JP2016118714A - 監視装置用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】内部結露水や電線を伝わる水の浸入を抑制できる監視装置用カバーを提供する。【解決手段】監視装置に取り付けられる監視装置用カバーであって、監視装置の一方の面を覆う第1のカバーと、頂部に第1の開口を有し、第1のカバーの監視装置とは非対向側から、監視装置の一方の面及び第1のカバーを覆う第2のカバーと、を有する。第1のカバーは、第2のカバーとの間に、監視装置の外側に向かって水を誘導する水誘導路を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、監視装置用カバーに関する。
パイプを用いて監視カメラを天井等に取り付ける方法が知られている。監視カメラを作動させた場合、監視カメラ内にはカメラをはじめ電子部品などの発熱源が多いため、監視カメラ内部の温度は上昇する。
監視カメラ内部で暖められた空気は上昇し、取り付け用のフランジやパイプ(以下、取付装置ともいう)内で冷却されて結露する。この結露した水滴(以下、内部結露水ともいう)は、例えばフランジ、ケーブル、パイプ内を伝わり下降し、カメラ内部や回動機構の内部に進入し、故障原因となる。
従来、監視カメラ内部の温度上昇を低減し、防熱性を向上させることで、結露の防止を図った監視カメラが提案されている(特許文献1等参照)。
特開平10−274798号公報
特許文献1の監視カメラは、内部結露水や電線を伝わる水の浸入を防ぐことが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、内部結露水や電線を伝わる水の浸入を抑制できる監視装置用カバーを提供する。
本発明の監視装置用カバーは、監視装置に取り付けられる監視装置用カバーであって、前記監視装置の一方の面を覆う第1のカバーと、頂部に第1の開口を有し、前記第1のカバーの前記監視装置とは非対向側から、前記監視装置の前記一方の面及び前記第1のカバーを覆う第2のカバーと、を有し、前記第1のカバーは、前記第2のカバーとの間に、前記監視装置の外側に向かって水を誘導する水誘導路を有する。
本発明によれば、内部結露水や電線を伝わる水の浸入を抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る監視装置用カバーの一例を示す断面図 図1に示した監視装置用カバーによって覆われて取付具に固定された監視カメラの一例を示す外観斜視図 第1の実施形態に係る壁面取付タイプの取付具によって固定された監視装置用カバー及び監視カメラの一例を示す斜視図。 図2の分解斜視図 第1の実施形態に係る全方位マイクが取り付けられる構成の一例を示す分解斜視図 第1の実施形態に係る内側カバー及び外側カバーの一例を示す分解斜視図 第1の実施形態に係る一体に固定された内側カバー及び外側カバーとカメラ本体取付金具との一例を示す分解斜視図 第2の実施形態に係る監視装置用カバーの一部分を切り欠いた構成の一例を示す斜視図 図8の分解斜視図 第2の実施形態に係る全方位マイクが取り付けられる構成の一例を示す分解斜視図 図8の外側カバーを省略した構成の一例を示す斜視図 図11に示した内側カバーの一例を示す斜視図 変形例に係る内側カバーを扇形状に形成した構成の一例を示す斜視図 変形例に係る電線引き込み傾斜路が形成された内側カバーを、外側カバーの一部分を切り欠いて監視カメラと共に表した構成の一例を示す斜視図 特許文献1の監視カメラの断面図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(本発明の一形態を得るに至った経緯)
図15は、特許文献1に記載された監視カメラの構成を示す断面図である。監視カメラ501は、天井(図示略)から室内に向けて設置したパイプ503の下端に取り付けられる。パイプ503の内方には電源用、制御用、映像用のケーブル505が通され、監視カメラ501に接続される。
監視カメラ501は、外部と電気的接続するコネクト基板507と、カメラ509と、を有し、コネクト基板507とカメラ509が外装カバー511で覆われて成る。コネクト基板507とカメラ509の間には、シールド部513が設けられる。シールド部513の外部との接続側には、コネクト基板507が配置され、他方にはカメラ509が配置される。
