JP2016120515A - 太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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俊和 梶原
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Abstract

【課題】 信頼性が高い太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法を提供すること。【解決手段】 本発明の太陽電池モジュールの製造装置16は、配線導体34が外周部に巻かれたボビン21と、ボビン21から供給されて進行する配線導体34を第1方向に曲げる第1プーリー22と、第1プーリー22を通過して進行する配線導体34を前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2プーリー23と、を備えている。また、ボビン21、第1プーリー22および第2プーリー23が、C1≦D1、2×C1≦D2、D1≦D2を満足する(ただし、C1:ボビンの外周部の最短外周長さ、D1:ボビンの回転中心と第1プーリーの回転中心との距離、D2:第1プーリーの回転中心と第2プーリーの回転中心との距離)。【選択図】 図6

Description

本発明は太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法に関する。
太陽電池モジュールは、通常、互いに隣り合う太陽電池素子同士がリボン状のインターコネクタによって電気的に接続された状態で用いられる。インターコネクタは、以下のように作製される。まず、ボビンに巻かれたインターコネクタ用の線状の配線導体が準備される。そして、配線導体がボビンから引き出され、適当な長さに切断されて、インターコネクタとして用いられる(例えば、下記の特許文献1を参照)。
国際公開第2012/029813号
しかし、インターコネクタ用の配線導体は、ボビンに数百メートルの長さで巻かれている。このため、配線導体の製造工程時および保管時において、配線導体にはカール、ねじれ、蛇行などが生じている。このため、配線導体は屈曲部を有していて、切断したインターコネクタも屈曲部を有することになる。これにより、太陽電池素子の電極にインターコネクタが接続される面積が小さくなるので、電極とインターコネクタとの接続強度が小さくなり、完成した太陽電池モジュールの信頼性が低下する。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的の1つは信頼性が高い太陽電池モジュールを製造するための太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の一形態に係る太陽電池モジュールの製造装置は、線状の配線導体を切断して得たインターコネクタを用いて複数の太陽電池素子同士を電気的に接続する、太陽電池モジュールの製造装置であって、前記配線導体が外周部に巻かれたボビンと、該ボビンから供給されて進行する前記配線導体を第1方向に曲げる第1プーリーと、該第1プーリーを通過して進行する前記配線導体を前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2プーリーと、を備えているとともに、前記ボビン、前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが下記の式1、式2および式3を満足する。
C1 ≦ D1 ・・・ (式1)
2×C1 ≦ D2 ・・・ (式2)
D1 ≦ D2 ・・・ (式3)
(ただし、C1:ボビンの外周部の最短外周長さ、D1:ボビンの回転中心と第1プーリーの回転中心との距離、D2:第1プーリーの回転中心と第2プーリーの回転中心との距離)
また、本発明の一形態に係る太陽電池モジュールの製造方法は、線状の配線導体を切断して得たインターコネクタを用いて複数の太陽電池素子同士を電気的に接続する、上記の太陽電池モジュールの製造装置を用いた、太陽電池モジュールの製造方法であって、前記配線導体が巻かれたボビンから前記配線導体を供給する配線導体供給工程と、前記ボビンから供給されて進行する前記配線導体を、第1プーリーを用いて第1方向に曲げる第1曲
げ工程と、前記第1プーリーを通過して進行する前記配線導体を、第2プーリーを用いて前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2曲げ工程と、を有する。
上記の本発明の太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法によれば、信頼性の高い太陽電池モジュールを提供することが可能になる。
