JP2016124910A - インクジェット用非水系インク - Google Patents

インクジェット用非水系インク Download PDF

Info

Publication number
JP2016124910A
JP2016124910A JP2014264878A JP2014264878A JP2016124910A JP 2016124910 A JP2016124910 A JP 2016124910A JP 2014264878 A JP2014264878 A JP 2014264878A JP 2014264878 A JP2014264878 A JP 2014264878A JP 2016124910 A JP2016124910 A JP 2016124910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
ink
group
less
primary particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014264878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6392662B2 (ja
Inventor
新二 田渕
Shinji Tabuchi
新二 田渕
彩弥子 荒井
Ayako Arai
彩弥子 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2014264878A priority Critical patent/JP6392662B2/ja
Publication of JP2016124910A publication Critical patent/JP2016124910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6392662B2 publication Critical patent/JP6392662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

【課題】画像濃度及び定着性能に優れるとともに、インクジェット吐出性能に優れるインクジェット用非水系インクを提供する。【解決手段】一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックと、アルミニウムキレートと、顔料分散剤と、非水系溶剤とを含む、インクジェット用非水系インクである。例えば、このカーボンブラックの一次粒子径は18nm以下である。また、例えば、このアルミニウムキレートは、アルキルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート及び/又はアルケニルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレートである。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用非水系インクに関する。
インクジェット記録システムは、流動性の高い液体インクを微細なノズルから噴射し、用紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷システムである。このシステムは、比較的安価な装置で、高解像度、高品位の画像を、高速かつ低騒音で印刷可能という特徴を有し、最近急速に普及している。
インクの色材としては、顔料を利用したものと染料を利用したものに大別される。このうち、高画質印刷に必要な耐光性、耐候性および耐水性に優れていることから、顔料を色材とするインクが増加する傾向にある。
溶剤からみると、インクは大きく、水系タイプインクと非水系タイプインクに分けられる。揮発性溶剤を主体とする溶剤系インクや不揮発性溶剤を主体とするオイル系インクのように、インク用溶媒として水を使用しない非水系インクは、機上安定性(間欠吐出性、長時間放置後の吐出回復性など)が良い、用紙のカールがない、インクの浸透乾燥時間が短い、などの特徴を有し注目されている。
非水系インクにおいて、顔料としてカーボンブラックを用いる場合、一次粒子径の小さいカーボンブラックを用いることで、画像濃度や光沢度、耐摩耗性に優れる非水系インクを提供することができる。
一方で、カーボンブラックの一次粒子径が小さくなると、インク粘度が上昇し、インクジェット印刷において吐出不良を引き起こすことがある。
特許文献1には、小粒径のカーボンブラック分散液を低粘度化するために、小粒径カーボンブラックに大粒径カーボンブラックを組み合わせて用いることが提案されている。
特開2007−154097号公報
しかしながら、特許文献1では、小粒子径のカーボンブラックとともに、より大きな粒子径のカーボンブラックを用いると、小粒子径のカーボンブラックの特性が低下することがある。例えば、大粒子径のカーボンブラックを併用すると、画像濃度及び定着性能を十分に得ることができないことがある。
また、小粒子径のカーボンブラックの特性を維持するために、大粒子径のカーボンブラックの配合量を制限すると、インクを十分に低粘度化することができないことがある。
本発明の目的としては、画像濃度及び定着性能に優れるとともに、インクジェット吐出性能に優れるインクジェット用非水系インクを提供することである。
本発明の一側面としては、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックと、アルミニウムキレートと、顔料分散剤と、非水系溶剤とを含む、インクジェット用非水系インクである。
本発明によれば、画像濃度及び定着性能に優れるとともに、インクジェット吐出性能に優れるインクジェット用非水系インクを提供することができる。
本発明の一実施形態によるインクジェット用非水系インク(以下、単に「インク」という場合がある。)は、
一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックと、アルミニウムキレートと、非水系溶剤とを含むことを特徴とする。
