JP5364425B2 - シート後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに処理を施すシート後処理装置に関する発明である。
シート後処理装置は、例えば図1に示すような構成となっている。例えば、シート後処理装置Bは図1記載の画像形成装置Aに連結されて使用される。シート後処理装置Bは、該画像形成装置等から画像を形成された記録媒体等のシートを受け入れた後に、当該シートを積載する処理トレイ29と、該処理トレイ29に積載されたシートを束状に部揃えしてステープル綴じ動作を施す処理手段31(端綴じユニット)と、端綴じユニット31にて処理されたシートをスタックトレイ21に搬送するシート搬送手段26とによって構成されている。又、該シート搬送手段26は、上下方向に移動自在する第1ローラ26a(スイッチバックローラ)と、スイッチバックローラ26aと対向する位置に設けられた、前記処理トレイ29に隣接した第2ローラ26b(固定ローラ)と、前記第1ローラ26aの移動した高さを検出する高さ検出手段(マイクロスイッチ)によって構成される。前記スイッチバックローラ26aの上下動及びステープル綴じ動作などの制御は、制御手段(後処理制御部)によって制御される。
端綴じユニット31にて行うステープル綴じ動作は、処理トレイ29上に受け入れられた記録媒体等のシートをシート搬送手段26により搬送し、シート端規制手段に案内し、シート束の整合を行ってからステープル綴じ動作を施すようにしている。
スイッチバックローラと固定ローラ間に形成される開口は、上述したスイッチバックローラ26aの上下動により変更されることとなる。
前記処理トレイ29にシートを積載する時は、前記スイッチバックローラ26aが第1の高さまで上昇し、スイッチバックローラ26aと固定ローラ26bの間及び前記処理トレイ29にシートを積載する。このシート積載中又は端綴じユニット31にてステープル処理中に、シート搬送手段の開口に操作作業者に手や指が入った場合、前記第1ローラ26aが前記第1の高さより高い、第2の高さ以上に上昇する。この第2の高さ以上に上昇したことを前記高さ検出手段によって検出したときは、前記後処理制御手段がシート後処理装置の動作を停止させるように構成されていた。
特開2006−82153号公報 特開平05−169396号公報
ところが近年になって、ステープル手段の最大綴じ枚数は、従来(例えば最大50枚)よりも大幅に増大されつつあり(例えば100枚)、その増大分に対応してシート搬送手段を構成しているスイッチバックローラ26aと下方側の固定ローラ26bとの間に形成される開口の高さも、従来よりも大幅に増大されている。このような大きな開口高さを備えている場合には、当該開口の内部に操作作業者の手や指が入りやすくなってしまい、操作作業者の手や指が入って抜けなくなるなどのおそれがある。
そこで本発明は、シート搬送手段の開口に操作作業者の手や指等が入ったことで前記第1ローラが前記第2の高さ以上に上昇した場合に、動作を停止させる構成において、前記処理手段にてシートに処理を施す時は、第2の高さとは異なる前記第3の高さ以上に前記第1ローラが上昇したのを前記高さ検出手段によって検出したときは、前記制御手段が少なくとも前記処理手段を停止させることを特徴とするシート後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本出願に係る発明は、シートを積載するシート積載部と、該シート積載部に積載されたシートに処理を施す処理手段と、前記シート積載部との間を離間させる第1の離間位置に移動して該シート積載部へ搬送されてくるシートの受け入れを許容すると共に、前記シート積載部で受け入れたシートを押圧し該シートを搬送する搬送手段と、前記シート積載部に積載されるシートに対して前記処理手段による処理を行わない場合は、前記搬送手段が前記第1の離間位置よりも前記シート積載部から更に離間する第2の離間位置に移動した際に前記搬送手段のシート搬送動作を停止させる一方、前記シート積載部に積載されるシートに対して前記処理手段による処理を行う場合は、前記搬送手段が前記第2の離間位置よりも前記シート積載部から離間しない第3の離間位置に移動した際に前記処理手段の動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とする。
また、本出願に係る発明は、前記第3の離間位置は、前記第1の離間位置及び前記第2の離間位置よりも前記シート積載部に近いことを特徴とする。
更にまた、本出願に係る発明は、前記処理手段によって処理を行う前に前記搬送手段が前記シート積載部にシートを搬送しているときは、前記搬送手段が前記第1の離間位置より前記シート積載部から離れた前記第2の離間位置まで移動した際に、前記制御手段がシート搬送動作を停止させ、前記シート積載部にシートが積載された後、前記処理手段によって処理を行うときは、シートに押圧している前記搬送手段が、前記第1の離間位置より前記シート積載部に近い前記第3の離間位置まで移動した際に前記制御手段が前記処理手段による処理を停止させることを特徴とすることを特徴とする。
更にまた、本出願に係る発明は、前記処理手段がシートに行う処理は、ステープル処理であることを特徴とする。
以上、本発明では、前記ステープル綴じ動作時以外の処理動作時において前記シート搬送手段が前記第2の高さ以上に上昇したときに処理動作を停止させる一方、前記ステープル綴じ動作時においては前記シート搬送手段が第3の高さ以上に上昇したときに処理動作を停止させる構成や、前記第2の高さ及び第3の高さに対応して、前記第1ローラの高さを検出するマイクロスイッチが設けられた構成を採用することが可能である。
本発明は、処理トレイ上にシート束を積載させるシート搬送手段に関して設定した高さを、ステープル綴じ動作時にステープル綴じ動作以外の動作時よりも小さくするように構成し、例えばステープル手段の綴じ枚数が増大されてシート搬送手段に形成される開口の高さが増大されていることにより、当該開口の内部に操作作業者の手や指が入りやすくなっている場合であっても、ステープル綴じ動作が実行されている際の安全性が良好に確保されるように構成したものであるから、処理トレイ上に搬入されたシートの後端整合動作を、簡易な構成によって良好に行わせることができ、シート後処理装置及び画像形成システムの信頼性を安価で大幅に向上させることができる。
本発明を適用した画像形成システムの一例を表した全体構成を表した側面説明図である。 図1に表された画像形成システムの後処理装置(シート取扱い装置)の全体構成を表した拡大側面説明図である。 図2の後処理装置に設けられたステープルユニット及びその近傍の構造を拡大して表した部分断面説明図である。 処理トレイの後端規制手段と整合手段の構成説明図である。 処理トレイの排紙機構の説明図であり、(a)はスイッチバックローラの構成を表した側面説明図、(b)はスイッチバックローラの待機状態を表した側面説明図、(c)はスイッチバックローラのシート係合状態を表した側面説明図である。 スイッチバックローラの高さ検知動作に関するフロー図である。 スイッチバックローラにおける開口高さを変更制御する際のフロー図である。 図7に示されたフロー図中の高位置条件に関する制御動作を表したフロー図である。 図7に示されたフロー図中の低位置条件に関する制御動作を表したフロー図である。 処理トレイのシートアライニング機構の説明図であり、(a)はその全体構成を示す説明図、(b)はシート積載量が少ない状態を、(c)はシート積載量が多い状態を示す。(d)は搬入ガイドと搬出ガイドの位置関係を、(e)はキック手段の構成を示し、(f)はその駆動機構を示す説明図である。 処理トレイにおける整合板の位置移動機構を示し、(a)は大サイズシート(b)は中サイズシートの規制状態を示す説明図。 処理トレイにおける整合板の位置移動機構を示し、(c)は小サイズシートの規制状態を、(d)は大サイズシートのオフセット状態を示す説明図。 シート束搬出手段の全体構成を示す斜視図である。 シート束搬出手段の平面構造を示す説明図である。 シート束搬出手段のガイド機構の説明図である。 シート束搬出手段の駆動機構の説明図である。 シート束搬出手段のグリップ機構の説明図であって、(a)はシート束をニップした状態を、(b)はシート束をニップ解除した状態の説明図である。 図1の画像形成システムにおける制御構成のブロック図である。