(a)は本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールの表主面側の外観を示した平面図であり、(b)は本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールの裏主面側の外観を示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池素子の表主面側の外観を示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池素子の裏主面側の外観を示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池素子の断面構造を示す図であり、図3におけるK−K線で切断した断面図である。 (a)は本発明の一実施形態に係る太陽電池素子にインターコネクタを接続した状態を示す平面図であり、(b)は2つの太陽電池素子同士のインターコネクタによる接続状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置の部分の一例を示す模式図である。 ボビンの外観を示す斜視図である。 (a)はボビンから配線導体を引き出した直後に、歪が繰り返し生じている様子を示す模式図であり、(b)はボビンから配線導体を引き出した直後に、配線導体を伸ばした状態においても歪みが繰り返し生じている様子を示す模式図である。 (a)はボビンの中心と第1プーリーの中心との距離が、ボビン本体の円筒部の円周分より小さい場合において、配線導体の歪みの状態を示す平面図であり、(b)はボビンの中心と第1プーリーの中心との距離が、ボビン本体の円筒部の円周分よりも大きい場合において、配線導体の歪みの状態を示す平面図である。 (a)は第1プーリーの中心と第2プーリーの中心との距離が、ボビン本体の円筒部の円周分C1の2倍よりも小さい場合において、配線導体の歪みの状態を示す平面図であり、(b)は第1プーリーの中心と第2プーリーの中心との距離が、ボビン本体の円筒部の円周分C1の2倍よりも大きい場合において、配線導体の歪みの状態を示す平面図である。 第1プーリーおよび第2プーリーの少なくとも一方の断面図であり、(a)は配線導体が接触する部位が平面状である場合の一例であり、(b)は配線導体が接触する部位が凹曲面状である場合の一例である。 第1プーリーと第2プーリーとの間に中間プーリーを設けた太陽電池モジュールの製造装置の一例を示した模式図である。 太陽電池パネルの積層状態を示した断面図である。
本発明に係る太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面は模式的に示したものであるので、各図における構成要素のサイズおよび位置関係等は適宜変更できる。
<太陽電池モジュールおよび太陽電池素子>
図1(a)、(b)に示すように、太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池素子2を有する太陽電池パネル3と、この太陽電池パネル3の外周部に配置されたフレーム4とを
有する。また、図1(a)に示すように、太陽電池モジュール1は、主として光を受ける表主面である第1面1aを有し、図1(b)に示すように、第1面1aの裏主面に相当する第2面1bを有する。そして、第2面1bは、後述する裏面材40に覆われており、裏面材40上には端子箱5等を有している。端子箱5には、太陽電池モジュール1によって発生した電力を外部回路に供給するための出力ケーブル6が接続されている。さらに太陽電池パネル3の内部では、複数の太陽電池素子2がインターコネクタ7および横方向配線8によって互いに電気的に接続されている。
図2〜4に示すように、太陽電池素子2は半導体基板10を有する。また、半導体基板10は、主として光が入射する一主面である第1主面10aと、その第1主面10aの裏主面側に相当する第2主面10bとを有する。
半導体基板10は、第1導電型(例えばp型)を有する第1半導体部10pと、第1半導体部10p上に設けられて、第1半導体部10pと逆の第2導電型(例えばn型)を示す第2半導体部10nとを有する。このような半導体基板10には、例えばボロンまたはガリウムなどのドーパント元素を含む第1導電型(例えばp型)の単結晶または多結晶のシリコン基板が用いられる。また、半導体基板10の厚みは、例えば100〜250μm程度であればよい。また、半導体基板の形状は、特に限定されるものではないが、1辺の長さが140〜200mm程度の正方形状または長方形状などの四角形状であればよい。
第2半導体部10nは、第1半導体部10pに対して逆の導電型を有する層であり、半導体基板10の第1主面10a側に設けられている。第1半導体部10pがp型の導電型を有する場合であれば、第2半導体部10nはn型の導電型を有するように形成される。n型の導電型を有する第2半導体部10nを形成する場合は、半導体基板10の第1主面10a側にリン等のドーパント元素を拡散させることによって形成できる。
半導体基板10の少なくとも第2主面10b側の略全面に、パッシベーション膜15を設けることが、太陽電池素子2の光電変換効率の向上のため望ましい。パッシベーション膜15は、半導体基板10の第2主面10b側において、少数キャリアの再結合を低減する効果を有する。パッシベーション膜15としては、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化チタンまたは酸化アルミニウムなどが使用できる。
パッシベーション膜15の厚みは、10〜200nm程度であり、ALD(Atomic Layer Deposition:原子層蒸着)法、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法、熱CVD法、蒸着法またはスパッタリング法などを用いて形成すればよい。また、パッシベーション膜15は、半導体基板10の第1主面10aおよび側面部に形成してもよい。
