JP2016126473A - 看護支援端末装置、看護支援システム、ならびに、看護支援方法およびプログラム - Google Patents

看護支援端末装置、看護支援システム、ならびに、看護支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】患者の生体情報のデータの収集において生体情報の測定の被測定者を正しく特定することができる看護支援端末装置を提供すること。
【解決手段】被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置(1)であって、無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得部(11)と、識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得部(11)と、識別情報に基づいて、患者を前記被測定者として特定する被測定者特定部(11)と、を有し、被測定者特定部は、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の前記測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援端末装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、患者の生体情報(体温、血圧等)のデータの収集に用いられる看護支援端末装置に関する。
またこの発明は、患者の生体情報のデータの収集に用いられる看護支援端末装置、および、端末装置とデータ通信可能に接続されて患者の生体情報のデータを端末装置から取得し電子カルテに記録する看護支援サーバ装置を有する看護支援システムに関する。
またこの発明は、看護支援端末装置における看護支援方法および看護支援プログラムに関する。
従来、この種のシステムとして、例えば特許文献1(特開2004−351063号公報)に開示された、バイタルデータの測定を担当するデータ採取者を確認する第1の確認手段と、測定の対象となる患者を確認する第2の確認手段と、患者に装着され測定実施項目を測定する測定手段と、測定手段から得られた測定データを読み込んで一時保持するデータ取得手段と、測定データの転送・記録を指示する指示手段と、測定データの記録が指示された場合に測定データが記録されるデータ蓄積サーバと、を有する患者データ採取管理システムがある。特許文献1のシステムでは、システムがデータ採取者および患者のそれぞれに装着された二次元バーコードを読み取ってデータ採取者および患者を特定する。
特許文献2(特開2014−068696号公報)には、生体情報計測装置(例、体温計)から生体情報を無線で受信する際に患者の識別情報も生体情報計測装置から無線方式によって取得し、取得した識別情報に基づいて患者を特定する生体情報取得装置が開示されている。また、特許文献2には、患者認証方法の一例として生体情報取得装置が患者の手首に装着された電子タグを無線で読み取る手法も挙げられている。
特開2004−351063号公報 特開2014−068696号公報
特許文献1に記載のシステムでは、データ採取者(例、看護師)、および、患者の特定のために、データ採取者および患者に装着された二次元バーコードを読み取る必要がある。患者の二次元バーコードの読み取りは、通常、看護師等のデータ採取者が行うこととされている。そのため、該システムでは、看護師は、体温、血圧といった生体情報の測定に際し、患者毎に、二次元バーコードの読み取りを実施する必要がある。例えば、二次元バーコードは、患者の腕に装着されている。そのため、看護師は、布団に覆われた二次元バーコードをバーコードリーダに読み取らせるために患者の布団をめくらなければならないような場合もある。また、患者によっては、二次元バーコードが装着された腕を下にした姿勢で横になっていることもある。このような場合、二次元バーコードの読み取り自体が困難となる。
近年、無線通信により識別情報を発信することが可能な識別用機器、例えばRFIDタグ、の利用が拡大している。上述のような看護支援システムにおいて、二次元バーコードに代えてそのような識別用機器を採用した場合、患者にRFIDタグを装着してもらうことになる。そうすることにより、看護師による患者の特定作業の効率化が期待でき、さらには、上述の患者特定作業の完全自動化も期待できるようになる。
しかしながら、直上記載のように、患者にRFIDタグを装着してもらい、患者の特定作業を当該RFIDを用いて自動化した場合、例えば、RFIDリーダがRFIDタグと通信可能な空間的範囲内に、つまりRFIDリーダの周囲に、RFIDタグを装着した患者が複数人いるときに、それら複数の患者のなかから、これから看護師が生体情報を測定しようとしている患者を正しく特定することが困難になるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、患者の生体情報のデータの収集における上記の問題を解決することができる看護支援端末装置の提供にある。
また、この発明の別の課題は、当該看護支援端末装置を有する看護支援システムの提供にある。
またこの発明のさらに別の課題は、看護支援端末装置における看護支援方法およびプログラムの提供にある。
上記課題を解決するため、この発明の一態様による看護支援端末装置は、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置であって、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得部と、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定部と、を有し、
被測定者特定部は、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この発明の一態様による看護支援端末装置では、識別情報取得部が患者を識別するための識別情報を無線通信により取得し、測定時刻取得部が識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する。患者を被測定者として特定する被測定者特定部は、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて一患者を被測定者として特定する。このようにして、看護支援端末装置は、取得した複数の識別情報のうち1つの識別情報を用いて一の患者を被測定者として特定することができる。例えば、看護師等は、日々の看護業務の1つとして、患者のベッドを巡回して生体情報を収集する業務に従事する。この巡回には、通例、規則性がある。すなわち、看護師等は、通例、複数の患者をある定まった順序に従って順々に巡回しながら各患者の生体情報を測定する。そこで、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合、それら識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた測定時刻のうち最も古い時刻を示している患者を被測定者として特定する。そうすることで、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合においても、これから看護師が生体情報を測定しようとしている可能性が高い患者を自動的に被測定者として特定することができる。こうすることで、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
別の局面では、看護支援端末装置は、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置であって、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得部と、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定部と、
情報を表示する表示部と、
ユーザによる入力を受け付ける操作部と、を有し、
