JP2016126666A - 印刷システム、印刷管理装置、印刷制御装置およびプログラム - Google Patents

印刷システム、印刷管理装置、印刷制御装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷制御プログラム(プリンタドライバ等)での印刷設定値を管理者によって適切に管理しつつも、印刷制御プログラム120での印刷設定項目の設定に関してユーザの自由度が無用に制限されることを回避することが可能な技術を提供する。
【解決手段】印刷制御プログラムを管理する印刷管理プログラムは、一の印刷設定項目(「印刷種類」)に関する複数の印刷設定値(「片面」、「両面」、「小冊子」)のうち、「設定不許可値」(印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値(たとえば「片面」))の指定を受け付ける。印刷制御プログラムは、当該一の印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値のうち、予め指定された設定不許可値「片面」の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値(「両面」あるいは「小冊子」)の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける。
【選択図】図17

Description

本発明は、印刷システムおよびそれに関連する技術に関する。
パーソナルコンピュータ等からプリンタ(MFP等)に印刷データを送信し、当該プリンタによって印刷出力を行わせることが行われている。この際、パーソナルコンピュータ等においてプリンタドライバを用いることによって、様々な印刷設定項目に関する設定値を変更して印刷出力を行うことが可能である。
また、従来、コスト削減等を目的として、プリンタドライバにて設定変更可能な或る印刷設定項目の設定値を特定の値に固定する技術が存在する(特許文献1参照)。具体的には、プリンタドライバを管理する管理プログラムを用いることによって、管理者は、一般ユーザによって利用されるプリンタドライバにて設定され得る設定値(或る印刷設定項目(たとえば「印刷種類」)の設定値)を特定の値(たとえば、「両面」)に固定する旨等を指定することが可能である。たとえば、当該管理プログラムを用いて、プリンタドライバにおける印刷設定項目「印刷種類」の設定値を「両面」(両面印刷)に固定することによれば、用紙の両面を利用して用紙の無駄を防止し、コスト低減を図ることが可能である。
特開2013−054778号公報
しかしながら、印刷制御プログラム(プリンタドライバ等)にて或る印刷設定項目(たとえば「印刷種類」)の設定値が特定の値(たとえば、「両面」)に固定されると、次のような問題が生じることがある。
たとえば、当該印刷設定項目「印刷種類」がその設定値として3つの選択肢(「片面」、「両面」、「小冊子」)を有する場合において、その設定値が特定の値(たとえば、「両面」)に固定されると、「小冊子」を指定することができない。コスト削減等を目的とする場合には、「片面」による印刷設定さえ除外されれば十分であるにもかかわらず、「小冊子」が指定できなくなる。すなわち、ユーザの自由度が必要以上に制限されてしまう、という問題が存在する。
そこで、本発明は、印刷制御プログラムでの印刷設定値を管理者によって適切に管理しつつも、印刷制御プログラムでの印刷設定項目の設定に関してユーザの自由度が無用に制限されることを回避することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、印刷制御プログラムを管理するプログラムであって、a)一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付けるステップと、b)組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付けるステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記設定禁止組合せは、前記一の印刷設定項目に関する前記複数の印刷設定値のうち前記設定不許可値以外の一の設定値を含む組合せであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記複数の印刷設定項目の設定値に関する一の組合せの入力を受け付けるステップと、b−2)前記一の組合せにおける前記設定禁止組合せの発生の有無を判定する判定動作であって前記印刷制御プログラムと同じ判定動作を実行するステップと、b−3)前記一の組合せにおける前記設定禁止組合せが発生していないと判定されることを条件に、前記b−1)にて入力された前記一の組合せを前記解消案として確定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、前記ステップa)よりも前に行われ、前記ステップa)にて利用される操作画面であって前記設定不許可値の指定を受け付ける操作画面においては、前記ステップb)にて設定された前記解消案に含まれる設定値が、前記設定不許可値として設定できないように、グレーアウト表示もしくは非表示にされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、印刷制御プログラムを管理する印刷管理装置であって、一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付ける第1の受付手段と、組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付ける第2の受付手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、印刷制御用のプログラムであって、a)一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、予め指定された設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付けるステップと、b)組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記ステップa)の前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであって、前記設定禁止組合せに該当せず且つ前記設定禁止組合せの解消案として予め指定された特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係るプログラムであって、前記ステップa)は、前記複数の印刷設定値のうち、予め指定された前記設定不許可値を設定できないように、前記設定不許可値をグレーアウト表示もしくは非表示にした状態で、前記印刷設定操作を受け付けるステップを有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明に係るプログラムであって、前記ステップb)は、b−1)前記印刷設定操作に応じて前記設定禁止組合せが発生したことを検出するステップと、b−2)前記設定禁止組合せの発生が検出されると、前記設定禁止組合せを構成する2つ以上の印刷設定項目のうち、その優先順位の比較的低い印刷設定項目から順にその設定値を前記解消案に規定された値に修正する動作を、当該修正によって前記設定禁止組合せが解消されるまで繰り返すステップと、を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6ないし請求項8のいずれかの発明に係るプログラムであって、c)前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記設定不許可値を、前記ステップa)よりも前に取得するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6ないし請求項9のいずれかの発明に係るプログラムであって、d)前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記解消案を、前記ステップb)よりも前に取得するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項6ないし請求項8のいずれかの発明に係るプログラムであって、前記プログラムは、前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記設定不許可値および前記解消案が予め埋め込まれて生成されていることを特徴とする。
