JP2016122099A - ペリクル - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、貼付後のフォトマスクの形状に与える影響が極めて小さく、フォトマスクの歪を大幅に抑制することができるペリクルを提供することである。
【解決手段】
本発明は、長辺と短辺からなる矩形のペリクルフレーム11から構成されるペリクル10であって、そのペリクルフレーム11にマスク粘着層12が少なくとも2か所に形成されているとともに、そのマスク粘着層12の間の領域には非粘着性の樹脂からなる弾性体層13が隙間なく形成されていることを特徴とする。
そして、本発明のマスク粘着層12は、ペリクルフレーム11の角部を含んで形成されていることが好ましいが、ペリクルフレームの直線部だけに形成されていてもよい。また、このマスク粘着層は、そのペリクルフレーム内側に沿った長さの総和がペリクルフレーム11の内周長の10〜70%の範囲であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体デバイス、ICパッケージ、プリント基板、液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイ等を製造する際のゴミよけとして使用されるペリクルに関するものである。
LSI、超LSIなどの半導体或は液晶ディスプレイ等の製造においては、半導体ウエハあるいは液晶用ガラス板に紫外光を照射してパターンを作製するが、この時に用いるフォトマスクにゴミが付着していると、このゴミが紫外光を遮ったり、反射するために、転写したパターンの変形、短絡などが発生し、品質が損なわれるという問題があった。
このため、これらの作業は、通常クリーンルームで行われているが、それでもフォトマスクを常に清浄に保つことが難しい。そこで、フォトマスク表面にゴミよけとしてペリクルを貼り付けした後に露光を行っている。この場合、異物はフォトマスクの表面には直接付着せず、ペリクル上に付着するため、リソグラフィー時に焦点をフォトマスクのパターン上に合わせておけば、ペリクル上の異物は転写に無関係となる。
一般に、ペリクルは、光を良く透過させるニトロセルロース、酢酸セルロースあるいはフッ素樹脂などからなる透明なペリクル膜を、アルミニウム、ステンレス鋼、エンジニアリングプラスチックなどからなるペリクルフレームの枠状を成す一面に接着して構成される。また、ペリクルフレームのもう一面にはフォトマスクに装着するためのポリブデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等からなる粘着層及び粘着層の保護を目的とした離型層(セパレータ)が設けられる。
近年、露光パターンの微細化に伴って、ペリクルを貼り付けることによるフォトマスクの歪みが問題視されるようになってきた。フォトマスクとペリクルフレームがマスク粘着材を介して締結されることにより、ペリクルフレームの形状がフォトマスクの形状に影響を与え、フォトマスク表面に描画されていたパターンが本来のものから変形してしまうために、装着後のフォトマスク形状に与える影響が極めて小さいペリクルが要望されている。
この解決策として、例えば、マスク粘着材を柔らかくしたり、ペリクルフレームの平面度を向上させたりといった提案がなされてきた。これらの提案では、ペリクルフレームのフォトマスク形状に与える影響を低減することができるが、必ずしも十分ではない。何故なら、ペリクルフレームおよびフォトマスクの平面度は、ともに完全ではないために、それらの組み合わせ次第でその影響が大きくも小さくもなりうるからである。
そこで、本質的にはペリクルフレームの剛性をできるだけ小さくして、フォトマスクの形状に追随させることが良いために、例えば、樹脂などの剛性の低い材質を使用したり、またはペリクルフレームの高さを本来よりも低くしたり、断面形状を工夫して、例えば、断面積を減らして剛性を低下させるなどの方法が提案されている(特許文献1、2および3参照)。
特開2011−7933 特開2011−7934 特開2011−7935
