JP2016120171A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】着座体の座領域の前後に着座者の脚部を載せ置く領域と背部を支持する領域を有する椅子において、電源プラグの脱着作業性に優れ、防盗性の面においても有利な椅子を提供する。
【解決手段】床面に起立する支持構造体10と、着座者が身体を載せる着座体20と、電源プラグの差込口34aを有する側部構造体30と、を備える。側部構造体30の差込口34aは、側面視で、着座体20の膝上支持領域A2の上面よりも上方で、なおかつ、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3との境界部Pよりも後方となる位置に配置する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、公共施設の待合室等で用いられる椅子に関するものである。
空港ロビー等の公共施設の待合室等で用いられる椅子として、床面上に設置された略水平に延出する支持杆に、座を有する椅子本体と、電源プラグの差込口を有する給電ブロックが設置されたものが知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載の椅子は、電源プラグの差込口を有する給電ブロックが椅子本体の座の側部下方位置で支持杆に取り付けられ、電源プラグの差込口がその給電ブロックの前面に前方側に開口して設けられている。給電ブロックから引き出された電源配線は床下の電力供給ケーブルに接続されている。
この特許文献1に記載の椅子においては、電源プラグの差込口が座の側部下方で椅子の前方側に開口しているため、足裏を床面に着けて座に着座した着座者は、着座状態から僅かに前下方に屈むだけで、差込口に電源プラグを差し込で電源利用機器を使用することができる。
一方、より長時間の着座に堪え得るように、座領域の前後に脚支持領域と背支持領域が連続して設けられた椅子が知られている(特許文献2参照)。
特許文献2に記載の椅子は、床面に起立する支持構造体の上部に着座者の身体を載せる着座体が設置され、着座体の座領域の前部には、上面側で着座者の脚部を支持する脚支持領域が設けられ、座領域の後部には、前面側で着座者の背部を支持する背支持領域が設けられている。脚支持領域は、着座者の膝上部分を支持する膝上支持領域と、着座者の膝下部分を支持する膝下支持領域とから成り、膝上支持領域は、座領域の前部から前方に向かって略水平に延出し、膝下支持領域は、膝上支持領域の前部から前下方に向かって傾斜して延出している。また、背支持領域は、座領域の後部から後上方側に向かって延出している。
この特許文献2に記載の椅子においては、着座者が脚部のほぼ全体を脚支持領域上に預け載せ、リラックスした状態で着座することができる。
米国特許第6683394号明細書 特開2001−269377号公報
現在、空港ロビー等の公共施設の待合室等で用いられる椅子においても、着座者の上半身と下半身を着座体にゆったりと載せ置くことができる特許文献2に記載のようなタイプの椅子が望まれている。また、このようなタイプの椅子とした場合にも、電源プラグの差込口が着座位置の近くに備わっていることが望ましい。
しかし、特許文献2に記載のようなタイプの椅子において、電源プラグの差込口を着座体の座領域の側部下方に設置すると、電源プラグの脱着の際に、着座者の足裏が床面上に着かない不安定な状態で着座者が前下方に大きく屈み込まなければならない。このため、電源プラグの脱着を容易に行うことができない。
また、特許文献2に記載のようなタイプの椅子において、電源プラグの差込口を着座体の座領域の側部下方に設置した場合、着座体上にリラックスして体を預けている着座者の頭部から視線の届きにくい位置に電源プラグの差込口が位置されることになるため、防盗性の面においても不利となる。
そこでこの発明は、着座体の座領域の前後に着座者の脚部を載せ置く領域と背部を支持する領域を有する椅子において、電源プラグの脱着作業性に優れ、防盗性の面においても有利な椅子を提供しようとするものである。
