JP2016121758A - 制振部材及び制振システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セラミック圧電体を用いた従来の制振部材は、振動発生装置からの振動を十分に低減することが困難である。また、磁歪素子を用いた従来の制振部材は、機構が複雑になると共に大型化してしまう。本発明は、振動発生装置からの振動を十分に低減できると共に、機構が簡単な制振部材及び制振システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、誘電エラストマから構成される誘電体層と、前記誘電体層の第1面に形成され、前記第1面と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極と、前記誘電体層における前記第1面の反対側にある第2面に形成され、前記第2面と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極と、前記第1面において前記第1動作電極と絶縁して形成された第1センサ電極と、前記第2面に形成された第2センサ電極と、を備えている制振部材である。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、誘電エラストマから構成される誘電体層と、前記誘電体層の第1面に形成され、前記第1面と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極と、前記誘電体層における前記第1面の反対側にある第2面に形成され、前記第2面と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極と、前記第1面において前記第1動作電極と絶縁して形成された第1センサ電極と、前記第2面に形成された第2センサ電極と、を備えている制振部材である。
【選択図】図3
Description
本発明は、誘電エラストマから構成される誘電体層を備えた制振部材、及びそれを備えた制振システムに関する。
自動車や家電製品等はエンジンやモータ等を内蔵しているため稼働中に振動を発生するが、近年、自動車、家電製品等の振動発生装置の振動を低減させて、それら振動発生装置の静粛性を向上させることが求められている。
これらの要求に対し、例えば、振動発生装置の振動発生源から発生した振動をセンサにより検出し、検出した振動に対して位相のずれた振動をセラミック圧電体や磁歪素子を用いたアクチュエータにより与えることにより振動を低減させる制振部材が考案されている。
この技術に関連する先行技術文献情報としては、例えば、セラミック圧電体を用いたものとしては特許文献1に、磁歪素子を用いたものとしては特許文献2に示すものが知られている。
セラミック圧電体を用いた制振部材は、アクチュエータとなるセラミック圧電体が脆性を有するため可動範囲(すなわち伸縮量)を大きくすることができず、振動発生源からの振動を十分に低減することが困難であるという課題を有している。
また、磁歪素子を用いた制振部材では、磁歪素子自体は伸縮量が大きいため振動発生源からの振動を十分に低減することが可能であるが、磁歪素子とセンサを一体化させることにより機構が複雑になると共に大型化してしまう。また、磁界を発生させるためのコイルの設置が難しい等の様々な課題を有している。
そこで、本発明は、このような従来の課題を解決し、振動発生源からの振動を十分に低減できると共に機構が簡単な制振部材と、それを備えた制振システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、誘電エラストマから構成される誘電体層と、誘電体層の第1面に形成され、第1面と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極と、誘電体層における第1面の反対側にある第2面に形成され、第2面と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極と、第1面において第1動作電極と絶縁して形成された第1センサ電極と、第2面に形成された第2センサ電極と、を備えている制振部材である。
第2の発明は、振動発生源と、振動発生源を設置する支持部材との間に挟持された第1の発明の制振部材と、制振部材と電気的に接続された制御部とを備えた制振システムである。制御部は、振動発生源からの振動によって発生する、第1センサ電極と第2センサ電極との間の静電容量の変化量を測定する測定部と、静電容量の変化量を低減させるために、第1動作電極と第2動作電極の間に電位差を付与して誘電体層を伸縮させる電源部と、を備えている。
本発明の制振部材及び制振システムは振動発生源からの振動を十分に低減できると共に機構も簡単になっている。
以下、図面を参照して本発明の実施形態における制振部材及び制振システムの構成について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による制振部材及び制振システム(制振装置ということもできる)を備えた自動車(車両)10の斜視図である。自動車10はエンジンや電気モータなどの振動発生源11を備えている。自動車10は振動発生装置の一例である。
