JP2016119243A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、端部セルの発電性能を良好に維持することを可能にする。【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が積層される積層体14の両端部に、インシュレータ18a、18bが配設される。インシュレータ18aの凹部66aには、断熱部材70a、ターミナルプレート16a及び厚さが設定されたシム部材72aが収容される。第1端部セパレータ30endの外周部が、インシュレータ18aに接触した状態で、前記第1端部セパレータ30endの中央部が、前記外周部よりも積層体14の積層方向内方に距離t1だけ突出する。【選択図】図3

Description

本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される積層体を設ける燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルを構成している。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池スタックでは、外部への放熱により他の発電セルに比べて温度低下が惹起され易い発電セルが存在している。例えば、積層方向端部に配置されている発電セル(以下、端部セルともいう)は、この端部セルに隣接するターミナルプレートやエンドプレート等からの放熱が多く、上記の温度低下が顕著になっている。これにより、端部セル内に滞留水が発生し、発電性能が低下するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。この燃料電池スタックでは、それぞれ複数の燃料電池セルが集積された一対の燃料電池サブスタックを備え、前記燃料電池サブスタック間にガス不透過手段が配設されている。ガス不透過手段は、燃料電池サブスタック間における燃料ガス及び酸化剤ガスの流通を阻止している。
燃料ガス及び酸化剤ガスは、それぞれの燃料電池サブスタック毎に独立して流通し、且つ、前記酸化剤ガスの流量が燃料電池スタック全体の両端部において大きく、中央部において小さくなるような酸化剤ガス流量分布を有している。このため、燃料電池スタックの両端部において低く、中央部において高くなるセル温度分布と相殺されて、各セルの電解質膜の含水量を均一化する、としている。
特開平9−92322号公報
上記の燃料電池スタックでは、ガス不透過手段は、固体高分子電解質膜の両面にガス拡散電極が接合された単セルの周囲に、マニホールド仕切り板を設けて一体化した部品により構成されている。このため、ガス不透過手段として、構成の複雑な専用部品を用いなければならない。従って、燃料電池スタック全体が積層方向に大型化するとともに、製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、端部セルの発電性能を良好に維持することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される積層体を設けている。積層体の積層方向両端には、セパレータが端部セパレータとして配置され、各端部セパレータの外方には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートが配設されている。
各インシュレータは、それぞれ積層体に向かって開口される凹部を設け、前記凹部には、断熱部材、ターミナルプレート及び厚さ調整用のシム部材が収容されている。そして、端部セパレータの外周部がインシュレータに接触した状態で、該端部セパレータの中央部が、前記外周部よりも積層体の積層方向内方に突出するように、シム部材の厚さが設定されている。
また、この燃料電池スタックでは、セパレータには、積層体の積層方向に貫通して酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔及び燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔が形成されることが好ましい。その際、インシュレータには、酸化剤ガス連通孔及び燃料ガス連通孔が形成されることが好ましい。
さらに、本発明では、各インシュレータには、端部セパレータの外周部がインシュレータに接触した状態で、該端部セパレータの中央部が、外周部よりも積層体の積層方向内方に突出するように、厚さ調整用のシム部材が配設されている。
さらにまた、本発明では、各端部セパレータに一体成形されたシール部材のセパレータ厚さ方向の寸法は、他のセパレータに一体成形された前記シール部材の前記セパレータ厚さ方向の寸法よりも大きな寸法に設定されている。
本発明によれば、端部セパレータの外周部が、インシュレータに接触した状態で、前記端部セパレータの中央部が、前記外周部よりも積層体の積層方向内方に突出している。ここで、燃料電池スタックに積層方向に付与される締結荷重は、電極に作用する電極荷重とシール部材に作用するシール荷重との和である。このため、端部セパレータの中央部が積層方向内方に突出することにより、電極荷重が上がる一方、シール荷重が下がることになる。従って、シール部材の潰れが抑制され、端部セパレータと電解質・電極構造体との間に形成される反応ガス連通路(所謂、ブリッジ部)の反応ガス連通路断面が拡大される。
これにより、端部セパレータと電解質・電極構造体との間の反応ガス連通路を流通する反応ガス(酸化剤ガス又は燃料ガス)の流量が増加し、生成水の排出処理を容易且つ迅速に行うことができる。このため、簡単且つ経済的な構成で、端部セルの発電性能を良好に維持することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、III−III線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 比較例としての燃料電池スタックの断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)又は重力方向(矢印C方向)に積層された積層体14を備える。