識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、表示部は、当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の測定時刻を表示し、操作部は、ユーザによる測定時刻の選択の入力を受け付け、被測定者特定部は、選択の入力に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この別の局面では、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合には、ユーザ(看護師等)に対し複数の識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた時刻を提示してユーザの選択を受け付けて、ユーザの選択に基づいて一人の患者を被測定者として特定する。このため、ユーザは、前回の生体情報の測定の順序を参考にしながら、これから生体情報を測定しようとしている患者を選択することができ、これにより、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
一実施形態の看護支援端末装置では、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、表示部は、当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の測定時刻を、測定時刻が古い順にリスト表示してもよい。
この一実施形態の看護支援端末装置では、前回の測定時刻がリスト表示され、測定時刻が古いものが当該リストの上位に表示され、下位に行くにしたがって、測定時刻が比較的新しいものが表示される。そのため、ユーザ(看護師等)は、測定時刻が比較的古い患者を選択することがさらに容易になる。
一実施形態の看護支援端末装置では、さらに、被測定者の生体情報を測定する生体情報測定装置から被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、生体情報を収集するサーバ装置へ被測定者の生体情報を送信する生体情報送信部と、を有してもよい。
この一実施形態の看護支援端末装置では、被測定者の生体情報を生体情報測定装置から取得して取得した生体情報をサーバ装置へ出力することができる。そのため、生体情報の取得から取得した生体情報の蓄積に至る処理をスムースに完了させることが可能になる。
この発明の別の一態様による看護支援システムは、
上記の看護支援端末装置と、
患者に装着されて使用され、患者を識別するための識別情報を保持する記憶媒体と、
患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を保持するデータベースと、を有することを特徴とする。
この発明の別の一態様による看護支援システムでは、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合、個々の識別情報が示す患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻を利用して、端末装置が自動的に、または、ユーザの選択により、被測定者を特定することができる。そうすることで、看護師等測定者の利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
一実施形態の看護支援システムでは、記憶媒体は、ICタグであってもよい。
この一実施形態の看護支援システムでは、看護支援端末装置は、ICタグから被測定者を識別するための識別情報を取得することができる。そのため、極めて高速かつ簡便に被測定者を特定することができる。
この発明のさらに別の一態様による看護支援方法は、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置における看護支援方法であって、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
識別情報取得ステップで取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を有し、
被測定者特定ステップにおいては、識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この発明のさらに別の一態様による看護支援方法では、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合においても、これから看護師が生体情報を測定しようとしている可能性が高い患者を自動的に被測定者として特定することができる。こうすることで、看護師等測定者の利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
別の局面では、看護支援端末方法は、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置における看護支援方法であって、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
識別情報取得ステップで取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を有し、
被測定者特定ステップにおいては、識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、表示部が当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の測定時刻を表示し、操作部がユーザによる測定時刻の選択の入力を受け付け、選択の入力に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この別の局面では、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合には、ユーザ(看護師等)に対し複数の識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた時刻を提示してユーザの選択を受け付けて、ユーザの選択に基づいて一人の患者を被測定者として特定する。このため、ユーザは、前回の生体情報の測定の順序を参考にしながら、これから生体情報を測定しようとしている患者を選択することができ、これにより、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
この発明のさらに別の一態様による看護支援プログラムは、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置のコンピュータに、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
識別情報取得ステップで取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を実行させ、
被測定者特定ステップにおいては、識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この発明のさらに別の一態様による看護支援プログラムでは、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合においても、これから看護師が生体情報を測定しようとしている可能性が高い患者を自動的に被測定者として特定することができる。こうすることで、看護師等測定者の利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
別の局面では、看護支援端末方法は、
被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置のコンピュータに、
無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
識別情報取得ステップで取得した識別情報に基づいて、患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
識別情報に基づいて、患者を被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を実行させ、
被測定者特定ステップにおいては、識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、表示部が当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の測定時刻を表示し、操作部がユーザによる測定時刻の選択の入力を受け付け、選択の入力に基づいて、一の患者を被測定者として特定することを特徴とする。
