JP2016121877A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の利便性を損なわないようにしながら、より高い節電効果を得るような節電状態の制御方法の提供。【解決手段】時刻表示機能を停止することで節電状態とする節電機能と、時刻計時および表示機能以外の付加機能(電波受信やアラーム等)を有する電子機器において、節電状態へは、付加機能を動作させてから移行する。これにより、節電状態では動作しない付加機能の効果を使用者に提供しつつ、節電を行うことが可能である。【選択図】 図1

Description

この発明は、節電機能を有する電子時計に関する。
従来から、光や運動エネルギーで発電する機能を備えた電子時計において、非発電状態が続くと表示動作や付加機能を停止するといった節電の状態にすることは周知の技術であり広く利用されている。そのような節電状態における動作に関連した技術も広く出願されており、例えば光発電電波修正時計の場合では、非節電状態では受信をおこない、節電状態では電力消費を抑制するために受信禁止とする技術が存在する(たとえば、特許文献1参照。)
特許3313215号公報(図5)
指針式表示の電子時計において、毎秒駆動する秒針は相当の電力消費をする。よって一般的な指針式時計が1つのモータで時針、分針、秒針を動作させているのに対し、効果的に節電効果を出すために秒針単独駆動のモータと、時針及び分針を動作させるモータを別個に用意し、非発電状態を短時間(例えば1時間未満)検出すると節電状態に移行する時計が存在している。
このような時計では節電効果は上がるものの、例えば電波修正時計の場合、ノイズが少ない夜中に自動的に受信する機能があるが、受信を行う時には暗所、又は非携帯により運動エネルギーが得られないため節電状態となっており、自動受信機能が動作しないという問題があった。
また、時計の代表的な機能としてアラームがあるが、節電期間中に鳴動動作を停止してしまうと長期間の不使用に対しては節電効果が有効に得られるものの、短時間で節電状態に移行するような設定の場合には毎晩節電状態となってしまいアラーム本来の機能が果たせないといった問題が発生していた。
この発明は、前述した従来技術による問題点を解消するため、節電状態への移行を適切に制御し、ユーザーの不便さを解消することができる電子時計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる電子時計は、計時手段と、少なくとも該計時手段の計時内容を表示する表示手段と、計時以外の付加機能を実現する付加機能実現手段と、前記表示手段と該付加機能実現手段を動作させる通常状態と、
所定条件下で前記表示手段の少なくとも一部を停止させる節電状態と、を切り替える制御を行う制御手段を有し、該制御手段は、前記付加機能実現手段が動作中、又は動作待機中の場合に、前記所定条件となっても前記節電状態への移行を延期することを特徴としている。
また、前記付加機能は、時刻情報が付与されている電波を受信する電波受信機能である
ことを特徴としている。
また、前記電波受信機能は、前記節電状態への移行条件成立のときに実施されることを特徴としている。
また、前記電波受信機能は、予め定められた時刻に実施されることを特徴としている。
また、前記電波受信機能が成功するまでは、前記節電状態への移行が延期され、前記電波受信機能が成功して終了した後、前記節電状態へ移行することを特徴としている。
また、前記付加機能実現手段が複数存在することを特徴としている。
また、前記複数の付加機能実現手段の全ての動作が終了した後、前記節電状態に移行することを特徴としている。
また、前記複数の付加機能実現手段のうち、特定の機能の実現手段については、動作中、又は動作待機中であっても、前記節電状態への移行延期条件としないことを特徴としている。
また、前記特定機能の実現手段は、前記節電状態においても動作可能に制御されることを特徴としている。
また、前記節電状態において動作可能な特定機能を外部操作で設定可能に構成される
ことを特徴としている。
また、前記節電状態において、受信結果を前記表示手段にて表示することを特徴としている。
また、前記節電状態において、動作不可に設定されている前記特定機能を、前記表示手段にて表示することを特徴としている。
また、前記節電状態において、前記特定機能が実行であるか、待機状態であるか、又は節電状態であるかを、前記表示手段にて表示することを特徴としている。
