JP2016125245A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パレットをチェーンで吊り下げて昇降させる構造であり、チェーンが覆いの内壁等に当たったり、垂下部材が障害物に引っ掛かることを防止することができる機械式駐車装置を提供する。【解決手段】チェーンの一端側がパレットに接続され、チェーンの中間部が駆動側スプロケットと係合し、チェーンの他端側がフレームに接続されていて、チェーンの駆動側鎖歯車との係合部分とフレーム側の接続部分との間にチェーンが折り返し状態となって垂下する垂下部分があり、垂下部材33がチェーンの垂下部分に吊り下げられていて、垂下部材33は、動滑車状回転体35と、支持枠95と、錘36によって構成されていて、錘36は、動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)と、支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)の2か所を中心として揺動することができる。【選択図】図22

Description

本発明は、機械式の駐車装置に関するものであり、特にチェーンでパレットを吊り下げて昇降させる機構の機械式駐車装置に関するものである。
限られた面積の土地を有効に活用し、より多数の自動車を駐車させる装置として、機械式駐車装置が知られている。
機械式駐車装置は、自動車を立体的に駐車させる装置である。代表的な機械式駐車装置は、自動車を載置するパレットと、このパレットを昇降させる昇降機構を有している。
そしてパレットに自動車を載置して、所定の階に自動車を配置する。
図27に示す機械式駐車装置200は、4階構造の機械式駐車装置200である。機械式駐車装置200には、図28の様に各階に4室の車両設置エリアA,B,C,Dがある。
機械式駐車装置200は、パズル式立体駐車装置とも称されるものであり、各階に自動車を載置するパレット201がある。
ここでパレット201の数は不揃いであり、最上階たる4階には、全ての車両設置エリアA,B,C,Dにパレット201がある。
これに対して4階よりも下の下層階(3階、2階、1階)に設置されたパレット201の数は、車両設置エリアの数よりも少ない。即ち図28に示す機械式駐車装置200では、下層階(3階、2階、1階)にパレット201が3台設置されている。
最上階たる4階の車両設置エリアA,B,C,Dは、パレット201を昇降させる昇降機構を備えている。
これに対して下層階(3階、2階、1階)の車両設置エリアA,B,C,Dは、パレット201を昇降させる昇降機構と、パレット201を横行させる横行機構を備えている。
次に機械式駐車装置200の動作について説明する。なお説明の便宜上、各階の車両設置エリアA,B,C,Dを4−A、3−Bの様に表記する。車両設置エリア4−Aは、4階の車両設置エリアAを示し、3−Bは、3階の車両設置エリアBを示す表示である。
例えば、図29(a)の様に各階の全てのパレット201に自動車が設置されている状態であって、車両設置エリア4−Bの自動車を排出したい状況であり、且つ車両設置エリア4−Bの真下の車両設置エリアたる3−B,2−B,1−Bに自動車が存在すると仮定する。図29(a)では、車両設置エリア3−C,2−C,1−Cにはパレット201は無い。
上記した様な場合は、下層階(3階、2階、1階)の横行機構を駆動させて、図29(b)の様に下層階(3階、2階、1階)のパレット201を横にずらす。より具体的には、車両設置エリア3−B,2−B,1−Bのパレット201をぞれぞれ図面右方向に移動させ、車両設置エリア3−B,2−B,1−Bのパレット201を車両設置エリア3−C,2−C,1−Cに移動させて、車両設置エリア3−B,2−B,2−1を空き状態とする。こうして排出したい階(4階)の車両エリア(B)の下を全て空き状態にする。
この状態で、車両設置エリア4−Bの昇降機構を駆動し、車両設置エリア4−Bにあったパレット201を1階に下ろす。そして自動車を発進させて自動車を機械式駐車装置200から排出する。
機械式駐車装置200の昇降機構としては、チェーンを利用するもの、ワイヤーを利用するもの、ラックアンドピニオンを利用するもの、リンク機構を利用するもの、油圧を利用するもの等がある。
またチェーンを利用する昇降機構には、環状に結合されたエンドレスチェーンを利用するものと、直線状のチェーンを利用するものがある。
直線状のチェーンを利用する昇降機構は、チェーンの一端をパレットに接続し、パレット201を吊り下げ状態とする構造であり、スプロケット等の鎖歯車でチェーンを巻き上げてパレット201を上昇させる。
また直線状のチェーンを利用する昇降機構を採用する場合、スプロケット等で引き上げられたチェーンの引き上げ部分を仕舞うための場所を確保する必要がある。
この方法として、箱を用意してその箱の中にチェーンの引き上げ部分を入れておく方策と、引き上げ部分を垂直に垂れ下げる方策が考えられる。
前者の箱にチェーンを仕舞う構造は、チェーンをつづら折り状態に畳み込む機構が必要であるという欠点がある。
これに対して後者のチェーンを垂れ下げる構造は、つづら折り状態に畳み込む機構が不要である。
図30は、本出願人が検討した機械式駐車装置200の昇降機構を示す概念図である。
機械式駐車装置200では、フレーム202に駆動側スプロケット203が設けられている。駆動側スプロケット203は、図示しないモータによって回転される。
チェーン205の一端がパレット201に接続され、パレット201はチェーン205で吊り下げられた状態となっている。またチェーン205の他端がフレーム202の柱206に接続されている。そしてチェーン205の中間部分が、駆動側スプロケット203と係合している。
またチェーン205の駆動側スプロケット203との係合部分と柱206の接続部分との間にチェーンが折り返し状態となって垂下する垂下部分211がある。機械式駐車装置200では、駆動側スプロケット203の回動に応じてパレットが昇降すると共に垂下部分211の下端が上下に移動する。
図30の様にパレット201が下にある状態の際に駆動側スプロケット203を回転してチェーン205を巻き上げると、チェーン205で吊り下げられたパレット201が上昇する。
一方、チェーン205の引き上げ部分210は、重力で垂れ下がる。即ちチェーン205の柱206に接続された端部と、駆動側スプロケット203と係合する部位との間がチェーン205の引き上げ部分210であり且つチェーン205の垂下部分211である。当該引き上げ部分210(垂下部分211)は、「U」字状に折り返し状態となって駆動側スプロケット203と柱206との間に垂れ下げられた状態となる。
機械式駐車装置200では、垂下部材220がチェーンの垂下部分211に吊り下げられている。垂下部材220は、動滑車状スプロケット221と錘222によって構成されており、錘222は、動滑車状スプロケットの回転中心を中心として揺動する。即ち機械式駐車装置200では、錘222は、動滑車状スプロケット221の回転中心のみを中心として揺動するものであり、揺動軸は一つだけである。
特許第3422757号公報 実公平5−28295号公報 特開平7−42388号公報 特開2002−45480号公報
ところでチェーン205は、鋼材で作られているから錆びやすい。そのため機械式駐車装置200を屋外に設置する場合には、チェーン205に雨が掛かり難い様に工夫する必要がある。そのため、後者のチェーン205を垂れ下げる構造を採用する場合には、チェーン205の引き上げ部分210が垂下する垂下領域212に覆いを設ける必要がある。
しかしながら、風等の自然現象が原因となり、チェーン205の垂下部分211が揺れる場合がある。
その結果、チェーン205が揺れ、覆いに当たって引っ掛かる懸念がある。
即ち覆いは、空間を有効に活用する観点から、できるだけ小さいことが望ましい。そのため覆いの内壁は、チェーン205に近接した位置となる。
そのため、チェーン205が揺れると、チェーン205が覆いの内壁と衝突し、チェーンを傷つけたり、大きな音が発生して周囲の者を驚かせてしまう懸念がある。
また覆いは縦に長いものとならざるを得ないから、高さ方向に幾つかに分割されて取り付けられることとなる。そのため覆いは継ぎ目が生じ、覆いの内壁に凹凸が生じる。また覆いの内側には、継ぎ目以外でもボルト等の突出物が存在する場合が多い。
そのため垂下部分211の下端が降下する際、垂下部材220が凹凸に引っ掛かってその高さで留まってしまう場合がある。その結果、垂下部材220の降下が停止し、チェーンが弛んで覆いの内壁に当たる懸念がある。
