JP2016119518A - 増幅装置及び増幅方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力効率を向上する送信装置を提供する。【解決手段】送信装置100は、少なくとも2つの増幅器105a,bを備える。増幅器による増幅前の信号の電力又は増幅器による増幅後の信号の電力に基づいて、増幅モードを第1の増幅モード又は第2の増幅モードに切り替える切替部103と、切替部によって第1の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定かつ互いに位相が異なる2つの信号に分離する分離部102と、切替部によって第2の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定の信号に変調する変調部104a,bと、分離部によって分離されて得られた信号又は変調部によって変調されて得られた信号を増幅器を用いて増幅する増幅部と、2つの増幅器による増幅後の信号を合成する合成部106とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、増幅装置及び増幅方法に関する。
近年、例えば無線送信装置に設けられる増幅器の電力効率を向上するために、LINC(Linear amplification with Nonlinear Components)と呼ばれる増幅回路が注目されている。LINCは、アウトフェージング方式を用いた増幅回路であり、入力信号を位相が異なる一定振幅の信号に分離し、分離された信号をそれぞれ増幅器で増幅する。
具体的には、例えば図6のIQ平面上に示すように、入力信号Sは、振幅Vmの信号S1及び信号S2に分離される。そして、信号S1及び信号S2がそれぞれ増幅器で増幅され、各増幅器の出力信号が合成される。このとき、入力信号Sの電力が増減すると、信号S1及び信号S2の位相差が変化するものの、振幅はVmで一定である。したがって、各増幅器は、一定の電力レベルの信号を増幅することとなり、相互変調歪みの発生が抑制される。このため、入出力の線形性が保たれない非線形領域で増幅器を動作させることができ、増幅器への入力電力レベルを比較的高くして、電力効率を向上することができる。
ところで、LINCにおいては、図6に示したように入力信号Sが位相の異なる信号S1及び信号S2に分離される。このとき、入力信号Sの振幅は、信号S1及び信号S2の位相に反映される。すなわち、入力信号Sの振幅が大きければ、信号S1及び信号S2の位相差は小さくなる一方、入力信号Sの振幅が小さければ、信号S1及び信号S2の位相差は大きくなる。図6においては、入力信号Sの振幅が小さくなるほど、信号S1及び信号S2の間の角度が大きくなり、不要なアウトフェージング成分eが大きくなる。このため、LINCが用いられる場合には、振幅が小さい入力信号に関する電力効率が比較的低い。
そこで、入力信号の振幅が小さい場合には、入力信号をこの入力信号と同じ位相の信号に等分し、等分された信号をそれぞれ増幅器で線形増幅する一方、入力信号の振幅が大きい場合には、LINCを適用することなどが検討されている。
米国特許第7729445号明細書 特開2008−167289号公報
Hongtak Lee、外3名、"A CMOS Power Amplifier for Multi-mode LINC Architecture"、Radio and Wireless Symposium (RWS)、2010年、p.41−44
しかしながら、上記の技術では、入力信号の振幅が小さい場合の電力効率を十分に向上することができないという問題がある。すなわち、上述したように、LINCにおいては、入力信号の振幅が小さいほど、入力信号を分離して得られる2信号の位相差が大きくなり、不要なアウトフェージング成分が大きくなる。このアウトフェージング成分に対処するためには、増幅器のバックオフが大きくなり、電力効率が低下する。
また、入力信号の振幅が小さければ入力信号を等分して線形増幅する技術においては、等分された信号の振幅が一定でないため、増幅器において相互変調歪みが発生したり、増幅器の出力において帯域外発射が発生したりする。そして、相互変調歪みや帯域外発射を抑制するためには、増幅器のバックオフが大きくなり、電力効率が低下する。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、電力効率を向上することができる増幅装置及び増幅方法を提供することを目的とする。
