JP2016127746A - リニアアクチュエータ及びそれを用いたフーリエ変換型分光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高価な永久磁石の使用量を少なくすることができ、且つ必要な速度で可動子を移動させることができるリニアアクチュエータを提供する。【解決手段】可動子移動空間12を有する固定子11と、可動子移動空間12内を所定の移動方向に移動する可動子14を有するリニアアクチュエータ10であって、移動方向に垂直な電流が流れるように可動子14に固定されたコイル15と、移動方向及び電流に垂直な磁界をコイル15に印加するように前記固定子14に設けられた磁界印加手段とを有し、磁界印加手段が、可動子14の移動に伴ってコイル15が移動するコイル移動範囲19のうちの一部である第1移動範囲191において第1磁界をコイル15に印加する第1永久磁石13と、コイル移動範囲19のうち第1移動範囲191以外の範囲である第2移動範囲192において第1磁界よりも弱い第2磁界をコイル15に印加する第2永久磁石16とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアアクチュエータに関する。このリニアアクチュエータは、フーリエ変換型分光装置で用いる移動鏡の移動手段として好適に用いることができる。
リニアアクチュエータは、磁気ディスク装置や光ディスク装置におけるヘッド、光学機器のオートフォーカス、フーリエ変換型分光装置の移動鏡等、直線状に移動する対象物の移動手段として広く用いられている。ここでは一例として、フーリエ変換型分光装置の移動鏡について説明する。
フーリエ変換型分光装置では、試料に光を照射し、試料で反射又は試料を透過した光から、干渉計を用いてインターフェログラムを生成する。この干渉計の代表例として挙げられるのが、マイケルソン干渉計である。マイケルソン干渉計は、ハーフミラー、固定鏡、及び移動鏡を有する。干渉計に入射した光はハーフミラーによって2つに分割され、一方の光は固定鏡で反射されてハーフミラーに戻り、他方の光は移動鏡で反射されてハーフミラーに戻る。これら2つの光はそこで干渉を生じ、この干渉光の強度は、移動鏡を連続的に移動させると、それに伴って変化する。得られた干渉光を試料に照射し、その透過光(又は反射光)を赤外光検出器で取得する(これが上述のインターフェログラムである)。そのインターフェログラムに対してフーリエ変換を行うことにより、分光スペクトルが得られる。この移動鏡の移動のために、上述のリニアアクチュエータが用いられる。
従来のリニアアクチュエータとして、例えば図8(a), (b)に断面図で示したものが知られている。図8(a)に示したリニアアクチュエータ90Aは、有底円筒状のサイドヨーク911とその中央に設けられた円柱状のセンターヨーク912を有する固定子91と、該センターヨーク912の根元に設けられた永久磁石93、センターヨーク912とサイドヨーク911の間の隙間を移動自在に設けられた円筒状の可動子94、及び可動子94の永久磁石93側の外表面に設けられたコイル95を備える。サイドヨーク911及びセンターヨーク912はいずれも、軟鉄等の保磁力が小さい強磁性材(軟磁性材)から成る。永久磁石93の一方の極はセンターヨーク912の先端側に向き、他方の極はサイドヨーク911の底側を向いている(なお、図8(a)では前者をS極、後者をN極としたが、その逆であってもよい)。可動子94は非磁性体から成る。可動子94に、フーリエ変換型分光装置の移動鏡やディスク装置のヘッド等の負荷が接続される(図示せず)。
リニアアクチュエータ90Aの動作を説明する。リニアアクチュエータ90Aには、永久磁石93のN極から、軟磁性材から成るサイドヨーク911の底、サイドヨーク911の円筒部及びセンターヨーク912を通って、永久磁石93のS極に至る磁力線(図8(a)参照)による磁気回路が形成される。この磁力線は、サイドヨーク911とセンターヨーク912の間の隙間を、その隙間にほぼ垂直な方向に通過する。この状態で、該隙間に設けられたコイル95に電流を流すと、該電流はこの磁力線に垂直な方向に流れる。これにより、コイル95は、磁力線及び電流に垂直な方向である、可動子94の軸方向の力を受ける。電流の向きを逆にすると、力も逆向きになる。この力により、コイル95が巻回された可動子は当該軸方向に移動する。電流を停止すると、可動子94は負荷に生じる力学的抵抗により減速し、その後停止する。力学的抵抗が小さい場合には、逆向きの電流をコイル95に流すことにより制動を掛ける。フーリエ変換型分光装置の移動鏡では、コイル95に電流を正負交互に流すことにより、所定範囲内で繰り返し往復移動させるという操作が行われる。
