JP2016124684A - エレベータ用の操作盤 - Google Patents

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Takuya Osawa
卓也 大沢
岩瀬 茂樹
Shigeki Iwase
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【課題】視覚的に薄型に見せることができると共に、いたずらを受けにくい構造の操作盤を提供する。【解決手段】エレベータ用の操作盤1は、カバー部7に設けられた凸部7a、及び、筐体6に設けられた凸部7aと係合する凹部6aからなる第1係合部11と、カバー部7に設けられたバネ部材8、及び、筐体6に設けられたバネ部材8と係合する係合孔6bとからなる第2係合部12と、筐体6の側壁部62とカバー部7との境界部分において、側壁部62に設けられた、バネ部材8を変位させるための治具9を挿入することができる挿入孔6cとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの乗場等に設置される壁掛けタイプのエレベータ用の操作盤に関する。
従来のエレベータの乗場等に用いられている壁掛けタイプの操作盤は、表示器や押しボタン等の部品を収納する筐体を壁面に固定し、箱形のカバーでその筐体を覆い、カバーの上面及び下面等の目立たない位置でカバーを筐体にネジ固定する構造が知られている(特許文献1参照)。
一方、壁面に固定されている裏板とその裏板をカバーする表面板との間に部品や配線を集積する操作盤において、表面板を裏板にスライドさせて取り付け取り外しできる構成が開示されている(特許文献2参照)。この場合、裏板と表面板との固定機構は、裏板に設けられた板バネと、表面板の裏板側に設けられた透孔とで構成され、表面板を裏板にスライドさせながら取り付けた際に、板バネが透孔に係止されることで表面板が裏板に固定される。そして、表面板の下端部に開口が設けられており、この開口部から治具を挿入して板バネによるロック機構を解除することにより、表面板を裏板から簡単に取り外すことができる。
特開平9−315711号公報 特開2006−188851号公報
エレベータ用の操作盤は、意匠性の観点から、壁面からの突出寸法をできるだけ小さくすることが望ましく、また、外部からのいたずら等を防止できる構造であることが好ましい。これに対して、特許文献1の構成のように、筐体にカバーを固定する為にネジを使用する場合には、外部からネジが見えるため、いたずら等によってカバーが外されてしまう懸念がある。また、カバーを筐体に固定するためにネジを用いるため、ドライバーの作業性からカバーを薄型化することも難しく、操作盤全体の意匠性にも制約がある。
特許文献2の構成では、表面板(カバー)と裏板(筐体)との固定機構にネジを用いないため、意匠性などの制約は受けにくく、表面板の薄型化は可能である。しかしながら、表面板を裏板から取り外す際に用いられるロック解除用の開口が確認し易いため、いたずらを受けやすい構造であり、完全にいたずら等を防ぐことは難しい。
そこで、本発明は、エレベータ用の操作盤において、視覚的に薄型に見せることができると共に、いたずらを受けにくい構造の操作盤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、壁面に取り付けられる取り付け板、及び、取り付け板の外周部に設けられた側壁部を有し、表示器が収容された筐体と、筐体の表面を被覆すると共に、側壁部の一部を被覆するカバー部とを有するエレベータ用の操作盤において、カバー部に設けられた凸部、及び、筐体に設けられた凸部と係合する凹部からなる第1係合部と、カバー部に設けられたバネ部材、及び、筐体に設けられたバネ部材と係合する係合孔とからなる第2係合部と、筐体の側壁部とカバー部との境界部分において、側壁部に設けられた、バネ部材を変位させるための治具を挿入することができる挿入孔と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、視覚的に薄型に見え、いたずらを受けにくい構造のエレベータ用の操作盤を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤が取り付けられるエレベータ乗り場の概略構成図である 本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤の側面の断面構造を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤を底面側からみたときの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤の筐体の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤のカバー部の概略構成図である。 