JP2016118925A - 紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法 - Google Patents

紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな真偽判定手法により効果的に紙幣の真偽を判定することが可能な紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法を提供する。【解決手段】紙幣識別装置13は、画像を読取り紙幣を識別する。紙幣識別装置13は、搬送路を搬送される紙幣から画像を取得する画像取得部121と、画像取得部121により取得された画像について記番号領域を特定し、記番号領域内の第1番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより紙幣の真偽を判定する判定部112と、を備える。判定に用いる規則は、記憶部130に記憶されている。【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣の記番号を読み取って紙幣の真偽判定を行う紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法に関する。
現在、紙幣処理装置では、紙幣の搬送過程において、紙幣の金種識別や正損判定や真偽判定が行われている。このうち、紙幣の真偽判定は、たとえばラインセンサで読み取った紙幣の画像を解析することにより行われる。この場合、たとえば、紙幣の記番号の並びや桁数に基づいて、紙幣の真偽判定がなされる。
以下の特許文献1には、2つの記番号印刷物から記番号画像を抽出し、抽出した記番号画像の差分である文字差パターンが、予め記憶した正規の文字差パターンにマッチングするか否かによって、記番号を特定し記番号印刷物の真偽を判定する手法が記載されている。また、特許文献2には、紙幣から記番号を読み取り、読み取った記番号が盗難紙幣や偽造紙幣等の事故紙幣の記番号に一致するか否かによって、紙幣の真偽を判定する手法が記載されている。
特許2967817号公報 特許4377589号公報
上記のように、既存の紙幣処理装置では、記番号の並びや桁数に基づいて紙幣の真偽判定が行われている。しかしながら、これら判定手法によっても、未だ偽造紙幣と判定できない場合があり、紙幣処理装置では、さらなる真偽判定の検討が必要となっている。
かかる課題に鑑み、本発明は、紙幣の真偽判定について、新たな手法を提案するものである。本発明は、新たな真偽判定手法により効果的に紙幣の真偽を判定することが可能な紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、画像を読取り紙幣を識別する紙幣識別装置に関する。本態様に係る紙幣識別装置は、搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部により取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する判定部と、を備える。
本態様によれば、記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かによって紙幣の真偽が判定される。たとえば、米ドル紙幣やユーロ紙幣、日本紙幣は、記番号領域内の所定番目の文字が所定のアルファベットとなるように定められている。したがって、所定番目の文字がこの規則に適合しない場合、投入された紙幣が偽造紙幣の可能性が高いと判定され得る。よって、本発明によれば、記番号の桁数や並び等によって偽と判定できない紙幣について、適切に偽と判定することができる。
第1の態様に係る紙幣識別装置は、前記搬送路を搬送される前記紙幣の種別を識別する識別部と、紙幣の種別に対応付けて前記規則を記憶する記憶部と、を備える構成とされ得る。この場合、前記判定部は、前記記番号領域内の前記所定番目の文字が、前記識別部により識別された紙幣の種別に対応する前記規則に適合するか否かにより、前記紙幣の真偽を判定する。
この構成によれば、金種や発券年度等、紙幣の種別に応じて記番号領域内の所定番目の文字の規則が異なる場合に、紙幣の真偽を適正に判定することができる。
この場合、前記記憶部は、紙幣の種別と方向に対応付けて紙幣の特徴情報を記憶し、前記識別部は、前記画像取得部により取得された画像と前記特徴情報とを照合して前記紙幣の種別を識別し、前記判定部は、前記画像に適合した前記特徴情報に対応する前記紙幣の方向に基づいて、前記画像に対し前記記番号領域を特定するよう構成され得る。
この構成によれば、たとえば、追って図9を参照して説明するように、判定部において記番号領域を円滑に特定することができる。これにより、判定部における判定処理を効率的に行うことができる。
第1の態様に係る紙幣識別装置は、紙幣が流通する国または領域に応じて前記規則が設定されるよう構成され得る。
この構成によれば、紙幣が流通する国や領域が異なり、これに応じて記番号の規則が異なる場合にも、各国および領域において紙幣の真偽を適正に判定することができる。
また、第1の態様に係る紙幣識別装置において、前記規則は、前記記番号の前記所定番目が取り得る文字とされ得る。
たとえば、米国、EUでは、記番号の第1番目の文字が所定の文字に定められている。また、日本では、記番号が8桁の場合、記番号の第1番目および最後の文字が所定の文字に定められており、記番号が9桁の場合、記番号の第1番目、第2番目および最後の文字が所定の文字に定められている。よって、本構成によれば、少なくともこれらの国および領域において、紙幣の真偽を適正に判定することができる。
また、第1の態様に係る紙幣識別装置において、前記判定部は、前記記番号領域内の第1番目の文字が前記規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定するよう構成され得る。
上記のように、米国、EUでは、記番号の第1番目の文字が所定の文字に定められている。よって、本構成によれば、少なくとも米国、EUにおいて、紙幣の真偽を適正に判定ことができる。
本発明の第2の態様は、紙幣処理装置に関する。本態様に係る紙幣処理装置は、搬送路に沿って紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部により取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する判定部と、前記搬送部による紙幣の搬送を制御する搬送制御部と、を備える。ここで、前記搬送制御部は、前記判定部により偽であると判定された紙幣を所定のリジェクト部に搬送する。