しかしながら、ペリクル膜の張り具合を維持するとともに、製造から貼り付けまでの作業中に変形やペリクル膜のシワなどの不具合を生じさせないためには、ペリクルフレームの剛性は高いほど好ましいので、剛性を過大に低下させることは、製造や取り扱いに支障を来たすという問題が生じる。そのため、この対策では、実際にはペリクルフレームの剛性をさほど低下させることができないという問題がある。
また、ペリクルフレームの高さを低くすることは、フォトマスク形状への追従性を向上させる上で有効な手段であるが、この場合には、ペリクル膜とフォトマスクのパターン面との距離が近くなるために、本来のデフォーカス性能が得られないという問題がある。さらに、断面積を減らして剛性を低下させるために、ペリクルフレームの内面に窪みなどを設けると、そこが異物の発生源となる可能性がある。
したがって、現在、特に求められているのは、適度なフレーム剛性を維持して製造や使用上の不具合が無く、できるだけ高いスタンドオフを維持しつつも、貼付後のフォトマスクの形状に与える影響が極めて小さいペリクルである。
そこで、本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、フォトマスクの形状に与える影響が極めて小さく、フォトマスクの歪を抑制することができるペリクルを提供することである。
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討を重ねたところ、マスク粘着層をペリクルフレームの枠を成す面の全面に連続的に配置すると、粘着層を介してフォトマスクに作用する締結力が強すぎるために、貼付け後のフォトマスクが大きく歪むことが判明した。そこで、さらに検討を進めたところ、ペリクルフレームにマスク粘着層を部分的に形成するとともに、そのマスク粘着層の間の領域に非粘着性の弾性体層を隙間なく形成すれば、マスク粘着層を全周に渡って連続的に形成する従来の場合と比べて、フォトマスクに作用する締結力が緩和されるために、フォトマスクの形状に与える影響を極めて小さく抑えることができることを知見し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明のペリクルは、長辺と短辺からなる矩形のペリクルフレームから構成されるものであって、そのペリクルフレームにマスク粘着層が少なくとも2か所に形成されているとともに、そのマスク粘着層の間の領域には非粘着性の樹脂からなる弾性体層が隙間なく形成されていることを特徴とする。そして、このマスク粘着層は、長辺と短辺の何れか一方または両方の各辺の少なくとも1箇所に形成されていることが好ましい。
また、本発明のマスク粘着層は、ペリクルフレームの角部を含んで形成されていることが好ましく、ペリクルフレームの直線部だけに形成されていてもよい。そして、このマスク粘着層は、そのペリクルフレーム内側に沿った長さの総和がペリクルフレームの内周長の10〜70%の範囲であることが好ましい。
さらに、本発明のマスク粘着層は、其々の表面が平面度30μm以下の平面に加工されていることが好ましく、其々の厚さも、最大値と最低値の差が0.1mm以下であることが好ましい。
一方、本発明の弾性体層は、その表面が平面度30μm以下の平面に加工されているとともに、マスク粘着層の表面と面一であることが好ましく、その硬度は、デュロメータ硬度A50以下であり、その材質は、SBS樹脂、SEBS樹脂、SEPS樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂およびフッ素変性シリコーン樹脂からなる群より選択されることが好ましい。
本発明によれば、少なくとも2か所に形成したマスク粘着層の間の領域に非粘着性の樹脂からなる弾性体層が形成されているために、マスク粘着層がペリクルフレームの全周に連続的に形成されている従来の場合と比べて、ペリクルフレームとフォトマスクとの締結状態が緩く、ペリクルフレームがフォトマスクの形状へ与える影響を低減させることができる。そのために、ペリクルの装着後のフォトマスクの歪を大幅に抑制することができるという効果を奏する。