積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、インシュレータ(絶縁プレート)18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される(図2参照)。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、インシュレータ(絶縁プレート)18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。
図1に示すように、エンドプレート20a、20bは、横長(縦長でもよい)の長方形状を有するとともに、各辺間には、連結バー24が配置される。各連結バー24は、両端をエンドプレート20a、20bの内面にボルト26を介して固定され、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印A方向)の締め付け荷重を付与する。なお、燃料電池スタック10では、エンドプレート20a、20bを端板とする筐体を備え、前記筐体内に積層体14を収容するように構成してもよい。
発電セル12は、図3及び図4に示すように、電解質膜・電極構造体28が、第1セパレータ30及び第2セパレータ32により挟持される。第1セパレータ30及び第2セパレータ32は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板を波形にプレス成形して構成される。第1セパレータ30及び第2セパレータ32は、金属セパレータに代えて、例えば、カーボンセパレータを用いてもよい。
発電セル12の長辺方向である矢印B方向(図4中、水平方向)の一端縁部には、矢印A方向(積層方向)に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bは、矢印C方向に配列して設けられ、前記酸化剤ガス入口連通孔34aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。冷却媒体入口連通孔36aは、冷却媒体を供給し、燃料ガス出口連通孔38bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bが、矢印C方向に配列して設けられる。燃料ガス入口連通孔38aは、燃料ガスを供給し、冷却媒体出口連通孔36bは、冷却媒体を排出するとともに、酸化剤ガス出口連通孔34bは、酸化剤ガスを排出する。
第1セパレータ30の電解質膜・電極構造体28に向かう面30aには、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路40が形成される。燃料ガス流路40は、入口ブリッジ部41aを介して燃料ガス入口連通孔38aと連通するとともに、出口ブリッジ部41bを介して燃料ガス出口連通孔38bとに連通する。入口ブリッジ部41aは、後述する第1シール部材48により一体成形される島状部を有し、該島状部間に燃料ガス入口連通路が形成される。出口ブリッジ部41bは、同様に第1シール部材48により一体成形される島状部を有し、該島状部間に燃料ガス出口連通路が形成される。
第2セパレータ32の電解質膜・電極構造体28に向かう面32aには、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路42が設けられる。酸化剤ガス流路42は、入口ブリッジ部43aを介して酸化剤ガス入口連通孔34aと連通するとともに、出口ブリッジ部43bを介して酸化剤ガス出口連通孔34bとに連通する。入口ブリッジ部43aは、後述する第2シール部材50により一体成形される島状部を有し、該島状部間に酸化剤ガス入口連通路が形成される。出口ブリッジ部43bは、同様に第2シール部材50により一体成形される島状部を有し、該島状部間に酸化剤ガス出口連通路が形成される。
互いに隣接する第1セパレータ30の面30bと第2セパレータ32の面32bとの間には、冷却媒体入口連通孔36aと冷却媒体出口連通孔36bとに連通する冷却媒体流路44が形成される。冷却媒体流路44は、燃料ガス流路40が形成された第1セパレータ30の裏面形状と、酸化剤ガス流路42が形成された第2セパレータ32の裏面形状とが重なり合って形成される。
図3及び図4に示すように、第1セパレータ30の面30a、30bには、この第1セパレータ30の外周端部を周回して、第1シール部材48が一体化される。第2セパレータ32の面32a、32bには、この第2セパレータ32の外周端部を周回して、第2シール部材50が一体化される。
第1シール部材48及び第2シール部材50には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
電解質膜・電極構造体28は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するアノード電極54及びカソード電極56とを備える。固体高分子電解質膜52は、アノード電極54及びカソード電極56よりも大きな表面積を有している。なお、電解質膜・電極構造体28は、アノード電極54とカソード電極56とが互いに異なる表面積に設定される段差MEAを構成してもよい。
アノード電極54及びカソード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
図2に示すように、ターミナルプレート16a、16bの略中央には、積層方向外方に延在する端子部58a、58bが設けられる。端子部58a、58bは、絶縁性筒体60に挿入されて、後述するシム部材72a、72bの孔部61a、61b、インシュレータ18a、18bの孔部62a、62b及びエンドプレート20a、20bの孔部64a、64bを貫通して前記エンドプレート20a、20bの外部に突出する。
インシュレータ18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。インシュレータ18a、18bの中央部には、積層体14に向かって開口される凹部66a、66bが形成される。凹部66a、66bを構成する底面68a、68bの略中央には、孔部62a、62bが形成される。
図2及び図3に示すように、凹部66aには、断熱部材70a、ターミナルプレート16a及び厚さ調整用のシム部材72aが収容される。シム部材72aは、凹部66aを構成する底面68aに配置される。凹部66bには、断熱部材70b、ターミナルプレート16b及び厚さ調整用のシム部材72bが収容される。シム部材72bは、凹部66bを構成する底面68bに配置される。
