JP2016125218A - 長尺土のう製造装置、製造方法及び長尺土のう袋 - Google Patents

長尺土のう製造装置、製造方法及び長尺土のう袋 Download PDF

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Abstract

【課題】 長尺土のうを効率良く製造することができ、かつ、長尺土のう袋のセット作業及び完成品の搬出作業の負担を軽減することができる長尺土のう製造装置を提供する。【解決手段】本発明に係る長尺土のう製造装置100は、充填材ホッパー102と、 長尺土のう袋200を支持する支持板110と、支持板110の上端側を昇降する昇降機構130と、昇降機構130による昇降の際に支持板110の下端側の横方向への移動を案内するスライドガイド機構140と、を備え、支持板110の上端側を所定に下降させた状態にて長尺土のう袋200を支持板110上にセットした後、昇降機構130により支持板110の上端側を上昇させて充填材ホッパー102から充填材を充填し、充填材の充填が完了した後、昇降機構130により支持板110の上端側を所定に下降させて長尺土のう200Aを支持板110から搬出する。【選択図】図1

Description

本発明は、長尺の袋体(袋状の容器)に充填材(例えば、土砂等)を充填した長尺土のう製造装置及び製造方法に関する。更に、本発明に係る長尺土のう製造装置及び製造方法に適した長尺土のう袋に関する。
長尺の土のう袋や長尺の土のうマット(mat:敷物)の袋体内部に、砕石や土砂などを充填して護岸を保護する工法が、従来から知られている。
かかる工法に利用される長尺土のうの製造方法としては、コンプレッサなどを利用して、砕石や土砂などを長尺土のう袋や長尺土のうマットの袋体内部に充填するものであった。
より具体的には、図13に示すように、土砂ホッパーの土砂取り出し口に、ジェット気流等を利用した圧送手段としての円周エジャクタに接続されたガイドパイプの先端側を、長尺土のう袋の袋体の内側に挿入して、前記ガイドパイプの先端から砕石や土砂などを噴出させて充填するものである。
かかる従来のエア式充填装置は、充填性に優れ、土のうの設置場所においても充填作業ができるという利点がある。しかしながら、充填材である砕石や土砂などをエアで圧送するには、適度なサイズの径に充填材を解しておく必要があったり、水分を含んでいたり粘性のある充填材の場合にはガイドパイプ内に土砂が付着して閉塞を起こすなどして圧送が困難になるといった実情がある。
このため、解すのが難しく径の大きい砕石や土砂などを利用して土のうを製作する場合などにおいては、エア式充填装置を利用することができず、人力で充填作業を行わなければならないなど、作業者への負担が大きいといった問題があった。
また、圧送手段の能力などの面から、製作できる土のうの大きさが限定され、エア式充填装置においては、通常は、直径200mm以下の土のうの製作に限定されているのが実情であった。
このため、従来においては、径(長軸方向と略直交する断面積)の大きな土のう袋を使用して重量の大きな土のうを製作することは難しかった。
また、エア式充填装置は、エア圧送するために大型のエアコンプレッサを必要とするため、設備費や維持費が嵩むと共に、騒音が大きいといった実情もある。
更に、エア式充填装置は、エア圧送するために粉塵が多く発生するため作業環境が悪く、周辺への悪影響への懸念もある。
特開2003−342931号公報
このような従来のエア式充填装置の代わりに、本出願人等は、特許文献1において、略垂直に立設された中空円筒状のケーシング内に、長尺土のう袋を吊り下げるようにセットして、これらにホッパーから充填材を重力(自然落下)により供給して長尺土のうを製造するようにした土のう製造装置を提案している。
かかる特許文献1に記載の土のう製造装置によれば、上述したエア式充填装置の問題を解決することができ有益である。しかし、例えば、製造能率を向上するのために複数列で並行して作業を行う場合などにおいては、複数の長尺土のう袋のそれぞれを、複数の中空円筒状のケーシング内に落下などしないようにしっかりとセットすることが必要で作業能率が悪く、製造作業の能率改善の余地があると共に、完成品の搬出作業も煩雑で作業者への負担が大きいといった問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、比較的簡単で低コストな構成でありながら、振動、騒音及び粉塵の発生を低減することができると共に、長尺土のうを効率良く製造することができ、かつ、長尺土のう袋のセット作業及び完成品の搬出作業の負担を軽減することができる長尺土のう製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。また、長尺土のう製造装置及び製造方法に適した長尺土のう袋を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る長尺土のう製造装置は、
長尺土のうを製造する長尺土のう製造装置であって、
充填材が収容される充填材ホッパーと、