シールド部513は、断面凹形状の環状に形成され、断熱材、低熱伝導率材料を用いて防熱効果を得る。外装カバー511には通気孔515を設け、外装カバー内部で暖められた空気を外装カバー外部へ放出する。
このように、監視カメラ501は、カメラ509をはじめ電子部品などの発熱源によって暖められた空気がフランジやパイプ内に到達しないように、シールド部513や放熱用の通気孔515を設け、フランジやパイプ内で結露が生じないようにしている。
しかし、監視カメラ501内部の結露は、電子部品などの発熱源による温度差以外にも、外気温の急激な変動(例えば、寒冷地においての太陽光輻射熱による温度差)によっても発生し得る。
監視カメラ501では、パイプ内等で一度結露が生じれば、落下した水がコネクト基板507に落ち、シールド部513に溜まることになる。また、シールド部513は、断面凹形状の環状に形成され、水受け皿としての効果も期待できるが、浸入量が多い場合には、溢れた水がカメラ509をはじめとする電子部品に落下する。例えば、監視カメラ501に進入した水滴は、ケーブル505を伝わってコネクト基板507やカメラ509にまで達する可能性があり、この場合には電気的なショートの原因になる。また、外装カバー511に直接穿設した通気孔515は、監視カメラ501を屋外で使用した場合、風雨によって水が浸入しやすい。
以下、内部結露水や電線を伝わる水の浸入を抑制できる監視装置用カバーについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態に係る監視装置用カバーの断面図である。図2は、図1に示した監視装置用カバーによって覆われて取付具に固定された監視カメラの外観斜視図である。図3は、壁面取付タイプの取付具によって固定された監視装置用カバー及び監視カメラの斜視図である。図4は、図2の構成が分解された状態の一例を示す斜視図(分解斜視図)である。図5は、全方位マイクが取り付けられる構成の分解斜視図である。図6は、内側カバー及び外側カバーの分解斜視図である。図7は、一体に固定された内側カバー及び外側カバーとカメラ本体取付金具との分解斜視図である。
本実施形態に係る監視装置用カバー11は、監視カメラ13の上方を覆って一体に取り付けられる。監視カメラ13は、監視装置用カバー11によって取付具15に取り付けられる。監視装置用カバー11は、内側カバー17と、外側カバー19と、排水路と、を有する。
内側カバー17は、監視カメラ13の鉛直方向上側に配置される。内側カバー17の鉛直方向上側には、外側カバー19が配置される。つまり、監視カメラ13は、二重に重ねられた内側カバー17と外側カバー19とによって上方が覆われている。
外側カバー19は、外側錐状本体部21と、外側筒部23と、を有する。外側錐状本体部21は、例えば略円錐形に形成される。外側錐状本体部21は、円錐形の他、例えば角錐形でもよい。角錐形は、例えば、三角錐、四角錐、五角錐、六角錐、八角錐を含む。
外側錐状本体部21は、監視カメラ13及び内側カバー17を上側から覆って、頂部が開口する。外側錐状本体部21の開口には、外側筒部23が同軸で接続される。外側筒部23は、取付具15の固定筒25に、例えば挿入されて固定される。
取付具15は、図2に示すように、天井等に固定される固定フランジ部27に、固定筒25が垂設される。固定筒25には、天井内に配索された電線29(ケーブル)(例えば図8参照)が挿通される。外側筒部23は、例えば、固定筒25の下端から内方に挿入され、固定筒25の外側から螺合される外側筒部固定ビス31によって固定される。
尚、監視カメラ13は、壁面に取り付けられてもよい。この場合、図3に示す壁面取付タイプの取付具33が用いられる。壁面取付タイプの取付具33は、固定フランジ部27からL字管35が突出され、L字管35の先端が、軸線を鉛直方向に沿う方向とした固定筒25となる。従って、取付具33によっても、監視カメラ13は、固定筒25に支持されることで、鉛直方向下向きに取り付けることが可能となる。