そこで本発明は、チェーンが覆いの内壁等に当たったり、垂下部材220が障害物に引っ掛かることを防止することができる機械式駐車装置を提供することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、複数階を構成するフレームと、車両を載置するパレットと、パレットを昇降する昇降機構を有し、車両を立体的に駐車させる機械式駐車装置において、前記昇降機構は、チェーンと、動力で回転される駆動側鎖歯車と、垂下部材を備え、チェーンの一端側がパレットに接続され、チェーンの中間部が駆動側鎖歯車と係合し、チェーンの他端側がフレームに接続され、チェーンの駆動側鎖歯車との係合部分とフレーム側の接続部分との間にチェーンが折り返し状態となって垂下する垂下部分があり、駆動側鎖歯車の回動に応じてパレットが昇降すると共に垂下部分の下端が上下に移動し、前記垂下部材は、動滑車状回転体と、錘を有し、垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられ、前記動滑車状回転体がチェーンの前記折り返し部分と係合していてチェーンの走行にともなって回転すると共に垂下部分の下端の上下移動にともなって昇降し、垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられた状態を基準として錘は動滑車状回転体の下部側にあり、錘は少なくとも動滑車状回転体の回転中心よりも下部の位置を揺動中心として揺動可能であることを特徴とする機械式駐車装置である。
チェーンは、ローラチェーンであることが望ましいが、リングチェーンであってもよい。ローラチェーンを使用する場合であれば、駆動側鎖歯車はスプロケットである。
本発明の機械式駐車装置では、チェーンの駆動側鎖歯車との係合部分とフレーム側の接続部分との間にチェーンが折り返し状態となって垂下する垂下部分があり、当該垂下部分に垂下部材が吊り下げられている。
本発明によると、垂下部分が錘の重力によって下側に引っ張られ、チェーンの引き上げ部分を確実に垂下させることができる。
また垂下部分の最下部が、垂下部材によって常に下方向に引っ張られているので、垂下するチェーンは、常に直線状であり、波打ち状態となることはない。
そのためチェーンが駆動側鎖歯車から外れることはない。
さらに本発明では、錘は少なくとも動滑車状回転体の回転中心よりも下部の位置を揺動中心として揺動可能である。そのため錘は姿勢変更の自由度が高い。従って錘が何かの障害物等に当たっても、錘は容易に姿勢変更し、障害物を回避することができる。
請求項2に記載の発明は、前記垂下部材は、支持部材を有し、動滑車状回転体は支持部材の所定の位置に回転可能に軸支され、錘は支持部材の他の位置に揺動可能に軸支されており、前記錘は少なくとも動滑車状回転体の前記軸支部分及び錘自体の前記軸支部分の2か所を揺動軸として揺動可能であり、前記2つの揺動軸は平行であることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置である。
ここで「回転可能に軸支」とは、動滑車状回転体に別体の軸状物が挿入される場合だけでなく、動滑車状回転体側に対して軸状物が一体的に設けられ、外部の軸受けでこの軸状物を支持する構造も含む。「揺動可能に軸支」についても同様である。
本発明の機械式駐車装置では、動滑車状回転体の回転軸と錘自体の揺動軸が平行であるから、錘は、動滑車状回転体の回転軸と平行方向に姿勢変更する自由度が高い。そのため動滑車状回転体の回転中心軸回りに錘が回転して錘が障害物に当たっても、錘は動滑車状回転体の回転軸と平行方向の揺動軸を中心に揺動して姿勢変更し、障害物を回避することができる。
支持部材は、対向する一対の側面部と、当該側面部を繋ぐ連接部を有し、動滑車状回転体の一部又は全部と、錘の一部又は全部は前記一対の側面部に囲まれた領域にあり、前記一対の側面部の間に動滑車状回転体を回転可能に支持する回転体支持軸と、錘を揺動可能に支持する錘支持軸が掛け渡されていることが望ましい(請求項3)。
請求項4に記載の発明は、垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられた状態を基準として連接部は動滑車状回転体よりも上にあり、チェーンは支持部材の対向する一対の側面部の間を通過して動滑車状回転体の下部側と係合していることを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車装置である。
本構成によるとチェーンが外れにくい。
請求項5に記載の発明は、錘は、外径又は外接円直径よりも全高の方が高く、下端近傍が外側に張り出した形状であって、下端近傍の外径が他の部分よりも大きく、当該張り出し部分は、多角形又は円弧状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の機械式駐車装置である。
本発明では、錘の下部近傍に大径部がある。そのため垂下部材を垂下するときに、何らかの障害物があれば、最も径の大きい錘の下部近傍が真先に当たり、チェーンが障害物に当たることを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明は、錘には金属部分と樹脂部分とがあり、前記張り出し部分は樹脂によって作られていることを特徴とする請求項5に記載の機械式駐車装置である。
本発明では、張り出し部分が樹脂で作られているから、障害物と衝突しても大きな音がしない。
請求項7に記載の発明は、 チェーンの垂下部分が通過する垂下領域があり、当該垂下領域に覆いが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の機械式駐車装置である。
本発明の機械式駐車装置では、チェーンの垂下領域の周囲を覆う覆い部材を有している。そのためチェーンに雨風が当たりにくく、チェーンが錆びにくい。
本発明の機械式駐車装置は、チェーンが覆いの内壁等に当たったり、垂下部材が障害物に引っ掛かって留まることが少ない。そのため本発明の機械式駐車装置は、故障や騒音の発生が少ない。
本発明の実施形態の機械式駐車装置の立体的な機構図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の一部及び柱との位置関係を説明する機構図であり、図1の機構をA−A方向から観察して平面的に表示した機構図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の柱の上端近傍の斜視図であり、図1の機構をA−A方向から観察した斜視図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の柱と、駆動スプロケットと傾斜ガイドと、動滑車状回転体と、錘との関係を、図1のA−A方向から観察して示す正面図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の覆い部材と、ガイドレールと、パレットとの関係を示す要部平面図である。 図5の状態からカバー片を取り外した状態を示す要部平面図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の柱の近傍の分解斜視図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の柱であって覆い部材の近傍の分解斜視図であり、覆い部材の本体部からカバー片を取り外した状態を示す。 柱取り付けられるカバー片の開口を示し、(a)は鉤型切り欠き部の正面図であり、(b)はダルマ型開口の正面図である。 本発明の実施形態の機械式駐車装置であって、カバー片と各階における床面の高さとの関係を説明する説明図である。 傾斜ガイドの斜視図である。 カバー片を取り外す手順を説明する斜視図であり、(a)はカバー片が取り付けられた状態を示し、(b)は、ナットを緩めてカバー片を持ち上げた状態を示し、(c)は、カバー片を外した状態を示す。 カバー片を取り外す手順を詳細に説明する斜視図であり、カバー片が取り付けられた状態を示す。 カバー片を取り外す手順を詳細に説明する斜視図であり、図13の状態に続いてナットを緩めた状態を示す。 カバー片を取り外す手順を詳細に説明する斜視図であり、図14の状態に続いてカバー片を外側にずらした状態を示す。 カバー片を取り外す手順を詳細に説明する斜視図であり、図15の状態に続いてカバー片を上に持ち上げた状態を示す。 カバー片を取り外す手順を詳細に説明する斜視図であり、図16の状態に続いてカバー片を鉤型切り欠き部の横長部に沿って外側に移動させ、カバー片を外した状態を示す。 本発明の実施形態の機械式駐車装置の柱近傍の斜視図であって、覆い部材と動滑車状回転体と、錘との関係を示す。 垂下部材とチェーンの斜視図である。 垂下部材の分解斜視図である。 垂下部材の断面図である。 (a)乃至(f)は、覆い部材内における垂下部材と、錘の挙動の一例を時系列で示す説明図である 本発明の他の実施形態の機械式駐車装置の柱であって覆い部材の近傍の分解斜視図であり、覆い部材の本体部からカバー片を取り外した状態を示す。 本発明のさらに他の実施形態の機械式駐車装置の柱であって覆い部材の近傍の分解斜視図であり、覆い部材の本体部からカバー片を取り外した状態を示す。 本発明のさらに他の実施形態の機械式駐車装置の覆い部材を示す斜視図であり、(a)は係止部材が外れた状態を示し、(b)は係止部材によってカバー片が本体部に係止された状態を示す。 本発明のさらに他の実施形態の機械式駐車装置であって、カバー片と各階における床面の高さとの関係を説明する説明図である。 本発明のさらに他の実施形態の機械式駐車装置で採用する垂下部材の斜視図である。 本発明の実施形態及び従来技術の機械式駐車装置の斜視図である。 本発明の実施形態及び従来技術の機械式駐車装置の概念図である。 本発明の実施形態及び従来技術の機械式駐車装置から自動車を排出する際の手順を説明する説明図である。 機械式駐車装置の機構図であり、パレットが下にある状態を示す。 機械式駐車装置の機構図であり、パレットが上にある状態を示す。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の機械式駐車装置1の基本的な構造は、〔背景技術〕の欄及び〔発明が解決しようとする課題〕の欄で説明したものと略同じであり、背景技術の説明で使用した図28乃至図30を参照しつつ説明する。本実施形態の機械式駐車装置1は、4階構造のパズル式立体駐車装置である。
