JP2016124800A - 生理活性物質含有造粒物及びその製造方法 - Google Patents

生理活性物質含有造粒物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化された生理活性含有製剤を製造する上で必要な、生理活性物質を高含有率で含む造粒物を提供すること。【解決手段】生理活性物質を80質量%以上含有し、平均粒子径が200ミクロン以下で、且つ、幾何標準偏差σgが1.4以下でフラクタル次元が1.3以下の造粒物や、複数の生理活性物質を80質量%以上含有し、且つ、苦味マスク、遮光、防湿又は防臭を施した前記特徴を有する造粒物を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、生理活性物質を高含有率で含有する造粒物及びその製造方法に関する。
生理活性物質含有製剤を製造する上で、患者の服用性を向上させる技術は必須である。例えば、生理活性物質に強い苦味や不快な臭い等があると、患者の服用性を著しく損ねるため、経口投与用の製剤には苦味や不快な臭い等を抑える種々の工夫が施される。現在までに打錠後の錠剤表面を別の物質で覆うことで匂いの拡散を防ぐことはよく行われているが、最近では打錠前の段階にある、生理活性物質含有造粒物を被覆(コーティング)することにより行われるようになってきた。造粒物の段階でコーティングした上で打錠して製剤化することは、機能性粒子が得られやすく都合がいい。
造粒物の製造方法は、例えば、噴霧造粒法、撹拌造粒法、乾式ローラーコンパクター等いくつか種類があるが、乾式ローラーコンパクターは粉末の飛散が多く、且つ解砕整粒における歩留まりも悪く、撹拌造粒法では固い造粒物になりやすいので一般的には流動層造粒(湿式造粒)が最も汎用されている(特許文献1,2)。流動層造粒では、生理活性物質と添加剤を流動層造粒装置に投入し、流動化させ、流動状態にあるこれらの粉末に上部から下向きに結合剤として機能する添加剤を含む溶液をスプレー添加するトップスプレーが多く採用され、細粒剤や打錠用造粒物が製造されている。その他の造粒物の製造方法には、予め造粒された添加剤核造粒物、例えばノンパレル(登録商標:フロイント産業株式会社)や結晶セルロース球形核造粒物セルフィア(登録商標:旭化成ケミカルズ株式会社)の表面に生理活性物質をコーティングする方法もよく知られている。これら通常の造粒法に用いられる添加剤としては、乳糖、結晶セルロース、トウモロコシ澱粉、バレイショ澱粉、部分アルファー化澱粉、D−マンニトール、白糖、ショ糖、ブドウ糖、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム又はカルボシキメチルスターチナトリウム等、医薬品固形製剤に用いられる添加剤が挙げられる。これら添加剤はそれぞれの特性に応じて結合性、成形性や崩壊性、安定性、含量均一性、溶出率等を改善する役割を担っている。
しかし、多くの添加剤を加えることは造粒物の体積の増加を招き、最終的な医薬品製剤の体積の増加にもつながる。医薬品製剤の体積増加は、嚥下能力の低い患者活性物質と添加剤原料粉末)を投入し流動させながら結合剤溶液をスプレー添加して造粒している。さらに、流動する粒子サイズに対して、水溶性高分子結合剤はその結合力が強く、さらに、付着した結合剤液滴径が大きいと、近傍にある生理活性物質粒子に相互付着することで粒子成長(造粒)が進行し粗大粒子の形成にもつながり、幾何標準偏差(σg)が1.6よりも大きくなる、さらに、表面状態もフラクタル次元が1.4よりも大きくなる。
特開2010−280589号公報 特開2013−241451号公報 特許第3352059号公報 特許第3874419号公報
粉体工学概論、日本粉体工業技術協会編集、1995年4月10日発行、第3〜5頁(1.1.3粒度分布) 鈴木道隆、粉体工学会誌、第27巻、693−699頁(1990) 西村憲治、他、薬剤学、第38巻、117−195頁(1978)
本発明の課題は、生理活性物質を高含有率で含有し、且つ、平均粒子径が、200μm以下の薬物含有造粒粒子を提供すること、さらに、苦味マスクや光安定性を確保した生理活性物質の複合粒子(ハイブリッドミクスチャー)を製造する方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討する過程において、生理活性物質を水などの溶媒に分散・懸濁・溶解させると若干の粘着性が生じることを見出し、生理活性物質自体を造粒物の製造用時の結合剤として使用可能な条件を検討した。その結果、生理活性薬物以外の添加剤の量を少なくし、生理活性物質を従来にない高い割合で含む造粒粒子を製造し、さらに、その造粒粒子の表面に湿式粉砕したで微細粒子を被覆(Layering)することで、表面形状を滑らかにできる方法を見出した。
