JP2016125207A - 車両用ドアの開度調整装置の操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ドアの開度を制限するための開度調整装置の動作状態を簡易な構成で保持することができる、開度調整装置の操作装置を提案する。【解決手段】車両用ドアDの開度を調整する開度調整装置10に接続された接続部材21と、接続部材21に接続されるとともに、回転中心点222を有し、回転中心点222を中心とした回転にともなって第1の位置P1及び第2の位置P2の間で移動する、移動部材22と、移動部材22が第1の位置P1において接続部材21の張力によって移動することを制限する第1のストッパ部242と、移動部材22が第2の位置P2において接続部材21の張力によって移動することを制限する第2のストッパ部243とを備え、第1の位置P1では、回転中心点222は接続部材21に対して一方の側にあり、第2の位置P2では、回転中心点222は接続部材21に対して反対の側にある、開度調整装置10の操作装置20。【選択図】図2
Description
本発明は、車両用ドアの開度調整装置の操作装置に関する。
一般的な車両用ドアは一方の側部においてドアヒンジを介して車体に回転可能に接続され、同側部と車体との間に設けられたドアチェック機構によって、全開開度や半開開度などに所定の開度(開動作位置)に保持されることができる。
しかしながら、従来のドアチェック機構によるドア開度の保持、特に半開開度の保持は、当該開度よりもドアが開くことを防止するものではない。そのため、半開開度に保持されたドアに対して使用者の意図に反して開方向の力が印加された場合であっても、従来のドアチェック機構ではドアが開動作することを防止できず、ドアが車両の側方にある障害物等にぶつかってしまう場合があった。
そのため、設定されたドアの開度以上にドアが開くことを制限することができる、ドアの開度調整装置が提案されている。例えば、特許文献1には、ドアチェック機構のチェックリンクを挟持する挟持片を有する締付け機構によって、チェックリンクに移動拘束力を付加してチェックリンクの移動を防止し、ドアの開度を固定するドアチェック機構が提案されている。特許文献1において提案されているドアチェック機構は、締付け機構のアクチュエータとなるソレノイドに電流を印加することで、締付け機構の動作を電気的に制御するように構成されている。
ドアの開度調整装置では、誤操作防止の観点から、ドアの開度設定、すなわち開度調整装置の動作状態がユーザの意図に反して容易に切り替わらないように、操作された動作状態が保持されることが望まれる。これに関し、特許文献1に示されるドアの開度を固定するドアチェック機構では、締付け機構によるチェックリンクの締付け状態及び締付け解除状態の保持及び切換えを電気的に制御する。そのため、特許文献1に示されるドアチェック機構では、操作部の構成が複雑になる。
そこで、本発明では、車両用ドアの開度を制限するための開度調整装置の動作状態を簡易な構成で保持することができる、開度調整装置の操作装置を提案する。
本発明の一実施態様に係る開度調整装置の操作装置は、車両用ドアの開度を調整する開度調整装置に接続された接続部材と、前記接続部材に接続される移動部材であって、該移動部材が回転する中心点である回転中心点を有し、前記回転中心点を中心とした回転にともなって第1の位置及び第2の位置の間で移動する、移動部材と、前記移動部材が第1の位置にあるときに、前記移動部材と当接し、前記移動部材が前記接続部材から印加される張力によって移動することを制限する第1のストッパ部と、前記移動部材が第2の位置にあるときに、前記移動部材と当接し、前記移動部材が前記接続部材から印加される張力によって移動することを制限する第2のストッパ部とを備え、前記移動部材が前記第1の位置にあるときには、前記回転中心点は前記接続部材に対して一方の側にあり、前記移動部材が前記第2の位置にあるときには、前記移動部材が前記第1の位置にあるときと比べて、前記回転中心点は前記接続部材に対して反対の側にある。
本発明による、開度調整装置の操作装置は、接続部材から印加される張力とストッパ部との作用により、移動部材を第1の位置及び第2の位置のそれぞれの位置において保持することができる。そのため、当該操作装置は、移動部材に接続された開度調整装置の異なる動作状態を簡易な構成で保持することができる。
本発明のさらなる特徴は、添付図面を参照して例示的に示した以下の実施例の説明から明らかになる。
以下、本発明を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。なお、本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。
図1乃至5を参照して、本発明の実施例1による開度調整機構について説明する。図1は、本実施例による開度調整機構1を備えた車両用ドアDを示す。車両用ドアDはヒンジHを介して車体に回動可能に接続されている。車両用ドアDには、ドアDと車体との間に配設されたドアチェック機構を備える開度調整機構1が設けられている。開度調整機構1は、ユーザの操作に応じてドアDの開度を制限することができる。また、車両用ドアDには、インナハンドル2や不図示のウィンドウ操作部やアームレスト等の他の部材を設けることができる。
図2は、開度調整機構1を示す。図2において、説明の簡略化のためドアDや車体を省略している。開度調整機構1には、ドアDの開度を制限するための開度調整装置10及び開度調整装置10の操作装置20が設けられており、操作装置20は接続部材21を介して開度調整装置10に接続されている。
開度調整装置10には、ドアチェック11、チェックリンク12、チェックストッパ部13、ブラケット14、開度調整ブロック15及び付勢部材16が設けられている。
ドアチェック11は図1に示すように、不図示の固定部材等を介してドアDに取り付けられ、チェックリンク12がドアチェック11を介してドアDの内部に延在するように配置されている。また、ドアチェック11には、開度調整ブロック15の回動軸111が設けられている。なお、開度調整ブロック15の回動軸111はドアチェック11とは別に部材を介してドアDの固定されることもできる。
チェックリンク12は、車体に結合されたブラケット14を介して、一端部が車体に回転可能に取り付けられている。また、チェックリンク12は、ドアチェック11を通ってドアDの内部に延在する。ドアDの内部に延在するチェックリンク12の他端部にはチェックストッパ部13が設けられている。
チェックリンク12は、ドアDの回動にともなって車体に対して回動する。ドアDが開閉される際には、ドアDの回動に基づいてドアDが車体から離れる方向又は近づく方向に移動する。そのため、車体に取り付けられたチェックリンク12は、ドアDの回動に基づいて回動するとともに、ドアDが開かれる際には車体から離れる方向に移動するドアDの内部から引き出される。また、ドアDが閉じられる際には、チェックリンク12は、車体に近づく方向に移動するドアDの内部に挿入される。これにより、チェックリンク12は、ドアDが回動する際に、ドアDに取り付けられたドアチェック11に対して相対的にチェックリンク12の長さ方向に移動することができる。