本願が開示する増幅装置は、1つの態様において、少なくとも2つの増幅器を備える増幅装置であって、前記増幅器による増幅前の信号の電力又は前記増幅器による増幅後の信号の電力に基づいて、増幅モードを第1の増幅モード又は第2の増幅モードに切り替える切替部と、前記切替部によって第1の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定かつ互いに位相が異なる2つの信号に分離する分離部と、前記切替部によって第2の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定の信号に変調する変調部と、前記分離部によって分離されて得られた信号又は前記変調部によって変調されて得られた信号を前記増幅器を用いて増幅する増幅部と、2つの前記増幅器による増幅後の信号を合成する合成部とを有する。
本願が開示する増幅装置及び増幅方法の1つの態様によれば、電力効率を向上することができるという効果を奏する。
図1は、一実施の形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。 図2は、一実施の形態に係る信号分離部の構成を示すブロック図である。 図3は、一実施の形態に係る変調部の構成を示すブロック図である。 図4は、一実施の形態に係る増幅処理を示すフロー図である。 図5は、モード切り替えの具体例を説明する図である。 図6は、LINCにおける信号分離を説明する図である。
以下、本願が開示する増幅装置及び増幅方法の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、一実施の形態に係る送信装置100の構成を示すブロック図である。送信装置100は、増幅装置によって増幅された送信信号を送信する。具体的には、送信装置100は、送信信号生成部101、信号分離部102、モード切替部103、変調部104a、104b、増幅器105a、105b、合成部106及びバンドパスフィルタ107を有する。
送信信号生成部101は、データの符号化及び変調などを実行し、送信信号を生成する。送信信号生成部101が生成する送信信号は、ベースバンド信号である。
信号分離部102は、送信信号生成部101によって生成された送信信号を2つの信号に分離する。そして、信号分離部102は、モード切替部103から出力される切替信号に従って、2つの信号を変調部104a、104bへ出力する。具体的には、信号分離部102は、ΣΔ変調された信号を増幅するΣΔモードに切り替える旨の切替信号がモード切替部103から出力された場合には、送信信号を、送信信号と同じ振幅及び位相の2つの信号に分離し、変調部104a、104bへ出力する。なお、以下においては、信号の振幅を振幅情報ともいい、信号の位相を位相情報ともいう。すなわち、信号分離部102は、送信信号の振幅情報及び位相情報を含む2つの同じ信号をそれぞれ変調部104a、104bへ出力する。
一方、信号分離部102は、LINCによって信号を増幅するLINCモードに切り替える旨の切替信号がモード切替部103から出力された場合には、送信信号を、振幅が一定で位相が異なる2つの信号に分離し、変調部104a、104bへ出力する。このとき、信号分離部102は、送信信号の振幅が増減しても、送信信号を振幅が一定の信号に分離する。したがって、信号分離部102は、LINCモードにおいては、互いに異なる位相情報を含み振幅が一定の2つの信号をそれぞれ変調部104a、104bへ出力することになる。なお、信号分離部102の具体的な構成については、後に詳述する。
モード切替部103は、ΣΔ変調された信号を増幅するΣΔモード及びLINCによって信号を増幅するLINCモードのいずれかのモードを選択し、選択したモードに対応する切替信号を信号分離部102及び変調部104a、104bへ出力する。このとき、モード切替部103は、例えば信号分離部102へ入力される送信信号の振幅の大きさに基づいてモードを選択する。すなわち、モード切替部103は、送信信号の電力に基づいてモードを選択する。具体的には、モード切替部103は、送信信号の電力を所定の閾値と比較し、送信信号の電力が所定の閾値未満である場合には、ΣΔモードを選択する。また、モード切替部103は、送信信号の電力が所定の閾値以上である場合には、LINCモードを選択する。