機械式駐車装置1は、図28の様にフレーム4を有している。フレーム4は、柱11と梁12等によって構築された構造物であり、4階構造となっている。柱11は、公知のH型鋼によって作られている。
そして図29の様に、フレーム4によって各階にそれぞれ4室の車両設置エリアA,B,C,Dが作られている。
最上階たる4階には、全ての車両設置エリアA,B,C,Dにパレット2がある。これに対して4階よりも下の下層階(3階、2階、1階)に設置されたパレット2の数は、車両設置エリアの数よりも少ない。即ち図29に示す機械式駐車装置1では、パレット2が下層階の各階にそれぞれ3台設置されている。
最上階たる4階の車両設置エリアA,B,C,Dは、パレット2を昇降させる昇降機構を備えている。
これに対して下層階(3階、2階、1階)の車両設置エリアA,B,C,Dは、パレット2を昇降させる昇降機構と、パレット2を横行させる横行機構を備えている。
パレット2を横行させる機構は、パレット2自身に横行車輪を設け、横行レールに横行車輪が載置されたものである(図示せず)。パレット2を横行させる機構は、公知であるから詳細な説明を省略する。
本実施形態の機械式駐車装置1では、昇降機構8は、図1の様に4本のチェーン3a,3b,3c,3dを利用している。本実施形態で使用するチェーン3は、ローラチェーンである。
即ち、本実施形態の機械式駐車装置1の昇降機構8は、4本のチェーン3a,3b,3c,3dと、4個の駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dと、2個のガイドスプロケット23a,23bを有している。
また柱11a,11b,11c,11dがこれらを支持する固定構造物として機能する。
以下、最上階たる4階の昇降機構8の概要を簡単に説明する。
本実施形態の機械式駐車装置1は、前記した様に4本のチェーン3a,3b,3c,3dが使用されている。本実施形態の機械式駐車装置1では、図1の様に、パレット2の四隅にそれぞれチェーン3の一端が接続されており、パレット2は、4本のチェーン3a,3b,3c,3dで吊り下げられている。
図1、図2、図3の様に、自動車の出し入れ側の辺をパレット2の前辺13とし、その対向する辺を後辺15とすると、チェーン3a,3bがパレット2の後辺15の両端近傍に取り付けられている。またチェーン3c,3dは、パレット2の前辺13の両端近傍に取り付けられている。
また自動車の出し入れ側から見てパレット2の右側の辺を右側辺27と称し、左側の辺を左側辺28とすると、図1、図3の様にチェーン3a,3cはパレット2の右側辺27側に取り付けられている。また図1の様にチェーン3b,3dは、パレット2の左側辺28に取り付けられている。
4本のチェーン3a,3b,3c,3dは、大きくパレット2の右側辺27を吊り下げる右組チェーン3a,3cと、パレット2の左側辺28を吊り下げる左組チェーン3b,3dに分けられる。
本実施形態の機械式駐車装置1では、各チェーン3a,3b,3c,3dを駆動するための駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dを備えている。
4個の駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dは、図1の様にパレット2の右側辺27を吊り上げる右組(駆動側スプロケット5a,5c)と、パレット2の左側辺28を吊り上げる左組(駆動側スプロケット5b,5d)の二組に分かれて配置されている。
右組に属する駆動側スプロケット5a,5cは、図1の様に、右側の柱11aの近傍に配置されている。左組に属する駆動側スプロケット5b,5dは、左側の柱11bの近傍に配置されている。
4個の駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dは、図1の様に共通の駆動軸16に取り付けられており、同期的に回転する。また駆動軸16は、固定構造物たる柱11a,11bに回転可能に取り付けられている。そして駆動軸16の中間部分に駆動装置17が設けられている。
駆動装置17は、ギャードモータ20と、スプロケット21a,21b及びチェーン22からなる動力伝動部材によって構成されている。
従ってギャードモータ20を回転すると、その回転力が動力伝動部材を介して駆動軸16に伝動され、駆動軸16が回転して駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dが回転する。
前記した各チェーン3a,3b,3c,3dの他端側は、固定構造物たる柱11a,11bに取り付けられており、各チェーン3a,3b,3c,3dの中間部が駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dと係合している。
具体的には、パレット2の右側辺27を吊り下げる右組のチェーン3a,3cが、柱11aに取り付けられ、パレット2の左側辺28を吊り下げる左組のチェーン3b,3dが、柱11bに取り付けられている。そして右組のチェーン3a,3cの中間部が、右組の駆動側スプロケット5a,5cと係合している。同様に左組のチェーン3b,3dの中間部が、左組の駆動側スプロケット5b,5dと係合している。
なおパレット2の前辺13に取り付けられたチェーン3c,3dは、固定構造物たる柱11c,11dに取り付けられたガイドスプロケット23a,23bを経由して駆動側スプロケット5c,5dとパレット2を結合している。
即ちパレット2の前辺13に取り付けられたチェーン3c,3dが、駆動側スプロケット5c,5dに至る経路は、図1の通りであり、駆動側スプロケット5c,5dの係合部分から水平方向に延び、ガイドスプロケット23a,23bと係合して延び方向が下方に変更され、ガイドスプロケット23a,23bから略垂直方向に垂下される。
そしてチェーン3c,3dの先端部分がパレット2の前辺13の両端近傍に取り付けられている。
これに対してパレット2の後辺15に取り付けられたチェーン3a,3bは、駆動側スプロケット5a,5bから直接的に真下に向かって延び、パレット2の後辺15に固定されている。
駆動側スプロケット5から柱11c,11dとの取付け部分に至るまでのチェーン3は、各組のチェーン3が隣接した状態となる。即ち右組のチェーン3a,3cが隣接し、左組のチェーン3c,3dが隣接する。
チェーン3a,3b,3c,3dの他端側(柱11a,11bに固定された側)と、駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dとの間の走行軌跡は、図2、図3、図4の通りであり、押圧ガイド25及び傾斜ガイド26によって、柱11a,11bの側面側に誘導され、柱11a,11bの側面側に垂下している。
即ち右組の駆動側スプロケット5a,5cの近傍、及び左組のスプロケット5b,5dの近傍には、それぞれ押圧ガイド25が設けられており、右組のチェーン3a,3c及び左組のチェーン3b,3dの一部を駆動側スプロケット5側に押圧して、チェーン3と駆動側スプロケット5との係合長さが長くなる様に構成されている。
また右組の駆動側スプロケット5a,5cの斜め下の位置、及び左組の駆動側スプロケット5b,5dの斜め下の位置には、それぞれ傾斜ガイド26が設けられている。傾斜ガイド26は、図11の様に、ベース部30を有し、その一面の末端側に凸条31a,31bが2列に渡って設けられたものである。
傾斜ガイド26は斜め姿勢に配置されており、上端側が駆動側スプロケット5の斜め下部分にある。
一方、傾斜ガイド26の下端側は、フレーム4の柱11a,11bの側面にある。
チェーン3は、そのブレード(図示せず)間の隙間(ローラ部分)が傾斜ガイド26の凸条31a,31bと係合し、斜め下側に誘導されている。そしてチェーン3は、傾斜ガイド26の下端側から真下に垂下している。
より具体的には、右組のチェーン3a,3cが右組の駆動側スプロケット5a,5bのの近傍に設けられた一つの傾斜ガイド26と係合する。即ち一方のチェーン3aが傾斜ガイド26の凸条31aと係合し、他方のチェーン3cが同じ傾斜ガイド26の他方の凸条31bと係合する。
左組のチェーン3b,3dについても同様であり、一つの傾斜ガイド26の凸条31a,31bにそれぞれ係合する。
前記した様に、各チェーン3の他端側は、柱11a,11bの上部に固定されているから、各チェーン3は、「U」字状に折り返された状態で、柱11a,11bと傾斜ガイド26から垂下する。即ちチェーン3の引き上げられた部分18であって垂下部分38の外観は、「U」字状を呈する。前記した様に駆動側スプロケット5から柱11a,11bとの取付け部分に至るまでのチェーン3は、各組のチェーン3が隣接した状態となるから、右組のチェーン3a,3cは並列的に垂下して「U」字状を呈し、左組のチェーン3b,3dについても並列的に垂下して「U」字状を呈する。