この別の局面では、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合には、ユーザ(看護師等)に対し複数の識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた時刻を提示してユーザの選択を受け付けて、ユーザの選択に基づいて一人の患者を被測定者として特定する。このため、ユーザは、前回の生体情報の測定の順序を参考にしながら、これから生体情報を測定しようとしている患者を選択することができ、これにより、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
以上より明らかなように、この発明の一態様による看護支援端末装置、看護支援システムならびに看護支援方法および看護支援プログラムによれば、看護支援端末装置は、複数の識別情報が取得された場合、個々の識別情報が示す患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻を利用して、自動的に、または、ユーザの選択により、被測定者を特定することができる。そうすることで、看護師等測定者の利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
この発明の一実施形態による看護支援システムの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態による看護支援端末装置の構成を示すブロック図である。 看護支援端末装置の表示例を示す図である。 この発明の一実施形態によるデータ収集サーバの構成を示すブロック図である。 データ収集サーバが保持する看護師データベースの例を示す図である。 データ収集サーバが保持する患者データベースの例を示す図である。 看護師の認証にかかる看護支援端末装置の処理を示すフローチャートである。 看護師の認証にかかるデータ収集サーバの処理を示すフローチャートである。 看護師の認証が完了したときの看護支援端末装置の表示例を示す図である。 看護師が患者の生体情報の測定を行う様子を示す模式図である。 患者の認証にかかる看護支援端末装置の処理を示すフローチャートである。 患者の認証にかかるデータ収集サーバの処理を示すフローチャートである。 看護支援端末装置の選択画面の表示例を示す図である。 生体情報データの収集にかかる看護支援端末装置の処理を示すフローチャートである。 生体情報データの収集および患者データベースの更新にかかるデータ収集サーバの処理を示すフローチャートである。 看護支援端末装置の変形例の患者の認証にかかる処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施形態による看護システムは、看護師等が使用して患者の生体情報(体温等)の測定データを収集する看護支援端末装置と、看護支援端末装置とデータ通信可能に接続され看護支援端末装置が収集した測定データを受け取って当該測定データを電子カルテに記録するデータ収集サーバとを有する。看護支援端末装置は、看護師や患者が装着したICタグとの間でRFID通信を行って看護師およびこれから生体情報の測定を受ける患者を特定(認証)し、その後、体温計等の生体情報測定装置から測定データを取得する。取得された測定データ(体温等のデータ)は、一旦、看護支援端末装置の記憶装置に保持され、その後、看護師等の指示を受けてデータ収集サーバへ送信される。データ収集サーバは、受信した測定データを、特定された患者の電子カルテへ記録する。
特に、看護支援端末装置は、被測定者の特定(認証)動作において、複数のICタグを検知した場合、複数のICタグそれぞれから識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて、当該複数のICタグを装着している複数の患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでもよい。)の情報を、データ収集サーバから取得する。
そして、看護支援端末装置は、取得した最後に測定を受けた時刻が古い順に、患者名および測定を受けた時刻をリスト表示した選択画面を表示し、ユーザの選択を受け付ける。患者名および測定を受けた時刻の1つがユーザによって選択されると、看護支援端末装置は、当該選択された患者を、これから生体情報の測定を受ける被測定者として特定する。
日々の通常の看護業務としての生体情報の測定では、看護師が複数の病室を決まった順序で巡回し、各病室においては、ある決まった順序で患者の生体情報の測定を順々に実施することによりなされることが多い。つまり、例えばある日の生体情報の測定業務において患者を巡回した順序と同じ順序で、次の日の生体情報の測定業務も行われる。そこで、本実施形態による看護支援端末装置は、患者が装着するICタグを複数検知した場合、検知したICタグから取得した識別情報に基づいて、それらICタグを装着する患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでもよい。)を、時刻が古い順にリスト表示し、ユーザ(看護師)による選択を受け付ける。当該リスト表示により、ユーザは、最後に生体情報の測定を受けた時刻を参考に、これから生体情報の測定をしようとする患者を選択することが可能になる。また、最後に生体情報の測定を受けた時刻が古い順にリスト表示されるため、最も測定時刻が古いものがリスト中の最上位に表示され、下位に行くに従い測定時刻が新しいものが表示される。そのため、ユーザは、前回の測定時刻が比較的古い患者を、被測定者として選択し特定することが極めて容易になる。
なお、後述する本実施形態の看護支援端末装置の変形例においては、看護支援端末装置は、取得した最後に測定を受けた時刻が最も古い患者を、自動的に、被測定者に特定する。そうすることで、看護支援端末装置は、看護師を患者の特定作業から解放し、看護業務のさらなる効率向上に寄与することができる。
これより、本実施形態による看護支援システムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による看護支援システムを含む病院等の院内ネットワークの一例を示すブロック図である。図1を参照し、本発明の実施形態による看護支援システムの構成の概要を説明する。
看護支援システムは、看護師等が使用して患者等の生体情報(血圧、体温等)のデータを収集する端末装置1と、端末装置1とデータ通信可能に接続され端末装置1から生体情報のデータを取得し該生体情報のデータを電子カルテサーバ3sが管理する電子カルテに記録するデータ収集サーバ2と、看護師等に装着され、看護師等を識別するための識別情報をRFID通信により端末装置1へ送信する看護師IDタグ5と、患者等に装着され、患者等を識別するための識別情報をRFID通信により端末装置1へ送信する患者IDタグ7と、を有する。データ収集サーバ2は、後述するように、看護師および患者の認証のための機能も備える。端末装置1は、Wi−Fi通信により無線LANアクセスポイント8と接続され、無線LANアクセスポイント8を経由して院内ネットワーク9に接続されている。院内ネットワーク9には、これら端末装置1およびデータ収集サーバ2のほか、電子情報化されたカルテ(電子カルテ)を管理する電子カルテサーバ3sや、電子カルテサーバ3sにアクセスして電子カルテの情報を閲覧する電子カルテ閲覧端末装置3cや、端末装置1からの要求に応じて端末装置1の現在位置の情報を端末装置1に提供する位置情報サーバ4等が接続されている。
端末装置1は、本実施形態による看護支援端末装置である。端末装置1は、測定者である看護師等が装着する看護師IDタグ5、および、被測定者である患者等が装着する患者IDタグ7からそれぞれ、RFID通信により、看護師識別情報(測定者を識別するための識別情報)および患者識別情報(被測定者を識別するための識別情報)を取得することができる。端末装置1は、取得した看護師識別情報および患者識別情報に基づいて、測定者および被測定者を特定する。より詳しくは、端末装置1は、先ず、取得した看護師識別情報および患者識別情報をデータ収集サーバ2へ送る。データ収集サーバ2は、受け取った情報に基づいて看護師または患者の認証を行い、認証の結果を端末装置1へ送信する。端末装置1は、データ収集サーバ2から返ってくる認証の結果に基づいて、データ測定を行う看護師およびデータが測定される患者を特定する。
看護師および患者が特定された状態において、端末装置1は、生体情報測定装置6から生体情報の測定データを受信する。具体的には、端末装置1は、体温計、血圧計、血糖計といった生体情報測定装置6から、体温、血圧、血糖値といった生体情報の測定データを、NFC(Near Field Communication)通信により、取得する。端末装置1は、取得した生体情報の測定データを、表示部13(図2)に表示し、測定者の指示に従って、測定者(看護師)および被測定者(患者)の情報とともにデータ収集サーバ2へ送る。