これによって、画像濃度及び定着性能に優れるとともに、インクジェット吐出性能に優れるインクジェット用非水系インクを提供することができる。
本実施形態によれば、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックがインクに配合されることで、印刷物の黒色度を高めることができる。これは、小粒子径のカーボンブラックでは、単位質量当たりの比表面積が大きくなり、光の吸収量が増し、黒色度が高まるからである。
また、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックがインクに配合されることで、印刷物の光沢性を高めることができる。さらに、小粒子径のカーボンブラックを用いることで、印刷物の耐摩耗性を高めることができる。
このように、本実施形態によれば、小粒子径のカーボンブラックを用いて、画像濃度及び定着性能を高めることができる。小粒子径のカーボンブラックを用いる場合、インク粘度が上昇して、分散安定性が低下することがある。本実施形態では、小粒子径のカーボンブラックとともに、アルミニウムキレートを併用することで、インク粘度の上昇を防止して、分散安定性を保ち、インクジェット吐出性能を高めることができる。
インク中に小粒子径のカーボンブラックを分散させる際に、アルミニウムキレートを添加することで、インクが低粘度化する原因については定かではない。しかし、アルミニウムキレートの構造がカーボンブラックへ吸着しやすい官能基を有するとともに、顔料分散剤として用いる高分子化合物とも相溶性が高いものであるため、アルミニウムキレートが、カーボンブラックと顔料分散剤とをより吸着しやすくする補助剤のような役割をしていると考えられる。このように、アルミニウムキレートを用いることでカーボンブラックを非水系溶剤に分散させやすくすることができる。
アルミニウムキレートが補助剤のように作用することから、アルミニウムキレートは、インク調整の際に、分散時に添加することが好ましい。これによって、カーボンブラックの流動性をより高めることができ、インクをより低粘度化することができる。
本実施形態によるインクには、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックが含まれる。
カーボンブラックは、電子顕微鏡等で観察すると、球状の粒子が複数融着してつらなった構造になっている。この球状の粒子が一次粒子であり、その大きさが一次粒子径として表される。
カーボンブラックの一次粒子径としては、一次粒子を透過型電子顕微鏡で観察して求めた算術平均径として求めることができる。カーボンブラックの一次粒子径が小さいことで高い印刷濃度を得ることができ、また、記録媒体への定着性を高めることができる。
カーボンブラックの一次粒子径としては、24nm未満である。この一次粒子径としては、より好ましくは18nm以下であり、さらに好ましくは16nm以下であり、一層好ましくは13nm以下である。
一方、カーボンブラックの一次粒子径の下限値としては、6nm以上とすることができ、分散安定性の観点から、10nm以上であることが好ましい。
カーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、ケッチェンブラック等から、単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
カーボンブラックのDBP(ジブチルフタレート)吸収量としては、カーボンブラックの一次粒子からなる凝集体の大きさを表すものであり、カーボンブラック100gが吸収するDBP量で求めることができる(JIS K6217)。
カーボンブラックのDBP吸収量は、特に限定されないが、40〜150cm/100gとすることができ、より好ましくは55〜80cm/100gである。
カーボンブラックのpHは、カーボンブラックの表面に存在する、カルボキシル基、ラクトン基、フェノール基、キノン基などの官能基の量や組成による表面性状の指標として用いることができる。カーボンブラックのpHは、JIS K5101に従い、カーボンブラックと蒸留水の混合液のpHを測定することにより得られる。
カーボンブラックのpHは、特に限定されないが、2〜8とすることができ、より好ましくは3〜6.5である。
一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックの市販品としては、例えば、
三菱化学株式会社製の#2650、#2600、#2350、#2300、#1000、#980、#970、#950、#900、#850、MCF88、MA600、#750B、#650B、MA77、#3230B、#3400B等(いずれも商品名);
キャボット社製のモナーク1400、モナーク1300、モナーク1000、モナーク900、モナーク880、モナーク800(いずれも商品名)等を、単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックは、インク全量に対し、0.1質量%以上であることが好ましく、より好ましくは1質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上である。これによって、呈色性及び画像濃度を適正に調整することができる。
一方、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックは、分散安定性の観点から、インク全量に対し、20質量%以下であることが好ましく、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは10質量%以下である。
インクには、本発明の効果を損なわない限り、一次粒子径が24nm未満のカーボンブラック以外のその他の色材が含まれてもよい。その他の色材としては、顔料及び/または染料を用いることができる。
