JP2016120688A - 字消し - Google Patents

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裕太 水口
Hirota Mizuguchi
裕太 水口
理子 鈴木
Masako Suzuki
理子 鈴木
悠介 藤田
Yusuke Fujita
悠介 藤田
詩織 亀山
Shiori KAMEYAMA
詩織 亀山
康生 近藤
Yasuo Kondo
康生 近藤
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Abstract

【課題】人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備えた字消しを提供する。
【解決手段】親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する3つの支持面2a、2b、2cが字消し1の軸線方向全長にわたり形成されている柱体形状の字消し1で、余分な力を必要とせず、安定した状態で持ちやすくて、消字操作がスムーズで、安定した消字力が得られるとともに、使用による減り方も均一になる。
【選択図】図4

Description

本発明は字消しに関し、さらに詳細には、特にゴム製、プラスチック製等の各種の字消しにおいて、人間工学的に手持ち操作しやすい字消しの構造に関する。
一般に、鉛筆やシャープペンシル等の筆記具で書かれた文章の文字や図形の線など誤記の消去(消字)に用いられる字消しは、ゴム製またはプラスチック製の柱体形状のもので、そのほとんどが矩形断面を有する直方体形状とされている。
このような直方体形状の字消しの使用に際しては、構造上必然的に、親指、人差し指および中指の3本の指により2面支持または3面支持状態で字消しを把持することとなる。
すなわち、2面支持状態で字消しを把持するには、例えば図17(a)に示すように、字消しEの1面aに親指Haを当てるとともに、この面aに対向する反対側の面bに人差し指Hbと中指Hcの2本の指を当てて、字消しEを両側から挟持するようにして把持する。
また、3面支持状態で字消しを把持する使用方法は、例えば図18(a)に示すように、字消しEの1面aに親指Haを当て、この面aに対向する反対側の面bに中指Hcを当て、またこれら両面a、bの間の面cに人差し指Hbを当てて、字消しEを両側から親指Haと中指Hcで挟持するとともに、人差し指Hbで字消しEを上側から押さえるようにして把持する。
そして、このように把持した字消しEの先端部分を、図17(b)または図18(b)に示すように、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てて矢符方向つまり字消しEの縦方向へ往復移動させながら、上記文字等を摩擦消去する。
しかしながら、このような直方体形状の字消しでは以下に述べるような不具合があった。
すなわち、2面支持状態で字消しを把持する使用方法においては、字消しEを縦方向に動かした時に字消しEが消字動作時の押圧力によって手指の中で回転しやすく、その回転を防ぐために余分な力を必要とする。
一方、3面支持状態で字消しを把持する使用方法においては、字消しEを親指Haと中指Hcで挟み込み、人差し指Hbで上側から固定しているので、字消しEが手指の中で回転しにくく、余分な力を必要としないが、3面支持状態では、人差し指Hbの置き場である字消しEの上面cが狭くて持ちにくく、消字操作がやりにくい。
また、字消しの持ち方およびその使用態様については、上述した典型例のほか、使用者個人の癖等により種々雑多であり、字消しの使用による減り方も均一でなく、本来の字消しの消字力が得られにくい場合もあって、理想的な字消しの持ち方という面からも字消しの構造上の改良の余地があった。
なお、本出願人の知る限りにおいて、これら従来技術を開示した特許文献等は存在しない。
なし
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、余分な力を必要とせず、安定した状態で持ちやすくて、消字操作がスムーズで、安定した消字力が得られるとともに、使用による減り方も均一になる、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備えた字消しを提供することにある。
この目的を達成するため、本発明の第1の字消しは、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されていることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記基準把持状態は、手指にて手持ち小物物品を片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢をとることができるように設定されている。
(2)上記支持面は、字消しの軸線方向全長にわたり平行に延びて形成されている。
(3)上記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されている。
(4)上記支持面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合溝の形態とされている。
(5)上記支持面は、円弧形状断面を有する嵌合溝の形態とされている。
(6)上記支持面は、台形状断面を有する嵌合溝の形態とされている。
(7)上記支持面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に係止する平坦面の形態とされている。
(8)上記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されている。
(9)上記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ4つ均等配置されている。
(10)上記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ5つ均等配置されている。
(11)周方向に隣接する上記支持面間に、字消しの消字姿勢を誘導する消字面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されている。
(12)上記消字面は、字消しの軸線方向全長にわたり平行に延びて形成されている。
(13)上記消字面は、その幅寸法が上記支持面の幅寸法に比較して小さく設定されることにより、上記3本の指を上記支持面へ誘導案内する支持案内部としての機能を有する。
(14)上記消字面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹を上記支持面へ摺動案内する幅寸法の平坦面の形態とされている。
(15)上記消字面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹を上記支持面へ摺動案内する凸円弧断面をする円筒面の形態とされている。
(16)上記消字面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹を上記支持面へ摺動案内する山形断面をする先細テーパ面の形態とされている。
(17)上記消字面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹を上記支持面へ摺動案内する幅寸法のジグザグ断面をする鋸面の形態とされている。