データ収集サーバ2は、測定者(看護師)および被測定者(患者)の情報ならびに生体情報の測定データを端末装置1から受け取ると、受け取った情報に基づいて電子カルテサーバ3sに対し電子カルテへの測定結果の記録を要求する。
電子カルテサーバ3sは、電子情報化されたカルテを管理するサーバである。電子カルテサーバ3sは、データ収集サーバ2からの要求に従い、被測定者の電子カルテに対し、測定データや測定者や時刻等といったデータを記録する。
看護師IDタグ5は、記憶媒体、プロセッサ、および、無線通信用回路を有し、その記憶媒体に識別情報を保持するRFIDタグ(ICタグ)である。本システムでは、当該識別情報を、看護師を識別するための情報(看護師識別情報(測定者識別情報))として使用する。看護師IDタグ5は、職員証、リストバンド、バッジ等として看護師に装着可能である。看護師IDタグ5は、端末装置1に内蔵または接続されたRFIDリーダ(第1無線通信モジュール(図2))からの電波を受信するとそれに対する応答として看護師識別情報を発信するパッシブタイプのRFIDタグである。看護師IDタグ5は、例えば、端末装置1からおよそ1mの範囲内において、当該端末装置1のRFIDリーダ(第1無線通信モジュール(図2))と通信することができる。なお、看護師IDタグ5は、アクティブタイプ、あるいは、セミアクティブタイプのRFIDタグでもよい。また、上記通信可能な範囲は、1mの範囲に限定されない。
患者IDタグ7もまた、記憶媒体、プロセッサ、および、無線通信用回路を有し、その記憶媒体に識別情報を保持するRFIDタグ(ICタグ)である。本システムでは、当該識別情報を、患者を識別するための情報(患者識別情報(被測定者識別情報))として使用する。患者IDタグ7は、名札、リストバンド、バッジ等として患者に装着可能である。患者IDタグ7は、看護師IDタグ5同様、端末装置1のRFIDリーダ(第1無線通信モジュール(図2))からの電波を受信すると応答として患者識別情報を発信するパッシブタイプのRFIDタグである。患者IDタグ7も、例えば、端末装置1からおよそ1mの範囲内において、当該端末装置1のRFIDリーダ(第1無線通信モジュール(図2))と通信することができる。なお、患者IDタグ7もまた、アクティブタイプ、あるいは、セミアクティブタイプのRFIDタグでもよい。また、上記通信可能な範囲は、1mの範囲に限定されない。また、患者IDタグ7は、患者のベッドに装着されてもよいし、あるいは、患者のベッドの傍に設置されてもよい。
生体情報測定装置6は、例えば、体温計、血圧計、血糖計、パルスオキシメータといった生体情報を測定するための装置である。生体情報測定装置6は、NFC通信により、測定データを端末装置1へ送信する。なお、生体情報測定装置6と端末装置1との間の通信は、NFCでなくともよく、Bluetooth(登録商標)といった通信規格であってもよい。また、生体情報測定装置6と端末装置1との間の通信は、通信ケーブル等を用いた有線接続により行ってもよい。
位置情報サーバ4は、端末装置1からの要求に応じて端末装置1の現在位置の情報を端末装置1へ提供するサーバ装置である。なお、端末装置1は、それが内蔵するGPSモジュール15(図2)の働きにより、自身の現在位置の情報を取得することも可能である。
図2を参照して端末装置1の構成について詳しく説明する。端末装置1は、所謂タブレット端末である。端末装置1は、制御部(CPU)11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、GPS(Global Positioning System)モジュール15と、第1無線通信モジュール16と、第2無線通信モジュール17と、第3無線通信モジュール18とを有する。
制御部(CPU)11は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)およびその補助回路で構成され、端末装置1を構成する各部を制御し、記憶部12に記憶されたプログラムおよびデータに従って各種の処理を実行する。すなわち、制御部(CPU)11は、操作部14、GPSモジュール15、第1無線通信モジュール16、第2無線通信モジュール17、第3無線通信モジュール18等との間でデータのやりとりを行い、入力されたデータを処理し、処理したデータを、記憶部12に記憶したり、表示部13で表示したり、通信モジュール16、17、18へ出力したりする。制御部(CPU)11は、1つまたは複数のプログラムをそれぞれ独立・並列的に随時実行することができ、それらプログラムを実行することによって、図6A、図9A、図11A等に記載された処理を実行することができる。
なお、制御部11の構成は、CPUおよびその周辺の補助回路に限定されない。制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなプログラマブルロジックデバイスや、マイクロコントローラ、といったプロセッサとして実装可能である。また、制御部11の実装上の構成は上述した例に限定されない。
記憶部12は、制御部(CPU)11が実行するプログラムを格納し、またプログラムを実行するために必要な作業領域として用いられる。記憶部12は、生体情報測定装置6から取得した生体情報の測定データの保持にも使用される。記憶部12は、取得した生体情報の測定データをその取得の時刻(または測定された時刻)と関連づけて保持することができる。記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)といった記憶装置である。また、記憶部12の記憶領域を補助するための補助記憶装置の記憶媒体として、半導体メモリ(メモリカード、SSD(Solid State Drive))などを用いることができる。
表示部13および操作部14は、タッチパネル液晶ディスプレイとして一体的に構成される。つまりその場合、表示部13は、文字および図形を表示することができる液晶ディスプレイにより構成され、操作部14は、液晶ディスプレイの表示面上に形成されたタッチセンサである。
GPSモジュール15は、GPS衛星からの電波を受信して受信した電波に含まれる信号に基づいて現在位置を特定するためのモジュールである。
第1無線通信モジュール16は、所謂RFIDリーダを備えたモジュールである。第1無線通信モジュール16は、看護師IDタグ5および患者IDタグ7との間でRFIDによる通信を行って、看護師IDタグ5および患者IDタグ7(RFIDタグ)が保持する識別情報を取得する。
第2無線通信モジュール17は、生体情報測定装置6との間で非接触近距離無線通信を行うためのNFCモジュールである。ユーザが生体情報測定装置6を端末装置1(の第2無線通信モジュール17)に近接させると、第2無線通信モジュール17は、生体情報測定装置6との間で通信を行い、生体情報測定装置6に保持された生体情報の測定データを受信する。なお、生体情報測定装置6と端末装置1との間の通信は、NFCに限定されるものではない。
第3無線通信モジュール18は、例えば病室やナースステーションに設置された無線LANアクセスポイント8との間で無線データ通信を行うためのWi−Fiモジュールである。端末装置1は、第3無線通信モジュール18を介して、院内ネットワーク9(図1)に接続される。
図3は、端末装置1を上から見たときの模式図である。タブレット端末で構成される端末装置1は、その上面にタッチパネル液晶ディスプレイ13(14)を備えており、これが端末装置1の表示部13および操作部14を構成する。図面中の表示部13の下方には、第2無線通信モジュール17が配されている。
看護師IDタグ5を装着した看護師が端末装置1に近づくと、(およそ1mの範囲にあると、)端末装置1は、看護師IDタグ5の存在を検出し、当該IDタグ5から看護師識別情報を取得する。端末装置1は、看護師識別情報に基づいて(データ収集サーバ2に認証を要求して得た認証の結果に基づいて)、測定者である看護師を特定する。すると、特定された看護師の名前が、看護師氏名表示欄101に表示される。
端末装置1を携えた看護師が患者に近づくと、端末装置1は、患者IDタグ7の存在を検出し、当該IDタグ7から患者識別情報を取得する。端末装置1は、患者識別情報に基づいて(データ収集サーバ2に認証を要求して得た認証の結果に基づいて)、被測定者である患者を特定する。すると、特定された患者の名前が、患者氏名表示欄102に表示される。
