JP2016124655A - シート積載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 集積トレイ上に集積されるシートの整列性を向上させるとともにシートの折れや損傷を防止することができるシート集積装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 シートの端部を規制する規制部材を、集積トレイ上に集積されるシートの端部を規制する第1の位置と集積トレイ上に集積されたシートの端部から所定距離離れた第2の位置と、に移動させる移動機構を設け、移動動機構は、シートが集積トレイに排出された後に規制部材を第1の位置から第2の位置に移動し、その後に第2の位置から再び第1の位置に移動させて、シートの端部を整合する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置によって画像が形成されたシートを積載するシート集積装置に関する。
従来、画像形成装置で印字等の画像形成されたシートを大量に整列、積載するためのシート積載装置が知られている(例えば、特許文献1)。
このシート集積装置は、画像形成装置本体より排出されたシート搬送するシート搬送部と、搬送部で搬送されたシートを集積するシート集積部と、で構成されている。
シート搬送部は、画像形成装置より排出されたシートを受け取る搬入口と、搬入口に配置させた搬入ローラ対と、搬入ローラ対の下流に配置された搬出ローラ対と、を備えている。そして、搬入口から受け取ったシートを搬入ローラ対で搬送し、搬入ローラ対からのシートを搬出ローラ対でシート集積部に排出する。
シート集積部は、シートを積載する集積トレイと、排出ローラ対からのシートの先端を把持して集積トレイの上方を移動するグリッパと、グリッパにより把持された状態で積載トレイの上方を搬送されるシートの先端が突き当たるストッパとを備えている。そして、排出ローラ対で排出されたシートは、その先端をグリッパで把持されて集積トレイの上方を移動する。グリッパで把持された状態で移動するシートは、やがてストッパに突き当たる。ストッパにシートの先端が突き当たると、グリッパは移動を継続するがシートはストッパで移動が制限させるため、シートはグリッパから抜けて、把持状態が解除される。把持状態が解除されたシートは、フリー状態となり、集積トレイ上に落下して集積される。
ここで、シート積載部である集積トレイは、駆動装置により上下動可能な構成となっており、積載されたシートの最上面の高さが一定となるように駆動制御される。また、グリッパは、シート排出方向に回転する無端ベルトに取り付けられており、排出ローラ対によって排出されたシートの先端部をグリッパにより一枚毎に把持し、把持した状態で無端状ベルトを回転させることによりシートが移動する。
また、近年においては、シートの搬送速度の高速化が著しくなっている。そして、高速化された装置に対応するため、グリッパの把持状態をストッパ位置の上流側で解除してシートをストッパに突き当て、集積トレイに集積するように構成したものもある。この装置では、グリッパの把持状態を解除してストッパに慣性で突き当てるので、ストッパに突き当たる際の速度が減速され、シートの先端のダメージを低減し、シートの損傷を防止することができる(例えば、特許文献2)。
特開2006−124052号公報 特開2010−168218号公報
上述した従来のシート集積装置では、シート先端の整合をストッパに突き当てることにより行っている。しかしながら、従来のシート集積装置ではシートをストッパに突き当てた後に落下させて集積トレイに集積させる。このとき、シートはストッパの規制面(突き当て面)に沿って落下するとは限らないため、積載トレイ上のシートの整列性を十分にえることができなかった。
