JP2016125691A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2016125691A
JP2016125691A JP2014264938A JP2014264938A JP2016125691A JP 2016125691 A JP2016125691 A JP 2016125691A JP 2014264938 A JP2014264938 A JP 2014264938A JP 2014264938 A JP2014264938 A JP 2014264938A JP 2016125691 A JP2016125691 A JP 2016125691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
pocket
water
refrigerator
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014264938A
Other languages
English (en)
Inventor
卓也 河野
Takuya Kono
卓也 河野
徹 川浪
Tooru Kawanami
徹 川浪
小野 紘平
Kohei Ono
紘平 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014264938A priority Critical patent/JP2016125691A/ja
Publication of JP2016125691A publication Critical patent/JP2016125691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】離氷を行う製氷装置の簡素化及び小型化を図り、コストを削減して容積効率を向上できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】上面及び底面を開口したポケット26aが設けられる本体部と、ポケット26aの底面を開閉する蓋部27とを有した製氷皿を備え、蓋部27を閉じてポケット26aの上面から給水して製氷を行うとともに、製氷後に蓋部27を開いて氷Kをポケット26aの底面から落下させて離氷を行う。【選択図】図8

Description

本発明は、離氷動作を自動で行う製氷装置を備えた冷蔵庫に関する。
離氷動作を自動で行う製氷装置を備えた従来の冷蔵庫は特許文献1、特許文献2に開示されている。特許文献1の製氷装置は複数のポケットを設けた製氷皿を有する。製氷皿は可撓性を有して回転自在に配され、回転軸方向の一端にモータが設けられている。製氷皿内の水が凍結して製氷が完了すると、製氷皿はモータにより回転駆動される。このとき、製氷皿の上面が下方に面した位置で軸方向の他端が係止され、更に回転することによって捻られる。これにより、ポケットから氷が落下して離氷が行われる。
また、特許文献2の製氷装置は製氷皿の上方にモータにより回転する排氷レバー軸が配され、排氷レバー軸には径方向に延びる複数の排氷レバーが軸方向に並設される。製氷皿のポケットの底面は断面円弧状に形成され、モータの駆動により回転する排氷レバーが氷の上面の一端を押圧して氷が掻き出される。
特開2003−269832号公報 特許第5536621号
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、製氷皿の捻りや氷の掻き出しのためにモータに大きなトルクが必要になるとともに、製氷装置が複雑になる。このため、製氷装置を含む冷蔵庫のコストが大きくなる問題があった。また、製氷皿や排氷レバーの回動領域を必要とするため製氷装置が大型になり、冷蔵庫の容積効率が低下する問題もあった。
本発明は、離氷を行う製氷装置の簡素化及び小型化を図り、コストを削減して容積効率を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、製氷皿を有して製氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、前記製氷皿が上面及び底面を開口したポケットが設けられる本体部と、前記ポケットの底面を開閉する蓋部とを有し、前記蓋部を閉じて前記ポケットの上面から給水して製氷を行うとともに、製氷後に前記蓋部を開いて氷を前記ポケットの底面から落下させて離氷を行うことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、冷媒が循環する冷却管が前記ポケットの外面上に配され、離氷時に前記冷却管の冷媒の循環を停止することを特徴としている。