生体情報測定装置6の1つである血圧計から、測定データ(血圧のデータ)を受信すると、端末装置1は、当該血圧の値を血圧値表示欄103および104に表示する。また、脈拍数が、脈拍数表示欄105に表示される。
生体情報測定装置6の1つである体温計が第2無線通信モジュール17にかざされると、体温計から、NFC通信によって、測定データ(体温のデータ)が端末装置1へ送信される。すると、端末装置1は、当該体温の値を体温表示欄106に表示する。
SpO2表示欄107および血糖値表示欄108には、それぞれ、上述した体温計の場合と同様にして生体情報測定装置6の1つであるパルスオキシメータや血糖計から取得されたデータが表示される。
送信ボタン141は、操作部14に含まれる操作ボタンである。看護師が送信ボタン141をタップすると、端末装置1は、生体情報測定装置6から取得した測定データを、看護師(測定者)の情報、および、患者(被測定者)の情報とともに、データ収集サーバ2へ送信する。
次に、データ収集サーバ2について説明する。図4は、データ収集サーバ2の構成を示すブロック図である。データ収集サーバ2は、制御部(CPU)21と、メモリ22と、ネットワークインタフェース24とを有する。
制御部(CPU)21は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)およびその補助回路で構成され、データ収集サーバ2を構成する各部を制御し、メモリ22に記憶されたプログラムおよびデータに従って各種の処理を実行する。制御部(CPU)21は、1つまたは複数のプログラムをそれぞれ独立・並列的に随時実行することができ、それらプログラムを実行することによって、図6B、図9B、図11B等に記載された処理を実行することができる。
なお、制御部21の構成は、CPUおよびその周辺の補助回路に限定されない。制御部21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなプログラマブルロジックデバイスや、マイクロコントローラ、といったプロセッサとして実装可能である。また、制御部21の実装上の構成は上述した例に限定されない。
メモリ22は、制御部(CPU)21が実行するプログラムを格納し、またプログラムを実行するために必要な作業領域として用いられる。メモリ22は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)といった記憶装置である。また、記憶部12の記憶領域を補助するための補助記憶装置の記憶媒体として、半導体メモリ(メモリカード、SSD(Solid State Drive))などを用いることができる。
データ収集サーバ2は、上記したプログラムを実行することにより、端末装置1から送信される識別情報に基づいて、看護師や患者の認証を行う。また、データ収集サーバ2は、端末装置1から送信される測定データ等を受信し、受信した測定データに基づいて、電子カルテサーバ3sに対し、電子カルテへの測定データの記録を要求する。
さらに、データ収集サーバ2は、上記したプログラムを実行することにより、看護師データベース(測定者データベース)23n、および、患者データベース(被測定者データベース)23pとして動作する。
図5Aは、看護師データベース23nに記録されるデータの例を示す図である。看護師データベース23nは、看護師識別情報(識別子ID)と、看護師の名前等とを対応付けて記録するデータベースである。端末装置1から看護師識別情報が送られてくると、データ収集サーバ2は、受信した看護師識別情報をキーとして看護師データベース23nを検索し、当該看護師識別情報に対応する看護師の情報(名前等)を取得する(看護師の認証)。データ収集サーバ2は、そのようにして取得した看護師の情報を、端末装置1へ送信する。なお当然のことながら、看護師データベース23nは、名前以外の看護師の情報を記録することも可能である。
図5Bは、患者データベース23pに記録されるデータの例を示す図である。患者データベース23pは、患者識別情報(識別子ID)と、患者の名前と、患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでもよい)の情報を対応付けて管理するデータベースである。患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻の情報は、例えば、前回端末装置1から生体情報の測定データとともに送られてきた測定時刻に関する情報でよい。つまり、端末装置1は、データ収集サーバ2への測定データの送信の際、測定データが測定された時刻(または測定データを取得した時刻)の情報をデータ収集サーバ2へ送信し、データ収集サーバ2は、送られてきた時刻の情報に基づいて被測定者(患者)に関する患者データベース23pの「前回データ収集時刻」のデータを更新する。あるいは、時刻の情報として、データ収集サーバ2は前回端末装置1から生体情報の測定データを受信した時刻を用いてもよい。
データ収集サーバ2は、端末装置1から患者識別情報が送られてくると、受信した患者識別情報をキーとして患者データベース23pを検索し、当該患者識別情報に対応する患者の情報(名前、最後に生体情報の測定を受けた時刻等)を取得する(患者の認証)。データ収集サーバ2は、そのようにして取得した患者の情報を、端末装置1へ送信する。なお当然のことながら、患者データベース23pは、名前や前回データ収集時刻以外の患者の情報(性別、年齢等)を記録することも可能である。
以上のような構成を有する本実施形態による看護支援システムでは、端末装置1が、NFC通信により、体温計等の生体情報測定装置6が測定した体温等の生体情報を取得し、端末装置1は、そのようにして取得した生体情報を、データ収集サーバ2へ送る。データ収集サーバ2は、看護師IDタグ5および患者IDタグ7により認証された看護師(測定者)および患者(被測定者)の情報を生体情報と関連づけて電子カルテサーバ3sへ送る。生体情報を受信した電子カルテサーバ3sは、患者(上記の被測定者)の電子カルテに生体情報の測定結果を記録する。生体情報の測定結果が記録された電子カルテは、電子カルテ閲覧端末装置3cを通じて、医師や看護師の閲覧に供される。
次に、図6A、図6B、および、図7を参照して、看護師の認証(測定者の特定)について説明する。
図6Aは、看護師の認証(測定者の特定)において、端末装置1(の制御部11)が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
制御部11は、識別情報取得部として動作して、第1無線通信モジュール16が看護師IDタグ5を検出したかどうかをチェックする(ステップS1)。看護師IDタグ5が検出されると(ステップS1における「YES」)、処理は、ステップS2へ進む。
ステップS2において、制御部11は、測定者特定部として動作して、第1無線通信モジュール16が看護師IDタグ5から受信した識別情報に基づいて、データ収集サーバ2へ看護師の認証を要求する。
ここでデータ収集サーバ2側の動作について説明する。図6Bは、看護師の認証(測定者の特定)において、データ収集サーバ2(の制御部21)がする処理の流れを示すフローチャートである。
データ収集サーバ2の制御部21は、ネットワークインタフェース24を通じて端末装置1から看護師の認証にかかるリクエストを受信したかどうかをチェックする(ステップS101)。看護師の認証にかかるリクエストの受信を確認すると(ステップS101における「YES」)、処理は、ステップS102へ進む。
ステップS102において、制御部21は、看護師データベース23n(図5A)にアクセスして当該リクエストとともに受信した看護師識別情報をキーとして看護師の情報を検索する。例えば、リクエストとともに受信した看護師識別情報が「NID0001」であった場合、制御部21は、看護師データベース23nから、看護師の情報として、看護師の名前「N」を取得する。
次に、ステップS103において、制御部21は、看護師識別情報に基づいて取得した看護師の情報を、端末装置1へ送る。例えば、データ収集サーバ2は、看護師の情報(名前「N」)を、院内ネットワーク9を通じて、端末装置1へ送る。
図6Aに戻り、ステップS3において、端末装置1の制御部11は、測定者特定部として動作して、データ収集サーバ2から、看護師の情報を取得し、測定者としての看護師を特定する。図7は、このようにしてなされる看護師の認証後の端末装置1の表示の例を示す図である。同図に例示されるように、看護師の認証(特定)が成功すると、端末装置1の表示部13の看護師氏名表示欄101に特定された看護師の氏名が表示される。