(18)周方向に隣接する上記支持面同士が字消しの軸線方向全長にわたり直接接続されて接続エッジが形成され、この接続エッジが字消しの消字姿勢を誘導する消字線としての機能と、上記3本の指を上記支持面へ誘導案内する支持案内部としての機能を有する。
本発明の第2の字消しは、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が字消しの軸線方向全長にわたり螺旋状に延びて形成されていることを特徴とする。
好適な実施態様として、上記螺旋状に延びる支持面は、字消しの軸線方向任意位置において、上記3本の指による上記基準把持状態を誘導する作用効果が安定して発揮される構成とされている。
本発明の第3の字消しは、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの独立支持面の組が字消しの軸線方向全長にわたり所定間隔をもって均等に配列形成されていることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記独立支持面の組は、字消しの軸線方向全長にわたり螺旋状に配列形成されている。
(2)上記独立支持面の組を構成する独立支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されている。
(3)上記独立支持面の組を構成する独立支持面は、上記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合凹部の形態とされている。
(4)上記独立支持面の組を構成する独立支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されている。
本発明によれば、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されているから、以下に列挙するような種々の優れた特有の効果が発揮され、余分な力を必要とせず、安定した状態で持ちやすくて、消字操作がスムーズで、安定した消字力が得られるとともに、使用による減り方も均一になる字消しを提供することができる。
(1)親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が形成されていることにより、字消しを手指にて把持するに際して、上記支持面の誘導作用により、使用者個人の癖の有無に関わらず、親指、人差し指および中指の3本の指が誘導されて、字消しの基準把持状態とすることができる。
具体的には、この基準把持状態は、試験研究の結果得られた把持姿勢、つまり、手指にて手持ち小物物品を片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢をとることができるように設定されている。
したがって、使用者は、自身の癖の有無に関わらず、常時安定して無理のない理想的な字消しの把持姿勢をとることができ、その結果、余分な力を必要とせずに字消しを自然な把持姿勢をもって安定した状態で固定保持することができ、延いては、円滑な消字動作を行うことができて、安定した消字力を得ることができる。
(2)親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が、字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されていることにより、これら支持面に対する上記3本の指の支持位置が限定されずに、任意の支持面を支持することができる。
換言すれば、上記支持面に対する上記3本の指の支持位置が限定されると、使用者個人の癖等により、字消しの消字動作時の消字部となる先端部の位置も限定されて、字消しの減り方が偏っていびつになる傾向が強い。
これに対して、本発明のように、上記支持面が字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されていることにより、これら支持面に対する上記3本の指の支持位置を自由に変更することができ、その結果、字消しが減ってきても、その減り方がいびつになることを有効に防止することができ、常時持ちやすく、消しやすい状態を維持することができる。
(3)基準把持状態での消字動作が行えることにより、使用による字消しの減り方も均一となり、この点からも常時安定した消字姿勢を取り続けることができる。
(4)上記支持面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されていることにより、上記(1)〜(3)の効果を新品の使用当初から最後まで安定して継続発揮することができる。
(5)上記支持面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されてなる単純な形状で、多量生産品である字消しの製造に有利な構造であり、従来の字消しの一般的な製造方法がそのまま実施可能で、製造コストの高騰を招くことがなく、製品コストが安価な字消しを提供することができる。
(6)周方向に隣接する上記支持面間に、字消しの消字姿勢を誘導する消字面が形成されていることにより、字消しを手指にて把持して消字動作を行うに際して、上記消字面の誘導作用により、上記支持面の誘導作用がさらに有効に発揮されて、人間工学的に理想の消字姿勢をとることができる。
すなわち、上記支持面の誘導作用により、使用者は、自身の癖の有無に関わらず、理想的な字消しの把持姿勢をとることができるが、上記消字面の誘導作用により、消字姿勢も使用者個人の癖を排した無理のない理想的な状態を維持することができ、さらに円滑な消字動作および安定した消字力を得ることができる。
本発明の実施形態1である字消しを示す斜視図である。 同じく同字消しを示し、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は側面図、図2(d)は底面図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持して消字動作を行う消字姿勢を示す図で、図4(a)は前方からの斜視図、図4(b)は後方からの斜視図である。 本発明の実施形態2である字消しを示す斜視図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面図である。 本発明の実施形態3である字消しを示す斜視図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面図である。 本発明の実施形態4である字消しを示す斜視図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面図である。 本発明の実施形態5である字消しを示す斜視図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面図である。 本発明の実施形態6である字消しを示す斜視図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持した基準把持状態を示す正面断面図である。 同字消しを親指、人差し指および中指の3本の指により把持して消字動作を行う消字姿勢を示す斜視図である。 他の実施形態に係る字消しの正面輪郭形状を示す正面断面図である。 従来の字消しの典型的な使用状態を示し、図17(a)は親指、人差し指および中指の3本の指で字消しを2面支持で把持する状態を示す斜視図、図17(b)は同把持状態で消字動作を行う消字姿勢を示す斜視図である。 従来の字消しの他の典型的な使用状態を示し、図18(a)は親指、人差し指および中指の3本の指で字消しを3面支持で把持する状態を示す斜視図、図18(b)は同把持状態で消字動作を行う消字姿勢を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。