この構成によると、冷却管により、ポケット内の水の凍結が促進される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ポケットへの給水が複数の分割期間に分割して間欠的に行われ、前回の前記分割期間に給水された水が凍結した後に次回の前記分割期間の給水を行うことを特徴としている。この構成によると、前回の分割期間に給水された水が凍結してポケットの底部と蓋部との間の隙間を塞ぎ、次回の給水期間に給水された水がポケットの底部から水漏れし難い。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ポケットへの給水を少なくとも3回の前記分割期間に分割し、3回目の前記分割期間の給水量が1回目の前記分割期間の給水量及び2回目の前記分割期間の給水量よりも多いことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ポケットの外面上にヒータを設け、前記ヒータを駆動して離氷が行われることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記製氷皿の下方に貯氷容器が配されるとともに、前記蓋部が前記本体部の一体に枢支され、離氷時に開いた前記蓋部と前記貯氷容器内の氷との接触によって前記蓋部を開く角度が所定角度よりも小さい場合に、前記ヒータを停止して離氷動作を一時停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ポケットの側壁が傾斜して前記ポケットの上面の面積が底面の面積よりも小さいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却管が前記ポケットの底面近傍に配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、離氷動作を一時停止した際に前記蓋部を閉じ、前記貯氷容器が配される貯蔵室の扉を開閉した後に離氷動作を再開することを特徴としている。
本発明によると、蓋部を閉じてポケットの上面から給水して製氷を行うとともに、製氷後に蓋部を開いて氷をポケットの底面から落下させて離氷を行う。これにより、製氷装置の簡素化及び小型化を図ることができ、冷蔵庫のコストを削減するとともに容積効率を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の斜視図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の製氷動作を説明する図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の製氷動作を説明する図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の製氷動作を説明する図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の製氷動作を説明する図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の製氷動作を説明する図 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の離氷動作を説明する図 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の断面図 本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫の製氷皿の断面図 本発明の第4実施形態に係る冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第5実施形態に係る冷蔵庫を示す斜視図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫の側面断面図を示している。冷蔵庫1は本体部を形成する断熱箱体2の上部に冷蔵室3が配され、断熱壁2aを介して下部に冷凍室4が配される。冷凍室4の上部には製氷室9が区画して設けられる。冷蔵室3の前面は断熱箱体2に枢支される扉5によって開閉され、冷凍室4の前面は断熱箱体2に枢支される扉7によって開閉される。
冷凍室4及び冷蔵室3の背面にはダンパ(不図示)を介して連通する第1、第2冷気通路11、12が設けられる。第1冷気通路11には冷却器13及び送風機14が配され、冷凍室4に臨む冷凍室吐出口(不図示)が開口する。冷却器13は冷凍サイクルを運転する圧縮機16に接続される。第2冷気通路12には冷蔵室3に臨む冷蔵室吐出口(不図示)が開口する。また、冷凍室4には冷気を第1冷気通路11に戻す冷凍室戻り口(不図示)が設けられ、冷蔵室3には冷気を第1冷気通路11に戻す冷蔵室戻り通路(不図示)が設けられる。
