JP2016120053A - Ptp包装体 - Google Patents

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宏 西尾
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Abstract

【課題】 幼児が不用意に手にとっても、薬剤収納凹部を封緘している蓋材を破って薬剤を取り出すことが困難にしたPTP包装体を提供する。【解決手段】 錠剤等の薬剤10を収容している薬剤収容凹部3列を折り目4を中央にして対称的に設けている容器本体1と、この容器本体1の上記薬剤収納凹部3の開口側の面を封緘している蓋材2とからなるPTP包装体を、上記折り目4から蓋材2の両側部が背合わせ状に重なるように二つ折りして、重なり合った容器本体1の両側部をこの両側部と共に二つ折りしてなる蓋材2の両側部に層着している粘着剤層5a、5aによって仮止め状態に固定している。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数個の錠剤やカプセル剤等の薬剤を並列状態に収容してなるPTP包装体に関する。
通常、PTP包装体は、錠剤やカプセル等の薬剤を収容する凹部を設けた熱可塑性樹脂シートからなる容器本体と、上記凹部の開口部を閉塞している破断が容易なアルミニウム箔等の薄い金属箔からなる蓋材とによって構成されている。例えば、特許文献1或いは特許文献2には、平面長方形状の容器本体の両側部に、この容器本体の長さ方向に一定間隔毎に複数個の薬剤収容凹部をそれぞれ一列状に設けてあり、これらの薬剤収納凹部の開口側の面をアルミニウム箔からなる蓋材によって封緘してなるPTP包装体が記載されている。
そして、薬剤を服用する際には、蓋材と反対側の容器本体の面に突出している凹部を蓋材に向かって押し潰すことにより、凹部に収容している薬剤を介して蓋材を破って開封し、凹部内から薬剤を取り出している。
実開平5−94167号公報 特開2006−248545号公報
上記のように構成したPTP包装体によれば、容器本体の薬剤収容凹部を押し潰すように押圧することによって、或いは、蓋材を直接、破ることによって凹部から簡単に薬剤を取り出すことができるため、PTP包装体を不用意に幼児が手の届くところに置き忘れた場合には、幼児でも容易に開封して誤飲する虞れがあリ、安全性の点において問題があった。
また、通常、PTP包装体は薬剤収容凹部を二列状態に並設してなる比較的幅広い平面長方形状に形成されているため、保管や携行時等において比較的広い収納空間を必要とするばかりでなく、蓋材が常に外部に露呈しているため、バッグなどに収容して携行した際等において、不測にPTP包装体を挟圧するような外力が作用すると、蓋材が破れて薬剤が収容凹部から離脱し、治療に必要な薬剤量が足らなくなる虞れがあった。さらに、PTP包装体は、常に、薬剤収容凹部を二列状態に並設してなる上記平面長方形状の形態を保持しているため、一つの薬剤を服用する毎に空になった凹部が増えても、薬剤を服用したのかどうかが分からなく事態が発生することもあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、幼児が不用意にPTP包装体を手にとっても、薬剤収納凹部の蓋材を破って薬剤を取り出すことができ難くすると共に、携行時等において、不測にPTP包装体が挟圧されても、薬剤収納凹部の蓋材の破損を防止することができ、また、薬剤を服用したかどうかの確認も可能にし得るPTP包装体を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のPTP包装体は、請求項1に記載したように、錠剤等の薬剤を収容している複数個の薬剤収容凹部を、折り目を中央にして両側部に設けている容器本体と、この容器本体の上記薬剤収納凹部の開口側の面を封緘している蓋材とからなるPTP包装体であって、上記折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように容器本体を二つ折りしていると共に、