本発明のペリクルの一実施形態を示す斜視図である。 本発明のペリクルの一実施形態を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明のペリクルは、フォトマスクの歪が特に問題となる半導体の製造のための用途に適用した際に特に効果は大きいが、その用途に限定されるものではない。例えば、一辺が150mm前後の半導体の製造のための用途のみならず、一辺200〜300mmのプリント基板の製造のための用途および一辺が500〜2000mm近い液晶、有機ELディスプレイの製造のための用途まで、ペリクル貼付けによるフォトマスクの変形が問題となるような全てのペリクルに適用することが可能である。
図1は、本発明のペリクル10の一実施形態を示す斜視図であり、ペリクル10のマスク粘着層12側から見たものである。通常、マスク粘着層12の表面には、保護のためのセパレータが取り付けられるが、図1では、セパレータの図示が省略されている。
図1の態様例は、矩形のペリクルフレーム11の枠を成す長辺および短辺の境界である角部の4箇所にマスク粘着層12を形成し、各マスク粘着層12との間の領域には弾性体層13を隙間なく形成したものである。
また、このマスク粘着層12を形成する実施形態としては、図1の実施形態例の外にも様々な形態が可能であり、マスク粘着層12をペリクルフレーム11の長辺と短辺の何れか一方または両方に形成することもできる。
例えば、図2は、それら他の形態例を示すものである。図2(a)は、マスク粘着層12を少なくとも2か所に、すなわち長辺の一方の辺とその対辺にそれぞれ形成した形態例であり、図2(b)は、同様に、短辺の一方の辺とその対辺にそれぞれ形成した形態例である。そして、マスク粘着層12の間の領域には、非粘着性の弾性体層13が隙間なく形成されている。
また、図2(c)は、長辺と短辺の両方の中央付近にそれぞれマスク粘着層12を形成した形態例であり、4か所のマスク粘着層12の間の領域には、それぞれ非粘着性の弾性体層13が隙間なく形成されている。さらに、図2(d)は、長辺と短辺の両方の中央付近と4か所の角部にマスク粘着層12をそれぞれ形成した形態例であり、この8か所のマスク粘着層12の間の領域には、非粘着性の弾性体層13が隙間なく形成されている。
長辺および/または短辺の面上にマスク粘着層12を形成する場合は、マスク粘着層12を介してフォトマスクに対して作用する締結力がバランス良く影響することが好ましいので、長辺および/または短辺のマスク粘着層12は、対辺においても対称な位置に形成されていることが好ましい。
また、マスク粘着層12は、図1および図2(d)の実施形態例では、ペリクルフレーム11の角部を含むように形成されているから、フォトマスクに与える影響を低減させることができるとともに、マスク粘着層12の剥離またはペリクル10の脱落の起点となりやすい角部が接着されているために信頼性が高いという利点がある。特に、露光機での水平設置中にフォトマスクの撓み量が大きい大型のフォトマスクやペリクルの場合においては、これら図1および図2(d)の実施形態例のように、マスク粘着層12が少なくとも角部を含むように形成されているとより効果的である。
また、辺長が500mmを超えるような大型のペリクルの場合においては、ペリクルフレーム11自身の自重による撓みが大きくなるため、図2(d)のように、辺の内部にもマスク粘着層12を形成し、自重撓みにより弾性体層13とフォトマスクの間に間隙ができないよう配慮することが好ましい。図2(d)の実施形態例では、各辺の内部の中央付近と角部にそれぞれマスク粘着層12を形成している。
マスク粘着層12の形成箇所の数や形成位置は、特にこれに限定されたものではなく、必要に応じて適宜設定すればよい。もっとも、マスク粘着層12を介した締結力をバランスよく(片寄りなく)フォトマスクに作用させるために、ペリクルフレーム11の長辺または短辺の少なくとも2か所に形成することが好ましい。また、長辺または短辺のマスク粘着層12は、図2に示すように、対辺においても対称な位置に形成されていることがより好ましい。