内側カバー17は、内側錐状本体部37と、排水路(錐状排水路39)と、内側筒部41と、を有する。内側錐状本体部37は、例えば略円錐形に形成される。
内側錐状本体部37は、監視カメラ13を上側から覆って、頂部が開口する。内側錐状本体部37は、上面全周が下り傾斜となった錐状排水路39となる。錐状排水路39は、傾斜面下部43が、監視カメラ13の外側となるように形成されている。これにより、傾斜面下部43から落下した水は、監視カメラ13に接触しない。
尚、図5に示すように、監視カメラ13とともに、全方位マイク45が取り付けられてもよい。全方位マイク45は、内穴空間部に監視カメラ13を収容可能に環状に形成される。全方位マイク45は、マイク取付金具47によって監視カメラ13に固定される。この場合でも、錐状排水路39は、傾斜面下部43が、全方位マイク45の外側となるように形成されている。これにより、傾斜面下部43から落下した水は、全方位マイク45に接触しない。
更に、監視装置用カバー11に対して、監視カメラ13が取り付けられず、つまり監視カメラ13の代わりに、全方位マイク45が取り付けられてもよい。
内側錐状本体部37の開口には、内側筒部41が同軸で接続される。内側筒部41は、図1に示すように、外側筒部23の内方に挿通される。内側筒部41は、内方に電線29が挿通される。つまり、取付具15の固定筒25から導入された電線29は、内側筒部41に挿通されて、内側カバー17の下側に配置される監視カメラ13に接続される。
内側カバー17は、錐状排水路39を挟み外側カバー19と重ねられて一体に固定される。内側カバー17は、外側カバー19と固定された状態において、内側筒部41が外側筒部23よりも上方(鉛直方向上側)へ突出する。外側筒部23は、固定筒25の内周に係合する。
従って、固定筒25の内周面を流下する水は、外側筒部23の端面に到達した後、外側筒部23の内周面を伝って流下する。この際、外側筒部23の内方には、内側筒部41が高く突出していることで、外側筒部23の内側へ流入した水が、内側筒部41の内方へ流入することが抑制される。このため、外側筒部23の内側へ流入した水は、外側カバー19と内側カバー17の間、即ち、内側カバー17の錐状排水路39に落下して流下することになる。これにより、錐状排水路39は、内側カバー17の上面に形成されて、水を内側カバー17と外側カバー19との間の空間から外部へ流す。
図6に示すように、監視装置用カバー11は、内側カバー17が、下方より上方へ貫通した固定ビス49によって外側カバー19に締結されることで、外側カバー19と一体に固定される。内側カバー17の錐状排水路39には、固定ビス49を包囲する突出部51が形成される。
具体的には、内側カバー17には、円周方向に複数の有底筒状の係合部53が貫通して形成される。外側カバー19には、係合部53に対向する位置に、係合部53に嵌合するボス55が垂設される。ボス55には、固定ビス49が螺合する雌ねじ57が同軸で形成される。
内側カバー17と外側カバー19とは、重ねられることで、係合部53にボス55が挿入される。係合部53に挿入されたボス55には、係合部53の底部を貫通した固定ビス49が螺合される。これにより、係合部53とボス55を介して内側カバー17と外側カバー19とが固定される。
この際、係合部53の上端は、内側カバー17の錐状排水路39よりも若干上方に突出している。つまり、係合部53の上端が、突出部51となっている。このため、錐状排水路39を流下する水は、係合部53の内方へは浸入しないようになっている。
一体に組み付けられた内側カバー17及び外側カバー19には、図7に示すように、外側カバー19に垂設されるカメラ固定ボス59に、カメラシャシー61がカメラ固定ビス63によって固定される。これにより、固定筒25に固定される内側カバー17及び外側カバー19に、監視カメラ13が支持される。
この構造においても、図7に示すように、内側カバー17には、カメラ固定ボス59と嵌合する複数の有底筒状の係合部53が貫通して形成される。そして、内側カバー17の錐状排水路39には、カメラ固定ビス63を包囲する上記同様の突出部51が形成されている。
次に、監視装置用カバー11の作用を説明する。