半導体基板10の第1主面10a表主面には、反射防止膜14が形成されてもよい。この反射防止膜14は、第1主面10aにおける光の反射率を低減させて、半導体基板10に吸収される光の量を増大させる。そして、光吸収によって生成する電子正孔対を増大させる役割を果たすことで太陽電池素子2の光電変換効率の向上に寄与する。反射防止膜14は、例えば、窒化シリコン膜、酸化チタン膜、酸化シリコン膜、もしくは酸化アルミニウム膜、またはそれらの積層膜からなる。反射防止膜14の厚みなどは、構成する材料によって適宜最適なものに設定すればよいが、例えば反射防止膜14の屈折率は1.8〜2.3程度、厚み30〜120nm程度が好ましい。また反射防止膜14を形成する場合、パッシベーション膜15上に設けてもよいし、反射防止膜14上にパッシベーション膜15を設けてもよい。
半導体基板10の第1主面10aから成る太陽電池素子2の受光面側に設けられる第1
電極は、第2半導体部10n上に反射防止膜14やパッシベーション膜15を貫通するように設けられている。第1電極は、接続電極11および集電電極12を有する。集電電極12の両端または一端部は、接続電極11に接続されている。また、太陽電池素子2の両側に、集電電極12の外側端部を結ぶように補助集電電極13を設けてもよい。
この接続電極11は帯状であり、後のモジュール製造工程において、インターコネクタが接続される。また、接続電極11は、第1方向(図2のY方向)に例えば2〜5本程度設けられ、1〜3mm程度の幅を有している。一方、集電電極12および補助集電電極13は、光発生キャリアを集電するものである。集電電極12は、その線幅が30〜200μm程度であり、接続電極11とほぼ直交するように、図2のX方向に沿って、互いに1〜3mm程度の間隔を空けて複数設けられている。また、補助集電電極13の線幅も30〜200μm程度であればよい。
接続電極11、集電電極12および補助集電電極13の厚みは、10〜40μm程度であり、銀(または銅もしくは銀銅合金)を主成分とする金属を含有している。これら電極は、例えば、上記金属、ガラスフリットおよび有機ビヒクルなどから成る電極用導電性ペーストを、スクリーン印刷等によって所望の形状に塗布した後、焼成することによって形成することができる。
半導体基板10の第2主面10bから成る太陽電池素子2の裏主面側に設けられる第2電極は、図2、3に示すように、バスバー電極17、横フィンガー電極18、補助バスバー電極19、縦フィンガー電極20を有し、これらがパッシベーション膜15を貫通するように設けられている。
バスバー電極17は例えば2〜5本の帯状であり、上述の接続電極11と対向するように、第2主面10b上の第1方向(図3のY方向)に延びる線上に配置される。なお、各々のバスバー電極17は、例えば不連続に設けられた形状でもよいし、図3に示すように、島状部17aおよび線状部17bから成る形状、または島状部17aのみから成る形状でもよい。
バスバー電極17が島状部17aおよび線状部17bを含む場合、島状部17aは、線状部17bから第2方向(X方向)に突出するように、互いに離れた位置に5〜20個程度設けられる。この島状部17aに、後のモジュール製造工程において、帯状のインターコネクタが接続される。よって、線状部17bは、島状部17aを互いに接続する状態になる。このため、仮に島状部17aのどれか1つにおいて、インターコネクタとの接続が不十分になった場合でも、太陽電池モジュールの抵抗成分の低下を抑制することができる。
バスバー電極17が島状部17aと線状部17bを含む場合、島状部17aの大きさは幅方向(X方向)が3〜10mm程度、縦方向(Y方向)が1〜5mm程度であればよい。また、線状部17bは、幅方向(X方向)が1〜3mm程度である。このようなバスバー電極17(島状部17aと線状部17b)の厚みは2〜15μm程度である。さらに、バスバー電極17は、銀(または銅もしくは銀銅合金)を主成分とし、ガラスフリットおよび有機ビヒクルなどから成る電極用導電性ペーストを、スクリーン印刷等によって所望の形状に塗布した後、焼成することによって形成できる。
また、バスバー電極17はハンダによるハンダ付けが可能な材質から成ることが望ましい。太陽電池モジュールの製造工程において、インターコネクタ7をハンダによって直接バスバー電極17にハンダ付けすることが可能になり、低抵抗な接続を容易に行うことができる。ここで、ハンダとは、例えば、主として錫(Sn)および鉛(Pb)から成るも
のであり、例えば錫が60〜63質量%で残部が実質的に鉛から成る共晶ハンダである。さらに、ハンダとして、実質的に鉛を含まない、錫が90〜97質量%で残部が銀(Ag)または銅(Cu)などから成るハンダ、錫を主成分として亜鉛(Zn)、ビスマス(Bi)またはインジウム(In)を含むハンダなども使用可能である。
このようなバスバー電極17は銀を主として含むことが望ましい。バスバー電極17が銀を主として含むことによって、焼成時の酸化を抑制することができる。これによりインターコネクタ7との良好なハンダ付け状態を得ることができる。