さらに、この第一の生理活性物質粒子の表面にバリア層を形成することで、第一の生理活性物質と第二の生理活性薬物の直接の接触に起因する薬物相互の不安定化や分解物の生成を抑制できること、また、表面形状が滑らかになると、バリア層の厚みは均一で緻密になるので、バリア効果にも優れることを見出した。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(4)の発明に関するものである。
(1)生理活性物質を80質量%以上含有し、平均粒子径が200ミクロン以下で、且つ、幾何標準偏差σgが1.4以下でフラクタル次元が1.3以下の造粒物。
(2)複数種の生理活性物質を80質量%以上含有し、且つ、苦味マスク、遮光、防湿又は防臭を施した前記(1)に記載の造粒物。
(3)複数種の生理活性物質を造粒する工程において、生理活性物質の中間にバリア層を形成することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の造粒物を製造する方法。
(4)前記(1)若しくは(2)に記載の造粒物又は前記(3)の製造方法で得られた造粒物を用いて製造された錠剤、顆粒剤、散剤又はカプセル剤。
本発明によれば、1種類以上の生理活性物質を従来にない高い割合で含有する造粒物が製造でき、従来と比べて小型化した医薬品製剤を提供することを可能にする。
さらに、生理活性物質が他の生理活性物質や添加剤粒子と接触することにより不安定化するものもあるが、生理活性物質粒子を被覆(Layering)し、コーティングすることでバリア層を形成し直接の接触を防止できる。このような医薬品製剤は、含有される生理活性物質が安定化できる副次的な効果も併せもっている。さらに、生理活性物質が打錠機の臼や杵の金属表面に直接接触することで打錠障害が発現しやすいケースでも滑沢剤を少なくできる。そのため、製剤工程において微細造粒、Layering工程を組み込む必要性は従来よりも高まっている。
なお、造粒粒子の平均粒子径が200μm以下にする意図は、一般的に200μm以上の造粒粒子は服用時に口腔内でザラツキ感があるためである。さらに、200μmよりも大きな造粒粒子は、二次凝集粒子でその表面形状は複雑(フラクタル次元1.5以上)となるので、粒子表面にバリア層や溶出制御膜をコーティングした場合、溶出率や苦味マスクにバラツキが生じやすい。また、造粒粒子の平均粒子径が50μm未満の粒子は、質量も小さく流動層内上部 空間に浮遊しスプレーゾーンに循環する確率が低いので、コーティングが不足して幾何標準偏差(σg)が1.4よりも大きくなり好ましくない。造粒粒子の平均粒子径を50μmより大きくすることで前記問題を解決することができる。
光に敏感な生理活性物質は錠剤表面に遮光剤または遮蔽剤でコーティングしているが、医療現場では、錠剤を分割して投与するケースもある。錠剤表面に遮光を施しても分割すれば新しい面から光が照射され生理活性物質の分解等に繋がるが、打錠前の微粒子に遮光や遮蔽を施した後に打錠すれば分割面からの光照射による分解物の生成は、防止・抑制できる。
実施例4で使用した平均造粒物径が34μmのドネペジル塩酸塩の顕微鏡写真。 実施例4で製造したドネペジル塩酸塩被覆造粒物の顕微鏡写真。 実施例4で製造した苦味マスクされた造粒物の顕微鏡写真。
本発明では造粒工程時の溶媒中に生理活性物質を分散・懸濁・溶解させて結合性を生じさせることを特徴としており、本発明で使用可能な生理活性物質の種類については医薬活性成分として疾患の予防や治療に供されるものであれば特定の範囲に限定されない。生理活性物質としては例えば、ベジル酸アムロジピン、カンデサルタン、オルメサルタンドキソミル、ニザチジン、ブシミラン、アゼルニジピン、ロキソプロフェン、イブプロフェン、カフェイン、ファモチジン、レボフロキサチン、アセトアミノフェン、エテンザミド等が挙げられる。
生理活性物質は1種類に限らずに、複数種類でも可能であることから配合剤の小型化が可能となり、服用性の向が期待できる。
水に溶解する生理活性物質は、溶解することにより粘着性が生じるので、本溶液を適当な濃度でスプレー添加することで、造粒用結合剤として利用できる。したがって、このような性質の生理活性物質の場合は、他の結合剤(例えば、HPC−L等)を用いなくても、生理活性物質の含有率が100質量%の造粒物を製造することができる。