長尺土のう袋を支持する支持板と、
該支持板の上端側を昇降する昇降機構と、
前記昇降機構による支持板の上端側の昇降の際に、支持板の下端側の横方向への移動を案内するスライドガイド機構と、
を備え、
支持板の上端側を所定に下降させた状態にて長尺土のう袋を支持板上にセットした後、
前記昇降機構により支持板の上端側を上昇させることで、支持板を所定傾斜角度に傾斜させて、支持板の上端側を充填材ホッパーの充填材吐出口に近づけた状態とし、
この状態にて、充填材ホッパーから長尺土のう袋の充填口を介して長尺土のう袋の内部に充填材を充填し、
充填材の充填が完了した後、前記昇降機構により支持板の上端側を下端側と略水平位置に下降させて、その状態にて、長尺土のうを支持板から搬出すること
を特徴とする。
本発明に係る長尺土のう製造装置において、
前記支持板が、その上端側が枢軸に蝶番状に取り付けられる一対の支持板であり、
前記昇降機構が、前記枢軸を昇降することで、一対の支持板のそれぞれの上端側を昇降することを特徴とすることができる。
本発明に係る長尺土のう製造装置において、
前記支持板には、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋が載置されることを特徴とすることができる。
本発明に係る長尺土のう製造方法は、
充填材が収容される充填材ホッパーと、
長尺土のう袋を支持する支持板と、
該支持板の上端側を昇降する昇降機構と、
前記昇降機構による支持板の上端側の昇降の際に、支持板の下端側の横方向への移動を案内するスライドガイド機構と、
を備えた長尺土のう製造装置を利用して、長尺土のうを製造する長尺土のう製造方法であって、
支持板の上端側を所定に下降させた状態にて長尺土のう袋を支持板上にセットするステップと、
前記昇降機構により支持板の上端側を上昇させることで、支持板を所定傾斜角度に傾斜させて、支持板の上端側を充填材ホッパーの充填材吐出口に近づけた状態とするステップと、
この状態にて、充填材ホッパーから長尺土のう袋の充填口を介して長尺土のう袋の内部に充填材を充填するステップと、
充填材の充填が完了した後、前記昇降機構により支持板の上端側を下端側と略水平位置に下降させて、その状態にて、長尺土のうを支持板から搬出するステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明に係る長尺土のう製造方法において、
前記支持板が、その上端側が枢軸に蝶番状に取り付けられる一対の支持板であり、
前記昇降機構が、前記枢軸を昇降することで、一対の支持板のそれぞれの上端側を昇降することを特徴とすることができる。
本発明に係る長尺土のう製造方法において、
前記支持板には、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋が載置されることを特徴とすることができる。
本発明に係る長尺土のう袋は、
充填材が充填される長尺土のう袋であって、
長軸方向の略中央付近に充填材を充填するための充填口が備えられると共に、
該充填口が充填材の充填後に閉塞可能に構成されたことを特徴とする。
本発明に係る長尺土のう袋において、
前記長尺土のう袋は、
充填材が充填される内袋と、
内袋を包囲して保護するネット状の保護材と、
を含んで構成されることを特徴とすることができる。
本発明に係る長尺土のう袋において、前記長尺土のう袋は、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、比較的簡単で低コストな構成でありながら、振動、騒音及び粉塵の発生を低減することができると共に、長尺土のうを効率良く製造することができ、かつ、土のう袋のセット作業及び完成品の搬出作業の負担を軽減することができる長尺土のう製造装置及び製造方法を提供することができる。また、長尺土のう製造装置及び製造方法に適した長尺土のう袋を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る長尺土のう製造装置を概略的に示す斜視図である。 同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置の一対の支持板と、これらを蝶番状に連結する枢軸と、を抜き出して示した概略斜視図である。 同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置の昇降機構を概略的に示す斜視図である。 (A)は同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置の蝶番状の支持板が水平(平坦)にセットされた状態を示している正面図及び平面図であり、(B)は同蝶番状の支持板が枢軸廻りにへ字状にセットされた状態を示している正面図及び平面図である。 (A)は、同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置の正面図(支持板の傾斜角の変化の様子を示す正面図)であり、(B)は(A)の側面図であり、(C)は(A)の平面図である。 