JP2016126196A - トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016126196A JP2016126196A JP2015000402A JP2015000402A JP2016126196A JP 2016126196 A JP2016126196 A JP 2016126196A JP 2015000402 A JP2015000402 A JP 2015000402A JP 2015000402 A JP2015000402 A JP 2015000402A JP 2016126196 A JP2016126196 A JP 2016126196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- molecular weight
- resin
- acid
- developer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
Description
また、特許文献3では、結着樹脂のGPCにおける分子量500以下の成分含有率を制御することにより、低分子量成分に起因した現像部材等への汚染を抑制可能なことが提案されている。
しかしながら、これらの提案では、低温定着性に有効に働く低分子量成分を積極的に除去しているため、低温定着性が大きく悪化している。
しかしながら、この提案についても低温定着性に有効に働く低分子量成分を除去していることで、やはり十分な低温定着性のレベルには至っていない。また、帯電安定性を悪化させる分子量1000〜2000程度の酸ダイマーや酸トリマーについては考慮されていないため、帯電安定性としても十分なレベルには至っていない。
しかしながら、一般にトナーにおいては、トナーの粒度分布、形状の制御や、トナー母体表面に種々の機能を有する外添剤を付着させることにより、トナーの流動安定性を所望の範囲に制御しているが、経時での現像機内におけるトナーへのストレスにより外添剤が埋没・離脱すること、もしくはトナー母体表面の結着樹脂の一部が離脱することで、帯電量が減少し初期の状態から一定値を保つことができない問題がある。この問題により、機内でのトナー飛散や地汚れが増加する原因となっている。
しかしながら、この場合、印刷枚数が5万枚以内程度の範囲においては機内トナー飛散などの課題は顕在化しにくいが、それ以上の経過に対してはトナーの添加剤が埋没、遊離した状態によりトナー母体自体の特性が支配的となる。添加剤の添加前後における帯電量の差が一定の範囲内である場合、すなわちトナー母体自体の帯電特性が小さい場合は、経時後の帯電量分布の均一的な維持は難しい。つまり新しい補給トナーが高い帯電量を発現する一方で、剤中トナーは劣化による低下に加え、支配的な特性を有している母体自体が低い帯電量であることからその差は埋まりにくくなる。
しかしながら、前記提案においては、トナー母体の比表面積が考慮されておらず、たとえ母体帯電量が高い値を有していても母体自体の比表面積が変形猶予を残した状態であれば経時での比表面積変化とともに母体帯電量も低下してしまうため、トナーとの帯電量分布差を埋めるには課題が残されていた。
さらにトナー母体自体の変形猶予を残した状態は、一般的にBET比表面積が高い場合が多く、トナー飛散の問題以外にも画像品質への影響も懸念され、外添剤埋没に起因したトナー同士の凝集によるボソツキ画像といった異常画像も問題となる。
しかしながら、加熱処理の温度条件と樹脂の重量平均分子量の関係によっては、過度な熱処理から母体帯電量が大きく低下し、良好な画像提供とトナー飛散の抑制の両立が困難な状況があった。
しかしながら、これらの提案によってもKFMを用いたトナー粒子表面の帯電分布とトナー飛散との因果関係については明らかになっていない。
ピーク強度:GPC測定により、縦軸が強度、横軸が分子量の分子量分布曲線でプロットし、分子量が20000以下の範囲において最大となる強度の値を100としたときの相対的な値
本発明は、少なくとも結着樹脂及び離型剤を含有するトナーであって、前記トナーのTHF可溶成分のGPCにより測定される分子量分布において、分子量が300以上5000以下の範囲における任意の分子量Mを選んだとき、前記分子量Mの±300の範囲における以下に定義されるピーク強度の最大値と最小値の差が30以下であり、表面電位顕微鏡(KFM)で測定される前記トナーの表面電位分布において、前記トナーの表面を複数箇所測定したときに、全ての測定点において同一極性であることを特徴とする。
ピーク強度:GPC測定により、縦軸が強度、横軸が分子量の分子量分布曲線でプロットし、分子量が20000以下の範囲において最大となる強度の値を100としたときの相対的な値
以下詳細を説明する。
カラム:TSK−GEL SUPER HZ2000、TSK−GEL SUPER HZ2500、TSK−GEL SUPER HZ3000
温度:40℃
溶媒:THF
流速:0.35ml/min
試料:0.15質量%に調整したTHF試料溶液
試料の前処理:トナーをテトラヒドロフランTHF(安定剤含有、和光純薬製)に0.15wt%で溶解後0.45μmフィルターで濾過し、その濾液を試料として用いる。
そこで、本発明は、よりミクロな視点での帯電特性を規定し、低温定着性とトナー飛散の両立を図るものである。
トナー粒子の表面電位分布は、走査プローブ顕微鏡装置(アサイラム・テクノロジー社製、MFP−3D)を用いて、表面電位顕微鏡(KFM)測定モードにより測定することができる。カンチレバーは、OMCL−AC240TM−B2(オリンパス社製)等を用いることができる。以下にKFMによるトナー粒子の表面の電位分布測定方法について、具体例を挙げて説明する。
現像剤をパラフィルム(プラスチックパラフィンフィルム)で覆った磁石に付着させ、準備した試料台の上方においてブロアーを用いて現像剤にガスを噴きかけることにより、飛散したトナー粒子を試料台に固定する。これにより、現像剤から選択的にトナー粒子のみを取り出し、かつ、疎らな状態でトナー粒子を固定することができる。そして、試料板をアースに接続することで、カーボンテープ部分をゼロ電位に定める。
測定点は、トナーの粒径等に応じて適宜変更が可能であるが、例えば5000〜20000箇所測定する。上述したように所定のピクセルに分割した場合、トナー粒子表面の全体のピクセル数に対して、90%以上であることが好ましい。
「同一極性である」というためには、複数の測定点の全ての極性が一致すること、すなわちトナー粒子表面において、逆帯電となっている割合が0%であることを意味するものであり、0%の場合、トナー飛散を抑制することができる。
測定するトナー粒子の個数は、適宜変更が可能であるが、トナー粒子5個以上が好ましく、10個以上がより好ましい。
Σ/M≦0.5
であることが好ましい。Σ/Mが0.5より大きい場合、トナーの帯電量の個数バラツキが大きく、現像スリーブから感光体へ現像される際のトナーの現像されやすさにバラツキが生じやすくなる。そのため、一定の電界で現像しようとした場合に現像されないトナー粒子があり、現像されないトナーが機内に飛散しやすくなる。
なお、トナー1個の平均電位Aは、トナー粒子の表面の各測定点での電位の平均値を取ることにより求められる。
図2に、本発明に含まれるトナーについて、KFM測定により得られた電位分布の一例を示す。なお、図2において、複数のグラフ(図2では5本)が示されているのは、トナー粒子5個について測定した結果を載せているためであり、図1のトナーは図2中、「M_P4」に該当する。図2に示されるように、電位は全てマイナスを示しており、同一極性となっている。
図4に、従来のトナーについて、KFM測定により得られた電位分布の一例を示す。なお、図4においても、トナー粒子5個について測定したものであり、図3のトナーは図4中、「P4」に該当する。
図4に示されるように、あるトナー粒子の表面の一部がプラス電位となっており、これは、樹脂の剥がれが生じているトナーでは、トナー内部が一部露出し、その部分が逆帯電となるためである。
図5(B2)に示されるように、トナーがキャリアと混合した際に、例えばオリゴマー成分5が起点となり樹脂が剥がれ、トナー内部が露出すると考えられる。これが、KFM測定により剥がれ部分4として観測される。
また、1回目の昇温でのガラス転移点Tgは、40〜60℃であることが好ましく、45〜55℃であることがより好ましい。1回目の昇温でのTgが40℃未満では、高温高湿環境下での保存性が悪化し、固化あるいは凝集、また表面変化による帯電低下などの問題が発生することがある。一方で、1回目の昇温でのTgが60℃を超えると低温定着性を阻害することがある。
[測定条件]
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50mL/min)
温度条件
昇温(1回目) 開始温度:20℃,昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃,保持時間:なし
降温(1回目) 降温温度:10℃/min,終了温度:20℃,保持時間:なし
昇温(2回目) 昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃
測定した結果は島津製作所製のデータ解析ソフト(TA−60、バージョン1.52)を用いて解析を行う。
荷重:10kg/cm2、昇温速度:3.0℃/min
ダイ口径:0.50mm、ダイ長さ:1.0mm
試料0.1gを、錠剤成形器により室温(25℃)、約40MPaにて1分間プレスし、直径8mmの測定用サンプルを作製する。この測定用サンプルを、直径8mmのパラレルプレートに挟み、加熱して溶融させた後、角周波数6.28rad/sec、歪量0.3%の条件でパラレルプレートの周方向に正弦的に振動するひずみを与える。これによって、測定用サンプルを正弦波振動させ、温度60℃から200℃まで昇温速度3℃/分で昇温させて、測定温度間隔1℃で各温度における貯蔵弾性率G’を測定することができる。
重量平均分子量Mwが3000未満の場合、耐熱保存性が悪化しやすくなる。さらに、トナー中の低分子量成分量の割合が増えるため、これらの成分が帯電部材やキャリアの表面を汚染したり、高湿度下においてこれらの成分自体が吸湿したりすることにより、トナーの帯電安定性を悪化させやすくなる。重量平均分子量Mwが10000より大きい場合、定着時のトナーの弾性が高くなり低温定着性が阻害されやすくなる。
トナー2gを、内径が24mmφの円筒ろ紙に入れて抽出管にセットし、フラスコにはTHF200mlを入れ、10時間ソックスレー抽出を行う。冷却管をとりつけた一式のフラスコ部分をマントルヒーターに入れ、80℃でTHFを還流させ、冷却管からのTHFをトナーに滴下する。トナー中のTHF可溶分がフラスコ中に抽出されるようにし、その抽出液を乾燥してトナー抽出物を得ることができる。なお、乾燥させる温度や時間は特に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