一方、図2(a)、(b)および(c)の実施形態は、マスク粘着層12がペリクルフレーム11の角部を含まない直線部にだけ形成されている例である。大型のフォトマスクまたはペリクルの場合は、フォトマスクの自重撓みによりペリクルフレーム11の角が剥離しやすくなるために、このような形態例は採用しにくいが、半導体の用途など辺長が200mm以下の小型のフォトマスクの場合は、フォトマスクの自重撓みの問題が少ないので適用することができる。
図2(a)や図2(b)の実施形態例では、長辺と短辺の何れか一方の各辺にマスク粘着層12を1か所だけ形成し、ペリクルフレーム11全体でも2か所と少なく、マスク粘着層12と弾性体層13の継ぎ目も少ないために、その製造が容易であり平面度も高くしやすいという利点がある。
また、図2(c)の実施形態例では、長辺と短辺の両方にマスク粘着層12を1か所だけ形成し、ペリクルフレーム11全体で4か所に形成しているから、マスク粘着層12の面積を多くすることが必要な場合に適している。
このマスク粘着層12の形成に要する領域としては、ペリクルフレーム11の自重を長期間安定して支持するだけの面積が必要であるから、マスク粘着層12に使用する粘着剤の粘着力との兼ね合いで決定すればよい。すなわち、マスク粘着剤の粘着力が大きければ少ない面積で済むが、粘着力が小さければ大きな面積が必要となる。
もっとも、上述した実施形態例の何れの場合においても、ペリクルフレーム11の内側に沿ったマスク粘着層12の長さの総和は、ペリクルフレーム11の内周長(角部の湾曲部を含む)の10〜70%の範囲内とすることが好ましい。
マスク粘着層12の長さの総和が10%を下回るような場合は、フォトマスクからの剥離等の恐れがあり、信頼性に懸念が生じるからであり、また、70%を超えるとフォトマスクとペリクルフレーム11との締結力が強まり、所望の効果が得られないからである。
このマスク粘着剤12の材質としては、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、アクリル系粘着剤、SEBS粘着剤、SEPS粘着剤、シリコーン粘着剤などの公知のものを使用することができる。
また、フォトマスクの貼付け後の安定性確保とフォトマスクへ与えるペリクル10の影響をさらに低減させるために、マスク粘着層12の其々の表面は、平面度が30μm以下の平面に加工されていることが好ましく、その高さまたは厚さは、其々の箇所の最大値と最低値の差が0.1mm以下であることが好ましい。
一方、弾性体層13は、各マスク粘着層12の間の領域に隙間なく形成されている。そして、この弾性体層13は、粘着力を有していないためにこの弾性体層13とマスク粘着層12との継ぎ目に凹凸があると、ペリクル内外を通気してしまうことになるため、例えば隙間のようなわずかな平面の乱れもないように形成されていることが好ましい。
また、弾性体層13の表面も、マスク粘着層12と同様に、その平面度が30μm以下の平面に加工されているとともに、その表面は、マスク粘着層12の表面と同じ高さをなして、一つの平面を形成していることが好ましい。この弾性体層13の硬度は、デュロメータ硬度A50以下であることが好ましく、貼り付け後の反発力が小さくなることからフォトマスクへ与える影響が小さくなり、また、フォトマスクへの密着性が向上して信頼性が向上するからである。
この弾性体層13の材質としては、SBS樹脂、SEBS樹脂、SEPS樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂およびフッ素変性シリコーン樹脂からなる群より選択されることがよい。SBS樹脂、SEBS樹脂、SEPS樹脂などの熱可塑性樹脂は加工性が良く、他の粘着剤と組み合わせがしやすいという利点がある。
また、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂およびフッ素変性シリコーン樹脂は、極めて耐光性に優れるという利点がある。シリコーン樹脂またはフッ素変性シリコーン樹脂を選択した場合には、特に硬度の低い材料として、例えば、針入度で50以上となるようなゲルを選択することができ、フォトマスクへ与える影響を低減させることもできる。
そして、マスク粘着層12や弾性体層13の材質の選択にあたっては、マスク粘着剤がペリクルフレーム11の重量に対して十分な接着力を有していることはもちろんであるが、マスク粘着層12や弾性体層13を形成する際に組み合わせて使用しやすいものを選択することが好ましい。