同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置を用いて行われる土のう製造方法の手順を説明する図である。 (A)は同上実施の形態に係る長尺土のう製造装置において使用される長尺土のう袋の一構成例を示す正面図であり、(B)は(A)の側面図であり、(C)は(A)の下面図(底面図)であり、(D)は保護材及び内袋(筒状土のう袋)の仕様の一例を示した図である。 (A)は充填材を充填する際の長尺土のう袋の様子(充填口を広げた状態)を示す概略図及び保護材と内袋をそれぞれ抜き出して示した概略図であり、(B)は充填材を充填した後の長尺土のう袋の様子(充填口を閉じた状態)示す概略図及び保護材及び断面図であり、(C)は補強材の保護材への取り付けの様子の一例を概略的に示す斜視図である(幅方向に切断された充填口を備えた場合の一例)。 (A)は充填材を充填する際の長尺土のう袋の様子(充填口を広げた状態)を示す概略図及び保護材と内袋をそれぞれ抜き出して示した概略図であり、(B)は充填材を充填した後の長尺土のう袋の様子(充填口を閉じた状態)示す概略図及び保護材及び断面図である(長軸方向に切断された充填口を備えた場合の一例)。 充填材が充填された長尺土のう(完成品)を吊りフックに鉄パイプを挿し通し、その鉄パイプを利用して重機により吊り上げている様子を示す図である。 パレットの上に仮置きされた長尺土のう(完成品)の様子を示す図である。 スライドゲートバルブの一例を示す図である。 除染現場の仮置き場の現状を示す断面図である。 本発明により製造された長尺土のうを用いた場合の仮置き場の断面図である。 従来のエア式充填装置を利用した長尺土のうの製造方法を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
本発明の一実施の形態に係る長尺土のう製造装置100は、図1に示すように、フレーム101の上方に充填材(土壌、砕石、土砂など)が収容される充填材ホッパー102が支持されている。なお、充填材は長尺土のうに充填される材料であるが、これに、土壌や砕石等の他に、植物種子,茎葉部,根株等を混合することで、緑化用の長尺土のうとして利用することができる。
充填材ホッパー102の吐出口103の下方には、長尺土のう袋(或いはマット)200を支持する支持板110が枢軸120を頂点として両側にへ字状に配設されている。
より詳細には、図2に示すように、一対の支持板110の上端111が枢軸120の廻りに枢動自在に蝶番状に取り付けられている。なお、支持板110は、板状のものに限られるものではなく、例えば、柱を組むことで、長尺土のう袋(或いはマット)200を載置して支持できるような構成なども含まれる概念である。なお、ここで、長尺土のう袋やマット状のものを総称して、長尺土のう袋と称する。
前記枢軸120は、昇降機構130に支持されていて、図1中上下方向に昇降可能に構成されている。
より詳細には、昇降機構130は、図3に示すように、垂直方向に立設されているラックギヤ131と、これに噛合するピニオンギヤ132と、このピニオンギヤ132を回転駆動する電動モータ133と、を含んで構成されている。
そして、前記ピニオンギヤ132には前記枢軸120が取り付けられており、電動モータ133を一回転方向(或いは逆回転方向)に回転駆動すると、ピニオンギヤ132延いては枢軸120が、ラックギヤ131の長手方向に沿って上昇(或いは下降)(昇降、上下動)するように構成されている。
なお、一対の支持板110の上端111側(連結側)は、上述したように前記枢軸120に枢動自在に支持(連結)されているが、支持板110の下端112側は、図1に示すように、スライドガイド140によって水平方向で下端112同士の相対距離が変化する方向に円滑に移動することができるように案内及び支持されている。
スライドガイド140は、本発明に係るスライドガイド機構の一例に相当するが、スライドガイド機構としては、スライドガイド140に限らず、例えば、支持板110の下端112側にタイヤ等を取り付けて水平方向に円滑に移動することができるような機構を採用することもできる。
かかる構成によれば、電動モータ133を上昇方向に回転駆動してピニオンギヤ132延いては枢軸120をラックギヤ131に沿って上昇させることにより、枢軸120に蝶番状に支持されている支持板110を、図4(A)に示すような水平(平坦)な状態(枢軸120の最下位置に対応する状態)から、図4(B)に示すようなヘ字状態(枢軸120の最高位置に対応する状態)へ移行させることができるようになっている。なお、途中の傾斜位置で停止させることも可能である(図5(A)参照)。
この逆に、電動モータ133を下降方向に回転駆動してピニオンギヤ132延いては枢軸120をラックギヤ131に沿って下降させることにより、枢軸120に蝶番状に支持されている支持板110を、図4(B)に示すようなヘ字状態(枢軸120の最高位置に対応する状態)から、図4(A)に示すような水平(平坦)な状態(枢軸120の最下位置に対応する状態)へと移行させることができるようになっている。なお、途中の傾斜位置で停止させることも可能である(図5(A)参照)。