圧縮機16及び送風機14の駆動によって第1冷気通路11を流通する空気が冷却器13と熱交換して冷気が生成され、冷凍室吐出口から冷凍室4に吐出される。冷凍室4に吐出された冷気により冷凍室4内が冷却され、冷凍室戻り口を介して冷却器13に戻る。これにより、製氷室9を含む冷凍室4内が氷点よりも低温(0℃〜−5°)に維持される。
また、ダンパが開かれると第1冷気通路11を流通する冷気の一部が第2冷気通路12に流入し、冷蔵室吐出口から冷蔵室3に吐出される。冷蔵室3に吐出された冷気により冷蔵室3内が冷却され、冷蔵室戻り通路を介して冷却器13に戻る。これにより、冷蔵室3内が氷点よりも高温(3〜5℃)に維持される。
冷蔵庫1には製氷を行う製氷装置20が設けられる。製氷装置20は冷蔵室3に配される貯水タンク30と製氷室9に配される製氷皿25とを有している。製氷皿25の下方には貯氷容器15が配される。
断熱壁2a上に配される貯水タンク30は製氷用の水が貯水され、扉5の開閉によって冷蔵室3から着脱自在に配される。また、製氷皿25の上方には貯水タンク30から導出される給水パイプ22の開放端が配される。給水パイプ22の経路上に設けられる給水ポンプ22aの駆動によって貯水タンク30から製氷皿25に給水される。
図2は製氷皿25の斜視図を示し、図3は製氷皿25の断面図を示している。製氷皿25は本体部26と蓋部27を備える。本体部26は上面及び底面を開口したポケット26aが複数設けられている(本実施形態では4個×2列)。なお、製氷皿25の上方に配される給水パイプ22の開放端は各ポケット26aの上方に分岐して配され、各ポケット26aごとに給水が行われる。
蓋部27は本体部26の下部に枢支され、蓋部27の回動軸は本体部26の長手方向に延びている。蓋部27は複数列のポケット26aに跨って形成され、各列のポケット26aの底面は蓋部27の回動により開閉される。また、蓋部27には蓋部27の開く角度を検知する角度センサ(不図示)が設けられている。
ポケット26aの側壁26bは傾斜してポケット26aの上面の面積が底面の面積よりも小さい。これにより、ポケット26a内の氷はポケット26aの底面から落下しやすい形状に製氷される。
ポケット26aの側壁26bの外面上には冷却管28及びヒータ29が配されている。冷却管28及びヒータ29は夫々本体部26の長手方向に延び、蛇行によりポケット26aの両側壁26bに当接しながら本体部26の短手方向に並設される。
冷却管28はヒータ29より下方であってポケット26aの底面近傍に配されている。冷却管28は冷却器13を含む冷凍サイクルから分岐し、冷媒が循環してポケット26a内の水の凍結を促進する。これにより、ポケット26a内の水が底面側から凍結し、蓋部27を閉じた状態でポケット26aの底面と蓋部27との隙間を塞ぐ。したがって、ポケット26aの底面と蓋部27との隙間から水が漏れるのを防止することができる。なお、本体部26は冷却効率を上げるために熱伝導性の高い金属材料を用いることが好ましい。
ヒータ29は製氷した氷を溶融させてポケット26aからの離氷を促進する。また、ヒータ29の上方にはポケット26a内の温度を検知するセンサ31が設けられている(図1では不図示)。
図4〜図7は製氷皿25の製氷動作を説明する図であり、図8は製氷皿25の離氷動作を説明する図である。冷蔵庫1は製氷動作及び離氷動作を繰り返して貯氷容器15に氷を貯める。製氷動作は貯水タンク30から蓋部27を閉じた製氷皿25のポケット26aに給水し、冷却管28に冷媒を流通させて行われる。このとき、ポケット26aへの給水は複数の分割期間に分割して間欠的に行われ、前回の分割期間に給水された水が凍結した後に次回の分割期間の給水が行われる。
図4は1回目の分割期間における給水時の水位を示しており、1回目の分割期間における給水はポケット26a内の水Wの自重で蓋部27が開いて水漏れするのを防止するために少量の水を給水する。例えば、1回目の分割期間における給水量は製氷に必要な給水量の15%以下とすることが好ましく、本実施形態では12%に設定される。なお、少量の水の表面張力により、本体部26と蓋部27との隙間からの漏水が防止される。
図5は2回目の分割期間における給水時の水位を示しており、1回目の分割期間の給水後、センサ31が所定値より低い温度を検知すると、ポケット26a内の1回目の分割期間に給水した水W1が凍結して氷Kとなったと判断して2回目の分割期間の給水を行う。これにより、氷Kがポケット26aと蓋部27との隙間を塞いで2回目の分割期間に給水した水W2が水漏れするのを防止することができる。
なお、2回目の分割期間では1回目の分割期間で給水して凍結された氷Kが溶解により消失しないような給水量に設定される。例えば、2回目の分割期間の給水量は1回目の分割期間の給水量と略等量に設定され、本実施形態では製氷に必要な給水量の13%に設定される。2回目の分割期間の給水量は1回目の分割期間の給水量よりも少なくしてもよい。