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持していることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るPTP包装体は、錠剤等の薬剤を収容している複数個の薬剤収容凹部を、折り目を中央にして一側部にのみ設けている容器本体と、この容器本体の裏面に貼着されて上記薬剤収納凹部の開口側の面を封緘している蓋材とからなるPTP包装体であって、上記折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように容器本体を二つ折りしていると共に、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持していることを特徴とする。
このように構成した請求項1、2に記載のPTP包装体において、請求項3に係る発明は、背合わせ状に重なり合った蓋材の対向面に粘着剤層を層着し、この粘着剤層によって上記仮止め手段を構成していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は仮止め手段の別な構造に関するもので、二つ折りした容器本体の重なり合った両側部を挟着するクリップ体から構成していることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、容器本体は平面長方形状の熱可塑性樹脂シートからなる一方、蓋材は上記容器本体の裏面に熱融着したヒートシール層を有するアルミ箔からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、錠剤等の薬剤を収容している複数個の薬剤収容凹部を折
り目を中央にして両側部に設けている容器本体と、この容器本体の上記薬剤収納凹部の開口側の面を封緘している蓋材とからなるPTP包装体を、上記折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように二つ折りして、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持しているので、このPTP包装体を幼児が不用意に手にしても仮止め手段による固定を解除して容器本体を展開することが困難であり、さらに、容易に破ることができる蓋材が二つ折りした容器本体の両側部間に介在して外部に露出することなく隠蔽された状態を保持しているので、蓋材を破って凹部内から薬剤を取り出して誤飲するのを確実に防止することができる。
また、PTP包装体は上記のように、折り目から二つ折りしているので、狭い収納空間であっても、コンパクトに収納しておくことができるばかりでなく、容器本体の両側部にそれぞれ設けている薬剤収容凹部列を折り目を中央にして対称的に配置しておくことによって、二つ折りして重なりあった蓋材を中央にして両側の薬剤収容凹部列がそれぞれの凹部の開口部を突き合わせ状態に対向させた構造となり、この二つ折りしたPTP包装体をバック等に収納して携行した際等において、PTP包装体を挟圧するような外力が作用しても、蓋材を介して対向する凹部内の薬剤が、互いに二つ折りした蓋材を介して押し合うことになって蓋材が破損する虞れが殆どなく、凹部内からの薬剤の飛び出しを阻止することができる。
また、容器本体の両側部にそれぞれ設けている薬剤収容凹部列を折り目を中央にして対称的に配置することなく互いに千鳥状となるように配置しておけば、薬剤収容凹部列が外側となるように折り目から二つ折りした容器本体を重ね合わせると、一方の容器本体に配設している薬剤収容凹部列における隣接する薬剤収容凹部間に他方の容器本体に配設している薬剤収容凹部が挟まれた状態となるように介在させることができ、従って、嵩張ることなく積み重ねて保管等、しておくことができる。なお、この構成において、容器本体の一側部に4個の薬剤収容凹部を、他側部に3個の薬剤収容凹部を配設しておくことによって一週間単位の服用を可能にするPTP包装体を提供することができる。
さらに、上記のように構成したPTP包装体によれば、薬剤を服用する際に、二つ折りした容器本体における重なり合った両側部の仮止め手段による固定を解除する操作を必要とするので、この操作によって薬剤を服用したことの確認が可能となる。