次に、マスク粘着層12や弾性体層13の形成手順については、使用するそれぞれの材質に応じて最適なものを選択すればよい。例えば、マスク粘着層12としてアクリル系粘着剤を、また弾性体層13としてSEPS樹脂を其々選択した場合では、始めにマスク粘着層12としてペリクルフレーム11の一部にアクリル系粘着剤を塗布し、平坦化処理を行うとともに溶媒を乾燥させて硬化処理を行う。次に、ペリクルフレーム11の残部に弾性体層13としてSEPS樹脂を加熱塗布し、そして、加熱しながら平坦化処理を行えば、先に平坦化したマスク粘着層12と弾性体層13を面一に形成することができる。
また、別の例として、マスク粘着層12にシリコーン粘着剤を、また弾性体層13にフッ素変性シリコーン樹脂を其々選択した場合では、始めにマスク粘着層12としてペリクルフレーム11の一部にシリコーン粘着剤を塗布し、流動しない程度に溶媒を乾燥させる。次いで、ペリクルフレーム11の残部に弾性体層13としてフッ素変性シリコーン樹脂を塗布し、両方を合わせて平坦化処理を行う。その後、加熱して溶媒を完全除去するとともに、硬化させてマスク粘着層12と弾性体層13を同時に形成することができる。
ペリクルフレーム11の材質としては、アルミニウム合金、鉄鋼、ステンレス鋼、黄銅などの金属、PE、PA、PEEKなどのエンジニアリングプラスチック、GFRP,CFRPなどの繊維複合材料など公知のものを用いることができる。また、その表面は黒色となるよう処理されるとともに、必要に応じて発塵防止のための塗装などの表面処理が施されていることが好ましい。例えば、アルミニウム合金を使用した場合には、アルマイト処理や化成処理などの表面処理を施すことが好ましく、鉄鋼、ステンレス鋼などの場合は黒色クロムメッキ等の表面処理を施すことが好ましい。
図1の実施形態例では、ペリクルフレーム11の断面形状は、一般的な矩形形状となっているが、剛性を低下させてフォトマスクへの影響を低減させるために、ペリクルフレーム11の側面に面取りや掘り込みを施して断面積を減じるなどの工夫を組み合わせることもよい。
マスク粘着層12の表面は、通常は保護のために厚さ50〜300μm程度のPET製フィルムなどの表面に剥離性を付与したセパレータ(図示しない)を取り付けるが、ペリクルのケースまたはペリクルの支持手段等の工夫によりこれを省略することが好ましい。
ペリクルフレーム11の内面には、浮遊異物の捕捉や固定のため、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤などの粘着性物質を塗布することも好ましい(図示しない)。また、ペリクルフレーム11の内面のみ、またはその全面に、発塵防止を目的として、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂などの非粘着性樹脂の被膜を形成することも好ましい(図示しない)。これら粘着性樹脂、非粘着性樹脂の被膜の形成は、スプレー、ディッピング、紛体塗装、電着塗装などの公知の方法によって施工することができる。
また、ペリクルフレーム11の外面には、ハンドリングなどの用途のために、複数個所の治具孔16や溝など(図示しない)を複数設けてもよく、また、型番、製造番号やバーコードなどの表示を機械刻印またはレーザマーキングにより施すことも好ましい(図示しない)。
さらに、ペリクル10の貼り付け後の内部の気圧調整のために、通気孔17を設けて、その外側に異物の侵入を防止するためにPTFEなどの多孔質薄膜からなるフィルタ18を取り付けてもよい。この際のフィルタ18の取り付けは、適切な材質の粘着層などを設けてペリクルフレーム11の外面に直接貼り付けるなどしてもよい。そして、これら通気孔17やフィルタ18の配置位置や個数、その形状は、要求される通気性やハンドリングの都合などを考慮して決定することができる。