請求項12の発明は、印刷出力を制御する印刷制御装置であって、一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、予め指定された設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける受付手段と、組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであって、前記設定禁止組合せに該当せず且つ前記設定禁止組合せの解消案として予め指定された特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項13の発明は、印刷出力を制御する印刷制御プログラムを実行する第1の実行手段と、前記印刷制御プログラムを管理する印刷管理プログラムを実行する第2の実行手段と、を備える印刷システムであって、前記第2の実行手段は、一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付ける第1の受付手段と、組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付ける第2の受付手段と、を有し、前記第1の実行手段は、前記一の印刷設定項目に関する前記複数の印刷設定値のうち、予め指定された前記設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける第3の受付手段と、前記設定禁止組合せが前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、前記解消案として予め指定された前記特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1ないし請求項5に記載の発明によれば、指定された設定不許可値に基づき、印刷制御プログラムでは当該設定不許可値の設定が禁止され且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定は許可され得るので、印刷制御プログラムにおいて特定の設定値(設定不許可値)の設定を禁止しつつ、印刷制御プログラムにおけるユーザの設定の自由度が無用に制限されることを回避することが可能である。また、設定禁止組合せに該当しない組合せが、設定禁止組合せの解消案として予め指定されるので、印刷制御プログラムにおいては、当該解消案に基づいて設定禁止組合せを自動的に解消することが可能であり、ユーザの利便性が向上する。
また特に、請求項4に記載の発明によれば、設定不許可値の指定を受け付ける操作画面においては、ステップb)にて設定された解消案に含まれる設定値が、設定不許可値として設定できないように、グレーアウト表示もしくは非表示にされているので、設定ミスを防止することが可能である。
また、請求項6ないし請求項13に記載の発明によれば、指定された設定不許可値に基づき、印刷制御プログラムでは当該設定不許可値の設定が禁止され且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定は許可されるので、印刷制御プログラムにおいて特定の設定値(設定不許可値)の設定を禁止しつつ、印刷制御プログラムにおけるユーザの設定の自由度が無用に制限されることを回避することが可能である。また、印刷制御プログラムによる印刷設定操作にて設定禁止組合せが発生した場合には、設定禁止組合せの解消案として予め登録された内容に基づいて設定禁止組合せが解消されるので、ユーザの利便性が向上する。
印刷システムの構成を示す概略図である。 MFPの機能ブロックを示す図である。 コンピュータのハードウエア構成を示すブロック図である。 印刷システムにおける制御データの流れ等を示す図である。 印刷管理プログラムの動作を示すフローチャートである。 印刷管理プログラムにおける操作画面を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(解消案指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(解消案指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(解消案指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(設定対象項目の指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(設定不許可値の指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(設定不許可値の指定画面)を示す図である。 印刷管理プログラムにおける操作画面(設定不許可値の指定画面)を示す図である。 基本データを示す図である。 制御用データを示す図である。 印刷制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 印刷制御プログラムにおける操作画面(印刷設定画面)を示す図である。 印刷制御プログラムにおける操作画面(印刷設定画面)を示す図である。 警告画面を示す図である。 変型例に係る印刷システムを示す図である。 別の変型例に係る印刷システムを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.システム構成>
<概略>
図1は、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral)(MFPとも略称する)10とコンピュータ30,50,70とを備える印刷システム1の構成を示す概略図である。
MFP10とコンピュータ30,50,70とは、ネットワーク108を介して接続されており、各装置10,30,50,70の相互間でデータの送受信が可能である。なお、ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどの各種のネットワークを含む。
コンピュータ50は、サーバコンピュータであり、コンピュータ30,70は、クライアントコンピュータである。コンピュータ30は、MFP10の利用者(一般ユーザ)によって利用されるコンピュータ(利用者用のコンピュータ)であり、コンピュータ70は、MFP10の管理者(管理ユーザ)によって利用されるコンピュータ(管理者用のコンピュータ)である。
コンピュータ30には、印刷制御プログラム(ここではプリンタドライバ)120(図4参照)がインストールされており、コンピュータ30は、MFP10における印刷出力を制御する印刷制御装置等として機能する。
コンピュータ70には、印刷管理プログラム(単に管理プログラムとも称する)110(図4参照)がインストールされている。管理プログラム110は、印刷制御プログラム120の管理等を行うプログラムである。コンピュータ70は、印刷制御プログラム(プリンタドライバ等)120の動作を管理プログラム110を用いて管理する管理装置(印刷管理装置)として機能する。
管理プログラム110および印刷制御プログラム120は、MFP10の印刷設定に関する共通の基本データD10(D11,D12,D13)(図14参照)を利用する。たとえば、各プログラム110,120は、それぞれ、基本データD10(D11,D12,D13)(図14参照)を内蔵した状態で生成される。