その他の顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環式顔料及び染付レーキ顔料等の有機顔料並びに無機顔料を用いることができる。アゾ顔料としては、溶性アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料及び縮合アゾ顔料等が挙げられる。フタロシアニン顔料としては、金属フタロシアニン顔料及び無金属フタロシアニン顔料等が挙げられる。多環式顔料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキシサジン系顔料、チオインジゴ系顔料、アンスラキノン系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料及びジケトピロロピロール(DPP)等が挙げられる。無機顔料としては、代表的には、酸化チタン等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて使用してもよい。
その他の顔料として、一次粒子径が24nm以上のカーボンブラックを併用してもよい。なお、本実施形態では、一次粒子径が24nm以上のカーボンブラックと、後述するアルミニウムキレートとを組み合わせると、インクが増粘することがある。そのため、一次粒子径が24nm以上のカーボンブラックは、インク全量に対し1質量%未満に制限されることが好ましく、0.1質量%未満であることがより好ましい。
染料としては、特に限定されず、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料などが併用できる。
インク中の色材全体の含有量としては、通常0.1〜20質量%であり、印刷濃度とインク粘度の観点から1〜15質量%であることが好ましく、5〜10質量%であることがより好ましい。色材全体中に含まれる一次粒子径が24nm未満のカーボンブラック以外の色材は、色材全体の20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下がより好ましい。
非水系インク中における一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックの分散性を良好にするために、非水系インクに顔料分散剤を添加することが好ましい。
顔料分散剤としては、顔料を溶剤中に安定して分散させるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が使用され、そのうち、アミノ基を有する高分子分散剤を使用するのが好ましい。
顔料分散剤の具体例としては、日本ルーブリゾール社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、22000、24000、28000」(いずれも商品名)、Efka CHEMICALS社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46,47,48,49,4010,4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)、花王株式会社製「デモールP、EP、ポイズ520、521、530、ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子界面活性剤)」(いずれも商品名)、楠本化成株式会社製「ディスパロンKS−860、KS−873N4(高分子ポリエステルのアミン塩)」(いずれも商品名)、第一工業製薬株式会社製「ディスコール202、206、OA−202、OA−600(多鎖型高分子非イオン系)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
インク中の顔料分散剤の配合量は、適宜設定できるが、顔料分散性の観点から、質量比で、顔料1部に対し0.05〜1.5部程度であることが好ましく、0.1〜1.3部であることがより好ましい。
インク全体に対しては、顔料分散剤は、0.5〜15質量%程度含まれていることが好ましく、1〜12質量%であることが一層好ましい。
本実施形態によるインクには、アルミニウムキレートが含まれる。
アルミニウムキレートとしては、中心金属にアルミニウムを有するキレートである。好ましくは、アルミニウムキレートとしては、中心金属のアルミニウムに、二座配位子のアセト酢酸エチルまたはその誘導体が1〜3つまで配位し、単座のイソプロピレート配位子を0〜2つ有するアルミニウム錯体を用いることができる。
アルミニウムキレートとしては、例えば、アルキルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート、アルケニルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムモノアセチルアセトネートビスオレイルアセトアセテート、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、などを挙げることができる。これは、単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なかでも、下記式(1)で表されるアルキルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート及び/またはアルケニルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレートを好ましく用いることができる。下記式(1)においてRは、炭素数1〜30のアルキル基または炭素数2〜30のアルケニル基を表す。例えば、下記式(2)で表されるエチルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレートを挙げることができる。下記式(1)及び式(2)において、Meはメチル基を表わす。
式(1)において、アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、ブチル基、プロピル基、ペンチル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、オクタデシル基、テトラコシル基、トリアコンチル基等を挙げることができる。