前記平均円形度が、0.950未満であると、満足できる転写性やチリのない高画質画像が得られないことがある。0.980を超えると、ブレードクリーニング等を採用している画像形成システムでは、感光体上及び転写ベルト等のクリーニング不良が発生し、画像上の汚れ、例えば、写真画像等の画像面積率の高い画像形成の場合において、給紙不良等で未転写の画像を形成したトナーが感光体上に転写残トナーとなって蓄積した画像の地汚れが発生してしまうことがある。あるいは、感光体を接触帯電させる帯電ローラ等を汚染してしまい、本来の帯電能力を発揮できなくなってしまうことがある。
前記体積平均粒径、及び前記体積平均粒径と個数平均粒径との比(体積平均粒径/個数平均粒径)は、粒度測定器(「マルチサイザーIII」、ベックマンコールター社製)を用い、アパーチャー径100μmで測定し、解析ソフト(Beckman CoulterMutlisizer 3 Version3.51)にて解析を行うことができる。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂及び離型剤を含有するトナー母体に、必要に応じてその他の成分を含み、さらに必要に応じて外添剤を添加するものである。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、スチレン・アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ジエン系樹脂、フェノール樹脂、テルペン樹脂、クマリン樹脂、アミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、ウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、低温定着性に優れ、低分子量化しても十分な可撓性を有する点で、ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂と上記他の結着樹脂とを組み合わせた樹脂が好ましい。また、前記結着樹脂がポリエステル及び/又はポリエステル誘導体であることが好ましい。
前記ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、未変性ポリエステル樹脂、変性ポリエステル樹脂が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記未変性ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、下記一般式(1)で表されるポリオールと、下記一般式(2)で表されるポリカルボン酸とをポリエステル化した樹脂、結晶性ポリエステル樹脂などが挙げられる。
また、前記一般式(2)中、Bは、炭素数1〜20のアルキル基、アルキレン基、置換基を有してもよい芳香族基又はヘテロ環芳香族基を表し、nは、2〜4の整数を表す。
前記ポリエステル樹脂として、結晶性ポリエステル樹脂を含有することができる。
結晶性ポリエステル樹脂は、例として、アルコール成分として炭素数2〜12の飽和脂肪族ジオール化合物、特に1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,12ドデカンジオール及びこれらの誘導体と、少なくとも酸性分として二重結合(C=C結合)を有する炭素数2〜12のジカルボン酸、もしくは、炭素数2〜12の飽和ジカルボン酸、特にフマル酸、1,4−ブタン二酸、1,6−ヘキサン二酸、1,8−オクタン二酸、1,10−デカン二酸、1,12−ドデカン二酸及びこれらの誘導体を用いて合成される結晶性ポリエステルが好ましい。
前記変性ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、活性水素基含有化合物、前記活性水素基含有化合物と反応可能なポリエステル(以下、「ポリエステルプレポリマー」と称することがある)とを、伸長反応及び/又は架橋反応して得られる樹脂などが挙げられる。前記伸長反応及び/又は架橋反応は、必要に応じて、反応停止剤(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミン、ケチミン化合物等のモノアミンをブロックしたものなど)により停止させてもよい。
前記活性水素基含有化合物は、水相中で、前記ポリエステルプレポリマーが伸長反応、架橋反応等する際の伸長剤、架橋剤等として作用する。
また、前記3価以上のポリアミンとしては、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。
また、前記アミノアルコールとしては、例えば、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。
前記アミノメルカプタンとしては、例えば、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。
また、前記アミノ酸としては、例えば、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。
また、前記これらのアミン類のアミノ基をブロックしたものとしては、例えば、前記これらのアミン類(ジアミン、3価以上のポリアミン、アミノアルコール、アミノメルカプタン、アミノ酸等)のいずれかとケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等)から得られるケチミン化合物、オキサゾリゾン化合物などが挙げられる。
活性水素基含有化合物と反応可能な重合体としては、前記活性水素基含有化合物と反応可能な基を少なくとも有する重合体であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。中でも、溶融時の高流動性、透明性に優れ、高分子成分の分子量を調節しやすく、乾式トナーにおけるオイルレス低温定着性、離型性に優れる点で、ウレア結合生成基含有ポリエステル樹脂(RMPE)が好ましく、イソシアネート基含有ポリエステルプレポリマーがより好ましい。
これらの中でも、前記ポリオールは、前記ジオール単独、前記ジオールと少量の前記3価以上のポリオールとの混合物が好ましい。
前記活性水素基含有化合物と反応可能な重合体の合成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、前記イソシアネート基含有ポリエステルプレポリマーの場合、前記ポリオールと前記ポリカルボン酸とを公知のエステル化触媒(チタンテトラブトキシド、ジブチルチンオキサイド等)の存在下、150℃〜280℃に加熱し、必要により適宜減圧しながら生成し、水を溜去して水酸基含有ポリエステルを得た後に、40℃〜140℃にて、前記水酸基含有ポリエステルに前記ポリイソシアネートを反応させることにより合成する方法などが挙げられる。
前記離型剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、植物系ワックス(カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等)、動物系ワックス(ミツロウ、ラノリン等)、鉱物系ワックス(オゾケライト、セルシン等)、石油ワックス(パラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等)等のロウ類及びワックス類;合成炭化水素ワックス(フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス等)、合成ワックス(エステル、ケトン、エーテル等)等の天然ワックス以外のもの;1,2−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド;低分子量の結晶性高分子であるポリメタクリル酸n−ステアリル、ポリメタクリル酸n−ラウリル等のポリアクリレートのホモポリマー又はコポリマー(アクリル酸n−ステアリルーメタクリル酸エチル共重合体等)等の側鎖に長鎖アルキル基を有する結晶性高分子;などが挙げられる。
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50mL/min)
温度条件
1st.昇温 開始温度:20℃,昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃,保持時間:なし
1st.降温 降温温度:10℃/min,終了温度:20℃,保持時間:なし
2nd.昇温 昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃
測定した結果は島津製作所製のデータ解析ソフト(TA−60、バージョン1.52)を用いて解析を行う。
前記融点は、2nd.昇温で測定された吸熱ピークのピークトップの温度を用いる。
−着色剤−
前記トナーに用いられる着色剤としては、特に制限はなく、公知の着色剤から目的に応じて適宜選択することができる。
また、トナーに適切な帯電能を付与するために、必要に応じて帯電制御剤をトナーに含有させることも可能である。
帯電制御剤としては、公知の帯電制御剤がいずれも使用可能である。有色材料を用いると色調が変化することがあるため、無色乃至白色に近い材料が好ましく、例えば、トリフェニルメタン系染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又はその化合物、タングステンの単体又はその化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記外添剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができる。例えば、シリカ微粒子、疎水化されたシリカ微粒子、脂肪酸金属塩(例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなど);金属酸化物(例えばチタニア、アルミナ、酸化錫、酸化アンチモンなど)又はこれらの疎水化物、フルオロポリマーなどが挙げられる。これらの中でも、疎水化されたシリカ微粒子、チタニア粒子、疎水化されたチタニア微粒子、が好適に挙げられる。
本発明におけるトナーの製法や材料は、条件を満たしていれば公知のものが全て使用可能であり、特に限定されるものではないが、例えば、混練粉砕法や、水系媒体中にてトナー粒子を造粒する、いわゆるケミカル工法がある。
以下に、これらの製法についての詳細な説明をする。
前記粉砕及び分級が終了した後に、粉砕物を遠心力などで気流中に分級し、所定の粒径のトナー母体粒子を製造することができる。
該有機溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、メトキシブチルアセテート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等のエステル系又はエステルエーテル系溶剤、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、2−エチルヘキシルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶剤、これらの2種以上の混合溶剤が挙げられる。