可動子の移動を高速化するには、コイルが移動する隙間の磁界及び/又はコイルを流れる電流を強くすることにより加速度を大きくする。磁界を強くするための構成の一例として、図8(b)に示したリニアアクチュエータ90Bでは、永久磁石93Bをサイドヨーク911の円筒の内面に設けている(特許文献1参照。以下、このリニアアクチュエータを内面磁石型リニアアクチュエータと呼ぶ。)。永久磁石93Bは、軸方向には、可動子94に伴って移動するコイル95の移動可能範囲の全体に亘って設けられている。永久磁石93Bの一方の極は可動子94の円筒面側を向き、他方の極はサイドヨーク911の円筒の内面側を向いている。前記従来のリニアアクチュエータ90A(これを軸磁石型リニアアクチュエータと呼ぶ。)ではサイドヨーク911とセンターヨーク912の間の隙間は軟磁性材により構成されていたが、この内面磁石型リニアアクチュエータ90Bでは、該隙間がコイル95の移動範囲の全長に亘って永久磁石93Bにより構成されているため、該隙間においてより強い磁界が形成される。
また、磁界をさらに強くするために、永久磁石93BにはNd2Fe14B系の材料から成る、いわゆるネオジム磁石を用いるのが一般的である。永久磁石93Bは、サイドヨーク911の円筒の内面に対応して湾曲した板状のものを複数個組み合わせて用いる。永久磁石93B以外のサイドヨーク911、センターヨーク912、可動子94、及びコイル95の構成は軸磁石型リニアアクチュエータ90Aと同じである。
特開平05-049226号公報
ネオジム磁石はフェライト磁石等と比べて高価であるため、その使用量が多いとコストが増加してしまう。この点では内面磁石型リニアアクチュエータ90Bよりも永久磁石の使用量が少ない軸磁石型リニアアクチュエータ90Aの方が好ましい。しかしながら、軸磁石型リニアアクチュエータ90Aは内面磁石型リニアアクチュエータ90Bよりもコイルが通過する隙間の磁界が小さく、可動子の加速度を大きくすることができないため、加速するための可動区間や時間に制約がある場合は、可動子の速度も大きくすることができない。本発明が解決しようとする課題は、高価な永久磁石の使用量を少なくすることができ、且つ必要な速度で可動子を移動させることができるリニアアクチュエータを提供することである。
可動子を高速で移動させるためには、一般的に、移動範囲の全体に亘って加速度を大きくする必要はない。例えば、コイルの移動可能範囲の一端から他端まで可動子を移動させる場合、一端付近において大きい正の加速度で加速し、他端付近において大きい負の加速度で減速すればよく、それら両端の間ではさほど大きな加速度は要しない。また、一部の用途においては、可動子の移動範囲は大きいものの、そのうちの大きな加速度(力)が必要なのは一部の範囲だけで良い場合がある。例えばフーリエ変換型分光装置では、短時間で劣化が進行する試料を測定する場合、波長(波数)分解能を多少犠牲にしてでも通常よりも短時間で測定を行うラピッドスキャン測定が行われる。ラピッドスキャン測定では、通常の測定よりも移動鏡の移動範囲を小さくし、その範囲内での移動速度を大きくすることにより往復周波数を高めることでスペクトルの測定時間を短縮する。従って、移動鏡を移動させるリニアアクチュエータは、ラピッドスキャン測定を行う小さい移動範囲内では大きな加速度が必要であるが、それ以外の通常測定のみを行う大きな移動範囲内ではラピッドスキャン測定の場合よりも小さい加速度で十分である。
本発明者は、リニアアクチュエータにおけるこれらの使用方法に鑑み、本発明を成した。すなわち、上記課題を解決するために成された本発明は、可動子移動空間を有する固定子と、該可動子移動空間内を所定の移動方向に移動する可動子を有するリニアアクチュエータであって、
前記移動方向に垂直な電流が流れるように前記可動子に固定されたコイルと、
前記移動方向及び前記電流に垂直な磁界を前記コイルに印加するように前記固定子に設けられた磁界印加部と
を有し、前記磁界印加部が、
前記可動子の移動に伴って前記コイルが移動するコイル移動範囲のうちの一部である第1移動範囲において第1磁界を該コイルに印加する第1磁界印加部と、