データD11は、MFP10における全ての印刷設定項目の選択肢(設定値の候補)を規定するデータである。たとえば、図14に示すように、データD11には、印刷設定項目「用紙サイズ」に関して複数の選択肢(「A4」,「A3」,「レター」,...)が存在する旨が規定されている。また、データD11には、印刷設定項目「印刷種類」に関して複数の選択肢(「片面」,「両面」,「小冊子」)が存在し、印刷設定項目「パンチ」に関して複数の選択肢(「無し」,「左」,「右」,...)が存在する旨等も規定されている。
データD12は、組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである「設定禁止組合せ」(いわゆる禁則設定)を規定するデータである。たとえば、図14に示すように、データD12には、1または複数の設定禁止組合せ(禁則設定)の1つとして、「禁止組合せ1」が規定されている。「禁止組合せ1」は、印刷設定項目「用紙サイズ」の設定値「A3」と、印刷設定項目「印刷種類」の設定値「両面」との組合せ(A3,両面)である。当該データD12は、「禁止組合せ1」に規定された組合せを含む設定値群がこのMFP10にて設定されることが禁止されていること、を示している。また、データD12には、その他の設定禁止組合せ(「禁止組合せ2」等)も規定され得る。
データD13は、全ての印刷設定項目相互間の優先度を規定するデータである。図14においては、全ての印刷設定項目が、優先度の高い順に並べられている。具体的には、印刷設定項目「用紙サイズ」、印刷設定項目「印刷種類」、印刷設定項目「パンチ」等がこの順序で並べられている。印刷設定項目「用紙サイズ」の優先順位が最高順位(第1位)であり、印刷設定項目「印刷種類」の優先順位が次順位(第2位)であり、印刷設定項目「パンチ」の優先順位がその次の順位(第3位)であることを、データD13は示している。
また、管理プログラム110は、後述するように、制御用データD20(図15参照(後述))を生成する機能を有している。管理プログラム110によって生成されたデータD20は、サーバ50に格納され、その後、必要に応じてコンピュータ30の印刷制御プログラム120によって取得されて利用される。データD20については後に詳述する。
なお、本願においては、「(印刷)設定値」は、数値に限定されず、文字列、記号列等であってもよく、あるいはこれらの任意の組合せで構成されるものであってもよい。
<MFP10>
MFP10は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびファクシミリ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。
特に、MFP10は、コンピュータ30からの印刷ジョブを実行するプリンタ(画像形成装置とも称する)として機能する。具体的には、コンピュータ30は、当該コンピュータ30にインストールされている印刷制御プログラム(プリンタドライバ)120等を介して、MFP10に対して印刷ジョブを送信する。一方、MFP10は、コンピュータ30から送信されてきた印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを実行する。これによって、MFP10による印刷出力処理が実行される。
具体的には、図2の機能ブロック図に示すように、MFP10は、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、入出力部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、通信ネットワーク108を介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)およびFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルが利用され、当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先との間で各種のデータ(利用情報データ等を含む)を授受することが可能である。また、MFP10は、このネットワーク通信を利用することによって、コンピュータ30からの印刷ジョブを受信することなども可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部5には、画像読取部2等で生成された原稿画像(画像データ)が格納される。また、格納部5においては、コンピュータ30から送信されてきた印刷ジョブが一時的に格納される。
入出力部6は、MFP10に対する入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。詳細には、MFP10には操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。この操作パネル部6cは、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成されており、表示部6bの一部として機能するとともに、操作入力部6aの一部としても機能する。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。
<コンピュータ30>
図3は、コンピュータ30(印刷制御装置とも称される)のハードウエア構成を示すブロック図である。コンピュータ30は、いわゆるパーソナルコンピュータとして構成される。
コンピュータ30は、図3に示すように、CPU32、格納部33(半導体メモリ(RAM等)およびハードディスクドライブ等)、通信部34、操作部37等を備えて構成される。
操作部(入出力部)37は、コンピュータ30に対する操作入力を受け付ける入力部35と、各種情報の表示出力を行う表示部36とを有している。入力部35としてはキーボードおよびマウス等が設けられ、表示部36としては液晶表示装置等が設けられる。操作部37によって、プリンタドライバの各種の設定項目に関する操作が受け付けられる。
通信部34は、通信ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP等の各種のプロトコルが利用される。コンピュータ30は、当該ネットワーク通信を利用することによって、所望の相手先との間で各種のデータ(印刷データ等を含む)を授受することが可能である。
コンピュータ30は、そのCPU32において、格納部33(ハードディスクドライブおよび/または半導体メモリ)に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラムは、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワーク108等を介してコンピュータ50にインストールされるようにしてもよい。
コンピュータ30には、所定のOS(オペレーティングシステム)がインストールされている。また、コンピュータ30には、プリンタドライバ(印刷制御プログラム)120および複数のアプリケーションソフトウエアプログラム(単にアプリケーションあるいはアプリケーションソフトウエアなどとも称する)130もインストールされている(図4参照)。
コンピュータ30は、当該OS上において複数のアプリケーションソフトウエアプログラム(単にアプリケーションあるいはアプリケーションソフトウエアなどとも称する)130を実行することが可能である。
また、各アプリケーションソフトウエア130は、ユーザによる印刷操作(印刷指示)に応じて、印刷制御プログラム(プリンタドライバ)120を呼び出して実行する。印刷制御プログラム120は、MFP10による印刷出力を制御するプログラム(印刷制御用のプログラム)であり、コンピュータ30等にてMFP10のユーザによって利用されるプログラムである。印刷制御プログラム(プリンタドライバ)120は、操作者(ユーザ)の入力操作等による印刷設定内容(印刷設定値)に応じた印刷設定動作を行い、MFP10(プリンタ)に対する印刷制御動作を実行する。そして、プリンタドライバ120の印刷制御動作に基づいて、MFP10は印刷出力動作を行う。このように、コンピュータ30は、プリンタドライバ120を用いることによって、MFP10(プリンタ)の印刷出力を制御する印刷制御装置として機能する。