次に、図8、図9A、図9B、図10を参照して、患者の認証(被測定者の特定)について説明する。本実施形態による端末装置1では、複数の患者IDタグ7が検出された場合、ユーザ(看護師)が複数の患者から一の被測定者を選択する。選択を受け付けた端末装置1は、当該選択に従って被測定者を特定する。
図8は、携帯端末1を携えた看護師Nが101号病室に入室した状況を示す模式図である。同図で看護師Nは、ベッド101−3に横たわる患者の近くに立っている。以下ではこのような状況を事例として挙げて端末装置1の動作説明を行う。このとき、端末装置1は、患者Aさん、患者Cさん、および、患者Dさんがそれぞれ装着している患者IDタグ7を検知したとする。すなわち、端末装置1の制御部11は、識別情報取得部として動作して、第1無線通信モジュール16を介し、患者Aさん、患者Cさん、および、患者Dさんがそれぞれ装着している患者IDタグ7から、患者識別情報を取得する。
図9Aを参照すれば、ステップS4において、制御部11は、識別情報取得部として動作して、第1無線通信モジュール16が患者IDタグ7を検出したかどうかをチェックする。上述した事例(図8)では、端末装置1は、Aさん、Cさん、Dさんの患者IDタグ7を検出する。患者IDタグ7が検出されたため(ステップS4における「YES」)、処理は、ステップS5へ進む。
ステップS5において、制御部11は、複数の患者IDタグ7を検出したが否かを判断する。複数の患者IDタグ7を検出した場合(ステップS5における「YES」)、処理は、ステップS8へ進み、ただ1つの患者IDタグ7を検出した場合(ステップS5における「NO」)、処理は、ステップS6へ進む。図8に示した状況では、3つの患者IDタグが検出されているため、処理は、ステップS8へ進む。
ステップS8において、制御部11は、検出した複数の患者IDタグ7の識別情報を用いてデータ収集サーバ2に対し、患者認証を要求する。つまり、本ステップでは、制御部11は、データ収集サーバ2に対し複数の識別情報について認証を要求する。
ここでデータ収集サーバ2側の動作について説明する。図9Bは、患者の認証(被測定者の特定)において、データ収集サーバ2(の制御部21)がする処理の流れを示すフローチャートである。
データ収集サーバ2の制御部21は、ネットワークインタフェース24を通じて端末装置1から患者の認証にかかるリクエストを受信したかどうかをチェックする(ステップS104)。患者の認証にかかるリクエストの受信を確認すると(ステップS104における「YES」)、処理は、ステップS105へ進む。
ステップS105において、制御部21は、患者データベース23p(図5B)にアクセスして当該リクエストとともに受信した患者識別情報をキーとして看護師の情報を検索する。例えば、リクエストとともに受信した看護師識別情報が「PID0001」、「PID0003」、「PID0004」であった場合、制御部21は、患者データベース23pから、患者の情報として、患者の名前「A」、「C」、「D」や、前回生体情報の測定を受けた時刻「9月11日午前9:00」、「9月11日午前8:00」、「9月11日午前9:30」を取得する。
次に、ステップS106において、制御部21は、患者識別情報に基づいて取得した患者の情報を、端末装置1へ送る。例えば、データ収集サーバ2は、患者の情報(名前「A」、「C」、「D」、前回データ収集時刻「9月11日午前9:00」、「9月11日午前8:00」、「9月11日午前9:30」)を、院内ネットワーク9を通じて、端末装置1へ送る。
図9Aに戻り、ステップS9において、端末装置1の制御部11は、データ収集サーバ2から、患者の情報を取得する。
ステップS10において、制御部11は、ステップS9で取得した患者の情報について、患者の「前回データ収集時刻」が古い順に並べ替える。例えば、患者が「A」、「C」、および、「D」の場合、「C」→「A」→「D」の順に患者を並べ替える。
ステップS11において、制御部11は、ステップS10で並べ替えた順序に従って、患者の「名前」および「データ収集時刻」の情報を、表示部13にリスト表示する。
図10は、ステップS11におけるリスト表示の表示例である。このように、表示部13に、前回データ収集時刻(最後に生体情報の測定を受けた測定時刻)が古い順に、患者の情報(病室、ベッド番号、患者名109a、前回データ収集時刻109b)が並べられたリスト109が表示される。また、リスト109の各項目には、選択ボタン109c(142)が表示される。この選択ボタン142は、操作部の一部を構成する。
図9Aに戻って、ステップS12において、端末装置1の制御部11は、ユーザからの選択ボタン142を介した選択の入力を受け付ける。ユーザが選択の入力を行うと(ステップS12における「YES」)、処理は、ステップS13へ進む。
ステップS13において、制御部11は、被測定者特定部として動作して、ステップS13で受け付けたユーザの選択の入力に基づいて、複数の患者(「A」、「C」、「D」)のうちから、一人の患者を生体情報の測定の対象である被測定者を特定する。
他方、ステップS4でただ1つの患者IDタグ7を検出した場合、処理は、ステップS5からステップS6に進む。ステップS6においては、制御部11は、被測定者特定部として動作して、検出した患者IDタグ7の識別情報を用いてデータ収集サーバ2に対し、患者認証を要求する。
ステップS7においては、制御部11は、被測定者特定部として動作して、データ収集サーバ2から患者の情報を受け取って、受け取った患者の情報に基づいて、生体情報の測定の対象である被測定者を特定する。
以上、患者の認証(被測定者の特定)にかかる動作について説明した。このように、本看護システムの端末装置1は、複数の患者IDタグ7を検出した場合、当該複数の患者IDタグ7それぞれから識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて、患者の情報(患者名、前回データ収集時刻等)を取得する。そして、前回データ収集時刻(最後に生体情報の測定を受けた時刻)が古い順に患者をソートして、当該複数の患者のリスト109を表示する。当該リスト109には、最後に生体情報の測定を受けた時刻109bも合わせて表示される。また、リストの各項目には、ユーザが操作可能な選択ボタン142が表示される。看護師等のユーザは、当該複数の患者から、各患者が最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでもよい。)を参考にして、これから生体情報の測定を行う患者(被測定者)を選択することができる。リスト109は、最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでよい。)が古い順にソートされた状態で表示されるため、看護師等のユーザにとって利便性が高い。なぜなら、リスト表示された複数の患者のうちで最後の測定の時刻が最も古い患者は、それら複数の患者のうちで最も先に生体情報の測定を受けるべき患者である蓋然性が極めて高いためである。
以上のようにして患者(被測定者)の特定がなされると、端末装置1は、生体情報測定装置6から患者の生体情報の測定データを受信し、受信した測定データをデータ収集サーバ2へ送信するための処理を行う。ここから、図11A、および、図11Bを参照して、この処理について説明する。
図11Aは、端末装置1がする処理のフローチャートを示す図である。ステップS14において、端末装置1の制御部11は、生体情報取得部として動作して、被測定者の生体情報を測定する生体情報測定装置6から被測定者の生体情報を取得する。例えば、看護師が、体温計を用いて患者の体温を計測し、計測が完了した体温計を、端末装置1の第2無線通信モジュール17に近接させると、端末装置1は、NFC通信により、体温計から体温のデータを取得する。端末装置1は、継続的に第2無線通信モジュール17に近接する生体情報測定装置6の有無をチェックし続け、生体情報測定装置6が検出されると随時、生体情報の測定データを生体情報測定装置6から取得する。
なお、生体情報のデータの取得は、上述したNFC通信による手法に限定されない。例えば、看護師が血圧計や巻き尺などを使用して患者の血圧や腹囲などを計測し、計測値を看護師が直接端末装置1に入力してもよい。