請求項2に係る発明によれば、上記請求項1に記載のPTP包装体において、薬剤収容凹部列を容器本体の一側部にのみ設けた構造としているものであり、このように構成したPTP包装体においても、容器本体を中央の折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように二つ折りして、上記同様に、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持しておくことによって、このPTP包装体を幼児が不用意に手にしても仮止め手段による固定を解除して容器本体を展開することが困難となり、その上、容易に破ることができる蓋材が二つ折りした容器本体の両側部間に介在して外部に露出することなく隠蔽された状態を保持しているので、蓋材を破って凹部内から薬剤を取り出して誤飲するのを確実に防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、二つ折りした容器本体の両側部を展開可能に固定、保持する上記仮止め手段は、背合わせ状に重なり合った蓋材の対向面に層着した粘着剤層からなるものであるから、構造が簡単で安価な容器本体を提供することができるのは勿論、幼児ではこの粘着剤層によって仮止めされている二つ折りした容器本体の両側部を展開するだけの器用さが未だ備えられていなく、不測に薬剤収容凹部から薬剤を取り出すのを防止することができる。また、二つ折りした容器本体は、その重なり合った両側部を服用時毎に粘着剤層から剥離してながら展開する操作を行うが、粘着剤層は容器本体に設けている複数個の薬剤収容凹部内の薬剤が全て取り出すまで充分な粘着力(仮止め力)を保持しておくことができる。
請求項4に係る発明によれば、上記仮止め手段として二つ折りした容器本体の重なり合った両側部を挟着するクリップ体から構成しているので、二つ折りした容器本体の両側部における薬剤収容凹部が設けられていない互いに相反する方向に向いている露出面を利用してその露出面間をクリップ体によって簡単に挟着することができ、クリップ体の弾性挟着力によって容器本体の両側部を二つ折り状態に強固に保持しておくことができる。また、服用時においては容器本体の二つ折りした両側部に対するクリップ体の着脱操作が簡単に行えるが、幼児ではその操作が困難で薬剤収容凹部から薬剤を取り出して誤飲するのを防止することができる。
請求項5に係る発明によれば、PTP包装体は熱可塑性樹脂シートからなる平面長方形状に形成された容器本体と、この容器本体に設けている薬剤収納凹部の開口部を閉止したアルミ箔からなる蓋材とからなるので、一般に知られているPTP包装体と同様にアルミ箔からなる蓋材を破りながら薬剤収容凹部からの薬剤の取り出しが容易なPTP包装体を構成していると共に、平面長方形状の容器本体の両側部を折り目から二つ折りすると、容器本体の両側部にそれぞれ複数個の薬剤収容凹部が折り目を中央にして一列状に対称的に配置されている場合には、両側の薬剤収容凹部同士が、互いに、その開口部を蓋材を介して突き合わせ状に接合した状態にすることができる。
従って、このPTP包装体に不測に挟圧力等の外力が作用しても、上述したように、対向する凹部内の薬剤同士が蓋材を介して突き合わされて蓋材が破損するのを防止することができると共に、二つ折りした容器本体の両側部における一方の側部に設けている隣接する凹部間の面と、他方の側部に設けている隣接する凹部間の面とが、正確に重なり合った状態となって、これらの両面に対するクリップ体の差込みによる二つ折りした容器本体の仮止め操作が容易に行うことができる。