実施形態1
本発明に係る字消しを図1〜図4に示し、この字消し1は、手指にて把持して鉛筆等の筆記具による誤字や誤記などを摩擦消去するためのものであって、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体の形態とされている。
具体的には、この字消し1は、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの幅広の支持面2、2、…が形成されており、さらに、これら周方向に隣接する支持面2、2、…間に、字消し1の消字姿勢を誘導する幅狭の消字面3、3、…(支持面2の配設数に対応)がそれぞれ形成されてなる。
上記基準把持状態は、本発明者による種々の試験研究の結果得られた把持姿勢であって、図4(a)および(b)に示すように、手持ち小物物品である字消し1を、手指つまり親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指にて片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢、つまり、親指Haと中指Hcで挟み、人差し指Hbで上側から固定する把持姿勢をとることができるように、支持面2、2、…が設定配置されている。
図示の実施形態の字消し1は、3本の指Ha、Hbおよび中指Hcによる基準把持状態を誘導する幅広の支持面2として、3つの支持面2a、2b、2cが形成されるとともに、これら周方向に隣接する支持面2a、2b、2c間に、字消し1の消字姿勢を誘導する幅狭の消字面3として、3つの消字面3a、3b、3cがそれぞれ形成されてなる。
このような幅広の支持面2と幅狭の消字面3の組合せ構成は、両者を確実に区別認識できて、支持面2による上記基準把持状態誘導作用をより確かなものとする、
上記3つの支持面2a、2b、2cは、図2(a)および図3に示すように、字消し1の軸線を中心として周方向へ均等配置されており、換言すれば、支持面2a、2b、2cは、字消し1の軸線まわりに120°の等角度をもって配置されている。
また、これら3つの支持面2a、2b、2cの具体的形状構造は、いずれも同一とされており、これにより、これら3つの支持面2a、2b、2cに対する親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指の支持位置が限定されずに、任意の支持面2a、2b、2cを3本の指Ha、Hb、Hcで支持することができる構成とされている。
換言すれば、このような構成とすることにより、これら3つの支持面2a、2b、2cに対する3本の指Ha、Hb、Hcの支持位置を自由に変更することができ(図3の場合は、支持面2cを親指Haが、支持面2aを人差し指Hbが、および支持面2bを中指Hcがそれぞれ支持している。)、その結果、字消し1が使用により経時的にすり減ってきても、その減り方がいびつになることを有効に防止することができる。
例えば、上記支持面2aの形状構造は、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が当接係止し得る幅広の幅寸法W2を有し、具体的には、これら3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合溝の形態とされており、図示の実施形態においては、図2(a)および図3に示すように、円弧形状断面を有する嵌合溝の形態とされている。
この場合の支持面2aの形状寸法は、支持面2aの断面輪郭形状が常態における指Ha、Hb、Hcの腹の断面輪郭形状よりも若干小さめの曲率の円弧形状に設定されるのが好ましい。
このような構成とすることにより、常態にある3本の指Ha、Hb、Hcよりも支持面2aの嵌合溝の方が広いため、指Ha、Hb、Hcによる支持面2aの認識、さらには支持面2aへの指Ha、Hb、Hcの誘導が確実かつ円滑に行われ、一方、嵌合把持時における指Ha、Hb、Hcの腹の押圧変形により、指Ha、Hb、Hcの腹表面が支持面2aに確実に密着して把持状態における良好なフィット感が得られる。
すなわち、図示の実施形態の字消し1は、長さ寸法Lが40〜50mmに設定されるとともに、支持面2aは、その幅寸法W2が17mm程度で、最深部の深さ寸法D2が2mm程度にそれぞれ設定されている。
支持面2aがこのような形状寸法に設定されることにより、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指(図示の場合は人差し指Hb)が、図3に示すように嵌合溝2aに密着状に嵌合係止し得ることとなる。
3つの支持面2a、2b、2cは、図1および図2(b)、(c)に示すように、字消し1の軸線方向全長にわたり平行に延びて形成されていることにより、上述した親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する作用効果を、字消し1の新品の使用当初から最後まで安定して継続発揮することができる。
上記3つの消字面3a、3b、3cは、図2(a)および図3に示すように、周方向に隣接する上記3つの支持面2a、2b、2c間に、字消し1の軸線を中心として周方向へ均等配置されており、換言すれば、これら消字面3a、3b、3cは、字消し1の軸線まわりに120°の等角度をもって配置されている。
また、これら3つの消字面3a、3b、3cの具体的形状構造は、3つの支持面2a、2b、2cと同様に、いずれも同一構造とされている。
例えば、上記消字面3aの形状構造は、その幅寸法W3が上記支持面2aおよび2bの幅寸法に比較して小さく設定されることにより、字消し1の消字姿勢を誘導するという本来的機能に加えて、3本の指Ha、Hb、Hcを上記支持面2aおよび2bへ誘導案内する支持案内部としての機能を兼備する。
具体的には、上記消字面3aは、上記3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹を上記支持面2aおよび2bへ摺動案内する小さな幅寸法W3の平坦面の形態とされている。図示の実施形態の字消し1においては、上述した支持面2aの幅寸法W2(=17mm程度)に対して、幅寸法W3が8mm程度に設定されている。
そして、字消し1の把持動作時においては、これら消字面3a、3b、3cに当接支持しようとする指Ha、Hb、Hcは、幅狭の消字面3a、3b、3c上を滑って隣接する支持面2a、2b、23bへ誘導案内されて、上記支持面2a、2b、2bの誘導作用がさらに有効に発揮される結果、上述した親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢(図3)をとることができる。
また、字消し1による消字動作時においては、図3に示すように、字消し1の支持面2a、2b、2cを手指Ha、Hb、Hcにて3面支持状態で把持して消字動作を行うに際して、図4(a)、(b)に示すように、例えば消字面3bを、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てるように位置決めすることで(消字面3bの誘導作用)、無理のない理想的な消字姿勢をとることができる。