以下、画像形成装置としての複写機Aにシート後処理装置Bを備えた画像形成システムに本発明を適用した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成システムの構成]
図1に示されている画像形成システムは、カット紙等のシート状記録媒体に画像を形成する画像形成装置Aに対して、シート後処理装置Bが連設されたものであって、画像形成装置Aの排紙口3にシート後処理装置Bの搬入口23が連結されている。そして、前記画像形成装置Aで画像を形成されたシート状記録媒体は、シート後処理装置Bでステープル綴じしてスタックトレイ21又はサドルトレイ22に収納する構成になされている。
[画像形成装置の構成]
このような画像形成システムのうちの画像形成装置Aは、図1に示されているように、給紙部1からカット紙等のシート状記録媒体を画像形成部2に送り、画像形成部2でシート状記録媒体に印字を行った後に排紙口3から排出するように構成されている。給紙部1は、複数サイズのシート状記録媒体が給紙カセット1a,1bに収納してあり、指定されたシート状記録媒体を1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は、例えば静電ドラム4と、その静電ドラム4の周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と、現像器6と、転写チャージャ7と、定着器8とから構成されており、前記静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート状記録媒体上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このようにして画像を形成されたシート状記録媒体は排紙口3から順次搬出される。図1中の符号9は、定着器8から表面側に印刷したシート状記録媒体がスイッチバック経路10を介して表裏反転した後に、再び画像形成部2に給送してシート状記録媒体の裏面側に印字する両面印刷の循環経路である。このように両面印刷されたシート状記録媒体はスイッチバック経路10で表裏反転された後排紙口3から搬出される。
また、画像読取装置11は、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査して、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る装置である。その画像データは、画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部14に転送され、前記レーザ発光器5に画像データに対応する画像信号が送られる。また、原稿送り装置15は、スタックトレイ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成を有する画像形成装置Aには、図18に示されているような画像形成装置制御部(コントローラ)150が設けられており、コントロールパネル18では画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などの印刷条件が設定される。
一方、図1中の画像形成装置Aには、上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ貯蔵部17に蓄積される。上記画像データは、上記データ貯蔵部17からバッファメモリ19に転送され、このバッファメモリ19から順次レーザ発光器5にデータ信号が搬送されるように構成されている。
[シート後処理装置の構成]
前記シート後処理装置Bは、画像形成装置Aの排紙口3から画像形成されたシート状記録媒体を受け入れ、(i)シート状記録媒体をスタックトレイ21に収容するか(プリントアウトモード)、(ii)排紙口3からのシート状記録媒体を束状に部揃えしてステープル綴じした後、スタックトレイ(第1スタックトレイ)21に収納するか(綴じ仕上げモード)、(iii)排紙口3からのシート状記録媒体を束状に部揃えしてその中央をステープル綴じした後に、冊子状に折り畳んでサドルトレイ(第2スタックトレイ)22に収納する(冊子仕上げモード)するために以下のように構成されている。
すなわち、特に図2に示されているように、前記シート後処理装置Bのケーシング(装置フレーム)20には搬入口23aが設けられており、この搬入口23aは画像形成装置Aの排紙口3に連結されている。そして、上記ケーシング20内には、前記搬入口23aからのシート状記録媒体を部揃え集積して綴じ仕上げする第1処理部BX1と、搬入口23aからのシート状記録媒体を部揃え集積して冊子仕上げする第2処理部BX2とが設けられている。前記第1処理部BX1と搬入口23aとの間には第1搬入経路P1が、また第2処理部BX2と搬入口23aとの間には第2搬入経路P2がそれぞれ設けられており、搬入口23aからのシート状記録媒体を第1処理部BX1と第2処理部BX2に振り分けて案内するようになっている。また、前記搬入口23aには、搬入ローラ23と、シートセンサS1と上記第1又は第2搬入経路P1、P2にシート状記録媒体を振り分ける経路切換手段(フラッパ部材)24が設けられている。
第1搬送経路P1には、パンチユニット60と処理トレイ29との間に「バッファ経路P3」が設けられている。このバッファ経路P3は、処理トレイ29上に部揃え集積したシート状記録媒体の積載束(以下、シート束という。)にステープル綴じ等の後処理を施す際、この後処理動作中にシート搬入口23aに送られた後続シート状記録媒体を一時的に滞留させる。このため第1搬送経路P1には処理トレイ29に至る経路上流側に図1に示すようにケーシング20の鉛直方向にバッファ経路P3が分岐して配置されている。そして第1搬送経路P1からのシート状記録媒体をスイッチバックさせてこの経路に滞留させるようになっている。従って、処理トレイ29にて部揃え集積したシート束に後処理(後述の端綴じ処理)を施す際に、搬入口に送られる後続シート状記録媒体を一時的に滞留させ、処理トレイ29の処理シートが搬出された後、この経路の後続シート状記録媒体をトレイ29に搬送することが可能となる。
上記第1搬入経路P1はケーシング20で構成される装置ハウジングの上部に略々水平方向に配置され、この第1搬入経路P1の下流側に第1処理部BX1が、その下流側にスタックトレイ21が配置されている。上記第1搬入経路P1には、搬入口23と第1処理部BX1の間に後述するパンチユニット60が配置されている。その第1搬入経路P1には、その経路出口端に排紙ローラ25と排紙口25xが設けられ、この排紙口25xには排紙センサS2が配置され、この第1搬入経路P1を通過するシート状記録媒体を検出してジャム検出とシートの通過枚数をカウントするように構成されている。そして、その排紙口25xの下流側に段差を形成して下記の処理トレイ29が配置されている。