この発明に係る椅子は、上記課題を解決するために、床面に起立する支持構造体と、着座者が身体を載せる着座体と、電源プラグの差込口を有する側部構造体と、を備え、前記着座体が、前記支持構造体に支持され上面側で着座者の臀部を支持する座領域と、該座領域の前方に位置して、上面側で着座者の脚部の膝上部分を支持する膝上支持領域と、該膝上支持領域の前部から前下方に向かって延出して、上面側で着座者の脚部の膝下部分を支持する膝下支持領域と、前記座領域の後部から後上方側に向かって延出して、前面側で着座者の背部を支持する背支持領域と、を有し、前記側部構造体の前記差込口は、側面視で、前記着座体の前記膝上支持領域の上面よりも上方で、なおかつ、前記膝上支持領域と前記膝下支持領域との境界部よりも後方となる位置に配置されるようにした。
これにより、着座体に身体を載せ置いた着座者は、背支持領域の近傍に位置する肩部を中心として腕を前方に伸ばすことにより、膝上支持領域の上面よりも上方で、かつ、膝上支持領域と膝下支持領域との境界部よりも後方に位置される差込口に対して容易にアクセスすることができる。したがって、差込口に対して電源利用機器の電源プラグを比較的容易に脱着することができる。また、差込口が、膝上支持領域の上に載せ置かれた着座者の膝上部の近傍、または、座領域上に載せ置かれた着座者の腰部の近傍に位置されることになるため、着座者以外の第三者が差込口に装着されている電源プラグに触れようとしたときに、その第三者が着座者の視線に入り易くなる。したがって、防盗性の面においても有利となる。
前記膝上支持領域は、前記座領域の前部から前上方側に向かって延出するようにしても良い。
この場合、着座者が着座姿勢のまま自身の膝部を比較的容易に左右に動かすことができる。このため、差込口が着座者の膝が動く位置に近接して配置されていることになり、悪意を持った第三者が差込口に近づこうとするときに心理的な負担となる。したがって、この構造を採用することによってより防盗性を高めることができる。
前記差込口は、前記側部構造体に前方側に向いて設けられていることが望ましい。
この場合、電源プラグの差込口が着座者の上体から離間する方向に向くことになるため、着座者が着座体上で仮眠しているとき等に、着座者の腕先や足が差込口に近接しにくくなる。
前記側部構造体は、側面視で、前記着座体の前記背支持領域の側部に達する前後長に形成されるようにしても良い。
この場合、側部構造体と着座体の背面支持領域や座領域との間に物や身体の一部が入り込むスペースができにくくなり、使い勝手が良好となる。また、背面支持領域に上半身を凭れた着座者の上体と、電源プラグの差込口の間に側部構造体の側壁部分が介在されることになるため、着座者の腕先や足が誤って差込口の近傍に触れることがなくなる。
前記側部構造体の上面は、前後方向に連続する物品載置面とされるようにしても良い。
この場合、側部構造体の上面を、物品を載置するのに利用することができる。このとき、側部構造体の上面に載せ置いた物品から水滴等が流れ落ちることがあっても、電源プラグの差込口が側部構造体に前方側に向いて設けられているため、差込口に水滴が流入するのを防止することができる。
前記物品載置面の前端部は、前記差込口よりも前方に位置されるようにしても良い。
この場合、物品載置面上から水滴が滴下することがあっても、物品載置面の前端部が差込口よりも前方に位置されていることから、水滴が電源プラグの差込口に直接流入するのを防止することができる。
この発明によれば、側部構造体の電源プラグの差込口が、側面視で、着座体の膝上支持領域の上面よりも上方で、なおかつ、膝上支持領域と膝下支持領域との境界部よりも後方となる位置に配置されているため、着座体の座領域の前後に着座者の脚部を載せ置く領域と背部を支持する領域を有する椅子でありながら、着座者が差込口に対する電源プラグの脱着作業を容易に行うことができ、しかも、防盗性の面においても有利となる。
この発明の一実施形態に係る椅子の斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の左側面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の分解斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の支持構造体の左側面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の支持構造体の上面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の支持構造体の前面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の支持構造体と側部構造体の一部の斜視図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、着座者が正規姿勢で椅子に着座した状態において、着座者の頭部が前方を向く向きを「前」と呼び、それと逆側を「後」と呼ぶものとする。また、上下と左右については、特別に断らない限り、着座者が椅子に正規姿勢で着座したときの着座者を中心とした向きと同一とする。また、図面において、矢印FRは前方を指し、矢印UPと矢印LHは、それぞれ上方と左側方を指すものとする。