本態様によれば、上記第1の態様に係る紙幣識別装置と同様、記番号の桁数や並び等によって偽と判定できない紙幣について、適切に偽と判定することができ、この紙幣を円滑にリジェクト部へと導くことができる。
本発明の第3の態様は、画像を読取り紙幣を識別する紙幣識別方法に関する。本態様に係る紙幣識別方法は、搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得し、取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する。
本態様によれば、上記第1の態様に係る紙幣識別装置と同様の効果が奏され得る。
上記のように、本発明によれば、新たな真偽判定手法により効果的に紙幣の真偽を判定することが可能な紙幣識別装置、紙幣処理装置および紙幣識別方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る紙幣入出金機の内部構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る紙幣入出金機の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る画像取得部の構成を示す模式図である。 図4は、実施の形態に係る紙幣画像データベースの構成を示す概念図である。 図5は、実施の形態に係る規則データベースの構成を示す概念図である。 図6は、実施の形態に係る紙幣入出金機による紙幣の収納処理を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る紙幣識別装置による処理を示すフローチャートである。 図8(a)、(b)は、実施の形態に係る記番号に基づいて紙幣の真偽を判定する流れを示す図である。 図9(a)〜(d)は、実施の形態の効果を説明するための図であり、図9(a)、(b)は、紙幣の搬送方向と紙幣表側面の状態を示す図、図9(c)、(d)は、紙幣の表側面画像に対する記番号領域の設定方法を示す図である。 図10(a)、(b)は、変更例1に係る記番号に基づいて紙幣の真偽を判定する流れを示す図である。
以下の実施の形態には、本発明を紙幣入出金機に適用した例が示されている。本実施の形態の紙幣入出金機は、米ドル紙幣を扱う。米ドル紙幣では、数年ごとに改刷が行われ、また、これまでに数回のデザイン変更が行われている。
たとえば、10ドル紙幣の場合、1990年、1993年、1995年、1999年、2001年、2003年、2004年、2006年、2009年、2013年等に改刷が行われており、1990年〜1995年に発行された紙幣のデザインと、1999年〜2003年に発行された紙幣のデザインと、2004年〜2013年に発行された紙幣のデザインは互いに異なっている。1990年〜1995年に発行された紙幣のデザインは、以下の実施の形態では「スモールフェイス」と呼ぶこととし、1999年〜2003年に発行された紙幣のデザインは、以下の実施の形態では「ビッグフェイス」と呼ぶこととし、2004年〜2013年に発行された紙幣のデザインは、以下の実施の形態では「カラー」と呼ぶこととする。
本実施の形態の紙幣入出金機は、以下に説明するように、紙幣から読み取った記番号の第1番目の文字が、金種とデザインにより特定される紙幣の種別に対して規定された第1番目の文字の規則に適合するか否かを判定することにより、紙幣の真偽を判定する。
本実施の形態において、紙幣入出金機1は、特許請求の範囲に記載の「紙幣処理装置」に対応する。出金部16は、特許請求の範囲に記載の「リジェクト部」に対応する。基準画像413〜416は、特許請求の範囲に記載の「特徴情報」に対応する。規則データベース500において種別(金種およびデザイン)毎に規定された文字は、特許請求の範囲に記載の「規則」に対応する。
<紙幣入出金機の構成>
図1は、紙幣入出金機1の内部構成を示す模式図である。図1には、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が付記されている。X−Y平面は水平面に平行で、Z軸方向は鉛直方向である。X軸正方向、Y軸正方向、Z軸正方向は、それぞれ、前方向、左方向、上方向である。
紙幣入出金機1は、たとえば、店舗内のチェックアウトエリアに設置される。紙幣入出金機1は、店員が操作するPOSレジスタまたは顧客が操作するセルフチェックアウト用レジスタと通信可能に接続される。紙幣入出金機1は、代金として顧客から受け取った紙幣、および、釣銭として顧客へ支払う紙幣を処理および収納する。具体的には、紙幣入出金機1は、レジスタで計算された商品代金と現金処理装置に入金された金額との差額を釣銭として出金する場合に、入金された紙幣を計数して収納し、また、釣銭の紙幣を出金する。ここで、紙幣入出金機1は、POSレジスタまたはセルフチェックアウト用レジスタと一体に構成されていてもよい。また、紙幣入出金機1は、バックオフィスに設置された現金管理装置と通信可能に接続され、現金処理システムを構成してもよい。
紙幣入出金機1は、搬送部11と、入金部12と、読取りを行う紙幣識別装置13と、収納部14と、回収カセット15と、出金部16と、を備える。
搬送部11は、モータやローラを備え、搬送路11aに沿って紙幣を搬送する。入金部12は、カバー12aを備えている。入金部12は、カバー12aを開けて投入された紙幣を1枚ずつ繰出し、搬送路11aへ搬出する。搬送部11は、入金部12から搬出された紙幣を、搬送路11aに沿って紙幣識別装置13に搬送する。紙幣識別装置13は、紙幣の金種の識別と、紙幣の真偽の判定とを行う。紙幣識別装置13による紙幣の真偽判定処理については、追って図4〜8を参照して説明する。搬送部11は、紙幣識別装置13から搬出された紙幣を、搬送路11aに沿って、収納部14、回収カセット15およびリジェクト部と兼用の出金部16の何れかへ搬送する。
紙幣識別装置13から搬出された紙幣は、紙幣識別装置13による金種の識別結果に基づいて、金種ごとに収納部14に収納される。収納部14の収納枚数が上限に達すると、回収カセット15に紙幣が収納される。出金の際、収納部14は、収納した紙幣を1枚ずつ繰出し搬送路11aへ搬出する。そして、搬送部11は、収納部14から搬出された紙幣を、搬送路11aに沿って出金部16へと搬送する。出金部16は、シャッタ16aを備えている。出金部16は、収納部14から搬出された紙幣を集積した後、シャッタ16aを開けて、紙幣の取り出しを可能にする。