なお、モード切替部103は、信号分離部102へ入力される送信信号の電力ではなく、合成部106から出力される信号の電力に基づいてモードを選択しても良い。すなわち、合成部106からフィードバックされる信号の電力に基づいて、モード切替部103がモードを切り替えても良い。
変調部104a、104bは、信号分離部102から出力される信号を変調して、無線周波数の信号を出力する。具体的には、変調部104a、104bは、ΣΔモードににおいては、信号分離部102から出力される振幅情報をΣΔ変調して一定の振幅情報を取得し、取得された一定の振幅情報と信号分離部102から出力される位相情報とを含む無線周波数の信号を出力する。また、変調部104a、104bは、LINCモードにおいては、信号分離部102から出力される信号をそのまま無線周波数にアップコンバートして出力する。なお、変調部104a、104bの具体的な構成については、後に詳述する。
増幅器105a、105bは、それぞれ変調部104a、104bから出力される信号を増幅する。このとき、増幅器105a、105bは、ΣΔモード及びLINCモードのいずれのモードにおいても振幅が一定の信号を増幅する。このため、増幅器105a、105bにおける相互変調歪みの発生を抑制することができる。
合成部106は、増幅器105a、105bによって増幅された信号を合成する。バンドパスフィルタ107は、合成部106において得られる合成信号の不要周波数帯域をカットして、無線送信信号を得る。
次いで、信号分離部102の具体的な構成について説明する。図2は、信号分離部102の構成を示すブロック図である。図2に示すように、信号分離部102は、スイッチ部201、LINC分離部202及び振幅位相取得部203を有する。
スイッチ部201は、モード切替部103から出力される切替信号に従って、送信信号をLINC分離部202又は振幅位相取得部203へ出力する。すなわち、スイッチ部201は、ΣΔモードにおいては、送信信号を振幅位相取得部203へ出力する。また、スイッチ部201は、LINCモードにおいては、送信信号をLINC分離部202へ出力する。
LINC分離部202は、送信信号を振幅が一定で位相が異なる2つの信号に分離する。すなわち、LINC分離部202は、時刻tにおける送信信号S(t)を2つの信号S1(t)及びS2(t)に分離する。このとき、送信信号S(t)は、以下の式(1)によって表すことができる。
S(t)=A(t)cos[ωt+φ(t)] ・・・(1)
ただし、A(t)は時刻tにおける振幅を示し、cos[ωt+φ(t)]は時刻tにおける位相を示す。LINC分離部202は、上式(1)で表される送信信号S(t)を以下の式(2)、(3)で示される信号S1(t)及びS2(t)に分離する。
1(t)=V0cos[ωt+φ(t)+θ(t)] ・・・(2)
2(t)=V0cos[ωt+φ(t)−θ(t)] ・・・(3)
ただし、V0は信号S1(t)及びS2(t)の最大振幅を示し、θ(t)は、以下の式(4)で示されるように、信号S1(t)及びS2(t)の振幅を一定にすることによって発生する位相差に対応する値である。
θ(t)=arccos[A(t)/V0] ・・・(4)
LINC分離部202は、上式(2)、(3)で示される信号S1(t)及びS2(t)をそれぞれ変調部104a、104bへ出力する。これらの信号S1(t)及びS2(t)は、時間によらず振幅が一定であるため、位相情報が変調部104a、104bへ出力されることになる。
振幅位相取得部203は、送信信号の振幅情報及び位相情報を取得する。そして、振幅位相取得部203は、取得した振幅情報及び位相情報を変調部104a、104bへ出力する。したがって、振幅位相取得部203は、送信信号と同じ振幅情報及び位相情報を含む信号を変調部104a、104bへ出力する。送信信号の振幅は、時間によって変化するため(上式(1)参照)、変調部104a、104bへ出力される振幅情報も時間によって変化する。なお、振幅位相取得部203が出力する2つの信号は、同一の振幅情報及び位相情報を含むため、振幅位相取得部203は、位相情報及び振幅情報を変調部104a、104bのいずれか一方のみに出力しても良い。
次いで、変調部104a、104bの具体的な構成について説明する。変調部104a、104bはいずれも同じ構成を有するため、以下では変調部104aの構成について説明する。図3は、変調部104aの構成を示すブロック図である。図3に示すように、変調部104aは、減算器301、積分器302、量子化器303、スイッチ304及び乗算器305、306を有する。