また、消字面3bが幅狭に設定されていることにより、消字動作時における紙面Pに対する接触面積が小さくて、紙面Pに押し当てての往復移動時の摩擦抵抗が軽減され、これにより消字動作を軽快にスムーズに行えるという付随的効果も発揮され得る。
上記字消し1の構成材料としては、従来公知の字消し材料のいずれも適用可能であり、これら従来公知の字消し材料を選択使用することにより、一般的に使用される黒鉛除去用の字消し、インク除去用の砂入り字消し、黒鉛除去用字消しとインク除去用字消しが複合一体化されてなる両用字消し等、字消しの種類を問わず本実施形態の形状構造を適用でき、また消しゴム(ゴムを基材とするもの)、プラスチック字消し、油性字消し(石鹸字消し)等のあらゆる組成のものにも適用できる。
例えば、プラスチック字消しに用いられる基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリル樹脂、アイオノマー樹脂、熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系など)などを用いることができ、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
また、消しゴムに用いられる基材としては、例えば、天然ゴム、各種合成ゴムを用いることができ、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
本実施形態の字消しには可塑剤、軟化剤を適宜用いる。
可塑剤としては、プラスチック字消しの基材樹脂を可塑化する可塑剤であればフタル酸系、トリメリット酸系、ポリエステル系、エポキシ系、リン酸系、アジピン酸系、セバシン酸系、アセライン系、クエン酸系、スルホン酸系などの可塑剤であれば好適に用いることができ、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
軟化剤としては鉱物油系、植物油系のいずれも使用できるが、特にプロセスオイルが好適である。
さらに、必要に応じて、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、シリカ、珪藻土、酸化マグネシウム、タルク、セリサイト、石英粉末、モンモリロナイト、ホタテ、カキ、しじみなどの貝殻粉末などの充填剤、有機中空粒子、無機中空粒子及び有機・無機顔料、染料などの着色材、香料、安定剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防カビ剤などの他の添加物も適宜任意に使用することも可能である。
さらに、インキ等を溶解する溶剤を内包したマイクロカプセルや、インキ筆跡などを摩消する研磨剤を添加することにより、鉛筆筆跡以外の消去も可能な字消しとすることができる。
上記のごとき成分からなる字消し1は、支持面2a、2b、2cおよび消字面3a、3b、3cが字消し1の軸線方向全長にわたり形成されてなる単純な形状であり、従来の字消しの一般的な製造方法がそのまま実施可能で、構成材料が混練された後、押出成形、射出成形、注型成形、プレス成形等により成形され、上述した所定の形状寸法に裁断されて製品とされる。
しかして、以上のように構成された字消し1において、使用者は、図3に示すように、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指により、字消し1の支持面2a、2b、2cを把持した状態で、図4(a)、(b)に示すように、人差し指Hbにより支持された支持面2(図示の場合は支持面2a)に対向する消字面3(図示の場合は消字面3b)の先端部分を、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てて矢符方向つまり字消し1の縦方向へ往復移動させることで、上記文字等を摩擦消去する。
以上のように、本実施形態の字消し1は、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する3つの支持面2a、2b、2cが字消し1の軸線方向全長にわたり形成されているから、以下に列挙するような種々の優れた特有の効果が発揮され、余分な力を必要とせず、安定した状態で持ちやすくて、消字操作が簡単かつスムーズで、安定した消字力が得られるとともに、使用による減り方も均一になる。
(a)親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する3つの支持面2a、2b、2cが形成されていることにより、字消し1を手指にて把持するに際して、上記支持面2a、2b、2cの誘導作用により、使用者個人の癖の有無に関わらず、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指が誘導されて、字消し1の基準把持状態とすることができる。
具体的には、この基準把持状態は、前述したように、本発明者の試験研究の結果得られた把持姿勢、つまり、手指にて手持ち小物物品を片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢をとることができるように設定されている。
したがって、使用者は、自身の癖の有無に関わらず、常時安定して無理のない理想的な字消し1の把持姿勢をとることができ、その結果、余分な力を必要とせずに字消しを自然な把持姿勢をもって安定した状態で固定保持することができ、延いては、円滑な消字動作を行うことができて、安定した消字力を得ることができる。
(b)親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する3つの支持面2a、2b、2cが、字消し1の軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されていることにより、これら支持面2a、2b、2cに対する上記3本の指Ha、Hb、Hcの支持位置が限定されずに、任意の支持面を支持することができる。
換言すれば、上記支持面2a、2b、2cに対する上記3本の指Ha、Hb、Hcの支持位置が限定されると、使用者個人の癖等により、字消し1の消字動作時の消字部となる先端部の位置も限定されて、字消し1の減り方が偏っていびつになる傾向が強い。
これに対して、本実施形態のように、上記支持面2a、2b、2cが字消し1の軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されていることにより、これら支持面2a、2b、2cに対する上記3本の指Ha、Hb、Hcの支持位置を自由に変更することができ、その結果、字消し1が使用により経時的に減ってきても、その減り方がいびつになることを有効に防止することができ、常時持ちやすく、消しやすい状態を維持することができる。
(c)基準把持状態での消字動作が行えることにより、使用による字消し1の減り方も均一となり、この点からも常時安定した消字姿勢を取り続けることができる。
(d)上記支持面2a、2b、2cが字消し1の軸線方向全長にわたり形成されていることにより、上記(a)〜(c)の効果を新品の使用当初から最後まで安定して継続発揮することができる。
(e)上記支持面2a、2b、2cが字消し1の軸線方向全長にわたり平行に形成されてなる単純な形状で、多量生産品である字消し1の製造に有利な構造であり、上述したように、従来の字消し1の一般的な製造方法がそのまま実施可能で、製造コストの高騰を招くことがなく、製品コストが安価な字消しを提供することができる。