さらに、上記第2搬入経路P2は、前記ケーシング20の下部に略々鉛直方向に配置されており、この第2搬入経路P2の下流側に第2処理部BX2が配置され、その下流側にサドルトレイ22が配置されている。また、上記第2搬入経路P2には、第2処理部BX2とサドルトレイ22との間に、後述するトリマユニット(裁断ユニット)90が配置されている。さらにまた、上記第2搬入経路P2には搬送ローラ27が設けられ、その下流側に段差を形成して後述する集積ガイド45が配置されている。
[第1処理部の構成]
ここで、上述の第1処理部BX1は、第1搬入経路P1に配置された処理トレイ29と、この処理トレイ29に配置された処理手段としての端綴じユニット31と、アライニング手段(整合手段)51で構成されている。
[処理トレイの構造]
そのうちの処理トレイ29は、図3にも示されているように、合成樹脂プレートなどで形成され、シート状記録媒体を積載支持するシート支持面29aを備えている。このシート支持面29aは排紙口25xの下流側に段差を形成して配置され排紙口25xからのシート状記録媒体を積載収納するようになっている。図示のシート支持面29aは、シートの排紙方向長さより短い長さ寸法に形成され、排紙口25xからのシートの後端部を支持し、シート先端部はスタックトレイ21の最上シートの上に支持(ブリッジ支持)するようになっている。
上記処理トレイ29には、シート端規制手段32が設けられ、排紙口25xからのシート後端(又は先端であっても良い)を突き当てて整列する。そして処理トレイ29の上方にはトレイ上に搬入したシート状記録媒体をシート端規制手段32に搬送するシート搬送手段としてのスイッチバックローラ(第1の摩擦回転体;以下同様)26(第1ローラ26a、第2ローラ26b)と、アライニング手段(整合手段)51と、サイド整合手段34が配置されている。
以下各構成について説明する。
[シート端規制手段の構成]
上記処理トレイ29には、搬入されたシート状記録媒体(以下、単にシートという。)の先後端の一端縁を位置決めするシート端規制手段32が配置されている。図4に示すシート端規制手段32は、シートの後端縁を突き当て規制するシート端面規制面32aと、最上シートの上紙面を位置規制するシート上面規制面32bを有するストッパ部材で構成されている。このシート端規制手段32は処理トレイ29の後端縁に配置され、後述するスイッチバックローラ(シート搬送手段)26とアライニング手段51で搬送されるシートの後端縁を突き当て規制して、予め設定されている後処理位置(綴じ位置;以下同様)にシートを位置決めする。このときシート上面規制面32bは先端がカールしたシートの反り返り面を規制し、シート端面規制面32aでシート端縁を位置規制するようになっている。
図示のシート端面規制面32aとシート上面規制面32bは、樹脂、金属板などで一体形成されたストッパ部材で構成されているがこの両規制面は個別の部材で形成することも可能である。図示のシート端規制手段32は、シート幅方向のセンターに固定ストッパ部材32Aが、シート左右端部に第1,第2可動ストッパ部材32B、32Cが、それぞれ所定間隔で配置され、これ等の複数のストッパ部材で構成されている。尚、図示32sはシート先端のカールを矯正するために各ストッパ部材に取り付けた板バネである。
このようにシート左右端部に位置する第1,第2可動ストッパ部材32B、32Cはシートサイズに応じて位置移動するようになっている。このため処理トレイ29の底面壁に右スライド部材38aと左スライド部材38bがシート幅方向に移動可能に嵌合支持されている。そしてこの左右のスライド部材38a、38bに第1可動ストッパ部材32Bと第2可動ストッパ部材32Cが固定されている。この左右のスライド部材38a、38bは後述するようにシートサイドを整合する整合板34L、34Rに連動するように連結されている。
上述のように構成されたシート端規制手段32は、少なくともシート上面規制面32bがシート積載方向に上下動可能に構成されている。これは後述するシート束搬出手段100で処理トレイ29上のシート束をトレイから搬出する際に、このシート束搬出手段100でトレイ29上のシート束を上方に持ち上げることがあり、このシート束の上方移動に追従してシート上面規制面32bを上方移動させるためである。
このため図4に示すように上記固定ストッパ部材32Aは処理トレイ29の底壁に揺動可能に軸支持され、付勢バネ33で図示下方に付勢支持されている。また第1,第2可動ストッパ部材32B、32Cは、上記左右のスライド部材38a、38bにそれぞれ弾性変形可能(図示32α部位)に取り付ける。
[シート搬送手段の構成]
上述の処理トレイ29には排紙口25xから搬入されたシートを前述のシート端規制手段32に案内するシート搬送手段(スイッチバックローラ)26が配置されている。このシート搬送手段26は排紙口25xから処理トレイ29に搬出されたシートをシート端規制手段32に搬送するローラ、ベルトなどの摩擦回転体で構成される。以下図示のスイッチバックローラ機構に従ってこれを説明する。
上記スイッチバックローラ26は図5に示すように処理トレイ29の上方に配置され、処理トレイ29上の最上シートを正逆方向に搬送するように構成されている。そしてこのスイッチバックローラ26は、上下方向に移動自在な第1ローラとしての第1ローラ26aと、該第1ローラ26aと対向する位置に固定して設けられた、前記処理トレイ29に隣接した第2ローラ26bとを備えている。以下においては、前記第1ローラ26aをスイッチバックローラ26aと呼ぶこととするが、当該スイッチバックローラ26aは、前記処理トレイ29上のシートと接する作動位置(図5(c)の状態)と、このシートの上方に離間した待機位置(図5(b)の状態)との間で上下動するように昇降支持アーム28に軸支持されている。つまりこの昇降支持アーム28は、装置フレーム(不図示)に揺動回転軸28aで揺動可能に軸支持され、この揺動回転軸28aにはピニオン28pを介して昇降モータ(アーム駆動手段;以下同様)MYが連結されている。尚上記昇降支持アーム28には、前記スイッチバックローラ(第1ローラ)26aの移動した高さを検出する高さ検出手段としてのポジションセンサS3が配置され、昇降支持アーム28の位置を検出して待機位置と作動位置との間で昇降制御するようになっている。
上記昇降支持アーム28に軸支持された可動側のスイッチバックローラ26aは、図示しない正逆転モータに伝動手段を介して連結され、処理トレイ29上に搬入されたシートを排紙方向及びその反対方向に正逆転するようになっている。そこで、上記スイッチバックローラ26aのローラ回転軸26zは図5(a)に示すように昇降支持アーム28に形成した長溝28uに軸承され、シート積載方向(図5(a)上下方向)に上下動可能に軸支持されている。そしてこの可動側のスイッチバックローラ26aには紙面接触センサSsが設けられている。尚図示28zはローラ回転軸26zを常時下方に付勢する板バネであり、スイッチバックローラ26aが下降する際に軸が浮き上がって紙面接触センサSsの誤作動を防止するためである。
「紙面接触センサ」
上記スイッチバックローラ26aには、上記長溝28uに沿って上下動するローラ回転軸26zを位置検出する紙面接触センサSsが設けられている。この紙面接触センサSsは上述の昇降支持アーム28に固定配置され、スイッチバックローラ26aが処理トレイ上の最上シートに当接した接触圧で長溝28u内を移動(上方移動)するローラ回転軸26zを位置検出するように構成されている。このため昇降支持アーム28には、揺動回転軸28aと異なる位置に回転中心o1を有するセンサレバー30が設けられ、このセンサレバー30の先端部にローラ回転軸26zが軸連結されている。そしてセンサレバー30の後端部に形成されたセンサフラグ30fを検出するフォトセンサで紙面接触センサSsが構成されている。