前記コイル移動範囲のうち前記第1移動範囲以外の範囲である第2移動範囲において前記第1磁界よりも弱い第2磁界を該コイルに印加する第2磁界印加部と
を有することを特徴とする。
本発明に係るリニアアクチュエータでは、コイルが第1移動範囲内にあるときには、強い第1磁界によって大きな加速度で可動子が移動するため、移動速度を大きくすることができる。一方、コイルが第2移動範囲内にあるときには、第2移動範囲における第2磁界が第1磁界よりも弱いため、可動子の加速度は第1移動範囲よりも小さい。従って、コイル移動範囲のうち大きい加速度を要するところを第1移動範囲とし、それ以外のところを第2移動範囲とすることにより、全体に亘って必要な加速度及び速度で可動子を移動させることができる。また、大きな加速度を要するところ以外では、生成される磁界が第1磁界印加部よりも弱い第2磁界印加部を用いることにより、コストを抑えることができる。
ラピッドスキャン測定及び通常測定を行うフーリエ変換型分光装置のように可動子の移動範囲のうちの一部範囲のみにおいて大きな加速度が必要である用途に本発明に係るリニアアクチュエータを用いる場合には、当該一部範囲を包含する範囲を第1移動範囲とし、それ以外の移動範囲を第2移動範囲とすればよい。なお、当該一部範囲は、第1移動範囲内にさえあればよく、第1移動範囲よりも小さい範囲であってもよい。
第1磁界印加部及び第2磁界印加部には、例えば以下のものを用いることができる。
第1の例では、第1磁界印加部には、第1移動範囲の全長に亘って設けられた第1永久磁石を用い、第2磁界印加部には、第2永久磁石及び軟磁性材を組み合わせて第2移動範囲に前記移動方向及び前記電流に垂直な磁力線を含む磁気回路を形成するものを用いる。第1永久磁石はネオジム磁石であることが望ましく、第2永久磁石はネオジム磁石であっても、それ以外の永久磁石であってもよい。この例によれば、第2磁界印加部において軟磁性材と組み合わせることにより、第2永久磁石の使用量を少なくしてコストを抑えることができる。
第2の例では、第1磁界印加部には、第1移動範囲の全長に亘って設けられた第1永久磁石を用い、第2磁界印加部には、第1永久磁石よりも弱い磁界を生成する第2永久磁石を第2移動範囲の全長に亘って設けたものを用いる。第1永久磁石にはネオジム磁石を用いることが望ましく、第2永久磁石には例えばフェライト磁石を用いることができる。この例によれば、第2磁界印加部においてネオジム磁石よりも生成する磁界が弱い、安価な磁石を用いことができるため、コストを抑えることができる。
第1磁界印加部と第2磁界印加部の間には、前記移動方向に関する前記コイルの幅よりも狭い空隙を設けることができる。これにより、第1磁界が第2磁界印加部側に漏れ難くなり、第1磁界をより強くすることができる。また、コイルの移動方向に関する該コイルの幅よりも空隙が狭いことにより、コイルのうちの少なくとも一部は常に第1磁界又は第2磁界内に存在するため、コイルが移動範囲内のどの位置にあっても、リニアアクチュエータを起動させることが可能である。なお、実際のリニアアクチュエータの組立を考慮し、空隙の代わりに非磁性のスペーサを配置しても良い。
コイルは、第1移動範囲と第2移動範囲に跨って移動する場合には、位置によって異なる強度の磁界を受けることとなる。そのため、本発明に係るリニアアクチュエータを制御するために、
前記コイル、前記可動子、又は該可動子に固定された移動対象物の位置を検知する位置検知部と、
前記位置検知部で検知された位置に対応する前記コイルの位置における前記磁界の強度に応じた電流を該コイルに供給する電流供給部と
を備えるリニアアクチュエータ制御装置を用いることが望ましい。これにより、コイルの位置に応じて、磁界の強度に対応した電流をコイルに供給することができる。電流供給部からコイルに供給する電流の、位置毎の強度は、予め実験により求めておけばよい。
本発明に係るリニアアクチュエータによれば、ネオジム磁石等の高価な永久磁石の使用量を少なくすることができ、且つ、必要な速度で可動子を移動させることができる。