図1は第1実施形態による制振部材及び制振システム(制振装置ということもできる)を備えた自動車(車両)10の斜視図である。自動車10はエンジンや電気モータなどの振動発生源11を備えている。自動車10は振動発生装置の一例である。
図2はエンジンルーム内においてマウント部12に取り付けられたエンジン11を示す模式図である。エンジン11は突起部11Aにおいてマウント部12へボルト13により取付けられている。なお、突起部11Aとボルト13の頭部との間にはスプリングやバネワッシャ等の弾性部材14が介在している。また、エンジン11とマウント部12の間には複数の制振部材20A(20)が配置されている。エンジン11は振動発生源の一例であり、マウント部12は支持部材の一例である。また、ボルト13は固定部材の一例である。
図3は図2の切断線I−Iにおける部分断面図である。制振部材20Aは、誘電エラストマから構成される誘電体層23と、誘電体層23の第1面231に形成され、第1面231と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極21Aと、誘電体層23における第1面231の反対側にある第2面232に形成され、第2面232と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極22Aと、を備えている。さらに、制振部材20Aは、第1面231において第1動作電極21Aと離間して形成され、第1面231と平行な方向に伸縮可能な第1センサ電極21Bと、第2面232において第2動作電極22Aと離間して形成され、第2面232と平行な方向に伸縮可能な第2センサ電極22Bと、を備えている。そして、制振部材20Aは、誘電体層23と、第1動作電極21Aと、第1センサ電極21Bと、第2動作電極22Aと、第2センサ電極22Bとを被覆する被覆部材29を備えている。
誘電エラストマとしてはアクリル系樹脂やシリコーン系樹脂を用いることができる。また、誘電体層23は誘電エラストマの他、添加剤等を含んでいても良い。第1動作電極21A、第2動作電極22A、第1センサ電極21B、第2センサ電極22Bは、例えば、カーボンペーストをスクリーン印刷することにより形成したカーボン電極とすることができる。また、被覆部材29は、誘電体層23を構成する誘電エラストマと同じ材質の誘電エラストマの他、誘電体層23を構成する誘電エラストマと同程度かそれ以上の弾性率を有する材料にて形成することができる。
この他、第1動作電極21A、第2動作電極22A、第1センサ電極21B、第2センサ電極22Bは、例えば、誘電エラストマの表層部にフィラーとしての金属粒子、合金粒子、カーボン粒子を混ぜ込むことにより形成することができる。
被覆部材29は、第1動作電極21Aや第1センサ電極21Bがエンジン11と電気的に接続したり、第2動作電極22Aや第2センサ電極22Bがマウント部12と電気的に接続するのを防止するために具備されるものであり、絶縁性を有している。なお、エンジン11とマウント部12が絶縁性材料から構成されている場合、被覆部材29を設ける必要はない。
図4(a)は、制振部材20Aを誘電体層23の第1面231側から見た上面図であり、 図4(b)は、制振部材20Aを誘電体層23の第2面232側から見た下面図である。なお、同図(a)、(b)では被覆部材29を省略している。
同図(a)に示すように、第1センサ電極21Bは、誘電体層23の第1面231の中央部に形成されて円形状をした第1センサ中央部21B1と、第1センサ中央部21B1から第1面231の外周に延びて直線状をした第1引き回し部21B2とを有している。また、第1動作電極21Aは第1センサ中央部21B1を取り囲むように第1面231にC字状に形成されている。
第1動作電極21Aと第1センサ電極21Bは離間しており、互いに電気的に絶縁している。第1動作電極21Aには第1動作信号線41が接続され、第1センサ電極21Bの第1引き回し部21B2には第1センサ信号線42が接続されている。
同図(b)に示すように、第2センサ電極22Bは、誘電体層23の第2面232の中央部に形成されて円形状をした第2センサ中央部22B1と、第2センサ中央部22B1から第2面232の外周に延びて直線状をした第2引き回し部22B2とを有している。また、第2動作電極22Aは第2センサ中央部22B1を取り囲むように第2面232にC字状に形成されている。
第2動作電極22Aと第2センサ電極22Bは離間しており、互いに電気的に絶縁している。第2動作電極22Aには第2動作信号線43が接続され、第2センサ電極22Bの第2引き回し部22B2には第2センサ信号線44が接続されている。
第1動作信号線41、第1センサ信号線42、第2動作信号線43、第2センサ信号線44はいずれも、被覆部材29を貫通して被覆部材29の外部へ延びている。