式(2)において、アルケニル基の例としては、エテニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセリル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、エイコセニル基、ヘンエイコセニル基、ドコセニル基、トリコセニル基、テトラコセニル基、オクタコセニル基、トリアコンテニル基等を挙げることができる。
Figure 2016124910
アルミニウムキレートの市販品としては、
川研ファインケミカル株式会社製「アルミキレートM」、「ALCH」、「ALCH−TR」、「アルミキレートD」、「アルミキレートA(W)」等(いずれも商品名)を用いることができる。
アルミニウムキレートは、インク全量に対し、0.5質量%以上であることが好ましく、より好ましくは0.8質量%以上であり、さらに好ましくは1.5質量%以上である。これによって、一次粒子径が24nm未満であるカーボンブラックと併用する際に、カーボンブラックの分散安定性を高めて、適正なインクジェット吐出性能を得ることができる。
一方、アルミニウムキレートは、過剰に添加されるとインク全体が増粘することがあるため、インク全量に対し、10質量%以下であることが好ましく、より好ましくは7.0質量%以下であり、さらに好ましくは6.0質量%以下である。
一次粒子径が24nm未満であるカーボンブラックに対するアルミニウムキレートの質量比としては、5%以上であることが好ましく、より好ましくは10%以上であり、さらに好ましくは30%以上である。これによって、一次粒子径が24nm未満であるカーボンブラックと併用する際に、カーボンブラックの分散安定性を高めて、適正なインクジェット吐出性能を得ることができる。
一方、一次粒子径が24nm未満であるカーボンブラックに対するアルミニウムキレートの質量比としては、過剰に添加されるとインク全体が増粘することがあるため、80%以下であることが好ましく、より好ましくは70%以下であり、さらに好ましくは60%以下である。
非水系溶剤としては、非極性有機溶剤及び極性有機溶剤の何れも使用できる。これらは、単独で使用してもよく、組み合わせて使用することもできる。なお、本発明において、非水系溶剤としては、1気圧20℃において同容量の水と均一に混合しない非水系有機溶剤を用いることが好ましい。
非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の石油系炭化水素溶剤を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤及び脂環式炭化水素溶剤としては、パラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系等の非水系溶剤を挙げることができ、市販品としては、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、カクタスノルマルパラフィンN−10、カクタスノルマルパラフィンN−11、カクタスノルマルパラフィンN−12、カクタスノルマルパラフィンN−13、カクタスノルマルパラフィンN−14、カクタスノルマルパラフィンN−15H、カクタスノルマルパラフィンYHNP、カクタスノルマルパラフィンSHNP、アイソゾール300、アイソゾール400、テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、AFソルベント4号、AFソルベント5号、AFソルベント6号、AFソルベント7号、ナフテゾール160、ナフテゾール200、ナフテゾール220(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製);アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM、エクソールD40、エクソールD60、エクソールD80、エクソールD95、エクソールD110、エクソールD130(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製)等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、グレードアルケンL、グレードアルケン200P(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製)、ソルベッソ100、ソルベッソ150、ソルベッソ200、ソルベッソ200ND(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製)等を好ましく挙げることができる。石油系炭化水素溶剤の蒸留初留点は、100℃以上であることが好ましく、150℃以上であることがより好ましく、200℃以上であることがいっそう好ましい。蒸留初留点はJIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定することができる。
極性有機溶剤としては、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等を好ましく挙げることができる。例えば、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ヘキシル、パルミチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、オレイン酸ヘキシル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸イソブチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソオクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸2−オクチルデシル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル等の1分子中の炭素数が13以上、好ましくは16〜30の脂肪酸エステル系溶剤;イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソエイコシルアルコール、デシルテトラデカノール等の1分子中の炭素数が6以上、好ましくは12〜20の高級アルコール系溶剤;ラウリン酸、イソミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、α−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の1分子中の炭素数が12以上、好ましくは14〜20の高級脂肪酸系溶剤等が挙げられる。
脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等の極性有機溶剤の沸点は、150℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましく、250℃以上であるか大気圧下では分解して蒸発しないために沸点が観測されないことが一層好ましい。
これらの非水系溶剤は、単独で使用してもよく、単一の相を形成する限り2種以上を組み合わせて使用することもできる。また、使用する非水系溶剤と単一相を形成できる範囲で他の有機溶剤を含ませてもよい。
本実施形態の非水系インクには、本発明の効果を阻害しない範囲内で、例えば、ノズルの目詰まり防止剤、酸化防止剤、導電率調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸素吸収剤、定着剤、防腐剤、界面活性剤等の任意成分を適宜添加することもできる。これらの種類は、特に限定されることはなく、当該分野で使用されているものを用いることができる。
また、本実施形態の非水系インクには、上記した任意成分として樹脂成分を添加することができる。なお、任意に添加される樹脂成分は、アルミニウムキレートに対して反応性が低いものであることが好ましい。これによって、樹脂成分とアルミニウムキレートとがゲル化して、インク粘度が上昇することを防止することができる。
本実施形態による非水系インクは、例えば、一次粒子径が24nm未満であるカーボンブラック、アルミニウムキレート、顔料分散剤、及び任意成分等を、非水系溶剤と混合することで、調整することができる。
調整方法の一例としては、ビーズミル等の分散機に、カーボンブラック、アルミニウムキレート、顔料分散剤及び非水系溶剤を含む全成分を一括または分割して加えて攪拌・混合し、所望により、メンブレンフィルター等によりろ過することによって得られる。例えば、予め非水系溶剤の一部とカーボンブラック、アルミニウムキレート及び顔料分散剤の全量を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させた後、この分散液に残りの成分を添加してろ過機を通すことにより調製することができる。
非水系インクを用いた印刷方法は、インクジェット記録方法を用いて行うことができる。インクジェット記録方法は、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式など、いずれの方式のものであってもよい。インクジェット記録装置を用いる場合は、デジタル信号に基づいてインクジェットヘッドから本実施形態に係るインクを吐出させ、吐出されたインク液滴を記録媒体に付着させるようにすることが好ましい。
非水系インクをインクジェット記録用非水系インクとして用いる場合のインクの粘度は、吐出ヘッドのノズル径や吐出環境等によってその適性範囲は異なるが、一般に、23℃において5〜30mPa・sであることが好ましく、5〜15mPa・sであることがより好ましく、9〜13mPa・sであることがさらに好ましく、約10mPa・s程度であることが一層適している。ここで粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける値を表す。
記録媒体としては、特に限定されるものではなく、普通紙、コート紙及び特殊紙等の印刷用紙、布、無機質シート、フィルム、OHPシート並びにこれらを基材として裏面に粘着層を設けた粘着シート等を用いることができる。これらの中でも、普通紙及びコート紙等の印刷用紙を好ましく用いることができる。
普通紙は、その面上にインク受容層やフィルム層等が形成されていない印刷用紙である。普通紙の一例としては、上質紙、中質紙、PPC用紙、更紙及び再生紙等を挙げることができる。また、コート紙としては、いわゆる塗工印刷用紙やインクジェット用コート紙を好ましく用いることができる。塗工印刷用紙は、従来、凸版印刷、オフセット印刷及びグラビア印刷等で使用されている印刷用紙であって、クレーや炭酸カルシウム等の無機顔料と澱粉等のバインダーを含む塗料を用いて、上質紙や中質紙の表面に塗工層を設けた印刷用紙である。塗工印刷用紙は、塗料の塗工量や塗工方法により、微塗工紙、上質軽量コート紙、中質軽量コート紙、上質コート紙、中質コート紙、アート紙及びキャストコート紙等に分類される。インクジェット用コート紙としては、マット紙及びフォト光沢紙等を挙げることができる。
以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。特に説明のない限り、「%」は「質量%」を示す。
<顔料分散液の調整>
表1及び表2に各顔料分散液の処方を示す。各表に示す割合で、各成分をプレミックスした後、ビーズミル(株式会社セイワ技研製、ロッキングミルRMO5S型)にてφ0.3mmのジルコニアビーズを用いて24時間分散し、顔料分散液1〜13を得た。
<インクの調整>
表3及び表4にインクの処方を示す。上記した各顔料分散液60%を撹拌しながら、アイソパーGとイソステアリルアルコールの混合液を40%滴下することによって、実施例及び比較例のインクを調製した。
各表において、インク成分に不揮発分が含まれる場合は、カッコ内に不揮発分を示す。
Figure 2016124910
Figure 2016124910
Figure 2016124910
Figure 2016124910
各表に示す成分の詳細は、以下の通りである。
(カーボンブラック)
#2650(商品名):三菱化学株式会社製、一次粒子径13nm。
モナーク900(商品名):キャボット社製、一次粒子径15nm。
#950(商品名):三菱化学株式会社製、一次粒子径16nm。