また本実施形態では、各組の駆動側スプロケット5とチェーン3との係合部と、各組のチェーン3の他端側(柱11a,11bに固定された側)との間に、それぞれ垂下部材33が設けられ、チェーン3は、垂下部材33の動滑車状回転体35と係合している。後記する様に、動滑車状回転体35は2連のスプロケットであり、一つの動滑車状回転体35で、2本一組のチェーン3と係合する。
さらに、動滑車状回転体35から錘36が垂下されている。錘36は、動滑車状回転体35に対して揺動可能である。
本実施形態の機械式駐車装置1においても、駆動側スプロケット5を回転させてパレット2を昇降させる。
即ち駆動装置17のギャードモータ20を回転し、駆動軸16を回転させて駆動側スプロケット5を回転させる。
仮に図2に示す状態から、駆動側スプロケット5を反時計回りに回転させると、駆動側スプロケット5がチェーン3の駆動側スプロケット5からパレット2側の領域を巻き取り、駆動側スプロケット5からパレット2までのチェーン3の長さを短くして、パレット2を上昇させる。
チェーン3の駆動側スプロケット5a,5b,5c,5dによって引き上げられた部分18は、傾斜ガイド26に導かれて柱11a,11bの側面部分に至り、柱11a,11bの近傍に垂下する。
そして前記した様に、チェーン3の他端側は、柱11a,11bの上部に固定され、チェーン3の引き上げられた部分18は、「U」字状に折り返された状態となっているから、「U」字状の垂下部分38の最低部が下方に移動してゆく。
こうしてチェーン3の引き上げられた部分18は、柱11a,11bの側面部分に垂下した状態で仕舞われる。本実施形態では、柱11a,11bの側面近傍が、チェーン3が垂下する垂下領域6となっている。
逆にパレット2を降下させる場合には、駆動側スプロケット5を時計回りに回転させる。その結果、柱11a,11bの側面部分に垂下していたチェーン3が繰り出され、駆動側スプロケット5からパレット2までのチェーン3の長さが長くなって、パレット2が降下する。
また本実施形態では、図2の様に、柱11a,11bに、パレット2を垂直方向に昇降させるためのガイドレール60が取り付けられている。ガイドレール60は、図2の様に垂直方向に延びている。
またパレット2の四隅には、ガイドローラ61が設けられており、ガイドローラ61がガイドレール60と係合している。そのためパレット2が昇降する際の揺れは小さい。
次に、本実施形態の特徴的構成について説明する。本実施形態の機械式駐車装置1では、引き上げられたチェーン3が垂下してゆく垂下領域6に、覆い部材40があり、チェーン3の周囲が覆い部材40で覆われている。
作図の関係上、以下の説明は、柱11bを中心に説明する。即ち図4乃至図8、及び図12乃至図17は、図1、図10の様に、作業者Mがパレット2の上に乗り、図1及び図10の絵の様に、作業者Mが左奥の柱11bに向いていることを前提とし、各図は、作業者Mの位置から柱11b側を見た状態を描いている。
本実施形態の機械式駐車装置1では、覆い部材40は、取り外すことを予定していない本体部41と、取り外すことを予定して作られたカバー部42によって構成されている。
さらに本体部41は、柱11a,11bの凹溝部43と、補助板45及びカバーステー52によって構成されている。
即ち、柱11a,11bは、H型鋼で作られており、断面形状は凹形であってフランジ部46a,46bと、ウェブ47を有している。そして対向するフランジ部46a,46bと、ウェブ47によって、凹溝部43が構成されている。
本実施形態では、この凹溝部43が覆い部材40の一部を構成している。
補助板45は、図7の様に縦長の板である。補助板45の平面形状は、図6、図7の通りであり、平板状部48があり、その一辺側が概ね垂直に折り曲げられた折り曲げ部50となっている。
この折り曲げ部50には、図5、図6、図7、図8の様に、ネジ軸51が溶接されている。ネジ軸51は、折り曲げ部50の平面に対して垂直方向であって凹溝部43側から外側に向かって突出している。ネジ軸51には、ナット(係止部)80が係合される。
補助板45は、図5の様に柱11a,11b(図には柱11b側のみ表示)のフランジ部46aの内側にボルト54で固定されている。なお補助板45が取り付けられた柱11aのフランジ部46aは、パレット2から遠い側(フレーム4の外側に面した側)のフランジ部46aである。
また柱11a,11b(図には柱11b側のみ表示)の他方のフランジ部46b(パレット2から近い側)には、カバーステー52が設けられている。カバーステー52は、平面形状の板であり、図7の様に、取り付け孔53が設けられている。またカバーステー52は図5、図6、図7、図8の様に、ネジ軸57が溶接されている。ネジ軸57は、カバーステー52の平面に対して垂直方向であって凹溝部43から外側に向かって突出している。ネジ軸57にはナット(係止部)78が係合される。
カバーステー52は、ボルト55によって柱11a,11b(図には柱11b側のみ表示)の他方のフランジ部46bに取り付けられるが、本実施形態では、カバーステー52の取り付け用のボルト55は、パレットを垂直方向に昇降させるガイドレール(ガイド)60を柱11a,11bに取り付けるためのボルトを兼ねている。
本実施形態では、ガイドレール60は、溝型鋼で作られており、ステー64を介して取り付け板62が取り付けられている。取り付け板62は平板状であり、取り付け孔63が4個設けられている。
そして柱11a,11bのフランジ部46bの外面側にガイドレール60の取り付け板62を設置し、フランジ部46bの内面側にカバーステー52を配置し、共通のボルト55を取り付け板62の取り付け孔63とフランジ部46bの取り付け孔65とカバーステー52の取り付け孔53の三者に挿通して、カバーステー52とガイドレール60が11a,11bのフランジ部46bに取り付けられている。
カバー部42は、複数のカバー片68によって構成されている。カバー片68は、概ねフレーム4の一つの階に相当する長さを持つ。具体的にはカバー片68は、140cmから200cm程度であり、より好ましくは、150cmから180cmである。
またカバー片68の断面形状は、図5、図6、図7、図8の様に「L」型である。即ちカバー部42は、概ね直交する2つの平面を有している。説明の便宜上、一方の平面70を前面向き平面70と称し、他方を側面向き平面71と称する。
本実施形態では、前面向き平面70に鉤型切り欠き部72が上下に2個設けられ、側面向き平面71にはダルマ型開口73が上下に2個形成されている。
鉤型切り欠き部72は、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として上端近傍と下端近傍に設けられている。
ダルマ型開口73についても同様であり、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として上端近傍と下端近傍に設けられている。
本実施形態では、カバー片68が装着された姿勢を基準として、鉤型切り欠き部72とダルマ型開口73が水平方向に離れた2か所に設けられており、且つ鉤型切り欠き部72とダルマ型開口73の組が上下に2組設けられている。
鉤型切り欠き部72は、図9(a)の様に「L」状の切り欠きであり、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として縦方向に延びる縦長溝部(縦長部)75と、横方向に延びる横長溝部(横長部)76を有し、横長溝部76がカバー片68の前面向き平面70の縦辺77に開口する。縦長溝部75の上端は円弧状となっている。横長溝部76は縦長溝部75の下端部と連通している。
縦長溝部(縦長部)75の軸線CL2は、前面向き平面70と側面向き平面71の境界部分に形成される稜線85と平行であり、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として垂直方向に延びる。横長溝部(横長部)76は、縦長溝部(縦長部)75と直交し、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として水平方向に延びる。
縦長溝部75及び横長溝部76の溝幅W1,W2は、図9(a)前記したカバーステー52のネジ軸57の外径よりも大きい。厳密には、縦長溝部75の溝幅W1は、ネジ軸57の外径にカバー片68の板厚を加えた幅よりもやや広い。さらに厳密には、図9の様に縦長溝部75の溝幅W1は、カバー片68が本体部41に装着された際におけるネジ軸57の位置に対して、非対象であり、ネジ軸57の中心位置に対して図面左側の溝幅W1Lの方が、図面右側の溝幅W1Rに比べてやや広い。なお図9は、柱11b側におけるカバー片68の縦長溝部75の溝幅W1について説明するものであり、反対側の柱11a側におけるカバー片68の縦長溝部75の溝幅W1は、逆にネジ軸57の中心位置に対して図面右側の溝幅W1Rの方が、図面左側の溝幅W1Lに比べてやや広いものとなる。
横長溝部76のW2は、縦長溝部75の溝幅W1よりも広い。また縦長溝部75及び横長溝部76の溝幅W1,W2は、ネジ軸57に係合されるナット78の外径よりも小さい。そのため鉤型切り欠き部72は、カバーステー52のネジ軸57を挿通可能ではあるが、ナット(係止部)78は通過できない。本実施形態では、横長溝部76の溝幅W2は、縦長溝部75のW1よりも広いが、両者は同じ幅であってもよい。