また、ドアDが開かれる際には、ドアDの回動に伴ってチェックリンク12がドアDから引き出され、ドアチェック11に対しチェックリンク12の車体に取り付けられた一端部側へ移動する。チェックリンク12が車体に取り付けられた一端部側へ移動することにより、チェックストッパ部13がドアチェック11に向かって移動する。チェックストッパ部13がドアチェック11に当接すると、チェックリンク12の当該一端部側への移動が制限され、それ以上チェックリンク12がドアDから引き出されることが制限される。チェックリンク12の移動、すなわち回動が制限されると、ドアDの回動も制限されるため、チェックリンク12の移動の制限に基づいてドアDの開度が制限される。ここで、チェックストッパ部13がドアチェック11に当接する際のドアDの開度が、ドアDの全開開度となる。
開度調整ブロック15には、図2に示すように、ドアチェック11に当接する第1の当接部151、チェックストッパ部13に当接する第2の当接部152、及び切欠部153が設けられている。第2の当接部152は、第1の当接部151と対向するとともに第1の当接部151から所定の距離を有するように設けられる。切欠部153は、回動軸111の近傍において、第1の当接部151を所定の長さだけ切り欠くように設けられている。
開度調整ブロック15は、ドアチェック11に設けられた回動軸111を中心として回動可能にドアチェック11に取り付けられる。これにより、開度調整ブロック15は、ドアチェック11及びチェックリンク12に対して回動することができる。開度調整ブロック15に設けられた第1の当接部151は、図2に示すように、開度調整ブロック15がチェックリンク12に隣接する位置に向かうように回動した際に、ドアチェック11と当接する。この際、第2の当接部152は、上記のように第1の当接部151と対向するように設けられているため、ドアチェック11と当接するように設けられたチェックストッパ部13と向かい合う。そのため、当該位置に開度調整ブロック15が移動した際にドアDが開かれると、チェックリンク12が車体に取り付けられた一端部側へ移動し、チェックストッパ部13が第2の当接部152に当接することとなる。
開度調整ブロック15は、例えばワイヤ、ケーブル及び棒状部材などを含む任意の接続部材21を介して操作装置20に接続されており、ユーザが当該操作装置20を操作することに基づいて回動軸111を中心として回動する。
また、例えばバネやゴム等を含む任意の付勢部材16は、開度調整ブロック15をチェックリンク12に隣接する位置、すなわち、ドアチェック11とチェックストッパ部13の間の位置に向かうように付勢する。そのため、付勢部材16は、開度調整ブロック15がドアチェック11とチェックストッパ部13の間の位置に配置される際には、第1の当接部151がドアチェック11と当接する方向に開度調整ブロック15を付勢することができる。これにより、開度調整ブロック15は当該位置に配置される際には、付勢部材16は開度調整ブロック15をドアチェック11に押し付けるため、振動などに起因する開度調整ブロック15のガタつき等を防止することができる。
操作装置20には、開度調整装置10の開度調整ブロック15に接続される接続部材21と、接続部材21が接続されたレバー22(移動部材)と、ユーザが操作するつまみ23と、基台24とが設けられている。
接続部材21は、例えばワイヤ、ケーブル及び棒状部材などを含む任意の部材によって形成されることができ、一方の端部で開度調整装置10の開度調整ブロック15に接続されている。また、接続部材21は、任意の接続部材支持部211、212,213,によって支持されるとともに延在方向を方向付けられ、他方の端部でレバー22の接続部221に接続される。なお、接続部材支持部211,212,213は開度調整装置10及び操作装置20の配置に応じて、任意の数だけ設けて、接続部材21の延在方向を任意の方向に方向付けることができる。さらに、接続部材支持部はドアD又はドアDに結合される部材、例えば基台24等に固定されることができる。また、接続部材支持部211,212,213を設けず、開度調整ブロック15及びレバー22を接続部材21によって直接接続することもできる。接続部材21は、レバー22及び開度調整ブロック15に接続されるため、レバー22の移動にともなって移動して開度調整ブロック15を移動させることができる。
レバー22には、接続部材21に接続された接続部221と、回転中心点222と、突出部223と、つまみ23とが設けられている。レバー22は回転中心点222を中心として回転可能なように基台24に接続されており、回転中心点222は基台24に固定されている。突出部223は、レバー22の基台24に向いた部位に設けられており、基台24に設けられた溝部241の内部に延在し、溝部241の内部を該溝部241の形状に沿って摺動することができる。レバー22では、接続部221はレバー22の一端部に設けられているが、接続部221が設けられる位置はこれに限られず、回転中心点222以外のレバー22の任意の位置に設けることができる。
つまみ23は、レバー22に接続されており、ユーザはつまみ23を移動させることで、回転中心点222を中心としてレバー22を回転させることができる。なお、つまみ23はレバー22と一体的に形成されてもよいし、別部材として形成しレバー22に接続されてもよい。また、本実施例では、つまみ23はレバー22の接続部221が設けられている端部とは反対の端部に設けられているが、つまみ23が設けられるレバー22の部位はこれに限られず、レバー22の任意の位置に設けられることができる。例えば、つまみは、接続部221が設けられている端部に設けられてもよいし、接続部221と回転中心点222との間の部位に設けられてもよい。また、つまみは回転中心点222に設けられてもよく、この場合には、ユーザはつまみを回転させることでレバー22を回転させることができる。
基台24は、ボルトなどの任意の固定部材を介してドアDに結合されている。基台24には、溝部241が形成されている。溝部241は、レバー22の回転中心点222を中心とした円に沿って形成されており、レバー22が回転中心点222を中心として回転する際に、突出部223が溝部241の内部を摺動することができる。また、溝部241の各端部242,243はレバー22の突出部223と当接することで、レバー22の回転を規制することができる。なお、溝部241の形状は、回転中心点222を中心とした円に沿った形状に限られない。溝部の形状は、突出部が溝部の内部を摺動することができ、該溝部の各端部がレバー22の突出部223と当接することで、レバー22の回転を規制できるような任意の形状とすることができる。
次に、図3A及びBを用いて開度調整装置10の動作について説明する。図3A及びBは開度調整装置10の動作を示す。図3AはドアDの開度を全開開度に設定する際の開度調整装置10を示し、図3BはドアDの開度を制限する際の開度調整装置10の移動を示す。図3Bにおいて、図3Aに示す開度調整ブロック15、付勢部材16及び接続部材21を二点鎖線で示す。なお、図3A及びBにおいて、説明の簡略化のためブラケット14及び操作装置20を省略する。