MA3400B(商品名):三菱化学株式会社製、一次粒子径21nm。
MA8(商品名):三菱化学株式会社製、一次粒子径24nm。
上記したカーボンブラックの一次粒子径は、カーボンブラック粒子を電子顕微鏡で観察して、算術平均径から求めた。
(顔料分散剤)
ソルスパース13940:日本ルーブリゾール株式会社製、不揮発分40%。
(アルミニウムキレート)
アルミキレートM(商品名):川研ファインケミカル株式会社製、オクタデセニルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート。
ALCH:(商品名):川研ファインケミカル株式会社製、エチルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート。
(非水系溶剤)
パルミチン酸イソステアリル:日光ケミカルズ株式会社製、脂肪酸エステル系溶剤。
アイソパーG(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製、石油系炭化水素溶剤。
イソステアリルアルコール:高級アルコール工業株式会社製、高級アルコール系溶剤。
<評価方法>
上記したインクについて以下の通り評価を行った。結果を各表に併せて示す。
(インクジェット吐出性能)
インクの粘度を測定し、以下の基準で評価した。
インクの粘度は、TA Instruments社製のレオメーターAR−G2を用いて、23℃において、0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける値として測定した。
A:インクの粘度が9.00以上〜13.00未満mPa・sである。
B:インクの粘度が13.00以上〜14.00mPa・s未満である。
C:インクの粘度が14.00以上である。
(光沢紙に対する画像濃度)
各インクをライン式インクジェットプリンタ「オルフィスHC5500」(理想科学工業(株)製)に装填し、光沢紙(キヤノン株式会社製写真用紙・光沢プロ「プラチナグレード」)に、ベタ画像を印刷して、印刷物を得た。なお、「オルフィスHC5500」は、ライン型インクジェットヘッドを使用し、主走査方向(ノズルが並んでいる方向)に直交する副走査方向に用紙を搬送して印刷を行うシステムである。
得られた印刷物の印刷面(表面)のOD値を光学濃度計(RD920、マクベス社製)で測定して、以下の基準で評価した。
A:OD値が1.1以上。
B:OD値が1.0以上1.1未満。
C:OD値が1.0未満。
(光沢紙に対する定着性能)
上記画像濃度の評価で用いた印字物について、印刷してから24時間後に、印刷面(表面)を、クロックメーター(アトラスエレクトリック デバイス社製CM−1)で3回擦って、印刷部のインクの剥がれ方を以下の基準で評価した。
A:擦った部分のベタ画像のほとんどが残った。
B:擦った部分のベタ画像の半分以上が残った。
C:擦った部分のベタ画像のほとんどが残らなかった。
各表に示す通り、各実施例の評価結果は良好であった。
実施例1〜4では、カーボンブラックの粒子径が13nmであり、また、アルミニウムキレートを用いており、画像濃度及び定着性能が優れるとともに、低粘度でインクジェット吐出性能に適するインクを得ることができた。
実施例2では、アルミニウムキレートの顔料に対する質量比が50%であり、よりインクジェット吐出性能に優れた。
実施例5〜7では、カーボンブラックの粒子径が15〜21nmであり、また、アルミニウムキレートを用いており、画像濃度及び定着性能が優れるとともに、低粘度でインクジェット吐出性能に適するインクを得ることができた。
実施例1〜7の結果から、カーボンブラックの粒子径が小さいほど、画像濃度及び定着性能がより優れることがわかる。
比較例1〜4では、カーボンブラックの粒子径が13〜21nmであるが、アルミニウムキレートを用いておらず、インクジェット吐出性能が低下した。
比較例5及び6では、カーボンブラックの粒子径が24nmであり、画像濃度及び定着性能が低下した。比較例6では、アルミニウムキレートを用いても、画像濃度及び定着性能は改善されなかった。

Claims (4)

  1. 一次粒子径が24nm未満のカーボンブラックと、アルミニウムキレートと、顔料分散剤と、非水系溶剤とを含む、インクジェット用非水系インク。
  2. 前記カーボンブラックの一次粒子径は18nm以下である、請求項1に記載のインクジェット用非水系インク。
  3. 前記アルミニウムキレートは、アルキルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレート及び/又はアルケニルアセトアセテート・アルミニウム・ジイソプロピレートである、請求項1または2に記載のインクジェット用非水系インク。
  4. 前記アルミニウムキレートは、前記カーボンブラックに対する質量比で10%〜70%である、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット用非水系インク。
JP2014264878A 2014-12-26 2014-12-26 インクジェット用非水系インク Active JP6392662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014264878A JP6392662B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インクジェット用非水系インク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014264878A JP6392662B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インクジェット用非水系インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016124910A true JP2016124910A (ja) 2016-07-11