(f)周方向に隣接する上記支持面2a、2b、2c間に、字消し1の消字姿勢を誘導する3つの消字面3a、3b、3cがそれぞれ形成されていることにより、字消し1を手指Ha、Hb、Hcにて把持して消字動作を行うに際して、上記消字面3a、3b、3cの誘導作用により、上記支持面2a、2b、2cの誘導作用がさらに有効に発揮されて、人間工学的に理想の消字姿勢をとることができる。
すなわち、上記支持面2a、2b、2cの誘導作用により、使用者は、自身の癖の有無に関わらず、理想的な字消し1の把持姿勢をとることができるが、上記消字面3a、3b、3cの誘導作用により、消字姿勢も使用者個人の癖を排した無理のない理想的な状態を維持することができ、さらに円滑な消字動作および安定した消字力を得ることができる。
特に、本実施形態のように、支持面2a、2b、2cの配設数が3つと奇数に設定されていることにより、これら支持面2a、2b、2cを手指Ha、Hb、Hcにて3面支持状態で把持して消字動作を行うに際して、人差し指Hbにより支持された支持面2a、2b、2c(図示の場合は支持面2a)に対向する消字面3a、3b、3c(図示の場合は消字面3b)の先端部分を、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てるように位置決めすることで、消字面3a、3b、3cの誘導作用が、上記支持面2a、2b、2cの誘導作用による基準把持状態との関係で、いかんなく発揮されて、無理のない理想的な消字姿勢をとることができる。
実施形態2
本実施形態は図5および図6に示されており、実施形態1の具体的な形状構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し11において、3つの支持面2a、2b、2cの具体的形状構造がいずれも同一とされている点は実施形態1の場合と同様であり、例えば、上記支持面2aの形状構造は、上記3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が密着状に係止する平坦面の形態とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態3
本実施形態は図7および図8に示されており、実施形態2と同様、実施形態1の具体的な形状構造が改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し21において、3つの支持面2a、2b、2cの具体的形状構造がいずれも同一とされている点は実施形態1の場合と同様であり、例えば、上記支持面2aの形状構造は、台形状断面を有する嵌合溝の形態とされて、上記3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する構造とされている。
上記支持面2aの具体的構造は、図8に示すように、両側に隣接する消字面3a、3cに連続する平坦な傾斜面22、22と、これら傾斜面22、22間に連続形成される平坦な底面23とから構成され、この底面23は上記両傾斜面22、22の外端縁22a、22aを接続する仮想平面24に平行な平面とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態4
本実施形態は図9および図10に示されており、具体的な形状構造がさらに改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し31は、3本の指Ha、Hbおよび中指Hcによる基準把持状態を誘導する幅広の支持面2として、5つの支持面2a、2b、2c、2d、2eが形成されるとともに、これら周方向に隣接する支持面2a、2b、2c、2d、2e間に、字消し1の消字姿勢を誘導する消字面3として、5つの消字面3a、3b、3c、3d、3eがそれぞれ形成されてなる。
上記支持面2a、2b、2c、…は、図9および図10に示すように、字消し1の軸線を中心として周方向へ5つ均等配置されており、換言すれば、支持面2a、2b、2c、…は、字消し1の軸線まわりに72°の等角度をもって配置されている。
また、これら5つの支持面2a、2b、2c、…の具体的形状構造は、いずれも同一とされており、これにより、これら5つの支持面2a、2b、2c、…に対する親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指の支持位置が限定されずに、任意の支持面2a、2b、2c、…を、3本の指Ha、Hb、Hcで基準把持姿勢をもって支持できる構成とされている点は、実施形態1と同様である。
つまり、本実施形態の字消し31においても、5つの支持面2a、2b、2c、…に対する3本の指Ha、Hb、Hcの基準把持姿勢での支持位置を自由に変更することができ(図10の場合は、支持面2dを親指Haが、支持面2aを人差し指Hbが、および支持面2cを中指Hcがそれぞれ支持している。)、その結果、字消し1が使用により経時的にすり減ってきても、その減り方がいびつになることを有効に防止することができる。
例えば、上記支持面2aの形状構造は、実施形態1の場合とまったく同様の設計条件とされている。
すなわち、図示の実施形態の字消し31は、長さ寸法Lが40〜50mmに設定されるとともに、支持面2aは、その幅寸法W2が17mm程度で、最深部の深さ寸法D2が2mm程度にそれぞれ設定されている。
また、これら5つの消字面3a、3b、3c、…の具体的形状構造は、上記5つの支持面2a、2b、2c、…と同様に、いずれも同一構造とされている。
例えば、上記消字面3aの形状構造は、実施形態1の場合とまったく同様の設計条件とされている。
すなわち、上記消字面3aは、上述した支持面2aの幅寸法W2(=17mm程度)に対して、幅寸法W3が8mm程度に設定されている。
そして、字消し1の把持動作時においては、これら消字面3a、3b、3c、…に当接支持しようとする指Ha、Hb、Hcは、幅狭の消字面3a、3b、3c、…上を滑って隣接する支持面2a、2b、2b、…へ誘導案内されて、上記支持面2a、2b、2b、…の誘導作用がさらに有効に発揮される結果、上述した親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による人間工学的に最も自然で無理のない理想的な基準把持姿勢(図10)をとることができる。
上記消字面3a、3b、3c、…は、図9および図10に示すように、周方向に隣接する上記5つの支持面2a、2b、2c、…間に、字消し1の軸線を中心として周方向へ5つ均等配置されており、換言すれば、これら消字面3a、3b、3c、…は、字消し1の軸線まわりに72°の等角度をもって配置されている。
また、字消し1による消字動作時においては、例えば図10に示すように、字消し1の支持面2a、2c、2dを、手指Ha、Hb、Hcにて3面支持状態の基準把持姿勢をもって把持して消字動作を行うに際し、具体的には図示しないが、人差し指Hbにより上側から固定支持される支持面2aの対向位置にある消字面3cを、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てるように位置決めすることで(消字面3cの誘導作用)、無理のない理想的な消字姿勢をとることができる(実施形態1の図4参照)。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態5