ユーザがドアDの開度を制限せずに、ドアDが全開開度まで回動することができるようにドアDの開度が設定されている場合には、図3Aに示されるように、開度調整ブロック15は、回動軸111を中心としてチェックリンク12に対して上方向に回動されている。この際、第1の当接部151はドアチェック11に当接せず、第2の当接部152もチェックストッパ部13に当接しない。また、チェックストッパ部13は、ドアDの開動作にともなってチェックリンク12が移動する際に、開度調整ブロック15とは当接せずに、チェックリンク12の車体に取り付けられた一端部側へ移動しドアチェック11に当接する。そのため、ドアDは全開開度まで回動することができる。
次に、ユーザがドアDの開度を制限するように操作装置20を操作すると、開度調整ブロック15が操作装置20の動作に基づく接続部材21の移動に従って、図3Bに示すように、二点鎖線で示す図3Aにおける開度調整ブロック15の位置から矢印A1で示す方向(下方)に回動する。開度調整ブロック15が矢印A1に沿って、ドアチェック11とチェックストッパ部13との間の位置に向かう方向に回動すると、第1の当接部151がドアチェック11に当接する。第1の当接部151がドアチェック11に当接する位置まで開度調整ブロック15が回動すると、開度調整ブロック15はドアチェック11とチェックストッパ部13との間に移動する。この際、第1の当接部151がドアチェック11に当接するため、第1の当接部151に対向する第2の当接部152は、ドアチェック11に向かい合うチェックストッパ部13と向かい合う。
なお、図3Bに示すように、開度調整ブロック15には、開度調整ブロック15の回動軸111の近傍において、第1の当接部151をチェックリンク12の長手方向において所定の長さだけ切り欠くように切欠部153が設けられている。このため、開度調整ブロック15がドアチェック11とチェックストッパ部13との間の位置まで回動し第1の当接部151がドアチェック11に当接する際の荷重が、回動軸111の近傍における第1の当接部151の部分に集中することを避けることができる。
開度調整ブロック15が図3Bに示す位置まで回動した後に、ドアDが開かれると、チェックリンク12が車体に取り付けられた一端部側へ移動し、当該チェックリンク12の移動にともなってチェックストッパ部13が移動する。ここで、上記のように第2の当接部152がチェックストッパ部13と向かい合うように開度調整ブロック15が配置されているため、当該チェックストッパ部13の移動に基づいてチェックストッパ部13が第2の当接部152と当接する。開度調整ブロック15は第1の当接部151でドアチェック11に当接しているため、チェックリンク12の車体に取り付けられた一端側への移動が制限される。従って、開度調整ブロック15がドアチェック11とチェックストッパ部13との間に挟まれ、開度調整ブロック15がチェックストッパ部13の移動、すなわちチェックリンク12の車体に取り付けられた一端部側へのチェックストッパ部13及びチェックリンク12の移動を制限する。これにより、当該チェックリンク12の移動が制限されることにともなって、ドアDの開方向への回動が制限される。そのため、開度調整ブロック15を回動させドアチェック11とチェックストッパ部13との間に配置することでドアDの開度を制限することができる。
上記のように、本実施例による開度調整装置10は、車両用ドアDに取り付けられたドアチェック11と、一端部が車体に回転可能に取り付けられるとともに車両用ドアDの内部に延在するチェックリンク12と、車両用ドアDの内部に延在するチェックリンク12の他端部に設けられたチェックストッパ部13とを備える。チェックリンク12は、ドアDの回動に基づいて、ドアチェック11に対して相対的にチェックリンク12の長手方向に移動することができる。また、開度調整装置10はチェックリンク12に対して回動する開度調整ブロック15をさらに備える。開度調整ブロック15は、ドアチェック11と当接する第1の当接部151、及び、第1の当接部151と対向するとともに第1の当接部151から所定の距離を有し、チェックストッパ部13と当接する第2の当接部152を含む。開度調整ブロック15がチェックリンク12に向かって回動し、第1の当接部151がドアチェック11と当接すると、開度調整ブロック15はチェックリンク12の車体に取り付けられた一端部側へ移動することが制限される。開度調整ブロック15のチェックリンク12の一端部側への移動が制限されるときに、チェックストッパ部13が第2の当接部152に当接すると、開度調整ブロック15がチェックリンク12の一端部側へのチェックリンク12の移動を制限する。
これにより、チェックリンク12の車体に取り付けられた一端部側へのチェックリンク12の移動は、開度調整ブロック15によって制限されるため、意図せずにドアDに開動作方向の外力が印加された場合であっても、ドアDが開くことを防止することができる。なお、当該ドアDの開度の制限では、当該制限される開度からドアDが開く方向へ回動することのみが制限されるため、ドアDは当該開度から全閉位置までの範囲では自由に回動することができる。また、開度調整ブロック15は、回動することによって、ドアチェック11とチェックストッパ部13との間に移動するため、ドアチェック11やチェックストッパ部13に対する開度調整ブロック15の位置ずれ等を防止することができる。
次に、図4A及びBを参照して、本実施例による操作装置20の動作について説明する。図4A及びBは、操作装置20の動作を示す。図4Aは、ドアDの開度を全開開度に設定する際の操作装置20を示し、図4Bは、ドアDの開度を制限する際の操作装置20を示す。
本実施例による操作装置20において、レバー22は、接続部材21を介して開度調整ブロック15に接続されている。そのため、接続部材21は、開度調整ブロック15の荷重及び開度調整ブロック15に対する付勢部材16による付勢に基づいて、レバー22に張力を印加する。従って、接続部材21は、レバー22の接続部221に対して、接続部材21の延在方向における開度調整ブロック15が接続されている方向(開度調整ブロック15側)に張力を常に印加する。上記のように、レバー22は、回転中心点222で回転可能なように基台24に接続されているため、接続部221の位置に応じて、接続部材21による開度調整ブロック15側への張力に基づいて回転することができる。
ユーザがドアDの開度を制限せずに、ドアDが全開開度まで回動することができるようにドアDの開度が設定されている場合には、レバー22は、突出部223が溝部241の第1の端部242に当接する第1の位置P1に位置する。第1の位置P1では、レバー22の突出部223が基台24に設けられた溝部241の第1の端部242に当接するため、第1の端部242が接続部材21の開度調整ブロック15側への張力に基づくレバー22の回転を制限する。すなわち、溝部241の第1の端部242は、レバー22が第1の位置P1にあるときに、レバー22と当接し、レバー22が接続部材21から印加される張力によって移動することを制限する第1のストッパ部としての機能を果たす。ここで、上記のように、接続部材21は、レバー22に接続部材21の開度調整ブロック15側への張力を印加するため、接続部221が接続部材21の開度調整ブロック15側へ移動するようにレバー22を付勢する。そのため、接続部材21から印加される接続部材21の開度調整ブロック15側への張力と溝部241の第1の端部242によって、レバー22を第1の位置P1において保持することができる。