水に不溶性の生理活性物質の場合は、水に分散・懸濁して湿式粉砕しても粘着性が不足する場合もあるので、水溶性の高分子結合剤液や水系の膜剤液中に分散・懸濁させてスプレー添加し、被覆(Layering)、造粒することで、薬物含有率が85〜100質量%の高い生理活性物質含有の造粒物を製造することができる。
生理活性物質の溶媒への可溶性が十分か不十分であるかの情報は日本薬局法の記載に基づいており、例えば水への可溶性が十分な生理活性物質は、ロキソプロフェン、ラベプラゾールナトリウム等が該当する。例えば、ラベプラゾールナトリウムは、pH10以上の水性溶媒に溶解する。水への可溶性が不十分な生理活性物質は、イブプロフェン、アゼルニジピン等が該当する。
なお、溶媒によっては不安定化する薬物もあるので注意が必要である。
本発明で用いられる、造粒物製造用の添加物としては、通常使用されている添加剤、崩壊剤、結合剤、矯味剤、着色剤、張化剤、その他の添加剤が適宜使用できるが、水溶性が不十分な生理活性物質に対しては結合剤を使用することが好ましい。結合剤としては、例えば、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、コーンスターチから選択され、好ましくは、大気中の水分(湿度)に対する防湿効果の高いポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[製品名:POVACOAT(登録商標)]が挙げられる。
本発明で用いられる造粒物の製造方法は、流動層造粒法(トップスプレー・側方スプレー・接線スプレー・転動流動層)や攪拌造粒法などの結合液を造粒中にスプレー添加もしくは滴下しながら行うものであれば、特に限定されないが、粒子の流動状態がダイナミックな噴流流動層装置が望ましく、より好ましくは、噴流流動層を改良したAdvanced Wurster(微粒子コーティング装置)が、粗大粒子の生成が少なく粒度分布がシャープになるので適している。
流動する粒子の運動エネルギーに起因する分離力とスプレー液滴による結合力とのバランスで造粒粒子の粒子径が決まる。すなわち、分離力>結合力では、粒子の付着・凝集は抑制され、分離力<結合力では、粒子は付着・凝集する。しかし、同じ液滴径であっても、初期の粒子サイズが小さい時には、付着・凝集に寄与し、微細粒子は減少し、粒子径が有る大きさまで成長すると、質量の増加に伴い粒子の運動による分離力が大きくなるので、粒子成長は抑制され、この結果、粒度分布のシャープな造粒物が得られる。
このようにスプレーする液の粘度や付着力にもよるが、ノズル先端の吐出空気速度を調節し液滴径を制御することで、幾何標準偏差(σg:D84.1/D50)を1.4以下に制御することができることを見出した。
ここでは、Advanced Wursterによる微粒子の微細造粒やコーティングでの詳細な製造方法の例を説明する。生理活性物質AをAdvanced Wursterに投入し流動化させ、ここに生理活性物質Aを水に溶解、もしくは、分散・懸濁・一部溶解した生理活性物質液をスプレー添加する。水に対する溶解度の低い生理活性物質や溶解度の低い針状結晶物質は、その流動性改善のために、長径/短径比を3以下に解砕・整粒することで、二次凝集した小塊の均一分散され流動性は改善出来る。スプレー条件を調整することで、粒度分布はシャープ(幾何標準偏差σg:1.4)で、表面が滑らかな(フラクタル次元:1.01〜1.3)の造粒物が得られる。流動中の、生理活性物質(微粉末で凝集力が強い難流動性の生理活性物質には、流動化助剤(例えば、アエロジル、ケイ酸アルミ、コーンスターチ、乳糖等)を3.0質量%未満添加することもある)に生理活性物質含有液をスプレー添加する。この様な操作を行うことで、薬物含量が80〜100%の流動性が改善され、且つ、粒度分布がシャープで、(フラクタル次元:1.01〜1.3)の表面形状の滑らかで、平均粒子径が150ミクロン以下の造粒物が得られる。
同様に、生理活性物質AをAdvanced Wursterに投入し流動化させ、ここに生理活性物質Bを水に溶解、もしくは、分散・懸濁・一部溶解した生理活性物質液をスプレー添加する。さらに同様な操作で生理活性物質Cを添加、被覆することで生理活性物質の複合粒子(ハイブリットミクスチャーA+B+C)が得られるが、安定性の高い生理活性物質を外側に配置することが望ましい。さらに、必要に応じて生理活性物質層の中間にバリア層を形成することもある。
ガスバリアー性の高い高分子結合剤、高分子膜剤を用いてバリア層を形成することで不快な臭いも防止できる。また、これらの造粒粒子は打錠機の臼や杵に直接触れることによる打錠障害の発現しやすい生理活性物質を被覆(Layering)するため障害も抑制できる。