監視装置用カバー11では、監視カメラ13を覆った外側カバー19の下側に、内側カバー17が配置される。外側カバー19には、取付具15の固定筒25に挿入されて固定される外側筒部23が形成される。固定筒25から流下する水は、外側筒部23の内方に浸入する可能性がある。
そこで、監視装置用カバー11は、外側筒部23の内部を伝って流下する水を、内側カバー17の上面に形成した排水路(錐状排水路39)によって、外部へ排水するようにしている。これにより、固定筒25から浸入する水を、監視カメラ13に接触させないようにできる。流下した水は、その都度、錐状排水路39を介して外部へ排水されるので、監視装置用カバー11に溜まることを抑制できる。
そして、監視装置用カバー11では、内側カバー17と外側カバー19とが、内側錐状本体部37を外側錐状本体部21が覆うことで二重構造となる。内側錐状本体部37の上面全周は、錐状排水路39となる。つまり、監視カメラ13は、例えば漏斗状の屋根となった内側カバー17によって覆われることになり、外側カバー19の下側に浸入した水の落下が防止される。
また、監視装置用カバー11では、内側カバー17と外側カバー19とに、電線29を挿通する内側筒部41と外側筒部23とが設けられている。内側筒部41は、外側筒部23の内方に挿通され、外側筒部23よりも上方に突出され得る。これにより、監視装置用カバー11は、外側筒部23の内方を伝った水が、内側筒部41の内方へ浸入することを抑制できる。外側筒部23の内方を伝った水は、内側筒部41の上面全周に形成されている錐状排水路39を流下して外部へ排水される。
更に、内側カバー17は、下方より貫通する固定ビス49が、外側カバー19に螺合することで、外側カバー19と一体に固定される。従って、固定ビス49は、内側カバー17の錐状排水路39を貫通する。そこで、錐状排水路39には、固定ビス49を包囲する突出部51が突設され得る。これにより、錐状排水路39を流下する水は、突出部51に当たって突出部51を避けて流れる。従って、監視装置用カバー11は、固定ビス49の貫通孔を通って下方、即ち内側カバー17の下側へ浸入することを抑制できる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る監視装置用カバーの一部分を切り欠いた斜視図である。図9は、図8の構成が分解された状態の一例を示す斜視図(分解斜視図)である。図10は、全方位マイクが取り付けられる構成の分解斜視図である。図11は、図8の外側カバーを省略した斜視図である。図12は、図11に示した内側カバーの斜視図である。
尚、本実施形態において、図1〜図7に示した部材と同等の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。また、図9,図10では、監視装置用カバーに取り付けられる監視カメラ13が省略して描かれている。また、図10では、監視装置用カバーに取り付けられる全方位マイク45が省略して描かれている。
本実施形態に係る監視装置用カバー65は、内側カバー67が、樋状排水路69と、受け皿部71と、排水口部73と、電線引き込み部75と、を有する。外側カバー19は、第1の実施形態と同様である。
図9に示すように、監視装置用カバー65は、外側カバー19の外側筒部23が、外側筒部固定ビス31、スプリングワッシャー77、ワッシャー79によって固定筒25に固定される。
固定筒25に固定された外側カバー19には、内側カバー67の固定板部81が固定ビス49によって固定される。また、外側カバー19には、監視カメラ13のカメラシャシー61が、カメラ固定ビス63によって固定される。この場合においても、図11に示すように、樋状排水路69は、排水口部73が、監視カメラ13の外側となるように形成されている。これにより、排水口部73から落下した水は、監視カメラ13に接触しない。
尚、第1の実施形態と同様に、監視装置用カバー65においても、監視カメラ13の周囲には、全方位マイク45がオプションとして取り付けられてもよい。この場合、外側カバー19には、内側カバー67が固定ビス49によって固定される。外側カバー19には、図10に示すマイク取付金具83がマイク金具固定ビス85によって固定される。マイク取付金具83には、マイクシャシー87がマイク固定ビス89によって固定される。