本実施形態は図11および図12に示されており、具体的な形状構造がさらに改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し41は、実施形態1の字消し1がその軸線周りに捩じられた外観形状を呈し、実施形態1と同様に、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体の形態とされている。
具体的には、この字消し41は、実施形態1の字消し1において、一方の底面例えば先端面51aを固定して、他方の底面である後端面51bを軸線周りに所定角度回転するように捩じられた外観形状を有する柱体で、この柱体の捩じり角度θは、後述する支持面42、42、…が字消し41の軸線方向の任意の位置において親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する作用効果を安定して発揮することができるように設定される。
図示の実施形態の字消し41においては、先端面41aを固定して後端面41bが軸線周りに30°回転するように捩じられた外観形状の柱体とされている。
字消し41の具体的構造は、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの幅広の支持面42、42、…が形成されており、さらに、これら周方向に隣接する支持面42、42、…間に、字消し1の消字姿勢を誘導する幅狭の消字面43、43、…(支持面42の配設数に対応)がそれぞれ形成されてなる。
図示の実施形態の字消し41は、3本の指Ha、Hbおよび中指Hcによる基準把持状態を誘導する幅広の支持面42として、3つの支持面42a、42b、42cが形成されるとともに、これら周方向に隣接する支持面42a、42b、42c間に、字消し1の消字姿勢を誘導する幅狭の消字面3として、3つの消字面43a、43b、43cがそれぞれ形成されてなる。
上記3つの支持面42a、42b、42cおよび消字面43a、43b、43cはそれぞれ、図11に示すように、字消し41の軸線方向全長にわたり螺旋状に延びて形成されている。
上記3つの支持面42a、42b、42cの具体的形状構造はいずれも同一とされており、これにより、これら3つの支持面42a、42b、42cに対する親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指の支持位置が限定されずに、任意の支持面42a、42b、42cを3本の指Ha、Hb、Hcで支持することができる構成とされている。
例えば、上記支持面42aは、その断面輪郭形状が実施形態1の支持面と同一の円弧形状に設定されるとともに、この円弧形状の断面輪郭が字消し41の先端面41aから後端面41bに至るまで螺旋状に連続して設けられている。
これにより、支持面42aは、実施形態1の場合と同様、図12に示すように、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する円弧形状断面の螺旋溝の形態とされて、上述した親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する作用効果を、字消し41の新品の使用当初から最後まで安定して継続発揮することができる。
この目的のため、上記螺旋状に延びる支持面42aは、字消し41の軸線方向任意位置において、上記3本の指Ha、Hb、Hcによる上記基準把持状態を誘導する作用効果が安定して発揮するように構成されている。
換言すれば、字消し41の上記捩じり角θは、前述したように、上記支持面42、42、…の軸線方向任意位置において、支持面42、42、…が親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する作用効果が安定して発揮するように設定される。
上記3つの消字面43a、43b、43cの具体的形状構造も、上記支持面42a、42b、42cと同様、いずれの消字面43a、43b、43cも同一とされており、例えば、上記消字面43aは、その断面輪郭形状が実施形態1の消字面と同一の直線形状に設定されるとともに、この直線形状の断面輪郭が字消し41の先端面41aから後端面41bに至るまで螺旋状に連続して設けられている。
これにより、消字面43aは、実施形態1の場合と同様、字消し41の消字姿勢を誘導するという本来的機能に加えて、3本の指Ha、Hb、Hcを上記支持面42aおよび42bへ誘導案内する支持案内部としての機能を兼備する螺旋面の形態とされている。
しかして、以上のように構成された字消し41において、使用者は、図12に示すように、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指により、字消し41の支持面42a、42b、42cを把持した状態で、実施形態1の場合と同様に使用することができ(図4(a)、(b)参照)、この使用状態は、新品の使用当初から最後まで安定して継続維持することができる。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
実施形態6
本実施形態は図13〜図15に示されており、具体的な形状構造がさらに改変されたものである。
すなわち、本実施形態の字消し51は、人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体の形態とされている点は実施形態1と同様であり、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの独立支持面52、52、…の組60が字消し51の軸線方向全長にわたり所定間隔をもって均等に配列形成されている。
本実施形態における上記基準把持状態は、図15に示すように、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指にて字消し51を片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢、つまり、親指Haと中指Hcで挟み、人差し指Hbで上側から固定する把持姿勢をとることができるように、上記独立支持面52、52、…の組60が設定配置されている。
図示の実施形態の字消し51は、図示のごとく端面が円形状とされた円柱体の形態とされてなり、その円筒面51aに、3本の指Ha、Hb、Hcによる基準把持状態を誘導する上記独立支持面52、52、…の組60として、円周方向へ配置形成された3つの独立支持面52a、52b、52cにより1つの組60aが構成されるとともに、このように構成された3つの独立支持面の組60a、60b、60cが、字消し51の軸線方向全長にわたり所定間隔をもって均等に配列形成されている。つまり、図示の実施形態の字消し51においては、合計9つの独立支持面52、52、…が字消し51の円筒面51aに整列配置されている。
上記1つの独立支持面の組における3つの独立支持面52a、52b、52cは、図14に示すように、字消し51の軸線を中心として円周方向へ均等配置されており、換言すれば、独立支持面52a、52b、52cは、字消し51の軸線まわりに120°の等角度をもって配置されている。
また、これら3つの独立支持面52a、52b、52cの具体的形状構造は、いずれも同一とされており、これにより、これら3つの独立支持面52a、52b、52cに対する親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指の支持位置が限定されずに、任意の独立支持面52a、52b、52cを3本の指Ha、Hb、Hcで支持することができる構成とされている。