本発明の造粒物は、生理活性物質をより高い割合で含むことが望ましい。そのため本発明の造粒物に含有される生理活性物質の割合は80質量%以上が望ましく、より望ましくは90質量%以上である造粒粒子が得られる。
本発明の造粒物は、必要に応じて他の添加剤(成形助剤、崩壊剤等)と適宜配合し、打錠し口腔内崩壊錠や普通錠として主に需要者に提供されることもある。
以下に発明を実施するための具体的な形態の例を示すが、本発明は以下に限定されるものではない
[実施例1]
A)アムロジピンベシル酸塩350.0gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここに、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]5.0gを精製水に溶解した液255.0gをスプレー添加し、平均造粒物径約85μmの薬物含有率98.59質量%の造粒物を得た。
[造粒物中成分] [含有率]
ベジル酸アムロジピン( 350.0g) 98.59質量%
POVACOAT(固形分: 5.0g) 1.41質量%
B)得られた造粒物355gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]35.0gと平均粒子径0.5μmに湿式粉砕した酸化チタン25gを分散させた液450gをスプレー添加し、緻密なバリア層を形成した平均粒子径が117μm、幾何標準偏差(σg)1.4、フラクタル次元1.2の遮光を施した造粒物(散剤)を得た。
[造粒物中成分] [含有率]
アムロジピンベシル酸塩 (350.0g) 84.34質量%
POVACOAT (固形分: 5.0g) 1.20質量%
[バリア層・遮光層]
POVACOAT (固形分:35.0g) 8.43質量%
酸化チタン (25.0g) 6.02質量%
小計 415.0g
次に、得られた造粒物(散剤)に結晶セルロース(UF711)110gと崩壊剤(クロスポビドン)55g、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム)2.0gを加え、混合した後打錠して、アムロジピンベシル酸塩を61.14質量%含有した錠剤硬度42Nで崩壊時間27秒の錠剤を得た。
[実施例2]
A)実施例1Aと実施例1Bと同様な操作で得られた造粒物415gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]25.0gを精製水に溶解した液600.0gに、平均造粒物径約5μmに粉砕した酸化チタン35gとタルク30g加え分散・懸濁・一部溶解した液をスプレー添加し、緻密なバリア層を形成した後、カンデサルタン150.0gをポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]10.0gを精製水に溶解した液1000.0gに溶解した液を湿式分散してスプレー添加することで、平均造粒物径約135μm、フラクタル次元1.2、幾何標準偏差(σg)1.35で、合計薬物含有率83.33質量%の遮光を施した造粒物を得た。
[造粒物中成分] [含量割合]
アムロジピンベシル酸塩 (350.0g) 58.33質量%
[バリア層・遮光層]
POVACOAT (固形分 25.0g) 4.27質量%
タルク 30.0g 5.83質量%
酸化チタン (固形分 35.0g) 5.83質量%
カンデサルタンシレキセチル(150.0g) 25.00質量%
POVACOAT 10.0g 1.67質量%
合計 600.0g
B)さらに、得られた造粒物600gに結晶セルロース35gと崩壊剤30gとステアリン酸マグネシウム2.0gを加えて混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所製:VIRGO型)を用い圧縮成型し、錠径6.0mm,厚み2.8mm、1錠94.0mgで硬度44Nの錠剤を得た。
[実施例3]
A)オルメサルタンドキソミル350.0gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここに、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]15.0gを精製水に溶解した液750.0gをスプレー添加し、平均造粒物径約125μmの薬物含有率95.89質量%の造粒物を得た。
[造粒物中成分] [含有率]
オルメサルタンドキソミル( 350.0g) 95.89質量%
POVACOAT(固形分: 15.0g) 4.11質量%