本発明に係るリニアアクチュエータの第1実施例を示す断面図。 第1実施例のリニアアクチュエータ内で生成される磁力線の計算結果を示す図。 第1実施例のリニアアクチュエータを有するフーリエ変換型赤外分光装置(FTIR)の概略構成図。 図3に示したFTIRにおける制御部の構成を示すブロック図。 第1実施例のリニアアクチュエータにおけるコイル移動空間内の軸方向のコイルの位置による推力定数の相違を示すグラフ。 本発明に係るリニアアクチュエータの第2実施例を示す断面図。 本発明に係るリニアアクチュエータの第3実施例を示す断面図。 従来のリニアアクチュエータの例を示す断面図。
図1〜図7を用いて、本発明に係るリニアアクチュエータの実施例を説明する。
[第1実施例]
図1に、第1実施例のリニアアクチュエータ10の構成を示す。このリニアアクチュエータ10は、フーリエ変換型分光装置の一種である後述のフーリエ変換型赤外分光装置(FTIR)20において、移動鏡を移動させるために用いるものである。
リニアアクチュエータ10は、固定子11と可動子14を有する。固定子11は、軟磁性材から成る有底円筒状のサイドヨーク111と、その中央に設けられた、軟磁性材から成る円柱状のセンターヨーク112を有する。図1は、これら円筒及び円柱の中心軸を含む面における断面図を示している。可動子14は、サイドヨーク111とセンターヨーク112の間の隙間(可動子移動空間12)の一定範囲内において、軸方向に移動自在に設けられた円筒状の非磁性材である。可動子14の外表面のうちサイドヨーク111の底寄りの部分には、コイル15が設けられている。本実施例では、移動方向(軸方向)に関するコイル15の幅を30mmとした。また、移動方向に関するコイル15の中央(図1中の縦の1点鎖線、本実施例では移動方向の両端からそれぞれ15mmのところ)が移動する範囲をコイル移動範囲(移動可能範囲)19と呼ぶ。
サイドヨーク111には、軸方向の一部において軟磁性材が無いエアギャップ(空隙)17が設けられている。空隙の代わりに非磁性のスペーサを配置しても良い。エアギャップ17の幅は、移動方向に関するコイル15の幅よりも小さい6mmとした。本実施例では、コイル移動範囲19のうち、エアギャップ17よりも先端寄りの領域を第1移動範囲191と呼び、エアギャップ17よりもサイドヨーク111の底寄りの領域を第2移動範囲192と呼ぶ。エアギャップ17の部分は、コイル移動範囲19に含まれるが、第1移動範囲191及び第2移動範囲192のいずれにも含まれない。
サイドヨーク111の円筒の内面のうち第1移動範囲191に、円筒内面の全周に亘って、ネオジム磁石である第1永久磁石13が設けられている。第1永久磁石13の一方の極は可動子移動空間12側を向き、他方の軸はサイドヨーク111の円筒内面側を向いている。本実施例では、第1永久磁石13の軸方向の長さは、27mmとした。
センターヨーク112の根元には、ネオジム磁石である第2永久磁石16が設けられている。第2永久磁石16の一方の極はセンターヨーク112の先端側を向き、他方の極はサイドヨーク111の底側を向いている。第2永久磁石16は、後述のように第2移動範囲192内に磁界を生成するものである。
第2永久磁石16の大きさ(体積)は第1永久磁石13よりもやや大きいものの、移動範囲の長さは第1移動範囲191よりも第2移動範囲192の方が十分に長い。そのため、移動範囲の単位長さ当たりにおける永久磁石の使用量は、第1移動範囲191よりも第2移動範囲192の方が少ない。
リニアアクチュエータ10内には、第1永久磁石13及び第2永久磁石16により、図2に示す磁力線が生成される。なお、図2は、生成される磁力線を計算で求めた結果を示すものであり、図1の上半分に相当する部分のみを示している。第1永久磁石13は、そのN極から第1移動範囲191内の可動子移動空間12を通ってセンターヨーク112に向かう磁力線を生成している。一方、第2永久磁石16は、そのN極からサイドヨーク111の底を介して、サイドヨーク111の円筒部から第2移動範囲192内の可動子移動空間12を通ってセンターヨーク112に向かう磁力線を生成している。可動子移動空間12内における磁界の方向は、第1移動範囲191、第2移動範囲192のいずれにおいてもサイドヨーク111からセンターヨーク112に向かうが、磁界の強度は、図2に磁力線の密度で示されているように、第2移動範囲192よりも第1移動範囲191の方が大きい。なお、エアギャップ17内では、サイドヨーク111の軟磁性材が無いため、サイドヨーク111からセンターヨーク112に向かう磁界は生成されない。また、エアギャップ17により、第1移動範囲191の大きい磁界が第2移動範囲192に漏洩することが、ある程度抑えられる。