<ブロック構成>
図2は、紙幣入出金機1の構成を示すブロック図である。
紙幣入出金機1は、搬送部11と、入金部12と、紙幣識別装置13と、収納部14と、出金部16のほか、制御部21と、センサ部22と、記憶部23と、通信部24と、を備える。制御部21は、制御部21による機能の一部として、搬送制御部21aを備える。
制御部21は、紙幣入出金機1の各部から出力された信号に基づいて、紙幣入出金機1の各部を制御する。搬送制御部21aは、搬送部11による紙幣の搬送を制御する。センサ部22は、搬送部11、入金部12および出金部16等に設けられた紙幣検知センサを含む。記憶部23は、紙幣入出金機1を制御するための各種プログラムとデータとを記憶する。また、記憶部23は、収納部14に収納されている紙幣の金種ごとの数量等を記憶する。通信部24は、店舗内の現金処理システムを構成する他の装置(たとえば、レジスタ、現金出納装置、現金管理装置、POS管理装置等)と、紙幣入出金機1とを通信可能に接続する。
紙幣識別装置13は、制御部110と、検出部120と、記憶部130と、を備える。制御部110は、記憶部130に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。ここで、制御部110には、記憶部130に記憶されたプログラムにより、識別部111と判定部112の機能が付与される。検出部120は、画像取得部121と、磁気検出部122と、UV検出部123と、を備える。
制御部110は、紙幣識別装置13の各部から出力された信号と、制御部21からの制御信号とに基づいて、紙幣識別装置13の各部を制御する。画像取得部121は、紙幣から画像を取得する。画像取得部121の構成については、追って図3を参照して説明する。磁気検出部122は、磁気を測定する磁気センサ(図示せず)を備え、磁気センサにより紙幣に印刷されているインク等の磁気を検出する。UV検出部123は、受光部(図示せず)を備え、紙幣に紫外線を照射したときに反射する可視光量や透過する紫外線量を受光部により検出する。
記憶部130は、紙幣識別装置13を制御するための各種プログラムとデータとを記憶する。また、記憶部130には、紙幣画像データベース400と規則データベース500が構築される。紙幣画像データベース400と規則データベース500については、それぞれ、追って図4、5を参照して説明する。
識別部111は、画像取得部121により取得された紙幣の画像と、紙幣画像データベース400とに基づいて、紙幣の種別の識別と、紙幣の金種の識別とを行う。判定部112は、紙幣の種別と、紙幣の画像から取得される記番号と、規則データベース500とに基づいて、紙幣の真偽を判定する。また、判定部112は、磁気検出部122とUV検出部123の検出信号を、真偽識別の基準データと照合して、紙幣の真偽を判定する。このように、判定部112は、紙幣について複数種類の真偽判定を行っており、全ての判定結果が真のときに紙幣が正券であると判定する。
<画像取得部>
図3は、画像取得部121の構成を示す模式図である。図3には、図1と同様のX軸、Y軸およびZ軸が付記されている。
画像取得部121は、ラインセンサ210、220を備える。ラインセンサ210、220の間には、紙幣300が搬送される隙間が形成されており、この隙間は搬送路11aの一部を構成する。ラインセンサ210は、搬送路11aの上側に位置し、ラインセンサ220は、搬送路11aの下側に位置する。
ラインセンサ210は、反射用光源211と、レンズ212と、受光部213と、A/D変換部214と、遮蔽部215と、を備える。反射用光源211は、紙幣300の上面に所定波長の光(たとえば、赤外光などの非可視光と緑色光などの可視光)を照射する。レンズ212は、反射用光源211から出射され、紙幣300で反射された光を集光する。受光部213は、レンズ212によって集光された光を電気信号に変換する。A/D変換部214は、受光部213で変換された電気信号をデジタル信号に変換する。遮蔽部215は、受光部213による読み取り中に、ラインセンサ220の反射用光源222からの光の進入を遮断する。
ラインセンサ220は、透過用光源221と、反射用光源222と、レンズ223と、受光部224と、A/D変換部225と、遮蔽部226と、を備える。透過用光源221は、紙幣300の下面に所定波長の光を照射する。反射用光源222は、紙幣300の下面に所定波長の光を照射する。レンズ223は、反射用光源222から出射され、紙幣300で反射された光を集光する。受光部224は、レンズ223によって集光された光を電気信号に変換する。A/D変換部225は、受光部224で変換された電気信号をデジタル信号に変換する。遮蔽部226は、受光部224による読み取り中に、ラインセンサ210の反射用光源211からの光の進入を遮断する。
ラインセンサ220の透過用光源221から出射された光の一部は、紙幣300を透過し、ラインセンサ210のレンズ212を介して受光部213で検出される。このため、透過用光源221は、ラインセンサ210のレンズ212の光軸上に配置される。
画像取得部121は、上記のように構成されることにより、A/D変換部214の出力信号に基づいて、搬送路11aを搬送される紙幣の上面の画像と透過画像を取得し、A/D変換部225の出力信号に基づいて、搬送路11aを搬送される紙幣の下面の画像を取得する。
<紙幣画像データベース>
図4は、紙幣画像データベース400の構成を示す概念図である。
紙幣画像データベース400は、紙幣の種別に対応づけて複数の参照情報410を格納している。参照情報410は、それぞれ、金種を示す金種情報411と、デザインの種類を示すデザイン情報412と、基準画像413〜416と、座標情報417と、を含む。
ここで、紙幣の種別とは、紙幣の金種と紙幣のデザインにより特定される紙幣の分類のことである。現在、米ドル紙幣として、1、2、5、10、20、50、100ドル紙幣が流通している。また、5、10、20、50、100ドル紙幣のデザインとして、「スモールフェイス」、「ビッグフェイス」、「カラー」があり、1、2ドル紙幣のデザインとして、「スモールフェイス」がある。したがって、紙幣画像データベース400には、金種情報411とデザイン情報412により特定される紙幣の種別毎に参照情報410が格納されている。より詳細には、金種情報411とデザイン情報412とに応じて、17種類の参照情報410が紙幣画像データベース400に格納されている。なお、図4には、10ドル、「ビッグフェイス」の参照情報410が模式的に示されている。