次に、ユーザがドアDの開度を制限するように、つまみ23を図4Aにおける矢印A2に示す方向へ移動すると、つまみ23の移動に従ってレバー22が回転中心点222を中心として回転する。この際、レバー22の突出部223は溝部241の形状に沿って、第1の端部242から第2の端部243に向かう方向へ摺動する。これにより、レバー22は図4Bに示すように、突出部223が溝部241の第2の端部243に当接する第2の位置P2に移動する。第2の位置P2では、突出部223が基台24に設けられた溝部241の第2の端部243に当接するため、第2の端部243が接続部材21の開度調整ブロック15側への張力に基づくレバー22の回転を制限する。すなわち、溝部241の第2の端部243は、レバー22が第2の位置P2にあるときに、レバー22と当接し、レバー22が接続部材21から印加される張力によって移動することを制限する第2のストッパ部としての機能を果たす。ここで、上記のように、接続部材21は、レバー22に接続部材21の開度調整ブロック15側への張力を印加するため、接続部221が接続部材21の開度調整ブロック15側へ移動するようにレバー22を付勢する。そのため、接続部材21から印加される接続部材21の開度調整ブロック15側への張力と溝部241の第2の端部243によって、レバー22を第2の位置P2において保持することができる。なお、ユーザがドアDの開度を全開開度に設定しなおす際には、ユーザがつまみ23を矢印A2が示す方向とは逆の方向に移動させることで、レバー22を第1の位置P1に移動させることができる。
ここで、レバー22が図4Aに示す第1の位置P1にあるときには、回転中心点222は接続部材21に対して紙面右側(一方の側)にある。そのため、レバー22が第1の位置P1にあるときには、接続部材21は開度調整ブロック15側への張力に基づいてレバー22を紙面左方向に回転するように付勢し、溝部241の第1の端部242が該回転を制限する。これに対し、レバー22が図4Bに示す第2の位置P2にあるときには、回転中心点222は接続部材21に対して紙面左側(反対の側)にある。そのため、レバー22が第2の位置P2にあるときには、接続部材21は開度調整ブロック15側への張力に基づいてレバー22を紙面右方向に回転するように付勢し、溝部241の第2の端部243が該回転を制限する。従って、レバー22は第1の位置P1及び第2の位置P2において、互いに逆方向に回転するように付勢されるとともに、溝部241の第1及び第2の端部242,243によって該逆方向のそれぞれの回転が制限される。これにより、レバー22は、異なる位置、すなわち第1の位置P1及び第2の位置P2において保持されることができる。ここで、開度調整ブロック15は接続部材21を介してレバー22に接続される。そのため、操作装置20は、レバー22を異なる2つの位置で保持することができるため、レバー22に接続される開度調整ブロック15を異なる2つの動作位置において保持することができる。
また、本実施例による開度調整機構1では、ドアDの開度を制限する開度調整ブロック15は、開度調整ブロック15に対する接続部材21の移動、例えば開度調整ブロック15を引き上げる又は下ろす方向への移動に従って回動する。そのため、開度調整装置10は、接続部材21に接続された操作装置20におけるレバー22の接続部221の開度調整ブロック15に対する移動に従って動作する。ここで、レバー22の第1の位置P1と第2の位置P2との間において、開度調整ブロック15に対する、接続部材21が接続されたレバー22の接続部221の移動ストロークを確保することによって、レバー22の各位置P1,P2に応じた開度調整装置10の動作を実現することができる。すなわち、操作装置20のレバー22を移動させる操作に対応付けられた開度調整装置10によるドアDの開度の制限及び解除を実現することができる。
これに関し、開度調整ブロック15に対する接続部221の移動ストロークとは、開度調整ブロック15から離れる又は開度調整ブロック15に近づく方向における、第1の位置P1と第2の位置P2との間における接続部221の移動のストロークをいう。ここで、開度調整ブロック15から離れる又は開度調整ブロック15に近づく方向は、接続部材支持部を用いる場合には、例えば接続部221に最も近い接続部材支持部211と中心点222とを通る線の延在方向に対応する。また、接続材支持部を用いない場合には、当該方向は、接続部材21が接続される開度調整ブロック15の部位と中心点222を通る線の延在方向に対応する。本実施例による操作部20では、回転中心点222が接続部材支持部211の上方にあるため、開度調整ブロック15に対する接続部221の移動ストロークは、上下方向の移動ストロークに対応する。そのため、本実施例による操作部20において、開度調整ブロック15に対する接続部221の移動ストロークを確保するためには、第1及び第2の位置P1,P2における接続部221が、上下方向に対して異なる位置にあればよい。
本実施例による操作装置20では、レバー22が第1及び第2の位置P1,P2にあるときの回転中心点222と接続部材21の距離がそれぞれ異なるように、第1の位置P1及び第2の位置P2を設定している。すなわち、図4Aに示す第1の位置P1における回転中心点222から接続部材21までの距離L1が、図4Bに示す第2の位置P2における回転中心点222から接続部材21までの距離L2よりも短くなるように第1及び第2の位置P1,P2を設定している。ここで、レバー22は回転中心点222を中心として回転するため、レバー22の回転範囲において回転中心点222から接続部材21までの距離が短くなるほど、接続部221の位置が接続部材支持部211と回転中心点222とを通る線の延長線上に近づく。そのため、レバー22の回転範囲において回転中心点222から接続部材21までの距離が短くなるほど、接続部材支持部211から接続部221までの距離が長くなり、接続部221が開度調整ブロック15から離れる方向に移動することとなる。従って、第1の位置P1における距離L1が第2の位置P2における距離L2より短くなるように、第1の位置P1及び第2の位置P2を設定することで、接続部221の開度調整ブロック15に対する移動ストロークを確保することができる。
なお、接続部材支持部を用いない場合にも、レバー22の回転範囲において回転中心点222から接続部材21までの距離が短くなるほど、接続部221の位置が開度調整ブロック15の接続部材21が接続される部位と回転中心点222とを通る線の延長線上に近づく。そのため、この場合でも同様に、レバー22の回転範囲において回転中心点222から接続部材21までの距離が短くなるほど、開度調整ブロック15の当該部位から接続部221までの距離が長くなり、接続部221が開度調整ブロック15から離れる方向に移動することとなる。従って、第1の位置P1における距離L1が第2の位置P2における距離L2より短くなるように、第1の位置P1及び第2の位置P2を設定することで、接続部221の開度調整ブロック15に対する移動ストロークを確保することができる。
本実施例による操作装置20では、第1の位置P1における距離L1が第2の位置P2における距離L2より短いことにより、第1の位置P1における接続部221は第2の位置P2における接続部221に比べて開度調整ブロック15から離れる方向に位置する。そのため、レバー22を第1の位置P1に位置させることで、開度調整ブロック15を上方に回動させてドアDの開度を全開開度に設定し、レバー22を第2の位置P2に位置させることで、開度調整ブロック15を下方に回動させてドアDの開度を制限するように設定することができる。従って、第1の位置P1における距離L1が第2の位置P2における距離L2より短くなるように第1の位置P1及び第2の位置P2を設定することで、操作装置20のレバー22を移動させる操作に対応付けられた開度調整装置10の動作を実現することができる。