ダルマ型開口73は、小径部81と大径部82を有し、両者が連通した孔である。小径部81は補助板45のネジ軸51を挿通可能ではあるが、ナット(係止部)80は通過できない。厳密には、小径部81の幅W3は、ネジ軸51の外径にカバー片68の板厚を加えた幅よりもやや広い。さらに厳密には、図9の様に小径部81の幅W3は、カバー片68が本体部41に装着された際におけるネジ軸51の位置(図9)に対して、非対象であり、ネジ軸57の中心位置に対して図面右側の溝幅W3Rの方が、図面左側の溝幅W3Lに比べてやや広い。なお図9は、柱11b側におけるカバー片68の小径部81の幅W3について説明するものであり、反対側の柱11a側におけるカバー片68の小径部81の幅W3は、逆にネジ軸57の中心位置に対して図面左側の溝幅Wの方が、3L図面右側の溝幅W3Rに比べてやや広いものとなる。
大径部82は、ナット(係止部)80を通過させることができる。
本実施形態では、小径部81は、円弧状部83と、平行溝部85を有している。平行溝部85の長さlは、平行溝部85の溝幅W3の50パーセント以上である。
大径部82の形状は、円形である。
カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として、ダルマ型開口73の小径部81は、大径部82の上にあり、大径部82と連通している。平行溝部85の中心線の延長線84は、小径部81の中心CP1と大径部82の中心CP2を通過する。小径部81の中心CP1と大径部82の中心CP2を結ぶ直線は、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として垂直方向に延びる。
鉤型切り欠き部72と、ダルマ型開口73の各部の寸法の関係に注目すると、鉤型切り欠き部72の横長溝部76の中心線CL1と、縦長溝部75の上端部の円弧の中心CP3との間の長さSL1は、ダルマ型開口73の小径部81の円弧状部83の中心CP1と、大径部82の中心CP2との間の長さSL2と等しい。
また本実施形態では、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として、鉤型切り欠き部72の横長溝部76の中心線CL1の高さは、ダルマ型開口73の大径部82の中心CP2と同じ高さである。さらに鉤型切り欠き部72の縦長溝部75の上端部の円弧中心CP3の高さは、ダルマ型開口73の小径部81の円弧状部83の中心CP1と同じ高さである。
本実施形態の機械式駐車装置1では、カバー片68は、図10の様に最上階よりも下の階たる下層階(3階、2階)の床面を跨ぐ高さに取り付けられている。
即ち機械式駐車装置1は、地上4階構造であり、各階に車両設置エリアA,B,C,Dがある。そして各階には、正規の床高さが設定されている。即ち各階のパレット2は、昇降可能であるが、車両設置エリアA,B,C,Dの床(各階のパレット2の上面)の高さは決まっている。
最上階(4階)のパレット2は、通常の使用時には、最上階(4階)と1階に停止し、中途の階には停止しない。
そして本実施形態の機械式駐車装置1では、カバー片68は、図10の様に、3階の床面を跨ぐ位置と、2階の床面を跨ぐ位置とに取り付けられている。
またカバー片68の床高さを挟んで上部側となる長さHLと、下部側となる長さLLを比較すると、図10の様に上部側となる長さHLの方が長く、下部側となる長さLLは、上部側よりも短い。より具体的には、両者の比率は、9:1から3:7の範囲であって下部側となる長さLLは、上部側よりも短い。また下部側となる長さLLは、20cmから60cmの範囲であることが望ましい。
カバー片68は、図5乃至図8及び図13の様に、ネジ軸51とナット(係止部)80の組み合わせによって構成される側面側係止部材87と、ネジ軸57とナット(係止部)78の組み合わせによって構成される前面側係止部材88を介して本体部41に取り付けられている。
即ち図5,図8,図13の様に、補助板45に設けられたネジ軸51が、カバー片68の側面向き平面71に形成されたダルマ型開口73に挿通され、補助板45とカバー片68を重ねた状態で、ナット(係止部)80を締めつけることによってカバー片68の側面向き平面71が本体部41側の補助板45に接合されている。ここで補助板45のネジ軸51は、ダルマ型開口73の小径部81にあり、ダルマ型開口73の小径部81がナット(係止部)80で締め付けられている。
また本体部41のカバーステー52に設けられたネジ軸57が、カバー片68の前面向き平面70に設けられた鉤型切り欠き部72に挿通され、カバーステー52とカバー片68を重ねた状態で、ナット(係止部)78を締めつけることによってカバー片68の前面向き平面70が本体部41側のカバーステー52に接合されている。ここで、カバーステー52のネジ軸57は、鉤型切り欠き部72の縦長溝部(縦長部)75の上端部分にあり、鉤型切り欠き部72の縦長溝部(縦長部)75がナット(係止部)78で締め付けられている。
前記した様にカバー部42は、複数のカバー片68A,68B,68Cに分割されているが、図13の様にカバー片68Bの上辺90は、上部側に隣接するカバー片68Aの下辺91と接している。同様にカバー片68Bの下辺は、下部側に隣接するカバー片68Cの上辺と接している。
また全てのカバー片68の前面向き平面70は、一つの平面を形成している。また全てのカバー片68の側面向き平面71についても一つの平面を形成している。
カバー部42を本体部41に固定することにより、4面が囲まれた筒状空間67が形成される。本実施形態では、引き上げられたチェーン3が垂下する垂下領域6があり、当該垂下領域6の周囲が覆い部材40で囲まれる。
具体的には、覆い部材40の本体部41は、柱11a,11bの凹溝部43と、補助板45及びカバーステー52によって構成されている。そして柱11a,11bのH型鋼のフランジ部46aの一部と補助板45とによって、垂下領域6の一面が覆われる。
H型鋼の二つのフランジ部46a,46bの間のウェブ47によって垂下領域6の他の一面が覆われる。
H型鋼のフランジ部46bの一部とカバー片68の前面向き平面70によってさらに垂下領域6の他の一面が覆われる。なおカバーステー52は覆い部材40の内面であって、フランジ部46bとカバー片68の前面向き平面70の間にある。
カバー片68の側面向き平面71によってさらに垂下領域6の他の一面が覆われる。
この様に、補助板45と、H型鋼のフランジ部46aの一部と、ウェブ47と、フランジ部46bの一部と、カバー片68の前面向き平面70及び側面向き平面71によって、四角に囲まれた筒状空間67が形成される。そしてその筒状空間67は天地方向に延びる。
次にカバー片68を取り外す際の手順について説明する。
本実施形態の機械式駐車装置1では、複数のカバー片68の内の任意の一枚だけを取り外すことができる。
カバー片68を取り外す作業の際には、最上階(4階)のパレット2は、所定の位置(4階)に留め置き、作業者は、各階のパレット2に乗って作業を行う。なおメンテナンスの際には作業者がパレット2に乗った状態で当該パレット2を昇降させて各階に停止させて作業を行う。また作業者が隣り合うパレット2に乗り移ることができる。
前記した様に、カバー片68の全長は、概ねフレーム4の一つの階に相当する長さを持ち、且つ図10の様にカバー片は下層階(3階、2階)の床面を跨ぐ高さに取り付けられている。
そのため図10の様に3階のパレット2に乗った作業者Mが立った状態で上に手を伸ばすと、図示した様に、3階の床を跨ぐカバー片68Bの上端に手が届く。
また図10の様に作業者Mが2階のパレット2に乗ってしゃがみ、2階のパレット2の下に手を下の伸ばすと、図示した様に、2階の床を跨ぐカバー片68Cの下端に手が届く。
そのため例えば3階のカバー片68Bを外す際には、作業者Mが立って上に手を伸ばし、カバー片68Bの上端側のナット78,80を緩め、次いで作業者Mはしゃがんだ状態で手をパレット2の下に伸ばし、下端側のナット78,80を緩める。
以下、図10及び図12乃至図17を参照しつつ説明する。
カバー部42は、図10の様に3枚のカバー片68A,68B,68Cに分割されており、機械式駐車装置1には、図10の様に、縦に3枚のカバー片68A,68B,68Cが装着されていると仮定し、中央のカバー片68Bを取り外す方法を説明する。
カバー片68A,68B,68Cが本体部41に取り付けられている状態では、図12(a)及び図13の様に、ダルマ型開口73側のナット(係止部)80と、鉤型切り欠き部72側のナット(係止部)78が締めつけられている。なおカバー片68A,68B,の全長は同じであるが、作図の関係上、図13乃至17では上部側のカバー片68Aは下端近傍だけを図示し、上部側は省略されている。
この際の状態は、図12(a)及び図13に示す通りであり、取り外し対象のカバー片68Bの上端は、上部側のカバー片68Aの下端と接している。そして取り外し対象のカバー片68Bが構成する平面と、上部側のカバー片68Aが構成する平面が合致している。
取り外し対象のカバー片68Bと、下部側のカバー片68Cとの関係についても同様である。
前記した様にメンテナンスの際には、最上階(4階)のパレット2は所定の位置(4階)に留め置き、作業者は、各階のパレット2に乗って作業を行う。例えば2階のカバーを取り外す場合は、作業者は図示しない階段を登り、2階のパレット2に乗る。