ペリクル膜15は、使用する露光光源に応じて、セルロース系樹脂、フッ素系樹脂などの材料から最適なものを選択し、透過率、機械的強度などの観点から0.1〜10μm程度の範囲から最適な膜厚を選択して製作するとともに、必要に応じて、反射防止層を付与してもよい。そして、このペリクル膜15の接着層14は、アクリル系接着剤、フッ素系接着剤、シリコーン系接着剤などの公知の接着剤を用いて形成することができる。
本発明では、マスク粘着層12は、ペリクルフレーム11に少なくとも2か所に形成されているとともに、その少なくとも2か所のマスク粘着層12との間の領域には非粘着性の樹脂からなる弾性体層が隙間なく形成されているために、マスク粘着層12を介したフォトマスクとの締結力は、ペリクルフレーム11の全周に連続的にマスク粘着層12が形成されている従来の場合よりも緩和されている。したがって、ペリクルフレーム11の形状がフォトマスクへ与える影響を低減させることができるので、ペリクル10の装着後のフォトマスクの歪を大幅に抑制することができる。
また、各マスク粘着層12との間のマスク粘着層12が形成されていない領域には、粘着性が無く柔軟性を有する弾性体層13がマスク粘着層12と面一で形成されており、しかも、この弾性体層13は、フォトマスク表面に密着してフォトマスク内を密閉する機能を有しているため、ペリクルフレーム11がフォトマスク形状へ与える影響を低減させるとともに、ペリクル10内への異物の侵入を防止する機能をも有している。
また、本発明によれば、フォトマスクへの追従性を高めるためにペリクルフレーム11自体の高さを低くするとか、またはその剛性を小さくするとかの必要性が少ないために、異物のデフォーカス性能を高く維持することもできる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、実施例1では、先ず、図1に示す斜視図のペリクル10を製作したので、その製作手順について説明する。
ペリクルフレーム11は、A5052アルミニウム合金を機械切削により加工したもので、外寸149x113mm、内寸145x109mm、角部の内側R3mm、角部の外側R5mm、高さ4.7mmとした。
また、ペリクルフレーム11の長辺の中央部には、直径0.5mmの通気孔17と、各辺の角部付近にハンドリング用として非貫通の直径1.6mm、深さ1.2mmの治具孔16を設けた。そして、稜部にはC0.2mm程度の面取り(図示しない)を施し、その表面には、全面をRa0.6程度にサンドブラストした後に黒色アルマイト処理を施した。
次いで、このような処理を施したペリクルフレーム11を界面活性剤と純水で良く洗浄し、乾燥した。その後に、図1の態様例のように、ペリクルフレーム11の長辺および短辺を含む角部の4か所に、マスク粘着剤12としてシリコーン粘着剤(商品名;KR3700、信越化学工業(株)製)を3軸直交ロボット上に搭載したエア加圧式ディスペンサを用いて塗布した。
このときに、このマスク粘着層12は、長辺と短辺とも角部から20mmの範囲に渡って塗布されており、そのペリクルフレーム11の内側に沿った長さの総和は、154.84mmである。一方、ペリクルフレーム11の内周長さは、502.84mmであるので、マスク粘着層12のペリクルフレーム11の内側に沿った長さの総和は、ペリクルフレーム11の内周長に対して約30.8%である。
次いで、塗布したマスク粘着層12は、そのまま1.5hの風乾を行い、溶媒を自然乾燥させた。また、ペリクルフレーム11の同じ面上でマスク粘着層12が設けられていない領域においては、弾性体層13としてフッ素変性シリコーン樹脂(商品名;SIFEL、信越化学工業(株)製)をエア加圧式ディスペンサを用いて塗布した。
このマスク粘着層12と弾性体層13を一緒に離型剤を塗布した厚さ125μmのPET製シートを介して、平面度が5μmのステンレス製平板に押し付けて平坦化処理を行った後に、そのまま110℃に加熱してマスク粘着層12と弾性体層13を半硬化させた。その後、マスク粘着層12と弾性体層13から平坦化処理で用いたセパレータを剥離除去するとともに、150℃に加熱して完全に硬化させて、仕上がったマスク粘着層12と弾性体層13の平面度を測定したところ、平面度は20μmであった。