基準画像413は、種別に対応する紙幣の表側面の画像であり、基準画像414は、基準画像413を180度回転した画像である。基準画像415は、種別に対応する紙幣の裏側面の画像であり、基準画像416は、基準画像415を180度回転した画像である。記番号領域413a、413bは、基準画像413上における記番号の領域であり、記番号領域414a、414bは、基準画像414上における記番号の領域である。このように、米ドル紙幣では、紙幣の表側面の2つの領域に記番号が印刷されている。
本実施の形態では、最上段の基準画像413について、記番号領域413a、413bを特定する情報が、座標情報417として各参照情報410に保持されている。ここで、座標情報417は、たとえば、記番号領域413a、413bを囲む長方形よりも一回り広い長方形の四角に対応する4点の座標からなっている。
図2の識別部111は、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像と、紙幣画像データベース400に格納された各種別の基準画像413〜416とを照合し、紙幣の上面と下面の画像と一致する基準画像を決定して紙幣の種別を識別する。たとえば、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像が、それぞれ、図4の基準画像413、415に一致する場合、識別部111は、紙幣の種別を「10ドル、ビッグフェイス」と識別する。また、たとえば、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像が、それぞれ、図4の基準画像416、414に一致する場合も、識別部111は、紙幣の種別を「10ドル、ビッグフェイス」と識別する。さらに、識別部111は、紙幣の種別に基づいて、紙幣の金種を識別する。
また、図2の判定部112は、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像と、識別部111により識別された種別とに基づいて、記番号領域を特定する。
たとえば、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像が、それぞれ、図4の基準画像413、415に一致する場合、判定部112は、基準画像413の記番号領域413a、413bの座標情報417に基づいて、それぞれ、紙幣の上面の画像に4つの座標点を設定し、これら座標点で囲まれる長方形の領域を記番号領域として特定する。また、たとえば、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像が、それぞれ、図4の基準画像416、414に一致する場合、判定部112は、紙幣の下面の画像を180度回転させて下面の画像を基準画像413の方向に一致させ、この画像上に、座標情報417に基づいて、上記と同様に、記番号領域を特定する。
こうして画像取得部121により取得された紙幣の画像上に記番号領域を特定した後、判定部112は、特定した記番号領域内の画像を切り出し、切り出した画像に対して既知の文字認識処理を実行する。これにより、判定部112は、この紙幣の記番号を取得する。
<規則データベース>
図5は、規則データベース500の構成を示す概念図である。
米ドル紙幣は、金種および発行年度に応じて、記番号領域内の第1番目の文字が所定のアルファベットとなるように定められている。規則データベース500は、米ドル紙幣の種別ごとに、記番号の第1番目(先頭)の文字として適正な文字を格納している。たとえば、10ドルのビッグフェイスに対応する紙幣において、記番号の第1番目の文字は「B」、「C」、「D」の何れかである。したがって、規則データベース500には、10ドルのビッグフェイスに対応する文字として、「B」、「C」、「D」が格納されている。このように、規則データベース500は、紙幣の種別に対応付けて、記番号の第1番目の文字となるべき予め決められた規則を格納している。
なお、図5に図示されていない種別についても、記番号の第1番目について取り得る文字が定められている場合には、その種別に対応付けて所定の文字が規則データベース500に格納される。
図2の判定部112は、識別部111により識別された種別に基づいて、規則データベース500における記番号の第1番目の文字を取得する。そして、判定部112は、紙幣の画像から文字認識処理により取得された記番号の第1番目の文字が、規則データベース500から得られた文字に適合するか否かを判定する。ここで、記番号の第1番目の文字が規則に適合すると判定した場合、判定部112は、紙幣の真偽判定結果を真とし、記番号の第1番目の文字が規則に適合しないと判定した場合、判定部112は、紙幣の真偽判定結果を偽とする。たとえば、紙幣の種別が「10ドル、ビッグフェイス」の場合に、紙幣の画像に基づいて取得された記番号の第1番目の文字が「B」であれば、判定結果は真となり、紙幣の画像に基づいて取得された記番号の第1番目の文字が「G」であれば、判定結果は偽となる。
なお、図4に示すように、紙幣の表側面には、2つの記番号領域413a、413bが存在する。したがって、判定部112は、紙幣の画像について特定した2つの記番号領域に対して、それぞれ、上記判定を行い、両方の判定が真である場合に、紙幣に対する真偽判定を真とする。なお、この方法に代えて、判定部112は、まず、紙幣の画像上の2つの記番号領域から文字認識処理により取得した文字列が互いに一致するか否かを判定し、2つの記番号領域から取得した文字列が一致しない場合に、紙幣の真偽判定を偽とし、これら文字列が一致する場合に、さらに、何れか一方の文字列に対して上記規則に基づく判定を行って、紙幣の真偽を判定するようにしても良い。
<紙幣収納処理>
図6は、紙幣入出金機1による紙幣の収納処理を示すフローチャートである。
図6に示す処理は、紙幣入出金機1の電源が投入されると開始される。紙幣入出金機1の電源が投入されると、紙幣入出金機1の制御部21は、入金部12に紙幣が投入されたか否かを判定する。紙幣が投入されると(S11:YES)、制御部21は、紙幣識別装置13を起動し(S12)、搬送制御部21aは、搬送部11による紙幣の搬送を開始する(S13)。これにより、入金部12に投入された紙幣が、1枚ずつ紙幣識別装置13に搬送される。