このように構成されたスイッチバックローラ26aは、昇降モータMYで昇降支持アーム28を上下揺動することによって処理トレイ上方の待機位置(図5(b))と、処理トレイ上に搬入されたシートと接する作動位置(図5(c))との間で上下動することとなる。そして上記昇降支持アーム28に配置された紙面接触センサSsで処理トレイ29上に搬入されたシートにスイッチバックローラ26aが当接するのを検出することとなる。このときのシートの積載高さの検出は、従来、比較的軽量なフラグ状部材の揺動で行われていたため、例えば高速でシートが送られてきたり、シートにカール部分が発生していたりすると、フラグ状部材が実際のシートの積載高さ以上に揺動して停止してしまい、検出値に誤差を生じるおそれがある。
「制御手段の構成」
そこで上記昇降モータMYを制御する昇降制御手段165は次のように構成されている。昇降制御手段165は後述する制御CPU160で構成され、昇降支持アーム28を待機位置と作動位置との間で昇降制御する。まずこの昇降制御手段165は昇降支持アーム28に配置されているポジションセンサS3で待機位置に静止されている。そしてまず、スイッチバックローラ26aの現時点での高さ位置を決定するためのイニシャル動作が実行される。
以下、図6のフローチャートに沿って説明する。
まず、昇降支持アーム28とともに当該昇降支持アーム28に設けられたスイッチバックローラ26aの下降を開始させ(ST1)、上述したようにローラ回転軸26zを位置検出する紙面接触センサSsがオン状態になると(ST2)下降を停止させる(ST3)。その後に、昇降支持アーム28とともにスイッチバックローラ26aの上昇を開始させ(ST4)、紙面接触センサSsがオフする一定の高さ位置に至るまでの距離(高さ)H0を計測する(ST5)。このように処理トレイ29にシートを積載する時にスイッチバックローラ(第1ローラ)26aが上昇する高さを「第1の高さ」とする。
このような計測が複数回(例えば3回)にわたって繰り返して行われ、得られた複数の計測値に基づいて平均値を演算し、それを処理トレイ29の搬送面からの計測高さH0として決定して記憶する。そして、その計測高さH0を、次の第1枚目のシートに対する下降量とする。その後に、スイッチバックローラ26aを昇降支持アーム28とともにホームポジションまで上昇させて待機状態とする(ST6)。
そして、第1枚目のシートの搬送を行うにあたっては、前述の排紙口25xから搬出されるシートの先端をシートセンサS2で検出し、シート先端がスイッチバックローラ26aの直下を過ぎ去った後に(ST7)、昇降モータMYを図5(a)反時計方向に回転する。すると昇降支持アーム28は揺動回転軸28aを中心に図5(a)反時計方向に回転する。これによってスイッチバックローラ26aのローラ回転軸26zは長溝28uで支持されているので昇降支持アーム28と略々同一の速度で待機位置(図5(b))から作動位置(図5(c))に降下する(ST8)。このときスイッチバックローラ26aに連結されているセンサレバー30は昇降支持アーム28と同一速度で同一方向に移動(下降)している。また、このときのスイッチバックローラ26aは、上述したトレイ搬送面からの計測高さH0より計算される所定の高さまで下降する(ST9)。
このとき昇降制御手段165は、昇降支持アーム28の下降速度(昇降モータMYの回転速度)Vaを可動側のスイッチバックローラ26aが長溝28u内を自重で落下する速度(自由落下速度)Vrより等しいかそれより遅く(Va≦Vr)なるように設定してある。これは長溝28u内を自由落下するスイッチバックローラ26aより昇降支持アーム28の下降速度Vaを早くするとローラが不安定となりリバウンドなどで紙面接触センサSsが誤作動するのを防止するためである。つまりスイッチバックローラ26aの落下する速度Vrを昇降支持アーム28の速度で制限して緩やかに下降させることによって紙面接触センサSsのチャタリングなどの誤検出を防止する。
次に上記スイッチバックローラ26aの周面が処理トレイ29上の最上シートの上に当接するとスイッチバックローラ26aは最上シートの上に静止するが(ST10)、昇降支持アーム28は同一方向に揺動して降下する。このとき紙面接触センサSsはセンサレバー30が中央の回転中心o1を中心に時計方向(図5(c)矢示方向)に揺動する。すると紙面接触センサSsがセンサレバー30を検知して「ON」する。この紙面接触センサSsの検知信号で昇降モータMYを停止する。このように制御することによってスイッチバックローラ26aは処理トレイ29上に積載されているシートの集積量の大小に関係なく常に一定の圧接力(例えば自重)Ptで最上シートに当接する(図5(c)参照)。
このスイッチバックローラ26aの作動位置への降下と相前後して昇降制御手段165は正逆転モータ(不図示)を駆動してスイッチバックローラ26aを正逆転させる。すると排紙口25xから処理トレイ29の最上シートの上に搬入されたシートは一定の搬送力を受けて、排紙方向及び排紙反対方向に搬送される。なお、図示の装置は排紙口25xからのシートを排紙口から排紙方向に搬送するときは、スイッチバックローラ26aを図示時計方向に回転し、シート先端を処理トレイ29に引き込む。そしてシート後端が排紙口25xを通過した後は、このスイッチバックローラ26aを逆転させてシート端規制手段32側にスイッチバック搬送する。このシート搬送の過程でシートとスイッチバックローラ26aとは処理トレイ上のシートの積載量に拘わらず一定の押圧力で係合し、予め設定された所定の搬送力をシートに付与することとなる。
次いで、スイッチバックローラ26aの上昇を開始させ(ST11)、ローラ回転軸26zを位置検出する紙面接触センサSsがオフする一定の高さ(第1の高さ)位置に至るまでの距離(高さ)H1を計測する(ST12)。このような計測が複数回(例えば3回)にわたって繰り返して行われ、得られた複数の計測値に基づいて平均値を演算し、それを積載シートの最上面からの計測高さH1として決定して記憶する。そして、その計測高さH1を、次の第2枚目のシートに対する下降量とする。その後に、スイッチバックローラ26aを昇降支持アーム28とともにホームポジション(高さ22mm)まで上昇させて待機状態とし(ST13)、第2枚目以降のシートに対しても同様なスイッチバックローラ26aによるシート搬送が行われる。
このように本実施形態では、第N枚目の搬送を行う場合において、前述の排紙口25xから搬出されるシートの先端をシートセンサS2で検出し、シート先端がスイッチバックローラ26a直下を過ぎ去った後(ST14)、昇降支持アーム28とともにスイッチバックローラ26aが待機位置(図5(b))から作動位置(図5(c))に降下する(図6のステップ15)。このときのスイッチバックローラ26aは、前回に計測された紙面最上面から第1の高さ位置までの計測高さHN−1より計算される所定の高さまで下降したら(図6のステップ16)下降を停止して(ST17)、当該スイッチバックローラ26aを図示時計方向に回転し、シート先端を処理トレイ29に引き込む。そしてシート後端が排紙口25xを通過した後は、このスイッチバックローラ26aを逆転させてシート端規制手段32側にスイッチバック搬送する。このシート搬送の過程でシートとスイッチバックローラ26aとは処理トレイ上のシートの積載量に拘わらず一定の押圧力で係合し、予め設定された所定の搬送力をシートに付与することとなる。