横フィンガー電極18および縦フィンガー電極20は、共に光発生キャリアを集電するものである。横フィンガー電極18は、第1方向(Y方向)と直交する第2方向(X方向)に延びて配置されている。横フィンガー電極18は、その線幅が100〜500μm程度であり、その厚みが15〜40μm程度である。また、横フィンガー電極18は互いに1〜6mm程度の間隔を空けて複数設けられている。横フィンガー電極18の両端または一端部は、補助バスバー電極19に接続されている。また、太陽電池素子2の両側にある横フィンガー電極18は、その外側端部を結ぶように縦フィンガー電極20が設けられている。この縦フィンガー電極20は、100〜300μm程度の線幅であり、その厚みは15〜40μm程度である。また、縦フィンガー電極20は第1方向(Y方向)に沿って設けられる。横フィンガー電極18および縦フィンガー電極20は、アルミニウムを主成分とし、ガラスフリットや有機ビヒクルなどから成る電極用導電性ペーストを、スクリーン印刷等によって所望の形状に塗布した後、焼成することによって形成することができる。このように、横フィンガー電極18および縦フィンガー電極20が同じ材質からなることによって、これら電極をスクリーン印刷法などで同時に形成することができ、工程の簡略化が可能となる。
補助バスバー電極19は、バスバー電極17に沿って第1方向(Y方向)に延びるように、バスバー電極17の幅方向の両側に0.5〜3mm程度の線幅を有する。補助バスバー電極19は、30〜60μm程度の厚みで帯状に設けられる。補助バスバー電極19は、横フィンガー電極18を接続するものである。補助バスバー電極19は、さらにバスバー電極17の島状部17aの幅方向の両端部において積重することによって、バスバー電極17にも接続されている。これにより、補助バスバー電極19は、横フィンガー電極18と縦フィンガー電極20によって集電された光発生キャリアをさらに集合させ、それらをバスバー電極17に伝えることができる。補助バスバー電極19を設けることによって、バスバー電極17の島状部17aにも無駄なく光発生キャリアを伝えることができる。さらに、補助バスバー電極19を設けることによって、バスバー電極17を帯状にする形成する必要が無くなり、銀の使用量を削減することができて、太陽電池素子2のコスト削減ができる。
補助バスバー電極19は、横フィンガー電極18と同じ材質から成るものとすることによって、工程の簡略化を図ることができる。補助バスバー電極19は、アルミニウムを主成分とし、ガラスフリットや有機ビヒクルなどから成る電極用導電性ペーストを、横フィンガー電極18および縦フィンガー電極20の形成時に、これらと同様にして塗布した後、焼成することによって形成することができる。
横フィンガー電極18、補助バスバー電極19および縦フィンガー電極20がアルミニウムを主成分としてとして含むことによって、これらの形成部分における基板2内部にアルミニウムが高濃度に拡散したBSF層16が同時に形成される。
<太陽電池素子同士の接続>
複数の太陽電池素子2は、図5(a)(b)に示すように、インターコネクタ7によっ
て互いに電気的に接続されている。このインターコネクタ7は、例えば、厚さが0.1〜0.3mm程度の銅またはアルミニウムなどから成る帯状の金属箔で、金属箔には、表面にハンダがコーティングされている。ハンダは、メッキまたはディピング等によって、例えば、10〜50μm程度の厚みになるように設けられる。インターコネクタ7の幅は、接続電極11の幅と同等または接続電極11の幅よりも小さくすればよい。このようなインターコネクタ7によれば、太陽電池素子2の受光を妨げにくくできる。また、インターコネクタ7は、接続電極11およびバスバー電極17の略全面に接続してもよい。これにより、太陽電池素子2の電気抵抗成分を小さくできる。ここで、インターコネクタ7を用いて150〜160mm角程度の2つの太陽電池素子2同士を接続する場合、インターコネクタ7の幅は1〜3mm程度、厚さは0.1〜0.4mm程度、長さは260〜300mm程度であればよい。
1つの太陽電池素子2に接続されるインターコネクタ7において、一方のインターコネクタ7aは、図5(a)に示すように、太陽電池素子2の受光面の接続電極11にハンダ付けされている。また、他方のインターコネクタ7bは、太陽電池素子2の裏主面のバスバー電極17にハンダ付けされている。
また、図5(b)に示すように、隣り合う太陽電池素子2S、2Tは、太陽電池素子2Sの受光面2aの接続電極11に接続したインターコネクタ7の他端部を太陽電池素子2Tの裏主面のバスバー電極17にハンダ付けされることによって接続される。このような接続を複数(例えば5〜10個程度)の太陽電池素子2に対して繰り返すことによって、複数の太陽電池素子2が直線状に直列接続されてなる太陽電池ストリングが形成される。
次に、この太陽電池ストリングを複数(例えば2〜10本程度)用意して、1〜10mm程度の所定間隔を空けて略平行に整列させて、太陽電池ストリングの各端部の太陽電池素子2同士を横方向配線8にてハンダ付けなどで接続する。また、両端側の太陽電池ストリングの横方向配線8が接続されていない太陽電池素子2には、端子箱5に導入される外部導出配線9を接続する。
<太陽電池モジュールの製造装置>
図6に、線状の配線導体34を切断して得たインターコネクタ7を用いて複数の太陽電池素子2同士を電気的に接続する太陽電池モジュールの製造装置16の部分を示す。