<コンピュータ70>
コンピュータ70も、いわゆるパーソナルコンピュータとして構成され、コンピュータ30と同様の構成を備えている。コンピュータ70は、管理者用のコンピュータであり、印刷管理装置とも称される。
上述のように、コンピュータ70には、印刷管理プログラム110がインストールされている。印刷管理プログラム110は、コンピュータ30等にてMFP10のユーザによって利用される印刷制御プログラム(プリンタドライバ)120を管理するプログラムである。印刷管理プログラム110は、コンピュータ30等における印刷制御プログラム120の起動時に参照される所定のデータD20(D21,D22)(図15参照)(後述)を生成する機能等を有している。
コンピュータ70の操作部によって、後述するように、「設定不許可値」の指定、および「禁則解消案」等が受け付けられる。
<コンピュータ50>
コンピュータ50は、サーバコンピュータとして構成される。コンピュータ50も、コンピュータ30,70と同様の構成を備えている。また、コンピュータ50には、コンピュータ70によって生成された制御用データD20(D21,D22)が格納される。コンピュータ30内の印刷制御プログラム120は、コンピュータ50と通信することによって、制御用データD20(D21,D22)を取得することが可能である。
<2.実施形態の概要>
上述のように、たとえば、当該印刷設定項目「印刷種類」がその設定値として3つ以上の選択肢(ここでは3つの選択肢「片面」、「両面」、「小冊子」)を有する場合(図14のデータD11も参照)において、仮に、その設定値が特定の値(たとえば、「両面」)に固定されると、他の一の選択肢「小冊子」を指定することができなくなる。コスト削減等を目的とする場合には、「片面」による印刷設定さえ除外されれば十分であるにもかかわらず、さらに別の選択肢「小冊子」までも指定することができなくなる。すなわち、ユーザの選択の自由度が必要以上に制限されてしまう。
そこで、この実施形態においては、印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値(「片面」、「両面」、「小冊子」)のうち、「設定不許可値」(印刷制御プログラム120にて設定されることを不許可にすべき設定値(印刷制御プログラム120にて設定されることが許可されない設定値))の指定が管理プログラム110を用いて行われる。たとえば、「片面」が「設定不許可値」として指定される場合(図15のデータD21参照)、印刷制御プログラム120においては、印刷設定項目「印刷種類」の印刷設定値として、他の残りの2つの選択肢(「両面」および「小冊子」)のいずれかを選択する余地が残されている。具体的には、ユーザは、「両面」を選択することも可能であり、「小冊子」を選択することも可能である。ただし、ユーザは、「片面」(設定不許可値)を選択することはできない。これによれば、設定値「片面」の印刷設定を除外しつつも、ユーザに適宜の自由度を残すこと(無用の制限を回避すること)が可能である。
このように、この実施形態では、印刷管理プログラム110で指定された設定不許可値に基づき、印刷制御プログラム120では当該設定不許可値の設定が禁止され且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定は許可される。したがって、印刷制御プログラム120において特定の設定値「片面」(設定不許可値)の設定を禁止しつつ、印刷制御プログラム120におけるユーザの設定の自由度が無用に制限されることを回避することが可能である。
ただし、印刷制御プログラム120では、(或る印刷設定項目が特定の設定値に固定されるのではなく、)或る印刷設定項目に関して設定不許可値の設定が禁止され且つ設定不許可値以外の設定値の設定は許可されるため、印刷制御プログラム120において、「設定禁止組合せ」の設定が発生する(いわゆる禁則状態が発生する)おそれが存在する。ここで、「設定禁止組合せ」は、異なる複数の印刷設定項目に関する設定値(設定内容)の組合せであって、組み合わせて設定することが禁止されている複数の設定値の組合せである。「設定禁止組合せ」は、「禁則条件」あるいは「禁則設定」などとも表現される。たとえば、或る機種のMFP10においては、印刷設定項目「印刷種類」の設定値「両面」と印刷設定項目「出力サイズ(用紙サイズ)」の設定値「A3(サイズ)」とを組み合わせて設定することが禁止されている(図14のデータD12参照)。「両面」と「A3」との組合せは、設定禁止組合せ(同時に設定することができない設定値の組合せ)の1つである。このような禁則条件(禁則設定)が発生する際には、複数の設定項目のうちのいずれかの設定値を変更することが求められる。しかしながら、一般ユーザが当該設定禁止組合せを解消することは容易ではない。
そこで、この実施形態においては、印刷管理プログラム110にて管理者UZが禁則解消案(設定禁止組合せの解消案)(図15のデータD22参照(後述))を予め設定しておく。そして、印刷制御プログラム120は、当該禁則解消案等に基づき設定禁止組合せを自動的に解消する。これによれば、印刷制御プログラム120においては、「設定禁止組合せ」がユーザ(UA等)によって指示された場合であっても、「設定禁止組合せ」が自動的に解消されて適切な設定変更が行われるので、ユーザの利便性が向上する。
以下、このような実施形態について更に詳細に説明する。
なお、この実施形態では、図14のデータD12に示すように、「設定禁止組合せ」として、印刷設定項目「出力サイズ」の設定値「A3」と印刷設定項目「印刷種類」の設定値「両面」との組合せが存在するものとする。また、管理者UZが、「設定不許可値」として、印刷設定項目「印刷種類」の設定値「片面」を指定するものとする。換言すれば、設定禁止組合せ(A3,両面)は、一の印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値(「片面」、「両面」、「小冊子」)のうち設定不許可値「片面」以外の一の設定値「両面」を含む組合せである。さらに、管理者UZは、「禁則解消案」として、次述するように、全ての印刷設定項目(「出力サイズ」、「印刷種類」、「パンチ」、...)の各設定値の特定の組合せ(「A4」,「両面」,「無し」、...)を指定するものとする。
<3.印刷管理プログラムの動作>
まず、印刷管理プログラム110の動作について図5等を参照しながら説明する。図5は、印刷管理プログラム110の動作を示すフローチャートである。
コンピュータ70において印刷管理プログラム110が起動されると、図6に示すような操作画面210がコンピュータ70の表示部に表示される。操作画面210は、3つのボタン211,212,213を備えている。
ステップS10において、まず、印刷制御プログラム120にて設定禁止組合せが設定された(設定禁止組合せが発生した)際における当該設定禁止組合せの解消案(「禁則解消案」あるいは「修正先の設定値案」などとも称する)が、管理者UZによって予め指定される。詳細には、「全ての印刷設定項目に関する設定値の或る組合せ」であって「データD12で規定された1または複数の設定禁止組合せのいずれにも該当しない「設定値の組合せ」」が、「禁則解消案」として指定される。禁則解消案の指定操作に際して、管理プログラム110は、設定禁止組合せの発生の有無をチェックするチェック動作(詳細には、印刷制御プログラム120における動作と同様のチェック動作)を実行する。
具体的には、まず、設定値に関する或る組合せを「禁則解消案」として指定する入力が受け付けられる。
詳細には、管理者UZによるボタン211に対する押下操作に応じて、図7のような操作画面220がさらに表示される。操作画面220は、印刷制御プログラム120における印刷設定用の操作画面310(図17等参照(後述))と同様の構成(インターフェイス構成)を有する。操作画面220は、複数のタブ画面(「基本設定」、「レイアウト」、「仕上げ」、...)を選択的に表示することが可能な操作画面である。各タブ画面内に配置される各種のコントロール(ラジオボタンおよびドロップダウンリスト等の操作部材)を用いることによって、各タブ画面内に配置される各印刷設定項目の設定値を設定することが可能である。