図1,図2は、この実施形態に係る椅子1の全体構成を示す図である。
この実施形態に係る椅子1は、空港の待合室等で用いられる椅子であり、床面に起立する支持構造体10と、支持構造体10の上部に支持され着座者が身体を載せる着座体20と、着座体20の右側部に支持される側部構造体30と、を備えている。
着座体20は、図2に示すように、着座者の臀部を支持する座領域A1と、着座者の脚部を支持する膝上支持領域A2および膝下支持領域A3と、着座者の背部を支持する背支持領域A4と、を有している。座領域A1は、前後方向の略中央の上面側が前後方向で緩やかに凹状に湾曲しており、その上面で着座者の臀部を支持する。膝上支持領域A2は、座領域A1の前部から前上方側に向かって傾斜して延出し、膝下支持領域A3は、膝上支持領域A2の前部から前下方に向かって傾斜して延出している。膝上支持領域A2は、その上面側で着座者の脚部の膝上部分を支持し、膝下支持領域A3は、その上面側で着座者の脚部の膝下部分を支持する。また、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3の境界部P上には、着座者のほぼ膝裏部分が支持される。この実施形態の椅子1では、背支持領域A4の後端部から膝下支持領域A3の前端部に亘る全域が緩やかな曲面を描いて連続している。
なお、この実施形態の椅子1では、膝上支持領域A2が座領域A1の前部から前上方に傾斜して延出しているが、膝上支持領域A2は、座領域A1の前部から前方に向かって略水平に延出する形状であっても良い。また、この実施形態の椅子1の座領域A1は、上面が前後方向で凹状に湾曲して形成されているが、座領域A1は、略水平をなすように形成するようにしても良い。さらに、膝上支持領域A2が略水平をなす場合には、その膝上支持領域A2と連続して略水平をなすようにしても良い。
図3は、この実施形態に係る椅子1を分解して示した図である。
同図に示すように、着座体20は、支持構造体10に締結固定されるベース部材21と、接着シート22A,22Bを介してベース部材21の上面に結合されるクッション部材23A,23Bと、を備えている。ベース部材21は、背支持領域A4の後端部から膝下支持領域A3の前端部に亘る全域が肉厚の一枚の強度部材によって形成されている。ベース部材21を構成する強度部材としては、例えば、鋼板や木板等を採用することができる。ベース部材21に支持されたクッション部材23A,23Bの上面には、着座者の身体が載せ置かれる。
側部構造体30は、内部がほぼ中空の箱型フレーム31の上部に、上面が物品載置面32aとして機能する天板32が取り付けられ、箱型フレーム31の鉛直に垂立する前壁33に電源プラグの差込口34a,34aを有する電源接続ユニット34が取り付けられている。電源接続ユニット34からは、設備の電力源に接続される電源配線35が、箱型フレーム31内を通して引き出されている。箱型フレーム31の左右両側の側面は側板37,38によって閉塞されている。また、箱型フレーム31の着座体20側の側面には、側方に向かって突出する連結ブラケット36が延設されている。連結ブラケット36は、基端側が箱型フレーム31の内部に剛的に結合され、その結合部から側板37を貫通して外部に突出している。連結ブラケット36は、着座体20のベース部材21の座領域A1の下面にボルト締結によって固定される。
図4は、支持構造体10の左側面を示す図であり、図5は、支持構造体10の上面を示す図である。また、図6は、支持構造体10の前面を示す図である。