図6に示すように、製造装置16は、配線導体34が外周部に巻かれたボビン21と、ボビン21から供給されて進行する配線導体34を第1方向に曲げる第1プーリー22と、第1プーリー22を通過して進行する配線導体34を前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2プーリー23と、を備えている。
また、ボビン21、第1プーリー22および第2プーリー23が下記の式1、式2および式3を満足する。
C1 ≦ D1 ・・・ (式1)
2×C1 ≦ D2 ・・・ (式2)
D1 ≦ D2 ・・・ (式3)
(ただし、C1:ボビンの外周部の最短外周長さ、D1:ボビンの回転中心と第1プーリー22の回転中心との距離、D2:第1プーリー22の回転中心と第2プーリー23の回転中心との距離)。
本実施形態では、上記製造装置16を用いて、配線導体供給工程、第1曲げ工程および第2曲げ工程を経てインターコネクタ7が作製される。ここで、配線導体供給工程では、配線導体34が巻かれたボビン21から配線導体34を供給する。また、第1曲げ工程で
は、ボビン21から供給されて進行する配線導体34を、第1プーリー22を用いて第1方向に曲げる。また、第2曲げ工程では、第1プーリー22を通過して進行する前記配線導体34を、第2プーリー23を用いて前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる。
ここで、ボビン21は、本体21hに配線導体34が巻き取られたものである。本体21hは樹脂製とすることができる。また、例えば図7に示すように、ボビン21は、円筒部21a、つば部21b、貫通部21cから成る。円筒部21aは、直径(図6、図7に示すd)が5〜15cm程度であり、長さeが約5〜15cm程度の円柱形状である。円筒部21aに配線導体34が巻き取られている。本体21hの両端部には巻き取られた配線導体34が脱落しないように、つば部21aが設けられている。さらに、本体21hの中心を貫くように、断面が円形状の貫通部21cが設けられている。この本体21hには、配線導体34が連続して3〜18kg程度巻き取られている。なお、配線導体34は、インターコネクタ7と同様に、例えば銅などの金属材料の表面を10〜50μm程度の厚みのハンダで覆っている。配線導体34は、幅が1〜3mm、厚さが0.1〜0.4mmのものを用いることができる。
ボビン21の貫通部21cは中空となっており、太陽電池モジュールの製造装置16の回転シャフトに嵌め込まれている。例えば、回転シャフトがタイマーなどで、一定時間毎に一定角度回転することによって、ボビン21が一定時間毎にインターコネクタ7の長さ分だけ、回転するようになっている。このボビン21の回転と、後述の引張手段29が配線導体34を一定長さずつ引っ張ることとが協働する。これにより、配線導体34がボビン21から引き出されて所定方向へ送り出される。このとき、ボビン21の回転時間と引張手段29の引張距離とは、作製するインターコネクタ7の長さに応じて適宜選択すればよい。
本実施形態において、まず、配線導体34は、ボビン21から斜め上方に設けられた第1プーリー22を通り、さらに第1曲げ工程として第1プーリー22によって進行方向がほぼ水平方向に曲げられて、ボビン21の第1プーリー22とは反対側の斜め上方に設けられた第2プーリー23を通り、第2曲げ工程として進行方向が再度ほぼ直角に下方向に曲げられる。
ここで、ボビン21の回転中心と第1プーリー22の回転中心との距離D1は、例えば50〜150cmであり、ボビン21の本体21hの円筒部21aの円周と同等かそれよりも長い。また、第1プーリー22の回転中心と第2プーリー23の回転中心との距離D2は、例えば、60〜200cmであり、ボビン21の本体21hの円筒部21aの円周の2倍と同等か、それよりも長い。ただし、D1≦D2とする。
配線導体34は、ボビン21から引き出した初期の状態では、図8(a)に示すように、ボビン本体21hの円筒部21aの一周分C1毎に円状になる。このように、ボビン21から引き出した配線導体34の初期状態では、例えばらせん状の巻き癖を持っている。さらに、配線導体34は、製造工程でかかる不均一な荷重、ハンダの不均一な厚みなど、種々の理由によって、上下方向および左右方向に蛇行、歪み等を有している。
ここで左右方向の歪みを見ると、配線導体34は、ボビン21の円筒部21aに少し筒ずつずらすことで、長さ方向に往復するよう巻き取られている。このため、配線導体34が円筒部21aの一周分での歪みは、このずらされた分の歪みが生じることとなる。配線導体34を平面視した場合、配線導体34を伸ばした状態においても、図8(b)に示すようにほぼ円筒部21aの一周分C1毎での周期的な歪みを生じている。
図9(a)に示すように、ボビン21の回転中心と第1プーリー22の回転中心との距
離D1が、ボビン21の円筒部21aの円周分C1よりも小さい場合、ボビン21から引き出した初期の状態の破線で図示した配線導体34aの周期的な歪みが、張力が掛かった状態の実線で図示した配線導体34bになっても矯正されない。このため、配線導体34は上記の張力の影響で左右方向に山状の歪みが残ることとなる。
これに対し、図9(b)に示すように、ボビン21の回転中心と第1プーリー22の回転中心との距離D1が、ボビン21の円周分C1以上であると、ボビン21から引き出した初期の状態の破線で図示した配線導体34aの周期的な歪みが、張力が係った状態の実線で図示した配線導体34bになると、円周分C1の間が直線状となる。これにより、張力の影響で左右方向の歪みは矯正されることなる。