また、スライドガイド140には、支持板110を所定の傾斜位置に維持(固定支持)することができるように、ストッパ機構を備えることができる。
ストッパ機構は、例えば、スライドガイド140に設けられた孔に棒状のストッパ要素等を差し込むことなどによって、支持板110の下端が外側(一対の支持板110の下端同士が離れる方向)に移動しないように固定支持或いは規制するような構成とすることができる。
このような構成の長尺土のう製造装置100を用いて長尺土のうを製造する手順(工程を、図6に従って説明する。
ステップ1(図6参照、以下同様)では、昇降機構130を操作して、電動モータ133を下降方向に回転駆動し枢軸120を最下位置まで下降させて、一対の支持板110の下端112同士を最大限に離間させることで、水平(平坦)な状態とする(図4(A)、図6の施工手順図等を参照)。この水平(平坦)な状態の一対の支持板110の上に、長尺土のう袋(或いはマット)200をセットする。
なお、本実施の形態に係る長尺土のう袋200は、図7に示すような構成を備えている(詳細については後述する)。
図7(A)に示すように、長尺土のう袋200は、短軸方向(幅方向)に対して長軸方向長さの長い長尺の筒状土のう袋210を長軸と平行に幅方向に複数列並べて構成されると共に、筒状土のう袋210の外側はネット状の保護材220により包囲されることで、複数の筒状土のう袋210のそれぞれは保護材220と共に略一体的に構成されている。
また、筒状土のう袋210(保護材220)の長軸方向の略中央付近の幅方向の一部分が切断(破断)されていて、この切断部分が、充填材の充填口(開口部)211(221)として機能するようになっている(図8等参照)。筒状土のう袋210は、この充填口(開口部)211以外は袋状に閉塞されている。
なお、上記ステップ1において、水平(平坦)な状態の支持板110の上に、長尺土のう袋(或いはマット)200をセットする際には、長尺土のう袋(或いはマット)200の長軸方向の略中央(充填口211)が、枢軸120と一致するようにセットする(図4(A)参照)。
続くステップ2では、長尺土のう袋200に充填材を充填するために、昇降機構130を操作して、電動モータ133を上昇方向に回転駆動し枢軸120を所定高さまで上昇させて、一対の支持板110の下端112同士を所定に離間させてヘ字状態に移行させる(図4(B)、図6の施工手順図等を参考)。
このとき、ストッパ機構により、一対の支持板110の下端112を所定位置に固定することができる。
また、支持板110の傾斜角度θ(図5(A)、図6等参照)は、充填材の種類・性状(粘性の大きさなど)・状態(含水量など)、土のう袋の内側の滑り易さなどを勘案して適宜変更することで、所望の速さで充填材が長尺土のう袋200に充填できるように適宜調整することができる。例えば、粘性土のような土砂は、傾斜角度θを大きくして土のう袋へ土砂が入り易くすることができる。
次のステップ3では、以下の処理(操作)を行う。
(3−1)充填材ホッパー102の吐出口103に取り付けた可撓性ホース104を、長尺土のう袋200の充填口(開口部)211にセット(挿入)する(手作業、図5(A)(B)等参照)。
(3−2)バックホウ、ホイールローダー等で充填材(土砂等)を外部から充填材ホッパー102へ投入する(重機作業)。なお、この充填材ホッパー102への充填材の投入作業は、事前に行っておくことも可能である。
(3−3)充填材ホッパー102の吐出口103付近に設けられているスライドゲートバルブ(所謂ギロチンバルブ:図12参照)などを開操作して(手作業或いは電動アクチュエータなどにより操作することも可能である)、充填材ホッパー102から、充填材(土砂等)が長尺土のう袋200へ充填されていることを目視確認する(手作業)。
(3−4)充填材(土砂等)が所定量充填されるまで監理しながら充填状況を確認する(目視確認)。但し、センサなどを用いて監視することも可能である。
(3−5)充填材(土砂等)が所定量充填されたら、スライドゲートバルブを閉操作して(或いは充填材の充填材ホッパー102への供給を停止して)、充填材(土砂等)の長尺土のう袋200への充填を完了する。
次のステップ4では、以下の処理(操作)を行う。
(4−1)ステップ3にて充填材(土砂等)の充填が完了した後、可撓性ホース104を長尺土のう袋200から分離する(取り外す)(手作業)。
(4−2)長尺土のう袋200の充填口211(221)を養生する(手作業)(充填口211(221)の閉口が可能であればこの時点で行うことも可能である(手作業))。
(4−3)長尺土のう袋200を支持している支持板110を下降させる。すなわち、昇降機構130を操作して、電動モータ133を下降方向に回転駆動し枢軸120を最下位置まで下降させて、一対の支持板110の下端112同士を最大限に離間させることで、水平(平坦)な状態へと移行させる(図4(A)、図6の施工手順図等を参照)。
そして、ステップ5では、以下の処理(操作)を行う。
