用凹凸部5の凹凸寸法D2(同様に波形凹部の深さ又は波形凸部の高さ)との関係は、両者を同一(D1=D2)又は実質的に同じにするか、或いはシート3の凹凸部2の凹凸寸法D1を成形用凹凸部5の凹凸寸法D2よりも大きくすればよい(D1>D2)。いずれの場合も、シート素材1の表面積がエンボス成形型6における成形面の表面積よりも大きくなり、エンボス成形時にシート3に伸び代となる余剰部分が形成される。
特に、前者の場合、シート3の凹凸部2の凹凸寸法D1と、エンボス成形型6の成形用凹凸部5の凹凸寸法D2とが互いに同一又は実質的に同じであるので、エンボス成形の際にシート3の凹凸部2がエンボス成形型6の成形用凹凸部5によって確実に伸びながら成形される。このことで、美麗な凹凸模様11をより一層安定して形成することができる。
一方、後者のようにシート3の凹凸部2の凹凸寸法D1を成形用凹凸部5の凹凸寸法D2よりも大きくすることで、余剰部分に伸び代を超えた部分が形成され、エンボス成形により化粧板12の凹凸模様11の表面に皺を形成することができる。すなわち、シート3の凹凸部2とエンボス成形型6の成形用凹凸部5との間の凹凸寸法D1,D2の差により、シート3の凹凸部2に成形に伴って余った部分が皺に形成される。この皺があることで、化粧板12の表面意匠がさらに自然なものとなって、その意匠性を高めることができる。
シート3の表面又は裏面にEVA(エチレン酢酸ビニル)ホットメルト系接着剤もしくはPUR(ポリウレタンリアクティブ)ホットメルト系接着剤、及び熱可塑性ポリウレタン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、合成ゴム系ホットメルト樹脂、熱可塑性ポリアミド系ホットメルト樹脂等の樹脂、又は熱硬化性樹脂を塗布してもよい。こうすれば、エンボス成形を熱圧で行う場合に、シート3の表面又は裏面に塗布されたホットメルト系接着剤がエンボス成形の際にシート3に含浸し又はエンボス成形後に硬化(固化するので、化粧板12におけるシート3の凹凸模様11の保形性を高めることができる。
また、化粧板基材8の表面に熱可塑性不織布(又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シート)を積層してからシート3を載置し、そのシート3の表面からエンボス成形して化粧板基材8、不織布(又は樹脂シート)及びシート3を一体化してもよい。こうすると、シート3の裏面に積層された不織布(又は樹脂シート)がエンボス成形によりシート3に一体化されるので、化粧板12におけるシート3の凹凸模様11の保形性を高めることができる。
上記化粧板基材8の少なくとも表面に樹脂を含浸しておいてもよい。こうすれば、化粧板基材8の寸法変化が抑制されるため、結果として、化粧板12におけるシート3の凹凸模様11の保形性を高めることができる。
以上の工程により、表面のシート3にエンボス成形型6の成形用凹凸部5による模様(例えば畳表模様)が転写された凹凸模様11を有する化粧板12が製造され、このようにして製造された化粧板12は、美麗な凹凸模様11が安定して形成されたものとなる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、凹凸加工工程において、平坦なシート素材1を波形加工(コルゲート加工)することで、波形の凹凸部2を有するシート3を形成しているが、本発明においては、波形の凹凸部2に限定されず、円形等の他の形状の凹凸部2を形成することもできる。
本発明は、美麗な凹凸模様が安定して形成された化粧板が得られるので、極めて有用である。
1 シート素材
2 凹凸部
D1 凹凸寸法
3 シート
5 成形用凹凸部
D2 凹凸寸法
6 エンボス成形型
8 化粧板基材
11 凹凸模様
12 化粧板
13 ホットメルト系等の接着剤

Claims (11)

  1. 化粧板基材の表面に、凹凸部を有するシートを載置し、
    上記シートの凹凸部に、成形面に成形用凹凸部を有するエンボス成形型により化粧板基材に至るエンボス成形を施すことにより、エンボス成形型の成形用凹凸部による凹凸模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板を得ることを特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 請求項1において、
    シートの凹凸部の凹凸寸法と、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法とを互いに同一又は実質的に同じとすることを特徴とする化粧板の製造方法。
  3. 請求項1において、
    シートの凹凸部の凹凸寸法を、エンボス成形型の成形用凹凸部の凹凸寸法よりも大きくして、エンボス成形によりシートの凹凸模様表面に皺を形成することを特徴とする化粧板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    平坦なシート素材を凹凸加工することで、凹凸部を有するシートを形成することを特徴とする化粧板の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    シートが紙、樹脂含浸紙又はポリサンド紙であることを特徴とする化粧板の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    シートの表面又は裏面にホットメルト系接着剤、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を塗布することを特徴とする化粧板の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、
    化粧板基材の表面に熱可塑性不織布、又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シートを積層した後にシートを載置し、
    上記シートの表面からエンボス成形して化粧板基材、熱可塑性不織布又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂シート及びシートを一体化することを特徴とする化粧板の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、
    化粧板基材は、少なくとも表面に樹脂が含浸されたものであることを特徴とする化粧板の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、
    シートに印刷模様を施すことを特徴とする化粧板の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つにおいて、
    エンボス成形型は、成形面に畳表模様の成形用凹凸部を有するものとして、該エンボス成形型によるシートのエンボス成形により、畳表模様が転写されたシートを表面に一体的に有する化粧板を得ることを特徴とする化粧板の製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つの化粧板の製造方法により製造されたことを特徴とする化粧板。
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