本発明PTP包装体の簡略斜視図。 そのA−A線における拡大断面図。 展開した状態の斜視図。 その背面側から見た斜視図。 そのB−B線における拡大断面図。 二つ折りしている状態の斜視図。 クリップ体によって二つ折り状態を保持したPTP包装体の簡略斜視図。 そのB−B線における拡大断面図。 別な構造のクリップ体によって二つ折り状態を保持したPTP包装体の簡略斜視図。 そのクリップ体の斜視図。 薬剤収容凹部の配置状態の変形例を示すPTP包装体の簡略斜視図。 そのD−D線における拡大断面図。 折り目から二つ折りしている状態の斜視図。 薬剤収容凹部列を一側部のみに設けたPTP包装体の簡略斜視図。 そのE−E線における拡大断面図。 折り目から二つ折りしている状態の斜視図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図5において、PTP包装体は、ポリ塩化ビニル樹脂シートやポリプロピレン樹脂シート等の熱可塑性樹脂シートからなり、錠剤やカプセル等の薬剤10を収容している複数個の薬剤収容凹部3を設けた平面長方形状の容器本体1と、この容器本体1における上記薬剤収容凹部3の開口側の面(裏面)を熱融着により封緘しているアルミ箔からなる蓋材2とを備えた構造を有し、上記容器本体1にはその幅方向の中央部にミシン目或いは細長い浅溝等からなる折り目4が全長に設けられていて、この折り目4から容器本体1の両側部を蓋材2とともにこの蓋材2の両側部が互いに背中合わせ状に重なるように、即ち、容器本体1に折り目4を中央にして対称的に設けている薬剤収容凹部3、3が互いに蓋材2によって閉止されたその開口部を突き合わせ状に接合するように二つ折りしていると共に、二つ折りすることによって重なり合った容器本体1の両側部を仮止め手段5によって固定、保持している。
折り目4から二つ折りされた容器本体1の両側部を二つ折り状態に固定、保持し、且つその固定を解除可能にし得る上記仮止め手段5としては、例えば、図2、図4に示すように、容器本体1に設けている薬剤収容凹部3を開口部を閉止した蓋材2の両側部の面上に塗布することによって層着した粘着剤層5a、5aによって形成してあり、上記折り目4から容器本体1と共に二つ折りして背合わせ状に重なった蓋材2の両側部が粘着剤層5a、5aによって接合、接着して容器本体1を二つ折り状態に固定、保持すると共に、二つ折りした容器本体1の両側部を粘着剤層5a、5a同士の粘着力に抗して互いに折り目4を中心にして引き離すことにより、粘着剤層5a、5a同士の接着を解除して容器本体1を展開するように構成している。
容器本体1の両側部には、それぞれ容器本体1の平坦部から上方に向かって膨出している複数個(図においては5個)の薬剤収容凹部3が容器本体1の長さ方向に一定間隔毎に一列状に設けられていると共に、上記折り目4を中央にして容器本体1の一側部に設けている薬剤収容凹部3と、他側部に設けている薬剤収容凹部3とは対称位置に配設されている。
一方、上記アルミ箔からなる蓋材2は、容器本体1と同大の長方形状に形成されていると共にその片面全面に熱可塑性樹脂からなるヒートシール層(図示せず)が設けられていて、このヒートシール層を容器本体1の薬剤収容凹部3が開口している側の面に熱融着することによって全ての薬剤収容凹部3の開口端を封緘している。なお、この蓋材2の両側部の面上に層着して互いに接着させることにより、容器本体1を二つ折り状態に固定、保持する仮止め手段5を構成している上記粘着剤層5a、5aの層着部分は図4に示すように、薬剤収容凹部3から外側の蓋材2の外周部に薬剤収容凹部列を囲むようにして帯状に設けているが、蓋材2の四方の隅角部の面に層着しておいてもよく、或いは,蓋材2の両側部における薬剤収容凹部3以外の部分の面に点在状に装着しておいてもよい。
このように構成したPTP包装体は、保管状態では図1、図2に示すように、その容器本体1が蓋材2と共に折り目4から二つ折りされて蓋材2に層着している粘着剤層5a、5aにより二つ折り状態に固定、保持されている。そして、薬剤を服用する際には、折り重ねている容器本体1の両側部を粘着剤層5a、5aの接着力に抗して折り目4を中心にして引き離すと、図3、図4に示すように、容器本体1が二つ折りされる前の状態に展開する。
このようにPTP包装体の容器本体1を展開したのち、所望の薬剤収容凹部3における容器本体1の平坦部から上方に向かって突設している外底面を容器本体1の平坦部側に向かって押し潰すように押圧すると、この凹部内の薬剤10が凹部3を密閉している蓋材2を破りながら外部に取り出され、服用することができる。凹部3内から薬剤10を取り出したのち、このPTP包装体の容器本体1を蓋材2と共に折り目4を中心として二つ折りして蓋材2の両側部に層着している上記粘着剤層5a、5a同士を再び接合、接着させることにより、容器本体1を二つ折り状態に固定、保持して次の服用に備える。