該乳化剤又は分散剤としては、公知の界面活性剤、水溶性ポリマー等を用いることができる。該界面活性剤としては、特に制限はなく、アニオン界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸、リン酸エステル等)、カチオン界面活性剤(四級アンモニウム塩型、アミン塩型等)、両性界面活性剤(カルボン酸塩型、硫酸エステル塩型、スルホン酸塩型、リン酸エステル塩型等)、非イオン界面活性剤(AO付加型、多価アルコール型等)等が挙げられる。界面活性剤は、1種単独又は2種以上の界面活性剤を併用してもよい。
また、乳化又は分散の助剤として、上記の有機溶剤及び可塑剤等を併用することもできる。
(a)ビニルモノマーを出発原料として、懸濁重合法、乳化重合法、シード重合法及び分散重合法のいずれかの重合反応により、直接、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(b)ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の重付加乃至縮合系樹脂の前駆体(モノマー、オリゴマー等)又はその溶剤溶液を適当な分散剤の存在下、水性媒体中に分散させた後、加熱又は硬化剤を添加して硬化させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(c)ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の重付加乃至縮合系樹脂の前駆体(モノマー、オリゴマー等)又はその溶剤溶液(液体であることが好ましく、加熱により液状化してもよい。)中に適当な乳化剤を溶解させた後、水を加えて転相乳化させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(d)予め重合反応(例えば、付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等)により合成した樹脂を機械回転式又はジェット式等の微粉砕機を用いて粉砕し、分級することによって樹脂微粒子を得た後、適当な分散剤の存在下、水中に分散させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(e)予め重合反応(例えば、付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等)により合成した樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液を霧状に噴霧することにより樹脂微粒子を形成した後、樹脂微粒子を適当な分散剤の存在下、水中に分散させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(f)予め重合反応(例えば、付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等)により合成した樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液に貧溶剤を添加する、又は予め溶剤に加熱溶解させた樹脂溶液を冷却することにより樹脂微粒子を析出させ、溶剤を除去して樹脂微粒子を形成した後、樹脂微粒子を適当な分散剤の存在下、水中に分散させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(g)予め重合反応(例えば、付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等)により合成した樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液を、適当な分散剤の存在下、水性媒体中に分散させた後、加熱、減圧等によって溶剤を除去して、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
(h)予め重合反応(例えば、付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等)により合成した樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液中に適当な乳化剤を溶解させた後、水を加えて転相乳化させて、樹脂微粒子の水性分散液を調製する方法。
前記金属塩としては特に制限はなく、ナトリウム、カリウム等の塩を構成する一価の金属;カルシウム、マグネシウム等の塩を構成する二価の金属;アルミニウム等の塩を構成する三価の金属などが挙げられる。
前記塩を構成する陰イオンとしては、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオンが挙げられ、これらの中でも、塩化マグネシウムや塩化アルミニウム及びその複合体や多量体が好ましい。
また、凝集の途中や凝集完了後に加熱することで樹脂微粒子同士の融着を促進することができ、トナーの均一性の観点から好ましい。さらに、加熱によりトナーの形状を制御することができ、通常、より加熱すればトナーは球状に近くなっていく。
添加剤の混合は一般の粉体の混合機が用いられるがジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。なお、添加剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中又は漸次添加剤を加えていけばよい。この場合、混合機の回転数、転動速度、時間、温度等を変化させてもよい。又はじめに強い負荷を、次に、比較的弱い負荷を与えてもよいし、その逆でもよい。使用できる混合設備としては、例えば、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサー等が挙げられる。次いで、250メッシュ以上の篩を通過させて、粗大粒子、凝集粒子を除去し、トナーが得られる。
本発明の現像剤は、前記トナーを少なくとも含有してなり、キャリア等の適宜選択したその他の成分を含有してなる。該現像剤としては、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命向上等の点で前記二成分現像剤が好ましい。
また、前記トナーを用いた前記二成分現像剤の場合、現像手段による撹拌ストレス等に対しても、経時にわたってトナーの凝集体が生じにくく、異常画像の発生を抑制するとともに、画像濃度安定性、及び転写性を良好に維持することで、良好で安定した画像品質が得られる。
前記キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯粒子と、該芯粒子を被覆する樹脂層(被覆層)とを有するものが好ましい。
前記芯粒子としては、磁性を有する芯粒子であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、鉄、コバルト等の強磁性金属;マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄;各種合金、化合物等の磁性体を樹脂中に分散させた樹脂粒子などが挙げられる。これらの中でも、環境面への配慮の点で、Mn系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Mn−Mg−Sr系フェライトなどが好ましい。
前記芯粒子の重量平均粒径Dwは、レーザー回折乃至散乱法によって求めた前記芯粒子の粒度分布における積算値50%での粒径をいう。前記芯粒子の重量平均粒径Dwとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μm〜80μmが好ましく、20μm〜65μmがより好ましい。
Dw={1/Σ(nD3)}×{Σ(nD4)} ・・・(I)
ただし、前記式(I)中、Dは、各チャネルに存在する芯粒子の代表粒径(μm)を表し、nは、各チャネルに存在する芯粒子の総数を表す。
[1]粒径範囲:100μm〜8μm
[2]チャネル長さ(チャネル幅):2μm
[3]チャネル数:46
[4]屈折率:2.42
前記被覆層は、少なくとも樹脂を含有しており、必要に応じてフィラー等の他の成分を含有していてもよい。
キャリアの被覆層を形成するための樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できる。例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等)やその変性品、ポリスチレン、アクリル樹脂、アクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニルカルバゾール、ビニルエーテル等を含む架橋性共重合物;オルガノシロキサン結合からなるシリコーン樹脂又はその変性品(例えば、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリイミド等による変性品);ポリアミド;ポリエステル;ポリウレタン;ポリカーボネート;ユリア樹脂;メラミン樹脂;ベンゾグアナミン樹脂;エポキシ樹脂;アイオノマー樹脂;ポリイミド樹脂、及びこれらの誘導体等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、シリコーン樹脂が好ましい。
前記架橋反応性成分としては、シランカップリング剤等が挙げられる。該シランカップリング剤としては、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、アミノシランカップリング剤等が挙げられる。
前記フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、導電性フィラー、非導電性フィラーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記被覆層に、導電性フィラー及び非導電性フィラーを含有させることが好ましい。
前記非導電性フィラーは、粉体比抵抗値が100Ω・cmを超えるフィラーを指す。
前記フィラーの粉体比抵抗値の測定は、粉体抵抗測定システム(MCP−PD51、ダイアインスツルメンツ社製)及び抵抗率計(4端子4探針方式、ロレスタ−GP、三菱化学アナリテック社製)を使用して、試料1.0g、電極間隔3mm、試料半径10.0mm、荷重20kNの条件にて測定することにより行うことができる。
前記導電性フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム等の基体に二酸化スズや酸化インジウムを層として形成する導電性フィラー;カーボンブラックを用いて形成する導電性フィラーなどが挙げられる。これらの中でも、酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸バリウムを含有する導電性フィラーが好ましい。