上記のように、本実施例による操作装置20は、車両用ドアDの開度を調整する開度調整装置10に接続された接続部材21と、接続部材21の他端部に接続されるレバー22(移動部材)を備える。レバー22は、レバー22が回転する中心点である回転中心点222を有し、回転中心点222を中心とした回転にともなって第1の位置P1及び第2の位置P2の間で移動する。さらに操作装置20は、溝部241が形成された基台24を備え、溝部241は第1の端部242(第1のストッパ部)及び第2の端部243(第2のストッパ部)を備える。溝部241の第1の端部242は、レバー22が第1の位置P1にあるときに、レバー22と当接し、レバー22が接続部材21から印加される張力によって移動することを制限する。溝部241の第2の端部243は、レバー22が第2の位置P2にあるときに、レバー22と当接し、レバー22が接続部材21から印加される張力によって移動することを制限する。回転中心点222は、レバー22が第1の位置P1にあるときには、接続部材21に対して一方の側にあり、レバー22が第2の位置P2にあるときには、レバー22が第1の位置P1にあるときと比べて、接続部材21に対して反対の側にある。
当該構成から、本実施例による操作装置20は、接続部材21によって印加される張力と溝部241の第1及び第2の端部242,243によって、レバー22を第1及び第2の位置P1,P2において保持することができる。従って、操作装置20は、レバー22に接続された開度調整装置10の異なる動作状態を簡易な構成で保持することができる。
本実施例において接続部材21は、レバー22に開度調整装置10側への張力を印加する。ユーザがレバー22を回転させる際に、レバー22が接続部材21と回転中心点222が重なる位置を越えて移動すると、該張力に基づいて自動的に移動先の第1の位置P1又は第2の位置P2まで回転する。そのため、本実施例による操作装置20はユーザが操作すべきレバー22の操作ストロークを低減することができ、開度調整装置の操作装置の操作性を向上させることができる。
また、本実施例による操作装置20では、レバー22が第1の位置P1にあるときの回転中心点222から接続部材21までの距離が、レバー22が第2の位置P2にあるときの回転中心点222から接続部材21までの距離よりも短くなるように第1及び第2の位置P1,P2を設定している。そのため、第1の位置P1と第2の位置P2との間において、ドアDの開度を制限する開度調整装置10の開度調整ブロック15に対する接続部221の移動ストロークを確保することができる。これにより、開度調整ブロック15に対する接続部221の移動ストロークに応じた、開度調整ブロック15の移動ストロークを確保できる。従って、操作装置20のレバー22を移動させる操作、すなわちレバー22の第1及び第2の位置P1,P2にそれぞれ対応付けられた開度調整ブロック15によるドアDの開度の制限及び制限解除を実現することができる。
なお、本実施例による開度調整装置10では、回動する開度調整ブロック15を用いてドアDの開度を制限したが、開度調整ブロック15の移動は回動に限られない。例えば、接続部材21の移動に従って、ドアチェック11とチェックストッパ部13との間へ摺動するように開度調整ブロックを構成してもよい。この場合、ドアDや開度調整ブロック用の筐体に開度調整ブロックと係合するガイド部を設けることで、開度調整ブロックの摺動をガイドし、開度調整ブロックを的確にドアチェック11とチェックストッパ部13との間に摺動させることができる。なお、開度調整ブロックの回動方向又は摺動方向は上下方向に限られない。ドアDの開度を制限するように開度調整ブロックが動作するためには、開度調整ブロックがドアチェック11とチェックストッパ部13との間の位置に移動できればよい。従って、開度調整ブロックは、開度調整ブロックがドアチェック11とチェックストッパ部13との間の位置及びドアチェック11とチェックストッパ部13とに挟まれない位置に移動するように、任意の方向に回動又は摺動するように構成することができる。そのため、開度調整ブロックのチェックリンク12に対する位置も任意とすることができ、例えば、開度調整ブロックをチェックリンク12の下方や側方に配置することもできる。
また、本実施例による開度調整機構1では、ドアDの開度を制限する開度調整ブロック15を備える開度調整装置10を用いたが、開度調整装置10の構成はこれに限られない。本実施例による操作装置20は、接続部材21の移動に従ってドアDの開度を制限するための部材が移動する任意の開度調整装置に適用することができる。そのため、例えば、特許文献1に記載のドアチェック機構において、締付け機構の規制部材を本実施例による操作装置20の接続部材21の移動に従って移動するように構成することで、操作装置20を当該ドアチェック機構に適用することもできる。
さらに、本実施例による操作装置20では、レバー22は略L字の形状を有するが、レバー22の形状はこれに限られない。レバー22は、略直線状、波線状、U字状及びV字状等の任意の形状に形成されてよい。また、本実施例における第1のストッパ部及び第2のストッパ部は、レバー22の突出部223と当接する、基台24に設けられた溝部241の各端部242,243によって構成しているが、ストッパ部の構成はこれに限られない。各ストッパ部は、レバー22が第1の位置P1及び第2の位置P2のそれぞれの位置にあるときに、レバー22に当接し、接続部材21から印加される張力に基づくレバー22の移動を制限できる部材であればよい。そのため、各ストッパ部は、例えば、ドアDや基台24に設けられ、レバー22に当接するブロックなどの任意の突出部材であってよい。
本実施例によるレバー22の回転中心点222は、接続部材支持部211の上方において基台24に接続されるが、基台24に接続される位置はこれに限られず、基台24の任意の位置に接続することができる。また、回転中心点222は基台に24を介さずに、ドアDに直接接続されてもよい。
操作装置20では、レバー22が第1の位置P1にあるときには、回転中心点222が接続部材21に対して紙面右側にあり、レバー22が第2の位置P2にあるときには、回転中心点222が接続部材21に対して紙面左側にあるように第1の位置P1及び第2の位置P2を設定している。しかしながら、第1の位置P1及び第2の位置P2の設定はこれに限られない。第1の位置及び第2の位置の設定に関しては、第2の位置が、レバー22が第1の位置にあるときと比べて、回転中心点222が接続部材21に対して反対の側にあるように構成されればよい。そのため、レバー22が第1の位置にあるときに回転中心点222が接続部材21に対して紙面左側にあり、レバー22が第2の位置にあるときに回転中心点222が接続部材21に対して紙面右側にあるように第1の位置及び第2の位置を設定してもよい。なお、接続部材支持部を用いる場合には、当該第1の位置及び第2の位置は、接続部221に最も近い接続部材支持部の位置及び回転中心点222の位置に応じて任意の位置に設定することができる。同様に、接続部材支持部を用いない場合には、第1の位置及び第2の位置は、開度調整ブロック15の接続部材21が接続される部位及び回転中心点222の位置に応じて任意の位置に設定することができる。そのため、例えば、接続部材支持部が回転中心点222の側方にある場合には、各位置において、回転中心点222が接続部材21に対して紙面上側又は下側にあるように、第1の位置及び第2の位置を設定してもよい。すなわち、レバー22が第1の位置にあるときに、回転中心点222が接続部材21に対して紙面上側にあり、レバー22が第2の位置にあるときには、回転中心点222が接続部材21に対して紙面下側にあるように、第1の位置及び第2の位置を設定してもよい。