更に、監視装置用カバー65に対して、監視カメラ13が取り付けられず、つまり監視カメラ13の代わりに、全方位マイク45が取り付けられてもよい。
内側カバー67は、図11に示すように、監視カメラ13の一部分を覆って、外側カバー19の下方で、例えば外側カバー19に沿って傾斜する樋状に形成されている。内側カバー67は、内側カバー67の上面の殆どが、樋状排水路69となる。樋状排水路69は、縁部に排水誘導壁91が形成される。これにより、樋状排水路69を流下する水が、監視カメラ13へ侵入することを抑制できる。
図12に示すように、受け皿部71は、樋状排水路69の上流端に形成される。受け皿部71は、例えば、外側筒部23の内径以上の長さの内径を有した扁平な有底円筒状に形成される。受け皿部71は、外側筒部23の直下に配置され、外側筒部23から流下する水の全てを受ける。受け皿部71に受けられた水は、受け皿部71の開放部93から樋状排水路69に流れる。
排水口部73は、樋状排水路69の下流端に形成される。樋状排水路69を流下した水は、排水口部73から外部へと排水される。この構成においても、排水口部73は、監視カメラ13の外側に配置される。これにより、監視装置用カバー65は、排水口部73から落下した水が、監視カメラ13や全方位マイク45に接触することを抑制できる。
電線引き込み部75は、受け皿部71と排水口部73との間の樋状排水路69に形成される。電線引き込み部75は、樋状排水路69に配索された電線29を、内側カバー67の下側に引き込むための入口となる。即ち、固定筒25から外側筒部23に挿通された電線29は、受け皿部71に載置され、樋状排水路69を配索された後、電線引き込み部75から樋状排水路69の下方へ引き込まれ、監視カメラ13に接続される。
監視装置用カバー65では、樋状排水路69に配索される電線29が、樋状排水路69の傾斜面下部43において、一旦、下方に曲げられた後、上方へ曲げられてもよい。即ち、電線29は、図11に示すように、樋状排水路69の傾斜面下部43において、例えばU字状の屈曲部95を有する。
また、電線引き込み部75は、屈曲部95よりも上方の位置において、排水誘導壁91の壁上端を切り欠いて形成されている。
次に、監視装置用カバー65の作用を説明する。
監視装置用カバー65では、内側カバー67が、樋状排水路69を有する。樋状排水路69は、上流端に受け皿部71を有する。受け皿部71は、外側筒部23の直下に配置される。これにより、外側筒部23の内方に流入した水は、受け皿部71に受けられた後、樋状排水路69を流下し、下流端の排水口部73から外部へ排水される。これにより、内側カバー67は、錐状排水路39よりも小型化、軽量化できる。
また、受け皿部71及び樋状排水路69には、固定筒25、外側筒部23を通って導入された電線29が配線される。従って、電線29を伝って浸入した水及び電線29自体に結露した水は、受け皿部71や樋状排水路69に受けられることになる。これにより、受け皿部71及び樋状排水路69は、固定筒25から流入する水と、電線29を伝わる水との双方を受け、監視カメラ13への水の落下を抑制できる。
また、監視装置用カバー65では、受け皿部71に載置され、樋状排水路69を配索される電線29は、樋状排水路69の下側へ引き込んで監視カメラ13と接続される。この際、電線29を水の流下方向で引きこむと、水が電線29を伝って電線引き込み部75から監視カメラ13へ浸入し得る。
そこで、電線29は、一旦、下方へ曲げられた後、上方へ曲げられるU字状の屈曲部95を有する。これにより、監視装置用カバー65は、電線29を伝った水が、屈曲部95の下端から落下し、屈曲部95よりも上方の電線引き込み部75から浸入することを抑制できる。
更に、監視装置用カバー65では、電線29が、排水誘導壁91の壁上端を切り欠いた電線引き込み部75から、内側カバー67の下側へ引き込まれる。これにより、外側カバー19と内側カバー67との離間距離(樋状排水路69を確保するための空隙距離)を、排水誘導壁91の高さ程度に短くできる。その結果、排水構造を省スペース化できる。
次に、監視装置用カバー65の変形例を説明する。