(5−1)支持板110が水平(平坦)になってから長尺土のう袋200の充填口211(221)を閉じる(手作業)。
(5−2)充填材が充填されて完成した長尺土のう200A(完成品)を、装置横方向(長尺土のう200Aの長軸方向)へ移動(スライド)させて、支持板110の上から長尺土のう製造装置100の外部へ搬出する。
なお、支持板110の長尺土のう袋200(長尺土のう200A)の載置面に、ローラーを取り付けておくことができ、これにより、重機などを利用することなく、作業者等による比較的小さな力で、長尺土のう200Aを長尺土のう製造装置100から搬出することが可能となる。また、ローラーコンベアを連設することで、長尺土のう200Aを所望の距離だけ(長尺土のう製造装置100から所定に離れて作業し易い場所まで)、比較的小さい力で移動させることが可能である。
その後は、次の長尺土のう袋200を支持板110の上にセットして(ステップ1)、上記ステップ2〜ステップ5を繰り返すことで、作業効率良く長尺土のう200Aを製造することができる。
本実施の形態では、上述したように、長尺土のう袋200の支持板110へのセッティング(設置作業)や、完成した長尺土のう200Aの搬出作業も、一対の支持板110を水平(平坦)な状態にして行うことができるので、作業性に優れ、作業能率を大幅に改善することができる。
そして、充填材ホッパー102からは、重力を利用して自然落下により充填材を、長尺土のう袋200に充填するので、従来のようなエア圧を利用して充填するものなどに比べて、省エネルギに貢献することができると共に、粉塵の発生の問題も無く、更には振動や騒音なども小さく周辺環境への悪影響も少ないという利点がある。
また、長尺土のう袋200の長手方向中央付近(充填口211)が枢軸120の位置と一致するように、長尺土のう袋200を支持板110上にセットし、この状態から、枢軸120を昇降機構130により上昇させることで、一対の支持板110をヘ字状とすると、枢軸120を挟んで両側に長尺土のう袋200を略均等に掛け渡すことができる(図4(B)、図5(A)等参照)。
従って、長尺土のう袋200の長手方向中央付近に設けられている充填口211から充填材を充填すると、枢軸120を挟んで両側の長尺土のう袋200の重量を略均等にできるため(図4(B)や図5(A)において左側の長尺土のう袋と右側の長尺土のう袋との間で重量バランスが取れるため)、支持板110からの長尺土のう袋200(長尺土のう200A)のずり落ちなどが効果的に抑制されので、長尺土のう袋200に投入される充填材の重量を支えることが比較的容易であり、重量を支えるための複雑で煩雑な機構の採用を省略することができ、比較的簡単な手法で支持板110に長尺土のう袋200をセットするだけで済むといった利点がある。
なお、長尺土のう袋200に填材材を充填する際に、その重量を支えたい場合には、図2に示したように、保持板113を、支持板110の長尺土のう袋200の載置面から突出して配設することが可能である。長尺土のう袋200の長軸方向長さに応じて、保持板113の設置位置は変更することができる。
ここで、本実施の形態において利用する長尺土のう袋(マット)200について詳細に説明する。
長尺土のう袋(マット)200に利用される筒状土のう袋210の横断面形状(長軸方向に直交する断面形状)は、図7(C)に示すような形状(基本的な形状は矩形であり、上側の隅部がR形状となっている)などとすることができる。但し、この形状に限定されるものではなく、円形状、楕円形状、三角形状、四角形状等の多角形状とすることができる。
本実施の形態に係る筒状土のう袋210のサイズとしては、例えば、横断面の高さや幅(或いは円形の場合には直径)が10cm〜50cm、長軸方向長さが2m〜5m程度の袋体を使用できるが、これに限定されるものではない。
筒状土のう袋210は、公知の土のう袋に使用する織布又は不織布を材料に作成することができる。公知の材料としては、例えば、アクリル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ビニロン、ナイロン、麻、天然繊維等が想定される。
また、本実施の形態に係る筒状土のう袋210は、図7に示したように、網状の保護材220と、これに収容される内袋としての筒状土のう袋210と、からなる二重構造とすることができる。
ここで、外側に配置する保護材220は、約20mm×20mm程度のメッシュサイズ(目合い)を有するネット状部材(網状部材)とすることができ、材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ビニロン、ポリ塩化ビニリデン等の合成樹脂繊維材や金属繊維材などを使用することができる。
筒状土のう袋210(内袋)、保護材220の仕様の一例については、図7(D)に例示しておく。
なお、筒状長尺土のう袋210の外側を保護材220で覆うことで、筒状長尺土のう袋210を保護したり補強することができると共に、設置作業や搬出作業の際の取り扱いの面で有利となる。