また、蓄電手段と、該蓄電手段へ充電するための発電手段と、該発電手段の発電状態を検出する発電検出手段を備え、該発電検出手段が非発電を検出することを、前記節電状態への移行条件とすることを特徴としている。
本発明によれば、このように、節電状態への移行は、時計に搭載されている各機能について動作管理を実施し移行タイミングを計ることで、ユーザーの不便さを解消することが可能な電子時計が得られるという効果を奏する。
この発明の実施の形態にかかる電子時計の機能的構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる節電状態移行手順の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる節電状態移行動作の一例を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態にかかる表示の一例を示す図である。 この発明の第2の形態実施にかかる節電状態移行手順の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる節電状態移行動作の一例を示すタイムチャートである。 この発明の第2の形態実施にかかる表示の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明による電子時計の実施の形態を詳細に説明する。
[本発明に係る電子時計の構成]
まず、電子時計の機能的構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる電子時計の機能的構成を示す説明図である。
図1において、電子時計100は、制御部101と、機能管理部102と、機能部103と、計時部104と、表示部105と、発電部106と、蓄電部107と、発電検出部108と、を含む構成である。
制御部101は、電子時計100全体の制御を行う。
機能部103は、アラーム、電波受信機能など時刻計時以外の付加機能を実現する機能ブロックである。その機能の種類、個数は任意であるが、本実施形態では、電波受信機能とアラームの2種類とする。以下、電波受信機能を機能A、アラームを機能Bと称する。
機能管理部102は、少なくとも1つ以上の付加機能を有する機能部103の各機能について動作させるか否かについて管理し、制御部101に対し制御に必要な信号を出力する。具体的には、機能部103が機能Aと機能Bを有する場合、機能管理部102は機能Aと機能Bについて個別に動作可否を記憶しておき、制御部101に対し記憶内容を出力する。この出力を受け、制御部101は機能部103に対し、動作命令がある場合はその動作を実行する様、命令を出す。
図1に記憶内容の1形態を示す。機能毎に「種類」と「動作フラグ」が記憶される。「種類」で記憶された機能の種類は、機種毎に固定値となる。「動作フラグ」には、「不可」と「実行」の2つの値が記憶される。「実行」が書き込まれた機能は、機能を実施する所定条件が揃えば実行される。これに対し、「不可」が書き込まれた機能は、機能を実施する所定条件が揃っても実行が禁止される。「動作フラグ」に対応する部分は機能を制御するフラグとして働き、状況に応じて適宜書き換えがなされる。
機能管理部102は、制御部101から出力される動作可否変更の命令を入力し、記憶内容を変更する。具体的な一例としては、発電検出部108が発電中又は非発電継続が既定時間未満である旨を出力している場合、機能管理部102は制御部101から動作可否変更の命令として機能部103の各機能を動作可とする旨の信号を受け取り、「実行」の状態を記憶し、制御部101は機能管理部102の記憶内容に応じ機能部103の各機能を実行する。逆に、発電検出部108で非発電状態である場合、制御部101は機能管理部102に動作可の機能がある場合は機能部103内の該当する機能に動作命令を出力し、動作終了後に機能管理部102に対し終了した機能について動作不可とする命令を出力する。つまり、機能管理部102は制御部101から動作不可とする旨の信号を受け取り、「不可」の状態を記憶する。
計時部104は不図示の水晶発振回路、及び水晶発振回路で生成される発振周波数を分周し1秒信号を生成し時刻を計時する。
表示部105は計時部104から出力される計時信号を指針、液晶などで表示する。
発電部106は光により発電するソーラーセルや、運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置、または熱発電素子などで発電する機構を有する。