操作盤においてロック機構を解除し、カバー部を筐体から取り外す際の要部の概略構成を示す図である。 カバー部の中央部が引っ張られたときの様子を示す概略断面図である。 図8の要部の断面拡大図である カバー部の上部が引っ張られたときの様子を示す概略構成図である。 比較例に係る操作盤の側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るエレベータ用の操作盤の一例を、図面を参照しながら説明する。以下では、エレベータ乗り場の壁面に設けられる操作盤を例に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
[全体の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1が取り付けられるエレベータ乗り場の概略構成図である。図2は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1の概略側面図であり、図3は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1の側面の断面構造を示す概略構成図である。また、図4は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1を底面側からみたときの概略構成図である。さらに、図5は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1の筐体6の概略側面図であり、図6は、本発明の一実施形態に係るエレベータ用の操作盤1のカバー部7の概略構成図である。
図1及び図2に示すように、一般的にエレベータ乗り場の壁面5には、エレベータ扉2の近傍に表示器3や押ボタン4が付いた操作盤1が設けられる。操作盤1は、図3に示すように、表示器3や押ボタン4等が収容された筐体6と、その筐体6を覆うと共に、表示器3を表示する表示窓(図示を省略する)や押ボタン4を外部から操作するための操作窓(図示を省略する)が設けられたカバー部7と、板バネ8(本発明のバネ部材)とで構成されている。
[筐体]
図3〜図5に示すように、筐体6は、板状部材で構成された取り付け板61と、取り付け板61の縁側全周(外周部)に渡って設けられ、取り付け板61の一方の面から、取り付け板61の平面に対して垂直な方向に立設するように設けられた側壁部62とを有する。取り付け板61の壁面5に水平な面の形状は矩形状である。取り付け板61及び側壁部62は一体に形成されており、例えば樹脂等の材料で形成されている。本実施形態では、取り付け板61の側壁部62が設けられた側とは反対側の面を壁面5に当接させて取り付け板61を壁面5に取り付けることにより、筐体6が壁面5に固定される。そして、筐体6の側壁部62に囲まれる領域には、表示器3や押ボタン4等が実装される。
また、筐体6を壁面5に取り付けた状態において、筐体6の上方側に位置する側壁部62には、後述するカバー部7の凸部7a(図3,図6参照)が係合可能な凹部6aが設けられている。また、筐体6を壁面5に取り付けた状態において筐体6の下方側(底面側)に位置する側壁部62の取り付け板61側には、カバー部7に設けられる板バネ8の一端が係合する係合孔6bが設けられている。
ここで、係合孔6bの一部は、図4に示すように、カバー部7が取り付けられたときに後述するロック解除用の治具9(図7参照)が挿入される挿入孔6cとして、露出される必要がある。したがって、係合孔6bは、カバー部7を筐体6に取り付けた際に、その一部が挿入孔6cとして露出される位置に設けられる。
さらに、図5に示すように、筐体6を壁面5に取り付けた状態において鉛直方向に延在するように設けられた対向する側壁部62のそれぞれには、後述するカバー部7の突起部7bが挿入される溝部6dが、側壁部62の鉛直方向に沿って複数個(図5では2個)ずつ設けられている。溝部6dは、側壁部62の取り付け板61側とは反対側の端部から所定の深さに形成された切り欠き状の開口で構成されている。また、この溝部6dは、カバー部7を筐体6に取り付ける際にカバー部7の突起部7bを挿入し易くするため、端部側の開口幅が取り付け板61側の開口幅よりも大きくなるような形状に形成されている。
[カバー部]
図2及び図3に示すように、カバー部7は、筐体6の表示器3や押ボタン4が収容された側の面を覆う矩形の板状部材で構成された表面板71と、表面板71の縁側全周に渡って設けられ、表面板71の一方の面から表面板71の平面に対して垂直な方向に立設するように設けられた嵌合壁72とを有して構成されている。表面板71及び嵌合壁72は一体に形成されており、筐体6と同様、樹脂等の材料で形成されている。