以上の実施例においては、PTP包装体の容器本体1を二つ折り状態に固定、保持する仮止め手段5として、蓋材2の両側部に層着した粘着剤層5a、5aによって構成しているが、別な仮止め手段によってPTP包装体の容器本体1を二つ折り状態に固定、保持するように構成しておいてもよい。
図7、8はその一例を示すもので、仮止め手段5として長さが短いヘアーピン形状に形成しているクリップ体5bを使用している。このクリップ体5bはばね鋼材又は弾性を有する合成樹脂材からなり、弾性屈曲部5b1 を基端部としてこの弾性屈曲部5b1 から突設している細幅長方形状の上下挟圧片5b2 、5b3 からなり、これらの上下挟圧片5b2 、5b3 の長さは、二つ折りした上記容器本体1の横幅に略等しい長さに形成され、幅は容器本体の1の長さ方向に隣接する薬剤収容凹部3、3間の容器本体1の平坦な面上に介在させることができる寸法、即ち、隣接する薬剤収容凹部3、3間の幅よりも小幅に形成されている。
PTP包装体は、上記実施例で述べたように、熱可塑性樹脂シートからなり、錠剤やカプセル等の薬剤10を収容している複数個の薬剤収容凹部3を設けた平面長方形状の容器本体1と、この容器本体1における上記薬剤収容凹部3の開口側の面を熱融着により封緘しているアルミ箔からなる蓋材2とを備えた構造を有し、この容器本体1にはその幅方向の中央部にミシン目或いは細長い浅溝等からなる折り目4が全長に設けられていて、この折り目4から容器本体1の両側部を蓋材2とともにこの蓋材2の両側部が互いに背中合わせ状に重なるように二つ折りされている。
このように二つ折り状態のPTP包装体の容器本体1を上記クリップ体5bからなる仮止め手段5によって固定、保持している。折り目4から容器本体1の両側部を二つ折り状態に重ねているPTP包装体をクリップ体5bによって固定、保持するには、このクリップ体5bの上下挟圧片5b2 、5b3 の互いに拡開する方向に屈曲している先端部間に二つ折りしている容器本体1の長さ方向に隣接する薬剤収容凹部3、3間の平坦部分を差込み、クリップ体5bの上下挟圧片5b2 、5b3 の弾性挟圧力によって固定、保持させている。
そして、薬剤を服用する際には、クリップ体5bを二つ折りされた容器本体1の幅方向に移動させることによって容器本体1から取り外したのち、容器本体1を二つ折りされる前の状態に展開し、しかるのち、上記実施例同様に、所望の薬剤収容凹部3における容器本体1の平坦部から上方に向かって突設している外底面を容器本体1の平坦部側に向かって押し潰すように押圧することによって蓋材2を破りながら薬剤10を外部に取り出して服用する。薬剤10を取り出したのち、PTP包装体の容器本体1を蓋材2と共に折り目4を中心として二つ折りし、再び上記クリップ体5bによって容器本体1を二つ折り状態に固定、保持して次の服用に備える。
なお、図7においては二つのクリップ体5b、5bによって容器本体1を二つ状態に保持しているが、一つのクリップ体5bによって容器本体1を二つ状態に保持しておいてもよい。
また、クリップ体としては上記のように単一構造のクリップ体5bではなく、図9、図10に示すように、二つ折りした容器本体1の互いに重なりあっている両側端部を挟持する断面横向きU字状の細長い挟持基部5c1 と、この挟持基部5c1の開口端側の上下端面から二つ折りしている容器本体1の長さ方向に隣接する薬剤収容凹部3、3間の平坦部分を挟圧する上下挟圧片5c2 、5c3 とからなり,この上下挟圧片5b2 、5b3 を、上記隣接する平坦部分の間隔毎に複数対、設けてなるクリップ体5cを採用してもよい。