すなわち、保護材220の網目に指等を掛けることができるなど作業者にとって取り扱い作業の際の助けになると共に、この網目を利用して吊り上げたりすることなども可能であるため取り扱いに便利である。
また、保護材220には、図7に示したように、充填材を充填した後の長尺土のう200A(完成品)を、重機等により移動の際(吊り上げたりする際)に有益となる吊りフック230を取り付けておくことが有益である。吊りフック230は、保護材220の網目を利用して接合(係合)することで強固に取り付けることができる。
吊りフック230のフック部分(リング状部分:図7(B)、(C)等参照)は、図10Aに示すように鉄パイプ等を挿し通すことができるように、φ50mm〜200mm程度とすることができる。
吊りフック230の取り付け位置としては、図7に示したように、長軸方向の上端及び/或いは下端にリング状部分が長軸方向に沿って配設されるように(吊りフック230を用いて吊り上げたときに長軸方向が垂直方向となるように)取り付けることができる。
また、吊りフック230は、図7(A)に示したように、両端と筒状長尺土のう袋210(内袋)の間に配設することができる。
また、図7(A)のように、吊りフック230は、短軸方向の端部(左右端の少なくとも一方)にリング状部分が短軸方向に沿って配設されるように(吊りフック230を用いて吊り上げたときに幅方向が垂直方向となるように)取り付けることができる。
なお、完成品の重量に耐え得るように、吊りフック230の保護材220への取付部分の長さは500mm〜1000mm程度とすることができる。但し、保護材220の長手方向に亘って吊りフック230の素材を配設することもできる(図10AのXを参照)。
本実施の形態では、保護材220としては、図7(A)に示すように2000mm(横)×5000mm(縦)の平坦なネット状部材(シート状)と、この平坦なネット状部材とは別のネット状部材を、内側に収容される筒状長尺土のう袋210(内袋)に合わせて凹凸状に折り曲げ、内側に筒状長尺土のう袋210(内袋)を収容させた状態で、両ネット状部材を縫い付ける或いはフック等により連結(係合)させることで製作することができる。
但し、保護材220の内側に筒状長尺土のう袋210(内袋)を収容したものを個別に製作し、これらを必要数連結するような構成を採用することも可能である。
これにより、筒状長尺土のう袋210(内袋)のそれぞれは、長軸方向や幅方向(図7の上下方向や横方向)への必要以上の保護材220に対する遊動が所定に制限された状態で保護材220に保持収容されることになる。
なお、長尺土のう袋200は、図7に例示したように複数の筒状長尺土のう袋210を複数列に連結して作成することができるが、筒状長尺土のう袋210を単体(一列)とすることも可能である。
ここで、本実施の形態に係る長尺土のう袋200においては、筒状長尺土のう袋210(内袋)と保護材220の双方に、長軸方向の略中央位置で開口する機構が備えられている。
すなわち、本実施の形態では、長尺土のう袋200を上側凸のヘ字状に折り曲げて、その頂点付近から充填材を充填するため(図1、図5等参照)、筒状土のう袋210(内袋)と保護材220は、長軸方向の略中央位置で底面側を残して長軸方向と略直交する方向に切断したような構成とすることができる(図7(B)、図7(C)、図8(A)等参照)。
そして、充填材を充填した後は、図8(B)に示すように、筒状長尺土のう袋210(内袋)は切断された部分(充填口、開口部)211については、あらかじめファスナー212が設けられており、このファスナー212によって充填口211が開閉可能となっている。但し、接着、縫合、その他の方法によって充填口211を閉塞することも可能である。
なお、ファスナー212は、入手容易な市販のファスナーを強度や耐久性、耐候性等に合わせて適宜選択して利用することができる。
また、保護材220の切断部である充填口(開口部)221についても、ファスナーを利用することもできるが、例えば、網目を利用して、樹脂製の結束バンドや鉄製の結束リング等でつなぎ合わせることも可能である。
なお、図8(C)に示すように、保護材220の切断部である充填口(開口部)221をシート状の補強材222にて覆い、この補強材222と保護材220とを、樹脂製の結束バンドや鉄製の結束リング223等でつなぎ合わせることで、接合強度を確保することができる。なお、補強材222は、例えば、保護材220と同じ材質で製作することができる。
更に、本実施の形態においては、筒状土のう袋210(内袋)と保護材220を、あらかじめ長軸方向の略中央位置の上面を長軸方向と略平行な方向に切断した構成とすることも可能である(図9(A)等参照)。
ところで、本発明に係る長尺土のう製造装置により製造される長尺土のう(マット状或いは筒状)は、以下のような適用場面において有益である。
(1)河川,湖沼,調整池等の岸辺(例えば、堤体の法面,河川の低水位敷き等)等への護岸に有益である。
更に、緑化護岸への適用についても有益である。