管理プログラム110は、当該操作画面220を用いて、複数の印刷設定項目の各設定値に関する一の組合せの入力を「禁則解消案」として受け付ける。ここでは、管理者UZは、「禁則解消案」として、複数の印刷設定項目(「出力サイズ」、「印刷種類」、「パンチ」、...)の各設定値に関する一の組合せ(「A4」,「両面」,「無し」、...)を指定するものとする。
たとえば、管理者UZは、図8の操作画面220において、印刷設定項目「印刷種類」の設定値を「片面」から「両面」に変更する。詳細には、印刷設定項目「印刷種類」に関するプルダウンリストの中から「両面」が選択されることによって、「片面」から「両面」への設定変更操作が行われる(図9参照)。なお、管理者UZは、「片面」を設定不許可値に設定する予定であり、当該「片面」以外の適宜の値(ここでは「両面」)を含む組合せを「禁則解消策」として指定する。
また、管理者UZは、その他の印刷設定項目についても必要に応じて設定変更操作を行う。なお、印刷設定項目「出力サイズ」(図7参照)のように、そのデフォルト設定値「A4」が既に変更先の設定値であり変更を要しない印刷設定項目に関しては、特に変更操作を要しない。
このようにして、複数の印刷設定項目の各設定値に関する一の組合せ(「A4」,「両面」,「無し」、...)の入力が受け付けられる。
次に、管理プログラム110は、管理者UZによって入力された当該一の組合せにおける設定禁止組合せの発生の有無を判定する判定動作(チェック動作)を随時に実行する。より具体的には、印刷制御プログラム120におけるチェック動作と同じチェック動作(判定動作)が実行される。詳細には、共通のデータD12(図14参照)を用いたチェック動作が実行される。仮に、たとえば、印刷設定項目「印刷種類」(図8参照)の設定値を「片面」から「両面」に変更し且つ印刷設定項目「出力サイズ」(図7参照)の設定値を「原稿サイズと同じ」(A4)から「A3」に変更する入力が受け付けられると、当該チェック動作によって、設定禁止組合せが発生した旨が検出される。管理プログラム110は、設定禁止組合せの発生検出時において、設定禁止組合せの発生と当該設定禁止組合せの内容とを管理者UZに通知するための警告画面(不図示)を表示して、設定値の変更を管理者UZに依頼する。管理者UZは、当該依頼に応じて再指定操作(設定変更操作)を行い、設定禁止組合せに該当しない組合せを禁則解消案として改めて指定する。
管理プログラム110は、管理者UZによって入力された当該一の組合せに関して設定禁止組合せが発生していないことがチェック動作に基づいて判定されることを条件に、当該一の組合せを禁則解消案として確定する。より詳細には、入力操作に伴って随時に行われている「設定禁止組合せのチェック動作」によって設定禁止組合せが発生していないと判定され且つ操作画面220内のOKボタン229が押下された時点で、当該一の組合せが禁則解消案として確定する。OKボタン229が押下されると、操作画面220が閉じられ操作画面210(図6)が再び表示される。
次のステップS20において、管理プログラム110は、管理者UZの所望の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値(印刷設定内容とも称する)のうち、印刷制御プログラム120にて設定されることを不許可にすべき設定値である「設定不許可値」の指定を受け付ける。
具体的には、管理者UZによるボタン212(図6)に対する押下操作に応じて、図10に示すような操作画面230がさらに表示される。操作画面230は、複数の印刷設定項目が列挙されるリスト領域231と、当該リスト領域231で選択された印刷設定項目に関する詳細設定画面を表示するための詳細設定ボタン232と、当該詳細設定画面等にて設定された設定値を確定するためのOKボタン233とを備えている。
管理者UZは、このような操作画面230等を用いて、「設定不許可値」を指定する。たとえば、管理者UZが印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値のうちの少なくとも1つの値を「設定不許可値」として指定したい場合には、次のような動作が行われる。まず、管理者UZは、リスト領域231内の項目「印刷種類」を選択して当該項目を反転表示状態(被選択状態)に変更した後に、詳細設定ボタン232を押下する。この押下操作に応答して、管理プログラム110は、図12の操作画面240をコンピュータ70の表示部に表示する。
操作画面240は、印刷設定項目「印刷種類」に関する3つの選択肢(印刷設定値)(「片面」、「両面」、「小冊子」)を表示する項目表示欄241〜243を有するとともに、各選択肢に対応するチェックボックス251〜253を有している。
このとき、管理プログラム110は、図11に示すような操作画面240を表示するようにしてもよいが、ここでは、図12に示すような操作画面240を表示する。具体的には、管理プログラム110は、ステップS10で指定された「禁則解消案」に含まれている印刷設定値(具体的には、「両面」)を選択対象から除外する。詳細には、当該印刷設定値「両面」をグレーアウトして表示(グレーアウト表示)する(あるいは当該印刷設定値「両面」に係る選択肢自体を非表示にする)(図12参照)ことによって、当該印刷設定値「両面」が選択(設定)できないように制御される。図12に示すように、ステップS10で指定された「禁則解消案」に含まれている印刷設定値(「両面」)が、選択対象(「設定不許可値」としての選択対象)から除外されることによれば、管理者UZが選択肢「両面」を過誤により指定してしまうこと(設定ミス)が回避される。換言すれば、設定値「両面」を「禁則解消案」と「設定不許可値」との双方に重複して設定すること(互いに矛盾した設定が行われること)がより確実に回避され得る。
管理者UZは、このような操作画面240等を用いて、印刷設定項目「印刷種類」に関する3つの選択肢(印刷設定値)のそれぞれを設定不許可にするか否かを指定する。たとえば、管理者UZが印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値のうち設定値「片面」のみを「設定不許可値」として指定したい場合には、選択肢「片面」に対応するチェックボックス251にのみチェック印を付する操作(マウスのクリック操作等)を行う(図13参照)。そして、OKボタン249が押下されると、設定値「片面」のみが「設定不許可値」として指定され、操作画面210(図6)が再び表示される。
なお、後述するように、印刷制御プログラム120では、対象の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、「設定不許可値」の設定は許可されず、「設定不許可値」以外の設定値の設定は許可される。すなわち、当該複数の印刷設定値のうち「設定不許可値」のみ、その設定が許可されない。
その後、操作画面210においてボタン213が押下されると、ステップS30に進む。ステップS30においては、データD22とデータD21との2つのデータが、印刷制御プログラム120で利用されるべき「制御用データD20」としてサーバ50に送信される。そして、当該2つのデータD21,D22が「制御用データD20」としてサーバ50内に格納される(図4および図15参照)。
ここで、データD21は、ステップS20で指定された「設定不許可値」を示すデータである。データD21は、各印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、印刷制御プログラム120にて設定されることが許可されない設定値(設定不許可値)を規定するデータである。図15のデータD21においては、印刷設定項目「印刷種類」の設定値「片面」が「設定不許可値」として規定されている。