蓄電部107は発電部106の発電エネルギーを蓄える2次電池などである。
発電検出部108は発電部106の発電状態を検知し、その結果を制御部101に出力する。
[本発明の第1の実施形態]
次に、図2のフローチャートを用いて具体的な動作について説明する。なお、電子時計100内の機能部103は機能A、機能Bを有する時計として説明する。
制御部101は、発電検出部108の出力を確認し、発電中又は既定時間に満たない非発電状態継続中の場合(ステップS101:No)は、電子時計内の全ての機能を動作可能とすべく、機能A、機能Bの動作フラグを「実行」に設定(ステップS102)する。なお、この経路には、後述する節電状態において、発電していることを検出し節電状態を解除する場合も経由する。節電状態解除の場合は、機能A、機能Bの動作フラグは、「不可」から「実行」に書き換えられることになる。続いて、節電状態であったかどうかを判断し(ステップS112)、節電状態であったならば(ステップS112:YES)、表示部105の表示内容を計時部104で計時している時刻に設定する等の復帰処理を実行する(ステップS113)。そして、時刻表示の更新や、機能A、機能Bについては実行命令が発生した場合に各々の機能を動作させる(ステップS103)。
逆に非発電状態が既定時間継続した場合(ステップS101:Yes)は、制御部101は節電状態への移行が可能かを判断するが、動作させるべき機能がある場合(ステップS104:No)は、その動作を実行後に節電状態に移行させる。動作させるべき機能の有無は機能管理部102に記憶されている、各機能毎に用意されている動作フラグにより判断する。機能Aに実行命令がある場合、つまり機能Aの動作フラグが「実行」となっている場合(ステップS105:Yes)、制御部101は機能部103内の機能Aの実行命令を出力(ステップS106)し、動作終了後に機能Aの動作フラグを「動作不可」に設定を変更するよう機能管理部102に出力する。機能管理部102はその命令を受け、機能Aの動作フラグを「動作不可」として記憶する(ステップS107)。
続いて機能Bに実行命令があるか確認し命令がある場合、つまり機能Bの動作フラグが「実行」となっている場合(ステップS108:Yes)、制御部101は機能部103内の機能Bの実行命令を出力(ステップS109)し、動作終了後に機能Bの動作フラグを「動作不可」に設定を変更するよう機能管理部102に出力する。機能管理部102はその命令を受け、機能Bの動作フラグを「動作不可」状態として記憶する(ステップS110)。
以上のように動作フラグが「実行」の場合は機能を動作させ、全ての動作フラグが「動作不可」となったとき(ステップS104:Yes)、制御部101は節電状態移行の処理として、機能部103内の全動作を停止し、さらに指針式表示の場合は運針の停止、デジタル表示の場合は液晶駆動を停止するなどの省電力状態とする(ステップS111)。
ここで図3を用い機能Aを電波受信機能、機能Bをアラーム、非発電状態継続の既定時間を1時間として詳述する。
発電状態又は非発電状態の継続が既定時間未満(1時間未満)の場合、電波受信機能とアラームの動作フラグは「実行」で機能管理部102に記憶されており、電波受信機能は夜中(例えば2:00)に自動で受信を開始し、アラームは使用者が設定した時刻(例えば5:00)に鳴動動作を実施する等、時計100は通常の動作を行う。
通常の使用状態から、図3に示すように22:00から23:00の1時間、非発電状態が続いた場合、時計100は通常の使用状態から節電待機の状態になる。さらに非発電状態が継続し2:00なると、電波受信の動作フラグが「実行」であるため、夜中の自動受信を実施し、終了後に電波受信の動作フラグを「不可」に設定するよう制御部101は機能管理部102に命令を出し、機能管理部102は「不可」と記憶する。さらに非発電状態が継続し5:00になると、アラームの動作フラグが「実行」であるためアラームを鳴らし、終了後にアラームの動作フラグを「不可」に設定するよう制御部101は機能管理部102に命令を出し、機能管理部102は「不可」記憶する。これで全ての動作フラグが「不可」となり、制御部101は、指針式表示の場合は運針の停止、デジタル表示の場合は液晶駆動を停止し、電子時計100を節電状態に移行させる。節電状態では機能管理部102内の電波受信及びアラームの動作フラグは「不可」の状態を継続する。節電中も計時部104は継続して計時する。その後、発電を検知したら制御部101は節電状態を解除し、計時部104の計時時刻になるよう表示部105の表示を更新させ、電波受信、アラームの動作フラグを「実行」とするよう、機能管理部102に命令を出す。機能管理部102はその命令に従い動作フラグの内容を変更し、以後通常の動作を行う。