これにより、円周分C1内の歪みは矯正できるが、円周分C1(またはD1)毎の歪みを矯正することが必要である。このため、次に第1プーリー22の回転中心と第2プーリー23の回転中心との距離D2は、ボビン21の円筒部21aの円周分C1(またはD1)の2倍より大きくする。図10(a)に示すように、第1プーリー22の回転中心と第2プーリー23の回転中心との距離D2が、ボビン21の円筒部21aの円周分C1(またはD1)の2倍より小さい場合、円周分C1(またはD1)毎の歪みは残存する。しかし、図10(b)に示すように、円筒部21aの円周分C1の2倍以上に大きくした場合、2つのプーリー間に、2倍の円周分C1毎の歪みが入る。このため、歪みが矯正されて、ボビン21から供給される配線導体34の左右方向の歪みが、順次矯正されることとなる。
また、本実施形態では、第2プーリー23を通過して進行する配線導体34を上記第2方向とは異なる第3方向に曲げる第3プーリー24をさらに備えているとよい。具体的には、配線導体34は第3プーリー24へ第2プーリー23の上方向から下方向に送られる。さらに、第3曲げ工程として第3プーリー24によって、配線導体34の進行方向が再度斜め上方に曲げられて、配線導体34は第4プーリー25へ送られる。第3プーリー24は、上下方向に可動の動滑車である。すなわち、固定されているボビン12の回転中心、第1プーリー22の回転中心、および第2プーリー23の回転中心に対し、第3プーリー24の回転中心は例えば上下方向に可動である。このような機構によって、配線導体34がボビン12から引き出されるたびに、第3プーリー24は配線導体34の張力で持ち上げられて、上方向へ移動する。これにより、ボビン21から配線導体34が引き出された際の張力は、第3プーリー24の上方向の運動に転化され、ボビン21に直接加わりにくくなり、ボビン21が惰性で回転しにくくなる。従って、一定の張力で配線導体34が引き出され、ボビン21から引き出されている部分の配線導体34にも一定の張力がかかりやすくなる。配線導体34が引き出された後、第3プーリー24は自重によって落下し、元の状態に戻る。このように、第3プーリー24の自重は、張力として配線導体34にかかることになる。
第3プーリー24が、上下方向に可動であるのに対して、第4プーリー25の回転中心は、ボビン12の回転中心に対する位置が固定されている。このことから、配線導体34が、第3プーリー24と第4プーリー25との間で直線状に引っ張られた状態となり、第4プーリー25は、第3プーリー24と協働して配線導体34に一定の張力を加えることができる。そして、配線導体34の上下方向の歪みも矯正することができる。このとき、第3プーリー24が上下方向に動くことによって、配線導体34に加わる張力の大きさは、配線導体34が塑性変形を生じる以上の張力であることが必要である。これにより、矯正された歪みが元に戻ることが無くなる。塑性変形を生じる以上の張力は、作製されたインターコネクタ7の状態を観察して決定すればよいが、例えば1〜5N程度であり、第3プーリー24に錘などを加えることで調整すればよい。
また、第1プーリー22および第2プーリー23のうち少なくとも1つが、配線導体34が接触する凹曲面を有していてもよい。または、第1プーリー22、第2プーリー23および第3プーリー24のうち少なくとも1つが、配線導体34が接触する凹曲面を有していてもよい。つまり、本実施形態に係る第1〜3プーリーのいずれかであるプーリーPは、図11(a)(b)に示すように、円柱形状の中央部30と中央部30の両側に設けられる円盤形状の側面部31から成る。そしてプーリーPは、回転中心には回転シャフトが取り付けられるように貫通孔が設けられていて、自由に回転できるようになっている。プーリーPは例えば樹脂製でよく、側面部31の直径は40〜100mm程度、中央部30の直径は10〜90mm程度、中央部30の厚み(幅)は1〜3mm程度、両側の側面部31を合わせたプーリーPの総厚は3〜8mm程度である。また、側面部31の外周端部から中央部30の外周部32までの深さGは、1〜15mm程度である。さらに、中央部30の外周部32の断面形状は、図11(a)に示すように平面状でもよいが、図11(b)に示すように凹曲面状のものが望ましい。これは、図11(a)のように外周部32の断面形状が平らなものでは、側面部31と中央部30とのなす角度が90°程度になり、配線導体34がこの部分に当接すると、折くせおよびその他の歪みを生じる場合がある。一方、図11(b)のように外周部32の断面形状を凹曲面状にすることによって、角が無くなり、配線導体34に歪みが生じることが無い。
また、本実施形態では、第1プーリー22および第2プーリー23が、この順で配線導体34が通過する部位の幅が小さくなっているとよい。または、第1プーリー22、第2プーリー23および第3プーリー24が、この順で配線導体34が通過する部位の幅が小さくなっているとよい。つまり、プーリーPの中央部30の厚みは、第1プーリー22、第2プーリー23、第3プーリー24、第4プーリー25、第5プーリー26と進むに従い、徐々に小さく(狭く)なることが望ましい。例えば、第1プーリー22〜第5プーリー26において、これらの中央部30の厚みを2.7mm、2.4mm、2.1mm、1.8mm、1.5mm程度に、0.2〜0.7mm程度ずつ小さくするようにする。これにより、配線導体34が、プーリーPの側面部31に当たり、折くせおよびその他の歪みを生じることがなく、歪みの矯正の効果をさらに確実にすることができる。