この状態においては、取り外し対象のカバー片68Bは、作業者Mが乗ったパレット2の床面を跨ぐ状態となる。
そして作業者Mが立った姿勢で手を上に伸ばすと、取り外し対象のカバー片68Bの上部側に手が届き、上部側のナット80Uと、ナット78Uに触れることができる。そしてスパナ等で上部側の一対のナット80Uと、ナット78Uを緩める。ここで本実施形態では、ナット80U、ナット78Uを完全に外してしまう必要はなく、少し緩める程度で足る。
下部側のナット80L、78Lについても同様に緩める。
即ち作業者Mは、しゃがんでパレット2の下に手を伸ばし、スパナ等で下部側のナット80Lと、ナット78Lを緩める。
全てのナット80U,80L,78U,78Lを緩めた結果、図14の様に、ナット80U,80L,78U,78Lとカバー片68Bの間に隙間86ができる。
即ちカバー片68Bの前面向き平面70においては、前面向き平面70とナット78U,78Lとの間に図14の様に隙間86Aができる。また即ちカバー片68Bの側面向き平面71においても、側面向き平面71とナット80U,80Lとの間に図14の様に隙間86Bができる。
そしてこの状態から、図15の様にカバー片68Bを本体部41から離れる方向に移動させる。言い換えると、カバー片68Bをナット80U,80L,78U,78L側に水平移動させる。前記した様に、縦長溝部75の溝幅W1は、ネジ軸57の外径にカバー片68の板厚を加えた幅よりもやや広く、且つ小径部81の幅W3は、ネジ軸51の外径にカバー片68の板厚を加えた幅よりもやや広い。より厳密には、前記した様に縦長溝部75の溝幅W1は、カバー片68が本体部41に装着された際におけるネジ軸57の位置に対して、非対象であり、ネジ軸57の中心位置に対して図面左側の溝幅W1Lの方が、図面右側の溝幅W1Rに比べてやや広いので、縦長溝部75はカバー片68Bの移動方向に逃げがある。
同様に小径部81の幅W3は、カバー片68が本体部41に装着された際におけるネジ軸51の位置(図9)に対して、非対象であり、ネジ軸57の中心位置に対して図面右側の溝幅W3Rの方が、図面左側の溝幅W3Lに比べてやや広く、カバー片68Bが移動する方向に逃げがある。
そのためネジ軸57,51と、縦長溝部75及び小径部81の間にはある程度の余裕があり、カバー片68Bは、ネジ軸57,51に引っ掛かることなくナット80U,80L,78U,78L側に水平移動させることができる。
その結果、図15の様に、カバー片68Bをナット80U,80L,78U,78Lとの間の隙間86が消失し、代わって取り外し対象のカバー片68Bが上下のカバー片68A,68Cに対して作業者側にずれた状態となる。
即ちカバー片68Bの前面向き平面70は、図15の様に上下のカバー片68A,68Cの前面向き平面70の平面に対して前面側にずれる。またカバー片68Bの側面向き平面71は、図15の様に上下のカバー片68A,68Cの側面向き平面71の平面に対して側面側にずれる。
その結果、カバー片68Bの上辺90及び下辺91と、隣接するカバー片68A,68Cとの当接関係が解除される。
続いて、図16の様にカバー片68Bを上方に移動させる。
ここで本実施形態では、ナット80U,80L,78U,78Lが係合するネジ軸51,57は、鉤型切り欠き部72の縦長溝部75又はダルマ型開口73の小径部81に挿通されており、且つ鉤型切り欠き部72の縦長溝部75は縦に長く、ダルマ型開口73の小径部81は直下の大径部82と連通しているから、カバー片68Bは、上方に自由度を持つ。即ち、鉤型切り欠き部72は、カバー片68を装着した状態の姿勢を基準として縦方向に延びる縦長溝部(縦長部)75を有し、カバー片68の前面向き平面70は上方に自由度を持つ。
ダルマ型開口73は、小径部81と大径部82が縦に並んで連通しているから、カバー片68の側面向き平面71は上方に自由度を持つ。
そのためカバー片68Bを上方に付勢すると、ネジ軸51,57が鉤型切り欠き部72及びダルマ型開口73の縦方向の空間をすり抜けて相対移動し、カバー片68Bは、抵抗なく上方に移動する。
カバー片68Bを上方に移動させた状態は、図16の様であり、ネジ軸51は、ダルマ型開口73の大径部82に至り、ネジ軸57は縦長溝部(縦長部)75の下端部と横長溝部(横長部)76の交差部に至る。
続いて、カバー片68Bを図17の様に側面側に付勢する。例えば柱11aのカバー片68Bであるならば、柱11bに向かう方向に付勢する。柱11bのカバー片68Bであるならば、柱11aに向かう方向に付勢する。
カバー片68Bの側面向き平面71に注目すると、ネジ軸51は、ダルマ型開口73の大径部82にあり、大径部82は、ナット80の径よりも大きい。そのためダルマ型開口73の大径部82は、ナット80を通過させることができる。
またカバー片68Bの前面向き平面70に注目すると、ネジ軸57は、鉤型切り欠き部72の縦長溝部(縦長部)75と横長溝部(横長部)76の交差部にある。
そのためネジ軸57は、横長溝部(横長部)76に沿って相対移動することができる。また横長溝部(横長部)76は、前面向き平面70の縦辺77に開口している。
そのためカバー片68Bを図17の様に側面側に付勢すると、カバー片68Bは本体部41から外れる。
また逆の手順を辿ることによってカバー片68Bを本体部41(カバーステー52を含む)に装着することができる。
次に垂下部材33について説明する。垂下部材33は、図20の様に動滑車状回転体35と、支持枠95と、錘36によって構成されている。
動滑車状回転体35は、図20の様に、2連のスプロケットである。動滑車状回転体35は、チェーン3a,3b,3c,3dと係合する歯92が環状に2列に設けられたものである。
動滑車状回転体35は中心に貫通孔93が設けられている。貫通孔93には、図示しないブッシュ又はベアリングが装着されている。
支持枠95は、枠体部100と軸部材101によって構成されている。
枠体部100は、図20の様に略「コ」の字状の部材であり、対向する一対の側面部97a,97bと、当該側面部97a,97bを繋ぐ連接部を有している。より具体的には連接部として機能する水平部96を有し、その両端に側面部97a,97bが設けられている。
水平部96及び側面部97a,97bはいずれも板状であり、水平部96と側面部97a,97bは直交する。
二つの側面部97a,97bは、平行であり、その間隔は、前記した動滑車状回転体35の厚さよりもやや広い。また水平部96及び側面部97a,97bの板幅は、後記する錘36の金属部分107の外径よりも小さい。
側面部97a,97bには、2か所に連通孔102,103が設けられている。
一方の連通孔102は、側面部97a,97bの中間よりもやや水平部96寄りの位置に設けられている。
他方の連通孔102は、側面部97a,97bの自由端側に設けられている。
軸部材101は、図20の様に軸体(回転体支持軸)105とトルクアーム106によって構成されている。軸部材101は、断面形状が円形の軸であり、その長さは側面部97a,97bの間隔よりもやや長い。
トルクアーム106は、板状であり、軸体105の一端に固定されている。トルクアーム106の取付け姿勢は、軸体105と直交している。
錘36の外観形状は、外径又は外接円直径よりも全高の方が高く、下端近傍が外側に張り出した形状である。そして錘36は、下端近傍の外径が他の部分よりも大きく、当該張り出し部分37は、断面形状が多角形である。
錘36は、金属部分107と樹脂部分108によって構成されている。
錘36の金属部分107は、円柱形であり、上面の角は大きく面取りされた形状となっている。錘36の上端近傍には、錘36の軸線と直交する方向に貫通孔110が設けられている。錘36の金属部分107の円形断面の直径は、枠体部100の対向する対向する一対の側面部97a,97bの間隔よりも小さい。
樹脂部分108は、錘36の下裾部分にあり、錘36の下面とその近傍の周面を環状に取り巻いている。樹脂部分108の直径は、金属部分107の断面形状の直径よりも大きく、樹脂部分108は、金属部分107から外側に突出している。従って、錘36の断面形状は、図21の様に下端近傍が外側に張り出した形状となっている。
樹脂部分108の断面形状は、図21の通りであり、錘36から突出した張出部分37は断面における両端を半円形に近似させた形状である。即ち樹脂部分108の側面は多角形であって90度以下の角はない。張出部分37の断面における両端の形状は、曲面を基調として半円形であってもよい。
垂下部材33は、支持枠95を介して動滑車状回転体35と錘36とを接合したものである。
動滑車状回転体35は、支持枠95の側面部97a,97bに挟まれた領域にあり、支持枠95に固定された軸部材101の軸体(回転体支持軸)105が挿通されている。即ち軸部材101の軸体105は、支持枠95の一方の側面部97a側から連通孔102に挿入され、動滑車状回転体35の貫通孔93と他端側の側面部97bの連通孔102を連通している。この様に動滑車状回転体35は、支持枠95に回転可能に軸支されている。
また軸部材101のトルクアーム106は、支持枠95の一方の側面部97aにネジ止めされている。軸体105の先端側は、支持枠95の他方の側面部97bから突出し、図示しない止め輪が装着されている。動滑車状回転体35は、支持枠95に対して自由回転可能である。