これらの図にも示すように、支持構造体10は、前部側で水平に左右に延出する前部支持杆11Fと、後部側で水平に左右に延出する後部支持杆11Rと、を有している。前部支持杆11Fの左右に離間した二位置には、一対の前方側支持脚12,12が前部斜め下方に向かって突設されている。後部支持杆11Rの左右に離間した位置には、一対の後方側支持脚13,13が後部斜め下方に向かって突設されている。前方側支持脚12と後方側支持脚13の下端は床面上に当接して、支持構造体10を床面上に支持させる。前方側支持脚12,12の上部は、前部支持杆11Fを介して着座体20のうちの膝上支持領域A2と膝下支持領域A3の境界部P付近を支持し、後方側支持脚13の上部は、後部支持杆11Rを介して着座体20のうちの背支持領域A4の背部を支持する。
支持構造体10は、さらに、左右同側に位置されている前方側支持脚12と後方側支持脚13を相互に連結する左右一対の連結杆14L,14R(連結部材)を有している。連結杆14L,14Rは、図5に示すように、上面視では、前後方向中央領域の両者の離間幅が、前後方向両端の両者の離間幅よりも狭まるように屈曲している。したがって、各連結杆14L,14Rは、前後方向中央領域が幅方向内側に凹となるように屈曲している。また、連結杆14L,14Rの前後方向中央領域は、左右に延出する平行な三本の補助連結杆15F,15C,15Rによって相互に連結されている。
また、左右の連結杆14L,14Rは、側面視では、図4に示すように着座体20の下面形状に略沿うように屈曲して形成されている。
前方側の補助連結杆15Fと中央の補助連結杆15Cには、着座体20の座領域A1の下面を支持する支持プレート39が溶接固定されている。支持プレート39の上部には、着座体20のベース部材21がボルト締結されるようになっている。なお、着座体20のベース部材21は、その前部側下面と後部側下面が前部支持杆11Fと後部支持杆11Rにも締結固定される。
また、中央の補助連結杆15Cと後方側の補助連結杆15Rには、長方形状の筒形断面の配線遮蔽部材50が下方に突出した状態で取り付けられている。配線遮蔽部材50は上方側に開口し、側部構造体30から引き出された電源配線35が、その開口を通して引き入れられるようになっている。配線遮蔽部材50の底壁には、電源配線35を床下の電源部に接続するための貫通孔51(図5参照)が形成されている。配線遮蔽部材50の底壁には、その下面が床面上に当接する高さ調整ボス52が設けられている。
なお、中央の補助連結杆15Cと後方側の補助連結杆15Rは、着座体20の座領域A1のうちの最も低い部分の下方に位置されている。したがって、配線遮蔽部材50は、着座体20の座領域A1の最も低い部分の下方位置において下方に向かって突出している。また、この実施形態の場合、配線遮蔽部材50は、上記のように下面が床面上に当接することで支持構造体10の一部としても機能する。このため、配線遮蔽部材50は、着座体20からの入力荷重に耐え得るように金属部材等によって高い剛性をもって作られている。
また、前方側の補助連結杆15Fと前部支持杆11Fの幅方向の中央領域同士は連結杆14C−1によって連結されている。同様に、後方側の補助連結杆15Rと後部支持杆11Rの幅方向の中央領域同士は連結杆14C−2によって連結されている。
ここで、側部構造体30の箱型フレーム31は、図2に示すように、前壁33の下端から後方に向かって下方傾斜する底壁40と、底壁40の後端部から後方に向かって上方傾斜する後壁41を有している。側部構造体30は、底壁40と後壁41の一部が着座体20の座領域A1の右側下方に位置に、後壁41の残余の一部が着座体20の背支持領域A2の右側後方に位置するように、着座体20に取り付けられている。
この状態において、側部構造体30の前壁33の差込口34aは、側面視で、着座体20の膝上支持領域A2の上面よりも上方で、なおかつ、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3との境界部Pよりも後方となる位置に配置されている。より具体的には、差込口34aは、側面視で着座体20の膝上支持領域A2の後部寄り上面よりも若干上方側となる位置に配置されている。
また、側部構造体30は、側面視で、着座体20の背支持領域A4の側部に達する前後長に形成されている。側部構造体30の天板32は、箱型フレーム31の上端部よりも一回り大きく形成されている。そして、天板32の物品載置面32aの前端部32a−Eは、前壁33の差込口34aよりも前方側に位置されている。
図7は、側部構造体30の連結ブラケット36の構造を詳細に示す図である。