特に、コシの弱いシートではシートが湾曲して集積され、湾曲したシートの上に次シートが次々に集積されるため、シートの折れなどが発生する。具体的に述べると、グリッパに把持した状態でシートの先端をストッパに突き当てる装置では、シートの先端をグリッパが把持した状態でシートの後端が落下を開始する。このため、シートは後端が下方に傾斜した状態で落下する。これによって、シートの先端側が上方または下方に湾曲して集積される。また、グリッパによる把持を解除した状態でシートの先端をストッパに突き当てる装置では、シートが先端ストッパに突き当たる際に、シート先端が積載トレイに向かって下方に屈曲する。そして、シート先端が屈曲した状態で積載トレイ上に落下するため、シート先端が下方に湾曲した状態で集積される。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、集積トレイ上に集積されるシートの整列性を向上させるとともにシートの折れや損傷を防止することができるシート集積装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上述の目的を達成するために、シートの端部を規制する規制手段と、この規制手段を集積トレイ上に集積されるシートの端部を規制する第1の位置と集積トレイ上に集積されたシートの端部から所定距離離れた第2の位置に移動させる移動手段を設け、移動動手段は、シートが集積トレイに排出された後に規制部材を第1の位置から第2の位置に移動し、その後に第2の位置から再び第1の位置に移動させるようにした。
集積トレイに集積されるシートの端部を規制する規制手段をシートの端部を規制する第1の位置から端部から退避した第2の位置に移動させることで、湾曲して集積されたシートの湾曲を解消することができる。また、第2の位置から第1の位置に移動させ、シートの端部を整合することで、集積シートの整列性を向上させることをできる。
本発明におけるシート集積装置を備えた画像形成システムの全体構成を示す図である。 本発明におけるシート集積装置の集積部を示す断面図である。 本発明におけるシート集積装置の集積部を示す上面図である。 本発明におけるシート集積装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明におけるシート集積装置のトッパ部材50をシートサイズに応じた規制位置に移動させる動作を示す動作フローチャート図である。 本発明におけるシート集積装置のシート押圧動作とシート整合動作を示す動作フローチャート図である。 本発明におけるシート集積装置のシート排出機構による送出動作を示す模式図である。 本発明におけるシート集積装置のシート押圧動作とシート整合動作を示す模式図である。
以下、本発明に係わるシート集積装置の実施の態様について、図面を参照しながら説明する。
図1は、シート集積装置を備えた画像形成システムの全体構成を示す図である。同図で示すように、画像形成システムは、シートに画像を印刷する画像形成装置1、原稿を読み取る原稿読取装置2、シートを原稿読取装置2の読取部に搬送する原稿送り装置3、画像形成装置1にシートを供給するシート給紙装置4、画像形成装置1の排紙口に連結されて、画像形成装置1から排出されるシートを集積するシート集積装置5とで構成されている。
画像形成装置1は、100枚程度のシートを収納可能な2つの給紙カセット6a、6bを備えている。そして、2つの給紙カセット6a、6bとシート給紙装置4のいずれか1つからシート取り出し、取り出したシートに原稿読取装置2から転送される画像データを印刷し、排紙ローラ対10によってシート集積装置5に排出する。
画像形成装置1は静電印刷を行うもので、感光ドラム11に静電潜像を形成するビーム投光器12と、静電潜像にトナーインクを付着する現像器13と、転写チャージャ14とを備えている。そして、シートに、感光ドラム51に形成した画像インクを転写チャージャ14で転写し、その下流側には配置される定着ローラ15によってシート上の画像を加熱定着して、シート集積装置5へと搬送する構成となっている。
シート給紙装置4は、給紙カセット6a、6bよりも多い3000枚のシートが収納可能な収納部4aを備え、画像形成装置1からの給紙指令に従って1枚毎にシートを画像形成装置1に供給する。
原稿読取装置2は、透明なガラスで形成される第1プラテン16と第2プラテン17とを装置の上部に水平方向に並設している。第1プラテン16は、手置きでセットされる原稿の読み取りに用いられ、使用可能な原稿の最大寸法サイズに形成されている。そして、第2プラテン17は所定速度で移動する原稿の読み取りに用いられる。