また、データD22は、ステップS10で指定された「禁則解消案」を示すデータである。データD22は、全ての印刷設定項目に関する設定値の一の組合せであって印刷制御プログラム120にて設定禁止組合せが設定された際における当該設定禁止組合せの解消案(禁則解消案)として指定された一の組合せ、を規定するデータである。当該一の組合せは、データD12で規定されている1又は複数の「設定禁止組合せ」(「禁止組合せ1」,「禁止組合せ2」,...)(データD12参照)のいずれにも該当しない設定値の組合せである。換言すれば、当該一の組合せは、データD12で規定されている1又は複数の「設定禁止組合せ」のいずれをも包含しない。ひいては、当該一の組合せは、(後のステップS53,S54にて)実際に発生する「設定禁止組合せ」を包含せず、実際に発生する「設定禁止組合せ」にも該当しない。
以上のような動作が管理プログラム110等によって実行される。
<4.印刷制御プログラムの動作>
次に、印刷制御プログラム(ここではプリンタドライバ)120の動作について、図16等を参照しながら説明する。図16は、印刷制御プログラム120の動作を示すフローチャートである。
ユーザ(ここでは、管理者とは別の人物である一般ユーザUA)は、コンピュータ30を用いて印刷対象の文書(プリント文書とも称する)を作成し、マウス操作等によって印刷設定メニュー等を選択する。これに応答して、印刷制御プログラム120(プリンタドライバ)がコンピュータ30において起動する。
印刷制御プログラム120は、まず、ステップS51において、サーバ50内に格納されている制御用データD20を、ネットワーク通信を介してサーバ50から取得する。制御用データD20には、「設定不許可値」および「禁則解消案」に関する情報(データD21,D22)が含まれている。
つぎに、印刷制御プログラム120は、その操作画面310(図17等参照)をコンピュータ30の表示部に表示させ、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける(ステップS52,S53)。ユーザUAは、MFP10(印刷出力装置)用の印刷制御プログラム120による操作画面310(図17等参照)を用いて、各種の印刷設定項目に関する設定操作を行う。
図17は、プリンタドライバ画面(MFP10に関する印刷設定用の操作画面)310を示す図である。図17等に示すように、操作画面310には、「基本設定」、「レイアウト」、「仕上げ」、「カバーシート/挿入紙」、「スタンプ/ページ印字」、「画像品質」などの複数のタブにそれぞれ対応する複数の設定画面が切換表示される。当該複数の設定画面は、操作画面310内の上部の対応タブをマウスでクリックすることなどによって選択的に表示される。各設定画面は、「タブ画面」あるいは「サブ設定画面」とも称される。このように、切換表示可能な複数の設定画面の中から選択された所望の設定画面が表示され、当該所望の設定画面内の表示項目に関するユーザ設定操作が行われる。
具体的には、ユーザUAは、操作画面310内の「レイアウト」タブをクリックすることによって、「レイアウト」に関する設定画面を操作画面310内に表示させる(ステップS52)。ユーザUAは、当該操作画面310(図17参照)(より詳細には、リストボックス321)を用いて、印刷設定項目「印刷種類」の設定値を変更することができる(ステップS53)。
ここにおいて、操作画面310(図17)は、上述の操作画面220(図8参照)と同様の画面である。ただし、印刷制御プログラム120は、データD21(図15参照)に基づいて、「設定不許可値」を操作画面310において選択できないように制御する。操作画面310においては、或る印刷設定項目「印刷種類」に関する複数の印刷設定値(ここでは3つの印刷設定値「片面」、「両面」、「小冊子」)のうち、「設定不許可値」(「片面」)がグレーアウト表示(淡色表示)される。換言すれば、リストボックス321内の3つの選択肢(「片面」、「両面」、「小冊子」)のうち、管理プログラム110にて予め指定された「設定不許可値」(「片面」)がグレーアウト表示される。このような表示により、管理プログラム110にて「設定不許可値」として予め指定された設定値が設定できないことが示される。この点において、操作画面310は、上述の操作画面220(図8)と相違している。なお、ここでは、設定不許可値がグレーアウト表示(淡色表示)されているが、これに限定されず、設定不許可値(「片面」)が非表示にされるようにしてもよい。
このような操作画面310を用いることによって、ユーザUAは、管理者UZの管理ポリシーに従った印刷設定操作を実行することができる。具体的には、ユーザUAは、印刷設定項目「印刷種類」に関しては、「片面」(設定不許可値)以外の設定値(「両面」あるいは「小冊子」)を、任意に選択して設定することが可能である(ステップS53)。これによれば、印刷設定項目「印刷種類」に関する設定値が特定の一の値(「両面」(あるいは「小冊子」))に固定される場合に比べて、ユーザは選択の自由度を得ることが可能である。
このように、ステップS52,S53においては、或る印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、「設定不許可値」として予め指定された値を設定できないように「設定不許可値」がグレーアウト表示された状態(もしくは非表示にされた状態)で、ユーザによる印刷設定操作が受け付けられる。その一方で、当該複数の印刷設定値のうち、「設定不許可値」以外の設定値がユーザによって設定されることは許可される。したがって、印刷制御プログラム120での印刷設定値を管理者によって適切に管理しつつも、印刷制御プログラム120での印刷設定項目の設定に関してユーザの自由度が無用に制限されることを回避することが可能である。
また、ステップS53における印刷設定変更操作としては、印刷設定項目「出力サイズ」の設定値を「原稿サイズ(A4)と同じ」(図7参照)から「A3」に変更する操作(図18参照)等も含まれ得る。
次のステップS54においては、設定禁止組合せ(いわゆる禁則条件)の発生の有無が判定される。具体的には、複数の印刷設定項目に関して現在設定されている設定値の組合せ(現在の設定値群)が複数の「設定禁止組合せ」のいずれかに該当するか否かが判定される。現在の設定値群が複数の「設定禁止組合せ」のいずれかに該当すると判定される場合には、ステップS55に進み、それ以外の場合にはステップS55を実行することなくステップS56に進む。ステップS56においては、印刷設定操作を終了するか否か(ステップS53でOKボタン329が押下されたか否か)に応じて分岐処理が行われる。OKボタン329の押下操作が行われると、印刷設定操作が終了され、ステップS57に進み、当該印刷設定操作による設定変更が反映された印刷ジョブがコンピュータ30からMFP10へと送信される。一方、OKボタン329の押下操作が未だ行わず、印刷設定操作が未だ継続される場合には、再びステップS52に戻る。
上述のステップS52,S53の処理が1回又は複数回実行されることによって、1又は複数の印刷設定項目に関して印刷設定変更操作が行われる。さらに、当該印刷設定変更操作に応じてステップS54等の処理が実行される。
たとえば、印刷設定項目「出力サイズ」の設定値が「A3」に設定され且つ印刷設定項目「印刷種類」の設定値が「両面」に設定されると、設定禁止組合せが発生した旨がステップS54にて判定される。なお、「両面」と「A3」とがこの順序で設定されることによって設定禁止組合せが発生することもあり、あるいは、逆の順序で設定されることによって設定禁止組合せが発生することもある。
設定禁止組合せが発生したことが判定(検出)されると、上述のようにステップS55に進む。
ステップS55では、管理プログラム110にて指定された「禁則解消案」(データD22(図15参照))に基づき、次のような禁則解消処理(設定禁止組合せを解消する処理)が実行される。