ここで、第1及び第2の位置P1,P2の設定手法について、図5を参照して説明する。図5は操作装置20の構成を説明するための図である。図5において、第1の位置P1にあるときのレバー22並びに接続部材支持部211及び回転中心点222を通る仮想線VLを二点鎖線で示す。
上述のように、操作部20では、レバー22が第1の位置P1及び第2の位置P2にあるときに、接続部材21に対して回転中心点222がそれぞれ反対の方向にあるように第1の位置P1及び第2の位置P2を設定する。この際、接続部材支持部211と回転中心点222を通る仮想線VLに対して、第1の位置P1における接続部221P1及び第2の位置P2における接続部221P2がそれぞれ反対の側にあるように第1及び第2の位置P1,P2を設定する。このように、第1及び第2の位置P1,P2を設定することにより、第1及び第2の位置P1,P2において接続部材21から印加される張力によってレバー22がそれぞれ逆方向に回転するように付勢されることとなる。また、上記のように、第1及び第2の位置P1,P2においてレバー22の当該回転はそれぞれ溝部241の第1及び第2の端部242,243によって制限される。そのため、接続部材21から印加される接続部材21の開度調整ブロック15側への張力と溝部241の第1及び第2の端部242,243によって、レバー22を第1及び第2の位置P1,P2において保持することができる。なお、回転支持部材を用いない場合には、開度調整ブロック15の接続部材21が接続される部位の動作前後での位置と回転中心点222を通る2つの仮想線に対して、第1及び第2の位置における接続部221がどちらの線に対しても互いに反対の側にあるように第1の位置及び第2の位置を設定する。これにより、上記回転支持部材を用いる場合と、同様の効果を奏することができる。
また、操作部20のように回転中心点222が固定されている場合には、以下のように第1及び第2の位置P1,P2を設定してもよい。回転中心点222が、接続部材支持部211から第1の位置P1における接続部221P1を繋ぐ線分S1、接続部材支持部211から第2の位置P2における接続部221P2を繋ぐ線分S2並びに接続部221P1及び221P2を繋ぐ線分S3で囲まれる領域ARの内部にあるように、第1及び第2の位置P1、P2を設定してもよい。このような場合でも、第1及び第2の位置P1,P2において接続部材21から印加される張力によってレバー22がそれぞれ逆方向に回転するように付勢されることとなる。従って、接続部材21から印加される接続部材21の開度調整ブロック15側への張力と溝部241の第1及び第2の端部242,243によって、レバー22を第1及び第2の位置P1,P2において保持することができる。なお、線分S1又はS2が接続部材支持部211と回転中心点222を通る仮想線VL上にある場合には、接続部材21によって印加される張力に起因するレバー22の回転の付勢が釣り合ってしまい、わずかな振動等でレバー22が回転してしまうため、レバー22を保持することができない。そのため、回転中心点222が領域ARの内部にあるように第1の位置P1及び第2の位置P2を設定する場合には、第1及び第2の位置P1,P2における接続部221P1,221P2が仮想線VL上に位置しないように、第1及び第2の位置P1,P2を設定する。なお、回転支持部材を用いない場合には、開度調整ブロック15の接続部材21が接続される部位の動作前後の位置と回転中心点222の位置に応じて、同様に第1及び第2の位置を設定することで、同様の効果を奏することができる。
実施例1による操作装置20においては、回転中心点222を固定していた。しかしながら、本発明による操作装置の構成はこれに限られず、回転中心点がレバーの移動にともなって移動するように操作装置を構成することもできる。実施例2では、レバーの回転中心点がレバーの移動に伴って移動する場合の操作装置について、図6A及びBを参照して説明する。なお、本実施例において、開度調整装置の構成は実施例1による開度調整装置10と同様であるため、同じ参照符号を付し、開度調整装置に関する説明は省略する。また、説明の簡略化のため、以下、本実施例による操作装置と実施例1による操作装置20との相違点を中心に説明する。
図6A及びBは、本実施例による操作装置30の動作を示す。図6Aは、ドアDの開度を全開開度に設定する際の操作装置30を示し、図6Bは、ドアDの開度を制限する際の操作装置30を示す。
操作装置30は、図6A及びBに示すように、接続部材31、第1のレバー32、つまみ33、基台34、第2のレバー35及び突出部材36を備える。
接続部材31は、一方の端部で開度調整装置10の開度調整ブロック15に接続されており、接続部材支持部311によって支持されるとともに延在方向を方向付けられている。また、接続部材31は他方の端部で第1のレバー32の接続部321に接続されており、接続部321に接続部材31の開度調整ブロック15側への張力を印加する。
第1のレバー32には、接続部材31に接続された接続部321と第1のレバー32が回転する中心となる第1の回転中心点322が設けられている。接続部321は、基台34の方向に延在しており、基台34に設けられた溝部341の形状に沿って溝部341の内部を摺動することができる。第1の回転中心点322は、実施例1における操作装置20の回転中心点222と異なり、基台34に固定されておらず、第1のレバー32の移動に伴って移動することができる。また、第1のレバー32は、第1の回転中心点322において第2のレバー35に回転可能に接続されている。
基台34は、ボルトなどの任意の固定部材を用いてドアDに結合されている。また、基台34には溝部341が設けられており、溝部341は各端部342,343を備える。
第2のレバー35は、第1の回転中心点322で第1のレバー32に回転可能に接続され、第2の回転中心点351で基台34に回転可能に接続される。また、第2のレバー35にはユーザが操作するつまみ33が設けられている。第2の回転中心点351は基台34に固定されている。第2のレバー35は、第2の回転中心点351を中心として回転し、第1の回転中心点322は第2のレバー35の回転に応じて移動することができる。なお、第2の回転中心点351は基台34に固定されているが、基台34を介さずに、ドアDに固定されていてもよい。
突出部材36は、基台34において、第1のレバー32が図6Aに示す第1の位置P3にあるときに第1のレバー32に当接する位置に設けられている。
次に、図6A及びBを参照して、開度調整装置10を操作する際の操作装置30の動作を説明する。