例えば、長尺土のう袋200の内部に、石と、植物生育用土壌と、植物種子,茎葉部,根株等との混合物を充填し、これを、河川,湖沼,調整池等の岸辺に敷設することで緑化護岸を行うことができ有益である。緑化護岸に関しては、特開平09‐088038号、特開平10‐219653号、特開平10‐219654号、特開2000‐177843号、特開2000‐177843号などが公知技術として知られている。
(2)除染現場の仮置き場における被覆材(キャッピング材)としての利用価値が高いものと考えられる。
これまでの仮置き場では、図12Aに示すように、天端に厚さ30cm程度の覆土もしくは土のう袋を積み上げることで、内側の除染除去物を梱包したフレコンバック(フレキシブルコンテナバッグ)等から離隔を行っていた。
しかし、土のう袋は数量が多くそのほとんどが手詰めであり効率的でない。特に、小さい土のうを利用する場合、放射線の遮へい目的のために各土のうの隙間を埋めるように複数層に積み重ねられて利用されるが、多数の土のうを整列させて敷設することは作業者にとって負担が大きいといった実情がある。
また、覆土を直接かけることは仮置き場の撤去時に汚染を拡散するおそれがある。
更に、仮置き場は3年期限で設置されているが、仮置き場の活用期間が3年以上になる可能性がある。そうなると今後も仮置き場の維持管理やキャッピング材の更換(取り換え)等が考えられる。
このため、本装置により製造される長尺土のうをキャッピング材として利用することは、図12Bに示すように、1回の敷設作業で広範囲を覆うことができるため作業能率が高いと共に、小さい土のうを用いる場合のように土のう間の隙間のような不連続な部分が少ないため、放射線の遮へい目的のために各土のうの隙間を埋めるために積層数を増やす必要がないなど、効率的な作業に貢献でき有益である。
(3)また、近年、全国各地で集中豪雨による災害が多く発生している。本装置により製造された長尺土のうマットは、小さい土のうに比べて土のう単位重量が大きく流され難いため、集中豪雨などの災害対策用資材としての活用が期待できる。
以上で説明したように、本実施の形態に係る長尺土のう製造装置100によれば、長尺土のう袋200の支持板110へのセッティング(設置作業)や、完成した長尺土のう200Aの搬出作業も、一対の支持板110を水平(平坦)な状態にして行うことができるので、作業性に優れ、作業能率を大幅に改善することができる。
そして、充填材ホッパー102からは、重力を利用して自然落下により充填材を、長尺土のう袋200に充填するので、従来のようなエア圧を利用して充填するものなどに比べて、省エネルギに貢献することができると共に、粉塵の発生の問題も無く、更には振動や騒音なども小さく周辺環境への悪影響も少ないという利点がある。
すなわち、本実施の形態によれば、比較的簡単で低コストな構成でありながら、振動、騒音及び粉塵の発生を低減することができると共に、長尺土のうを効率良く製造することができ、かつ、土のう袋のセット作業及び完成品の搬出作業の負担を軽減することができる長尺土のう製造装置及び製造方法を提供することができる。
なお、本実施の形態では、長尺土のう袋200は、4列の筒状土のう袋210を並列に接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1列であっても適用可能であるし、4列以外の複数列であっても適用可能である。
また、本実施の形態では、長尺土のう袋200は、筒状土のう210(内袋)と保護材220(外袋)の二重構造の例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、筒状土のう210のみの場合、更には筒状土のう210(内袋)の廻りに2層以上の保護材を重ね合わせるような構造を採用することも可能である。
また、本実施の形態では、枢軸120の両側に長尺土のう袋200を渡して充填材を充填する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではく、一対の支持板110毎に、相互独立(個別)に長尺土のう袋をセットし、各長尺土のう袋に充填材を充填する場合にも適用可能である。この場合には、上端に充填口を設けた長尺土のう袋を各支持板110毎に個別にセットすることになる。
かかる場合でも、長尺土のう袋200の支持板110へのセッティング(設置作業)や、完成した長尺土のう200Aの搬出作業は、支持板110を水平(平坦)な状態にして行うことができるので、作業性に優れ、作業能率を大幅に改善することができる。
なお、本実施の形態では、一対の支持板110を利用した場合について説明したが、本発明は、これに限らず、枢軸120に片側のみの支持板110を取り付けて利用する場合にも適用可能である。このような場合でも、長尺土のう袋200の支持板110へのセッティング(設置作業)や、完成した長尺土のう200Aの搬出作業は、支持板110を水平(平坦)な状態にして行うことができるので、作業性に優れ、作業能率を大幅に改善することができるといった利益が得られる。