減算器301は、量子化器303からフィードバックされる量子化出力をΣΔモードにおいて入力される振幅情報から減算する。したがって、減算器301は、ΣΔモードにおいて、量子化器303で発生する量子化誤差を算出する。
積分器302は、減算器301によって算出された量子化誤差を積分する。そして、量子化器303は、量子化誤差の積分値を量子化してアナログ−デジタル変換を行う。すなわち、量子化器303は、振幅が一定のデジタル波を出力する。量子化器303が出力するデジタル波の振幅は、LINC分離部202が出力する信号の振幅と一致していても良い。これにより、ΣΔモード及びLINCモードのいずれのモードにおいても、増幅器105a、105bへ入力される信号の振幅を同一にすることができる。
減算器301、積分器302及び量子化器303は、ΣΔ変調を行うΣΔ変調部を構成する。なお、本実施の形態においては、送信信号を振幅が一定の信号に変換する方法として、ΣΔ変調を用いるものとしたが、例えばパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)を用いて送信信号を振幅が一定の信号に変換することも可能である。
スイッチ304は、モード切替部103から出力される切替信号に従って、量子化器303の出力又は固定値1を乗算器306へ出力する。すなわち、スイッチ304は、ΣΔモードにおいては端子304a側に切り替わり、量子化器303の出力を乗算器306へ出力する。また、スイッチ304は、LINCモードにおいては端子304b側へ切り替わり、固定値1を乗算器306へ出力する。
乗算器305は、信号分離部102から入力される位相情報に所定の無線周波数を乗算してアップコンバートする。すなわち、乗算器305は、ΣΔモードにおいては、送信信号と同一の位相の信号を無線周波数にアップコンバートする。また、乗算器305は、LINCモードにおいては、LINC分離部202によって分離されて得られた信号を無線周波数にアップコンバートする。
乗算器306は、乗算器305によって無線周波数にアップコンバートされた信号に量子化器303の出力又は固定値1を乗算する。すなわち、乗算器306は、ΣΔモードにおいては、ΣΔ変調部によって得られた一定の振幅を送信信号と同一の位相に乗算し、送信信号と位相が等しくかつ振幅が一定の信号を出力する。また、乗算器306は、LINCモードにおいては、LINC分離部202によって分離されて得られた信号に固定値1を乗算し、LINC分離部202によって分離されて得られた信号をそのまま出力する。
次に、上記のように構成された送信装置100における増幅処理について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、送信信号生成部101によって、データの符号化及び変調などが実行され、ベースバンドの送信信号が生成される(ステップS101)。生成された送信信号は、信号分離部102へ出力される。
そして、信号分離部102のスイッチ部201によって、モード切替部103から出力される切替信号がΣΔモードを指定しているかLINCモードを指定しているかが判断される(ステップS102)。スイッチ部201によってモードが判断されると、モードに応じた出力先へ送信信号が出力される。すなわち、ΣΔモードにおいては(ステップS102Yes)、送信信号が振幅位相取得部203へ出力され、LINCモードにおいては(ステップS102No)、送信信号がLINC分離部202へ出力される。
ここで、モード切替部103によるモード切り替えについて、具体的に説明しておく。図5は、モード切替部103によるモード切り替えの具体例を説明する図である。すなわち、図5(a)、(b)は、LINCモードで送信信号を増幅した場合の出力電力と効率の関係の具体例を示す。例えば、増幅器105a、105bが図5(a)に示す特性を有する場合には、LINCモードにおける効率がEa未満の場合にはΣΔモードに切り替えられ、LINCモードにおける効率がEa以上の場合にはLINCモードに切り替えられる。したがって、出力電力が区間401に含まれる場合には、ΣΔモードに切り替えられ、出力電力が区間402に含まれる場合には、LINCモードに切り替えられる。
同様に、例えば、増幅器105a、105bが図5(b)に示す特性を有する場合には、LINCモードにおける効率がEb未満の場合にはΣΔモードに切り替えられ、LINCモードにおける効率がEb以上の場合にはLINCモードに切り替えられる。したがって、出力電力が区間404に含まれる場合には、ΣΔモードに切り替えられ、出力電力が区間403又は区間405に含まれる場合には、LINCモードに切り替えられる。