図6は3回目の分割期間における給水時の水位を示しており、2回目の分割期間における給水後、センサ31が所定値より低い温度を検知すると、ポケット26a内の2回目の分割期間に給水した水W2が凍結したと判断して3回目の分割期間の給水を行う。3回目の分割期間の給水時、1回目及び2回目の分割期間の給水により製氷された氷Kが一定の厚さでポケット26aの底部に形成されている。このため、3回目の分割期間の給水量を1回目及び2回目の分割期間の給水量より増加させることができる。これにより、3回目以降の分割期間の給水量を増やしてポケット26a内の水を早く満水状態にして製氷することができる。例えば、3回目の分割期間の給水量を1回目及び2回目の分割期間の合計の給水量と略等量にすることができ、本実施形態では製氷に必要な給水量の25%に設定される。
図7は4回目の分割期間における給水時の水位を示しており、3回目の分割期間における給水後、センサ31が所定値より低い温度を検知すると、ポケット26a内の3回目の分割期間に給水した水W3が凍結したと判断して4回目の分割期間の給水を行う。4回目の分割期間の給水量は例えば1回目、2回目及び3回目の分割期間の合計の給水量と略等量にすることができ、本実施形態では製氷に必要な給水量の50%に設定される。
これにより、本実施形態では4回の分割期間に分割して製氷皿25に給水されるが、3回の分割期間または5回以上の分割期間に分割して給水してもよい。この時、3回目以降の各分割期間の給水において、n回目の給水量をn−1回目までの給水量の合計と略等量にすることが好ましい。
なお、ポケット26a内の水が凍結したか否かの判断はセンサ31以外の方法で行ってもよい。例えば、貯水タンク30内の水は冷蔵室3内で氷点よりも高温(3〜5℃)に維持されており、ポケット26aに給水される水量から凍結にかかる時間を予め計算し、所定時間おきに給水を行ってもよい。
ポケット26aへ給水が終了してセンサ31が所定値より低い温度を検知すると、製氷が完了したと判断し、離氷動作が行われる。離氷動作では図8に示すように、蓋部27を開くとともに冷却管28の駆動を停止してヒータ29を駆動する。これにより、氷Kがポケット26aとの当接面から溶融して離氷する。
氷Kが離氷すると、ポケット26a内の温度はヒータ29の駆動により上昇する。このため、センサ31が所定温度より高い温度を検知したときポケット26aから正常に氷が落下していると判断してヒータ29の駆動を停止するとともに蓋部27を閉じる。そして、製氷皿25に給水して製氷動作が行われる。
製氷動作及び離氷動作を複数回繰り返すことにより、貯氷容器15には氷Kが山積されていく。貯氷容器15内の氷Kが所定の高さ以上に山積されると、離氷動作において蓋部27が氷Kに接触して所定角度よりも大きく開かない。このとき、氷Kが貯氷容器15に落下しない。このため、角度センサ(不図示)が蓋部27の開く角度が所定角度よりも小さいことを検知すると、ヒータ29の駆動を停止するとともに蓋部27を閉じて離氷動作を一時停止して待機状態に入る。
待機状態中、製氷室9の扉7の開閉を検知すると、再び蓋部27を開いて離氷動作を再開する。使用者が扉7を開いて貯氷容器15内の氷Kを取出していた場合、蓋部27が正常に開いてポケット26aから氷が落下する。一方、使用者が貯氷容器15内の氷Kを取出していない場合、離氷動作を再開しても蓋部27が正常に開かない。このとき、蓋部27を閉じて再び待機状態に入る。
本実施形態によると、蓋部27を閉じてポケット26aの上面から給水して製氷を行うとともに、製氷後に蓋部27を開いて氷Kをポケット26aの底面から落下させて離氷を行うことにより、製氷装置20の簡素化及び小型化を図ることができ、冷蔵庫1のコストを削減するとともに容積効率を向上することができる。
また、冷却管28がポケット26aの外面上に配されるのでポケット26a内の水の凍結を促して製氷時間を短縮することができる。また、離氷時に冷却管28の冷媒の循環を停止することにより、ポケット26aからの離氷を迅速に行うことができる。なお、冷却管28を省いて製氷室9内の冷気のみで製氷を行ってもよい。
また、ポケット26aへの給水を複数の分割期間に分割して間欠的に行うとともに前回の分割期間の給水時の水が凍結した後に次回の分割期間の給水を行う。これにより、前回の分割期間に給水した水が凍結してポケット26aと蓋部27との隙間を塞いで次回の分割期間に給水した水がポケット26aの底部から水漏れするのを防止することができる。
ポケット26aへの給水を少なくとも3回の分割期間に分割し、3回目の分割期間の給水量が1回目の分割期間の給水量及び2回目の分割期間の給水量よりも多いことにより、ポケット26a内を早く満水状態にして製氷を行うことができる。