B)得られた造粒物365gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]35.0gと平均粒子径0.5μmに湿式粉砕したタルク35gを分散させた液450gをスプレー添加し、平均造粒物径135μm、幾何標準偏差(σg)1.4、フラクタル次元1.2の防臭を施した薬物含有率83.91質量%の造粒物(散剤)を得た。
[散在中成分]
造粒粒子 365.0g
防臭バリア層:
POVACOAT 35.0g
タルク 35.0g
小計 435.0g
得られた造粒物435gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]15.0gを精製水に溶解した液にオルメサルタン150gを加えた液1000.0gを用いて造粒した粒子に、さらに、バリア層として酸化チタン30.0gとタルク25.0gを分散・懸濁・一部溶解した液をスプレー添加し、平均造粒物径約147μm、フラクタル次元1.2、幾何標準偏差(σg)1.35の粒子を得た。
得られた粒子の表面に、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]15.0gを精製水に溶解した液に、平均造粒物径約5μmに粉砕したアゼルニジピン200.0gを被覆(Layering)した。
[造粒物中成分] [含量割合]
オルメサルタンドキソミル 350.0g 53.03質量%
アゼルニジピン 200.0g 30.30質量%
POVACOAT 65.0g 9.85質量%
タルク 35.0g 5.30質量%
酸化チタン 10.0g 1.52質量%
合計 660.0g
[実施例4]
平均造粒物径が34μmのドネペジル塩酸塩300.0g(図1)を噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]14.0gを精製水に溶解した液700.0gに、ドネペジル塩酸塩300.0gを分散・懸濁・一部溶解し湿式粉砕した液をスプレー添加し、平均造粒物径約75μm、フラクタル次元1.3、幾何標準偏差(σg)1.3の薬物含量95.54質量%の造粒物を得た(図2)。得られた造粒粒子の表面にポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]65.0gを精製水に溶解した液1000.0gに、タルク35.0gと酸化チタン10.0gを分散・懸濁・一部溶解し湿式粉砕した液をスプレー添加し、平均造粒物径約115μm、フラクタル次元1.12、幾何標準偏差(σg)1.3の薬物含有率70.75質量%の苦味マスクされた造粒物を得た(図3)。
[造粒物中成分] [含量割合(質量%)]
塩酸ドネペジル(300g) 95.54質量%
POVACOAT 14.0g 4.46質量%
苦味マスク層:
POVACOAT 65.0g
タルク 35.0g
酸化チタン 10.0g
得られた塩酸ドネペジル含有粒子を計量し、塩酸ドネペジルが一錠中に10mg含有するように、崩壊剤(クロスポビドン、結晶セルロース、D−マンニトールを加え打錠し、崩壊時間が27秒で、且つ、35秒以上苦味マスクされた塩酸ドネペジル口腔内崩壊錠を得た。
[実施例5]
平均造粒物径:41μmのイブプロフェン300.0gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]14.0gを精製水に溶解した液700.0gに、イブプロフェン300.0gを分散・懸濁・一部溶解し湿式粉砕した液をスプレー添加し、平均造粒物径約73μm、フラクタル次元1.3、幾何標準偏差(σg)1.3の薬物含有率97.72質量%の造粒物を得た。
[造粒物中成分] [含量割合]
イブプロフェン(300g) 48.86質量%
イブプロフェン(300g) 48.86質量%
POVACOAT(14g) 2.28質量%
次に、得られた造粒物(散剤)、を分包機で、一包当たり154mg(イブプロフェン含量:150mg)とすることで口腔内で苦味が抑制され、且つ、一回の服用量も少なく、ザラツキも無く、服用性の改善された細粒剤が得られた。
[実施例6]
平均造粒物径:41μmのイブプロフェン450gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体[大同化成製:POVACOAT(登録商標)]10.0gを精製水に溶解した液800.0gに、カフェイン180.0gを分散・懸濁・一部溶解し湿式粉砕した液をスプレー添加し、平均造粒物径約165μm、フラクタル次元1.25、幾何標準偏差(σg)1.4の合計薬物(イブプロフェン+無水カェイン)含有率98.44質量%の造粒物を得た。
[造粒物中成分] [含量割合]
イブプロフェン(450g) 70.31質量%
カフェイン (180g) 28.13質量%.