また錘36についても支持枠95の側面部97a,97bに挟まれた領域にある。ここで側面部97a,97bの板幅は、錘36の外径よりも小さいので、錘36は一部だけが一対の側面部97a,97bに囲まれた領域にある。
錘36は、長尺のボルト(錘支持軸)111を介して支持枠95に取り付けられている。この様に錘36は、支持部材98の他の位置に揺動可能に軸支されている。
錘36の上部側は、支持枠95の側面部97a,97bに挟まれた領域であって、動滑車状回転体35の下にあり、連通孔103と錘36の貫通孔110に、長尺のボルト(錘支持軸)111が連通されている。ボルト111は、前記した軸部材101の軸体105に対して平行である。錘36は、動滑車状回転体35の軸支部分(軸体105)及び錘36自体の軸支部分(ボルト111)の2か所を揺動軸として揺動可能であり、前記2つの揺動軸は平行である。
長尺のボルト111の末端側には、ナット116が二重に装着されており、長尺のボルト(錘支持軸)が支持枠95から抜けることが防止されている。
錘36は、支持枠95に対して揺動可能である。錘36の支持枠95に対する揺動中心はボルト(錘支持軸)111であり、ボルト111は、動滑車状回転体35に対して下にあるから、錘36は動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)よりも下部の位置を揺動中心として揺動することができる。
また支持枠95自体が動滑車状回転体35に対して揺動可能であり、且つ錘36は支持枠95に取り付けられているから、錘36は動滑車状回転体35に対しても揺動することができる。本実施形態では、錘36は、動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)と、支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)の2か所を中心として揺動することができる。錘36は、この様に2軸を中心として揺動する。
また錘36の揺動半径は、動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)を中心とする場合には長く、支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)を中心とする場合は短い。
垂下部材33は、駆動側スプロケット5とチェーン3の係合部と、チェーン3の他端側(柱11a,11bに固定された側)との間にあり、チェーン3が垂下部材33の動滑車状回転体35に係合している。
即ち垂下部材33は、一組のチェーンと係合している。具体的には、右組チェーン3a,3c(柱11a側)に一つの垂下部材33が取り付けられ、左組チェーン3b,3d(柱11b側)に他の一つの垂下部材33が取り付けられている。
動滑車状回転体35は、前記した様に2連のスプロケットであり、一組のチェーン3a,3c(又はチェーン3b,3d)が係合している。
一組のチェーン3a,3c(又はチェーン3b,3d)は、図19の様に、動滑車状回転体35と錘36の間の空間から動滑車状回転体35の下側に回り込み、動滑車状回転体35の下側と係合している。
本実施形態では、垂下部材33がチェーン3の垂下部分38に吊り下げられた状態を基準として連接部たる水平部96は動滑車状回転体35よりも上にあり、チェーン3は側面部97a,97bの間を通過して動滑車状回転体35の下部側と係合している。
動滑車状回転体35は、自由回転可能であり、且つ垂下部材33は、チェーン3以外の何とも係合していない。
そのため垂下部材33は、常にチェーン3の駆動側スプロケット5によって引き上げられた部分18であって、チェーンが折り返し状態となって「U」字状を呈する垂下部分38の最も下の部位にある。
即ち動滑車状回転体35は、錘36の重力によって、垂直下方向に付勢されている。一方、動滑車状回転体35はチェーン3と係合し、且つ自由回転可能である。
そのため駆動側スプロケット5を回転して、チェーン3を巻き上げ、チェーン3の引き上げられた部分18の長さが長くなる傾向となれば、動滑車状回転体35は回転してチェーン3の係合する位置が変わる。また動滑車状回転体35は、錘36の重力によって、垂直下方向に付勢されているものの、上下方向の移動を規制するものはない。そのため動滑車状回転体35は、「U」字状の垂下部分38の最も下の部位に位置し続けながら動滑車のごとくに回転しつつ、降下してゆく。
逆に駆動側スプロケット5を回転して、チェーン3をパレット2側に繰り出し、チェーン3の引き上げられた部分18の長さが短くなる傾向になれば、動滑車状回転体35は逆回転してチェーン3の係合する位置が変わる。そして動滑車状回転体35は、動滑車のごとくに回転しつつ、上昇してゆく。
即ち垂下部材33は、チェーン3の垂下部分38に吊り下げられ、動滑車状回転体35がチェーン3の折り返し部分と係合していてチェーン3の走行にともなって回転すると共に垂下部分38の下端の上下移動にともなって昇降する。
また錘36は、動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)と、支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)の2か所を中心として揺動することができるから、図22において中心線Aと、支持枠95の中心線Bと、錘36の中心線Cとの関係は、3者が直線上に並ぶ場合(図22(a),(f))と、3者の内の一つだけが折れ線状態になる場合(図22(b),(c))と、3者がいずれも折れ線状態になる場合(図22(d),(e))がある。
即ち図22の様に、チェーン3の折り返し部分の中心線を中心線Aとし、動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)と支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)を結ぶ直線を支持枠95の中心線Bとし、錘36の中心線を中心線Cとする。
そうすると、本実施形態では、図22(a)(f)の様に、中心線A,B,Cが直線上に並ぶ場合がある。
また図22(b)(c)の様に、中心線B,Cが直線上に並び、その直線と中心線Aが交差状態となり折れ線状になる場合がある。また図22(d)の様に中心線A,Bが略直線上に並び、その直線と中心線Cが交差状態となり折れ線状になる場合もある。
また図22(d)(e)の様に、中心線A,B,Cのいずれもが直線状態とはならず、中心線A,B,Cが折れ線状態となる場合もある。また中心線A,Bが略直線上に並び、その直線と中心線CAが交差状態となり折れ線状になる場合もある(図示せず)。
前記した様に、本実施形態の機械式駐車装置1では、チェーン3を垂下させる垂下領域6が決まっており、垂下領域6に覆い部材40がある。そして前記した様に、筒状の覆い部材40によって垂下領域6が囲まれている(図18)。
そのためパレット2を上昇させる際には、引き上げられたチェーン3が、垂下部材33を先頭にして筒状の覆い部材40の中を降下してゆく。
ここでチェーン3に何の外力も掛からない場合は、図22(a)の様に中心線A,B,Cが直線上に並び、且つ中心線A,B,Cが天地方向に真っ直ぐに延びる。
ここで風等の自然現象が原因となり、図22(b)の様にチェーン3の垂下部分38が揺れる場合がある。具体的には、チェーン3の垂下部分38の上部は、前記した様に駆動側スプロケット5と係合しており、覆い部材40に覆われていない。そのため露出部分のチェーン3に風が当たってチェーン3の垂下部分38が揺れる場合がある。
また風圧によって機械式駐車装置1全体が揺れてチェーン3の垂下部分38が揺れることもある。
しかしながら、本実施形態では、チェーン3の最下部が、垂下部材33によって常に下方向に引っ張られているので、垂下領域6を垂下するチェーン3は、常に直線状になろうとし、波打ち状態となることを抑制する。
そのためチェーン3が駆動側スプロケット5から外れることを抑制する。
またチェーン3が揺れたり波うって覆い部材40に当たることを抑制する。
即ち自然現象や、自動車の衝撃によって、チェーン3が引き上げられて垂下する垂下部分38が揺れることはあるが、本実施形態では、錘36の下裾部分に樹脂部分108があり、錘36の下部の外径が垂下部材33の他の部位よりも大きい。そのためチェーン3a,3b,3c,3dが大きく揺れると、図22(c)の様に、錘36の下裾部分の樹脂部分108がチェーン3よりも先に覆い部材40に当たり、チェーン3が覆い部材40と接触することが防止される。
即ち通常時の揺れは、チェーン3の垂下部分33の上端を支点として振り子状に揺れ、垂下部分38の最下部にある垂下部材33における最下部に樹脂部分108が位置する。そのためチェーン3が揺れると、チェーン3よりも先に錘36の下裾部分の樹脂部分108が覆い部材40に当たり、チェーン3が覆い部材40と接触することが防止される。
また図22(c)の様に、カバー片68の継ぎ目113や覆い部材40の内面の凹凸に、錘36が当たることもあるが、錘36の最下部の樹脂部分108は、縦断面の両端の形状が曲面に近似しているから物に引っ掛かり難い。
そのため仮に、錘36が何かに当たったとしても、錘36はその位置に止まることなく、図22(d)(e)(f)の様に通過して行く。