次いで、スイッチバックローラ26aの上昇が開始され(ST18)、ローラ回転軸26zを位置検出する紙面接触センサSsがオフする第1の高さ位置までの距離(高さ)Hを計測する(図6のステップ19)。このような計測が複数回(例えば3回)にわたって繰り返して行われて、得られた複数の計測値に基づいて平均値を演算し、それを紙面最上面から第1の高さまでの計測高さHとして決定して記憶する。そして、その計測高さHを、次の第N+1枚目のシートに対する下降量とする。その後に、スイッチバックローラ26aは昇降支持アーム28とともにホームポジションまで上昇して待機状態となり(ST20)、第N+1枚目以降のシートに対しても同様なスイッチバックローラ26aによるシート搬送が行われる(ST21)。
このような構成によれば、例えば高速でシートが送られてきたりシートにカール部分が発生していたりしても、処理トレイ29上の積載シートの最上面にシート搬送手段26aを一旦当接させ、シート搬送手段26aの当接作用によってシートが本来の積載高さを有する状態で高さ計測の基準位置としてシート積載高さの検出値が精度良く得られる。
ここで、後述するステープル手段31の最大綴じ枚数は、従来(例えば最大50枚)よりも大幅に増大されており(例えば100枚)、その増大分に対応してシート搬送手段であるスイッチバックローラ対26における上方側のスイッチバックローラ26aと下方側の固定ローラ26bとの間に形成される開口の高さも、従来よりも大幅に増大されている(例えば高さ22mm)。又、スイッチバックローラ26の中心位置とステープル手段31の中心位置との距離Lを小型化のために出来るだけ小さい距離(例えば130mm)に縮小している。
このような大きな開口高さや小型化による距離Lの縮小によって、操作作業者の手や指が入り込んだ場合に操作作業者がステープル手段等によって怪我をするおそれがある。そのため本実施形態におけるスイッチバックローラ26aは、開口に操作作業者の手や指が入った場合に規定の高さ以上に上昇した場合、処理動作を停止するように構成されている。
すなわち、シート搬送手段としての上方側のスイッチバックローラ26aと下方側の固定ローラ26bとの間に形成される開口は、上方側のスイッチバックローラ26aの上下動により変更されることとなるが、本実施形態では、シート搬送手段の開口の内部に操作作業者の手や指が入ること等によってスイッチバックローラ26aが、予め設定された安全基準高さ、すなわち前述した「第1の高さ」よりも高い「第2の高さ」まで上昇したときに、ステープル手段31に対する安全性の確保の意味で装置全体の処理動作を緊急停止させるようにした構成が採用されている。
そして、特に本実施形態においては、前記処理トレイ29に積載されたシートに処理手段としての端綴じユニット31で所定の処理を施す時は、上述した「第1の高さ」及び「第2の高さ」とは異なる「第3の高さ」以上にスイッチバックローラ(第1ローラ)26aが上昇したのを高さ検出手段(図示省略)によって検出したときは、前記昇降制御手段165が少なくとも端綴じユニット(処理手段)31を停止させる構成が採用されている。前記処理手段31にて処理を施す時、つまりステープル綴じ動作時において緊急停止させる際の安全基準高さである「第3の高さ」を、ステープル綴じ動作以外の動作時における安全基準高さである「第2の高さ」よりも低くするように構成されている。
そのため、まず高位置の基準高さ(第2の高さ)及び低位置の基準高さ(第3の高さ)に対応して、シート搬送手段としてのスイッチバックローラ26aを支持している昇降支持アーム(搬送ガイド部材)28の高さ位置を検出するマイクロスイッチ(図示省略)が設けられている。そして、ステープル綴じ動作時以外の動作時においては、例えば高さ26mmの高位置(第2の高さ)の安全基準高さ以上にスイッチバックローラ26aが上昇すると、そのスイッチバックローラ26aの上昇を高位置マイクロスイッチが検知し、その高位置マイクロスイッチからの検知出力に基づいて処理動作を停止させる構成になされている。これは、ステープル綴じ動作が行われていないことから比較的大きな開口が形成されていても、ステープル手段31に対する安全性が確保されているから、大きな開口が形成されるまでは緊急停止させないようにしたものである。これに対して、ステープル綴じ動作時には、スイッチバックローラ26aが例えば高さ18mmの低位置の安全基準高さ(第3の高さ)以上に上昇したときに低位置マイクロスイッチの検知作用によって処理動作を緊急停止させるようになっている。
これは、ステープル綴じ動作が行われていることから開口を小さくしないと、ステープル手段に対する安全性が確保されないからである。
より具体的には、図7に示されているように、後処理動作が開始されると、まず第1の条件Iの処理が実行される(ST70)。この第1の条件Iでは、図8に示されているように、スイッチバックローラ26aを支持している昇降支持アーム(搬送ガイド部材)28が、高位置の安全基準高さである「第2の高さ」(例えば高さ26mm)まで上昇したか否かが判定され(ST81)、高位置(第2の高さ)の安全基準高さまで上昇していない場合には当該第1の条件Iの動作が終了される(ST82)。一方、高位置(第2の高さ)の安全基準高さ以上に上昇している場合には、後処理動作を緊急停させて警告が発せられ(ST83)、後処理動作の終了に至る(ST84)。この第1の条件Iによる制御動作は、後述する第2の条件IIによる制御動作に切り替えられるまで常時実行される。
そして、上述したようにスイッチバックローラ26aを支持している昇降支持アーム(搬送ガイド部材)28が、高位置(第2の高さ)の安全基準高さまで上昇していない場合には、その昇降支持アーム28を、ホームポジション(例えば高さ22mm)に向かって図示を省略したフォトセンサが検知するまで上昇させる(ST71)。その後に、上述したようにして処理トレイ29上に印刷済みのシート(記録媒体)が受け入れられ(ST72)、スイッチバックローラ対26によってシート束が挟持・搬送される(ST73)。そして、そのシート束に対してステープル綴じ動作を施さない場合には(ST74)、処理トレイ29上のシート束を整合処理させる(ST75)。
一方、処理トレイ29上のシート束に対してステープル綴じ動作を施す場合には(ステップ74)、図示を省略した適宜の低位置である「第3の高さ」に関する高さ検知部材を所定の検知可能な位置まで移動させ(ST76)、その低位置(第3の高さ)の高さ検知部材を用いて第2の条件IIの処理が実行される(ST77)。この第2の条件IIにおいては、図9に示されているように、スイッチバックローラ26aを支持している昇降支持アーム(搬送ガイド部材)28が、低位置の安全基準高さ(例えば高さ18mm)以上に上昇したか否かが判定され(ST91)、低位置(第3の高さ)の安全基準高さまで上昇していない場合には当該第2の条件IIの動作が終了される(ST92)。また、低位置(第3の高さ)の安全基準高さ以上に上昇している場合には、後処理動作を緊急停させて警告が発せられ(ST93)、後処理動作の終了に至る(ST94)。この第2の条件IIによる制御動作は、上述した第1の条件Iによる制御動作に切り替えられるまで常時実行される。
そして、上述したスイッチバックローラ26aを支持している昇降支持アーム(搬送ガイド部材)28が低位置(第3の高さ)の安全基準高さまで上昇していない場合は、処理トレイ29上のシート束を整合処理させてから。ステープル綴じ動作が実行される(ST78)。このようにして処理トレイ29上で整合処理されるか(ST77)、或いは整合処理されてからステープル綴じ動作が行われた後のシート束は、スタックトレイ21に向かって搬送されて(ST79)、後処理動作が終了される。
「アライニング機構」