このように、送信信号が増幅された後の出力電力に応じてモードが決定され、切替信号がモード切替部103から信号分離部102及び変調部104a、104bへ出力される。なお、出力電力は、合成部106によって得られる合成信号の電力に対応するため、モード切替部103は、合成信号の電力に基づいてモードを決定すれば良い。また、モード切替部103は、信号分離部102へ入力される送信信号の電力に基づいてモードを決定しても良い。信号分離部102へ入力される送信信号の電力に基づいてモードを決定する場合には、モード切替部103は、例えば送信信号の電力が所定の閾値未満の場合にはΣΔモードに切り替え、送信信号の電力が所定の閾値以上の場合にはLINCモードに切り替える。
図4に戻って、モード切替部103からモードを切り替える切替信号が出力されると、信号分離部102のスイッチ部201によって、モードに応じた出力先へ送信信号が出力される。すなわち、ΣΔモードにおいては(ステップS102Yes)、送信信号が振幅位相取得部203へ出力され、LINCモードにおいては(ステップS102No)、送信信号がLINC分離部202へ出力される。
そして、ΣΔモードにおいては、振幅位相取得部203によって送信信号の振幅情報及び位相情報が取得され(ステップS103)、変調部104a、104bへ出力される。このとき、ΣΔモードにおいては、送信信号の振幅情報及び位相情報が変調部104a、104bのいずれか一方のみへ出力されても良い。そして、変調部104a、104bの減算器301によって、送信信号の振幅情報を用いたΣΔ変調が実行される(ステップS104)。具体的には、振幅情報から量子化器303の量子化出力が減算されて量子化誤差が算出され、積分器302によって量子化誤差が積分され、量子化器303によって積分値が量子化される。このΣΔ変調により、増減する送信信号の振幅情報から一定の振幅情報が得られる。そして、ΣΔモードでは切替信号によってスイッチ304が端子304a側へ切り替えられているため、一定の振幅情報が乗算器306へ出力される。
また、送信信号の位相情報は、乗算器305によって無線周波数へアップコンバートされ、乗算器306へ出力される。そして、乗算器306によって、無線周波数へアップコンバートされた位相情報と一定の振幅情報とが乗算され、増幅器105a、105bへ入力される信号が生成される(ステップS106)。
一方、LINCモードにおいては、LINC分離部202によって、送信信号が一定の振幅を有し位相が異なる2つの信号に分離される(ステップS105)。そして、分離されて得られた2つの信号の位相情報がそれぞれ変調部104a、104bへ出力される。位相情報は、乗算器305によって無線周波数へアップコンバートされ、乗算器306へ出力される。また、LINCモードでは切替信号によってスイッチ304が端子304b側へ切り替えられているため、固定値1が乗算器306へ出力される。そして、乗算器306によって、無線周波数へアップコンバートされた位相情報と固定値1とが乗算され、増幅器105a、105bへ入力される信号が生成される(ステップS106)。
乗算器306によって生成された信号は、ΣΔモード及びLINCモードのいずれのモードにおいても振幅が一定の信号である。この信号は、増幅器105a、105bによって増幅される(ステップS107)。このとき、信号の振幅が一定であるため、ΣΔモード及びLINCモードのいずれのモードにおいても、増幅器105a、105bにおける相互変調歪みの発生が抑制される。
そして、増幅器105a、105bによって増幅された信号は、合成部106によって合成される(ステップS108)。得られた合成信号は、バンドパスフィルタ107によってフィルタリングされ(ステップS109)、アンテナから送信される(ステップS110)。なお、ΣΔモードにおいては、ΣΔ変調によるノイズシェービングによって量子化雑音が高周波領域に現れている。このため、バンドパスフィルタ107のフィルタリングによって、高周波領域の量子化雑音を除去することにより、送信信号の品質が改善される。
