JP2016124807A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)フッ素ポリエーテル共変性シリコーンを0.1質量%以上5質量%以下、(B)25℃で液状又はペースト状のアルキルシルセスキオキサンを0.05質量%以上30質量%以下、並びに(C)フッ素変性シリコーンレジン及びフッ素変性ジメチコノールから選ばれる1種又は2種を含有する油中水型乳化化粧料。
【選択図】なし
Description
HLB=7+11.7log(Mw/Mo) ・・・(I)
本発明に用いられる(D)架橋型オルガノポリシロキサンは、オルガノポリシロキサンを架橋重合させて得られる重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R2SiO単位及びRSiO1.5単位よりなり、R3SiO0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいてもよい。但し、各構成単位のRは水素原子、アルキル基、フェニル基、ビニル基などであり、同種又は異種であってもよい。また、その重合度や架橋度に関しても特に制限されることはないが、例えば、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキル変性シリコーン、固形状のポリメチルシルセスキオキサンなどを使用することができる。またその重合度や架橋度に関しても特に制限されることはない。
本発明に用いられる(E)酸化チタンは、通常、化粧料、ペイント等に用いられるものであり、必要であればアルミナ、シリカ、亜鉛華処理されたものやシリコーン、フッ素化合物等で疎水処理したものが用いられる。
本発明に用いられる(F)HLB値6以下であり、25℃で液状の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤としては、例えばソルビタン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。特に好ましいものとしては、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル等が挙げられる。
〔3〕(A)フッ素ポリエーテル共変性シリコーンの含有量が、好ましくは0.5質量%以上3質量%以下である〔1〕又は〔2〕記載の油中水型乳化化粧料。
〔4〕(B)25℃で液状又はペースト状のアルキルシルセスキオキサンが、R11SiO1.5単位50〜99モル%、R12SiO0.5単位1〜50モル%(R11及びR12は置換又は非置換の1価炭化水素基を示す)よりなるシリコーン樹脂である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔5〕(B)アルキルシルセスキオキサン樹脂の含有量が、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔6〕(C)フッ素変性シリコーンレジンが、(a)(Rf−R21)R22 2SiO0.5単位、(b)R22 3SiO0.5単位、(c)R23SiO1.5単位及び(d)SiO2単位からなるフッ素変性シリコーンレジン(R21は、炭素数2〜6及びの二価のアルキレン基を示し、Rfは炭素数1〜8のパーフルオロアルキル基を示し、R22及びR23は、それぞれ独立して非置換の1価炭化水素基を示す。)で、(a)単位を必須成分として(b)、(c)、(d)単位いずれか1種以上との組み合わせで構成されるレジンである〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔7〕(C)フッ素変性ジメチコノールが、下記式(2)に示すものである〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔8〕(C)フッ素変性シリコーンレジン及びフッ素変性ジメチコノールから選ばれる1種又は2種以上の含有量が、好ましくは0.1質量%以上30質量%以下、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔9〕さらに(D)架橋型オルガノポリシロキサンを含有する〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔10〕(D)架橋型オルガノポリシロキサンの含有量が、好ましくは0.01質量%以上15質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上8質量%以下である〔9〕記載の油中水型乳化化粧料。
〔11〕さらに(E)酸化チタンを含有する〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔12〕(E)酸化チタンの含有量が、好ましくは0.5質量%以上20質量%以下、より好ましくは3質量%以上10質量%以下である〔11〕記載の油中水型乳化化粧料。
〔13〕さらに(F)HLB6以下であり、25℃で液状の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤を含有する〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
〔14〕(F)HLB6以下であり、25℃で液状の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤の含有量が、好ましくは0.3質量%以上5質量%以下、より好ましくは1〜3質量%である〔13〕記載の油中水型乳化化粧料。
〔15〕成分(A)、(B)及び(C)の含有質量比が{(A)+(C)}/(B)=0.1〜100の範囲が好ましく、より好ましくは質量比が{(A)+(C)}/(B)=0.3〜50の範囲で、さらに好ましくは質量比が{(A)+(C)}/(B)=0.5〜10の範囲である〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
(1)使用特性試験
女性パネラー20名の顔面に実施例、比較例の各試料を塗布してもらい、「化粧持ちが良い」、「保湿感がある」と回答した人数によって、使用特性を評価した。評価基準は下記の通りである。
人数が17人以上 ;◎
人数が12〜16人;○
人数が8〜11人 ;△
人数が7人以下 ;×
試料を0℃、25℃、45℃の恒温槽内に放置し、1カ月後の保存安定性を下記の基準に従って評価した。
乳化粒子の合一がほとんど見られない;○
乳化粒子に少し合一が見られる ;△
乳化粒子が合一して肥大化 ;×
油相成分を80℃に加熱して、これに粉末を分散させ、あらかじめ80℃加熱しておいた水相成分を添加し、乳化後室温まで攪拌冷却して、目的の油中水型乳化化粧料を得る。
表1記載の組成の乳化ファンデーションを上記調製方法により製造し、上記各試験を実施した。その結果を併せて表1に示す。
*3:670FLUID(純分;50質量%、東レ・ダウコーニング社製)
*5:XS66−B8226(純分;50質量%、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
*7:トスパール 145A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
*8:シリコーン KF−96L−2CS (−G)(信越化学工業社製)
*9:ユビナール A PLUS GRANULAR(BASF SE社製)
油相成分を80℃に加熱して、これに粉末を分散させ、あらかじめ80℃加熱しておいた水相成分を添加し、乳化後室温まで攪拌冷却して、目的の油中水型乳化化粧料を得る。
*3:670 FLUID(東レ・ダウコーニング社製)
*6:KSG−16(純分;25質量%、信越化学工業社製)
*10:FDOH−G33(純分;30質量%、信越化学工業社製)
油相成分を80℃に加熱して、これに粉末を分散させ、あらかじめ80℃加熱しておいた水相成分を添加し、乳化後室温まで攪拌冷却して、目的の油中水型乳化化粧料を得る。
*3:670 FLUID(純分;50質量%、東レ・ダウコーニング社製)
*6:KSG−16(純分;25質量%、信越化学工業社製)
*11:FR−5(純分;50質量%、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
油相成分を80℃に加熱して、これに粉末を分散させ、あらかじめ80℃加熱しておいた水相成分を添加し、乳化後室温まで攪拌冷却して、目的の油中水型乳化化粧料を得る。
Claims (5)
- (A)フッ素ポリエーテル共変性シリコーンを0.1質量%以上5質量%以下、(B)25℃で液状又はペースト状のアルキルシルセスキオキサンを0.05質量%以上30質量%以下、並びに(C)フッ素変性シリコーンレジン及びフッ素変性ジメチコノールから選ばれる1種又は2種を含有する油中水型乳化化粧料。
- さらに、(D)架橋型オルガノポリシロキサンを含有する請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
- さらに、(E)酸化チタンを含有する請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
- さらに、(F)HLB値6以下であり、25℃で液状の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
- 成分(A)、(B)及び(C)の質量比{(A)+(C)}/(B)が0.1〜100の範囲である請求項1〜4のいずれか1項記載の油中水型乳化化粧料。
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