処理トレイ29上には上述のスイッチバックローラ26aと共にシートをシート端規制手段32に搬送するアライニング機構(アライニング手段)51が備えられている。このアライニング手段51は、図10(a)に示すように排紙口25xの直下に配置され処理トレイ29に搬入されたシートの後端を掻き込んでシート端規制手段32に向けて搬送する摩擦回転体52で構成されている。
摩擦回転体52はゴム質材、スポンジ(多孔性発泡体)その他のローラ、ベルトなどの回転体で構成され、トレイ上の最上シートと係合してその摩擦力で所定方向に搬送する。図示の摩擦回転体52は処理トレイ29上に集積されたシートの積載量に応じて上下動するように構成されている。このため装置フレーム(不図示)に揺動回転軸53で回動自在に軸支持した昇降支持アーム54に摩擦回転体(ローラ)52が軸受け支持されている。この揺動回転軸53には駆動ピニオン53pが取り付けられ、この駆動ピニオン53pにステッピングモータMCが連結されている。そして上記駆動ピニオン53pと揺動回転軸53との間にはトルクリミッタ(不図示)が内蔵されている。従って昇降支持アーム54は、これに取付けられた摩擦回転体52が処理トレイ29上の最上シートに当接すると、その反力でトルクリミッタが空転し、常に一定の圧力で最上シートと係合する。
このため、処理トレイ29上に集積されたシートの積載量の大小に拘わらず摩擦回転体52はその最上シートの上に係合し、この位置で昇降支持アーム54は停止する。そしてこの昇降支持アーム54は最上シートの上に停止した後、図示しないトルクリミッタが空転して所定の押圧力を摩擦回転体52に付加する。尚、上記揺動回転軸53には遊動プーリが軸支持され、このプーリに図示しない駆動モータが連結されている。そしてこの駆動モータの回転力をプーリからベルトなどで摩擦回転体52に伝達している。このように構成された摩擦回転体52は、図10(b)(c)に示す作動位置で図10反時計方向に回転し処理トレイ上に搬入されたシートをシート端規制手段32に向けて搬送するようになっている。
上述の昇降支持アーム54には、摩擦回転体52の上流側に搬入ガイド54aと、下流側に搬出ガイド54bが設置されている。そして搬入ガイド54aは摩擦回転体52にシート先端を案内するガイド形状に、搬出ガイド54bは摩擦回転体52とシート端規制手段32との間に位置して、このシート端規制手段32にシート先端を案内するガイド形状にそれぞれ構成されている。
「搬入ガイド」
上記搬入ガイド54aは図10(a)に示すように昇降支持アーム54に一体形成され、摩擦回転体52の周面方向にシート先端を案内するようにシート搬入側が高く摩擦回転体側が低くなるように傾斜したテーパ面54a1が設けられている。従って前述のスイッチバックローラ26aでシート端規制手段32に向けて送られたシートの後端がカールして反り上がっていてもこのテーパ面54a1に沿って摩擦回転体52に案内されることとなる。この搬入ガイド54aは昇降支持アーム54に一体形成されているため処理トレイ上のシートの積載量に応じて上方に持ち上げられることとなる。このように摩擦回転体52に一体に搬入ガイド54aを形成したのは、回転体のローラ径を小さく(小型化のため)形成すると後端がカールしたシートはローラに巻き込まれてジャムする。そこで搬入ガイドで案内する際に、シートの積載量に応じてガイド面(上述のテーパ面)とローラ周面との角度関係が変化してジャムを引き起こす。このような不具合を解決するために摩擦回転体52と搬入ガイド54aとを一体化してシート積載量に応じて上下動するように構成してある。
「搬出ガイド」
上記搬出ガイド54bは摩擦回転体52で送られたシートの後端側を上方からガイドしてシート端規制手段32に案内するガイド面54b1を備えている。この搬出ガイド54bも搬入ガイド54aと同様に昇降支持アーム54に一体形成され、摩擦回転体52と一体に構成してある。従って処理トレイ上のシートの積載量に応じて上方に繰り上がることとなる。
そこで上記搬入ガイド54aと搬出ガイド54bとは、図10(d)に示すように処理トレイ29の最上シートに対して、搬入ガイド54aと最上シートとの間隔(L1)は搬出ガイド54bと最上シートとの間隔(L2)より、大きく(L1>L2)設定されている。
「キッカー手段の構成」
また上記搬入ガイド54aは、その上流側に配置されたキッカー手段55と協働して排紙口25xからのシートを摩擦回転体52に案内するようになっている。このキッカー手段55について説明する。上述したように、排紙口25xと処理トレイ29との間には段差が形成され、そして排紙口25xからスイッチバックローラ26aで送られたシートの後端は処理トレイ29上に落下する。そこで排紙口25xにはキッカー手段55が設けられている。
このキッカー手段55は図10(a)に示すように、回転軸56で装置フレームに設置された基端揺動レバー55aと先端キックレバー55bとで構成されている。この基端揺動レバー55aの回転軸56には駆動モータ57が歯車で連結されている。また先端キックレバー55bの先端に回動可能に軸連結されている。そして図10(e)及び(f)に示すように回転軸56は駆動モータ57によって所定回転角度で揺動し、この回転軸56に歯車、ベルトを介して先端キックレバー55bの軸支点55b1が連結されている。そこで図10(e)破線位置(待機位置)のキッカー手段55は駆動モータ57を同図時計方向に回転すると基端揺動レバー55aは同図矢示a方向(反時計方向)に揺動する。このとき先端キックレバー55bは回転軸56と歯車、ベルト連結されているため同図矢示b方向(時計方向)に回転する。従って駆動モータ57を正回転(図示時計方向回転)することによってキッカー手段55は図10(e)破線状態から実線状態に移動し、このとき排紙口25xからのシート後端を下方の処理トレイ29上に殴打する。
そして後述する制御CPU160は排紙口25xの排紙センサS2をシート後端が通過した検知信号でシート後端が排紙ローラ25を通過するタイミングで駆動モータ57に通電してシート後端をトレイ上に蹴落とす。このキッカー手段55で落下させたシート後端を上述の搬入ガイド54aで摩擦回転体52に案内するように配置されている。
[サイド整合手段の構成]
上記処理トレイ29にはシートを幅寄せ整合するサイド整合手段34が配置されている。このサイド整合手段34は排紙口25xから処理トレイ29に搬入されたシートのセンターを基準に位置合わせするセンター基準と、シートの左右一側縁を基準に位置合わせするサイド基準のいずれかが採用される。図4に示す斜視図及び図11、図12に示す動作状態図に従って説明する。
サイド整合手段34は図4に示すように、処理トレイ29上のシートの左側縁と係合する左整合板34Lと、シートの右側縁と係合する右整合板34Rとで構成される。この左右の整合板34L,34Rはそれぞれ処理トレイのシート支持面29aに形成されているガイド溝(図4参照)に嵌合支持され、シート幅方向に位置移動可能になっている。そして処理トレイ29の底部には図11に示すようにガイド溝に沿って一対のプーリ35が配置され、このプーリ35にベルト36が架け渡してある。このベルト36に左右の整合板34L,34Rが固定されている。また上記プーリ35の一方にはシフトモータMZ1、MZ2が連結してある。
このような構成で左右一対形成されている左整合板34Lと右整合板34Rとは、それぞれのシフトモータMZ1,MZ2の駆動でシート幅方向左右に位置移動する。そこで、左右のシフトモータMZ1,MZ2を同期して反対方向に同一量回転駆動することによって処理トレイ上に搬入されたシートをセンター基準で整合することが可能となる。図11(a)は大サイズシートを整合する状態を、(b)は中サイズシートを整合する状態を示している。また図12(c)は小サイズシートを整合する状態を示している。一方処理トレイ上にセンター基準で整合したシート束は、左右のシフトモータMZ1,MZ2を同一方向に同一量回転駆動することによってシートをオフセットすることが可能となる。図12(d)は大サイズシートをオフセット移動する場合を示す。このように大サイズシートを所定量オフセットするのは後処理位置がシートコーナに偏っている場合(後述するコーナステープル)に後処理手段31を装置側方に移動する必要があり、装置の大型化をもたらす。そこで処理トレイ29上に集積されたシート束を所定量オフセットすることによってコーナ綴じなどの後処理を可能とする。これによって装置の小型コンパクト化が達成される。