上記のように、第1のレバー32の接続部321は基台34の溝部341に沿って移動することができる。また、第1のレバー32の第1の回転中心点322は、第2のレバー35の回転に応じて移動することができる。そのため、第1のレバー32の第1の回転中心点322は、接続部321が溝部341の形状に沿って移動する際に、第2のレバー35の回転方向に従って移動する。ここで、接続部321の移動が溝部341の延在方向に制限されるため、第1の回転中心点322が第2のレバー35の回転方向に従って移動する際、第1のレバー32は第1の回転中心点322を中心に回転しながら移動する。また、本実施例による操作装置30において、第1のレバー32は、接続部材31を介して開度調整ブロック15に接続されているため、接続部321の位置に応じて、接続部材31の開度調整ブロック15側への張力に基づいて移動することができる。
ユーザがドアDの開度を制限せずに、ドアDが全開開度まで回動することができるようにドアDの開度が設定されている場合には、第1のレバー32は、図6Aに示すように突出部材36に当接する第1の位置P3に位置する。第1の位置P3では、突出部材36が第1のレバー32に当接し、接続部材31の開度調整ブロック15側への張力に基づく第1のレバー32の回転を制限する。すなわち、突出部材36は、第1のレバー32が第1の位置P3にあるときに、第1のレバー32と当接し、第1のレバー32が接続部材31から印加される張力によって移動することを制限する第1のストッパ部としての機能を果たす。ここで、上記のように、接続部材31は、第1のレバー32に接続部材31の開度調整ブロック15側への張力を印加するため、接続部321が接続部材31の開度調整ブロック15側へ移動するように第1のレバー32を付勢する。そのため、接続部材31から印加される接続部材31の開度調整ブロック15側への張力と突出部36によって、第1のレバー32を第1の位置P3において保持することができる。
次に、ユーザがドアDの開度を制限するように、つまみ33を図6Aにおける矢印A3に示す方向へ移動すると、つまみ33の移動に従って第2のレバー35が第2の回転中心点351を中心として図6Aにおける矢印A4に示す方向に回転する。第2のレバー35が矢印A4に示す方向に回転すると、第2のレバー35に第1の回転中心点322で接続された第1のレバー32が第2のレバー35の回転に従って、第1の回転中心点322を中心として回転しながら移動する。この際、第1のレバー32の接続部321は溝部341の形状に沿って、図6Aにおける矢印A5に沿って第2の端部343に向かう方向へ摺動する。これにより、第1のレバー32及び第2のレバー35は図6Bに示すように、接続部321が溝部341の第2の端部343に当接する第2の位置P4に移動する。第2の位置P4では、接続部321が基台34に設けられた溝部341の第2の端部343に当接するため、第2の端部343が接続部材31の開度調整ブロック15側への張力に基づく第1のレバー32の移動を制限する。すなわち、溝部341の第2の端部343は、第1のレバー32が第2の位置P4にあるときに、第1のレバー32と当接し、第1のレバー32が接続部材31から印加される張力によって移動することを制限する第2のストッパ部としての機能を果たす。ここで、上記のように、接続部材31は、第1のレバー32に接続部材31の開度調整ブロック15側への張力を印加するため、接続部321が開度調整ブロック15側へ移動するように第1のレバー32を付勢する。そのため、接続部材31から印加される接続部材31の開度調整ブロック15側への張力と溝部341の第2の端部343によって、第1のレバー32を第2の位置P4において保持することができる。
また、ユーザがドアDの開度を全開開度に設定しなおす際には、ユーザがつまみ33を矢印A3が示す方向とは逆の方向に移動させると、第2のレバー35が第2の回転中心点351を中心に矢印A4に示す方向とは逆の方向に回転する。第2のレバー35が矢印A4に示す方向とは逆の方向に回転すると、第2のレバー35に第1の回転中心点322で接続された第1のレバー32が第2のレバー35の回転に従って、第1の回転中心点322を中心として回転しながら移動する。この際、第1のレバー32の接続部321は溝部341の形状に沿って、図6Aにおける矢印A5に示す方向とは逆の方向に沿って溝部341の第1の端部342に向かう方向へ摺動する。その後、第1のレバー32は、第2のレバー35の移動に従って、突出部材36に当接する第1の位置P3まで移動する。
ここで、第1のレバー32が図6Aに示す第1の位置P3にあるときには、第1の回転中心点322は接続部材31に対して紙面左側(一方の側)にある。そのため、第1のレバー32が第1の位置P3にあるときには、接続部材31は開度調整ブロック15側への張力に基づいて第1のレバー32を紙面右方向に回転するように付勢し、突出部材36が該回転を制限する。これに対し、第1のレバー32が図6Bに示す第2の位置P4にあるときには、第1の回転中心点322は接続部材31に対して紙面右側(反対の側)にある。そのため、第1のレバー32が第2の位置P4にあるときには、接続部材31は開度調整ブロック15側への張力に基づいて第1のレバー32を紙面左方向に回転するように付勢し、溝部341の第2の端部343が該回転を制限する。従って、第1のレバー32は第1の位置P3及び第2の位置P4において、互いに逆方向に回転するように付勢されるとともに、突出部材36及び溝部341第2の端部343によって該逆方向のそれぞれの回転が制限される。これにより、第1のレバー32は、異なる位置、すなわち第1の位置P3及び第2の位置P4において保持されることができる。ここで、開度調整ブロック15は接続部材31を介して第1のレバー32に接続される。そのため、操作装置30では、第1のレバー32を異なる2つの位置で保持することができるため、第1のレバー32に接続される開度調整ブロック15を異なる2つの動作位置において保持することができる。
また、本実施例による操作装置30においても、実施例1による操作装置20と同様に、開度調整ブロック15に対する接続部321の移動ストロークを確保することで、接続部321に接続される開度調整ブロック15の移動ストロークを確保することができる。そのため、接続部材31の移動に従った開度調整装置10の動作、すなわち、操作装置30の第1のレバー32を移動させる操作に対応付けられた開度調整装置10の動作を実現することができる。ここで、本実施例による操作装置30では、実施例1による操作装置20と同様に、第1の位置P3における第1の回転中心点322から接続部材31までの距離L3が第2の位置P4における第1の回転中心点322から接続部材31までの距離L4よりも短くなるように、第1及び第2の位置P3,P4を設定している。第1及び第2の位置P3,P4における第1の回転中心点322から接続部材31までの距離L3,L4をそれぞれ異ならせることで、第1のレバー32において接続部321の開度調整ブロック15に対する移動ストロークを確保する原理は、実施例1による操作装置20における同原理とほぼ同様である。