リニアアクチュエータ10の動作を説明する前に、図3を用いて、リニアアクチュエータ10が用いられるFTIR20の構成を説明する。FTIR20は、多数の波長(波数)が重畳した赤外光(図3中に斜線を付して示したもの)を生成する赤外光源21と、赤外光源21が発する赤外光のうち、強度比で半分を透過して残り半分を90°方向に反射するハーフミラー22を有する。また、ハーフミラー22を透過した赤外光の光路上には、該光路に平行な方向に移動可能な移動鏡23が設けられ、ハーフミラー22で90°方向に反射された赤外光の光路上には固定鏡24が設けられている。移動鏡23及び固定鏡24は共に、入射した光を180°方向に反射する。移動鏡23で反射された赤外光と固定鏡24で反射された赤外光が重なり合うことにより、干渉光が形成される。この干渉光の干渉パターンは、移動鏡23の位置により定まる2つの赤外光の光路差長に依存する。干渉光の光路上には、試料が収容された、この干渉光(赤外光)に対して透明な試料ケース25が配置されている。また、試料ケース25を通過した干渉光の光路上には、赤外光を検出する赤外光検出器26が設けられている。
移動鏡23の下部には、移動鏡23を干渉光の光路に平行に移動させるように敷設されたリニアガイド機構(図示せず)が設けられている。また、移動鏡23には、リニアアクチュエータ10の可動子14が、その軸が干渉光の光路に平行になるように固定されている。これらの構成により、リニアアクチュエータ10の可動子14が可動子移動空間12を移動すると、移動鏡23は干渉光の光路に平行な方向に移動する。ここで上記のようにリニアガイド機構を用いることにより、移動鏡23が移動する際の力学的抵抗は十分に小さく抑えられる。
FTIR20は、上記赤外光のビームよりも断面が小さいレーザ光のビーム(図3中に太破線で示したもの)を出射するレーザ光源27と、レーザ光を検出するレーザ光検出器28を有する。また、赤外光源21とハーフミラー22の間には、レーザ光源27からのレーザ光のビームを上記赤外光のビームと同軸になるように反射する第1レーザ光反射鏡271が設けられていると共に、ハーフミラー22と試料ケース25の間には、ハーフミラー22からのレーザ光のビームをレーザ光検出器28のある方向に反射する第2レーザ光反射鏡272が設けられている。
さらに、FTIR20は、リニアアクチュエータ10を制御する制御部29を有する。制御部29は、図4に示すように、レーザ光検出器28からの信号に基づいて移動鏡23の位置を検出して位置信号を出力する位置検出部291、位置信号に基づいて前記位置に応じた必要な推力を決定して推力信号を出力する推力決定部292、位置信号に基づいて前記位置に応じた推力定数を決定して推力定数信号を出力する推力定数決定部293、推力信号及び推力定数信号を受けて、推力及び推力定数からコイル15に流すべき電流の大きさを算出して電流値信号を出力する電流値算出部294、及び電流値信号に応じた大きさの電流をコイル15に供給する電流アンプ295を有する。位置検出部291では、移動鏡23で反射されたレーザ光と固定鏡24で反射されたレーザ光の干渉強度に基づいて両者の光路差を求め、この光路差により移動鏡23の位置が求められる。移動鏡23は可動子14に固定され、その可動子14にはコイル15が固定されているため、移動鏡23の位置を求めると、コイル15の位置も求めることができる。
第1実施例のリニアアクチュエータ10及びFTIR20の動作を説明する。
可動子14を移動させる際には、コイル15に電流を流す。この電流は、可動子14の円筒面に沿って、可動子移動空間12内の磁界に垂直(図1、図2の紙面に垂直)な方向に流れる。これにより、コイル15は可動子14の移動の力を受け、コイル15が固定された可動子14が可動子移動空間12内を移動する。移動鏡23を1回移動させる際には、まず、移動範囲の始点から所定の速度に可動子14が加速されるまでコイル15に電流を流し、その後電流を停止することによって(力学的抵抗が十分に小さいため)ほぼ一定の速度で可動子14を移動させ、移動範囲の終点から一定距離だけ手前から逆方向の電流を流すことにより可動子14を減速させ、該終点で可動子14を停止させる。この移動範囲の詳細は、FTIR20の動作を説明する際に述べる。