換言すれば、このような構成とすることにより、これら3つの独立支持面52a、52b、52cに対する3本の指Ha、Hb、Hcの支持位置を自由に変更することができ(図14の場合は、独立支持面52cを親指Haが、独立支持面52aを人差し指Hbが、および独立支持面52bを中指Hcがそれぞれ支持している。)、その結果、字消し51が使用により経時的にすり減ってきても、その減り方がいびつになることを有効に防止することができる。
例えば、上記独立支持面52aの形状構造は、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が当接係止し得るように個別に配された支持面とされ、具体的には、これら3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合凹部の形態とされている。
図示の実施形態の独立支持面52aは、図13(b)に示すような楕円形状の正面輪郭を有するとともに、図14に示すような円弧形状断面を有する嵌合凹部の形態とされている。
この場合の独立支持面52aの形状寸法は、その断面輪郭形状(字消し51の軸線方向およびこの軸線方向に垂直な方向双方の断面輪郭形状)が、常態における指Ha、Hb、Hcの腹の断面輪郭形状よりも若干小さめの曲率の円弧形状に設定されるのが好ましく、またこの断面輪郭形状に対応して上記楕円形状の正面輪郭形状も、常態における指Ha、Hb、Hcの腹が嵌合し得る大きさに設定されるのが好ましい。
なお、上記独立支持面52aの正面形状は、図13(b)に示すような楕円形状の他、目的に応じて、図13(c)に示すような小判形状あるいは図13(d)に示すような円形状も適宜採用可能であり、この場合の独立支持面52aの形状寸法は、上記断面輪郭形状および正面輪郭形状の設計要件を満たすことが好ましい。
このような構成とされることにより、常態にある3本の指Ha、Hb、Hcよりも独立支持面52aの嵌合凹部の方が大きいため、指Ha、Hb、Hcによる独立支持面52aの認識、さらには独立支持面52aへの指Ha、Hb、Hcの誘導が確実かつ円滑に行われ、一方、嵌合把持時における指Ha、Hb、Hcの腹の押圧変形により、指Ha、Hb、Hcの腹表面が独立支持面52aに確実に密着状に嵌合係止して、把持状態における良好なフィット感が得られる。
また、このように構成された独立支持面の組60は、字消し51の軸線方向全長にわたり螺旋状に配列形成されている。
図示の実施形態においては、3つの独立支持面の組60a、60b、60cが字消し51の軸線方向へ螺旋状に配列形成されている。
具体的には、先端部位の1組目の独立支持面の組60aに対して、中間部位の2組目の独立支持面の組60bは、軸線方向後方へ所定間隔をもってずらすとともに、円周方向時計回りに60°回転した位置に配置されている。
換言すれば、1組目の独立支持面の組60aにおける各独立支持面52a、52b、52cが、2組目の独立支持面の組60bにおいては、それぞれ円周方向時計回りに60°回転した位置に配置形成されている。
また、中間部位の2組目の独立支持面の組60bに対して、後端部位の3組目の独立支持面の組60cは、さらに上記所定間隔をもって軸線方向後方へずらすとともに、円周方向時計回りに60°回転した位置に配置されている。
換言すれば、2組目の独立支持面の組60bにおける各独立支持面52a、52b、52cが、3組目の独立支持面の組60cにおいては、それぞれ円周方向時計回りにさらに60°回転した位置に配置形成されている。
このような構成とされることにより、3つの組60a、60b、60cにおける各独立支持面52a、52a、52aおよび52b、52b、52bおよび52c、52c、52cは、字消し51の軸線方向へ螺旋状に配列されることとなり、これにより、上述した親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する作用効果を、字消し51の新品の使用当初から最後まで安定して継続発揮することができる。
しかして、以上のように構成された字消し51において、使用者は、図14に示すように、親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指により、字消し51の独立支持面52a、52b、52cを把持した状態で、図15に示すように、人差し指Hbにより支持された独立支持面52(図示の場合は独立支持面52a)に対向する先端部分51bを、消字対象となる紙面P上の文字等に押し当てて矢符方向つまり字消し51の縦方向へ往復移動させることで、上記文字等を摩擦消去する。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
なお、上述した実施形態1〜6はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく、その範囲内で種々の設計変更が可能である。
(1)例えば、実施形態1〜5において、実施形態1〜3、5は、支持面2が字消し1の軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されている場合、実施形態4は、支持面2が字消し1の軸線を中心として周方向へ5つ均等配置されている場合であるが、この支持面2の配設数は目的に応じて適宜増減可能であり、つまり、具体的には図示しないが、支持面2が字消し1の軸線を中心として周方向へ4つ均等配置されている構造も採用可能である。
ただし、発明者の試験研究の結果、支持面2の形状寸法に求められる設計条件(親指Ha、人差し指Hbおよび中指Hcの3本の指による基準把持状態を誘導する。)から、支持面2は3つ均等配置されるのが最も理想的で好ましく、6つ以上になると字消し1のサイズが使用上大きくなり過ぎるということが判明している。
(2)また、実施形態1〜5において、消字面3の具体的形状構造は特に限定されず、例えば実施形態1の変形例として、図16に示すような形状構造が採用され得る。
つまり、図16(a)の消字面3(3a、3b、3c)は、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹を支持面2(2a、2b、2c)へ摺動案内する凸円弧断面をする円筒面の形態とされている。また、図16(b)の消字面3(3a、3b、3c)は、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹を支持面2(2a、2b、2c)へ摺動案内する山形断面をする先細テーパ面の形態とされている。さらに、図16(c)の消字面3(3a、3b、3c)は、3本の指Ha、Hb、Hcのいずれか一つの指の腹を支持面2(2a、2b、2c)へ摺動案内する幅寸法のジグザグ断面をする鋸面の形態とされている。
(3)さらに、実施形態1〜5においては、周方向に隣接する支持面2、2間に、字消し1の消字姿勢を誘導する消字面3が設けられているが、この消字面3を設けずに、隣接する支持面2、2同士が直接接続される形状構造も採用可能である。
具体的には、周方向に隣接する上記支持面2、2同士が字消し1の軸線方向全長にわたり直接接続されて接続エッジが形成され、この接続エッジが、上記消字面3と同様に作用する。
つまり、上記接続エッジは、字消し1の消字姿勢を誘導する消字線としての機能と、上記3本の指Ha、Hb、Hcを上記支持面支持面2aおよび2bへ誘導案内する支持案内部としての機能を兼備する。