端末装置1は、継続的に第2無線通信モジュール17に近接する生体情報測定装置6の有無をチェックし続けるとともに、ステップS15において、データ送信の指示の入力の有無をチェックする。ここでのデータ送信の指示の入力は、例えば、看護師が、送信ボタン141(図3)をタップすることによりなされればよい。
端末装置1に対しデータ送信の指示が入力されると(ステップS15における「YES」)、制御部11は、生体情報送信部として動作して、データ収集サーバ2へ被測定者の生体情報の測定データを送信する(ステップS16)。このとき、制御部11は、測定データとともに、測定者である看護師の情報(氏名等)と、被測定者である患者の情報(氏名等)と、測定時刻(日付を含んでもよい。)の情報を、データ収集サーバ2へ送信する。ここで端末装置1がデータ収集サーバ2へ送信する測定時刻の情報は、端末装置1が測定データを取得した時刻(日付を含んでもよい。)でよい。あるいは、測定時刻の情報は、生体情報測定装置6が生体情報を測定した時刻(日付を含んでもよい。)でもよい。その場合、端末装置1は、生体情報測定装置6から、生体情報を測定した時刻に関する情報を取得すればよい。あるいは、端末装置1は、生体情報測定装置6において測定データが生成された時刻に関する情報を生体情報測定装置6から取得し、当該時刻を、測定時刻とみなして用いてもよい。その場合には、端末装置1は、生体情報測定装置6において測定データが生成された時刻に関する情報を測定データの属性情報等から取得してもよい。
図11Bは、データ収集サーバ2が端末装置1から測定データ等を受信したときにする処理のフローチャートである。
ステップS107において、データ収集サーバ2の制御部21は、端末装置1から測定データを受信したかどうかをチェックする。測定データが受信された場合(ステップS107における「YES」)、処理は、ステップS108へ進む。
ステップS108において、制御部21は、受信した測定データを、測定者および被測定者の情報とともに、電子カルテサーバ3sへ送信し、電子カルテサーバ3sに対し当該測定データ等の電子カルテへの記録を要求する。
要求を受けた電子カルテサーバ3sは、測定データを、被測定者の電子カルテに記載する処理を行う。以上により、測定データの電子カルテへの記録が完了する。
ステップS109において、制御部21は、端末装置1から受信した測定時刻の情報に基づいて、患者データベース23p(図5B)の「前回データ収集時刻」の記録を更新する。
以上、ここまで説明したように、本実施形態による看護システムにおいては、ICタグを用いた個人認証により、看護師および患者の認証および特定を迅速に行うことができる。さらに、本システムの端末装置1は、複数のICタグを検出した場合、ユーザ(看護師等)に対し複数の識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた時刻を提示してユーザの選択を受け付けて、ユーザの選択に基づいて一人の患者を被測定者として特定する。このため、ユーザは、前回の生体情報の測定の順序を参考にしながら、これから生体情報を測定しようとしている患者を選択することができ、これにより、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
(変形例)
次に、端末装置1の変形例について説明する。本変形例では、患者を被測定者として特定する被測定者特定部(制御部11)は、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて一の患者を被測定者として特定する。つまり、本変形例による端末装置1は、取得した複数の識別情報のうちから一の患者を被測定者として、自動的に、特定する。
変形例による端末装置1は、患者IDタグ7を検出してから一の患者を生体情報測定の被測定者として特定するまでの動作に特徴を有する。その他の構成および動作については、先に説明した端末装置1と同じでよい。そのため、同様の構成および動作については、説明を省略する。
図12は、変形例による端末装置1が被測定者の特定のために行う処理を示したフローチャートである。
ステップS24、ステップS25は、先に説明したステップS4、ステップS5(図9A)と同じ処理でよい。
複数の患者IDタグ7が検出された場合、処理は、ステップS28へ進む。
ステップS28、ステップS29は、先に説明したステップS8、ステップS9(図9A)と同じ処理でよい。
ステップS30において、端末装置1の制御部11は、被測定者特定部として動作して、ステップS29で取得した患者の情報について、前回データ収集時刻を比較し、前回データ収集時刻が最も古い患者を特定する。そして、制御部11は、そのようにして特定された患者を生体情報の測定対象(被測定者)として特定する。
他方、ステップS24でただ1つの患者IDタグ7を検出した場合、処理は、ステップS25からステップS26に進む。
ステップS26、ステップS27は、先に説明したステップS6、ステップS7(図9A)と同じ処理でよい。
以上、本変形例による端末装置1においては、識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて一患者を被測定者として特定する。このようにして、端末装置1は、取得した複数の識別情報のうち1つの識別情報を用いて一の患者を被測定者として特定することができる。例えば、看護師等は、日々の看護業務の1つとして、患者のベッドを巡回して生体情報を収集する業務に従事する。この巡回には、通例、規則性がある。すなわち、看護師等は、通例、複数の患者をある定まった順序に従って順々に巡回しながら各患者の生体情報を測定する。そこで、端末装置1は、複数の識別情報が取得された場合、それら識別情報が示す患者それぞれが最後に生体情報の測定を受けた測定時刻のうち最も古い時刻を示している患者を被測定者として特定する。そうすることで、端末装置1は、複数の識別情報が取得された場合においても、これから看護師が生体情報を測定しようとしている可能性が高い患者を自動的に被測定者として特定することができる。こうすることで、看護師等にとっての利便性が向上し、もって、業務効率の向上を図ることが可能となる。
上記実施形態においては、端末装置1は、所謂タブレット端末として説明した。しかしながら、端末装置1は、タブレット端末に限定されない。端末装置1は、例えば、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、ポケット・コンピュータ、ラグドコンピュータ(rugged computer)、スマートデバイス(スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス)、ウェアラブルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)等であってもよく、また、これらに限定されない。
上記実施形態においては、看護師IDタグ5および患者IDタグ7は、ICタグ(RFIDタグ)であるとして説明した。しかしながら、看護師IDタグ5および患者IDタグ7は、ICタグに限定されない。看護師IDタグ5および患者IDタグ7は、様々な通信方式で識別情報を端末装置1へ送信できる機器であってよい。様々な通信方式とは、例えば、ISO/IEC7816、ISO/IEC10536、ISO/IEC14443、ISO/IEC18092、ISO/IEC15693、マイクロ波を利用した遠隔型非接触通信、IEEE802.11 a/b/g/n、Bluetooth等であってよく、また、これらに限定されない。また、看護師IDタグ5および患者IDタグ7と端末措置1との通信は、有線接続された信号線を介してなされてもよい。また、看護師IDタグ5および患者IDタグ7は、バーコード、二次元バーコード(QRコード(登録商標))でもよい。
生体情報測定装置6は、血圧計、体温計、パルスオキシメータ、血糖計、体重計、体組成計を含み、これらに限定されない。生体情報測定装置6によって測定される生体情報は、血圧、脈拍数、体温、酸素飽和度、血糖値、体重、体脂肪率を含み、これらに限定されない。上記実施形態においては、生体情報測定装置6は、NFC通信を行って、端末装置1へ測定データを転送するとして説明した。しかしながら、生体情報測定装置6と端末装置1との通信は、NFC通信に限定されない。通信方式は、例えば、ISO/IEC7816、ISO/IEC10536、ISO/IEC14443、ISO/IEC18092、ISO/IEC15693、マイクロ波を利用した遠隔型非接触通信、IEEE802.11 a/b/g/n、Bluetooth等であってよく、また、これらに限定されない。また、生体情報測定装置6と端末措置1との通信は、有線接続された信号線を介してなされてもよい。