前記非導電性のフィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、二酸化珪素、酸化ジルコニウム等を用いて形成する非導電性フィラーなどが挙げられる。これらの中でも、酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸バリウムを含有する非導電性フィラーが好ましい。
前記キャリアの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、流動床型コーティング装置を使用して、前記芯粒子の表面に、前記樹脂及び前記フィラーを含有する被覆層形成溶液を塗布することにより製造する方法が好ましい。なお、前記被覆層形成溶液を塗布する際に、前記被覆層に含有される樹脂の縮合を進めてもよいし、前記被覆層形成溶液を塗布した後に、前記被覆層に含有される樹脂の縮合を進めてもよい。前記樹脂の縮合方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記被覆層形成溶液に、熱、光等を付与して樹脂を縮合する方法などが挙げられる。
前記キャリアの重量平均粒径Dwは、レーザー回折・散乱法によって求めた前記芯粒子の粒度分布における積算値50%での粒径をいう。前記キャリアの重量平均粒径Dwとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μm〜80μmが好ましく、20μm〜65μmがより好ましい。
Dw={1/Σ(nD3)}×{Σ(nD4)} ・・・(II)
ただし、前記式(II)中、Dは、各チャネルに存在するキャリアの代表粒径(μm)を表し、nは、各チャネルに存在するキャリアの総数を表す。
[1]粒径範囲:100μm〜8μm
[2]チャネル長さ(チャネル幅):2μm
[3]チャネル数:46
[4]屈折率:2.42
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジである。前記現像剤が、本発明のトナー又は現像剤である。現像手段等について、詳細は後述する。
本発明に用いられる画像形成方法は、静電潜像形成工程(帯電工程と露光工程)と、現像工程と、転写工程と、定着工程とを少なくとも含み、さらに必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、除電工程、クリーニング工程、リサイクル工程、制御工程等を含む。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体表面を帯電させる帯電手段と、帯電された前記静電潜像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を複数色のトナーにより順次現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有してなり、さらに必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段等を有してなる。
前記静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。
前記静電潜像担持体(「電子写真感光体」、「感光体」と称することがある)としては、その材質、形状、構造、大きさ、等について特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができる。その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体(OPC)、等が挙げられる。これらの中でも、より高精細な画像が得られる点で、有機感光体(OPC)が好ましい。
前記静電潜像形成手段は、例えば、前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段(帯電器)と、前記静電潜像担持体の表面を像様に露光する露光手段(露光器)とを少なくとも備える。
前記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器、等が挙げられる。
前記帯電器としては、静電潜像担持体に接触乃至非接触状態で配置され、直流及び交流電圧を重畳印加することによって静電潜像担持体表面を帯電するものが好ましい。
また、前記帯電器が、静電潜像担持体にギャップテープを介して非接触に近接配置された帯電ローラであり、該帯電ローラに直流並びに交流電圧を重畳印加することによって静電潜像担持体表面を帯電するものが好ましい。
前記露光器としては、前記帯電器により帯電された前記静電潜像担持体の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系、等の各種露光器が挙げられる。
なお、本発明においては、前記静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
前記現像工程は、前記静電潜像を、前記トナーを用いて現像して可視像を形成する工程である。
前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を前記トナーを用いて現像することにより行うことができ、前記現像手段により行うことができる。
前記現像手段は、例えば、前記トナーを収容し、前記静電潜像に該トナーを接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適であり、トナー入り容器を備えた現像器等がより好ましい。
前記現像器内では、例えば、前記トナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記静電潜像担持体(感光体)近傍に配置されているため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該静電潜像担持体(感光体)の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該静電潜像担持体(感光体)の表面に該トナーによる可視像が形成される。
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
前記転写は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記静電潜像担持体(感光体)を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。前記転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
前記転写器としては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器、等が挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色の現像剤に対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色の現像剤に対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
前記定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組合せ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組合せ、等が挙げられる。
前記定着装置が、発熱体を具備する加熱体と、該加熱体と接触するフィルムと、該フィルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フィルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた記録媒体を通過させて加熱定着する手段であることが好ましい。前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着工程及び定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体上に残留する前記トナーを除去することができればよく、公知のクリーナの中から適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適に挙げられる。
前記制御工程は、前記各工程を制御する工程であり、各工程は制御手段により好適に行うことができる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
スタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットした場合は、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上へと移動された後で、一方、コンタクトガラス32上に原稿をセットした場合は、直ちに、スキャナ300が駆動し、光源を備える第1走行体33及びミラーを備える第2走行体34が走行する。このとき、第1走行体33から照射された光の原稿面からの反射光を第2走行体34で反射した後、結像レンズ35を介して、読み取りセンサ36で受光することにより、原稿が読み取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報が得られる。
各色の画像形成ユニット120で形成された各色のトナー像は、ローラ14、15及び16に張架されて移動する中間転写体50上に順次転写(一次転写)され、重ね合わされて複合トナー像が形成される。
−ポリエステル樹脂A−1の合成−
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した反応容器中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物をモル比で80/20、イソフタル酸とアジピン酸をモル比で70/30とし、OH/COOH=1.33で仕込み、500ppmのチタンテトライソプロポキシドと共に常圧で230℃で10時間反応させた。次いで、反応容器に安息香酸26部を加え、10mmHg〜15mmHgの減圧で5時間反応後、反応容器に無水トリメリット酸11部を入れ、180℃、常圧で3時間反応し、[ポリエステル樹脂A−1]を得た。
−ポリエステル樹脂A−2の合成−
合成例A−1において、安息香酸仕込み量を26部から16部に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−2]を得た。
−ポリエステル樹脂A−3の合成−
合成例A−1において、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から50/50に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−3]を得た。