また、本実施の形態では、支持板110を水平な状態にして、その状態にて長尺土のう袋200を支持板110にセットしたり、長尺土のう200A(完成品)を搬出すると説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、水平に限らず、支持板110を作業し易い所定傾斜角度に傾斜させた状態とし、その状態にて長尺土のう袋200を支持板110にセットしたり、長尺土のう200A(完成品)を搬出するなどの作業を行う場合も含まれるものである。
以上で説明した本発明に係る実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
100 長尺土のう製造装置
102 充填材ホッパー
103 吐出口
104 可撓性ホース
110 支持板
120 枢軸
130 昇降機構
140 スライドガイド機構
200 長尺土のう袋(マット)
200A 長尺土のう(完成品)
210 内袋(長尺の筒状土のう袋)
211 充填口(開口部)
220 外袋(ネット状の保護材)
221 充填口(開口部)

Claims (9)

  1. 長尺土のうを製造する長尺土のう製造装置であって、
    充填材が収容される充填材ホッパーと、
    長尺土のう袋を支持する支持板と、
    該支持板の上端側を昇降する昇降機構と、
    前記昇降機構による支持板の上端側の昇降の際に、支持板の下端側の横方向への移動を案内するスライドガイド機構と、
    を備え、
    支持板の上端側を所定に下降させた状態にて長尺土のう袋を支持板上にセットした後、
    前記昇降機構により支持板の上端側を上昇させることで、支持板を所定傾斜角度に傾斜させて、支持板の上端側を充填材ホッパーの充填材吐出口に近づけた状態とし、
    この状態にて、充填材ホッパーから長尺土のう袋の充填口を介して長尺土のう袋の内部に充填材を充填し、
    充填材の充填が完了した後、前記昇降機構により支持板の上端側を下端側と略水平位置に下降させて、その状態にて、長尺土のうを支持板から搬出すること
    を特徴とする長尺土のう製造装置。
  2. 前記支持板が、その上端側が枢軸に蝶番状に取り付けられる一対の支持板であり、
    前記昇降機構が、前記枢軸を昇降することで、一対の支持板のそれぞれの上端側を昇降することを特徴とする請求項1に記載の長尺土のう製造装置。
  3. 前記支持板には、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋が載置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長尺土のう製造装置。
  4. 充填材が収容される充填材ホッパーと、
    長尺土のう袋を支持する支持板と、
    該支持板の上端側を昇降する昇降機構と、
    前記昇降機構による支持板の上端側の昇降の際に、支持板の下端側の横方向への移動を案内するスライドガイド機構と、
    を備えた長尺土のう製造装置を利用して、長尺土のうを製造する長尺土のう製造方法であって、
    支持板の上端側を所定に下降させた状態にて長尺土のう袋を支持板上にセットするステップと、
    前記昇降機構により支持板の上端側を上昇させることで、支持板を所定傾斜角度に傾斜させて、支持板の上端側を充填材ホッパーの充填材吐出口に近づけた状態とするステップと、
    この状態にて、充填材ホッパーから長尺土のう袋の充填口を介して長尺土のう袋の内部に充填材を充填するステップと、
    充填材の充填が完了した後、前記昇降機構により支持板の上端側を下端側と略水平位置に下降させて、その状態にて、長尺土のうを支持板から搬出するステップと、
    を含むことを特徴とする長尺土のう製造方法。
  5. 前記支持板が、その上端側が枢軸に蝶番状に取り付けられる一対の支持板であり、
    前記昇降機構が、前記枢軸を昇降することで、一対の支持板のそれぞれの上端側を昇降することを特徴とする請求項4に記載の長尺土のう製造方法。
  6. 前記支持板には、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋が載置されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の長尺土のう製造方法。
  7. 充填材が充填される長尺土のう袋であって、
    長軸方向の略中央付近に充填材を充填するための充填口が備えられると共に、
    該充填口が充填材の充填後に閉塞可能に構成されたことを特徴とする長尺土のう袋。
  8. 前記長尺土のう袋は、
    充填材が充填される内袋と、
    内袋を包囲して保護するネット状の保護材と、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項7に記載の長尺土のう袋。
  9. 前記長尺土のう袋は、長尺土のう袋の長軸方向と平行な複数列の長尺土のう袋であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の長尺土のう袋。

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