以上は機能が複数ある場合、さらに機能として電波修正機能、アラームを適用した一例であるが、電波修正機能のみ、アラームのみの単機能でも3つ以上の機能であってもよく、また電波修正機能、アラーム以外の機能、例えばクロノグラフ、タイマー等であっても良い。
前述までの説明では節電状態への移行は、機能部103の全ての機能を動作不可とするようにしているがこれに限らず、一部の機能が動作不可となれば節電状態に移行しても良い。例えば、機能部103が電波修正機能とアラーム機能を有する場合、アラーム機能の動作フラグが「実行」で且つ電波修正機能の動作フラグが「不可」となれば節電状態に移行してもいい。このようにすることで、節電状態にしつつ使用者が必要とする機能は節電状態でも動作させるようにしても良い。例えば、上記のような場合、受信終了後に節電状態に移行するため、節電状態を長くすることが出来、より節電することが可能となる。
さらに、図示しないが機能部103内の各機能に対し、スイッチその他外部操作手段により節電中も動作させたい機能を使用者が選択できるようにしても良く、逆に節電状態では動作させない機能を使用者が選択できるようにしても良い。
節電中も機能させることを選択された機能は、ステップS104での節電状態への移行判断の対象外とされる。
図4は本発明の第1の形態例における、表示部105が指針式表示の場合を示したものである。また、全機能動作不可か、前述したような一部の機能の「不可」のいずれかで節電状態に移行するような仕様の場合、例えば電波修正機能とアラームが搭載されているような場合、電波受信とアラーム両方の動作不可で節電状態に移行するときには全機能が動作不可を示す位置(全Off)に秒針で指示し停止し、電波受信の動作フラグが「動作不可」、アラームの動作フラグが「実行」で節電状態に移行するよう設定されている場合は、受信Off位置に秒針で指示し停止する。このようにすることで使用者に対し、節電状態中における機能の動作不可が全機能なのか一部機能なのかを告知することができる。外
部操作手段で使用する機能が選択できる場合は、機能毎に動作不可を示す位置(アラームOff等)を設置しても良い。なお、表示にあたっては、時針・分針・秒針で1つのモータである場合でも、秒針用モータと時針・分針用モータと別個で用意している場合でもそれ以外の構成でも良く、さらに別個に用意している場合の節電状態では秒針のみ停止でも、秒針と時針・分針を停止しても良い。また表示の手段としてはデジタル表示などでも良い。
なお、上記では節電中に「動作不可」の機能を示す実施例を示したが、例えば、節電中に受信の成功・失敗を示しても良い。こうすれば、使用者は節電状態に入る前の受信結果を節電中に確認することが出来る。
以上説明したように、本実施の形態にかかる電子時計によれば、不使用期間が継続し節電状態に移行する場合において、既定の非発電時間が継続した時にすぐに節電状態に移行させるのではなく、移行前に機能を動作させてから節電状態に移行することで、使用者が不便に感じない、かつ節電効果の高い電子時計を提供することができる。また、節電状態中も必要な機能を動作させることによっても使用者が不便に感じない、かつ節電効果の高い電子時計を提供することができる。
[本発明の第2の実施形態]
図5はこの発明の実施の形態にかかる、別の動作の一例を示すフローチャートである。図5の説明において、電子時計100の構成は図1のうち機能部103内の機能を機能C1つとしておりその他については前述と同じである。
制御部101は、発電検出部108の出力を確認し、発電中又は既定時間に満たない非発電状態継続中の場合(ステップS201:No)は、電子時計内の機能Cを動作可能とすべく、機能Cの動作フラグを「実行」に設定するよう機能管理部102に出力(ステップS202)する。なお、この経路には、後述する節電状態において、発電していることを検出し節電状態を解除する場合も経由する。節電状態解除の場合は、機能Cの動作フラグは、「不可」から「実行」に書き換えられることになる。続いて、節電状態であったかどうかを判断し(ステップS207)、節電状態であったならば(ステップS207:YES)、表示部105の表示内容を計時部104で計時している時刻に設定する等の復帰処理を実行する(ステップS208)。そして、時刻表示の更新や、機能Cを動作させる(ステップS203)。