紙幣識別装置13に搬送された紙幣は、紙幣識別装置13により、図7を参照して後述する処理に従って、1枚ずつ紙幣の金種の識別と紙幣の真偽の判定が行われる。紙幣識別装置13による金種識別と真偽判定が完了し、紙幣識別装置13から紙幣が搬出されると(S14:YES)、制御部21は、紙幣識別装置13による紙幣の真偽判定に基づいて、当該紙幣が正券であるか否かを判定する(S15)。紙幣が正券である場合(S15:YES)、制御部21は、紙幣識別装置13から搬出された紙幣を搬送し、紙幣識別装置13による金種識別に基づいて収納部14に収納する(S16)。他方、紙幣が偽券である場合(S15:NO)、制御部21は、紙幣識別装置13から搬出された紙幣を出金部16に搬送し、シャッタ16aを開放状態にする(S17)。
なお、紙幣が偽券である場合、この紙幣が収納部14の所定の場所(たとえば、専用の収納ユニット)に収納されてもよい。この場合、紙幣入出金機1から紙幣の真偽判定が偽であったことを報知するための出力(アラーム音の出力、等)がなされても良い。
制御部21は、入金部12に投入された全ての紙幣の搬送が完了したか否かを判定する(S18)。紙幣の搬送が完了していない場合(S18:NO)、制御部21は、処理をS14に戻し、引き続き、紙幣識別装置13から搬出された紙幣についての処理を行う。紙幣の搬送が完了した場合(S18:YES)、紙幣入出金機1による処理が終了する。
<記番号識別処理>
図7は、紙幣識別装置13による処理を示すフローチャートである。この処理は、図6のS13によって紙幣識別装置13に搬入される紙幣について、1枚ずつ行われる。
紙幣が紙幣識別装置13に搬入されると(S101:YES)、識別部111は、上述したように、画像取得部121により取得された紙幣の上面と下面の画像と、紙幣画像データベース400とに基づいて、紙幣の種別を識別する(S102)。また、識別部111は、S102で識別した紙幣の種別に基づいて、紙幣の金種を識別する(S103)。
次に、判定部112は、上述したように、画像取得部121により取得された紙幣の表側面の画像と、識別部111により識別された紙幣の種別に対応する座標情報417とに基づいて、表側面の画像に記番号領域413a、413bを特定する(S104)。また、判定部112は、特定した記番号領域413a、413b内の画像に対して文字認識処理を行うことにより、紙幣の記番号を取得する(S105)。なお、紙幣の表側面の画像が図4の基準画像414に対応する場合、上述したように、判定部112は、取得した表側面の画像を180度回転させた上で、記番号領域413a、413bを特定し、記番号領域413a、413b内の画像に対して文字認識処理を行う。そして、判定部112は、取得した記番号の第1番目の文字が、紙幣の種別に基づいて規則データベース500から得られる文字に適合するか否かによって、紙幣の真偽を判定する(S106)。また、判定部112は、磁気検出部122とUV検出部123の検出信号を、真偽識別の基準データと照合して、紙幣の真偽を判定する(S107)。
上記のように、S106の処理では、紙幣の画像に対して2つの記番号領域が特定され、各記番号領域について、規則データベース500に基づく真偽判定が行われる。ここでは、2つの記番号領域に対する判定が何れも真であった場合に、S106の判定が真とされ、2つの記番号領域に対する判定のうち少なくとも一方が偽であった場合に、S106の判定が偽とされる。
S106、S107における真偽判定の結果が何れも真である場合(S108:YES)、判定部112は、紙幣が正券であると判定する(S109)。他方、S106、S107における真偽判定の結果の少なくとも何れか一つが偽である場合(S108:NO)、判定部112は、紙幣が偽券であると判定する(S110)。こうして、制御部110は、真偽の判定が終了した紙幣を、紙幣識別装置13から搬出し(S111)、紙幣識別装置13による処理が終了する。なお、紙幣識別装置13による処理は、紙幣入出金機1の電源が落とされるまで1枚ずつ繰り返し行われる。
図8(a)、(b)は、記番号に基づいて紙幣の真偽を判定する流れを示す図である。図8(a)は、紙幣が正券と判定されるまでの流れを示し、図8(b)は、紙幣が偽券と判定されるまでの流れを示す。
図8(a)に示す画像が紙幣の画像として取得された場合、取得された紙幣の画像と、紙幣画像データベース400とに基づいて、紙幣の種別が識別される。図8(a)では、紙幣の種別が「10ドル、ビッグフェイス」と識別される。そして、識別された紙幣の種別に基づいて、規則データベース500から、この紙幣の種別において適正な第1番目の文字が取得される。ここでは、適正な第1番目の文字として「B、C、D」が取得される。一方、紙幣の種別と、紙幣画像データベース400とに基づいて、紙幣の画像に対し記番号領域が特定され、特定された記番号領域から、文字認識処理により、紙幣の記番号が取得される。ここでは、紙幣の記番号として、「BA12345678A」が取得される。そして、取得された記番号の第1番目の文字が規則に適合するかが判定される。図8(a)の場合、適正な第1番目の文字は「B」、「C」、「D」であり、紙幣の画像から取得された記番号の第1番目の文字は「B」である。したがって、真偽判定の結果は「真」となる。
図8(b)に示す画像が紙幣の画像として取得された場合も同様に、紙幣の種別が識別され、この紙幣の種別において適正な第1番目の文字が取得される。また、紙幣の画像に対し記番号領域が特定され、特定された記番号領域から文字認識処理により記番号が取得される。図8(b)の場合、取得された記番号は「EA12345678A」である。そして、取得された記番号の第1番目の文字が規則に適合するかが判定される。図8(b)の場合、適正な第1番目の文字は「B」、「C」、「D」であり、紙幣の画像から取得された記番号の第1番目の文字は「E」である。したがって、真偽判定の結果は「偽」となる。
<実施形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
記番号領域内の第1番目の文字が、規則データベース500に予め格納された規則に適合するか否かによって、米ドル紙幣の真偽が判定される。したがって、第1番目の文字がこの規則に適合しない場合、投入された紙幣について偽造紙幣の可能性が高いと判定することができる。こうして、記番号の第1番目の文字の規則に基づく真偽判定を行うことにより、紙幣の真偽判定をより適切に行うことができる。