同図にも示すように、連結ブラケット36は、側部構造体30の箱型フレーム31の内部から突出する前後一対の連結部材36a,36aと、前後の連結部材36a,36aの間に取り付けられ、箱型フレーム31から引き出された電源配線35を支持構造体10の幅方向中心側に案内するガイドプレート36bと、を備えている。ガイドプレート36bは、支持構造体10の幅方向に沿って延出する断面コ字状の案内溝36b−1を有している。案内溝36b−1は、上方側に向かって開口し、一対の連結部材36a,36aが着座体20の座領域A1の下面に締結固定された状態で、座領域A1の下面との間で電源配線35を案内する。
なお、この実施形態においては、連結ブラケット36が着座体20の座領域A1の下面に締結固定されることによって、側部構造体30が着座体20に支持されているが、側部構造体30は、支持構造体10に連結される構造であっても良い。また、側部構造体30が床面上に直接支持されるようにしても良い。
以上のように、この実施形態に係る椅子1においては、電源プラグの差込口34aが、側面視で、着座体20の膝上支持領域A2の上面よりも上方で、なおかつ、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3との境界部Pよりも後方となる位置に配置されている。このため、着座体20に身体を載せ置いた着座者は、背支持領域A4の近傍に位置する肩部を中心として腕を前方に伸ばすことにより、電源プラグの差込口34aに対して容易にアクセスすることができる。つまり、着座者は、脚を伸ばして椅子1に着座した姿勢のまま、使用する電源利用機器の電源プラグを、側部構造体30の差込口34aに対して容易に脱着することができる。
ここで、差込口34aがより後方の部位、例えば、着座体20における背支持領域A4の前面の近傍に位置している場合には、着座者は、電源プラグの脱着に際して狭い範囲で手首や腕を局所的に動かしたり、差込口34aが配置されている側と逆側の腕を動かしたりする作業を行わなければならない。こうした動作は着座者の肩や腕を疲労させる要因となるが、この実施形態に係る椅子1の場合、差込口34aが適度の前方に位置しているため、着座者は腕や肩をストレスなく動かすことができる。
また、差込口34aがより前方の部位、例えば、着座体20における膝上支持領域A2と膝下支持領域A3の境界部Pよりも前方に位置されている場合には、着座した着座者の手が差込口34aに届きにくくなる。したがって、この場合、着座者が着座体20から一度降りたり、着座体20の上面に起立して前方に移動するといった動作を行わなければならない。このような動作は着座者にとって面倒であるとともに、着座体20からの滑落の危険性もある。
また、特にこの実施形態においては、差込口34aが、側面視で着座体20の膝上支持領域A2の後部寄り上面よりも若干上方側となる位置に配置されているため、着座者が腕を自然に前方に伸ばした状態で、電源プラグを差込口34aに対して極めて容易に脱着することができる。
また、この実施形態に係る椅子1においては、電源プラグの差込口34aが、電源プラグの差込口34aが、側面視で、着座体20の膝上支持領域A2の上面よりも上方で、なおかつ、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3との境界部Pよりも後方となる位置に配置されているため、差込口34aが、膝上支持領域A2の上に載せ置かれた着座者の膝上部の近傍、または、座領域A1上に載せ置かれた着座者の腰部の近傍に位置されることになる。このため、悪意を持った第三者が差込口34aに装着されている電源プラグに触れようとしたときに、その第三者が着座者の視線に入り易くなる。したがって、この実施形態に係る椅子1の場合、防盗性の面においても有利となる。
この実施形態の椅子1の場合、着座体20の膝上支持領域A2が座領域A1の前部から前上方側に傾斜するように延出しているため、着座者が着座姿勢のまま自身の膝部を比較的容易に左右に動かすことができる。このため、差込口34aは、着座者の膝が動く位置に近接して配置されていることになるが、悪意を持った第三者は人が動いてくる可能性の高い部位には近づくことを好まない。したがって、この構造を採用することによってより防盗性を高めることができる。