[整合板と可動ストッパの連動機構]
上述のように構成された左右一対の整合板34L,34Rは、前述したシート端規制手段32と次のように連動している。また、前述のシート端規制手段32は左可動ストッパ(第2可動ストッパ部材)32Cと、右可動ストッパ(第1可動ストッパ部材)32Bを備え、この左右の可動ストッパ32B,32Cは、処理トレイ29にシート幅方向に移動可能に嵌合支持された左右のスライド部材38a、38bに連結されている。
そこで、上記左右の可動ストッパ32B,32Cは、左右の整合板34L,34Rに図11(a)に示すように連結スプリング37で連結されている。つまり右可動ストッパ32Bを備えた右スライド部材38aは連結スプリング37aで連結され、左可動ストッパ32Cを備えた左スライド部材38bは連結スプリング37bで連結されている。そしてシート幅方向に左右整合板34L,34RはストロークLS1間で往復動する。これに対して左右の可動ストッパ32B,32CはストロークLS2間で従動運動する。このため左右の可動ストッパ32B,32Cには図示しない止め部材が処理トレイ29側に配置してある。
そして上記ストロークLS1、LS2はLS1>LS2に設定してあり、左右の整合板34L,34Rの移動に連動して左右の可動ストッパ32B,32Cは、この止め部材に突き当るまで同一量ずつ移動する。可動ストッパ32B,32Cは止め部材に突き当たった後はこの位置に停止し、整合板34L,34Rは更に移動する。このとき両者間を連結する連結スプリング37a,37bが伸びる(伸張する)こととなる。従って左右の整合板34L,34Rはシートサイズに応じたストロークLS1間で位置移動し、可動ストッパ32B,32CはストロークLS2間で移動する。このように左右の可動ストッパ32B,32Cのストロークを短く設定したのはシート中央に後述するシート束搬出手段100が配置されているためである。
上述のようにシート端規制手段32を構成する左右の可動ストッパ32B,32Cをサイド整合手段34に連動させ、この両者の移動ストロークを異ならせる場合は、図示実施形態では連結スプリング37を用いている。また、左右の整合板34Lと34R及び/又は左右の可動ストッパ32Bと32Cは「滑り伝動機構」或いは「減速伝動機構」を用いても良い。
「滑り伝動機構」の場合は、左右の整合板34L,34Rと左右の可動ストッパ32B,32Cとを滑り摩擦クラッチで連結し、左右の可動ストッパ32B,32Cが止め部材に突き当たった後にクラッチ板が滑り運動するように構成する。
また「減速伝動機構」の場合は、左右の整合板34L,34Rと左右の可動ストッパ32B,32Cとを歯車伝動機構で連結し、このとき整合板34L,34RはストロークLS1で移動し、可動ストッパ32B,32CはストロークLS2で移動するように歯車比を設定する。
[シート束搬出手段の構成]
上記処理トレイ29には処理済みシート束を下流側のスタックトレイ21に搬出するシート束搬出手段100が配置されている。このシート束搬出手段100は、上記処理トレイ29の底部に配置され、シート支持面29aの上方に突出してシート束と係合するシート係合部材105と、このシート係合部材105を搭載支持するキャリア部材110とで構成されている。図13はシート束搬出手段100の斜視構成を示す説明図であり、図14はシート束搬出手段100の平面構成を示す説明図である。又、図16は駆動機構の説明図である。
シート束搬出手段100は、図13及び図17に示すように、シート係合部材105とキャリア部材110と、係合部材駆動手段127とキャリア部材駆動手段114で構成されている。シート係合部材105は可動グリッパ105aと固定グリッパ105bとで構成されている。またキャリア部材110は、シート係合部材105を搭載し、処理トレイ29の基端部(後処理位置)から先端部(束搬出位置)に往復動するように構成されている。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図18のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)150と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)160を備えている。本体制御部150は画像形成制御部151と給紙制御部152と入力部153を備えている。そしてこの入力部153に設けられたコントロールパネル118から「画像形成モード」「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部150はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部151及び給紙制御部152を制御し、所定のシートに画像形成した後本体排紙口3からシートを順次搬出する。
これと同時にコントロールパネル118からの入力で後処理モードが設定される。この後処理モードは、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ仕上げモード」等に設定される。そこで本体制御部150は後処理制御部160に後処理の仕上げモードとシート枚数、部数上方と綴じモード(1個所止綴じか2個所以上複数綴じか)情報を転送する。これと同時に本体制御部150は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部160に転送する。
後処理制御部160は、指定された仕上げモードに応じて後処理装置Bを動作させる制御CPU161と、動作プログラムを記憶したROM162と、制御データを記憶するRAM163を備えている。そしてこの制御CPU161は、搬入口23aに送られたシートの搬送を実行するシート搬送制御部164aと、シートの集積動作を実行するシート集積動作制御部164bと、シート綴じ処理を実行する綴じ動作制御部164cと、シートの束折り動作を実行するシート束折り動作制御部164dを備えている。
上記シート搬送制御部164aは前述の第1搬入経路P1の搬入ローラ23、排紙ローラ25の駆動モータ(不図示)の制御回路に連結され、またこの搬入経路に配置されたシートセンサS1からの検知信号を受信するように構成されている。また、上記シート集積動作制御部164bは、処理トレイ29にシートを集積するために前記スイッチバックローラ26aの正逆転モータ、シート端規制部材のシフトモータの駆動回路に結線されている。更に上記綴じ動作制御部164cは、処理トレイ29の端綴じユニット31と集積ガイド45の中綴じステープルユニット40に内蔵された駆動モータMDの駆動回路に結線されている。
上記シート束折り動作制御部164dは、前記折ロール46a、46bを駆動回転する駆動モータの駆動回路と、クラッチ手段の駆動回路に結線されている。またこのシート束折り動作制御部164dは前述の第2搬入経路P2の搬送ローラ27及び集積ガイド45の先端ストッパ43を所定位置に移動制御するシフト手段の制御回路に結線され、これらの経路に配置したシートセンサから検知信号を受信するように結線されている。