−ポリエステル樹脂A−4の合成−
合成例A−1において、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から60/40に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−4]を得た。
−ポリエステル樹脂A−5の合成−
合成例A−1において、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物のモル比を80/20から90/10に変え、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から90/10に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−5]を得た。
−ポリエステル樹脂A−6の合成−
合成例A−1において、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物のモル比を80/20から50/50に変え、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から100/0に変え、OH/COOHを1.33から1.29に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−6]を得た。
−ポリエステル樹脂A−7の合成−
合成例A−1において、OH/COOHを1.33から1.35に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−7]を得た。
−ポリエステル樹脂A−8の合成−
合成例A−1において、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から69/31に変え、OH/COOHを1.33から1.25に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−8]を得た。
−ポリエステル樹脂A−9の合成−
合成例A−1において、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から68/32に変え、OH/COOHを1.33から1.23に変えた以外は、合成例A−1と同様にして[ポリエステル樹脂A−9]を得た。
−ポリエステル樹脂A−10の合成−
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した反応容器中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物をモル比で80/20、イソフタル酸とフマル酸、テレフタル酸をモル比で40/40/20とし、OH/COOH=1.2で仕込み、500ppmのチタンテトライソプロポキシドと共に常圧で230℃で10時間反応させた。次いで、10mmHg〜15mmHgの減圧で5時間反応後、反応容器に無水トリメリット酸15部を入れ、180℃、常圧で3時間反応し、[ポリエステル樹脂A−10]を得た。
−ポリエステル樹脂B−1の合成−
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した反応容器中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物をモル比で80/20、イソフタル酸とアジピン酸をモル比で70/30とし、OH/COOH=1.33で仕込み、500ppmのチタンテトライソプロポキシドと共に常圧で230℃で10時間反応させた。次いで、10mmHg〜15mmHgの減圧で5時間反応後、反応容器に無水トリメリット酸11部を入れ、180℃、常圧で3時間反応し、[ポリエステル樹脂B−1]を得た。
−ポリエステル樹脂B−2の合成−
合成例B−1において、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物とビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物のモル比を80/20から90/10に変え、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から90/10に変えた以外は、合成例B−1と同様にして[ポリエステル樹脂B−2]を得た。
−ポリエステル樹脂B−3の合成−
合成例B−1において、イソフタル酸とアジピン酸のモル比を70/30から68/32に変え、OH/COOHを1.33から1.22に変えた以外は、合成例B−1と同様にして[ポリエステル樹脂B−3]を得た。
上記合成例A1〜A10、B1〜B3で得られたポリエステル樹脂について、以下の測定を行った。測定結果を表1に示す。
上記合成例A1〜A10、B1〜B3で得られたポリエステル樹脂について、DSC−6220R(セイコーインスツル社製)を用いて、ガラス転移温度Tgの測定を行った。まず、室温から昇温速度10℃/minで150℃まで加熱した後、150℃で10min間放置した。次に、室温まで試料を冷却して10min放置した後、再度150℃まで昇温速度10℃/minで加熱した。これにより、ガラス転移点以下のベースラインと、ガラス転移点以上のベースラインの高さが1/2に相当する曲線部分が得られ、Tgを求めた。
上記合成例A1〜A10、B1〜B3で得られたポリエステル樹脂について、以下のようにしてGPC測定を行った。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定装置:GPC−8220GPC(東ソー社製)
カラム:TSK−GEL SUPER HZ2000、TSK−GEL SUPER HZ2500、TSK−GEL SUPER HZ3000
温度:40℃
溶媒:THF
流速:0.35ml/min
試料:0.15質量%に調整したTHF試料溶液
試料の前処理:トナーをテトラヒドロフランTHF(安定剤含有、和光純薬社製)に0.15wt%で溶解後0.45μmフィルターで濾過し、その濾液を試料として用いた。
前記THF試料溶液を10μL〜200μL注入して測定した。試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作製された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。
上記合成例A1〜A10、B1〜B3で得られたポリエステル樹脂について、酸価AV[KOHmg/g]及び水酸基価OHV[KOHmg/g]の測定を行った。測定は、酸価はJIS K0070−1992、水酸基価はJIS K0070−1966に準拠することにより行った。
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、セバシン酸241部、アジピン酸55部、1,4−ブタンジオール314部及び縮合触媒としてチタニウムジヒドロキシビス(トリエタノールアミネート)0.75部を入れ、窒素気流下、180℃で生成する水を留去しながら4時間反応させた。次いで225℃まで徐々に昇温しつつ、窒素気流下、生成する水及び1,4−ブタンジオールを留去しながら3時間反応させた後、さらに5〜20mmHgの減圧下で、重量平均分子量(Mw)が約1200に達するまで反応させて、[結晶性樹脂’]を得た。
水1,200部、カーボンブラック(Printex35デクサ製)〔DBP吸油量=42mL/100mg、pH=9.5〕540部、及び[ポリエステル樹脂A−1]1,200部を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合し、混合物を2本ロールを用いて150℃で30分混練後、圧延冷却しパルペライザーで粉砕し、[マスターバッチ1]を得た。
温度計及び撹拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、キシレン480部、低分子量ポリエチレン(三洋化成工業社製サンワックス151P:融点108℃、重量平均分子量1,000)100部を入れ、充分溶解し、窒素置換後、スチレン805部、アクリロニトリル50部、アクリル酸ブチル45部、ジ−t−ブチルパーオキサイド36部、及びキシレン100部の混合溶液を170℃3時間で滴下し重合し、さらにこの温度で30分間保持した。次いで脱溶剤を行い、[グラフト変性ポリマー1]を得た。
温度計、撹拌機を備えたオートクレープ中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加562部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物90部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物90部、テレフタル酸143部、アジピン酸126部、及びジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で6時聞反応した後、反応容器に無水トリメリット酸60部を入れ、180℃、常圧で2時間反応し、[ポリエステル1]を得た。この[ポリエステル1]200gをテトラヒドロフラン300gに室温で溶解させた。次いで40重量%のKOH水溶液10gを加えた。この混合物を攪拌しながら、室温で1%のノニオン界面活性剤(ノイゲンEM230D第1工業製薬社製)水溶液1800mlを加えた。テトラヒドロフランを除去するため窒素フローをしながら65℃に昇温し、1時間保持した。これを室温に冷却し、[樹脂微粒子分散液1]を得た。
冷却管、撹拌機、及び窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682質量部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物質量81部、テレフタル酸283質量部、無水トリメリット酸22質量部、及びジブチルチンオキサイド2質量部を入れ、常圧下、230℃で8時間反応させた。さらに、10mmHg〜15mmHgの減圧下、5時間反応させて[中間体ポリエステル]を合成した。次に、冷却管、撹拌機、及び窒素導入管の付いた反応容器中に、前記合成した[中間体ポリエステル]410質量部、イソホロンジイソシアネート89質量部、及び酢酸エチル500質量部を入れ、100℃で5時間反応させて、[ポリエステルプレポリマー1]を合成した。
<トナーの調製>
<<原料組成>>
結着樹脂1:[ポリエステル樹脂A−1] 85部
結着樹脂2:[ポリエステル樹脂A−10] 9部
結着樹脂3:[結晶性ポリエステル樹脂] 11部
着色剤:[マスターバッチ1] 7部
帯電制御剤:ボントロンE−84(オリエント化学工業社製) 1部
離型剤:カルナウバワックス(WA−05 セラリカ野田社製) 6部