また、本実施の形態では、識別部111により紙幣の種別が識別され、規則データベース500には、紙幣の種別に対応付けて規則が格納されている。したがって、米ドル紙幣のように、種別に応じて第1番目の文字の規則が異なる場合でも、紙幣の真偽を適正に判定することができる。
また、本実施の形態では、参照情報410が、図4の最上段の向きの基準画像413に対応付けて、記番号領域413a、413bの座標情報417を含んでいる。このため、紙幣がどのような向きで搬送されても、記番号領域を円滑に特定でき、紙幣の真偽判定を効率的に行うことができる。
この効果について、図9(a)〜(d)を参照して説明する。図9(a)、(b)は、紙幣の表側面が上(図3のZ軸正方向)に向けられている場合に、紙幣の搬送方向に応じて紙幣の表側面が取り得る状態を示す図である。
図9(a)の状態で紙幣が搬送されると、記番号領域は、領域A1、A2に存在し、また、図9(b)の状態で紙幣が搬送されると、記番号領域は、領域A3、A4に存在する。このため、紙幣の上面画像には、図9(c)のように、領域B1〜B4に記番号領域が出現し得る。したがって、参照情報410が座標情報417を含んでいなければ、判定部112は、上面画像に対し領域B1〜B4を特定し、これら全ての領域B1〜B4に対して文字認識処理を行う必要がある。この場合、仮に紙幣が図9(a)のように搬送されていると、図9(a)の領域A1、A2に対応する領域B1、B2から記番号が取得され、領域B3、B4からは適正に記番号が取得され得ない。このため、領域B3、B4に対する記番号の取得処理は無駄な処理となってしまう。
これに対し、上記実施の形態では、予め、参照情報410が、図4の最上段の向きの基準画像413に対応付けて座標情報417を保持しているため、たとえば、紙幣が図9(a)のように搬送された場合は、座標情報417に基づき、図9(d)に示すように、領域A1、A2に対応する領域B1、B2のみが記番号領域として特定される。また、紙幣が図9(b)のように搬送された場合には、上面画像が180度回転させられた上で、座標情報417に基づき、図9(d)に示すように、領域A4、A3に対応する領域B1、B2のみが記番号領域として特定される。
このように、本実施の形態では、紙幣の画像上に2つの領域B1、B2のみが適正に特定され、これらの領域B1、B2に対して記番号の取得処理が行われるため、無駄な領域に対して記番号の取得処理を行うことが回避される。よって、紙幣がどのような方向で搬送されても、記番号領域の特定を円滑に行うことができ、結果、紙幣の真偽判定を効率的に行うことができる。
また、本実施の形態では、記番号に基づく紙幣の真偽判定の結果と、磁気検出部122に基づく紙幣の真偽判定の結果と、UV検出部123に基づく紙幣の真偽判定の結果とが、全て真である場合にのみ、紙幣が正券であると判定される。このように、上記記番号に基づく紙幣の真偽判定を、他の真偽判定と合わせて用いることにより、紙幣識別装置13による紙幣の真偽判定の精度を高めることができる。なお、これらの真偽判定処理の他、記番号の桁数や並びに基づく真偽判定等、さらに、他の真偽判定処理が組み合わせられても良い。
<変更例1>
上記実施の形態の紙幣入出金機1は、米ドル紙幣のみを扱ったが、変更例1の紙幣入出金機1は、ユーロ紙幣のみを扱う。
ユーロ紙幣は、2002年に発行が行われ、5、10、20、50、100、200、500ユーロ紙幣が流通しており、各金種においてデザインの異なる紙幣はない。したがって、変更例1における紙幣画像データベース400は、金種の数に応じて7種類の参照情報410を含んでいる。参照情報410は、金種情報411と、基準画像413〜416と、座標情報417と、を含み、デザイン情報412を含まない。また、ユーロ紙幣は、紙幣裏側面の2つの領域に記番号が標記されている。このため、紙幣の裏側面に対応する基準画像415に対して、2つの記番号領域の座標が座標情報417として保持される。
また、ユーロ紙幣では、種別(金種)ごとに記番号の規則が設けられておらず、全ての種別(金種)について、記番号の第1番目の文字に、「I」、「O」、「Q」等の禁止文字は含まれないという規則のみが存在する。したがって、規則データベース500には、全ての種別(金種)に対する規則として、「I」、「O」、「Q」等の禁止文字が格納されている。
記番号に基づく紙幣の真偽判定の際には(図7のS106)、画像取得部121により取得された画像から記番号を取得し、取得した記番号の第1番目の文字が、「I」、「O」、「Q」等の禁止文字以外であるかを判定する。取得した記番号の第1番目の文字が「I」、「O」、「Q」等の禁止文字以外であると、記番号に基づく紙幣の真偽判定の結果は真となり、取得した記番号の第1番目の文字が「I」、「O」、「Q」等の禁止文字であると、記番号に基づく紙幣の真偽判定の結果は偽となる。
図10(a)、(b)は、記番号に基づいてユーロ紙幣の真偽を判定する流れを示す図である。図10(a)は、ユーロ紙幣が正券と判定されるまでの流れを示し、図10(b)は、ユーロ紙幣が偽券と判定されるまでの流れを示す。
図10(a)に示す画像がユーロ紙幣の画像として取得された場合、紙幣画像データベース400に基づいて、ユーロ紙幣の画像に対し、記番号領域が特定される。そして、特定された記番号領域から、文字認識処理により、紙幣の記番号が取得される。ここでは、紙幣の記番号として、「S12345678912」が取得される。そして、取得された記番号の第1番目の文字が規則に適合するかが判定される。図10(a)の場合、適正な第1番目の文字は「I」、「O」、「Q」等の禁止文字以外の文字であり、ユーロ紙幣の画像から取得された記番号の第1番目の文字は「S」である。したがって、真偽判定の結果は「真」となる。
図10(b)に示す画像が紙幣の画像として取得された場合も同様に、ユーロ紙幣の画像に対し記番号領域が特定され、特定された記番号領域から文字認識処理により記番号が取得される。図10(b)の場合、取得された記番号は「Q12345678912」である。そして、取得された記番号の第1番目の文字が規則に適合するかが判定される。図10(b)の場合、適正な第1番目の文字は「I」、「O」、「Q」等の禁止文字以外の文字であり、ユーロ紙幣の画像から取得された記番号の第1番目の文字は「Q」である。したがって、真偽判定の結果は「偽」となる。