シム部材72a、72bは、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、SUS(ステンレス鋼)、アルミニウム又は銅等で構成される。シム部材72a、72bは、電気絶縁性を有する材料、又は、電気絶縁被膜処理された材料で構成されることが好ましい。
断熱部材70aは、第1断熱部材74aと第2断熱部材76aとを交互に積層して構成される。第1断熱部材74aは、例えば、発電セル12を構成する第1セパレータ30又は第2セパレータ32の外周部を枠状に切断した波板状の金属製のプレートで構成される。第2断熱部材76aは、例えば、平坦な形状を有するカーボンプレートで構成される。第1断熱部材74aと第2断熱部材76aの外周寸法は、インシュレータ18aの凹部66aの内周寸法と同等に設定される。なお、第2断熱部材76aは、第1断熱部材74aと同一の材料で構成してもよい。
また、断熱部材70bは、上記の断熱部材70aと同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照符号にbを付して、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、積層体14のインシュレータ18a側の積層方向端部に配置される第1セパレータ30(以下、第1端部セパレータ30endという)は、第1シール部材48が前記インシュレータ18aの額縁状の端面18asに当接する。積層体14のインシュレータ18b側の積層方向端部に配置される第2セパレータ32(以下、第2端部セパレータ32endという)は、第2シール部材50が前記インシュレータ18bの額縁状の端面18bsに当接する。
第1の実施形態では、第1端部セパレータ30endの外周部(第1シール部材48)が、インシュレータ18aに接触した状態で、前記第1端部セパレータ30endの中央部(発電領域)が、前記外周部よりも積層体14の積層方向内方に距離t1だけ突出する。具体的には、図5の参考燃料電池スタック10ref.に示すように、シム部材72aが用いられていない場合、第1端部セパレータ30endの中央部が距離t0だけ突出する。そして、距離t1と距離t0との差分Δt(t1−t0)を調整するために、シム部材72aの厚さが設定される。
同様に、第2端部セパレータ32endの外周部(第2シール部材50)が、インシュレータ18bに接触した状態で、前記第2端部セパレータ32endの中央部(発電領域)が、前記外周部よりも積層体14の積層方向内方に距離t2だけ突出する。この距離t2と突出しない場合の距離との差分Δtを調整するために、シム部材72bの厚さが設定される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガスは、エンドプレート20aの酸化剤ガス入口連通孔34aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス入口連通孔38aに供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体入口連通孔36aに供給される。
酸化剤ガスは、図4に示すように、酸化剤ガス入口連通孔34aから第2セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体28のカソード電極56に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aから第1セパレータ30の燃料ガス流路40に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路40に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体28のアノード電極54に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体28では、カソード電極56に供給される酸化剤ガスと、アノード電極54に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極56に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極54に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ30と第2セパレータ32との間の冷却媒体流路44に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体28を冷却した後、冷却媒体出口連通孔36bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、第1端部セパレータ30endの外周部(第1シール部材48)は、インシュレータ18aに接触している。この状態で、第1端部セパレータ30endの中央部(発電領域)は、外周部よりも積層体14の積層方向内方に距離t1だけ突出している。
ここで、燃料電池スタック10に積層方向に付与される締結荷重は、アノード電極54及びカソード電極56に作用する電極荷重と、第1シール部材48及び第2シール部材50に作用するシール荷重との和である。このため、第1端部セパレータ30endの中央部が積層方向内方に突出することにより、電極荷重が上がる一方、シール荷重が下がることになる。従って、第1シール部材48の潰れが抑制され、第1端部セパレータ30endと電解質膜・電極構造体28との間に形成される入口ブリッジ部41a及び出口ブリッジ部41bの燃料ガス連通路断面が、他の第1セパレータ30の燃料ガス連通路断面よりも拡大される。
従って、第1端部セパレータ30endと電解質膜・電極構造体28との間において、入口ブリッジ部41a及び出口ブリッジ部41bを流通する燃料ガスの流量が増加する。これにより、特に放熱等によって他の部材よりも冷却され易い第1端部セパレータ30endに滞留する生成水を、容易且つ迅速に排出させることができる。
同様に、第2端部セパレータ32endの外周部(第2シール部材50)は、インシュレータ18bに接触している。この状態で、第2端部セパレータ32endの中央部(発電領域)は、外周部よりも積層体14の積層方向内方に距離t2だけ突出している。