POVACOAT(10g) 1.56質量%
次に、得られた造粒物(散剤)、を分包機で、一包当たり223mg(イブプロフェン含量:150mg)とすることで口腔内で苦味が抑制され、且つ、一回の服用量も少なく、ザラツキも無く、服用性の改善された細粒剤が得られた。
[実施例7]
A)平均造粒物径:45μmのファモチジン350.0gとコーンスターチ100.0gを噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック社製:MP−01−SPC型)に投入し流動させ、ここにエチルセルロース系水分散液(FMC社:アクアコート:固形分=30.0%)28.0gを精製水に溶解した液700.0gに、ファモチジン200.0gを分散・懸濁・一部溶解し湿式粉砕した液をスプレー添加し、平均造粒物径約65μm、フラクタル次元1.25、幾何標準偏差(σg)1.4の薬物含有率81.12質量%の苦味マスクされた造粒物(細粒剤)を得た。

[造粒物中成分] [含量割合(質量%)]
ファモチジン (350.0g) 51.62質量%
ファモチジン (200.0g) 29.50質量%
コーンスターチ(100.0g) 14.75質量%
アクアコート(固形分 28g) 4.13質量%
小計 678g
B)得られた造粒物(散剤)、を分包機で、一包当たり47mg(ファモチジン含量:20mg)と一包当たり23.5mg(ファモチジン含量:10mg)とすることで口腔内で苦味が抑制され、且つ、一回の服用量も少なく、ザラツキも無く、服用性の改善された細粒剤が得られた。
[比較例1]
アムロジピンベシル酸塩27.76g、D−マンニトール644.24g、無水リン酸水素カルシウム20.0g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース24.0g噴流流動層造粒機(Advanced Wurster:パウレック製:MP−01−SPC型)に投入し、流動化させ、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)16.0gを精製水304.0gに溶解した液をスプレー添加することにより、平均造粒物径 約165μmのアムロジピンベシル酸塩含有造粒物を得た(従来法による打錠用造粒物)。
[造粒物中成分] [含有率]
アムロジピンベシル酸塩 3.79質量%
D−マンニトール 88.01質量%
無水リン酸水素カルシウム 2.73質量%
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 3.28質量%
ヒドロキシプロピルセルロース 2.19質量%
[試験例1] 光照射前後の生理活性物質の色差及び残存率の測定
実施例2及び比較例1で得た製剤をシャーレにとり、サランラップ(登録商標)で封をして光照射(積算120万Lux・hr)した後、ベシル酸アムロジピンの色差を色差計(〜社製:〜名)にて測定した。また、製剤中のベシル酸アムロジピン残存量を高速液体クロマトグラフィーにより測定した後、残存百分率(%)を算出し、表1の結果を得た。
これにより、比較例1に対して本発明の実施例4は色差の変化が有意に小さく、また光照射前後の残存率の変化も有意に小さい。そのため、本発明の生理活性物質を高含量で含む造粒物を用いた製剤は、含有する生理活性物質を安定化する効果をもつことが明らかになった。
[試験例2]臭いの比較
実施例3のA及びBで得られた造粒粒子に添加剤(結晶セルロース、クロスポビドン、滑沢剤)をオルメサルタン含有量が50mg/200mgとなるように打錠した錠剤2錠を50ml瓶に投入後密栓し24時間室内で放置(サンプル量 2×7×2系)後、被験者7人が開栓直後の臭いを評価し、結果を表2に示した。
表2の結果より、実施例3Bで得られた造粒物は、実施例3Aで得られた造粒物と比べて有意に臭い防止効果が認められ、このことから、本発明の効果が確認できた。
本発明によれば、従来に比べて医薬品剤形が小型化されたことによって患者の服用性が向上し、保存時における生理活性物質の安定性が改善等された医薬品製剤を医療現場に提供することができる。

Claims (4)

  1. 生理活性物質を80質量%以上含有し、平均粒子径が200ミクロン以下で、且つ、幾何標準偏差σgが1.4以下でフラクタル次元が1.3以下の造粒物。
  2. 複数種の生理活性物質を80質量%以上含有し、且つ、苦味マスク、遮光、防湿又は防臭を施した請求項1に記載の造粒物。
  3. 複数種の生理活性物質を造粒する工程において、生理活性物質の中間にバリア層を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の造粒物を製造する方法。
  4. 請求項1若しくは請求項2に記載の造粒物又は請求項3の製造方法で得られた造粒物を用いて製造された錠剤、顆粒剤、散剤又はカプセル剤。
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