こうして、記番号に基づく真偽判定結果が得られた後、上記実施の形態と同様、さらに、磁気検出部122に基づくユーロ紙幣の真偽判定とUV検出部123に基づくユーロ紙幣の真偽判定が行われる。そして、これらの真偽判定の結果が全て真である場合にのみ、ユーロ紙幣が正券であると判定される。
<変更例2>
変更例2の紙幣入出金機1は、日本円の紙幣のみを扱う。
日本円の紙幣においては、現在発行中の1000、2000、5000、10000円紙幣のほかに、発行が停止されたものの使用可能な紙幣が複数ある。変更例1の紙幣入出金機1は、現在使用可能な22種類の種別のうち、いわゆるD券とE券の7種類を扱う。変更例1における紙幣画像データベース400は、7種類の参照情報410を含んでいる。参照情報410は、上記実施の形態と同様、金種情報411と、デザイン情報412と、基準画像413〜416と、座標情報417と、を含む。デザイン情報412は、「D券」と「E券」の何れかである。また、日本円の紙幣は、紙幣表側面の2つの領域に記番号が標記されているため、上記実施の形態と同様、紙幣の表側面に対応する基準画像413に対して、2つの記番号領域413a、413bの座標が座標情報417に保持されている。
また、日本円の紙幣では、種別ごとに記番号の規則が設けられておらず、記番号の桁数に応じて記番号の規則が規定されている。日本円の紙幣では、同じ種別であっても、発行に伴う記番号の累積により、記番号の桁数が変えられる。日本円の紙幣では、記番号が8桁の場合、記番号の第1番目および最後の文字に、「I」、「O」等の禁止文字は含まれず、記番号が9桁の場合、記番号の第1番目、第2番目および最後の文字に、「I」、「O」等の禁止文字は含まれないという規則が存在する。したがって、規則データベース500には、全ての種別に対応する規則として、「I」、「O」等の禁止文字が格納されている。
記番号に基づく紙幣の真偽判定の際には(図7のS106)、画像取得部121により取得された画像から記番号を取得し、取得した記番号の桁数が8桁の場合、記番号の第1番目および最後の文字が「I」、「O」等の禁止文字以外であるかを判定し、取得した記番号の桁数が9桁の場合、記番号の第1番目、第2番目および最後の文字が「I」、「O」等の禁止文字以外であるかを判定する。上記所定番目の文字が「I」、「O」等の禁止文字以外であると、記番号に基づく紙幣の真偽判定の結果は真となり、上記所定番目の文字が「I」、「O」等の禁止文字であると、記番号に基づく紙幣の真偽判定の結果は偽となる。
こうして、記番号に基づく真偽判定結果が得られた後、上記実施の形態と同様、さらに、磁気検出部122に基づく紙幣の真偽判定とUV検出部123に基づく紙幣の真偽判定が行われる。そして、これらの真偽判定の結果が全て真である場合にのみ、紙幣が正券であると判定される。
なお、日本円の紙幣については、記番号に基づく真偽判定の際に紙幣の種別が識別される必要はなく、上記のように、全ての種別について共通の規則が適用される。このため、日本円の紙幣については、参照情報410から金種識別と記番号領域の特定に必要な情報以外の情報は省略されても良い。たとえば、デザイン情報412は、金種識別と記番号領域の特定に必要ないため、参照情報410から省略され得る。
<その他>
上記実施の形態では、米ドル紙幣の種別は、金種と紙幣のデザインとにより特定されたが、さらに、種別が細分化されても良い。たとえば、米ドル紙幣には、発行責任者のサインを含む2つのサインが標記されており、これらのサインによって、米ドル紙幣の種別をさらに細分化することができる。すなわち、米ドル紙幣では、これら2つのサインが異なると、記番号の第1番目の文字の規則が異なっている。したがって、規則データベース500は、サインの種別毎に第1番目のアルファベットを格納するよう構成され得る。
たとえば、上記実施の形態における種別「10ドル、ビッグフェイス」は、2つのサインの組合せによってさらに3種類に分類され得る。このように種別が細分化された場合、記番号の適正な第1番目の文字は、上記実施の形態よりもさらに少なくなる。たとえば、種別「10ドル、ビッグフェイス」がサインの組合せによって3種類に分類される場合、これら3つの分類において記番号の適正な第1番目の文字は、それぞれ、「B」、「C」、「D」となる。この場合、規則データベース500には、3つの分類に対して、それぞれ、「B」、「C」、「D」の文字が格納される。また、識別部111は、紙幣の画像からサインを抽出し、サインの組合せに基づいて、その紙幣の種別を識別する。そして、判定部112は、識別した種別に対応する文字を規則データベース500から取得し、取得した文字が、紙幣の画像から取得した記番号の第1番目の文字に一致するかを判定する。こうして、記番号に基づく真偽判定が行われる。この判定手法によれば、紙幣の種別がさらに細分化されるため、上記実施の形態に比べて、紙幣の真偽判定の精度をさらに高めることができる。
また、上記実施の形態では、文字認識処理により記番号領域から文字列が取得されたが、必ずしも文字認識処理を行って文字列を取得する必要はなく、たとえば、米ドル紙幣の第1番目の文字を種別毎に画像または特徴パラメータとして規則データベース500に保持しておき、紙幣画像上の記番号領域の第1番目の文字の画像と、規則データベース500に保持された第1番目の文字の画像または特徴パラメータとの画像照合によって、紙幣の真偽を判定するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、参照情報410に基準画像413〜416が含まれたが、基準画像413〜416に代えて紙幣の特徴を規定する情報が参照情報410に含まれても良い。
また、上記実施の形態では、図4の最上段の基準画像413に対応付けて座標情報417が設定されたが、基準画像413、414にそれぞれ対応付けて2つの座標情報417が設定されても良い。この場合、紙幣が基準画像414の向きで搬送されたとしても紙幣の画像を180度回転させる必要はなく、基準画像414に対応付けられた座標情報417に基づいて、紙幣の画像上に記番号領域が特定される。
また、上記実施の形態および変更例1、2では、紙幣入出金機1が、米ドル紙幣と、ユーロ紙幣と、日本円の紙幣とを扱う場合について説明したが、これに限らず、紙幣入出金機1は、記番号の所定番目の文字に所定の規則が規定された他の紙幣を扱うようにしても良い。この場合も、規則データベース500には、その紙幣の真偽を判定するための規則が格納され、記番号内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより、紙幣の真偽が判定される。これにより、紙幣が流通する国や領域が異なり、これに応じて記番号の規則が異なる場合にも、各国および領域において紙幣の真偽を適正に判定することができる。