このリニアアクチュエータ10では、コイル15の位置によって推力定数が相違する。推力定数は、コイルに1A(アンペア)の電流を流したときに磁界から受ける力を示すものである。図5に、このリニアアクチュエータ10における、コイル15の位置による推力定数のグラフを示す。推力定数は、コイル15の全体と第1移動範囲191の全体が一致する位置(図5のグラフの横軸が約60mmのところ)において最大値となり、コイル15の全体が第1永久磁石13の全体から完全に抜ける位置(同グラフの横軸が約30mmのところ)で最小値となる。また、推力定数は、最大値となる位置から最小値となる位置に向かって、単調に減少してゆく。これは、コイル15がその移動に伴って徐々に第1移動範囲191から抜けてゆくことによる。推力定数が最小値となる位置よりも第2永久磁石16寄りでは、コイル15が第2永久磁石16に近づくに従ってわずかに増加してゆく。そこで、制御部29では、位置検出部291により、レーザ光検出器28からの信号に基づいて、コイル15と共に可動子14に固定された移動鏡23の位置を検出し、推力決定部292においてこの位置に応じた必要な推力を決定すると共に、推力定数決定部293においてこの位置に応じた推力定数を決定する。そして、電流値算出部294は、これら推力及び推力定数に基づいてコイル15に流すべき電流の大きさを算出し、その大きさの電流を電流アンプ295よりコイル15に流す。
FTIR20では、赤外光源21から赤外光を発すると共に、上記のようにリニアアクチュエータ10の可動子14を移動させることにより、可動子14に固定された移動鏡23を移動させる。これにより、移動鏡23で反射される赤外光と固定鏡24で反射される赤外光の光路差長に変化が生じ、それによって、これら2つの赤外光が干渉して干渉光が生じ、試料ケース25中の試料を透過して赤外光検出器26で検出される干渉光の強度の光路差長による変化を示すインターフェログラムが得られる。このインターフェログラムをフーリエ変換することにより、試料を透過した赤外光の分光スペクトルが得られる。インターフェログラムは、移動鏡23を所定の移動範囲内で1回移動させれば得ることができるものの、S/Nを高くするためには、この移動を複数回繰り返し行い、得られたスペクトルを積算する必要がある。また、移動鏡23の移動範囲、すなわち光路差長の範囲を広くすることによって、波長(波数)分解能を高くすることができる。
FTIR20では、通常測定とラピッドスキャン測定という2種類の測定を行うことができる。通常測定では、コイル15の中央が移動範囲19の全体に亘って移動するように移動鏡23を移動させることにより、光路差長の広い範囲に亘ってインターフェログラムを取得する。通常測定における1回の可動子14の移動時間、すなわち1つのインターフェログラムを取得するのに要する時間は十数秒間である。それに対してラピッドスキャン測定では、コイル15の中央が第1移動範囲191の一部のみを移動するように移動鏡23を移動させる。本実施例では、移動鏡23の移動範囲は1mmとした。このように、ラピッドスキャン測定では移動鏡23の移動範囲が小さいうえに、コイル15の中央が磁界の強い第1移動範囲191内のみを移動するため加速度を大きくすることができるため、1回の可動子14の移動時間は約0.02秒に抑えられる。そのため、ラピッドスキャン測定は通常測定と比較して、光路差長の範囲が狭いことによって波長(波数)分解能は劣るものの、測定時間が大幅に短くなる。
このように、第1実施例のリニアアクチュエータ10によれば、FTIR20における通常測定では移動鏡23を必要な広い範囲に亘って移動させることができ、ラピッドスキャン測定では移動鏡23を高速で移動させることができる。そして、移動鏡23を高速で移動させるために必要な大きい磁界を生成するためのネオジム磁石から成る第1永久磁石13が、コイル15のコイル移動範囲19(移動可能範囲)全体ではなく一部にのみ設けられているため、高価なネオジム磁石の使用量を抑えることができる。
[第2実施例]
図6に、第2実施例のリニアアクチュエータ10Aの構成を示す。このリニアアクチュエータ10Aも第1実施例のリニアアクチュエータ10と同様に、FTIRにおいて移動鏡を移動させるために用いるものである。