画像読取装置2の内部には、第1、第2の読取キャリッジ18、19と、集光レンズ20及び光電変換素子21(CCD)を有する光電変換手段が備えられている。第1、第2の読取キャリッジ18、19は、図示しないがキャリッジモータによって駆動されて、第1プラテン16の下方を副走査方向(水平方向)に往復移動する。第1の読取キャリッジ18には、光を原稿に向けて照射するランプと、原稿から反射された光を反射するミラーが設けられ、第2の読取キャリッジ19には、第1の読取キャリッジ18のミラーからの光を集光レンズ20及び光電変換素子21に案内する2つのミラーが設けられている。そして、第1、第2の読取キャリッジ18、19は移動して、第1プラテン16にセットされている原稿に光を照射し、原稿からの反射光を光電変換素子21で光電変換して原稿を読み取る。そして、光電変換素子21で読み取った原稿の画像データは、画像形成装置1のビーム投光器12に画像信号で送信される。
原稿送り装置3は、給紙トレイ22にセットされた原稿をシート搬送機構24によって第2プラテン17を通過させて、排紙トレイ23に排紙する。なお、原稿送り装置3で第2プラテン17上を通過する原稿を読み取る場合、第1、第2の読み取りキャリッジ18、19は第2プラテン17の下方で静止させ、移動する原稿を読み取る。
シート集積装置5は、画像形成装置1で印刷されて排出されてくるシートを集積する。そして、シート集積装置5は、大容量の例えば最大3千枚のシートを集積する第1集積部28(集積手段)と、少数枚の例えば最大100枚前後のシートを集積して、外部から操作者によってシートを直接取り出すことができる第2集積部29とから構成される。
シート集積装置5には、画像形成装置1の排出ローラ対10からのシートを受ける入口ローラ対32が備えられている。そして、入口ローラ対32から送出されたシートは切換フラッパ25によって、第1集積部28と第2集積部29のいずれか一方に案内される。
図2は第1集積部28の側方から見た断面図であり、図3は第1の集積部28のシート排出機構を上方から見た断面図である。第1集積部28(以降、単に集積部という。)は、シートを集積する集積トレイ30と、昇降トレイ30を支持し、上下方向に移動することで集積トレイ30を昇降させる昇降板31と、を備えている。図示しないが昇降板31は装置の壁面に形成されるスライド溝に嵌合して上下動する。尚、取り付けられたワイヤーが昇降モータM3に連結された巻取部材の正回転で巻き取られることで上方に移動し、巻取部材の逆回転でワイヤーが弛緩することで自重により下方に移動する構成となっている。
入口ローラ対32は排出モータM2によって駆動され、シートをシート排出機構に向けて送出する。シート排出機構は、集積トレイの上方に配置された排出ベルト33と、排出ベルト33に取り付けられたグリッパ部材36と、送出されるシートの先端を規制するストッパ部材50を備える整合ユニットで構成される。
排出ベルト33は、2つの回転体34、35に張架され、一方の回転体34がベルトモータM1によって駆動される。排出ベルト33は、図3に示すようにシートの搬送方向と直交する方向に並べて3つ配設されており、各排出ベルト33の外周面には、互いに等間隔に配置され、左右相反する方向に移動する2つのグリッパ部材36が設けられている。
このグリッパ部材36は、シートの先端を把持して排出方向に送出する。また、グリッパ部材36は、一端が排出ベルト33に固定され、他端が一端側を支点に揺動自在に構成されている。なお、グリッパ部材36の一端側の支点には捩じりバネが設けられており、この捩じりバネ(図示せず)によってグリッパ部材36の他端側は常に排出ベルト33の外周面に付勢されている。そして、入口ローラ対32から送出されるシートの先端がグリッパ部材36の他端側から進入すると、シートの先端によってグリッパ部材36の他端側が捩りバネの付勢力に抗して排出ベルト33の外周面から離れる方向に移動し、シートの先端を排出ベルト33との間で挟んで把持するようになっている。
無端状の排出ベルト33の内周の内側には整合ユニット40が配設されている。整合ユニット40には、平板状の支持部材41を備えており、この支持部材41に、シートを所定の集積位置に集積するためのストッパ部材50と、集積されたシートの上面を押える押さえ部材60と、が取り付けられている。そして、後述するがストッパ部材50は、シートサイズに応じた位置に移動して排出されるシートの先端を規制する。また、シートが排出された後に集積シートの端部から一度離れた後に戻ることでシートの整合を行うように構成されている。