また、本実施形態では、第1プーリー22と第2プーリー23との間に配線導体34を前記第1方向に通過させる中間プーリーを設けてもよい。例えば、図12に示すように、第1プーリー22と第2プーリー23の間に中間プーリー33a、33b、33cを設けることが望ましい。これにより、左右方向の歪みの矯正の効果をより確実にすることができる。
配線導体34の切断によるインターコネクタ7の作製は、次のように行われる。
図6に示す固定手段27は、それぞれ樹脂製の直方体で作製された上部分と下部分から成り、上部分(または下部分、または上部分と下部分の両方)は、モーターまたはエアーシリンダーなどによって、上下方向に可動するように作製されており、これにより、配線導体34を上下方向から挟持して固定することができる。切断手段28は、上部分である切断刃と下部分である切断用台とからなる。切断刃がモーターまたはエアーシリンダーなどによって上下方向に可動することで、配線導体34を切断する。引張手段29は、それぞれ樹脂製の直方体で作製された上部分と下部分から成る。この上部分(または下部分、または上部分と下部分の両方)は、モーターまたはエアーシリンダーなどによって上下方向に可動する。さらに、モーター等で横方向に駆動可能であり、配線導体34を把持して引き出し方向(+Y方向)に引き出すことができるものである。
まず、引張手段29で、配線導体34の端部を上下方向から挟持するように固定するともに、固定手段27および切断手段28を配線導体34から離すように開放した状態で、
引張手段29を引き出し方向(図6の矢印方向)に移動させる。これにより、配線導体34が引き出される。この時、配線導体34の引き出された長さが、インターコネクタ7の長さとなるように、引張手段18を引き出し方向に移動させる。
次に、配線導体34を固定手段27上下方向から挟持するように固定することで、固定手段27と引張手段29とで引っ張った状態で固定しつつ、切断手段28で配線導体11を切断し、インターコネクタ7を形成する。このような一連の動作を繰り返すことによって、順次、インターコネクタ7を形成することができる。
作製されたインターコネクタ7は、ハンダごて、熱風の吹き付けまたはレーザー照射などによって、太陽電池素子2の電極に接続される。
インターコネクタ7によって接続された複数の太陽電池素子2を、透光性基板37、表面側充填材38、裏面側充填材39および裏面材40を準備する。透光性基板37としては、ガラスやポリカーボネート樹脂などからなる基板が用いられる。ここでガラスとしては、例えば白板強化ガラス、倍強化ガラスまたは熱線反射ガラスなどが用いられる。また、樹脂であれば、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂が用いられる。透光性基板37は、白板強化ガラスであれば、厚さ3〜5mm程度であればよい。
表面側充填材38および裏面側充填材39は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)またはポリビニルブチラール(PVB)から成り、Tダイと押し出し機とによって、厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形されたものが用いられる。これらはラミネート装置によって減圧下にて加熱加圧を行うことで、軟化、融着して他の部材と一体化する。
裏面材40は、外部からの水分の浸入を低減する役割を有する。この裏面材40は、例えば、アルミ箔を挟持した耐候性を有するフッ素系樹脂シート、アルミナまたはシリカを蒸着したポリエチレンテレフタレート(PET)シート等が用いられる。裏面材40は、太陽電池モジュール1の第2面1b側からの光入射を発電に用いる場合は、ガラスまたはポリカーボネート樹脂等を用いてもよい。
次に、図13に示すように、透光性基板37上に表面側充填材38を配置した後、接続した太陽電池素子2、裏面側充填材39および裏面材40等を順次積層して積層体35を作製する。
次いで、この積層体35をラミネート装置にセットし、減圧下にて加圧しながら100〜200℃で、例えば15分〜1時間程度加熱することによって、太陽電池パネル3を作製できる。
最後に、太陽電池パネル3の外周部にフレーム4を、第2面1b側に端子箱5を必要に応じてそれぞれ取り付けることで、図1に示す太陽電池モジュール1が完成する。
このような太陽電池モジュール1においては、インターコネクタ7に屈曲および歪みが低減されている。このため、太陽電池素子1の電極に接続された場合、接続される面積が小さくなることが無く、接続強度の低下が抑制される。ひいては、完成した太陽電池モジュールの信頼性を向上させることができて、さらにインターコネクタ7が太陽電池素子1の電極の外側にはみ出すことを抑制できるため、太陽電池モジュールの高い発電効率を維持できる。
1:太陽電池モジュール
1a:第1面
1b:第2面
2:太陽電池素子
3:太陽電池パネル
4:フレーム
5:端子箱
6:出力ケーブル
7:インターコネクタ
8:横方向配線