リニアアクチュエータ10Aは、第1実施例における第2永久磁石16の代わりに、第2永久磁石16Aを有する。第2永久磁石16Aは、サイドヨーク111の円筒の内面のうち第2移動範囲192に、円筒内面の全周に亘って設けられている。第2永久磁石16Aはフェライト磁石から成る。フェライト磁石は、第1永久磁石13のネオジム磁石と比較すると、生成する磁界は弱いものの、安価であるという利点を有する。第2永久磁石16A以外の構成要素は第1実施例のリニアアクチュエータ10におけるものと同じであるため、図6に描かれた各構成要素に第1実施例と同じ符号を付したうえで、詳細な説明を省略する。
第2実施例のリニアアクチュエータ10Aの動作は、第1実施例のリニアアクチュエータ10と同様である。また、第2実施例のリニアアクチュエータ10Aはそのまま、第1実施例のFTIR20におけるリニアアクチュエータ10に代えて用いることができる。
第2実施例のリニアアクチュエータ10Aによれば、第2移動範囲192にはフェライト磁石である第2永久磁石16Aによって磁界が生成され、第1移動範囲191にはネオジム磁石である第1永久磁石13によって第2移動範囲192よりも強い磁界が生成される。これにより、可動子14に固定されたコイル15を磁界の強い第1移動範囲191内で移動させることで、FTIRのラピッドスキャン測定のように通常測定よりも狭い移動範囲内において高加速度で可動子14を移動させることができると共に、移動可能範囲全体では第2移動範囲192において安価なフェライト磁石から成る第2永久磁石16Aを用いることでコストを抑えることができる。
[第3実施例]
図7に、第3実施例のリニアアクチュエータ10Bの構成を示す。このリニアアクチュエータ10Bは、コイル15が移動範囲(移動可能範囲)19Bの一方の端から所定の速度まで加速した後、等速で移動し、他方の端で停止することによって可動子14を移動させるものである。リニアアクチュエータ10Bの構成要素の中で、固定子11Bのうちのセンターヨーク112、並びに、可動子移動空間12、可動子14及びコイル15は、第1実施例のリニアアクチュエータ10におけるものと同様であるため、第1実施例と同じ符号を付したうえで説明を省略する。以下、他の構成要素の構成を説明する。
リニアアクチュエータ10Bは、有底円筒状のサイドヨーク111Bを有する。サイドヨーク111Bの内面には、軸方向の中央付近に第2磁石16Bが設けられている。また、第2磁石16Bよりも先端側(サイドヨーク111Bの底の反対側)に先端側第1永久磁石131が、底側に底側第1永久磁石132が、それぞれ設けられている。これら先端側第1永久磁石131、底側第1永久磁石132及び第2磁石16Bはいずれも、サイドヨーク111Bの内面の全周に亘って設けられている。先端側第1永久磁石131及び底側第1永久磁石132はネオジム磁石から成り、第2磁石16Bはフェライト磁石から成る。先端側第1永久磁石131と第2磁石16Bの間、及び第2磁石16Bと底側第1永久磁石132の間は離間されており、これら磁石の離間に対応する軸方向の位置においてそれぞれ、サイドヨーク111Bに先端側エアギャップ171及び底側エアギャップ172が設けられている。移動範囲19Bのうち、先端側第1永久磁石131、第2磁石16B、及び底側第1永久磁石132が設けられた範囲をそれぞれ、先端側第1移動範囲1911、第2移動範囲192B、底側第1移動範囲1912と呼ぶ。
第3実施例のリニアアクチュエータ10Bでは、コイル15が先端側第1移動範囲1911又は底側第1移動範囲1912にあるときに、先端側第1永久磁石131又は底側第1永久磁石132からの強い磁界によって絶対値の大きい加速度でコイル15が加速又は減速される。従って、コイル15が移動範囲の一端から他端に移動する際に、コイル15が固定された可動子14を、移動開始時には必要な速度まで大きい加速度で加速し、停止時に絶対値の大きい加速度で減速することができる。第2移動範囲192Bでは、可動子14が必要な速度に達していることから、力学的抵抗に抗してその速度を維持することができる程度にコイル15に力を加えればよいため、先端側第1永久磁石131及び底側第1永久磁石132よりも弱い磁界を生成する第2磁石16Bを用いればよい。第2磁石16Bを用いることにより、先端側第1永久磁石131及び底側第1永久磁石132よりも安価であるため、コストを抑えることができる。
本発明は上記第1〜第3実施例には限定されない。