平板状の支持部材41は、その底部のシート幅方向の両端部には凸部41aが形成されている。支持部材41の凸部41aは、シートの送出方向に沿って形成されており、装置の側板に装架されている2本のステー38に架け渡された2本のレール部材39の溝部39aに嵌合されている。つまり、支持部材41の凸部41aをレール部材39の溝部39aに嵌合することで、レール部材39は支持部材41を移動自在に支持する。
次に、ストッパ部材50及び押え部材60の構成を説明する。ストッパ部材50は、一端が固定軸51に支持されて他端がシートの移送方向に延出しているアーム部50bと、移送されるシートの先端部が突き当たる当接部50aとから成る。固定軸51は、支持部材41の上面に固定して取り付けられる軸受52によって支持される。つまり、ストッパ部材50は固定軸51を介して支持部材に固定して取り付けられている。
押え部材60は、シートの上面を押える押え部60aとシートの移送方向に延出しているアーム部60b、60cとから成る。押え部60aは細長い棒状に形成されており、アーム部60b、60cは押え部60aの両端部のそれぞれに形成されている。2つのアーム部60b、60aは、回動軸61に固定して取り付けられており、回転軸61は支持部材41の上面に固定して取り付けられている軸受62に回動自在に支持されている。回動軸61は、第1ソレノイドSOL1によって正逆方向に回転し、押え部材60を、シートを押える押え位置とシート上面から退避した退避位置に回動させる。
押え部材60を回動する回動軸61を駆動する第1ソレノイドSOL1は、支持部材41の上面に取り付けられて、第1ソレノイドSOL1のプランジャは連結ピンによって回動軸61の突片65に連結されている。引っ張りバネ64は、回動軸61に形成されている取付片66と支持部材41の上面に固設されている突出片69との間に架け渡されて、第1ソレノイドSOL1のプランジャの吸引方向とは反対の方向に付勢している。
このような構成によって、第1ソレノイドSOL1を作動させてプランジャをケース内へ吸引すると、押え部材60は引っ張りバネ64の引っ張り力に抗して図中時計回り方向に回動し、退避位置に移動する。一方、第1ソレノイドSOL1の作動を停止させると、押え部材60は引っ張りバネ64の引っ張り力によって図中反時計回り方向に回動し、シートの上面に接触する押え位置に移動する。
次に、ストッパ部材50を移動させるための移動機構について説明する。移動機構は、2本のステー38に掛け渡された2本のレールと、各ステー38にそれぞれに設けられたプーリ70と、プーリ間に架け渡され、支持部材41が取り付けられた無端状の移動ベルト71と、移動ベルトを回転する駆動源としての移動モータM4と、移動モータM4の駆動を移動ベルト71に伝達するプーリ72、73、タイミングベルト74などの駆動伝達手段と、で構成されている。また、支持部材41と移動ベルト71の連結方法は、移動ベルト71から延設した連結部41bを移動ベルト71に固着して連結している。
このような構成によって、移動モータM4が正転または逆転駆動させると、駆動伝達手段を介してプーリ70に伝達され、プーリ70の回転によって移動ベルト71が回転する。この移動ベルト71の回転に伴って支持部材41、すなわち整合ユニット40がレール部材39の溝部39aに沿って移動する。
なお、図3に示す符号支持部材41と移動ベルト71の連結方法は、移動ベルト71から延設した連結部41bを移動ベルト71に固着して連結している。
次に、シート集積装置5の制御系の構成を図4のブロック図を用いて説明する。制御部100は、CPU、ROM、RAM等を含むワンチップマイコンである。制御部100は、画像形成装置1からのシートサイズ情報を含む各種情報や動作指令などを受信する。そして、各種情報や動作指令に基づきCPUがROMに記憶されているプログラムを実行することで、シート集積装置5の各部を制御してシートの送出及び集積を行う。また、後述する規制位置切換動作、シート押圧動作、シート整合動作も行う。