しかしながら、本実施例による操作装置30では、実施例1による操作装置20と異なり、第2のレバー35によって第1のレバー32を移動させている。そのため、本実施例による操作装置30では、接続部321の開度調整ブロック15に対する移動ストロークを確保するために、第2のレバー35による第1のレバー32の移動を加味することができる。ここで、第2のレバー35によって第1のレバー32を開度調整ブロック15から離れる方向に移動させた際の第1のレバー32の位置において、第1の回転中心点322から接続部材31までの距離が短くなるように第2のレバー35を第1のレバー32に接続する。この場合には、第1のレバー32の回転位置による接続部321の開度調整ブロック15に対する移動ストロークに、第2のレバー35による第1のレバー32の開度調整ブロック15から離れる方向への移動ストロークを加えることができる。そのため、当該構成により、開度調整ブロック15に対する接続部321の移動ストロークをより長く確保することができる。なお、操作装置30では、第1のレバー32はユーザによって直接には操作されないため、第1のレバー32の開度調整ブロック15から離れる方向への移動ストロークを確保するために、第1のレバー32の移動をガイドするガイド部として溝部341を用いている。
上記のように、本実施例による操作装置30では、第1の位置P3及び第2の位置P4において、接続部材31に対して第1の回転中心点322がそれぞれ反対の方向にあるように、各位置P3,P4を設定している。そのため、操作装置30は、接続部材31によって印加される張力並びに突出部材36及び溝部341第2の端部343によって、第1のレバー32を第1及び第2の位置P3,P4において保持することができる。従って、第1のレバー32の回転中心点322が第1のレバー32の移動に伴って移動する場合であっても、操作装置30は、第1のレバー32に接続された開度調整装置10の異なる動作状態を簡易な構成で保持することができる。
本実施例において接続部材31、第1のレバー32に対し開度調整装置10側への張力を印加する。そのため、ユーザが第2のレバー35を回転させ第1のレバー32を移動させる際に、第1のレバー32が第1の回転中心点322と接続部材31が重なる位置を越えて移動すると、該張力に基づいて自動的に移動先の第1の位置P3又は第2の位置P4まで回転する。そのため、本実施例による操作装置30はユーザが操作すべき第2のレバー35の操作ストロークを低減することができ、開度調整装置の操作装置の操作性を向上させることができる。
なお、本実施例による操作装置30では、第2のレバー35は略L字の形状を有するが、第2のレバー35の形状はこれに限られない。第2のレバー35は、略直線状、波線状、U字状及びV字状等の任意の形状に形成されてよい。同様に第1のレバー32の形状も任意の形状とすることができる。また、本実施例における第1のストッパ部は第1のレバー32に当接する突出部材36によって構成し、第2のストッパ部は第1のレバー32の接続部321と当接する、基台34に設けられた溝部341の第2の端部343によって構成している。しかしながら、ストッパ部の構成はこれに限られない。各ストッパ部は、第1のレバー32が第1の位置P3及び第2の位置P4のそれぞれの位置にあるときに、第1のレバー32に当接し、接続部材31から印加される張力に基づく第1のレバー32の移動を制限できる部材であればよい。そのため、各ストッパ部は、例えば、ドアDや基台34に設けられ、第1のレバー32に当接するブロックなどの突出部材や溝部であってよい。
また、本実施例による操作装置30では、第1のレバー32はユーザによって直接操作されないため、第1のレバー32の移動をガイドするガイド部として、接続部321がその内部を摺動する溝部341を用いた。しかしながら、第1のレバー32の移動をガイド部はこれに限られない。例えば、第1のレバー32の移動時に第1のレバー32と当接し、第1のレバー32の移動をガイドする突出部材等であってもよい。また、第1のレバー32の移動をガイドするガイド部の延在方向は、上下方向に限られず、任意の方向に設定することができる。
なお、本実施例による操作装置30では、ユーザは第2のレバー35を移動させるだけで、第1のレバー32を第1の位置P3及び第2の位置P4に移動させることができる。しかしながら、第1のレバー32を第1の位置P3及び第2の位置P4に移動させる構成はこれに限られない。例えば第2のレバー35を移動させるともに、第1のレバー32を溝部341の延在方向への移動させることで、第1のレバー32を第1の位置P3及び第2の位置P4に移動させることができるように操作装置30を構成してもよい。すなわち、本実施例の操作装置30において、つまみ33を移動させるとともに、他の部材を用いて第1のレバー32を溝部341に沿って移動させることで、第1のレバー32を第1の位置P3及び第2の位置P4に移動させてもよい。
以上、実施例を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明の趣旨に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施例及び変形例は、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
1:開度調整機構、2:インナハンドル、10:開度調整装置、11:ドアチェック、12:チェックリンク、13:チェックストッパ部、14:ブラケット、15:開度調整ブロック、16:付勢部材、20,30:操作装置、21,31:接続部材、22,32,35:レバー(移動部材)、23,33:つまみ、24,34:基台、36:突出部材(ストッパ部)、111:回動軸、151,152:当接部、153:切欠部、211,212,213,311:接続部材支持部、221,321:接続部,222,322,351:回転中心点、241,341:溝部、242,243,342,343:溝部の端部(ストッパ部)、D:車両用ドア、H:ヒンジ、P1,P3:第1の位置、P2,P4:第2の位置、VL:仮想線
Claims (4)
- 車両用ドアの開度を調整する開度調整装置に接続された接続部材と、
前記接続部材に接続される移動部材であって、該移動部材が回転する中心点である回転中心点を有し、前記回転中心点を中心とした回転にともなって第1の位置及び第2の位置の間で移動する、移動部材と、
前記移動部材が第1の位置にあるときに、前記移動部材と当接し、前記移動部材が前記接続部材から印加される張力によって移動することを制限する第1のストッパ部と、
前記移動部材が第2の位置にあるときに、前記移動部材と当接し、前記移動部材が前記接続部材から印加される張力によって移動することを制限する第2のストッパ部と
を備え、
前記移動部材が前記第1の位置にあるときには、前記回転中心点は前記接続部材に対して一方の側にあり、
前記移動部材が前記第2の位置にあるときには、前記移動部材が前記第1の位置にあるときと比べて、前記回転中心点は前記接続部材に対して反対の側にある、開度調整装置の操作装置。 - 前記移動部材が前記第1の位置にあるときの前記回転中心点から前記接続部材までの距離は、前記移動部材が前記第2の位置にあるときの前記回転中心点から前記接続部材までの距離よりも短い、請求項1に記載の操作装置。
- 前記回転中心点は固定されている、請求項1又は2に記載の操作装置。
- 前記回転中心点は前記移動部材の移動にともなって移動する、請求項1又は2に記載の操作装置。
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