制振部材20Aの軸方向(図3のZ方向)に透視すると、第1動作電極21Aと第2動作電極22Aは重なり、第1センサ電極21Bと第2センサ電極22Bも重なるように、各電極は形成されている。
図5は制振システム50のブロック図である。図5に示すように、制振部材20Aは自動車10内に搭載された制御部30と接続している。制御部30は、第1センサ電極21Bと誘電体層23と第2センサ電極22Bから構成されるキャパシタ部、すなわちセンサ部の静電容量を測定する測定部30Bと、第1動作電極21Aと誘電体層23と第2動作電極22Aから構成されるアクチュエータ部に駆動電流を供給する電源部30Aとを備えている。
次に、図6を参照して制振部材20A及び制振システム50の動作原理について説明する。
図6(a)には第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に電位差を与えていない状態の制振部材20Aの断面図を示している。図6(b)に示すように、電源部30Aから第1動作信号線41と第2動作信号線43を介して第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に電位差を与えると、静電力により、誘電体層23がその厚さ方向(Z方向)に収縮し、その結果として、制振部材20Aが半径方向(R方向)に伸長する。
次に、図6(c)に示すように、電源部30Aから第1動作信号線41と第2動作信号線43を介して第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に図6(b)の時の電位差よりも小さい電位差を与えると、静電力が小さくなり、誘電体層23がその厚さ方向(Z方向)に伸長し、その結果として、制振部材20Aが半径方向(R方向)に収縮する。このように、第1動作電極21Aは第1面231と平行な方向に伸縮可能であり、第2動作電極22Aは第2面232と平行な方向に伸縮可能である。
また、誘電体層23の伸長に伴って第1センサ電極21B、第2センサ電極22Bも伸長し、誘電体層23の収縮に伴って第1センサ電極21B、第2センサ電極22Bも収縮する。すなわち、第1センサ電極21Bは第1面231と平行な方向に伸縮可能であり、第2センサ電極22Bは第2面232と平行な方向に伸縮可能である。
次に、第1センサ電極21B、第2センサ電極22Bの働きについて図6を参照して説明する。図6(a)〜(c)の状態において、第1センサ電極21B、誘電体層23、及び第2センサ電極22Bはセンサ部を構成しており、第1センサ信号線42と第2センサ信号線44と接続した測定部30Bによりセンサ部の静電容量を測定することができる。常時、測定部30Bはセンサ部の静電容量をモニタリングしており、静電容量の変化量を測定している。
ここで、制振部材20A及び制振システム50の実際の動作について説明する。制振部材20Aは初期状態としては図6(c)の状態でエンジン11とマウント部12の間に挟持されている。例えば、エンジン11の振動が制振部材20Aに伝播することにより図6(c)の初期状態から図6(a)に示すように制振部材20Aが厚さ方向(Z方向)に伸長すると、センサ部の静電容量は減少する。センサ部の静電容量をモニタリングしている測定部30Bは静電容量の減少を検知し、図5に示すように静電容量の減少量に対応する変化量信号を演算部30Cへ出力(S1)する。
演算部30Cは、図6(a)の状態から図6(c)の初期状態へ戻すために、第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に与えるべき電位差を演算し、演算結果を補正信号として電源部30Aへ出力(S2)する。電源部30Aは、静電容量の変化量を低減させるために、補正信号に応じた電位差を第1動作信号線41と第2動作信号線43を介して第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に与える。
これにより、制振部材20Aは、図6(a)の状態から同図(c)の初期状態へ戻る。
また、例えば、エンジン11の振動が制振部材20Aに伝播することにより図6(c)の初期状態から図6(b)に示すように制振部材20Aが厚さ方向(Z方向)に収縮すると、センサ部の静電容量は増加する。センサ部の静電容量をモニタリングしている測定部30Bは静電容量の増加を検知し、静電容量の増加量に対応する変化量信号を演算部30Cへ出力(S1)する。
演算部30Cでは、図6(b)の状態から図6(c)の初期状態へ戻すために、第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に与えるべき電位差を演算し、演算結果を補正信号として電源部30Aへ出力(S2)する。電源部30Aは、静電容量の変化量を低減させるために、補正信号に応じた電位差を第1動作信号線41と第2動作信号線43を介して第1動作電極21Aと第2動作電極22Aの間に与える。
これにより、制振部材20Aは、図6(b)の状態から同図(c)の初期状態へ戻る。