(第1変形例)
図13は、第1変形例に係る略扇形状に形成された内側カバーの斜視図である。
第1変形例に係る監視装置用カバーでは、内側カバー97が略扇形状に形成される。内側カバー97の一方の側部には、扇形状の内側に入り込んだ凹状部99が形成される。内側カバー97では、凹状部99の下側の排水誘導壁91を切り欠くことで、電線引き込み部101が形成されている。
内側カバー97は、樋状排水路69の屈曲部95に応じた位置に、窪み部103が形成されてもよい。窪み部103は、樋状排水路69における屈曲部95の接触する電線載置面において、電線29が横断するようにして形成されている。これにより、内側カバー97は、電線29の屈曲部95と、窪み部103の底面との間に隙間が形成される。
この監視装置用カバーでは、内側カバー97における樋状排水路69の電線載置面に、窪み部103が形成されることで、電線載置面に載置された電線29と電線載置面との間に隙間が形成される。例えばU字状に曲げられた屈曲部95の内側に溜まろうとする水は、この隙間から流下する。これにより、第1変形例に係る監視装置用カバーは、屈曲部95の内側に溜まった水が、溢れて、電線引き込み部101から内側カバー97の下側へ浸入することを抑制できる。
(第2変形例)
図14は、第2変形例に係る電線引き込み傾斜路の形成された内側カバーを、外側カバーの一部分を切り欠いて監視カメラと共に表した斜視図である。
第2変形例に係る構成では、樋状排水路69に、上向きの電線引き込み傾斜路105が分岐して形成されている。
この監視装置用カバーでは、電線引き込み傾斜路105の幅を広く確保できる。これにより、例えば、複数の電線29を重ねずに引き込むことができる。その結果、排水誘導壁91の高さを低くできる。
このように、監視装置用カバー11,65によれば、内部結露水や電線29を伝わる水の浸入を抑制できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
以上のように、上記実施形態の監視装置用カバー(例えば監視装置用カバー11,65は、監視装置(例えば監視カメラ13、全方位マイク45)に取り付けられる。監視装置用カバーは、第1のカバー(例えば内側カバー17,67)と第2のカバー(例えば外側カバー19)を有する。第1のカバーは、監視装置の一方の面を覆う。第2のカバーは、頂部に第1の開口を有し、第1のカバーの監視装置とは非対向側(外側)から、監視装置の一方の面及び第1のカバーを覆う。第1カバーは、第2のカバーとの間に、監視装置の外側に向かって水を誘導する水誘導路(例えば、錐状排水路39、樋状排水路69)を有する。
これにより、例えば、フランジ、ケーブル、パイプ等の取付装置から第1のカバーの第1の開口へ入水した水(例えば、内部結露水、ケーブル等の電線を伝わる水)を、水誘導路を介して監視装置の外側に排水できる。従って、監視装置用カバーは、内部結露水や電線を伝わる水が監視装置へ浸入することを抑制できる。
更に、監視装置を天井、壁、ポールに取り付ける場合、取付業者が任意の取付方法で設置していたが、上記実施形態の監視装置用カバーを用いることで、監視装置の取り付け方を統一でき、メンテナンス性を向上できる。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーが、監視装置の鉛直方向上側に配置され、第2のカバーが、第1のカバーの鉛直方向上側に配置されてもよい。
これにより、鉛直方向上側から第1の開口へ入水した水を、水誘導路を介して監視装置の外側に排水できる。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーが、頂部が第2の開口を有し、監視装置の一方の面の全周を覆う錐状部(例えば錐状排水路39)を有してもよい。