逆に非発電状態が既定時間継続した場合(ステップS201:Yes)は、制御部101は機能Cを動作させる(ステップS204)。その後、機能Cの動作が終了したら機能Cの動作フラグを「動作不可」に設定するよう制御部101は機能管理部102に出力する。機能管理部102はその命令を受け、機能Cの動作フラグを「動作不可」状態として記憶する(ステップS205)。その後、節電状態に移行し、非発電中は機能部103の動作を停止し、さらに指針式表示の場合は運針の停止、デジタル表示の場合は液晶駆動を停止するなどの省電力状態となる。(ステップS206)。
ここで図6を用い、機能CをGPS衛星から位置情報や時刻情報を受信する機能、非発電状態継続の既定時間を15日とした場合について詳述する。
GPS受信は非常に大きな電力を消費するため、長波標準電波時計では一般的な1日に数回、自動で受信するような仕様にすることは、発電機能付き腕時計では充電と消費の収支が合わず早期に停止に至るため、使用者が正確な時間を必要とするタイミングにおいて、スイッチ入力などで受信開始させる仕様が好ましい。このような仕様のGPS受信時計において、通常に使用している状態から、暗所に置いて又は時計を外して運動エネルギー
が無い非発電状態が15日継続すると、その間電子時計100の時刻は計時部104による時刻精度で計時を行うこととなり、水晶振動子を用いた一般的な電子時計では月差±20秒程度の誤差を生じてしまい15日間受信による時刻修正が無いと±10秒程度の誤差が発生する。ここで非発電状態を15日間検知した時、通常使用の状態から節電待機状態に移行し、自動でGPS受信による時刻修正を行った後節電状態に移行することで、例えば非発電開始から18日後に発電が行われ節電状態が解除されたときに、受信しない仕様が±13秒程度の誤差に対し、±3秒程度とより正確な時刻を使用者に提供することができる。
以上の説明は節電状態移行前に受信を1度行うようにしているがこれに限らず、受信に失敗した場合はその後も繰り返し受信をするようにしても良く、次の受信開始までの時間間隔は状況に応じ都度最適な時間間隔を設けても良い。このようにすることはGPS受信の場合は衛星配置が受信地点に対し不適切な状況もあるため有効な手段である。
また、繰り返しの受信も成功するまで続けても、ある既定回数又は猶予期間までとしても良い。
また、GPS受信時計が衛星軌道情報を記憶しておき、非発電状態が既定時間継続となったタイミングで即受信するのが最適であれば受信し、不適切であれば最適な衛星配置のタイミングまで受信開始を待機させるようにしても良い。
さらに方位計、ジャイロセンサなどにより時計の姿勢を検知しアンテナの指向性に対し最適な衛星配置となったときに受信開始としても良い。
図7は本発明の第2の形態例における、表示部105が指針式表示の場合を示したものである。非発電状態が既定時間継続すると節電状態移行前の受信動作に入り、表示は「受信中」である位置に秒針を停止させる。その後受信が終了したら「節電状態」に秒針を停止させ、節電状態であることを使用者に知らしめる。
以上は節電状態移行前に受信を1度行うようにした場合であるが、前述した別の方法、つまり成功するまで繰り返して受信をするような場合は、非発電状態が既定時間継続すると「受信中」の位置に秒針を停止させる。受信失敗の場合は「節電移行待機」の位置に秒針を停止させ、その後成功するまで受信を試み受信が成功したら「節電状態」の位置に秒針を停止させる。この受信が成功するまでの間の表示は、「節電待機状態」のまま受信してもいいし、受信中は「受信中」に表示更新を行っても良い。
また、繰り返しの受信をある既定回数又は猶予期間までとした場合、受信が失敗した状態で節電状態に移行する場合は、「節電状態」の位置に秒針を停止する。また、図示しないが「受信失敗の節電状態」を示す、新たな別の位置に秒針を停止しても良い。
また、非発電状態が既定時間継続した後、受信に最適な条件まで待機する場合においては、待機中は「節電移行待機」の位置に秒針を停止させ、受信の開始とほぼ同時に「受信中」の位置に秒針を停止させ、受信が成功したら「節電状態」に移行しても良いし、「受信中」への表示は行わずに「節電移行待機」の位置のまま受信を開始しても良い。
以上、第2の形態例における表示についての一例を詳述したが、表示方式はデジタル式でもそれ以外の方法でも良い。また指針式表示についてモータの構成については本発明の第1の形態例で示した内容でもそれ以外でも良い事は言うまでもない。