上記[トナー母体粒子1]に対して、疎水性シリカ(HDK−2000、ワッカー・ケミー社製)を[トナー母体粒子1]100部に対して1.5部添加し、20Lヘンシェルミキサ(三井鉱山社製)にて周速33m/sにて5分間混合した。上記を500メッシュの篩により風篩し、[トナー1]を得た。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−2]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー2]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−3]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー3]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−4]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー4]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−5]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー5]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−6]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー6]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−7]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー7]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−8]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー8]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−9]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー9]を作製した。
実施例1において、トナー粉体原料混合物を、ブッスコニーダー(TCS−100、ブッス社製)の原料供給ホッパーに供給し、供給量を150kg/h、チラー冷却水流量を30L/min、回転数を180rpmで混練を行った以外は、実施例1と同様にして、[トナー10]を作製した。
<トナーの調製>
<<原料組成>>
結着樹脂1:[ポリエステル樹脂A−1] 85部
結着樹脂2:[ポリエステル樹脂A−10] 9部
着色剤:[マスターバッチ1] 7部
帯電制御剤:ボントロンE−84(オリエント化学工業社製) 1部
離型剤:カルナウバワックス(WA−05 セラリカ野田社製) 6部
実施例11において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−6]に変えた以外は、実施例11と同様にして、[トナー12]を作製した。
実施例11において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂A−9]に変えた以外は、実施例11と同様にして、[トナー13]を作製した。
<トナーの調製>
−顔料・ワックス分散液の作製−
撹拌棒、及び温度計をセットした容器に、[ポリエステル樹脂A−1]を378質量部、ワックス(カルナウバワックス WA−05 セラリカ野田社製)を110質量部、[グラフト変性ポリマー1]を88質量部、帯電制御剤(CCA、サリチル酸金属錯体E−84、オリエント化学工業社製)22質量部、及び酢酸エチル947質量部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時問で30℃に冷却した。次いで、容器内に、[マスターバッチ1]を500質量部、及び酢酸エチル500質量部を仕込み、1時間混合し、原料溶解液を得た。得られた原料溶解液1,324質量部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条件で、カーボンブラック及びワックスの分散を行った。これにより、[顔料・ワックス分散液]を得た
水728質量部、[樹脂微粒子分散液1]を19質量部、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの48.5質量%水溶液(エレミノールMON−7、三洋化成工業社製)371質量部、及び酢酸エチル81質量部を混合し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
前記調製した[顔料・ワックス分散液]664質量部、[ポリエステルプレポリマー1]を73質量部、及び5−アミノ−1,3,3−トリメチルシクロヘキサンメチルアミン(シグマ アルドリッチ ジャパン社製)7.8質量部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、5,000rpmで1分間混合し、[油相]とした。
次に、容器内に前記調製した[油相]850質量部、及び前記調製した[水相1]を1,200質量部入れ、TKホモミキサーを用いて、13,000rpmで20分間混合し、[乳化スラリー]を得た。得られた[乳化スラリー]2,050質量部に対しイオン交換水410質量部を添加したものを、撹拌機、及び温度計をセットした容器に投入し、30℃で8時間脱溶媒した後、45℃で4時間熟成させて、[分散スラリー]を得た。
得られた[分散スラリー]100質量部を減圧濾過した後、濾過ケーキにイオン交換水100質量部を添加し、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過した。
次いで、10質量%水酸化ナトリウム水溶液100質量部を添加し、TKホモミキサーを用いて、12,000rpmで30分間混合した後、減圧濾過した。
次いで、10質量%塩酸100質量部を添加し、TKホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過した。
次いで、イオン交換水300質量部を添加し、TKホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行い、[濾過ケーキ]を得た。
得られた[濾過ケーキ]を、循風乾燥機にて45℃で48時間乾燥させ、目開き75μmメッシュで篩い、[トナー母体粒子14]を作製した。
上記[トナー母体粒子14]に対して疎水性シリカ(HDK−2000、ワッカー・ケミー社製)を[トナー母体粒子14]100部に対して1.5部添加し、20Lヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)により、周速33m/sで5分間混合した。上記を500メッシュの篩により風篩し、[トナー14]を作製した。
実施例14の油相の調製において、[ポリエステルプレポリマー1]を73質量部から80質量部に変え、乳化及び脱溶媒において、45℃で4時間熟成を45℃で6時間熟成に変えた以外は、実施例14と同様にして、[トナー15]を作製した。
実施例14の油相の調製において、[ポリエステルプレポリマー1]を73質量部から88質量部に変え、乳化及び脱溶媒において、45℃で4時間熟成を45℃で8時間熟成に変えた以外は、実施例14と同様にして、[トナー16]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−1]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー17]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−2]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー18]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−3]に変えた以外は、実施例1と同様にして、[トナー19]を作製した。
実施例1において、結着樹脂1として[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−1]に変え、トナー粉体原料混合物を、ブッスコニーダー(TCS−100、ブッス社製)の原料供給ホッパーに供給し、供給量を150kg/h、チラー冷却水流量を30L/min、回転数を180rpmで混練を行った以外は、実施例1と同様にして、[トナー20]を作製した。
実施例14の顔料・ワックス分散液の作製において、[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−1]に変えた以外は、実施例14と同様にして、[トナー21]を作製した。
実施例14の顔料・ワックス分散液の作製において、[ポリエステル樹脂A−1]を[ポリエステル樹脂B−1]に変え、油相の調製において、[ポリエステルプレポリマー1]を73質量部から88質量部に変え、乳化及び脱溶媒において、45℃で4時間熟成を45℃で8時間熟成に変えた以外は、実施例14と同様にして、[トナー22]を作製した。
上記実施例、比較例で得られたトナーについて、以下の測定を行った。
上記実施例、比較例で得られたトナーについて、以下のようにしてGPC測定を行った。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定装置:GPC−8220GPC(東ソー社製)
カラム:TSK−GEL SUPER HZ2000、TSK−GEL SUPER HZ2500、TSK−GEL SUPER HZ3000
温度:40℃
溶媒:THF
流速:0.35ml/min
試料:0.15質量%に調整したTHF試料溶液
試料の前処理:トナーをテトラヒドロフランTHF(安定剤含有、和光純薬製)に0.15wt%で溶解後0.45μmフィルターで濾過し、その濾液を試料として用いた。
前記THF試料溶液を10μL〜200μL注入して測定した。試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作製された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。
強度の最大、最小の差については、得られた分子量分布曲線の任意の分子量±300の範囲において、強度の最大値−最小値から算出した。
なお、以下の表2におけるGPCピーク強度差は、上記得られた差の値における最大値である。
上記実施例、比較例で得られたトナーにおけるトナー粒子の表面電位分布は、走査プローブ顕微鏡装置(アサイラム・テクノロジー社製、MFP−3D)を用いて、表面電位顕微鏡(KFM)測定モードにより測定した。カンチレバーは、OMCL−AC240TM−B2(オリンパス社製)を用いた。KFMによるトナー粒子の表面の電位分布測定方法は以下のようにした。