表面板71の所望の位置には、図示を省略するが、筐体6に収容された表示器3を表示する表示窓や、押ボタン4を外部から操作するための操作窓が設けられている。嵌合壁72は、その内周が筐体6の側壁部62の外周よりも大きく形成されており、カバー部7を筐体6に取り付ける際に、嵌合壁72が筐体6の側壁部62に当接して嵌合する程度の大きさに形成されている。
また、カバー部7を筐体6に取り付けたときの、嵌合壁72の壁面5に垂直な方向の長さ、すなわち、図2に示すカバー部7の厚みtは、カバー部7及び筐体6を含めた操作盤1全体の壁面5に垂直な方向における厚みTよりも小さくなるように構成されている。すなわち、表面板71の平面に垂直な方向における嵌合壁72は、カバー部7を筐体6に嵌め込んだときにカバー部7の嵌合壁72の先端が壁面5に当接しない高さに形成されている。
ここで、前述したように、本実施形態では、操作盤1の底面側において、図4に示すように嵌合壁72の先端と側壁部62との境界部分に係合孔6bの一部が露出されている。
この露出された係合孔6bは後述するロック解除用の治具9(図7参照)を挿入する挿入孔6cとなる。嵌合壁72と側壁部62との境界部分に露出される挿入孔6cの開口幅は、後述するロック解除用の治具9が挿入できる大きさであればよく、0.5mmから1mm程度であればよい。
また、筐体6の上方側に位置する側壁部62に当接するカバー部7の嵌合壁72には、側壁部62に設けられた凹部6aに係合する凸部7aが設けられている。本実施形態では、凹部6aと凸部7aによって、第1係合部11が構成される。
さらに、筐体6を壁面5に取り付けた状態において鉛直方向に延在するように設けられた対向する側壁部62のそれぞれに当接する嵌合壁72の内周面には、カバー部7を筐体6に取り付けた際に、側壁部62に設けられた溝部6dに挿入可能な突起部7bが設けられている。本実施形態では、カバー部7を筐体6に取り付ける際にその突起部7bを溝部6dに挿入し易くするため、突起部7bの嵌合壁72の表面板71側とは反対側、すなわち、突起部7bの溝部6dに挿入される方向における先端側は角部が除去されている。本実施形態では、筐体6に設けられた溝部6dとカバー部7に設けられた突起部7bとにより外れ防止機構が構成され、この外れ防止機構は、操作盤1の両側面のそれぞれに2つずつ設けられている。
[板バネ]
図3に示すように、板バネ8は、固定部8aとロック解除片8bと係合部8cとを有し、これらは一体に形成されている。板バネ8は、固定部8aによりカバー部7の筐体2に面する側の内周面に固定されており、カバー部7を筐体6に取り付けた際に、係合部8cが筐体6の側壁部62に設けられた係合孔6bに係合可能な位置に固定されている。本実施形態では、板バネ8と係合孔6bとにより第2係合部12が構成され、カバー部7を筐体6に取り付けたとき、板バネ8の係合部8cが係合孔6bに係合することで、板バネ8の弾性力によりカバー部7が筐体6側に引き寄せられて固定される。
このように、本実施形態では、板バネ8と係合孔6bとで構成される第2係合部12は、カバー部7と筐体6との取り付けをロックするロック機構を構成する。また、ロック解除片8bは、固定部8aから取り付け板61側に延在する部材で構成されており、カバー部7を筐体6から取り外す際におけるロック解除の為に用いられる。
[取り付け・取り外し方法]
次に、本実施形態の操作盤1における筐体6へのカバー部7の取り付け・取り外し方法について説明する。筐体6にカバー部7を取り付ける場合は、カバー部7の上方の嵌合壁72に設けられた凸部7aを、筐体6の側壁部62に設けられた凹部6aに係合させながら、カバー部7を筐体6に嵌め込む。カバー部7が筐体6に嵌め込まれることにより、カバー部7に設けられた板バネ8の係合部8cが、板バネ8の弾性力によって筐体6の係合孔6bに係合する。これにより、カバー部7と筐体6とは、第1係合部11及び第2係合部12による係合で固定される。また、カバー部7を筐体6に取り付けたときには、カバー部7の突起部7bが筐体6の溝部6dに挿入されている。
次に、カバー部7を筐体6から取り外す方法について説明する。図7に、本実施形態の操作盤1においてロック機構を解除し、カバー部7を筐体6から取り外す際の要部の概略構成を示す。ロック機構を解除してカバー部7を筐体6から取り外す場合は、図7に示すように、挿入孔6cからロック解除用の治具9を挿入してロック解除片8bを鉛直上方向に押し上げる。これにより、係合部8cを変位させて係合孔6bから外し、第2係合部12による筐体6とカバー部7とのロックを解除することができる。そして、ロックを解除しながら、カバー部7を筐体6から外すことで、カバー部7を筐体から取り外すことができる。
以上のように、本実施形態では、カバー部7の筐体6への固定は、操作盤1の外部からは見えない第1係合部11及び第2係合部12でなされるので、外側にネジ等の固定機構を必要とする従来の操作盤と比較して意匠性に優れる。