また、節電移行待機については、電池電圧が高いときには節電移行待機時間を長くして
例えばアラームは数日間有効とした後節電状態へ移行し、逆に低いときには1日のみとして節電状態移行を早め、停止までの時間を確保するような制御としても良い。
以上説明したように、本実施の形態にかかる電子時計によれば、不使用期間が継続し節電状態に移行する場合において、節電状態移行前に機能を動作させてから節電状態に移行することで、使用者が不便に感じない、かつ節電効果の高い電子時計を提供することができる。
101 制御部
102 機能管理部
103 機能部
104 計時部
105 表示部
108 発電検出部

Claims (14)

  1. 計時手段と、
    少なくとも該計時手段の計時内容を表示する表示手段と、
    計時以外の付加機能を実現する付加機能実現手段と、
    前記表示手段と該付加機能実現手段を動作させる通常状態と、
    所定条件下で前記表示手段の少なくとも一部を停止させる節電状態と、
    を切り替える制御を行う制御手段を有し、
    該制御手段は、
    前記付加機能実現手段が動作中、又は動作待機中の場合に、
    前記所定条件となっても前記節電状態への移行を延期する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記付加機能は、
    時刻情報が付与されている電波を受信する電波受信機能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電波受信機能は、前記節電状態への移行条件成立のときに実施される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記電波受信機能は、予め定められた時刻に実施される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記電波受信機能が成功するまでは、前記節電状態への移行が延期され、
    前記電波受信機能が成功して終了した後、前記節電状態へ移行する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の電子機器。
  6. 前記付加機能実現手段が複数存在する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の電子機器。
  7. 前記複数の付加機能実現手段の全ての動作が終了した後、前記節電状態に移行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記複数の付加機能実現手段のうち、特定の機能の実現手段については、
    動作中、又は動作準備待機中であっても、前記節電状態への移行延期条件としない、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  9. 前記特定機能の実現手段は、前記節電状態においても動作可能に制御される
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記節電状態において動作可能な特定機能を外部操作で設定可能に構成される
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記節電状態において、受信結果を前記表示手段にて表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の電子機器。
  12. 前記節電状態において、動作不可に設定されている前記特定機能を、前記表示手段にて表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の電子機器。
  13. 前記節電状態において、前記特定機能が実行であるか、待機状態であるか、又は節電状態であるかを、前記表示手段にて表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の電子機器。
  14. 蓄電手段と、該蓄電手段へ充電するための発電手段と、
    該発電手段の発電状態を検出する発電検出手段を備え、
    該発電検出手段が非発電を検出することを、前記節電状態への移行条件とする
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1つに記載の電子機器。
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