上述のように構成された制御部は後処理装置Bに次の処理動作を実行させる。
「プリントアウトモード」
このモードでは画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出し、第1搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25xでシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29のスイッチバックローラ26aに到達する見込み時間の後、シート搬送制御部164aはスイッチバックローラ26aを上方待機位置からトレイ上に降下し、このローラを図2時計方向に回転する。すると処理トレイ29上に進入したシートはこのスイッチバックローラ26aでスタックトレイ21に向けて搬出され、このトレイ上に収納される。このように順次後続するシートをスタックトレイ21に搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウトモードでは画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bの第1搬入経路P1を経て、スタックトレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。
「ステープル綴じ仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは前述のモードと同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出し、第1搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25xでシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29のスイッチバックローラ26aに到達する見込み時間の後、シート搬送制御部164aはスイッチバックローラ26aを上方待機位置からトレイ上に降下し、このスイッチバックローラ26aを図2時計方向に回転する。次いでシート搬送制御部164aはシート後端が処理トレイ29上に搬入した見込み時間の後スイッチバックローラ26aを図2反時計方向に回転駆動する。すると排紙口25xから進入したシートは処理トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって処理トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
尚上述の処理トレイ29上へのシートの集積の都度、制御CPU161はサイド整合手段34を動作させ集積するシートの幅方向位置を整合させる。次いで制御CPU161は画像形成装置Aからのジョブ終了信号で端綴じユニット31を動作させ処理トレイ上に集積されたシート束の後端縁を綴じ合わせる。このステープル動作の後、制御CPU161はシート束搬出手段100を移動する。するとステープル綴じされたシート束はスタックトレイ21に搬出収納される。これによって画像形成装置Aで画像形成した一連のシートをステープル綴じしてスタックトレイ21に収納することとなる。
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態は、折り処理が施された中折りシート束を裁断する装置に対して本発明を適用したものであるが、他の処理が施されたシート束や、処理が施されていないシート束を裁断する装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
また、上述した各実施形態は、複写機を備えた画像形成システムに対して本発明を適用したものであるが、プリンタ等の他の画像形成装置を備えた画像形成システム、あるいは画像形成装置の単独の場合や、シート裁断装置の単独のものに対しても本発明は同様に適用することができる。
以上述べたように本発明にかかるシート後処理装置及び画像形成システムは、プリンタや複写機などの多種多様な画像形成装置、その他の装置に対して広く適用することが可能である。
A 画像形成装置
2 画像形成部
B シート後処理装置
BX1 第1処理部
BX2 第2処理部
20 ケーシング(装置フレーム)
21 スタックトレイ(昇降トレイ)
22 サドルトレイ
23 搬入ローラ
25 排紙ローラ
26 スイッチバックローラ
26a 第1ローラ
26b 第2ローラ
27 搬送ローラ
29 処理トレイ
31 端綴じユニット(後処理手段)
40 中綴じステープルユニット(中綴じユニット)
44 折り処理機構(中折りユニット)
45 集積ガイド
46 折りローラ対
47 折ブレード
51 アライニング手段
60 パンチユニット
70 ドライバ
75 クリンチャ
85 シート搬送経路(排紙経路)
90 トリマユニット(シート裁断装置)
95 支持フレーム
150 本体制御部
160 後処理制御部
201 トリマ入り口ローラ対(束搬送手段)
202 束搬送プレス手段(押え手段、束搬送手段)
202b 束プレスローラ
202c 束プレスコロ
202d,202e 回動アーム
202f リンク棒
203 排紙ローラ対
204 裁断手段
204 裁断刃(裁断手段)
205 シート押さえ
207 屑フラッパー
208 ダストシュート
209 屑箱
210 レジ取り板(位置決め手段)
210a 立壁部
211 レジ取り駆動部
T 中折りシート束

Claims (4)

  1. シートを積載するシート積載部と、
    シート積載部に積載されたシートに処理を施す処理手段と、
    前記シート積載部との間を離間させる第1の離間位置に移動して該シート積載部へ搬送されてくるシートの受け入れを許容すると共に、前記シート積載部で受け入れたシートを押圧し該シートを搬送する搬送手段と、
    前記シート積載部に積載されるシートに対して前記処理手段による処理を行わない場合は、前記搬送手段が前記第1の離間位置よりも前記シート積載部から更に離間する第2の離間位置に移動した際に前記搬送手段のシート搬送動作を停止させる一方、前記シート積載部に積載されるシートに対して前記処理手段による処理を行う場合は、前記搬送手段が前記第2の離間位置よりも前記シート積載部から離間しない第3の離間位置に移動した際に前記処理手段の動作を停止させる制御手段と、
    を有することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記第3の離間位置は、前記第1の離間位置及び前記第2の離間位置よりも前記シート積載部に近いことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 前記処理手段によって処理を行う前に前記搬送手段が前記シート積載部にシートを搬送しているときは、前記搬送手段が前記第1の離間位置より前記シート積載部から離れた前記第2の離間位置まで移動した際に、前記制御手段がシート搬送動作を停止させ、
    前記シート積載部にシートが積載された後、前記処理手段によって処理を行うときは、シートに押圧している前記搬送手段が、前記第1の離間位置より前記シート積載部に近い前記第3の離間位置まで移動した際に前記制御手段が前記処理手段による処理を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記処理手段がシートに行う処理は、ステープル処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート後処理装置。
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