また、上記実施例においては、容器本体1の両側部にそれぞれ同数の薬剤収容凹部3を折り目4を中央にして対称的に配設しているが、図11〜図13に示すように、容器本体1の両側部に薬剤収容凹部列を折り目4を中央にして互いに千鳥状となるように配置しておいてもよい。具体的には、容器本体1の一側部に複数個の薬剤収容凹部3をこの薬剤収容凹部3の直径よりも広い一定間隔毎に一列状に設ける一方、他側部に、一側部側の隣接する薬剤収容凹部3、3間の間隔部に折り目3を介して対応するように薬剤収容凹部3を一側部側の薬剤収容凹部に対して容器本体1の長さ方向にずらして配設しておいてもよい。その他の構造については上記実施例と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このように構成したPTP包装体によれば、二枚のPTP包装体を互いにその薬剤収容凹部3を設けている面を対向させて重ね合わせると、一方のPTP包装体の隣接する薬剤収容凹部3、3間に他方のPTP包装体の薬剤収容凹部3が介在した状態となって、重ね合わせた厚みを薄くすることができ、さらに、薬剤収容凹部列が外側となるように、即ち、蓋材2の両側部が折り目4を介して互いに重なり合うように折り目4から二つ折りしてなるPTP包装体同士を重ねあわせた場合においても、一方のPTP包装体に配設している薬剤収容凹部列における隣接する薬剤収容凹部3、3間に他方のPTP包装体に配設している薬剤収容凹部3が挟まれた状態となるように介在させることができ、従って、嵩張ることなく積み重ねて保管等しておくことができる。
なお、この構成において、図に示すように、PTP包装体の容器本体1の一側部に4個の薬剤収容凹部3を、他側部に3個の薬剤収容凹部を配設しておくことによって一週間単位の服用を可能にするPTP包装体を提供することができる。
また、以上の実施例においては、いずれも容器本体1の両側部に薬剤収容凹部列を設けてなるPTP包装体について説明したが、図14〜図16に示すように、容器本体1の一側部にのみ複数個の薬剤収容凹部3を一定間隔毎に一列状に配設し、他側部には薬剤収容凹部3を設けていないPTP包装体であっても、容器本体1の中央部に設けている折り目4から二つ折りし、容器本体1の裏面に貼着して薬剤収容凹部3を封緘している蓋材2の外周部に設けている粘着剤層5a、5a同士を接合、接着して二つ折り状態を保持するか、或いはクリップ体5bによって上述したように挟着、保持することによって上記実施例と同様な作用効果を奏することができる。
1 容器本体
2 蓋材
3 薬剤収容凹部
4 折り目
5a 粘着剤層
5b、5c クリップ体
10 薬剤

Claims (5)

  1. 錠剤等の薬剤を収容している複数個の薬剤収容凹部を、折り目を中央にして両側部に設けている容器本体と、この容器本体の上記薬剤収納凹部の開口側の面を封緘している蓋材とからなるPTP包装体であって、上記折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように容器本体を二つ折りしていると共に、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持していることを特徴とするPTP包装体。
  2. 錠剤等の薬剤を収容している複数個の薬剤収容凹部を、折り目を中央にして一側部にのみ設けている容器本体と、この容器本体の裏面に貼着されて上記薬剤収納凹部の開口側の面を封緘している蓋材とからなるPTP包装体であって、上記折り目から蓋材の両側部が背合わせ状に重なるように容器本体を二つ折りしていると共に、重なり合った容器本体の両側部を仮止め手段によって固定、保持していることを特徴とするPTP包装体。
  3. 仮止め手段は、背合わせ状に重なり合った蓋材の対向面に層着している粘着剤層からなること特徴とする請求項1または請求項2に記載のPTP包装体。
  4. 仮止め手段は、二つ折りした容器本体の重なり合った両側端部を挟着するクリップ体からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のPTP包装体。
  5. 容器本体は平面長方形状の熱可塑性樹脂シートからなる一方、蓋材は上記容器本体に熱融着したヒートシール層を有するアルミ箔からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のPTP包装体。
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