測定対象となるトナー粒子を固定する試料台として、SPM用のステンレス製の試料板上にカーボンテープを付着させたものを準備した。現像剤をパラフィルム(プラスチックパラフィンフィルム)で覆った磁石に付着させ、準備した試料台の上方においてブロアーを用いて現像剤にガスを噴きかけることにより、飛散したトナー粒子を試料台に固定させた。
これにより、現像剤から選択的にトナー粒子のみを取り出し、かつ、疎らな状態でトナー粒子を固定することができた。そして、試料板をアースに接続することで、カーボンテープ部分をゼロ電位に定めた。
上記実施例、比較例で得られたトナーについて、以下のようにしてDSC測定を行った。
[測定条件]
DSC測定装置:島津製作所製TA−60WS及びDSC−60
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50mL/min)
温度条件
昇温(1回目) 開始温度:20℃,昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃,保持時間:なし
降温(1回目) 降温温度:10℃/min,終了温度:20℃,保持時間:なし
昇温(2回目) 昇温速度:10℃/min,終了温度:150℃
上記実施例、比較例で得られたトナーについて、1/2法軟化点(T1/2)の測定を以下のようにして行った。以下のようにして得られたフローテスターのフローカーブにより、1/2法軟化点(T1/2)を求めた。
装置:高架式フローテスターCFT500型(島津製作所製)
荷重:10kg/cm2、昇温速度:3.0℃/min
ダイ口径:0.50mm、ダイ長さ:1.0mm
上記実施例、比較例で得られたトナーについて、以下のようにして貯蔵弾性率G’を測定した。
装置としては、ストレスレオメータ(ARES ティー・エイ・インスツルメント社製)を用い、パラレルプレートを用いて以下のようにして測定した。試料0.1gを、錠剤成形器により室温(25℃)、約40MPaにて1分間プレスし、直径8mmの測定用サンプルを作製した。この測定用サンプルを、直径8mmのパラレルプレートに挟み、加熱して溶融させた後、角周波数6.28rad/sec、歪量0.3%の条件でパラレルプレートの周方向に正弦的に振動するひずみを与えることによって、測定用サンプルを正弦波振動させ、温度60℃から200℃まで昇温速度3℃/分で昇温させて、測定温度間隔1℃で各温度における貯蔵弾性率G’を測定した。
上記実施例、比較例で得られたトナー2gを、内径が24mmφの円筒ろ紙に入れて抽出管にセットし、フラスコにはTHF200mlで10時間ソックスレー抽出を行った。ソックスレー抽出には、一般的なソックスレー抽出装置を用いた。冷却管をとりつけた一式のフラスコ部分をマントルヒーターに入れ、80℃でTHFを還流させ、冷却管からのTHFをトナーに滴下し、トナー中のTHF可溶分がフラスコ中に抽出されるようにし、その抽出液を38℃で48時間乾燥して[抽出物]を得た。
得られたトナーを用いて、以下の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<低温定着性>
図画像は、画像形成装置(「IPSIO Color 8100」;リコー社製)をオイルレス定着方式に改造してチューニングした評価機を用いて、厚紙(「複写印刷用紙<135>」;NBSリコー社製)をセットし、ベタ画像で1.0±0.1mg/cm2のトナーが現像されるように調節した。得られた定着画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ロール温度をもって定着下限温度とした。
◎:定着下限が115℃未満
○:定着下限が115℃以上130℃未満
△:定着下限が130℃以上145℃未満
×:定着下限が145℃以上
トナーを50℃、8時間保管後、42メッシュの篩にて2分間ふるい、金網上の残存率をもって耐熱保存性の指標とした。耐熱保存性は以下の4段階で評価した。「◎」及び「○」は全く問題ないレベルであり、「△」は若干保存性が悪いが、実用上問題ないレベルであり、「×」は実用上問題のあるレベルである。
◎:10%未満
○:10〜20%
△:20〜30%
×:30%以上
画像面積率20%のチャートを、市販のデジタルフルカラープリンター(imagio MPC6000、A4横カラー50枚/分、リコー社製)を用い8万枚連続出力した際の機内のトナー汚染の程度を目視にて、下記基準により3段階で評価した。「△」以上が実用可能である。
○:機内のトナー汚染がなく、良好な状態である。
△:機内のトナー汚染があるが、実使用可能なレベルである。
×:機内のトナー汚染がひどく、実使用不可能なレベルである。
3、5 オリゴマー成分
4 剥がれ部分
10 静電潜像担持体(感光体ドラム)
10K ブラック用静電潜像担持体
10Y イエロー用静電潜像担持体
10M マゼンタ用静電潜像担持体
10C シアン用静電潜像担持体
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラ
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取りセンサ
40 現像装置
41 現像ベルト
42K 現像剤収容部
42Y 現像剤収容部
42M 現像剤収容部
42C 現像剤収容部
43K 現像剤供給ローラ
43Y 現像剤供給ローラ
43M 現像剤供給ローラ
43C 現像剤供給ローラ
44K 現像ローラ
44Y 現像ローラ
44M 現像ローラ
44C 現像ローラ
45K ブラック現像ユニット
45Y イエロー現像ユニット
45M マゼンタ現像ユニット
45C シアン現像ユニット
49 レジストローラ
50 中間転写ベルト
51 ローラ
52 分離ローラ
53 手差し給紙路
54 手差しトレイ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排出トレイ
58 コロナ帯電装置
60 クリーニング装置
61 現像装置
62 転写ローラ
63 感光体クリーニング装置
64 除電ランプ
70 除電ランプ
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
95 転写紙
100A、100B、100C 画像形成装置
120 画像形成ユニット
130 原稿台
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
150 複写装置本体
160 帯電装置
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
Claims (10)
- 少なくとも結着樹脂及び離型剤を含有するトナーであって、
前記トナーのTHF可溶成分のGPCにより測定される分子量分布において、分子量が300以上5000以下の範囲における任意の分子量Mを選んだとき、前記分子量Mの±300の範囲における以下に定義されるピーク強度の最大値と最小値の差が30以下であり、
表面電位顕微鏡(KFM)で測定される前記トナーの表面電位分布において、前記トナーの表面を複数箇所測定したときに、全ての測定点において同一極性であることを特徴とするトナー。
ピーク強度:GPC測定により、縦軸が強度、横軸が分子量の分子量分布曲線でプロットし、分子量が20000以下の範囲において最大となる強度の値を100としたときの相対的な値 - 前記トナーの示差走査熱量測定(DSC)において、1回目の昇温で40〜70℃にガラス転移点が見られ、前記ガラス転移点をX℃としたとき、2回目の昇温のガラス転移点がX〜X−20℃の範囲に見られないことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- トナー粒子1個における表面電位の平均電位をAとし、トナー粒子10個あたりの平均電位Aの標準偏差をΣ、平均値をMとしたとき、
Σ/M≦0.5
を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。 - フローテスターにより測定される1/2法軟化点(T1/2)が、90〜120℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトナー。
- 前記トナーの100℃における貯蔵弾性率G’が、3000〜20000Paであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナー。
- 前記トナーのTHFによるソックスレー抽出により得られた抽出液を乾燥させて得たトナー抽出物について、前記トナー抽出物のGPC測定による分子量分布によって得られた重量平均分子量Mwが3000〜10000であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナー。
- 前記結着樹脂がポリエステル及び/又はポリエステル誘導体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトナー。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
- 静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
前記現像剤が、請求項1〜7のいずれかに記載のトナー又は請求項8に記載の現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を記録媒体上に転写する転写手段と、
該記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有し、
前記現像剤が、請求項1〜7のいずれかに記載のトナー又は請求項8に記載の現像剤であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015000402A JP6503738B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015000402A JP6503738B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016126196A true JP2016126196A (ja) | 2016-07-11 |
JP6503738B2 JP6503738B2 (ja) | 2019-04-24 |
Family
ID=56359186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015000402A Active JP6503738B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6503738B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180131438A (ko) * | 2017-05-30 | 2018-12-10 | 캐논 가부시끼가이샤 | 전자 사진용 벨트 및 전자 사진 화상 형성 장치 |