さらに、この実施形態に係る椅子1においては、電源プラグの差込口34aが、側部構造体30の前面に前方側を向いて設けられているため、着座体20に正規姿勢で着座している着座者の頭部から離間する方向に向くことになる。このため、着座者が着座体20上で仮眠しているとき等に、着座者の腕先や足が差込口34aに近接しにくくなる。このため、安全面においても有利となる。
また、この実施形態に係る椅子1では、前面に差込口34aを有する側部構造体30が、側面視で、着座体20の背支持領域A4の側部に達する前後長に形成されている。このため、側部構造体30と着座体20の背面支持領域A4や座領域A1との間に物や身体の一部が入り込むスペースができにくい。したがって、椅子1の使用時に床面への物品の落下や、身体の一部の挟まり等が生じることがなく、着座者の使い勝手が良好になる。
さらに、この構造によれば、背面支持領域A4に上半身を凭れた着座者の上体と差込口34aの間に、側部構造体30の側板37部分が介在されることになるため、着座者の腕先や足が誤って差込口34aの近傍に触れることを未然に防止することができる。
また、この実施形態に係る椅子1では、着座体20の側部に配置される側部構造体30の上面が前後方向に連続する物品載置面32aとされている。このため、側部構造体30の上面を物品を載置したり書き物をするための台として利用することができる。この実施形態に係る椅子1の場合、側部構造体30の前面側に差込口34aが設けられ、上面が物品載置面32aとされているため、物品載置面32aに載せ置いた飲料容器等から水滴が流れ落ちることがあっても、差込口34aに水滴が流入するのを防止することができる。
特に、この実施形態の場合、物品載置面32aの前端部32a−Eが差込口34aよりも前方に位置されるように、側部構造体30の天板32が前壁33よりも前方に突出しているため、物品載置面32aの前端部32a−Eから水滴が滴下することがあっても、水滴が差込口34aに直接流入するのを未然に防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、差込口34aが側部構造体30の前壁33に設けられているが、差込口34aは、側面視で、着座体20の膝上支持領域A2の上面の上方で、なおかつ、膝上支持領域A2と膝下支持領域A3との境界部Pよりも後方となる位置であれば、側部構造体30の側板37や天板32の物品載置面32a上に設けるようにしても良い。
1 椅子
10 支持構造体
20 着座体
30 側部構造体
32a 物品載置面
32a−E 前端部
34a 差込口
A1 座領域
A2 膝上支持領域
A3 膝下支持領域
A4 背支持領域
P 境界部

Claims (6)

  1. 床面に起立する支持構造体と、
    着座者が身体を載せる着座体と、
    電源プラグの差込口を有する側部構造体と、を備え、
    前記着座体が、
    前記支持構造体に支持され上面側で着座者の臀部を支持する座領域と、
    該座領域の前方に位置して、上面側で着座者の脚部の膝上部分を支持する膝上支持領域と、
    該膝上支持領域の前部から前下方に向かって延出して、上面側で着座者の脚部の膝下部分を支持する膝下支持領域と、
    前記座領域の後部から後上方側に向かって延出して、前面側で着座者の背部を支持する背支持領域と、を有し、
    前記側部構造体の前記差込口は、側面視で、前記着座体の前記膝上支持領域の上面よりも上方で、なおかつ、前記膝上支持領域と前記膝下支持領域との境界部よりも後方となる位置に配置されていることを特徴とする椅子。
  2. 前記膝上支持領域は、前記座領域の前部から前上方側に向かって延出していることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記差込口は、前記側部構造体に前方側に向いて設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記側部構造体は、側面視で、前記着座体の前記背支持領域の側部に達する前後長に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の椅子。
  5. 前記側部構造体の上面は、前後方向に連続する物品載置面とされていることを特徴とする請求項3または4に記載の椅子。
  6. 前記物品載置面の前端部は、前記差込口よりも前方に位置されていることを特徴とする請求項5に記載の椅子。
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