9:外部導出配線
10:半導体基板
10a:第1主面
10b:第2主面
10p:第1半導体部
10n:第2半導体部
11:接続電極
12:集電電極
13:補助集電電極
14:反射防止膜
15:パッシベーション膜
16:太陽電池モジュールの製造装置
17:バスバー電極
17a:島状部
17b:線状部
18:横フィンガー電極
19:補助バスバー電極
20:縦フィンガー電極
21:ボビン
21h:本体
21a:円筒部
21b:つば部
21c:貫通部
22:第1プーリー
23:第2プーリー
24:第3プーリー
25:第4プーリー
26:第5プーリー
27:固定手段
28:切断手段
29:引張手段
30:プーリーの中央部
31:プーリーの側面部
32:中央部の外周部
33a、33b、33c:中間プーリー
34:配線導体
35:積層体
37:透光性基板
38:表面側充填材
39:裏面側充填材
40:裏面材
P:プーリー

Claims (10)

  1. 線状の配線導体を切断して得たインターコネクタを用いて複数の太陽電池素子同士を電気的に接続する、太陽電池モジュールの製造装置であって、
    前記配線導体が外周部に巻かれたボビンと、
    該ボビンから供給されて進行する前記配線導体を第1方向に曲げる第1プーリーと、
    該第1プーリーを通過して進行する前記配線導体を前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2プーリーと、を備えているとともに、
    前記ボビン、前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが下記の式1、式2および式3を満足する、太陽電池モジュールの製造装置。
    C1 ≦ D1 ・・・ (式1)
    2×C1 ≦ D2 ・・・ (式2)
    D1 ≦ D2 ・・・ (式3)
    (ただし、C1:ボビンの外周部の最短外周長さ、D1:ボビンの回転中心と第1プーリーの回転中心との距離、D2:第1プーリーの回転中心と第2プーリーの回転中心との距離)
  2. 前記第2プーリーを通過して進行する前記配線導体を前記第2方向とは異なる第3方向に曲げる第3プーリーをさらに備えている、請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  3. 前記第1プーリーおよび前記第2プーリーのうち少なくとも1つが、前記配線導体が接触する凹曲面を有している、請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  4. 前記第1プーリー、前記第2プーリーおよび前記第3プーリーのうち少なくとも1つが、前記配線導体が接触する凹曲面を有している、請求項2に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  5. 前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが、この順で前記配線導体が通過する部位の幅が小さくなっている、請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  6. 前記第1プーリー、前記第2プーリーおよび前記第3プーリーが、この順で前記配線導体が通過する部位の幅が小さくなっている、請求項2または4に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  7. 前記第1プーリーと前記第2プーリーとの間に前記配線導体を前記第1方向に通過させる中間プーリーを設けた、請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  8. 線状の配線導体を切断して得たインターコネクタを用いて複数の太陽電池素子同士を電気的に接続する、請求項1乃至7にいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造装置を用いた、太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記配線導体が巻かれたボビンから前記配線導体を供給する配線導体供給工程と、
    前記ボビンから供給されて進行する前記配線導体を、第1プーリーを用いて第1方向に曲げる第1曲げ工程と、
    前記第1プーリーを通過して進行する前記配線導体を、第2プーリーを用いて前記第1方向とは異なる第2方向に曲げる第2曲げ工程と、を有する太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 前記第2プーリーを通過して進行する前記配線導体を、第3プーリーを用いて前記第2方向とは異なる第3方向に曲げる第3曲げ工程をさらに有する、請求項8に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  10. 前記第3曲げ工程において、前記第2プーリーと前記第3プーリーとの間に、前記配線導体に塑性変形を生じさせる張力を加える、請求項9に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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