具体的に説明すると、錘36が何らかの障害に当たり、さらにこの状態から垂下部材33が下がると、図22(c)の様に動滑車状回転体35の回転中心(軸体105)を中心として錘36が揺動する。
そしてさらに垂下部材33が下がると、図22(d)(e)の様に支持枠95に対する揺動中心(ボルト111)を中心としても揺動し、チェーン3の傾きを抑える。
また錘36の姿勢が変わることによって、錘36は障害物を回避し、図22(f)の様に全体が真っ直ぐの姿勢に修復する。即ち図22(a)の状態に戻る。
そのため本実施形態の機械式駐車装置1は、チェーン3が覆い部材40に当たって傷ついたり、異音が発生することが少ない。
以上説明した実施形態では、カバー片68は、平面形状が「L」型であり、覆い部材40の2面を構成するものであった。しかしながら本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば図23に示すカバー片120の様に、平面形状が「コ」の字状であってもよい。
図23に示すカバー片120によると、当該カバー片120によって、3面が覆われることとなる。
3面を覆うカバー片120を採用する場合には、図23の様に、対向する2面に鉤型切り欠き部72を設けることとなる。
また図24に示すカバー片121の様に、平板形状のものであってもよい。平板形状ののカバー片121を採用する場合には、ダルマ型開口73を左右の辺の近傍に設けることとなる。
以上説明した実施形態では、図10の様に各階のカバー片68の長さが同一であるが、カバー片68の長さは必ずしも同じである必要はない。また必ずしも全てのカバー片68の取付け位置が、下層階(3階、2階)の床面を跨ぐ高さである必要もない。
例えば図26に示す様に、床面を跨ぐ長さ及び取付け位置のカバー片68A,68Bと、長さが短く、床面を跨がない位置に取り付けられた繋ぎカバー片115が混在していてもよい。
以上説明した実施形態では、側面側係止部材87及び前面側係止部材88は、ネジ軸51,57とナット(係止部)80,78の組み合わせであり、本体部41側からネジ軸51,57を突出させ、このネジ軸51,57にナット80,78を係合させる構造を例示した。しかし本発明は、この構成に限定されるものではなく、本体部41側にネジ孔を設け、カバー片68側からボルトを挿通してもよい。
さらに本発明は、カバー片68を着脱可能に取り付けるための構造を軸部と、軸部よりも断面積が大きい係止部を有する係止部材を使用した構造に限定するものではなく他の公知の締結構想を採用することもできる。例えばフックやクランプを利用したものであってもよい。具体的には図25の様に、本体部41とカバー片68をクランプ130によって着脱可能にしてもよい。
図26に示すクランプ130は、本体部41又はカバー片68の一方に揺動レバー131が設けられ、他方に係合リング132が設けられている。本実施形態では、カバー片68に揺動レバー131が設けられ、係合リング132は本体部41に取り付けられている。揺動レバー131は、カバー片68に対して揺動可能であり、図示しない係合部がある。係合リング132は、本体部41に対して揺動可能である。
クランプ130は、図25(a)の様に揺動レバー121を起こして係合リング122を揺動レバー121の係合部に引っかけ、その状態で図25(b)の様に揺動レバー121を倒して係合リング122を引き寄せることによって本体部41にカバー片68を取り付ける。
以上説明した実施形態では、枠体部100は、対向する一対の側面部97a,97bを水平部96で接続し、側面部97a,97bを水平部96で囲まれる空間内に軸体105を配置して動滑車状回転体35を回転可能に支持したが、図27の様に軸体105に一対の側面部97a,97bを接続する連接部として機能させてもよい。
以上説明した実施形態では、錘36は2軸を中心として揺動することができるが、3軸以上を中心として揺動できるものであってもよい。
錘36の形状は、上記した実施形態に限定されるものではない。例えば図示した外観形状よりも細く、縦長であってもよい。錘36幅を小さく設計し、全高を高くすることで、重さを変えずに覆い部材40の内壁から錘36までの距離を大きくすることができる。
錘36自身の揺動軸と、動滑車状回転体35の回転軸は、平行であることが望ましいが、食い違い状態(ねじれの位置)であってもよい。即ち錘36自身の揺動軸と、動滑車状回転体35の回転軸が平行でもなく交差もしない位置関係であってもよい。
錘36自身の揺動軸と、動滑車状回転体35の回転軸を食い違いの位置関係にすることによって、チェーン3が左右だけでなく前後に揺れた場合にも、錘36の姿勢を変えることができる。
以上説明した機械式駐車装置1は、地上4階建であるが、階の高さには制限はない。また地下に駐車スペースを有するものであってもよい。例えば、地上8階、地下1階という様な構造であってもよい。
1 機械式駐車装置
2 パレット
3a,3b,3c,3d チェーン
4 フレーム
5a,5b,5c,5d 駆動側スプロケット
6 垂下領域
11a,11b,11c,11d 柱
18 引き上げられた部分
26 傾斜ガイド
33 垂下部材
35 動滑車状回転体
36 錘
38 垂下部分
40 覆い部材
41 本体部
42 カバー部
43 凹溝部
45 補助板
51 ネジ軸
52 カバーステー
57 ネジ軸
60 ガイドレール
68 カバ−片
70 前面向き平面
71 側面向き平面
72 鉤型切り欠き部
73 ダルマ型開口
75 縦長溝部(縦長部)
76 横長溝部(横長部)
78 ナット(係止部)
80 ナット(係止部)
81 小径部
82 大径部
85 平行溝部
87 側面側係止部材
88 前面側係止部材
95 支持枠
105 軸体(回転体支持軸)
106 トルクアーム
108 樹脂部分
111 ボルト(錘支持軸)

Claims (7)

  1. 複数階を構成するフレームと、車両を載置するパレットと、パレットを昇降する昇降機構を有し、車両を立体的に駐車させる機械式駐車装置において、
    前記昇降機構は、チェーンと、動力で回転される駆動側鎖歯車と、垂下部材を備え、
    チェーンの一端側がパレットに接続され、チェーンの中間部が駆動側鎖歯車と係合し、チェーンの他端側がフレームに接続され、チェーンの駆動側鎖歯車との係合部分とフレーム側の接続部分との間にチェーンが折り返し状態となって垂下する垂下部分があり、駆動側鎖歯車の回動に応じてパレットが昇降すると共に垂下部分の下端が上下に移動し、
    前記垂下部材は、動滑車状回転体と、錘を有し、
    垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられ、前記動滑車状回転体がチェーンの前記折り返し部分と係合していてチェーンの走行にともなって回転すると共に垂下部分の下端の上下移動にともなって昇降し、
    垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられた状態を基準として錘は動滑車状回転体の下部側にあり、錘は少なくとも動滑車状回転体の回転中心よりも下部の位置を揺動中心として揺動可能であることを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記垂下部材は、支持部材を有し、
    動滑車状回転体は支持部材の所定の位置に回転可能に軸支され、錘は支持部材の他の位置に揺動可能に軸支されており、前記錘は少なくとも動滑車状回転体の前記軸支部分及び錘自体の前記軸支部分の2か所を揺動軸として揺動可能であり、前記2つの揺動軸は平行であることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 支持部材は、対向する一対の側面部と、当該側面部を繋ぐ連接部を有し、動滑車状回転体の一部又は全部と、錘の一部又は全部は前記一対の側面部に囲まれた領域にあり、前記一対の側面部の間に動滑車状回転体を回転可能に支持する回転体支持軸と、錘を揺動可能に支持する錘支持軸が掛け渡されていることを特徴とする請求項2に記載の機械式駐車装置。
  4. 垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられた状態を基準として連接部は動滑車状回転体よりも上にあり、チェーンは支持部材の対向する一対の側面部の間を通過して動滑車状回転体の下部側と係合していることを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車装置。
  5. 垂下部材がチェーンの垂下部分に吊り下げられた状態を基準として、錘は、水平断面の外径又は外接円直径よりも全高の方が高く、下端近傍が外側に張り出した形状であって、下端近傍の外径が他の部分よりも大きく、当該張り出し部分は、多角形又は円弧状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の機械式駐車装置。
  6. 錘には金属部分と樹脂部分とがあり、前記張り出し部分は樹脂によって作られていることを特徴とする請求項5に記載の機械式駐車装置。
  7. チェーンの垂下部分が通過する垂下領域があり、当該垂下領域に覆いが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の機械式駐車装置。
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