制御手段を構成する制御基板101には、制御部100としてのワンチップマイコン、ベルトモータ駆動回路102、排出モータ駆動回路103、昇降モータ駆動回路104、移動モータ回路105及び第1ソレノイド駆動回路106、第2ソレノイド駆動回路107、が実装されている。ここで、ベルトモータ駆動回路102は、排出ベルト33の駆動源であるベルトモータM1を駆動する。排出モータ駆動回路103は、入口ローラ対32の駆動源である排出モータM2を駆動する。昇降モータ駆動回路104は、昇降板31を昇降させる駆動源である昇降モータM3を駆動する。第1のソレノイド駆動回路106は、押え部材60を移動させるための第1ソレノイドSOL1の通電を制御する。第2のソレノイド駆動回路107は、シートを第1、第2集積部28、29のいずれかに案内する位置に切換フラッパ25を切り替える第2ソレノイドSOL2の通電を制御する。
図5はストッパ部材50をシートサイズに応じた規制位置に移動させる動作を示す動作フローチャート図、図6は集積トレイ30上のシートを押え部材60によって押圧するシート押圧動作とストッパ部材50によってシートを整合するシート整合動作を示す動作を示すフローチャート図である。また、図7はシート排出機構による送出動作を示す模式図であり、図8はシート押圧動作とシート整合動作を示す模式図である。
本実施の形態に示すシート集積装置5は、複数のサイズのシートが集積可能であり、ジョブ毎に画像形成装置1から送信されるシートサイズ情報に基づきストッパ部材50の位置を切り換えてシートの先端規制位置を変更している。図5の動作フローチャート図及び図7の模式図に基づき,ストッパ部材50をシートサイズに応じた規制位置に移動させる規制位置切換動作について説明する。先ずホームポジションセンサ45の状態を確認し(ST1)、ホームポジションセンサ45がOFFでなければ、整合ユニット40及びストッパ部材50がホームポジションにないとし、移動モータM4を正転駆動する(ST2)。そして、ホームポジションセンサ45がOFFになったならば、移動モータM4を停止する(ST3〜ST4)。これによって、整合ユニット40及びストッパ部材50がホームポジションに移動した状態となる。そして、整合ユニット40及びストッパ部材50がホームポジションにある状態で、画像形成装置1からシートサイズに係る情報を取得する(ST5)。続いて、取得したサイズ情報からストッパ部材50の移動量を設定し、移動モータM4を逆転駆動する(ST6〜ST7)。これによって、ストッパ部材50がシートの送出方向と逆方向に移動する。そして、設定した移動量だけストッパ部材50が移動したならば、移動モータM4を停止する(ST8〜ST9)。これによって、ストッパ部材50がシートサイズに適合した位置に規制移動する。
なお、上述したストッパ部材50の移動量は、サイズ毎に定められた移動モータM4の駆動パルス数である。つまり、ホームポジションからサイズ毎に定められた規制位置に至る距離に相当する移動モータM4の駆動パルス数をストッパ部材50の移動量として設定し、移動モータM4の駆動パルスが設定したパルス数に到達したならば、移動モータM4を停止するようにしている。
次に、シート排出機構による送出動作及びストッパ部材50におけるシート整合動作を説明する。先ず、グリッパ部材36を排出口27に臨む位置で停止させた状態で入口ローラ対32によってシートをグリッパ部材36と排出ベルト33との間に進入させる。これによって、グリッパ部材36はシートを把持する。グリッパ部材36がシートを把持するとベルトモータM1を駆動し、排出ベルト33を回転させる。これによって、図7(a)に示すようにグリッパ部材36及びシートが移動する。なお、グリッパ部材36の把持力は前述べた通り、入口ローラ対32で送られるシートの先端で可動する程度の力であって、入口ローラ対32のニップ力に比べて非常に小さく設定されている。
グリッパ部材36が所定の位置に到達するとベルトモータM1を制御して排出ベルト33の速度を加速する。これによって、入口ローラ対32の搬送速度よりもグリッパ部材36の移動速度が速くなり、図7(b)に示すようにシートの先端からグリッパ部材36が抜ける。そして、図7(c)に示すようにグリッパ部材36の把持状態が解除されたシートの先端はストッパ部材50に慣性で突き当ることとなる。
ストッパ部材50に突き当たったシートは、自重によって落下して集積トレイ30上に集積される。その後、ストッパ部材50によるシート整合動作が実行される。