また、ポケット26aの外面上にヒータ29を設け、ヒータ29を駆動して離氷を行うことにより、ポケット26aからの離氷をより促すことができる。
また、製氷皿25の下方に貯氷容器15が配されるとともに、蓋部27が本体部26の一体に枢支され、離氷時に開いた蓋部27と貯氷容器15内の氷Kとの接触によって蓋部27を開く角度が所定角度よりも小さい場合に、ヒータ29を停止して離氷動作を一時停止する。これにより、ポケット26aに氷Kが残った状態で製氷皿25に給水が行われるのを防止する。
また、離氷動作を一時停止した際に蓋部27を閉じ、貯氷容器15が配される貯蔵室(製氷室9)の扉7を開閉した後に離氷動作を再開する。これにより、使用者が扉7を開いて貯氷容器15内の氷を取出した場合、離氷動作及び製氷動作が再開されて、冷蔵庫1の利便性が向上する。
また、ポケット26aの側壁26bが傾斜してポケット26aの上面の面積が底面の面積よりも小さいことにより、ポケット26a内の氷はポケット26aの底面から落下しやすい形状に製氷される。
また、冷却管28がポケット26aの底面近傍に配されることにより、ポケット26aに給水された水を底面側から凍結させ、蓋部27を閉じた状態でポケット26aの底面と蓋部27との隙間から水が漏れるのをより防止することができる。
<第2実施形態>
図9は第2実施形態に係る冷蔵庫1の製氷皿26の一部を示す側面断面図である。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態に対して第2実施形態は蓋部27が横方向にスライドしてポケット26aの底部を開閉する。その他の部分は第1実施形態と同様である。
これにより、第1実施形態のように回動してポケット26aの底部を開閉する蓋部27と比較して上下方向に製氷皿26を小型化することができる。このため、製氷皿26と貯氷容器15との距離を狭めて製氷室9を上下方向に省スペース化することができる。
<第3実施形態>
図10は第3実施形態に係る冷蔵庫1の製氷皿26の一部を示す側面断面図である。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態に対して第3実施形態は蓋部27が製氷皿25の短手方向に2分割され、短手方向に並設されるポケット26aの底面を夫々開閉する。その他の部分は第1実施形態と同様である。
これにより、給水時に蓋部27に掛かる水の自重を低減し、ポケット26aの底部から水が漏れるのをより確実に防止することができる。また、蓋部27の回動時の径が小さくなるため、製氷皿26と貯氷容器15との距離を狭めて製氷室9を上下方向に省スペース化することができる。
<第4実施形態>
図11は第4実施形態に係る冷蔵庫1を示す側面断面図である。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態に対して第4実施形態は製氷室9が冷蔵室3の上部に断熱壁9a、9bで区画して設けられている。また、貯氷容器15は扉5の背面に設けられている。製氷室9の底部を形成する断熱壁9bは後方から前方に向かって下方に傾斜するとともに前方の一部に貯氷容器15の上部に臨む開口部9cが開口している。
第2冷気通路12を流通する冷気は製氷室吐出口(不図示)から製氷室9に吐出され、製氷室9に吐出された冷気により製氷皿25が冷却される。また、製氷室9に吐出された冷気の一部は開口部9cから貯氷容器15内に吹込み、貯氷容器15内が氷点よりも低温(0℃〜−5°)に維持される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
これにより、製氷皿25から離氷して落下した氷Kは断熱壁9bに沿って開口部9cに案内され、開口部9cから貯氷容器15に落下する。このとき、製氷皿25の蓋部27の回動時の径を小さくすることにより、製氷室9を上下方向に省スペース化して冷蔵室3内の収容量を大きく確保することができる。
<第5実施形態>
図12は第5実施形態に係る冷蔵庫1を示す斜視図である。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態に対して第5実施形態は製氷皿25、貯氷容器15、貯水タンク30が扉5の背面に設けられている。
この構造においても、製氷皿25の蓋部27の回動時の径を小さくすることにより、製氷皿25の設置空間を上下方向に省スペース化して貯氷容器15の氷の収容量を大きく確保することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、第1実施形態〜第5実施形態において冷却管28を省略してもよい。このとき、ポケット26aに給水された水は氷点よりも低温に維持された製氷室9内で凍結し、製氷された氷Kは自重によりポケット26aから離氷して落下する。