上記実施形態においては、被測定者(患者)が最後に生体情報の測定を受けた時刻(前回生体情報の測定を受けた時刻)に関する情報を保持するデータベースは、データ収集サーバ2内に構成されるデータベース(患者データベース23p)であるとして説明した。しかしながら、データベースは、データ収集サーバ2以外のサーバ装置内に構成されてよい。あるいは、端末装置1が自機の内部に、被測定者(患者)が最後に生体情報の測定を受けた時刻(日付を含んでよい。)に関する情報を保持するデータベースを保有してもよい。
1 :看護支援端末装置
2 :データ収集サーバ
3s:電子カルテサーバ
3c:電子カルテ閲覧端末装置
4 :位置情報サーバ
5 :看護師IDタグ
6 :生体情報測定装置
7 :患者IDタグ
8 :無線LANアクセスポイント
9 :ネットワーク
11 :制御部(CPU)
12 :記憶部
13 :表示部
14 :操作部
15 :GPSモジュール
16 :第1無線通信モジュール
17 :第2無線通信モジュール
18 :第3無線通信モジュール
21 :制御部(CPU)
22 :メモリ
23n:看護師データベース
23p:患者データベース
24 :ネットワークインタフェース
101 :看護師氏名表示欄
102 :患者氏名表示欄
103 :血圧値表示欄
104 :血圧値表示欄
105 :脈拍数表示欄
106 :体温表示欄
107 :SpO2表示欄
108 :血糖値表示欄
109 :リスト
112 :病棟マップ
113 :マーカ
114 :フロアマップ
115 :注意喚起メッセージ
141 :送信ボタン
142 :選択ボタン

Claims (10)

  1. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置であって、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得部と、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定部と、を有し、
    前記被測定者特定部は、前記識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、複数の前記測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援端末装置。
  2. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置であって、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得部と、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定部と、
    情報を表示する表示部と、
    ユーザによる入力を受け付ける操作部と、を有し、
    前記識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、前記表示部は、当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の前記測定時刻を表示し、前記操作部は、前記ユーザによる前記測定時刻の選択の入力を受け付け、前記被測定者特定部は、前記選択の入力に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援端末装置。
  3. 請求項2に記載の看護支援端末装置であって、
    前記識別情報取得部が複数の識別情報を取得した場合、前記表示部は、当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の前記測定時刻を、前記測定時刻が古い順にリスト表示する、ことを特徴とする看護支援端末装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の看護支援端末装置であって、
    さらに、被測定者の生体情報を測定する生体情報測定装置から被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    生体情報を収集するサーバ装置へ被測定者の生体情報を送信する生体情報送信部と、を有することを特徴とする看護支援端末装置。
  5. 請求項1または2に記載の看護支援端末装置と、
    患者に装着されて使用され、患者を識別するための識別情報を保持する記憶媒体と、
    患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を保持するデータベースと、を有する、看護支援システム。
  6. 請求項5に記載の看護支援システムであって、
    前記記憶媒体は、ICタグである、ことを特徴とする看護支援システム。
  7. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置における看護支援方法であって、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップで取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を有し、
    前記被測定者特定ステップにおいては、前記識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、複数の前記測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援方法。
  8. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置における看護支援方法であって、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップで取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を有し、
    前記被測定者特定ステップにおいては、前記識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、表示部が当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の前記測定時刻を表示し、操作部がユーザによる前記測定時刻の選択の入力を受け付け、前記選択の入力に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援方法。
  9. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置のコンピュータに、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップで取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を実行させ、
    前記被測定者特定ステップにおいては、前記識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、複数の前記測定時刻のうちで最も古い時刻を示している識別情報に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援プログラム。
  10. 被測定者の生体情報のデータを収集する看護支援端末装置のコンピュータに、
    無線通信により患者を識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップで取得した前記識別情報に基づいて、前記患者が最後に生体情報の測定を受けた測定時刻に関する情報を取得する測定時刻取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて、前記患者を前記被測定者として特定する被測定者特定ステップと、を実行させ、
    前記被測定者特定ステップにおいては、前記識別情報取得ステップで複数の識別情報を取得した場合、表示部が当該複数の識別情報に基づいて取得された複数の前記測定時刻を表示し、操作部がユーザによる前記測定時刻の選択の入力を受け付け、前記選択の入力に基づいて、一の患者を前記被測定者として特定する、ことを特徴とする看護支援プログラム。
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