上述したように、エンジン11から制振部材20Aへ振動が伝播しても、制振部材20Aが、伝播された振動を相殺すなわち低減させるように伸縮することにより、伝播された振動を減衰またはゼロにすることができ、結果としてマウント部12や車体が振動することを抑えることができる。よって、自動車10の運転者や同乗者が振動により不快に感じるのを抑制することができる。
制振部材20Aは、誘電エラストマから構成される誘電体層23と、誘電体層23の第1面231に形成され、第1面231と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極21Aと、誘電体層23における第1面231の反対側にある第2面232に形成され、第2面232と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極22Aと、第1面231において第1動作電極21Aと離間して形成された第1センサ電極21Bと、第2面232に形成された第2センサ電極22Bと、を備えている。
よって、伝播してきた振動を検知するためのセンサ部と、制振部材を伸縮させるアクチュエータ部とを簡単な構成及び機構で一体化しているので、磁歪素子を用いた従来の制振部材と比較して制振部材20Aは小型化を達成している。
本実施形態のアクチュエータ部は誘電エラストマから構成される誘電体層23の第1面231、第2面232にそれぞれ第1動作電極21A、第2動作電極22Aを設けた構成・機構としている。よって、本実施形態のアクチュエータ部はセラミック圧電体を用いた従来の技術と比較すると、脆性材料ではなく弾性材料である誘電エラストマを備えているので、アクチュエータとしての可動範囲(すなわち伸縮量)が大きい。よって、振動発生源であるエンジン11からの振動を十分に低減することが可能である。
(第2実施形態)
第1実施形態では、制振部材20Aはエンジン11とマウント部12に挟持されているだけであったが、第2実施形態ではエンジン11とマウント部12に挟持されていると共にボルトにより締め付けられていることが第1実施形態と異なる。以下に、第1実施形態との差異点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略又は簡略化する。また、第1実施形態と同一の部材、部分については第1実施形態と同一の符号を付すこととする。
第1実施形態では、制振部材20Aはエンジン11とマウント部12に挟持されているだけであったが、第2実施形態ではエンジン11とマウント部12に挟持されていると共にボルトにより締め付けられていることが第1実施形態と異なる。以下に、第1実施形態との差異点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略又は簡略化する。また、第1実施形態と同一の部材、部分については第1実施形態と同一の符号を付すこととする。
図7を参照して本実施形態について説明する。図7はエンジンルーム内においてマウント部12に取り付けられたエンジン11を示す模式図である。図7には制振部材は3つ図示されている。図中、中央の制振部材は第1実施形態1の制振部材20A(20)であり、左右の突起部11Aにそれぞれ1つ設けられているものは本実施形態の制振部材20B(20)である。
図8は、本実施形態の制振部材20Bを、誘電体層23の第1面231側から見た上面図である。制振部材20Bは中央部に、ボルト13を挿通するための貫通孔20Hが形成されている。誘電体層23の第1面231には、第1動作電極21Aと第1センサ電極21Bが設けられている。
第1動作電極21A及び第1センサ電極21Bは、ボルト13の頭部や弾性部材14との接触を避けるため貫通孔20Hから離間しており、第1面231の外周にまで延びている。また、第1センサ電極21Bの外形は、2つの直線部と2つの円孤部からなる略台形状をしており、2つの直線部が交差する角度αは10〜20度の範囲内となっている。第1動作電極21Aは第1センサ電極21Bから離間して配置され、2つの直線部と2つの円孤部からなるC字状に形成されている。
図示しないが、第1動作電極21Aには第1動作信号線41が接続され、第1センサ電極21Bには第1センサ信号線42が接続されている。
誘電体層23の第2面232に形成された第2動作電極22Aと第2センサ電極22Bについて図示による説明はしないが、第1実施形態と同様に、制振部材20Bの軸方向(図3のZ方向)に透視すると、第1動作電極21Aと第2動作電極22Aは重なり、第1センサ電極21Bと第2センサ電極22Bも重なるように、各電極は形成されている。
図示しないが、第2動作電極22Aには第2動作信号線43が接続され、第2センサ電極22Bには第2センサ信号線44が接続されている。
本実施形態の制振部材20Bは、ボルト13の締め付けによってエンジン11とマウント部12の間に直接挟持されているので、エンジン11からの振動をより正確に感度良く感知することができる。第1実施形態の制振部材20Aと比較してセンサ部の感度が高くなるので、結果としてアクチュエータ部による振動の低減効果が大きい。
(第3実施形態)