具体的には、まず、全ての印刷設定項目のうち、検出された設定禁止組合せに対応する2つ以上の印刷設定項目が修正対象項目として抽出される。より詳細には、当該2つ以上の印刷設定項目が、その優先順位が比較的低いものから順次に、修正対象項目として抽出(決定)される。そして、修正対象項目の設定値が、現在の設定値から、禁則解消案で指定(規定)されていた設定値へと修正される。このような修正が徐々に施されて、禁則が解消されるまで当該設定値の変更処理が繰り返し実行される。禁則が解消されると、その時点で修正処理は終了する。
たとえば、印刷設定項目「出力サイズ」の設定値が「A3」に設定され且つ印刷設定項目「印刷種類」の設定値が「両面」に設定されることによって、設定禁止組合せが発生した旨がステップS54にて判定される場合には、ステップS55にて次のような動作が実行される。
まず、2つの印刷設定項目(「出力サイズ」および「印刷種類」)が、当該設定禁止組合せに係る2つ以上の印刷設定項目として抽出される。なお、全ての印刷設定項目の相互間の優先順位は、予め定められている。ここでは、図14のデータD13に示すように、印刷設定項目「出力サイズ」が第1の優先順位を有し且つ印刷設定項目「印刷種類」が第2の優先順位を有しているものとする。
次に、2つ以上の印刷設定項目(ここでは「出力サイズ」および「印刷種類」)のうち、まず、比較的低い優先順位を有する印刷設定項目「印刷種類」に対応する設定値が、現在の設定値「両面」から、禁則解消案で指定されていた設定値「両面」へと修正される。なお、修正の前後の値が同一である場合には、実質的には変更されない。この時点では禁則状態は未だ解消されていないので、処理は継続する。
さらに、2つ以上の印刷設定項目(ここでは「出力サイズ」および「印刷種類」)のうち、次に優先順位が高い印刷設定項目「出力サイズ」に対応する設定値が、現在の設定値「A3」から、禁則解消案で指定されていた設定値「A4」へと修正される。ここでは、この修正によって禁則状態が解消されるので、ステップS55の禁則解消処理は、「A4」への修正後に直ちに終了する。
このようにして、印刷設定操作に応じて設定禁止組合せが発生した場合には、設定禁止組合せの解消案として予め登録された組合せに基づき、当該設定禁止組合せが解消される。詳細には、設定禁止組合せを構成する2つ以上の印刷設定項目(ここでは「出力サイズ」および「印刷種類」)のうち、その優先順位の比較的低い印刷設定項目から順にその設定値を禁則解消案に規定された値に修正する動作が、当該修正によって設定禁止組合せが解消されるまで繰り返される。
このような禁則解消処理が行われると、図19に示すような警告画面340が操作画面310に重畳して表示される。この警告画面340には、設定禁止組合せ(A3,両面)が発生した旨、当該設定禁止組合せを解消するために自動的に設定変更を行った旨およびその設定変更の内容(「基本設定タブ」内の「出力サイズ」:「A3」→「A4」)等が表示される。
なお、複数の設定禁止組合せが発生した場合には、当該複数の設定禁止組合せのそれぞれに関して、上記と同様の禁則解消処理等が実行されればよい。
その後、ステップS56からステップS57に進むと、印刷設定操作による設定変更結果および禁則解消処理結果が反映された印刷ジョブがコンピュータ30からMFP10へと送信される。また、MFP10は、当該印刷ジョブに基づき、印刷出力を行う。
以上のような態様によれば、管理プログラム110にて指定された「設定不許可値」に基づき、印刷制御プログラム120では当該設定不許可値の設定が禁止され且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定は許可される。したがって、印刷制御プログラム120において特定の設定値(設定不許可値)の設定を禁止しつつ、印刷制御プログラム120におけるユーザの設定の自由度が無用に制限されることを回避することが可能である。また、印刷制御プログラム120による印刷設定操作にて設定禁止組合せが発生した場合には、設定禁止組合せの解消案として管理プログラム110にて予め登録された内容(「禁則解消策」)に基づいて設定禁止組合せが解消されるので、ユーザの利便性が向上する。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態等においては、図4に示すように、サーバ50とは別のコンピュータ(クライアント)70において管理プログラム110が実行されているが、これに限定されず、サーバ50自身において管理プログラム110が実行されるようにしてもよい。また、この場合、管理プログラム110にて生成された制御用データD21,D22は、そのままサーバ50内に一旦格納されればよい。
また、上記実施形態等においては、管理者用クライアント70と利用者用クライアント30とが別個に設けられているが、これに限定されない。たとえば、利用者用クライアント30が管理者用クライアントを兼用してもよい。また、管理者とユーザとが同一人物であってもよい。さらには、利用者用クライアント30がサーバ50の機能をさらに有していてもよい。図20は、このような変形例、すなわち、コンピュータ90が、利用者用クライアント30、管理者用クライアント70およびサーバ50の全ての機能を有する態様が示されている。図20においては、当該コンピュータ90に管理プログラム110および印刷制御プログラム120が実装されるとともに、当該コンピュータ90内に制御データ(D21,D22)が格納されている。
また、上記実施形態等においては、印刷制御プログラム120がコンピュータ30に実装されている態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、図21に示すように、印刷制御プログラム120がサーバ50(ウェブサーバ)に実装されるようにしてもよい。より詳細には、コンピュータ30に実装されたウェブブラウザ140と、サーバ50(ウェブサーバ)に実装された印刷制御プログラム120とが、協働して、印刷設定処理等を実行するようにしてもよい。なお、この場合、印刷制御プログラム120は、ウェブブラウザ140との通信を行うウェブサーバ用プログラムとして構築されればよい。より詳細には、印刷制御プログラム120は、コンピュータ30のウェブブラウザ140からのHTTPリクエストに対して、印刷設定画面の表示用データ(HTMLデータ等)をウェブブラウザ140に返信するとともに、ユーザUA等による操作入力をウェブブラウザ140を介して受信するなどの処理を行う。
管理プログラム110についても同様である。図21に示すように、管理プログラム110がサーバ50(ウェブサーバ)に実装されるようにしてもよい。より詳細には、コンピュータ70に実装されたウェブブラウザ150と、サーバ50(ウェブサーバ)に実装された管理プログラム110とが、協働して、印刷管理処理等を実行するようにしてもよい。なお、この場合、管理プログラム110は、ウェブブラウザ150との通信を行うウェブサーバ用プログラムとして構築されればよい。より詳細には、管理プログラム110は、コンピュータ70のウェブブラウザ150からのHTTPリクエストに対して、各種の設定画面の表示用データ(HTMLデータ等)をウェブブラウザ150に返信するとともに、管理者UZ等による操作入力をウェブブラウザ150を介して受信するなどの処理を行う。
また、上記実施形態等においては、MFP10とは別にサーバ50が設けられているが、これに限定されず、MFP10にサーバ50の機能が内蔵されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、印刷制御プログラム120がパーソナルコンピュータにて実行されているが、これに限定されず、スマートフォンなどのコンピュータにて印刷制御プログラム120が実行されるようにしてもよい。印刷管理プログラム110も同様であり、スマートフォンなどのコンピュータにて管理プログラム110が実行されるようにしてもよい。換言すれば、スマートフォンが各コンピュータ30,70として採用されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、2つの制御用データD21,D22は、ステップS30においてサーバ50に送信されて(印刷制御プログラム120とは別個に)格納されているが、これに限定されない。たとえば、ステップS30において、2つの制御用データD21,D22が埋め込まれた印刷制御プログラム120がコンピュータ70(あるいはサーバ50等)によって生成されるようにしてもよい。そして、当該印刷制御プログラム120がコンピュータ30等に配信され、2つの制御用データD21,D22を内蔵する当該印刷制御プログラム120を用いて、コンピュータ30等において印刷制御動作が実行されればよい。