次いで、マスク粘着層12と弾性体層13を設けたペリクルフレーム11の面の反対の面上に、ペリクル膜接着層としてフッ素系樹脂(商品名;サイトップ、旭硝子(株)製)を3軸直交ロボット上に搭載したエア加圧式ディスペンサによって塗布し、溶媒を乾燥させてペリクル膜接着層14を形成した。また、長辺中央の通気孔17を覆うように、PTFE多孔質膜からなるフィルタ18をアクリル粘着シートで接着した。
この実施例1では、ペリクル膜材料として、フッ素系樹脂(商品名;サイトップ、旭硝子(株)製)を成膜基板(300mmシリコンウェハ)上にスピンコート法にて成膜し、溶媒を乾燥させた後に、基板外形と同寸の仮枠を接着して成膜基板から剥離し、厚さ0.28μmの剥離膜を得た。この剥離膜をペリクルフレーム11上のペリクル膜接着層14に加熱接着してペリクル膜15とし、ペリクルフレーム11の外側の余剰膜をカッターで切断除去してペリクル10を完成させた。
なお、この実施例1では、マスク粘着層12の表面保護のためのセパレータを省略しているが、必要に応じて設けてもよい。その場合は、厚さ100〜200μm程度のPETフィルムなどの表面に粘着層材質に応じた離型剤を塗布し、所望の形状に切断加工したものを使用することができる。
最後に、このペリクル10の評価として、150x150x厚さ6mm、平面度0.3μmの石英ガラス製フォトマスクを用意し、ペリクル10を貼り付けた。このときのペリクル10の貼付けの加圧力は、5kgfであり、加圧時間は3minとした。
そして、フォトマスクとペリクル10との接着後に、フォトマスクの裏面からマスク粘着層12と弾性体層13の接着状態を目視確認したところ、ペリクルフレーム11の全周に渡って、フォトマスクとペリクル10とが十分な幅で接着(密着)した良好な接着状態であった。
また、マスク粘着層12と弾性体層13の8か所の継ぎ目についても目視確認したところ、接着幅に若干のうねりがみられたものの、エア溜りや幅の細りなどのペリクル内外の通気につながるような危険な兆候は見られなかった。さらに、このペリクル付きフォトマスク基板について、その平面度を確認したところ、ペリクル貼付け前のフォトマスク単体での値が0.3μmであったのに対して、接着後の値が0.31μmであったので、平面度も非常に小さな変化量に収まっていることが確認された。
<実施例2>
実施例2では、上記実施例1と同様に製作した同仕様のペリクルフレーム11を用いて、同様の工程にてペリクル10を製作した。そして、実施例2では、実施例1と異なる図2(c)に示す態様例のように、マスク粘着層12をペリクルフレーム11の各長辺の中央部に100mmに渡って、また、各短辺の中央部にも60mmに渡ってそれぞれ形成し、ペリクルフレーム全体で4か所に形成するとともに、各マスク粘着層12の間の角部を含む残部の4か所には弾性体層13を形成した。
そして、この実施例2では、マスク粘着層12のペリクルフレーム11の内側に沿った長さは320mmであり、ペリクルフレーム11の内周長は502.84mmであるので、マスク粘着層12のペリクルフレーム11の内側に沿った長さの総和は、ペリクルフレーム11の内周長に対して約63.6%である。また、この完成したペリクル10のマスク粘着層12と弾性体層13の平面度を確認したところ、20μmであった。
そして、この実施例2でも、このペリクル10の評価として、150x150x厚さ6mm、平面度0.28μmの石英ガラス製フォトマスクを用意し、上記実施例1と同様にしてペリクル10を貼り付けた後に、フォトマスクの裏面からマスク粘着層12と弾性体層13の接着状態を目視確認したところ、ペリクルフレーム11の全周に渡って十分な幅で接着(密着)した良好な接着状態であった。
また、マスク粘着層12と弾性体層13の8か所の継ぎ目についても目視確認したところ、良好な接着状態が維持されていた。さらに、フォトマスクの平面度についても確認したところ、ペリクル10の貼付前のフォトマスク単体での平面度0.29μmであったのに対して、接着後の値が0.31μmであったので、平面度も小さな変化量に収まっていることが確認された。
比較例