第1及び第2実施形態では、第1センサ電極21Bは1つのみ設けられ、第2センサ電極22Bも1つのみ設けられていたが、本実施形態では第1センサ電極21B及び第2センサ電極22Bはそれぞれ分割されることにより複数(具体的には4つ)設けられている。以下に、第2実施形態との差異点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略又は簡略化する。また、第2実施形態と同一の部材、部分については第2実施形態と同一の符号を付すこととする。
第1及び第2実施形態では、第1センサ電極21Bは1つのみ設けられ、第2センサ電極22Bも1つのみ設けられていたが、本実施形態では第1センサ電極21B及び第2センサ電極22Bはそれぞれ分割されることにより複数(具体的には4つ)設けられている。以下に、第2実施形態との差異点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略又は簡略化する。また、第2実施形態と同一の部材、部分については第2実施形態と同一の符号を付すこととする。
図9は、本実施形態の制振部材20C(20)を、誘電体層23の第1面231側から見た上面図である。制振部材20Bは中央部に、ボルト13を挿通するための貫通孔20Hが形成されている。誘電体層23の第1面231には、第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADと、第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDが設けられている。図9では、理解を容易にするため、各第1動作電極と各第1センサ電極にハッチングを付している。
各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADは互いに離間している。一方、各第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDも互いに離間している。また、各第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDは各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADから離間している。
各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21AD及び第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDは、ボルト13の頭部や弾性部材14との接触を避けるため貫通孔20Hから離間しており、第1面231の外周にまで延びている。また、各第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDの外形は、2つの直線部と2つの円孤部からなる略台形状をしており、2つの直線部が交差する角度αは10〜20度の範囲内となっている。各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADは、2つの直線部と2つの円孤部からなる略台形状に形成されている。
図示しないが、各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADにはそれぞれ第1動作信号線41が1つ接続され、第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDにはそれぞれ第1センサ信号線42が1つずつ接続されている。
誘電体層23の第2面232に形成された第2動作電極と第2センサ電極について図示による説明はしないが、第1及び第2実施形態と同様に、制振部材20Cの軸方向、すなわち誘電体層23の厚さ方向(図3のZ方向)に透視すると、各第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADと第2動作電極は重なり、第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDと第2センサ電極も重なるように、各電極は形成されている。
図示しないが、各第2動作電極にはそれぞれ第2動作信号線43が1つ接続され、各第2センサ電極にはそれぞれ第2センサ信号線44が1つ接続されている。
ここで、再度、図9を参照して第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDの構成について説明する。
第1センサ電極は複数設けられている。第1センサ電極を1つ設けておけばZ方向の振動を検知できるが、X方向やY方向の振動成分をもつ横振動を検知することが困難である。本実施形態のように、第1センサ電極を複数設けることにより、Z方向の振動に加えてX方向やY方向の振動成分も含む横振動を検知することができ、横振動を減衰させたりゼロにすることが可能となる。
AX1、AX2は、それぞれ、誘電体層23の第1面231に平行であって第1面231の中心231Cにおいて互いに直交するX軸、Y軸である。X軸AX1、Y軸AX2は中心軸の一例である。