JP6392662B2 JP6392662B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=56357498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014264878A Active JP6392662B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インクジェット用非水系インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6392662B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11021624B2 (en) 2017-07-25 2021-06-01 Riso Kagaku Corporation Oil-based magnetic ink

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06306319A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ用ホットメルトインク
JP2004083861A (ja) * 2002-06-27 2004-03-18 Riso Kagaku Corp 非水系インクジェットインク及びその製造方法
JP2004161887A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Konica Minolta Holdings Inc 光硬化性樹脂組成物およびそれを含有するインクジェットインク
JP2010189538A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキおよびそれを用いた印刷物
JP2013035982A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Riso Kagaku Corp 非水系インク及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06306319A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ用ホットメルトインク
JP2004083861A (ja) * 2002-06-27 2004-03-18 Riso Kagaku Corp 非水系インクジェットインク及びその製造方法
JP2004161887A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Konica Minolta Holdings Inc 光硬化性樹脂組成物およびそれを含有するインクジェットインク
JP2010189538A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキおよびそれを用いた印刷物
JP2013035982A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Riso Kagaku Corp 非水系インク及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11021624B2 (en) 2017-07-25 2021-06-01 Riso Kagaku Corporation Oil-based magnetic ink

Also Published As

Publication number Publication date
JP6392662B2 (ja) 2018-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5784954B2 (ja) 非水系顔料インク
JP4977637B2 (ja) インクジェット印刷方法及びインクセット
JP5079999B2 (ja) インクジェットインク
JP4460222B2 (ja) 非水系インク組成物
JP2022017300A (ja) 油性インクジェットインク
JP2010248462A (ja) 非水系顔料インク
EP3945119A1 (en) Oil-based inkjet ink
JP2011225859A (ja) 水性インクジェットインク
JP6392662B2 (ja) インクジェット用非水系インク
JP5944634B2 (ja) 非水系インク及びその製造方法
JP6002760B2 (ja) 非水系インクジェットインク
JP2013094970A (ja) インクジェット印刷方法およびインクセット
JP5878735B2 (ja) インクジェット用非水系顔料インク
JP2012245723A (ja) 油中水型エマルションインク用後処理剤、インクセット、及び印刷方法
JP2012161981A (ja) 非水系インク用後処理剤、インクセット、及び印刷方法
JP2010168533A (ja) 非水系黒色インクジェットインク
JP2012116976A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2018053159A (ja) 非水系インクジェットインク
JP2013159648A (ja) 非水系インクジェットインク
JP2011032310A (ja) 非水系顔料インク及び非水系顔料インクセット
JP2013000923A (ja) 油性インクジェット用印刷媒体およびその製造方法並びに油性インクジェット印刷方法およびインクセット
JP2011252057A (ja) インクジェット用油性インク組成物
JP6215701B2 (ja) インクジェット印刷方法及び該印刷方法に用いるインクジェット印刷装置
JP2024048809A (ja) 油性インクジェットインク
JP2018053000A (ja) 油性インクジェットインク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6392662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250