これにより、第1のカバーと第2のカバーとが、錐状部を覆う第2カバーの部材(例えば外側錐状本体部21)によって二重構造となる。例えば、錐状部の上面全周は、水誘導路となる。つまり、監視装置は、例えば、漏斗状の屋根となった第1のカバーによって覆われることになり、第2のカバーの下側に浸入した水の落下を抑制できる。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーが、錐状部に連なる第1の筒部(例えば内側筒部41)を有し、第2のカバーは、第2の筒部(例えば外側筒部23)を有してもよい。第2の筒部は、第1の開口を有し、監視装置とは非対向側(例えば鉛直方向上側)の端部において取付具(例えば取付具15)に固定されてもよい。第1の筒部は、第2の開口を有し、第2の筒部の内方に挿通され、第2の筒部よりも取付具側に突出してもよい。
これにより、監視装置用カバーによれば、第2の筒部の内方を伝った水が、第1の筒部の内方へ浸入することを抑制できる。第2の筒部の内方を伝った水は、例えば、第1の筒部の上面全周に形成されている水誘導路を流下して外部へ排水される。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーと第2のカバーとは、締結部材(例えば固定ビス49)により一体に固定されてもよい。第1のカバーは、第2のカバー側へ突出し、締結部材を包囲する突出部(例えば突出部51)を有してもよい。
これにより、第1のカバーは、例えば締結部材が第2のカバーに螺合することで、第2のカバーと一体に固定される。従って、締結部材は、第1のカバーの水誘導路を貫通する。そこで、水誘導路には、突出部が突設される。これにより、例えば、水誘導路を流下する水は、突出部に当たって突出部を避けて流れ、締結部材の貫通孔を通って下方、即ち、第1のカバーの下側へ浸入することが抑制される。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーが、監視装置の一方の面の一部を覆ってもよい。第1のカバーは、水誘導路(例えば樋状排水路69)と、受け皿部(例えば受け皿部71)と、排水口部(例えば排水口部73)と、電線引き込み部(例えば電線引き込み部75)と、を有してもよい。水誘導路は、縁部に水誘導壁(例えば排水誘導壁91)を有してもよい。受け皿部は、水誘導路の上流端に形成され、第1の開口の直下に配置されてもよい。排水口部は、水誘導路の下流端に形成される。電線引き込み部は、受け皿部と排水口部との間の水誘導路に形成されてもよい。
これにより、第1の開口から第2のカバーの内方に流入した水は、受け皿部に受けられた後、水排水路を流下し、下流端の排水口部から監視装置の外部へ排水される。この場合の第1のカバーは、錐状部を有する場合と比べ、小型化、軽量化できる。また、受け皿部及び水誘導路には、取付具や第1の開口を通って導入された電線が載置される。従って、電線を伝って浸入した水及び電線自体に結露した水は、受け皿部に受けられることになる。これにより、水誘導路は、取付具から流入する水と、電線を伝わる水と、の双方を受け、監視装置への水の落下を抑制できる。
また、監視装置用カバーは、水誘導路に、電線(例えば電線29)が配置されてもよい。電線は、水誘導路の下流側において曲げられた屈曲部(例えば屈曲部95)を有してもよい。
これにより、例えば、電線が下方へ配線された後に上方へ曲げられるので、監視装置用カバーは、電線を伝った水が、屈曲部の下端から落下し、電線引き込み部から浸入することを抑制できる。
また、監視装置用カバーは、電線引き込み部が、屈曲部よりも上流側において、水誘導壁の一部を切り欠いて形成されてもよい。
これにより、第2のカバーと第1のカバーとの離間距離(水誘導路を確保するための空隙距離)を、水誘導壁の高さで抑えることができる。その結果、排水構造を省スペース化できる。
また、監視装置用カバーは、第1のカバーが、水誘導路における屈曲部の位置に、電線が横断する窪み部(例えば窪み部103)を有してもよい。
これにより、水誘導路の電線載置面に窪み部が形成されることで、電線載置面に載置された電線と電線載置面との間に隙間が形成される。例えばU字状に曲げられた屈曲部の内側に溜まろうとする水は、この隙間から流下する。これにより、監視装置用カバーは、屈曲部の内側に溜まった水が溢れて、電線引き込み部から第1のカバーの下側へ浸入することを抑制できる。
本発明は、屋外に設置され、内部結露水や電線を伝わる水の浸入を抑制できる監視装置用カバー等に有用である。
11 監視装置用カバー
13 監視カメラ
15 取付具
17 内側カバー
19 外側カバー