第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDは互いに同じ形状をしている。 第1センサ電極21BBの径方向の中心線はX軸AX1と一致しており、第1センサ電極21BDの径方向の中心線はY軸AX2と一致している。一方、第1センサ電極21BAの径方向の中心線はX軸AX1とY軸AX2のいずれとも一致しておらず、第1センサ電極21BCの径方向の中心線もX軸AX1とY軸AX2のいずれとも一致していない。
図9に示すように、第1センサ電極21Bは複数(具体的には4つ)に分割されており、第1面231に平行であると共に第1面231の中心231Cを通っている中心軸(X軸AX1又はY軸AX2)に関して、複数(具体的には4つ)に分割された第1センサ電極21Bが非対称に配置されていることの効果について図10を参照して説明する。
図10(a)及び(b)は、制振部材20Cを第1面231から見た上面図であり、理解を容易とするために、貫通孔20Hと第1動作電極21AA、21AB、21AC、21ADを省略している。また、各第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDの近傍に記載した数字は、ある時点の振動により変動した静電容量の相対的数値を示している。
例えば、Y軸AX2上の部位は振動しておらず、Y軸AX2を中心軸としてシーソー状に第1面231が振動している振動モードを考える。同図(a)のように、第1センサ電極21BAとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量が+10であり、第1センサ電極21BBとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量が−10となっている。一方、Y軸AX2を中心軸としてシーソー状に第1面231が振動しているため、第1センサ電極21BCとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量が0であり、第1センサ電極21BDとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量も0となっている。
同図(b)のような本実施形態の制振部材であれば、第1センサ電極21BAとそれに対応する第2センサ電極、第1センサ電極21BBとそれに対応する第2センサ電極、第1センサ電極21BDとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量は同図(a)のものと同じであるが、第1センサ電極21BCとそれに対応する第2センサ電極により検出される静電容量の変動量は+2となっている。すなわち、第1センサ電極21BCとそれに対応する第2センサ電極はそれぞれY軸AX2に関して非対称となっているため、対称となっていた場合には検知することができない静電容量の変化量を検知することができ、検知能力が高いと言える。よって、第1面231に平行であると共に第1面231の中心231Cを通っている中心軸(X軸AX1又はY軸AX2)に関して、第1センサ電極21Bが非対称に配置されていると、エンジン11からの振動をより正確かつ効率的に抑制することができる。なお、図9においてX軸AX1に関して非対称となっている第1センサ電極21BAとそれに対応する第2センサ電極も同様の効果を有する。
図11は、4つに分割された第1センサ電極21B(21BA、21BB、21BC、21BD)が、X軸AX1に関して対称であるが、Y軸AX2に対して非対称となっている例である。Y軸AX2に対して非対称となっているので図10(a)のものよりも検知能力が高いが、X軸AX1に対して対称となっているので図10(b)のものよりは検知能力はやや劣る。
第1〜第3実施形態の制振部材について説明したが、以下の変形形態も可能である。
例えば、第1センサ電極21BA、21BB、21BC、21BDは全て同じ形状をしていたが、それに限定されない。一部又は全てが異なる形状をして、結果としてX軸AX1又はY軸AX2に関して、第1センサ電極が非対称に配置されている構成としても良い。
また、第3実施形態においては、センサ電極と動作電極の両方が複数に分割されていたが、いずれか一方のみを複数に分割し、他方を分割せずに1つとすることもできる。
また、センサ電極を4つに分割していたが、他の個数に分割しても良い。個数が少ないと上下方向(Z方向)の振動を効果的に減衰又はゼロにすることが可能であるが、個数が多ければ多いほど、上下方向(Z方向)に加えて横方向(X方向やY方向)の成分の振動も効果的に減衰又はゼロにすることができるのでより効果的である。
また、センサ電極を4つに分割していたが、他の個数に分割しても良い。個数が少ないと上下方向(Z方向)の振動を効果的に減衰又はゼロにすることが可能であるが、個数が多ければ多いほど、上下方向(Z方向)に加えて横方向(X方向やY方向)の成分の振動も効果的に減衰又はゼロにすることができるのでより効果的である。