比較例では、上記実施例1および実施例2と同仕様のペリクルフレーム11を用い、同様の工程にてペリクル10を製作したが、この比較例のペリクル10では、ペリクルフレーム11の全周に渡ってマスク粘着層12を形成して、上記実施例1および実施例2の場合の弾性体層13は設けなかった。この比較例では、マスク粘着層12が全周に渡って連続的に形成されているだけであるから、実施例1および実施例2とは、弾性体層13が設けられていない点で大きく異なっている。そして、この比較例の完成したマスク粘着層12の平面度を測定したところ、その値は、上記実施例1および2実施例と同じく20μmであった。
次いで、上記実施例1および実施例2と同様に、ペリクル10をフォトマスクへ貼り付けて、フォトマスクの裏面からマスク粘着層12の接着状態を目視確認したところ、ペリクルフレーム11の全周に渡って均一な接着幅が確保されて良好な接着状態であったが、このペリクル10付きのフォトマスク基板について、その平面度を確認したところ、比較例では、フォトマスク単体での値が0.3μmに対して、ペリクル10の貼付後の値が0.36μmであった。なお、このときに用いた石英ガラス製フォトマスクは、上記実施例1および実施例2と同等のもので、150x150x厚さ6mmで、平面度0.3μmのものとした。
したがって、比較例では、その平坦度が上記実施例1および実施例2の値の0.31μmと比べて、大きく変化していることが確認された。
10 ペリクル
11 ペリクルフレーム
12 マスク粘着層
13 弾性体層
14 ペリクル膜接着層
15 ペリクル膜
16 治具孔
17 通気孔
18 フィルタ

Claims (10)

  1. 長辺と短辺からなる矩形のペリクルフレームから構成されるペリクルであって、該ペリクルフレームにマスク粘着層が少なくとも2か所に形成されているとともに、各マスク粘着層の間の領域には非粘着性の樹脂からなる弾性体層が隙間なく形成されていることを特徴とするペリクル。
  2. 前記マスク粘着層は、前記長辺と前記短辺の何れか一方または両方の各辺の少なくとも1箇所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のペリクル。
  3. 前記マスク粘着層は、前記ペリクルフレームの角部を含んで形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のペリクル。
  4. 前記マスク粘着層は、前記ペリクルフレームの直線部だけに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のペリクル。
  5. 前記マスク粘着層は、そのペリクルフレーム内側に沿った長さの総和が前記ペリクルフレームの内周長の10〜70%の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のペリクル。
  6. 前記マスク粘着層は、其々の表面が平面度30μm以下の平面に加工されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のペリクル。
  7. 前記マスク粘着層は、其々の厚さが最大値と最低値の差が0.1mm以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のペリクル。
  8. 前記弾性体層は、その表面が平面度30μm以下の平面に加工されているとともに、前記マスク粘着層の表面と面一であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のペリクル。
  9. 前記弾性体層は、その硬度がデュロメータ硬度A50以下であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のペリクル。
  10. 前記弾性体層は、その材質がSBS樹脂、SEBS樹脂、SEPS樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂およびフッ素変性シリコーン樹脂からなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のペリクル。

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