1 印刷システム
10 MFP
30 コンピュータ(利用者用クライアント)
50 コンピュータ(サーバ)
70 コンピュータ(管理者用クライアント)
110 印刷管理プログラム
120 印刷制御プログラム
130 各アプリケーションソフトウエア
140,150 ウェブブラウザ
D10 基本データ
D20 制御用データ

Claims (13)

  1. 印刷制御プログラムを管理するプログラムであって、
    a)一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付けるステップと、
    b)組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付けるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記設定禁止組合せは、前記一の印刷設定項目に関する前記複数の印刷設定値のうち前記設定不許可値以外の一の設定値を含む組合せであることを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数の印刷設定項目の設定値に関する一の組合せの入力を受け付けるステップと、
    b−2)前記一の組合せにおける前記設定禁止組合せの発生の有無を判定する判定動作であって前記印刷制御プログラムと同じ判定動作を実行するステップと、
    b−3)前記一の組合せにおける前記設定禁止組合せが発生していないと判定されることを条件に、前記b−1)にて入力された前記一の組合せを前記解消案として確定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、前記ステップa)よりも前に行われ、
    前記ステップa)にて利用される操作画面であって前記設定不許可値の指定を受け付ける操作画面においては、前記ステップb)にて設定された前記解消案に含まれる設定値が、前記設定不許可値として設定できないように、グレーアウト表示もしくは非表示にされていることを特徴とするプログラム。
  5. 印刷制御プログラムを管理する印刷管理装置であって、
    一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付ける第1の受付手段と、
    組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付ける第2の受付手段と、
    を備えることを特徴とする印刷管理装置。
  6. 印刷制御用のプログラムであって、
    a)一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、予め指定された設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付けるステップと、
    b)組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記ステップa)の前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであって、前記設定禁止組合せに該当せず且つ前記設定禁止組合せの解消案として予め指定された特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記ステップa)は、
    前記複数の印刷設定値のうち、予め指定された前記設定不許可値を設定できないように、前記設定不許可値をグレーアウト表示もしくは非表示にした状態で、前記印刷設定操作を受け付けるステップ
    を有することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項6または請求項7に記載のプログラムであって、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記印刷設定操作に応じて前記設定禁止組合せが発生したことを検出するステップと、
    b−2)前記設定禁止組合せの発生が検出されると、前記設定禁止組合せを構成する2つ以上の印刷設定項目のうち、その優先順位の比較的低い印刷設定項目から順にその設定値を前記解消案に規定された値に修正する動作を、当該修正によって前記設定禁止組合せが解消されるまで繰り返すステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載のプログラムであって、
    c)前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記設定不許可値を、前記ステップa)よりも前に取得するステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項6ないし請求項9のいずれかに記載のプログラムであって、
    d)前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記解消案を、前記ステップb)よりも前に取得するステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プログラムとは別の印刷管理プログラムによって指定された前記設定不許可値および前記解消案が予め埋め込まれて生成されていることを特徴とするプログラム。
  12. 印刷出力を制御する印刷制御装置であって、
    一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、予め指定された設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける受付手段と、
    組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであって、前記設定禁止組合せに該当せず且つ前記設定禁止組合せの解消案として予め指定された特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  13. 印刷出力を制御する印刷制御プログラムを実行する第1の実行手段と、
    前記印刷制御プログラムを管理する印刷管理プログラムを実行する第2の実行手段と、
    を備える印刷システムであって、
    前記第2の実行手段は、
    一の印刷設定項目に関する複数の印刷設定値のうち、前記印刷制御プログラムにて設定されることが許可されない設定値である設定不許可値の指定を受け付ける第1の受付手段と、
    組み合わせて設定することが禁止されている2つ以上の設定値の組合せである設定禁止組合せが前記印刷制御プログラムにて発生した際における前記設定禁止組合せの解消案として、複数の印刷設定項目に関する設定値の特定の組合せであり且つ前記設定禁止組合せに該当しない特定の組合せを予め指定する入力を受け付ける第2の受付手段と、
    を有し、
    前記第1の実行手段は、
    前記一の印刷設定項目に関する前記複数の印刷設定値のうち、予め指定された前記設定不許可値の設定を許可せず且つ当該設定不許可値以外の設定値の設定を許可するように、ユーザによる印刷設定操作を受け付ける第3の受付手段と、
    前記設定禁止組合せが前記印刷設定操作に応じて発生した場合に、前記解消案として予め指定された前記特定の組合せに基づき、前記設定禁止組合せを解消する処理を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
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