第2、第3実施形態ではボルト挿通用の貫通孔20Hを1つのみ設けていたが、複数設けても良い。貫通孔20Hが1つしか穿孔されていないと、1つのボルト13により制振部材がエンジン11と支持部材12の間に挟持されることとなるので、制振部材は誘電体層の厚さ方向(Z方向)に垂直ではなく傾いた方向に振動し易くなる。よって、第1センサ電極21Bと第2センサ電極22Bの間の静電容量の変動幅が大きくなるので、両電極間の静電容量変化量を検知するときの感度を下げる必要があり、小さい振幅の振動が伝播したときにそれを十分に減衰することができない虞がある。逆に言えば、振動発生源の振動の振幅が大きい場合は、1つのボルトで制振部材を挟持することが好ましい。
それに対して、貫通孔20Hが複数穿孔されていると、複数のボルト13により制振部材がエンジン11と支持部材12の間に挟持されることとなるので、1つのボルトにより挟持されている場合と比較して、制振部材が、誘電体層23の厚さ方向(Z方向)に対する傾斜度合いが小さい方向に振動することとなる。よって、第1センサ電極21Bと第2センサ電極22Bの間の静電容量の変動幅が小さくなるので、両電極間の静電容量変化量を検知するときの感度を上げることが可能となり、小さい振幅の振動が伝播したときでもそれを十分に減衰させたりゼロにすることができる。制振部材が複数設けている場合でも、そのうちの少なくとも1つの制振部材が複数の固定部材により振動発生源と支持部材との間に挟持されていれば良い。
振動発生装置として自動車を、振動発生源としてエンジンを例に挙げて説明したが、この態様に限定されないのは言うまでもない。この他にも、サスペンション端部と車体のサスペンション取付部との間に本発明の制振部材を配置して制御部により制御すれば、道路の凹凸によりタイヤ(振動発生源)からサスペンションを介して伝播する振動を抑制することができる。
また、冷蔵庫、エアコン、洗濯機(すなわち振動発生装置)に本発明を適用することもできる。冷蔵庫やエアコンのコンプレッサや洗濯機の洗濯槽回転モータとそれらの支持部材との間に本発明の制振部材を配置して制御部により制御すれば、コンプレッサ、モータ(すなわち振動発生源)から伝播する振動を抑制することができる。また、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の設置部と家屋の床や壁との間に本発明の制振部材を配置して制御部により制御すれば、冷蔵庫、エアコン、洗濯機(すなわち振動発生装置)からの振動の伝播を抑制することができる。
エンジン、モータ、タイヤなどの駆動系から伝播される振動について説明したが、電気系統に使用されるセラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ、コイル部品などの電子部品は印加される電圧の周波数で振動することがある。特にインバータ電源部にはこれら電子部品のうちでも大型のものが使用されており、インバータ電源部は自動車内のモータ駆動電源、エアコンなどの駆動電源に多く使われている。駆動周波数(例えば10kHz)におけるこれら電子部品の振動は、電子部品からインバータ電源部へ伝播し、さらにインバータ電源部の自動車やエアコンへの取り付け部分を通じて、エアコン筐体、自動車車体、室内へ振動(音)として伝わる。インバータ電源部とその取り付け部分の間へ本発明の制震部材を設置することで、この振動(音)の伝播を減少させることができる。
制振部材20として円柱状のものを例示したが、三角柱状や四角柱状としても良い。
被覆部材29は、第1面231や第2面232のみを覆い、第1面231と第2面232との間をつなぐ側面を覆っていない構造とすることもできる。
誘電体層23の厚さ方向(Z方向)から透視したときに、第2動作電極22Aと第2センサ電極22Bがそれぞれ第1動作電極21Aと第1センサ電極21Bに重なるように、第2動作電極22Aは第1動作電極21Aと同じ形状をし、第2センサ電極22Bが第1センサ電極21Bと同じ形状をしていたが、これに限定されない。第2動作電極22Aと第2センサ電極22Bを連結して1つの電極(ベタ電極)としても良い。この場合は、第2動作信号線と第2センサ信号線を兼用させて1つ信号線とすることもできる。
第3実施形態において、第1センサ電極21Bが非対称配置されているのは、第1面231に平行であると共に第1面231の中心231Cを通っている中心軸に関してであったが、この中心軸は第1面231の中心231Cを必ずしも通っている必要はない。中心軸が中心231Cを通らなくても、その中心軸に関して第1センサ電極21Bが非対称に配置されていれば、同様の効果を奏することができる。
振動発生源からの振動を十分に低減できると共に、機構が簡単な制振部材、およびこのような制振部材を備えた制振システムを提供することができる。
10 自動車(振動発生装置)
11 エンジン(振動発生源)
12 マウント部(支持部材)
13 ボルト(固定部材)
14 弾性部材
20、20A、20B、20C 制振部材
21A 第1動作電極
21B 第1センサ電極
22A 第2動作電極
22B 第2センサ電極
23 誘電体層
231 第1面