また、本実施形態では、カバー部7の厚みtを操作盤1全体の厚みTよりも小さくすることにより、カバー部7と筐体6との間に嵌合壁72を構成する板厚分の段差が形成される。これにより、使用者が正面から操作盤1を見た場合、筐体6がこの段差によって隠れるため、筐体6部分を視認しにくい。このため、使用者に、カバー部7の厚みtを操作盤1の厚みとして認識させる効果を高めることができ、操作盤1を視覚的に薄型に見せることができる。
ここで、操作盤1全体の厚みTとカバー部7との厚みtの差T−tは、3mm程度であることが好ましい。厚みの差T−tが例えば1〜2mm程度である場合には、筐体6部分が完全に見えなくなることにより操作盤1が壁面5から浮いて見え、裾付不良と判断される懸念があり、また、取り付け誤差などにより、挿入孔6cが嵌合壁72と側壁部62との境界部分に露出されない恐れもある。一方、厚みの差T−tを4mm以上にした場合には、操作盤1の意匠性を損なう懸念がある。したがって、操作盤1全体の厚みTとカバー部tとの厚みの差T−tを例えば2mm<T−t<4mmとすることで、操作盤1全体の意匠性を保つと共に、側壁部62と嵌合壁72との境界部分における挿入孔6cの露出を確実にすることができる。
ところで、前述したように、筐体6には表示器3や押ボタン4等を収容する必要があり、内部構造の観点から、筐体6の厚み(すなわち、側壁部62の高さ)を小さくすることによる操作盤1の薄型化には限界がある。図11に、比較例における操作盤100の側面図を示す。図11に示す比較例では、カバー部の厚みtが操作盤100の厚みTと同じである場合の構成図を示している。カバー部の厚みtが操作盤100の厚みTと同じである場合、例えば、操作盤100全体の厚みTが例えば15mmである場合には、視覚的にも操作盤100の厚みは15mmと認識される。
これに対し、本実施形態では、操作盤1全体の厚みTを例えば15mmとしたとき、カバー部7の厚みtを12mmとすることで、視覚的な操作盤1の厚みを12mmとすることができる為、使用者に操作盤1を実際の寸法よりも薄く見せることができる。
このように、本実施形態では、筐体6の取り付け面に垂直な方向におけるカバー部7の厚みtを、筐体6の取り付け面に垂直な方向における操作盤1全体の厚みTよりも小さくし、カバー部7の壁面5側の先端と筐体6との境界部分に段差を生じさせている。これにより、カバー部7が筐体6の取り付け板61側まで被覆する構成(図11)に比較して、操作盤1を視覚的に薄型に見せることができる。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、ロック解除用の治具9を挿入する挿入孔6cが、筐体6側に設けられ、かつ、カバー部7の壁面5側の先端と筐体6との境界近傍に設けられる。そして、本実施形態では、カバー部7の壁面5側の先端と筐体6との境界部分に段差が生じているため、挿入孔6cはカバー部7の陰に隠れて外側から確認しにくくなる。したがって、本実施形態のエレベータ用の操作盤1によれば、いたずら防止の効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、挿入孔6cを係合孔6bの一部で構成している。このため、挿入孔6cを係合孔6bと別途構成する場合に比較して、筐体6の構成を簡素にすることができる。
また、本実施形態のように、筐体6とカバー部7との間に段差があると、いたずら等の目的でカバー部7が引っ張られる可能性がある。特に、操作盤1が縦長の場合、引っ張られることによるカバー部7の撓みで、カバー部7が筐体6から外れる可能性がある。これに対し、本実施形態では、筐体6の溝部6dと、カバー部7の突起部7bとにより外れ防止機構が構成されることによって、カバー部7がいたずら等によって引っ張られた際に、カバー部7が外れてしまうのを防ぐことができる。
図8は、カバー部7の中央部が引っ張られたときの様子を示す概略断面図であり、図9は、図8の要部の断面拡大図である。また、図10は、カバー部7の上部が引っ張られたときの様子を示す概略構成図である。
図8及び図10に示すように、いたずら等により操作盤1のカバー部7が壁面5に対して垂直な方向に引っ張られた場合、引っ張られた方向にカバー部7が歪む。カバー部7が引っ張られることによるカバー部7の歪みが大きいと、外れ防止機構が設けられていない場合には、カバー部7の歪みによって、第1係合部11及び第2係合部12のどちらか一方、又は、両方の係合が外れ、カバー部7が筐体6から外れてしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、筐体6に設けられた溝部6dに、カバー部7に設けられた突起部7bが挿入されているので、例えばカバー部7の中央部が引っ張られた場合には、図9において、一点鎖線で囲む領域に示すように、鉛直方向に並ぶ2つの外れ防止機構において、突起部7bが溝部6dに引っ掛かる。このため、カバー部7の歪みが抑制され、カバー部7が筐体6から外れるのを防ぐことができる。