集積トレイ30上のシートの上面を押すためのシート押圧動作とシート整合するためのシート整合動作を図6の動作フローチャート図及び図8の模式図に基づき説明すると、先ず入口センサ26がOFF、すなわちシートの先端を入口センサ26が検出した時点から所定時間t1経過した後に第1ソレノイドSOL1への通電を停止し、第1ソレノイドSOL1の通電を停止して励磁を断つ(ST11〜ST13)。これによって、押え部材60が引っ張りバネ64の付勢力にて下方の回動し、集積トレイ30上に集積されたシートの中央よりも先端側部分を押える。この動作によって、図8(a)に示すようにシートの先端側が上方に撓んだ状態で集積された場合に、押え部材60がシートの撓んだ部分を押圧し、図8(b)に示すように撓みを解消させるように作用する。なお、上述した所定時間t1は、入口センサ26がシートの先端を検出してからシートが集積トレイ30上に集積されるのに要する時間である。本実施の形態においては、入口センサ26がシートの先端を検出してからベルトモータM1が駆動させるまでの予め定められた時間と、ベルトモータM1の駆動開始からベルトモータM1によってグリッパ部材36がストッパ部材50を通過するまでの時間を算出した時間と、シートが自重によって集積トレイ30上に落下するまでの時間を計測した時間、とを加算した時間を所定時間t1として設定している。また、本実施の形態において、引っ張りバネ64は非常に小さい弾性力のものを採用しており、押え部材60は略自重でシートの上面を押えるように構成されている。
第1ソレノイドSOL1への通電を停止し、押え部材60がシートの上面を押えるように作動させた後に、移動モータM4を予め設定した離間移動量分だけ正転駆動する(ST14〜ST17)。これによって、ストッパ部材50が規制位置(第1の位置)からシートの排出方向、すなわち集積シートの端部から離れる方向に移動して離間位置(第2の位置)で停止する。このとき、シートの先端の規制が解除されるので、シートはそのコシと押え部材60の押え作用によってシートの撓みが完全に解消される。
そして、再び第1ソレノイドSOL1への通電を行う(ST18)。これによって、押え部材60がシートの上面から離れて退避位置に移動する。これと同時に移動モータM4を離間移動量分だけ逆転駆動する(ST19〜ST21)。これによって、ストッパ部材50はシートを移動させつつ規制位置に移動して停止する。このストッパ部材50の移動によって、図8(c)に示すようにストッパ部材50の当接部50aがシートの先端に当接してシートを移動させ、シートの先端を確実に規制位置に整合する。
なお、上述した離間駆動量は、規制位置から離間位置に至る距離に相当する移動モータM4の駆動パルス数であり、本実施の形態では規制位置から離間位置までの距離を20mmに設定している。したがって、本実施の形態ではストッパ部材50を20mm動かす駆動パルス数を予め算出してROM等の記憶媒体に記憶させておき、離間移動量として設定している。
本実施の形態では、排出ベルト33の速度を加速してグリッパ部材50の把持状態を解除し、シートを慣性によってストッパ部材50に突き当てるように制御したが、排出ベルト33の速度を加速することなく、グリッパ部材36で把持したままストッパ部材50に突き当てるように制御してもよい。この場合、シートはストッパ部材50に突き当たって停止し、グリッパ部材63の把持状態から解除され、集積トレイ上に集積される。
上述した実施の形態では、排出ベルト33の速度を加速してグリッパ部材50の把持状態を解除し、シートを慣性によってストッパ部材50に突き当てるように制御したが、排出ベルト33の速度を加速することなく、グリッパ部材36で把持したままストッパ部材50に突き当てるように制御してもよい。この場合、シートはストッパ部材50に突き当たって停止し、グリッパ部材63の把持状態から解除され、集積トレイ上に集積される。
また、実施の形態ではシートの先端を規制する規制部材(ストッパ部材50)をシート整合動作させて、シートの先端を整合するようにしたが、シートの排出方向と直交する幅方向の端部を規制する部材やシートの後端を規制する部材をシート整合動作させ、幅方向の端部やシートの後端を整合してもよい。
例えば、トレイ上のシートの幅方向の一端を規制する端部規制板を、シートの端部を規制する規制位置とシートの一端部から離れた離間位置に移動可能に構成し、トレイ上にシートを排出した後に端部規制板を規制位置から離間位置に移動させ、再び規制位置に移動させることで、上述した実施の形態と同様に撓んだシートの撓みを解消して整合し、シートの整列性を向上できるとの作用、効果を得ることができる。また、後端の整合についても、後端規制板をシートの後端を規制する規制位置からシートの後端から離れた離間位置に移動させ、再び規制位置に移動させることで、撓んだシートの撓みを解消して整合し、シートの整列性を向上できる。