この場合は、使用時の消字動作により、上記接続エッジの先端角部が次第に摩耗して面となり、消字面と同様な作用をなすことになる。
1 字消し
2(2a、2b、2c、2d、2e) 支持面
3(3a、3b、3c、3d、3e) 消字面
11 字消し
21 字消し
31 字消し
41 字消し
51 字消し
52(52a、52b、52c) 独立支持面
60(60a、60b、60c) 独立支持面の組
Ha 親指
Hb 人差し指
Hc 中指
L 字消しの長さ寸法
W2 支持面の幅寸法
W3 支持面の最深部の深さ寸法

Claims (26)

  1. 人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、
    親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されている
    ことを特徴とする字消し。
  2. 前記基準把持状態は、手指にて手持ち小物物品を片手保持しようとする際に、人間工学的に最も自然で無理のない理想的な把持姿勢をとることができるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の字消し。
  3. 前記支持面は、字消しの軸線方向全長にわたり平行に延びて形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の字消し。
  4. 前記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の字消し。
  5. 前記支持面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合溝の形態とされている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の字消し。
  6. 前記支持面は、円弧形状断面を有する嵌合溝の形態とされている
    ことを特徴とする請求項5に記載の字消し。
  7. 前記支持面は、台形状断面を有する嵌合溝の形態とされている
    ことを特徴とする請求項5に記載の字消し。
  8. 前記支持面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に係止する平坦面の形態とされている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の字消し。
  9. 前記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の字消し。
  10. 前記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ4つ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の字消し。
  11. 前記支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ5つ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の字消し。
  12. 周方向に隣接する前記支持面間に、字消しの消字姿勢を誘導する消字面が字消しの軸線方向全長にわたり形成されている
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の字消し。
  13. 前記消字面は、字消しの軸線方向全長にわたり平行に延びて形成されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の字消し。
  14. 前記消字面は、その幅寸法が前記支持面の幅寸法に比較して小さく設定されることにより、前記3本の指を前記支持面へ誘導案内する支持案内部としての機能を有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の字消し。
  15. 前記消字面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹を前記支持面へ摺動案内する幅寸法の平坦面の形態とされている
    ことを特徴とする請求項14に記載の字消し。
  16. 前記消字面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹を前記支持面へ摺動案内する凸円弧断面をする円筒面の形態とされている
    ことを特徴とする請求項14に記載の字消し。
  17. 前記消字面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹を前記支持面へ摺動案内する山形断面をする先細テーパ面の形態とされている
    ことを特徴とする請求項14に記載の字消し。
  18. 前記消字面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹を前記支持面へ摺動案内する幅寸法のジグザグ断面をする鋸面の形態とされている
    ことを特徴とする請求項14に記載の字消し。
  19. 周方向に隣接する前記支持面同士が字消しの軸線方向全長にわたり直接接続されて接続エッジが形成され、
    この接続エッジが字消しの消字姿勢を誘導する消字線としての機能と、前記3本の指を前記支持面へ誘導案内する支持案内部としての機能を有する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の字消し。
  20. 人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、
    親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの支持面が字消しの軸線方向全長にわたり螺旋状に延びて形成されている
    ことを特徴とする字消し。
  21. 前記螺旋状に延びる支持面は、字消しの軸線方向任意位置において、前記3本の指による前記基準把持状態を誘導する作用効果が安定して発揮される構成とされている
    ことを特徴とする請求項20に記載の字消し。
  22. 人間工学的に手持ち操作しやすい構造を備える柱体形状のものであって、
    親指、人差し指および中指の3本の指による基準把持状態を誘導する少なくとも3つの独立支持面の組が字消しの軸線方向全長にわたり所定間隔をもって均等に配列形成されている
    ことを特徴とする字消し。
  23. 前記独立支持面の組は、字消しの軸線方向全長にわたり螺旋状に配列形成されている
    ことを特徴とする請求項22に記載の字消し。
  24. 前記独立支持面の組を構成する独立支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項23に記載の字消し。
  25. 前記独立支持面の組を構成する独立支持面は、前記3本の指のいずれか一つの指の腹が密着状に嵌合係止する嵌合凹部の形態とされている
    ことを特徴とする請求項22から24のいずれか一つに記載の字消し。
  26. 前記独立支持面の組を構成する独立支持面は、字消しの軸線を中心として周方向へ3つ均等配置されている
    ことを特徴とする請求項24に記載の字消し。
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