また、製氷動作において、ポケット26aへの給水をより多い回数で分割して行うことにより、透明な氷を製氷することができる。また、製氷動作においてヒータ29を駆動して時間をかけて氷を凍結させることにより、より透明な氷を製氷することができる。
また、ポケット26aへの給水は満水状態まで続ける必要はない。給水を分割して行い、満水状態になる前に例えば、3回目の分割期間の後に離氷動作を行うことにより、大きさの異なる氷を製氷容器15に貯氷することができる。
また、ポケット26aへの2回目以降の分割期間における給水量は前回までの分割期間に製氷された氷が水へと状態変化する際に吸収する熱量に基づいて決定することができる。
具体的には、潜熱変化状態にある氷W1(g)が氷から水へと状態変化する際に1g当たりQ1(J)の熱量が交換される場合、氷W1(g)を氷から水へと状態変化させるT℃の水の水量W2(g)は次式(1)で算出することができる。なお、水は顕熱変化状態において1g当たり1℃温度低下するのにQ2(J)の熱量を放出すると仮定する。
W2=Q1/Q2(T−0) (1)
このため、Q1=333.36Jの氷1gを氷から水へと状態変化させる場合、Q2=4.19Jの熱量を放出するT=5℃の水は式(1)により、W2=15.91g必要になる。つまり、W2より少量の水を給水することにより、前回分割期間において製氷された氷が溶解により消失する前に次回分割期間に給水される水の凍結を開始させることができる。
なお、ポケット26aの容量が20cc(g)の場合、1回目の分割期間に1cc(g)の水を給水すると、1回目の分割期間に満水状態に対して5%の水が給水されたことになる。また、2回目の分割期間に15.91cc(g)の水を給水すると、2回目の分割期間に満水状態に対して79.55%の水が給水されたことになる。
また、前回分割期間において製氷された氷が溶解により消失しないような給水量は給水する水の温度によって異なる。例えば、Q1=333.36Jの氷1gを氷から水へと状態変化させる場合、Q2=4.19Jの熱量を放出するT=10℃の水は式(1)により、W2=7.96gとなる。この場合、2回目の分割期間において満水状態に対して39.78%より少量の水を給水することが好ましい。
また、氷が溶解して消失しない水の給水量は氷の冷却状態によっても異なる。例えば、氷が0℃以下で凍結している場合、氷は顕熱変化状態において熱を吸収する。
このため、氷が顕熱変化状態において1g当たり1℃温度上昇するのにQ3(J)の熱量を吸収し、氷が−T3(℃)で冷却されていると仮定すると、氷W1(g)に対して氷から水へと状態変化させるT℃の水の水量W2(g)は次式(2)で算出することができる。
W2={Q3[0−(−T3)]+Q1}/Q2(T−0) (2)
この場合、製氷された氷が溶解により消失しないような給水量を増加させて短期間でポケット26aを満水状態にすることができる。また、1回目の分割期間における給水量はポケット26a内の水Wの自重で蓋部27が開いて水漏れするのを防止するためにより少量の水を給水することが好ましい。
本発明によると、離氷動作を自動で行う製氷皿を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 冷凍室
5、7 扉
9 製氷室
9c 開口部
11 第1冷気通路
12 第2冷気通路
13 冷却器
14 送風機
15 貯氷容器
16 圧縮機
20 製氷装置
22 給水パイプ
22a 給水ポンプ
25 製氷皿
26 本体部
26a ポケット
26b 側壁
27 蓋部
28 冷却管
29 ヒータ
30 貯水タンク
31 センサ

Claims (5)

  1. 製氷皿を有して製氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、
    前記製氷皿が上面及び底面を開口したポケットが設けられる本体部と、前記ポケットの底面を開閉する蓋部とを有し、前記蓋部を閉じて前記ポケットの上面から給水して製氷を行うとともに、製氷後に前記蓋部を開いて氷を前記ポケットの底面から落下させて離氷を行うことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ポケットへの給水が複数の分割期間に分割して間欠的に行われ、前回の前記分割期間に給水された水が凍結した後に次回の前記分割期間の給水を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ポケットへの給水を少なくとも3回の前記分割期間に分割し、3回目の前記分割期間の給水量が1回目の前記分割期間の給水量及び2回目の前記分割期間の給水量よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ポケットの外面上にヒータを設け、前記ヒータを駆動して離氷が行われることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記製氷皿の下方に貯氷容器が配されるとともに、前記蓋部が前記本体部の一体に枢支され、離氷時に開いた前記蓋部と前記貯氷容器内の氷との接触によって前記蓋部を開く角度が所定角度よりも小さい場合に、前記ヒータを停止して離氷動作を一時停止することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