21 外側錐状本体部
23 外側筒部
25 固定筒
29 電線
37 内側錐状本体部
39 錐状排水路(排水路)
41 内側筒部
43 傾斜面下部
49 固定ビス
51 突出部
69 樋状排水路(排水路)
71 受け皿部
73 排水口部
75 電線引き込み部
91 排水誘導壁
95 屈曲部
103 窪み部

Claims (9)

  1. 監視装置に取り付けられる監視装置用カバーであって、
    前記監視装置の一方の面を覆う第1のカバーと、
    頂部に第1の開口を有し、前記第1のカバーの前記監視装置とは非対向側から、前記監視装置の前記一方の面及び前記第1のカバーを覆う第2のカバーと、
    を有し、
    前記第1のカバーは、前記第2のカバーとの間に、前記監視装置の外側に向かって水を誘導する水誘導路を有する、監視装置用カバー。
  2. 請求項1に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーは、前記監視装置の鉛直方向上側に配置され、
    前記第2のカバーは、前記第1のカバーの鉛直方向上側に配置された、監視装置用カバー。
  3. 請求項1または2に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーは、頂部が第2の開口を有し、前記監視装置の前記一方の面の全周を覆う錐状部を有する監視装置用カバー。
  4. 請求項3に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーは、前記錐状部に連なる第1の筒部を有し、
    前記第2のカバーは、第2の筒部を有し、
    前記第2の筒部は、前記第1の開口を有し、前記監視装置とは非対向側の端部において取付具に固定され、
    前記第1の筒部は、前記第2の開口を有し、前記第2の筒部の内方に挿通され、前記第2の筒部よりも前記取付具側に突出する、監視装置用カバー。
  5. 請求項4に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーと前記第2のカバーとは、締結部材により一体に固定され、
    前記第1のカバーは、前記第2のカバー側へ突出し、前記締結部材を包囲する突出部を有する、監視装置用カバー。
  6. 請求項1または2に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーは、
    前記監視装置の前記一方の面の一部を覆い、
    縁部に水誘導壁を有する前記水誘導路と、
    前記水誘導路の上流端に形成され、前記第1の開口の直下に配置された受け皿部と、
    前記水誘導路の下流端に形成された排水口部と、
    前記受け皿部と前記排水口部との間の前記水誘導路に形成された電線引き込み部と、
    を有する監視装置用カバー。
  7. 請求項6に記載の監視装置用カバーであって、
    前記水誘導路に、電線が配置され、
    前記電線は、前記水誘導路の前記下流端側において曲げられた屈曲部を有する、監視装置用カバー。
  8. 請求項7記載の監視装置用カバーであって、
    前記電線引き込み部は、前記屈曲部よりも前記上流端側において、前記水誘導壁の一部を切り欠いて形成された、監視装置用カバー。
  9. 請求項7または8に記載の監視装置用カバーであって、
    前記第1のカバーは、前記水誘導路における前記屈曲部の位置に、前記電線が横断する窪み部を有する、監視装置用カバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102337349B1 (ko) * 2021-07-20 2021-12-08 한국토지주택공사 화재감지기용 방수 브래킷
KR102340977B1 (ko) * 2021-07-20 2021-12-17 한국토지주택공사 결로 방수 화재감지기
JP7452910B1 (ja) 2023-08-23 2024-03-19 i-PRO株式会社 監視カメラ用カバー及び監視カメラ

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