232 第2面
29 被覆部材
30 制御部
30A 電源部
30B 測定部
30C 演算部
41 第1動作信号線
42 第1センサ信号線
43 第2動作信号線
44 第2センサ信号線
50 制振システム
11 エンジン(振動発生源)
12 マウント部(支持部材)
13 ボルト(固定部材)
14 弾性部材
20、20A、20B、20C 制振部材
21A 第1動作電極
21B 第1センサ電極
22A 第2動作電極
22B 第2センサ電極
23 誘電体層
231 第1面
232 第2面
29 被覆部材
30 制御部
30A 電源部
30B 測定部
30C 演算部
41 第1動作信号線
42 第1センサ信号線
43 第2動作信号線
44 第2センサ信号線
50 制振システム
Claims (7)
- 誘電エラストマから構成される誘電体層と、
前記誘電体層の第1面に形成され、前記第1面と平行な方向に伸縮可能な第1動作電極と、
前記誘電体層における前記第1面の反対側にある第2面に形成され、前記第2面と平行な方向に伸縮可能な第2動作電極と、
前記第1面において前記第1動作電極と離間して形成された第1センサ電極と、
前記第2面に形成された第2センサ電極と、
を備えている制振部材。 - 前記第1センサ電極は複数設けられている請求項1に記載の制振部材。
- 前記第1面に平行であると共に中心軸に関して、前記第1センサ電極は非対称に配置されている請求項2に記載の制振部材。
- 前記第2動作電極と前記第2センサ電極は連結している請求項1乃至3のいずれかに記載の制振部材。
- 振動発生源と、前記振動発生源を設置する支持部材との間に挟持された請求項1乃至4のいずれかに記載の制振部材と、
前記制振部材と電気的に接続された制御部とを備え、
前記制御部は、
前記振動発生源からの振動によって発生する、前記第1センサ電極と前記第2センサ電極との間の静電容量の変化量を測定する測定部と、
前記静電容量の変化量を低減させるために、前記第1動作電極と前記第2動作電極の間に電位差を付与して前記誘電体層を伸縮させる電源部と、
を備えた制振システム。 - 前記制振部材は貫通孔を有しており、前記貫通孔に挿通された固定部材により前記制振部材が前記振動発生源と前記支持部材との間に挟持されている請求項5に記載の制振システム。
- 複数の固定部材により前記制振部材のうちの少なくとも1つは前記振動発生源と前記支持部材との間に挟持されている請求項6に記載の制振システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014262184A JP2016121758A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 制振部材及び制振システム |
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JP2014262184A JP2016121758A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 制振部材及び制振システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016121758A true JP2016121758A (ja) | 2016-07-07 |
Family
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JP (1) | JP2016121758A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019183651A (ja) * | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 株式会社デンソー | 振動低減システム |
CN111247734A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-06-05 | 日本瑞翁株式会社 | 介电弹性体驱动传感器系统以及座椅 |
-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014262184A patent/JP2016121758A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3719988A4 (en) * | 2017-11-28 | 2021-08-25 | Zeon Corporation | ELASTOMERIC DIELECTRIC SENSOR-PILOT SYSTEM AND SHEET |
US11213133B2 (en) | 2017-11-28 | 2022-01-04 | Seiki Chiba | Dielectric elastomer drive sensor system and sheet |
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