これと同様に、図10に示すようにカバー部7の上部が引っ張られた場合は、上方の外れ防止機構により、カバー部7の歪みを抑制することができるため、カバー部7が筐体6から外れるのを防ぐことができる。また、図示を省略するが、カバー部7の下部が引っ張られた場合には、下方の外れ防止機構と、第2係合部12により、カバー部7の歪みを抑制することができるので、第1係合部11又は/及び第2係合部12が外れるのを防ぐことができる。このように、本実施形態では、撓みが発生し易いカバー部7の長辺方向において外れ防止機構が設けられることで、撓みの発生を抑制し、カバー部7が外れるのを防ぐことはできる。
ここで、外れ防止機構は、操作盤1の鉛直方向において例えば等間隔に設けることが好ましく、本実施形態では、操作盤1の両側面のそれぞれにおいて、操作盤1の鉛直方向における長さに対して3分の1程度の間隔で2つずつ設けることが好ましい。また、外れ防止機構の位置を、操作盤1の一般的な鉛直方向の長さから規定する場合、外れ防止機構は、例えば150mm〜250mmの間隔で設けるのが好ましい。このような間隔で外れ防止機構を設けることにより、カバー部7のいずれの部分が引っ張られたとしても、カバー部7が筐体6から外れるのを防止することができる。
また、本実施形態では、カバー部7が壁面5と垂直な方向に引っ張られた場合について説明したが、カバー部7が壁面5と平行な方向に引っ張られた場合についても、外れ防止機構において突起部7bが溝部6dに引っ掛かる。これにより、カバー部7が筐体6から外れるのを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、筐体6に溝部6dを設け、カバー部7に突起部7bを設けることで外れ防止機構を構成したが、カバー部7に溝部を設け、筐体6に突起部を設けることによって外れ防止機構を構成してもよい。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。例えば、上述した実施形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成について他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…操作盤、2…エレベータ扉、3…表示器、4…押ボタン、5…壁面、6…筐体、6a…凹部、6b…開口部、6c…挿入孔、6d…溝部、7…カバー部、7a…凸部、7b…突起部、8…板バネ、8a…固定部、8b…ロック解除片、8c…係合部、9…治具、11…第1係合部、12…第2係合部、61…取り付け板、62…側壁部、71…表面板、72…嵌合壁、100…操作盤



Claims (5)

  1. 壁面に取り付けられる取り付け板、及び、取り付け板の外周部に設けられた側壁部を有し、表示器が収容された筐体と、前記筐体の表面を被覆すると共に、前記側壁部の一部を被覆するカバー部とを有するエレベータ用の操作盤において、
    前記カバー部に設けられた凸部、及び、前記筐体に設けられた前記凸部と係合する凹部からなる第1係合部と、
    前記カバー部に設けられたバネ部材、及び、前記バネ部材と係合する前記筐体に設けられた係合孔とからなる第2係合部と、
    前記カバー部で被覆された前記筐体の側壁部と前記カバー部との境界部分において、前記側壁部に設けられた、前記バネ部材を変位させるための治具を挿入することができる挿入孔と、を備える
    ことを特徴とするエレベータ用の操作盤。
  2. 前記筐体の側壁部に設けられた溝部と、
    前記溝部に挿入されるように前記カバー部に内周面に設けられた突起部とを
    有する請求項1に記載のエレベータ用の操作盤。
  3. 前記筐体の側壁部に設けられた突起部と、
    前記突起部が挿入される前記カバー部の内周面に設けられた溝部とを
    有する請求項1に記載のエレベータ用の操作盤。
  4. 前記カバー部を前記筐体に取り付けた状態において、前記取り付け板の壁面への取り付け面と、前記カバー部の先端との距離は、2mmよりも大きく4mmよりも小さい
    請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ用の操作盤。
  5. 前記係合孔は前記挿入孔を兼ねる
    請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ用の操作盤。


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