以上のように、本実施の形態によれば、増幅前の入力電力又は増幅後の出力電力に基づいて、送信信号をΣΔ変調して増幅するΣΔモードと送信信号を一定の振幅を有し位相が異なる信号に分離して増幅するLINCモードとのいずれかのモードに切り替える。このため、入力電力又は出力電力がLINCモードでの効率が低下する範囲にある場合には、ΣΔモードに切り替えて、ΣΔ変調によって振幅が一定の信号を生成し、増幅器で増幅することができる。これにより、増幅器は、いずれのモードでも振幅が一定の信号を増幅することとなり、相互変調歪みの発生を抑制することができる。結果として、増幅器のバックオフを低減することができ、電力効率を向上することができる。
なお、上記一実施の形態において説明した送信信号生成部101、信号分離部102及びモード切替部103による処理は、送信装置100が有する例えばCPU(Central Processing Unit)及びDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサによって実行されても良い。この場合、プロセッサは、使用されるデータ等をメモリに記憶させながら、様々な演算処理を実行する。
101 送信信号生成部
102 信号分離部
103 モード切替部
104a、104b 変調部
105a、105b 増幅器
106 合成部
107 バンドパスフィルタ
201 スイッチ部
202 LINC分離部
203 振幅位相取得部
301 減算器
302 積分器
303 量子化器
304 スイッチ
305、306 乗算器

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの増幅器を備える増幅装置であって、
    前記増幅器による増幅前の信号の電力又は前記増幅器による増幅後の信号の電力に基づいて、増幅モードを第1の増幅モード又は第2の増幅モードに切り替える切替部と、
    前記切替部によって第1の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定かつ互いに位相が異なる2つの信号に分離する分離部と、
    前記切替部によって第2の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定の信号に変調する変調部と、
    前記分離部によって分離されて得られた信号又は前記変調部によって変調されて得られた信号を前記増幅器を用いて増幅する増幅部と、
    2つの前記増幅器による増幅後の信号を合成する合成部と
    を有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記変調部は、
    入力信号をΣΔ変調することにより、振幅が一定の信号に変調することを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  3. 前記変調部は、
    入力信号をパルス幅変調することにより、振幅が一定の信号に変調することを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  4. 前記切替部は、
    前記増幅前の信号の電力又は前記増幅後の信号の電力が所定の閾値以上の場合に前記第1の増幅モードに切り替え、前記増幅前の信号の電力又は前記増幅後の信号の電力が所定の閾値未満の場合に前記第2の増幅モードに切り替えることを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  5. 前記変調部は、
    入力信号を前記分離部によって分離されて得られる信号の振幅と一致する振幅の信号に変調することを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  6. 少なくとも2つの増幅器を備える増幅装置における増幅方法であって、
    前記増幅器による増幅前の信号の電力又は前記増幅器による増幅後の信号の電力に基づいて、増幅モードを第1の増幅モード又は第2の増幅モードに切り替え、
    前記第1の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定かつ互いに位相が異なる2つの信号に分離し、
    前記第2の増幅モードに切り替えられた場合に、入力信号を振幅が一定の信号に変調し、
    前記第1の増幅モードにおいて分離されて得られた信号又は前記第2の増幅モードにおいて変調されて得られた信号を前記増幅器を用いて増幅し、
    2つの前記増幅器による増幅後の信号を合成する
    処理を有することを特徴とする増幅方法。
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