さらに、上述した実施の形態では、最大3000枚が集積可能な集積部に適用した一例について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、最大の積載枚数が20枚程度の集積部や、集積されたシートに後処理を施すための集積部(処理トレイ)、読み取られたシートの集積する集積部(排紙トレイ)などの各種の集積部(集積装置)に適用可能であることは勿論である。
本実施の形態によれば、シートを集積トレイ30に集積した後にストッパ部材50を規制位置から離間位置に移動させ、離間位置から再び規制位置に戻すシート整合動作を行うことで、集積されたシートの撓みが解消され、かつシートを整合することができ、集積トレイ30上のシートの整列性が向上する。
また、本実施の形態によれば、ストッパ部材50によるシート整合動作と併せて押え部材60で集積トレイ30シートの上面を押すようにしたので、撓んで集積されたシートの撓みが解消され易くなる。
1 画像形成装置
2 原稿読取装置
3 原稿送り装置
4 シート給紙装置
5 シート集積装置
28 第1集積部(集積手段)
29 第2集積部
30 集積トレイ
31 昇降板
32 入口ローラ対
33 排出ベルト
34 回転体
35 回転体
36 グリッパ部材
40 整合ユニット
50 ストッパ部材
50a 当接部
60 押さえ部材
60a 押え部
M1 ベルトモータ

Claims (4)

  1. シートを集積する集積トレイと、前記集積トレイ上にシートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段にて排出されるシート端部を規制する規制部材と、を備えたシート集積装置において、
    前記集積トレイ上に集積されるシートの端部を規制する第1の位置と前記集積トレイ上に集積されたシートから所定距離離れた第2の位置と、に前記規制手段を移動させる移動手段を設け、
    前記移動手段は、シートが前記集積トレイに排出された後に前記規制手段を前記第1の位置から前記第2の位置に移動し、その後に前記規制手段を該第2の位置から再び前記第1の位置に移動させることを特徴とするシート集積装置。
  2. シートを集積する集積トレイと、前記集積トレイ上にシートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段にて排出されるシートの先端が突き当たり、シート先端を規制する規制部材と、を備えたシート集積装置において、
    シートの先端を規制する第1の位置と該第1の位置からシート排出方向に離れた第2の位置と、に前記規制部材を移動させる第1の移動手段と、
    前記第1の位置から第2の位置に移動させた後に、再び該第1の位置に移動させる整合動作を実行するように前記第1の移動手段を制御する制御手段と、を設け、
    前記制御手段は、シート排出手段がシートの先端を前記第1の位置にある前記規制手段に突き当てた後に前記第1の移動手段を制御して整合動作を実行させることを特徴とするシート集積装置。
  3. シートの紙種情報を取得する紙種情報手段を備え、
    前記制御手段は、前記紙種情報手段の紙種に応じて、前記移動手段を制御して整合動作を実行させることを特徴とする請求項2に記載のシート集積装置。
  4. 前記集積トレイに集積されたシートの最上面を押圧する押圧部材と、この押圧部材をシートの最上面を押圧する押圧位置とシートの最上面から離れた退避位置に移動する第2の移動手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記押圧部材を前記退避位置から前記押圧位置に移動させた後に再び前記退避位置に移動させる押圧動作を実行するように前記第2の移動手段を制御するとともに、前記第2の移動手段によって前記規制部材が前記第2の位置に移動させた後に前記押圧動作を実行するように前記第2の移動手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート集積装置。
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