また、紙幣入出金機1が、予め、国や地域にそれぞれ対応する複数種類の紙幣画像データベース400および規則データベース500を保持するよう構成され、紙幣入出金機1の仕向け地に応じて、紙幣画像データベース400および規則データベース500をその仕向け地に対応するものに選択および設定できるようにしても良い。こうすると、一つの紙幣入出金機1を複数の仕向け地で利用可能にすることができる。
また、上記実施の形態では、ラインセンサ210、220によって紙幣の画像が取得されたが、紙幣の画像の取得は、必ずしもラインセンサ210、220が用いられずとも良く、たとえば、紙幣全体を一度に撮像するイメージセンサにより紙幣の画像を取得しても良い。
また、上記実施の形態では、紙幣識別装置13による処理は、紙幣識別装置13の制御部110によって行われ、紙幣識別装置13を除く紙幣入出金機1の部分による処理は、紙幣入出金機1の制御部21により行われたが、これらの処理は1つの制御部によって行われても良い。たとえば、紙幣入出金機1の制御部21が、紙幣入出金機1と紙幣識別装置13による処理を全て行っても良い。
以上、本発明の実施の形態および変更例について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではない。たとえば、本発明は、銀行に設置されるATM(現金自動預け払い機)等、紙幣入出金機1以外の他の紙幣処理装置にも適用可能である。本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された範囲において、上記以外に種々の変更が可能である。
1 … 紙幣入出金機(紙幣処理装置)
11 … 搬送部
11a … 搬送路
13 … 紙幣識別装置
16 … 出金部(リジェクト部)
21a … 搬送制御部
111 … 識別部
112 … 判定部
121 … 画像取得部
130 … 記憶部
413〜416 … 基準画像(特徴情報)
413a、413b、414a、414b … 記番号領域
500 … 規則データベース(規則)
日本円の紙幣においては、現在発行中の1000、2000、5000、10000円紙幣のほかに、発行が停止されたものの使用可能な紙幣が複数ある。変更例の紙幣入出金機1は、現在使用可能な22種類の種別のうち、いわゆるD券とE券の7種類を扱う。変更例における紙幣画像データベース400は、7種類の参照情報410を含んでいる。参照情報410は、上記実施の形態と同様、金種情報411と、デザイン情報412と、基準画像413〜416と、座標情報417と、を含む。デザイン情報412は、「D券」と「E券」の何れかである。また、日本円の紙幣は、紙幣表側面の2つの領域に記番号が標記されているため、上記実施の形態と同様、紙幣の表側面に対応する基準画像413に対して、2つの記番号領域413a、413bの座標が座標情報417に保持されている。

Claims (9)

  1. 画像を読取り紙幣を識別する紙幣識別装置において、
    搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する判定部と、を備える、
    ことを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 前記搬送路を搬送される前記紙幣の種別を識別する識別部と、
    紙幣の種別に対応付けて前記規則を記憶する記憶部と、を備え、
    前記判定部は、前記記番号領域内の前記所定番目の文字が、前記識別部により識別された紙幣の種別に対応する前記規則に適合するか否かにより、前記紙幣の真偽を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣識別装置。
  3. 前記記憶部は、紙幣の種別と方向に対応付けて紙幣の特徴情報を記憶し、
    前記識別部は、前記画像取得部により取得された画像と前記特徴情報とを照合して前記紙幣の種別を識別し、
    前記判定部は、前記画像に適合した前記特徴情報に対応する前記紙幣の方向に基づいて、前記画像に対し前記記番号領域を特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の紙幣識別装置。
  4. 紙幣が流通する国または領域に応じて前記規則が設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の紙幣識別装置。
  5. 前記規則は、前記記番号の前記所定番目が取り得る文字である、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の紙幣識別装置。
  6. 前記判定部は、前記記番号領域内の第1番目の文字が前記規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の紙幣識別装置。
  7. 搬送路に沿って紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する判定部と、
    前記搬送部による紙幣の搬送を制御する搬送制御部と、を備え、
    前記搬送制御部は、前記判定部により偽であると判定された紙幣を所定のリジェクト部に搬送する、
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  8. 前記搬送路を搬送される前記紙幣の種別を識別する識別部と、
    紙幣の種別に対応付けて前記規則を記憶する記憶部と、を備え、
    前記判定部は、前記記番号領域内の前記所定番目の文字が、前記識別部により識別された紙幣の種別に対応する前記規則に適合するか否かにより、前記紙幣の真偽を判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の紙幣処理装置。
  9. 画像を読取り紙幣を識別する紙幣識別方法において、
    搬送路を搬送される前記紙幣から画像を取得し、
    取得された前記画像について記番号領域を特定し、前記記番号領域内の所定番目の文字が予め決められた規則に適合するか否かにより前記紙幣の真偽を判定する、
    ことを特徴とする紙幣識別方法。
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