JP2014264938A 2014-12-26 2014-12-26 冷蔵庫 Pending JP2016125691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014264938A JP2016125691A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014264938A JP2016125691A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016125691A true JP2016125691A (ja) 2016-07-11

Family

ID=56356969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014264938A Pending JP2016125691A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016125691A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129244A1 (ja) * 2018-12-21 2020-06-25 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129244A1 (ja) * 2018-12-21 2020-06-25 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPWO2020129244A1 (ja) * 2018-12-21 2021-09-09 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP6995222B2 (ja) 2018-12-21 2022-01-14 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10126036B2 (en) Ice maker for dispensing soft ice and related refrigeration appliance
US11079153B2 (en) Refrigerator and control method thereof
US10928114B2 (en) Ice maker, refrigerator having the same, and method for making ice
KR101665545B1 (ko) 제빙유닛 및 이를 포함하는 냉장고
KR101696860B1 (ko) 제빙기를 포함하는 냉장고 및 이의 제상수 포집 방법
US10119740B2 (en) Refrigerator
KR20140008008A (ko) 냉장고
KR20120082990A (ko) 제빙장치 및 이를 갖는 냉장고
EP3524907B1 (en) Refrigerator
US20100154458A1 (en) Icemaker for a refrigerator
KR101798570B1 (ko) 냉장고의 제빙 장치
JP2016125691A (ja) 冷蔵庫
JP5290706B2 (ja) 冷蔵庫
KR100936610B1 (ko) 냉장고용 제빙장치
JP2020094754A (ja) 冷蔵庫
JP2008304165A (ja) 冷蔵庫
JP6204650B2 (ja) 製氷装置付冷蔵庫
JP7292508B2 (ja) 冷蔵庫
JP6454866B2 (ja) 冷蔵庫
JP2006078107A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2012233660A (ja) 冷蔵庫
KR20060110549A (ko) 냉장고의 제빙 가속 구조
JP6444180B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007113854A (ja) 冷蔵庫
JP2006234219A (ja) 冷蔵庫