例えば、上記各実施例ではいずれも、有底円筒状のサイドヨークと円柱状のセンターヨークを有する固定子を用いたが、固定子はこの例には限られない。例えば、上記各実施例ではいずれもサイドヨークにエアギャップを設けたが、エアギャップは本発明において必須ではない。また、サイドヨーク及びセンターヨークの形状も上記のものには限られず、従来のリニアアクチュエータで用いられている種々の形状のものを用いることができる。可動子の形状も同様である。上記各実施例において用いたネオジム磁石の代わりに、SmCo5又はSm2Co17系の材料から成る、いわゆる「サマリウムコバルト磁石」を用いてもよい。
10、10A、10B…リニアアクチュエータ
11、11B、91…固定子
111、111B、911…サイドヨーク
112、912…センターヨーク
12…可動子移動空間
13…第1永久磁石
131…先端側第1永久磁石
132…底側第1永久磁石
14、94…可動子
15、95…コイル
16、16A、16B…第2永久磁石
17…エアギャップ
171…先端側エアギャップ
172…底側エアギャップ
19、19B…コイル移動範囲
191…第1移動範囲
1911…先端側第1移動範囲
1912…底側第1移動範囲
192、192B…第2移動範囲
20…FTIR
21…赤外光源
22…ハーフミラー
23…移動鏡
24…固定鏡
25…試料ケース
26…赤外光検出器
27…レーザ光源
271…第1レーザ光反射鏡
272…第2レーザ光反射鏡
28…レーザ光検出器
29…制御部
291…位置検出部
292…推力決定部
293…推力定数決定部
294…電流値算出部
295…電流アンプ
90A…軸磁石型リニアアクチュエータ
90B…内面磁石型リニアアクチュエータ
93、93B…永久磁石

Claims (6)

  1. 可動子移動空間を有する固定子と、該可動子移動空間内を所定の移動方向に移動する可動子を有するリニアアクチュエータであって、
    前記移動方向に垂直な電流が流れるように前記可動子に固定されたコイルと、
    前記移動方向及び前記電流に垂直な磁界を前記コイルに印加するように前記固定子に設けられた磁界印加部と
    を有し、前記磁界印加部が、
    前記可動子の移動に伴って前記コイルが移動するコイル移動範囲のうちの一部である第1移動範囲において第1磁界を該コイルに印加する第1磁界印加部と、
    前記コイル移動範囲のうち前記第1移動範囲以外の範囲である第2移動範囲において前記第1磁界よりも弱い第2磁界を該コイルに印加する第2磁界印加部と
    を有することを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記第1磁界印加部が第1永久磁石を前記第1移動範囲の全長に亘って設けたものであって、前記第2磁界印加部が第2永久磁石及び軟磁性材を組み合わせて前記第2移動範囲に前記移動方向及び前記電流に垂直な磁力線を含む磁気回路を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記第1磁界印加部が第1永久磁石を前記第1移動範囲の全長に亘って設けたものであって、前記第2磁界印加部が前記第1永久磁石よりも弱い磁界を生成する第2永久磁石を前記第2移動可能範囲の全長に亘って設けたものであることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記第1磁界印加部と前記第2磁界印加部の間に、前記移動方向に関する前記コイルの幅よりも狭い空隙又は非磁性のスペーサを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のリニアアクチュエータを制御する装置であって、
    前記コイル、前記可動子、又は該可動子に固定された移動対象物の位置を検知する位置検知部と、
    前記位置検知部で検知された位置に対応する前記コイルの位置における前記磁界の強度に応じた電流を該コイルに供給する電流供給部と
    を備えることを特徴とするリニアアクチュエータ制御装置。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のリニアアクチュエータと、
    請求項5に記載のリニアアクチュエータ制御装置と、
    前記可動子に固定された移動鏡を有するマイケルソン干渉計と、
    を備えることを特徴とするフーリエ変換型分光装置。
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