このため、第2端部セパレータ32endの中央部が積層方向内方に突出することにより、電極荷重が上がる一方、シール荷重が下がることになる。従って、第2シール部材50の潰れが抑制され、第2端部セパレータ32endと電解質膜・電極構造体28との間に形成される入口ブリッジ部43a及び出口ブリッジ部43bの酸化剤ガス連通路断面が、他の第2セパレータ32の酸化剤ガス連通路断面よりも拡大される。
従って、第2端部セパレータ32endと電解質膜・電極構造体28との間において、入口ブリッジ部43a及び出口ブリッジ部43bを流通する酸化剤ガスの流量が増加する。これにより、特に放熱等によって他の部材よりも冷却され易い第2端部セパレータ32endに滞留する生成水を、容易且つ迅速に排出させることが可能になる。
このため、第1の実施形態では、簡単且つ経済的な構成で、積層体14の両端部に配置された各発電セル12の発電性能を良好に維持することが可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態において、インシュレータ18a、18bの中央部に凹部66a、66bを設けない構成を採用してもよい。さらに、断熱部材70a、70bを不要にすることもできる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック80の断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック80は、シム部材72a、72bを用いておらず、第1端部セパレータ30endに代えて第1端部セパレータ82endを使用するとともに、第2端部セパレータ32endに代えて第2端部セパレータ84endを使用する。
第1端部セパレータ82endには、第1シール部材48hが一体成形される。第1シール部材48hのセパレータ厚さ方向(矢印A方向)の寸法t3は、第1セパレータ30に一体成形された第1シール部材48の前記セパレータ厚さ方向の寸法t4よりも大きな寸法に設定される。
第2端部セパレータ84endには、第2シール部材50hが一体成形される。第2シール部材50hのセパレータ厚さ方向の寸法t5は、第2セパレータ32に一体成形された第2シール部材50の前記セパレータ厚さ方向の寸法t6よりも大きな寸法に設定される。
このように構成される第2の実施形態では、第1シール部材48hは、他の第1シール部材48よりも大きな厚さ寸法に設定されている。このため、特に入口ブリッジ部41a及び出口ブリッジ部41bの燃料ガス連通路断面が、他の第1セパレータ30の燃料ガス連通路断面よりも拡大され、燃料ガスの流量が増加する。
同様に、第2シール部材50hは、他の第2シール部材50よりも大きな厚さ寸法に設定されている。従って、特に入口ブリッジ部43a及び出口ブリッジ部43bの酸化剤ガス連通路断面が、他の第2セパレータ32の酸化剤ガス連通路断面よりも拡大され、酸化剤ガスの流量が増加する。これにより、第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、80…燃料電池スタック 12…発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…インシュレータ 20a、20b…エンドプレート
28…電解質膜・電極構造体 30、32…セパレータ
34a…酸化剤ガス入口連通孔 34b…酸化剤ガス出口連通孔
36a…冷却媒体入口連通孔 36b…冷却媒体出口連通孔
38a…燃料ガス入口連通孔 38b…燃料ガス出口連通孔
40…燃料ガス流路 42…酸化剤ガス流路
44…冷却媒体流路 52…固体高分子電解質膜
54…アノード電極 56…カソード電極
66a、66b…凹部
70a、70b、74a、76a…断熱部材
72a、72b…シム部材

Claims (4)

  1. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される積層体の積層方向両端には、前記セパレータが端部セパレータとして配置され、各端部セパレータの外方には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    各インシュレータは、それぞれ前記積層体に向かって開口される凹部を設け、前記凹部には、断熱部材、前記ターミナルプレート及び厚さ調整用のシム部材が収容されるとともに、
    前記端部セパレータの外周部が前記インシュレータに接触した状態で、該端部セパレータの中央部が、前記外周部よりも前記積層体の積層方向内方に突出するように、前記シム部材の厚さが設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記セパレータには、前記積層体の積層方向に貫通して酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔及び燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔が形成されるとともに、
    前記インシュレータには、前記酸化剤ガス連通孔及び前記燃料ガス連通孔が形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される積層体の積層方向両端には、前記セパレータが端部セパレータとして配置され、各端部セパレータの外方には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    各インシュレータには、前記端部セパレータの外周部が前記インシュレータに接触した状態で、該端部セパレータの中央部が、前記外周部よりも前記積層体の積層方向内方に突出するように、厚さ調整用のシム部材が配設されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される積層体の積層方向両端には、前記セパレータが端部セパレータとして配置され、各端部セパレータの外方には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    各端部セパレータに一体成形されたシール部材のセパレータ厚さ方向の寸法は、他の前記セパレータに一体成形された前記シール部材の前記セパレータ厚さ方向の寸法よりも大きな寸法に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
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