DE102019101893A1 (de) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000234011A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-08-29 | Mitsui Chemicals Inc | 静電荷像現像用トナー |
JP2000267337A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー及び電子写真装置 |
JP2002214835A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー及び電子写真装置 |
JP2004004387A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-08 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | トナー用離型剤含有ウレタン変性ポリエステル樹脂及びそれを用いた静電荷像現像用トナー及び二成分系電子写真用現像剤 |
JP2010256892A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-11-11 | Sanyo Chem Ind Ltd | トナー用樹脂およびトナー組成物 |
JP2011018030A (ja) * | 2009-06-08 | 2011-01-27 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに現像剤、現像剤収容容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
WO2012046445A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 三洋化成工業株式会社 | トナーバインダーおよびトナー |
JP2013101254A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Ricoh Co Ltd | 現像剤、現像装置および画像形成装置 |
WO2013128872A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | 三洋化成工業株式会社 | トナーバインダーおよびトナー |
JP2014194528A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-10-09 | Ricoh Co Ltd | フルカラー画像形成装置 |
-
2015
- 2015-01-05 JP JP2015000402A patent/JP6503738B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000234011A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-08-29 | Mitsui Chemicals Inc | 静電荷像現像用トナー |
JP2000267337A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー及び電子写真装置 |
JP2002214835A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー及び電子写真装置 |
JP2004004387A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-08 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | トナー用離型剤含有ウレタン変性ポリエステル樹脂及びそれを用いた静電荷像現像用トナー及び二成分系電子写真用現像剤 |
JP2010256892A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-11-11 | Sanyo Chem Ind Ltd | トナー用樹脂およびトナー組成物 |
JP2011018030A (ja) * | 2009-06-08 | 2011-01-27 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに現像剤、現像剤収容容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
WO2012046445A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 三洋化成工業株式会社 | トナーバインダーおよびトナー |
JP2013101254A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Ricoh Co Ltd | 現像剤、現像装置および画像形成装置 |
WO2013128872A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | 三洋化成工業株式会社 | トナーバインダーおよびトナー |
JP2014194528A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-10-09 | Ricoh Co Ltd | フルカラー画像形成装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180131438A (ko) * | 2017-05-30 | 2018-12-10 | 캐논 가부시끼가이샤 | 전자 사진용 벨트 및 전자 사진 화상 형성 장치 |
KR102191948B1 (ko) | 2017-05-30 | 2020-12-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 전자 사진용 벨트 및 전자 사진 화상 형성 장치 |
DE102019101893A1 (de) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
US10539893B2 (en) | 2018-01-26 | 2020-01-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
DE102019101893B4 (de) | 2018-01-26 | 2022-05-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6503738B2 (ja) | 2019-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6060692B2 (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成装置 | |
JP6865525B2 (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP5979593B2 (ja) | 現像装置、及び画像形成装置 | |
JP2013148862A (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成装置 | |
JP5495028B2 (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成方法 | |
JP6520471B2 (ja) | トナー、現像剤、現像剤収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP2008281884A (ja) | トナー、並びに現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2014178648A (ja) | トナー、現像剤及び画像形成装置 | |
JP2015176068A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6820659B2 (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP2017003909A (ja) | 二成分現像剤、現像剤収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP6350796B2 (ja) | フルカラー画像形成装置 | |
JP6503738B2 (ja) | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2018180515A (ja) | トナー、現像剤及び画像形成装置 | |
JP6578903B2 (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP6838274B2 (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP2019164209A (ja) | トナー及びその製造方法、現像剤、並びに前記トナーを用いたプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6543973B2 (ja) | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP2021056482A (ja) | トナー、現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP6405655B2 (ja) | フルカラー画像形成装置 | |
JP2019164200A (ja) | トナー、現像剤、トナー収容ユニット、画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2017102250A (ja) | 二成分現像剤及び画像形成装置 | |
JP6127537B2 (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成装置 | |
JP6838273B2 (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP2021144206A (ja) | マゼンタトナー、現像剤、トナー収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190311 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6503738 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |